JP4324580B2 - 自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置 - Google Patents

自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置 Download PDF

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Description

本発明は、カムシャフトを回転させてバルブを開閉させる自動車用エンジンにおける動弁機構に係り、特に電磁クラッチなどの電磁ブレーキ手段により回転ドラムを制動することでカムシャフトの回転位相を変化させてバルブの開閉タイミングを変化させる自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置に関する。
この種のカムシャフト位相可変装置としては、例えば、下記特許文献1が知られている。これは、図7に示すように、エンジンのクランクシャフトの駆動力が伝達されるスプロケット1の内周側に同軸状のカムシャフト2が配設され、スプロケット1とカムシャフト2間には、両者1,2にそれぞれヘリカルスプライン係合し、軸方向に移動して両者1,2間の位相を変える中間部材3が介装され、スプロケット1の側面側には、中間部材3に角ねじ部3cにより螺合するとともに、エンジンケース8に固定された電磁ブレーキ4によって制動力が作用するように構成された回転ドラム5が配設され、回転ドラム5とスプロケット1間には巻き上げられたスプリング6が半径方向に介装された構造となっている。符号3a,3bは、内外のヘリカルスプライン係合部、符号5aは、回転ドラム5の角ねじ部である。
また、回転ドラム5とスプロケット1の対向側面間には、図8に示すように、回転ドラム5側のストッパ部5bと、スプロケット1側のストッパ部1aで構成した、カムシャフト2の位相の可変範囲(スプロケット1に対するカムシャフト2の周方向における基準位置)を設定するストッパ手段が設けられており、回転ドラム5とスプロケット1間に介装されたスプリング6によって、回転ドラム5は、両ストッパ部5b,1aが当接する方向(図8矢印方向)に回転付勢されている。
そして、電磁ブレーキ4のON/OFF制御により、電磁ブレーキ4の制動力が回転ドラム5に伝達されて中間部材3が角ねじ部3c,5aによって回動しながら進退(図7左右方向に移動)し、ヘリカルスプライン係合部3a,3bによってスプロケット1に対するカムシャフト2の位相が変化するようになっている。特に、スプロケット1とカムシャフト2間に介装する中間部材3の内外周面に逆ヘリカルスプライン係合部3a,3bを設けたので、中間部材3の軸方向への僅かな移動量でスプロケット1に対しカムシャフト2の位相を大きく変化させることができる。
ところが、動弁機構を構成するこの種のカムシャフト位相可変装置では、バルブ復帰ばねの付勢力が原因でカムシャフトにトルク変動が発生し、ヘリカルスプライン係合部3a,3bや角ねじ部3c,5aに微小変位振動が繰り返し生じている。そして、前記トルク変動は、バルブステムがカムを乗り越える前に作用する正トルクの方がカムを乗り越えた直後に作用する負トルクよりも大きい。そのため正トルクが両ストッパ部5b,1aを離間させる方向に作用するカムシャフト位相可変装置構造では、正トルクが係合部を伝わり、周方向に作用するスプリング6の付勢力に勝って両ストッパ部5b,1aを一旦離間させた後、すぐに負トルクが作用して両ストッパ部5b,1aが復帰し衝突する。即ち、バルブタイミング可変範囲(カムシャフト2の位相可変範囲)を設定する回転ドラム5側のストッパ部5bとスプロケット1側のストッパ部1aが、この位相可変限界位置(当接位置)で絶えず衝突を繰り返しており、これがカツ、カツ、カツ...という断続的な金属音となって、静粛性を妨げる要因となっていた。
また、電磁ブレーキONにより、回転ドラム5が制動されてカムシャフト2の位相が変化した後、電磁ブレーキOFFにより回転ドラム5の制動が解除されると、スプリング6の付勢力により、ストッパ部5b,1aが当接する位置まで回転ドラム5が回動してカムシャフト2の位相が元に戻るが、この両ストッパ部5b,1aが衝突する際にも金属音が発生する。
