JP6036282B2 - アクチュエータ - Google Patents

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この発明は、回動部の回動に連動して出力軸を往復動させる回動直動変換式のアクチュエータに関する。
回動直動変換式のアクチュエータでは、アクチュエータのハウジングに外輪が固定されるとともに内輪が回動部に固定されるベアリングによって同回動部が回動可能に支持されている。また、構造の簡素化を図るべく、こうしたベアリングとして、特許文献1に記載されるように、出力軸の周方向に複数のボールを一列に配したシングルボール式のベアリングを採用することがある。
特開2012−145084号公報
ところで、こうしたシングルボール式のベアリングでは、出力軸の周方向に複数のボールを二列に配したダブルボール式のベアリングと比較して、回動部の位置ずれを吸収しにくい。このため、シングルボール式のベアリングでは、回動部の重心位置によっては同回動部の振れ回りが生じることがある。このように回動部が振れ回ると、アクチュエータ各部の摩耗量が増大したり、ベアリングの円滑な回動が妨げられたりすることによりアクチュエータの応答性が低下するおそれがある。
この発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は回動部が振れ回ることに起因するアクチュエータの応答性の低下を抑制することにある。
上記課題を解決するためのアクチュエータは以下の構成を備える。すなわち、このアクチュエータは、円筒状のナット、同ナットの中心に設けられてナットの回動に連動して往復動するサンシャフト、及びナットとサンシャフトとの間に配置された複数のプラネタリシャフトを備える回動直動変換機構と、ハウジングに外輪が固定されるとともにナットに内輪が固定され、同ナットを回動可能に支持するシングルボール式のベアリングとを備える。そして、こうしたアクチュエータにおいて、ボールと内輪との接触点と、回動直動変換機構と同回動直動変換機構に固定された部材とを合わせた全体の重心とをサンシャフトの軸方向において一致させている。
上記構成によれば、回動部が振れ回ることに起因してアクチュエータ各部の摩耗量が増大したり、ベアリングの円滑な回動が妨げられたりすることを抑制することができ、アクチュエータの応答性の低下を抑制することができる。
また、サンシャフトに引張力が作用する場合には、サンシャフトの軸方向において、ベアリングのボールと内輪との接触点がその引張力の作用方向と反対側にずれるようになる。そしてこのように接触点がずれると、その接触点近傍の面圧が上昇するため、ベアリングに偏摩耗が生じやすくなる。こうした場合において、ボールと内輪との接触点と、回動直動変換機構と同回動直動変換機構に固定された部材とを合わせた全体の重心とをサンシャフトの軸方向において一致させることにより、ベアリングの偏摩耗を抑制することができる。
アクチュエータの一実施形態について、その構造を示す部分断面図。 同実施形態のベアリング近傍の拡大断面図。
以下、回動直動変換式のアクチュエータの一実施形態について説明する。このアクチュエータは内燃機関の可変動弁機構を駆動する際の駆動源として用いられる。
図1に示すように、アクチュエータ10は、ハウジング11と、このハウジング11に組み付けられた制御部12とを主要な外郭構成としている。ハウジング11の内部には、円筒状のナット14と、同ナット14の中心に設けられた出力軸としてのサンシャフト15と、ナット14とサンシャフト15との間に配置された複数のプラネタリシャフト16とを備える回動直動変換機構13が設けられている。
サンシャフト15には、その全周にわたり軸方向に沿って伸びるスプライン15aが形成されるとともに、サンシャフト15よりも外径が大きいストッパ17が固定されている。ハウジング11の端部には、凹部11aが形成されており、この凹部11aにベアリング21が挿入され固定されている。そして、ベアリング21にはスプライン21aが形成されている。このスプライン21aにサンシャフト15のスプライン15aが噛み合うことにより、同サンシャフト15がベアリング21に挿通支持されている。また、サンシャフト15は、ベアリング21にストッパ17が当接することで、その往復動が規制される。これにより、サンシャフト15は、所定の範囲内でその軸方向に往復動する。サンシャフト15の先端部には、接続部40を介して可変動弁機構の制御軸41が連結されている。