そこで、下記特許文献2(図9参照)に示すように、例えば、ストッパ部1aとスプロケット1間に緩衝部材(ゴム材)7を介装して、回転ドラム5側のストッパ部5bがスプロケット1側のストッパ部1aに衝突する際の衝撃を緩衝部材(ゴム材)によって吸収緩和することで、両ストッパ部5b,1aの衝突時の金属音を低減する構造が提案されている。
特開平7-26917 特開2004-132246
しかし、前記した特許文献1,2等のこの種の位相可変装置では、カムシャフトの位相角調整を高精度で行うために、回転ドラム5の回動量に対するカムシャフト2の回動量(位相変化量)が回転ドラム5の回動量の数分の一となるように(角ねじ部3c,5aやヘリカルスプライン係合部3a,3bのギヤ比が)設定されている。即ち、回転ドラム5のスプロケット1に対する回動量(回動角)は、スプロケット1とカムシャフト2間の相対回動量(位相変化量)の数倍に設定されており、この相対回動角の大きい回転ドラム5とスプロケット1間にストッパ部5b,1aが設けられているため、前記した金属打音の低減には限界があった。
発明者が検討したところ、例えば特許文献2において、スプロケット1とカムシャフト2間の最大相対回動量(最大位相変化量)である約20度に対する、回転ドラム5のスプロケット1に対する最大回動量(最大回動角)は約150度である。このため、カムシャフト2に発生するトルク変動により両ストッパ部5b,1aが離間・当接を繰り返す際の両ストッパ部5b,1aの回動量や回動速度は、スプロケット1とカムシャフト2間の相対変化量(位相変化量)や回動速度の約7.5倍である。
また、電磁ブレーキをONしてカムシャフト2の位相を変化させた後、電磁ブレーキをOFFして回転ドラム5の制動を解除したときには、スプリング6のばね力で回転ドラム5側のストッパ部5bがスプロケット1側のストッパ部1aに衝突する元の位置まで回転ドラム5が回動するが、ストッパ部5bの回動角および回動速度が約7.5倍と大きい分、ストッパ部5b,1a衝突時の運動エネルギー(衝撃力)も大きい。
このため、特許文献2で採用する緩衝部材(ゴム材)7によって吸収緩和できるストッパ部の衝突打音の低減には自ずと限界がある。
そこで発明者は、最大回動量(最大回動角)が約150度と大きい回転ドラム5とスプロケット1間に設けていたストッパ部5b,1aを、最大回動量(最大回動角)が約7分の一の約20度と小さいスプロケット1とカムシャフト2間に設ければ、ストッパ部5b,1a衝突時の運動エネルギーが小さくなる分、金属打音の低減に有効であると考えた。そして、試作品を作ってその効果を確認したところ、ストッパ部の衝突打音の低減に有効であることが確認されたので、この度の特許出願に至ったものである。
本発明は、前記した従来技術の問題点および前記した発明者の知見に基づいてなされたもので、その目的は、カムシャフトの位相可変範囲を設定するストッパ部が衝突する際の金属打音の発生しない自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置においては、クランクシャフトの駆動力が伝達される円環状外筒部と、前記外筒部と同軸に配置され、カムシャフトに延びる従動側の円環状内筒部と、前記外筒部と前記内筒部にそれぞれヘリカルスプライン係合して外筒部と内筒部間に介装され、軸方向に移動して外筒部に対する内筒部の位相を変える円環状中間部材と、前記内筒部に回転可能に支承されるとともに、前記中間部材の雄ねじ部に螺合して前記外筒部と対向するように配設され、電磁クラッチの作動によるブレーキ制動力が作用する円環状回転ドラムと、前記外筒部内側と前記内筒部外側の相対摺動部に設けられ、周方向に当接してカムシャフトの位相可変範囲を設定する一対のストッパ部と、前記回転ドラムと前記外筒部間に介装され、前記一対のストッパ部が当接する方向に前記回転ドラムと外筒部を回転付勢するスプリングと、を備えた自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置であって、
前記一対のストッパ部が設けられた前記外筒部と前記内筒部の相対摺動部に隣接する、該相対摺動部を構成する内筒部側フランジ部における前記中間部材に臨む側に、前記外筒部の内側および前記内筒部の外側にそれぞれ一体的に形成された軸方向に対向する一対の立壁状の相対摺動面を備え、前記中間部材が介装されている領域に向けて開口する環状スペースを設けるとともに、該立壁状の相対摺動面間に、前記ヘリカルスプライン係合部における打音を低減すべく、摺動摩擦トルクを増加させる摩擦トルク付加部材を介装するように構成した。
(作用)外筒部と中間部材と内筒部が一体となって回動するように構成されており、エンジンのクランクシャフトの駆動力が伝達される外筒部とカムシャフト側の内筒部とは、同期して回転するが、電磁クラッチが作動し回転ドラムが制動されると、中間部材が回動しながら軸方向に移動し、ヘリカルスプライン係合部により外筒部に対する内筒部(カムシャフト)の位相が変わる。
また、カムシャフト位相可変装置では、バルブ復帰ばねの付勢力が原因でカムシャフトにトルク変動が発生し、ヘリカルスプライン係合部やねじ部に微小変位振動が繰り返し生じている。そして、前記トルク変動は、バルブステムがカムを乗り越える前に作用する正トルクの方がカムを乗り越えた直後に作用する負トルクよりも大きい。そのため正トルクが両ストッパ部を離間させる方向に作用するカムシャフト位相可変装置構造では、正トルクが係合部を伝わり、周方向に作用するスプリングの付勢力に勝って両ストッパ部を一旦離間させた後、すぐに負トルクが作用して両ストッパ部が復帰し衝突する。即ち、バルブタイミング可変範囲(カムシャフトの位相可変範囲)を設定する内筒部外側のストッパ部と外筒部内側のストッパ部が、この位相可変限界位置(当接位置)で絶えず衝突を繰り返している。
また、電磁クラッチONにより、回転ドラムが制動されてカムシャフトの位相が変化した後、電磁クラッチOFFにより、回転ドラムの制動が解除されると、スプリングの付勢力により両ストッパ部が当接する位置まで回転ドラムが回動して、カムシャフトの位相が元に戻るが、このときの両ストッパ部同士の衝突打音が発生する。
しかし、バルブタイミング可変範囲(カムシャフトの位相可変範囲)を設定するストッパ部が外筒部内側と内筒部外側の相対摺動部に設けられた本発明では、カムシャフトに発生するトルク変動により両ストッパ部が離間・当接を繰り返す際や、電磁クラッチOFFによりカムシャフトの位相が元に戻るときの両ストッパ部の回動量および回動速度は、ストッパ部を回転ドラムと外筒部間に設けた従来構造の場合の数分の一と小さく、ストッパ部同士が衝突する際の運動エネルギー(衝撃力)が小さい。このため、カムシャフトに発生するトルク変動により両ストッパ部が離間・当接を繰り返す際の打音や、電磁クラッチOFFによりカムシャフトの位相が元に戻るときに両ストッパ部同士が衝突する際の衝突打音はいずれも小さく、エンジン音にかき消されてほとんど気にならない程度の大きさとなる。
また、動弁機構におけるバルブステムがカムを乗り越える前後においてカムシャフトの回転速度が変動するなど、バルブの開閉時毎にカムシャフトにトルク変動が生じ、カムシャフトに回転ムラが発生し、外筒部および内筒部間の相対回転速度が急変する。このとき、中間部材と外筒部および内筒部間のヘリカルスプライン係合部において歯部同士が衝突することになるが、外筒部と内筒部間の相対摺動面に介装されている摩擦トルク付加部材が、外筒部と内筒部間の相対回動に対する抵抗として作用し、中間部材と外筒部および内筒部間のヘリカルスプライン係合部における歯部同士の衝突速度を低減し、歯打音の発生を抑制する。
請求項2においては、請求項1に記載の自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置において、前記一対のストッパ部が設けられた前記外筒部内側と前記内筒部外側の相対摺動部を、エンジンオイルが供給される略密閉構造に構成した。
(作用)金属打音発生原因となる一対のストッパ部が設けられた外筒部内側と内筒部外側の相対摺動部は、略密閉構造であるため、ストッパ部同士が衝突する際の打音は外筒部内に篭って外部漏れ難い。さらに、ストッパ部同士の衝突打音(の振動)は、外筒部内側と内筒部外側の相対摺動部に装填されているエンジンオイルによって減衰される。
請求項3においては、請求項1または2に記載の自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置において、前記一対のストッパ部を周方向等分複数箇所に設けるように構成した。
(作用)ストッパ部が一対であると、外筒部および内筒部の重心がそれぞれの回転中心に対しずれて、外筒部および内筒部の回転がぶれるおそれがあるが、一対のストッパ部を外筒部および内筒部の周方向等分複数箇所に設けると、外筒部および内筒部の重心がそれぞれの回転中心に対し一致し、外筒部および内筒部はぶれることなくスムーズに回転できる。
以上の説明から明らかなように、請求項1によれば、外筒部内側と内筒部外側の相対摺動部に設けられた、カムシャフトの位相可変範囲設定用の一対のストッパ部が、位相可変限界位置(当接位置)で絶えず衝突を繰り返している等、ストッパ部同士は頻繁に衝突するが、衝突の運動エネルギー(衝撃力)が小さいため、ストッパ部同士の衝突打音はエンジン音にかき消されて聞こえないほど小さく、静粛性が確保される。
また、中間部材と外筒部および内筒部間のヘリカルスプライン係合部における歯部同士の衝突速度が低減されて歯打音の発生が抑制されるとともに、カムシャフトはクランクシャフトの回動に遅滞なく追随できるので、カムシャフト位相可変の応答性も良好である。
請求項2によれば、ストッパ部同士の衝突により発生する金属打音はさらに小さくなるので、さらなる静粛性が確保される。
請求項3によれば、外筒部および内筒部の重心がそれぞれの回転中心に対し一致し外筒部および内筒部のスムーズな相対回転が確保されて、スムーズなカムシャフトの位相調整が保証される。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
図1〜図6は、本発明に係る自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置の第1の実施例を示し、図1は本発明の第1の実施例である自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置の縦断面図、図2は同装置の内部構造を示す分解斜視図、図3はバルブタイミング可変範囲(カムシャフトの位相可変範囲)を設定するストッパ手段の斜視図、図4は同ストッパ手段の分解斜視図、図5は同ストッパ手段の正面図、図6は本実施例のカムシャフト位相可変装置におけるストッパ部同士の衝突時に発生する衝撃力と衝突打音を従来例(特許文献2)と比較して示す図である。
これらの図において、この実施例に示すカムシャフト位相可変装置は、エンジンに組み付け一体化された形態で用いられ、クランク軸の回転に同期して吸排気弁が開閉するようにクランク軸の回転をカム軸に伝達するとともに、エンジンの負荷や回転数などの運転状態によってエンジンの吸排気弁の開閉のタイミングを変化させるための装置で、同装置は、エンジンのクランクシャフトの駆動力が伝達される円環状外筒部10と、外筒部10と同軸に配置されて外筒部10に対し相対回動可能で、カムシャフト2を連結一体化した従動側の円環状内筒部20と、外筒部10と内筒部20にそれぞれヘリカルスプライン係合して外筒部10と内筒部20間に介装され、軸方向に移動して外筒部10に対する内筒部20の位相を変える円環状の中間部材30と、内筒部20のカムシャフト2非配設側に設けられて、中間部材30を軸方向に移動させる電磁ブレーキ手段40と、を備えて構成されている。符号2aは、内筒部20とカムシャフト2を連結一体化する締結ボルト、符号2cは、内筒部20のフランジ部21の端面に設けられた、カムシャフト2側の位置決めピン2b係合用の係合孔である。
外筒部10は、エンジンのクランク軸の回転がチェーンCを介して伝達される円環状のスプロケット12と、スプロケット12の側面に密着しスプロケット12と協働して皿ばね収容室15を画成するとともに、その内周側に中間部材30とのスプライン係合部17が形成されたスプリングケース16とから構成されている。符号11は、スプロケット12とスプリングケース16を固定一体化する締結ねじで、スプロケット12とスプリングケース16で外筒部10を構成することで、皿ばね収容室15の形成が容易で、外筒部10(スプリングケース16)におけるスプライン係合部17の形成も容易となっている。
また、符号32,33は、中間部材30の内外周面に設けられた雌雄ヘリカルスプライン、符号23は内筒部20の外周面に設けられている雄ヘリカルスプライン、符号17はスプリングケース16の内周面に設けられている雌ヘリカルスプラインである。そして、中間部材30の内外のスプライン32,33は逆方向ヘリカルスプラインで、中間部材30の軸方向への僅かな移動で、外筒部10に対し内筒部20の位相を大きく変化させることができる。符号31は、中間部材30の外周面に形成された雄角ねじ部である。
電磁ブレーキ手段40は、エンジンケース8に支持された電磁クラッチ42と、ベアリング43によって内筒部20に回転可能に支承されるとともに、中間部材30の雄角ねじ部31が螺合し、電磁クラッチ42の制動力が伝達される回転ドラム44と、回転ドラム44と外筒部10間に軸方向に介装されたねじりコイルばね46とを備えて構成されている。符号45は、回転ドラム44の内周面に設けられた雌角ねじ部で、回転ドラム44と中間部材30は、角ねじ部45,31に沿って周方向に相対回動できる。即ち、中間部材30は、角ねじ部45,31に沿って回動しながら軸方向に移動する。また、回転ドラム44と外筒部10(スプリングケース16)間に介装したねじりコイルばね46は軸方向に介装されているため、それだけカムシャフト位相可変装置全体が軸方向には延びるが、半径方向にはコンパクトとなっている。
また、スプロケット12の内周側には、円弧状の一対の凸型ストッパ部13,13が周方向等分位置に設けられ、一方、スプロケット12の内周側と係合する内筒部20のフランジ部21には、その外側面が周方向等分2箇所で切り欠かれて、凸型ストッパ部13,13に対応する一対の凸型ストッパ部22,22が周方向等分位置に設けられている。図4における符号21aは、スプロケット12側の凸型ストッパ部1313が軸方向に係合する、内筒部20のフランジ部21に形成された切り欠き部である。これらのストッパ部13,13;22,22は、ねじりコイルばね46の付勢力によって周方向に当接する形態に保持されて、カムシャフト2の位相の可変範囲を設定するストッパ手段を構成している。具体的には、スプロケット12側のストッパ部13と円筒部16側のストッパ22間の最大隙間(最大揺動角)Sは約20度に設定されており、カムシャフト2の位相を最大20度の範囲で調整できる。
なお、カムシャフト2の回動量(位相変化量)に対する回転ドラム44の回動量は、カムシャフト2の回動量の数倍(約7.5倍)となるように、角ねじ部31,45やヘリカルスプライン係合部23,33;33,17のギヤ比が設定されて、カムシャフト2の位相角調整を高精度で行うことができるように構成されている。具体的には、回転ドラム44が約150度回動した場合に、カムシャフト2の位相が約20度変化する。
そして、電磁クラッチ42のON・OFFおよび電磁クラッチ42への通電量を制御することによって、中間部材30が角ねじ部45,31に沿って回動しながら軸方向に移動し、これによって外筒部10と内筒部20の位相が変化して、カムシャフト2のカム(図示せず)によるバルブの開閉のタイミングが調整される。即ち、電磁クラッチ42をONする前は、電磁クラッチ42は図1仮想線に示す位置にあって、回転ドラム44と電磁クラッチ42間には隙間sが形成されており、ストッパ部13,22がばね付勢されて当接した状態で外筒部10(スプリングケース16)と内筒部20(カムシャフト2)は位相差なく一体に回転している。そして、電磁クラッチ42をONすると、電磁クラッチ42が図1右方向にスライドして回転ドラム44に吸引され、これにより回転ドラム44には電磁クラッチ42から伝達される制動力が作用し、外筒部10(スプリングケース16)だけが回動する。このため中間部材30が角ねじ部31,45によって前進(図1右方向に移動)し、中間部材30の内外ヘリカルスプライン32,33によって、内筒部20(カムシャフト2)が外筒部10(スプロケット12)に対し回動してその位相が変わる。そして、回転ドラム44は、伝達された制動力とねじりコイルばね46により周方向に作用するばね付勢力とがバランスする位置(内筒部20が外筒部10に対し所定の位相差をもつ位置)に保持される。
一方、電磁クラッチ42をOFFにすると、その制動力が回転ドラム44に伝達されないため、回転ドラム44はねじりコイルばね46のばね付勢力により回動し、ねじりコイルばね46のばね付勢力だけが作用する中間部材30は角ねじ部31,45によって後退(図1左方向に移動)して、スプロケット12側のストッパ部13に内筒部20側のストッパ部23が当接する元の位置まで内筒部20が回動する(戻る)。即ち、内筒部20(カムシャフト2)が外筒部10(スプロケット12)に対し逆方向に回動して、その位相差がなくなる。
なお、電磁クラッチ42をOFFにすると、ねじりコイルばね46のばね力の付勢作用より、スプロケット12側のストッパ部13と内筒部20側のストッパ部22が衝突することになるが、ストッパ部13,22同士が衝突する際の運動エネルギー(衝撃力)は小さく、したがってストッパ部13,22同士の衝突打音も小さい。即ち、回転ドラム44の回動量に対する内筒部20(カムシャフト2)の回動量および回動速度(ストッパ部13,22の回動量および回動速度)は、ストッパ部13,22を回転ドラム44と外筒部10間に設けた従来構造(特許文献2)の場合の数分の一(約7.5分の一)で、ストッパ部13,22同士が衝突する際の運動エネルギー(衝撃力)が小さい。このため、電磁クラッチOFFによりカムシャフト2の位相が元に戻るときに両ストッパ部13,22同士が衝突する際の衝突打音は小さい。
また、内筒部20のフランジ部21にカムシャフト2のフランジ部が密着することで、ストッパ部13,22が設けられたスプロレット12の内側と内筒部20のフランジ部21間の相対摺動部は略密閉構造とされているため、ストッパ部13,22同士が衝突する際の衝突打音は外筒部10内に篭って外部に漏れ難い。また、締結ボルト2a外周隙間に沿って軸方向に形成されて、カムシャフト2内から内筒部20内に延びるオイル通路70には、カムシャフト2のジャーナル軸受け73のオイルポートおよびカムシャフト2の側孔74を介してエンジンオイルがポンプPによって圧送されており、オイル通路70内のエンジンオイルは、回転ドラム44とエンジンケース8間のオイル溜まり80に側孔75を介して導かれている。そして、ストッパ部13,22が設けられたスプロレット12の内側と内筒部20のフランジ部21間の相対摺動部には、内筒部20内に放射状に設けられている側孔76,77を介して、オイル通路70内のエンジンオイルが導かれているので、ストッパ部13,22同士の衝突打音(の振動)は、相対摺動部に装填されているエンジンオイルによって減衰される。
このため、両ストッパ部13,22同士が衝突する際の衝突打音は、エンジン音にかき消されてほとんど気にならない程度の大きさとなる。
また、バルブ復帰ばねの付勢力が原因で発生するカムのトルク変動の影響により、ヘリカルスプライン係合部32,33や角ねじ部31,45には、微小変位振動が繰り返し生じているが、このトルク変動は、バルブステムがカムを乗り越える前に作用する正トルクの方がカムを乗り越えた直後に作用する負トルクよりも大きい。そして、本実施例のカムシャフト位相可変装置では、正トルクが両ストッパ部13,22を離間させる方向に作用する構造であるため、正トルクが係合部を伝わり、周方向に作用するねじりコイルばね46の付勢力に勝って両ストッパ部13,22を一旦離間させた後、すぐに負トルクが作用して両ストッパ部13,22が復帰し衝突する。即ち、バルブタイミング可変範囲(カムシャフトの位相可変範囲)を設定するスプロケット12側のストッパ部13と内筒部20側のストッパ部22が、この位相可変限界位置(当接位置)で絶えず衝突を繰り返しているが、このときのストッパ部13,22同士の衝突打音についても、前記したと同様の理由で、ほとんど聞こえない。
また、内筒部20と外筒部10間のばね収容室15には、摩擦トルク付加部材である皿ばねを積層した皿ばね積層体51および摩擦プレート52、53が収容されている。詳しくは、内筒部20のフランジ部21の側面21aと、スプリングケース16の段差部側面16a間に、摩擦トルク付加部材である金属製の皿ばね積層体51と、樹脂を含浸した紙で構成した摩擦プレート52および金属製の摩擦プレート53が介装されて、外筒部10と内筒部20間の相対摺動部の摩擦トルクが高められて、中間部材30と外筒部10および内筒部20間のヘリカルスプライン係合部23,32、33,17における歯部同士がぶつかる歯打音の発生が抑制されている。
即ち、動弁機構におけるバルブステムがカム2aを乗り越えた直後にバルブ復帰ばねのばね力相当だけカムシャフトの回転速度が変動する等、外筒部10と内筒部20の相対回転速度の急変によって、中間部材30と外筒部10および内筒部20間のヘリカルスプライン係合部23,32、33,17において歯部同士が衝突するが、外筒部10と内筒部20間の相対摺動部に介装されている摩擦トルク付加部材である皿ばね積層体51および摩擦プレート52,53が、外筒部10と内筒部20間の相対回動に対する抵抗として作用し、ヘリカルスプライン係合部23,32、33,17における歯部同士の衝突速度を低減させて、歯打音の発生が抑制されている。
なお、摩擦トルク付加部材(皿ばね積層体51および摩擦プレート52,53)によって外筒部10と内筒部20間の相対摺動部に付加される摩擦トルクは、ヘリカルスプライン係合部23,32、33,17における歯部同士の衝突による歯打音の発生の低減に有効であることは勿論、カムシャフト2がクランクシャフトの回動に遅滞なく追随して位相可変のレスポンスも良好となる適切な値に調整されている。
図6は、本実施例のカムシャフト位相可変装置におけるストッパ部同士の衝突時に発生する衝撃力と衝突打音を従来例(特許文献2)と比較して示す図で、(a)は回転ドラムの回転速度と内筒部(スプリングケース)の回転速度の関係を示す図、(b)は回転ドラムの回転速度とストッパ部衝突時のストッパ部に発生する衝撃応力の関係を示す図、(c)は回転ドラムの回転速度とストッパ部同士の衝突打音(復帰打音)の関係を示す図である。
また、本実施例では、カムシャフト2の回動量(位相変化量)に対する回転ドラム44の回動量がカムシャフト2の回動量の約7.5倍となるように、角ねじ部31,45やヘリカルスプライン係合部23,33;33,17のギヤ比が設定されているので、回転ドラム44と内筒部20の回転速度の速度比は、図6(a)に示すように、約1:7.5である。即ち、電磁クラッチ42をONにしてカムシャフト2の位相を調整した後、電磁クラッチ42をOFFにした時の回転ドラム44の回転速度は、従来装置(特許文献2)の回転ドラムの回転速度の七分の一以下である。
そして、本実施例装置において、電磁クラッチ42をONにしてカムシャフト2の位相を調整した後、電磁クラッチ42をOFFにしてストッパ部13,22同士が衝突する際の衝撃応力は、図6(b)に示すように、従来装置(特許文献2)の約1/2以下であり、ストッパ部13,22同士が衝突する際の衝突打音は、図6(c)に示すように、従来装置(特許文献2)の1/6以下となって、圧倒的に小さいことがわかる。
なお、前記した実施例では、スプロケット12側のストッパ部13および内筒部20側のストッパ部22がそれぞれ周方向等分2箇所に設けられて、外筒部10および内筒部20の重心がそれぞれの回転中心軸に一致し、外筒部10および内筒部20がぶれることなくスムーズに回転できる構造であるが、スプロケット12側のストッパ部13と内筒部20側のストッパ部22は、少なくとも一対以上あればよい。そして、ストッパ部13,ストッパ部22を設けることで外筒部10および内筒部20の重心がそれぞれの回転中心軸に一致しなくなる場合は、外筒部10および内筒部20の一部の厚さを変える等してカウンターバランスを調整することで、スムーズな回転を確保すればよい。
本発明の第1の実施例である自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置の縦断面図である。 同装置の内部構造を示す分解斜視図である。 バルブタイミング可変範囲(カムシャフトの位相可変範囲)を設定するストッパ手段の斜視図である。 同ストッパ手段の分解斜視図である。 同ストッパ手段の正面図である。 本実施例のカムシャフト位相可変装置におけるストッパ部同士の衝突時に発生する衝撃力と衝突打音を従来例(特許文献2)と比較して示す図で、(a)は回転ドラムの回転速度と内筒部(スプリングケース)の回転速度の関係を示す図、(b)は回転ドラムの回転速度とストッパ部衝突時のストッパ部に発生する衝撃応力の関係を示す図、(c)は回転ドラムの回転速度とストッパ部同士の衝突打音(復帰打音)の関係を示す図である。 特許文献1(従来のカムシャフト位相可変装置)の縦断面図である。 バルブタイミング可変範囲(カムシャフトの位相可変範囲)を設定するストッパ手段の斜視図である。 特許文献2(従来のカムシャフト位相可変装置)の縦断面図である。
符号の説明
2 カムシャフト
8 エンジンケース
10 円環状外筒部
12 スプロケット
13 外筒部であるスプロケットに設けられたストッパ部
16 外筒部であるスプリングケース
17,32 雌ヘリカルスプライン
20 円環状内筒部
22 内筒部に設けられたストッパ部
23,33 雄ヘリカルスプライン
30 円環状中間部材
31,45 角ねじ部
40 電磁ブレーキ手段
42 電磁クラッチ
43 回転ドラムを支承するベアリング
44 回転ドラム
44a 回転ドラムの円筒部
44b,71 回転ドラム側ストッパ部
44d 外リブ
46 ねじりコイルばね
51 摩擦トルク付加部材である皿ばね積層体
52,53 摩擦トルク付加部材である摩擦プレート
70 カムシャフトから内筒部に延びるオイル通路
76,77 オイル供給用の側孔
80 オイル溜まり

Claims (3)

  1. クランクシャフトの駆動力が伝達される円環状外筒部と、前記外筒部と同軸に配置され、カムシャフトに延びる従動側の円環状内筒部と、前記外筒部と前記内筒部にそれぞれヘリカルスプライン係合して外筒部と内筒部間に介装され、軸方向に移動して外筒部に対する内筒部の位相を変える円環状中間部材と、前記内筒部に回転可能に支承されるとともに、前記中間部材の雄ねじ部に螺合して前記外筒部と対向するように配設され、電磁クラッチの作動によるブレーキ制動力が作用する円環状回転ドラムと、前記外筒部内側と前記内筒部外側の相対摺動部に設けられ、周方向に当接してカムシャフトの位相可変範囲を設定する一対のストッパ部と、前記回転ドラムと前記外筒部間に介装され、前記一対のストッパ部が当接する方向に前記回転ドラムと外筒部を回転付勢するスプリングと、を備えた自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置であって、
    前記一対のストッパ部が設けられた前記外筒部と前記内筒部の相対摺動部に隣接する、該相対摺動部を構成する内筒部側フランジ部における前記中間部材に臨む側には、前記外筒部の内側および前記内筒部の外側にそれぞれ一体的に形成された軸方向に対向する一対の立壁状の相対摺動面を備え、前記中間部材が介装されている領域に向けて開口する環状スペースが設けられるとともに、該立壁状の相対摺動面間に、前記ヘリカルスプライン係合部における打音を低減すべく、摺動摩擦トルクを増加させる摩擦トルク付加部材が介装されたことを特徴とする自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置。
  2. 前記一対のストッパ部が設けられた前記外筒部内側と前記内筒部外側の相対摺動部は、エンジンオイルが供給される略密閉構造とされたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置。
  3. 前記一対のストッパ部は、周方向等分複数箇所に設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の自動車用エンジンにおけるカムシャフト位相可変装置。
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