ハウジング11の内部には、ナット14に固定されたロータ22と、ナット14の径方向外側においてロータ22と対向して配置されるステータ23とが設けられている。こうしたロータ22とステータ23とにより電動モータが構成される。また、ハウジング11の内部にはオイルが供給されており、このオイルによって回動直動変換機構13内の潤滑がなされている。また、ナット14はその周方向に複数のボール33を一列に配したシングルボール式のベアリング30により回動可能に支持されている。尚、こうした回動直動変換機構13において、ナット14、プラネタリシャフト16、ロータ22、及びベアリング30の内輪31が回動部24として機能する。
図2に示すように、ナット14には、外周面14aに周方向に延びる段差部14bが形成されるとともに、同じく外周面14aに環状のプレート26が取り付けられている。そして、段差部14bとプレート26との間にベアリング30の内輪31が嵌め込まれることにより、同内輪31がナット14の外周面14aに固定されている。また、ハウジング11には、ナット14の径方向外側において、環状のプレート25が取り付けられるとともに、内面11bに周方向に延びる段差部11cが形成されている。そして、このプレート25と段差部11cとの間にベアリング30の外輪32が嵌め込まれることにより、同外輪32がハウジング11の内面11bに固定されている。
アクチュエータ10では、制御部12によってステータ23の電磁力が制御されることにより、ロータ22に回転駆動力が生じる。これにより、ナット14が回転し、この回転に伴ってプラネタリシャフト16が自転しながらサンシャフト15の周りを公転する。サンシャフト15は、同サンシャフト15のスプライン15aとベアリング21のスプライン21aとにより、その軸周りの回転が係止されている。このため、プラネタリシャフト16の自転及び公転によって生じる同プラネタリシャフト16とサンシャフト15との差動により、同サンシャフト15がその軸方向に往復動する
サンシャフト15が往復動すると、その移動に連動して可変動弁機構の制御軸41が軸方向に移動する。この移動により可変動弁機構が動作して、内燃機関の動弁系、例えば各気筒に設けられた吸気バルブのバルブ作用角やバルブリフト量が連続的に調節される。
ここで、サンシャフト15には、可変動弁機構の制御軸41を介して引張力が作用する。この引張力は、プラネタリシャフト16及びナット14を介してベアリング30の内輪31にも作用する。このため、図1に示すように、サンシャフト15の軸方向において、ベアリング30におけるボール33と内輪31との接触点Pがその引張力の作用方向と反対側(図1の左側)にずれることとなる。
また、ベアリング30におけるボール33と内輪31との接触点Pと重心位置Cとがサンシャフト15の軸方向において一致している。こうして接触点Pと重心位置Cとがサンシャフト15の軸方向において一致していると、そうした回動部24の位置ずれをベアリング30によって十分に吸収することができ、回動部24の振れ回りを抑制することができる。尚、上記接触点Pと上記重心位置Cとはサンシャフト15の軸方向において完全に一致していることが望ましいが、回動部24の振れ回り量を無視できる範囲に抑えることができれば、これら接触点Pと重心位置Cとのサンシャフト15の軸方向における位置が僅かに異なっていてもよい。
上述したアクチュエータ10によれば以下の効果を奏することができる。
(1)回動部24が振れ回ることに起因してアクチュエータ10各部の摩耗量が増大したり、ベアリング30の円滑な回動が妨げられたりすることを抑制することができ、アクチュエータ10の応答性の低下を抑制することができる。
(2)サンシャフト15に作用する引張力によってベアリング30のボール33と内輪31との接触点Pが変化すると、その接触点P近傍の面圧が上昇するため、ベアリング30に偏摩耗が生じやすくなる。上記実施形態によれば、回動部24の振れ回りを抑制することができるため、こうしたベアリング30の偏摩耗を抑制することができる。
尚、上述の実施形態は以下のように変更して実施することもできる。
・サンシャフト15は可変動弁機構の制御軸41に連結されるものに限らない。すなわち、可変動弁機構以外の駆動機構の駆動源としてアクチュエータ10を用いるようにしてもよい。
・アクチュエータ10は、サンシャフト15に引張力が作用しない構成であってもよい。こうした変形例においても、上記実施形態で得られる効果(1)と同様の効果を奏することができる。
C…重心位置、P…接触点、10…アクチュエータ、11…ハウジング、14…ナット、15…サンシャフト、16…プラネタリシャフト、22…ロータ、23…ステータ、24…回動部、30…ベアリング、31…内輪、32…外輪、33…ボール。

Claims (2)

  1. 円筒状のナット、同ナットの中心に設けられて前記ナットの回動に連動して往復動するサンシャフト、及び前記ナットと前記サンシャフトとの間に配置された複数のプラネタリシャフトを備える回動直動変換機構と、
    ハウジングに外輪が固定されるとともに前記ナットに内輪が固定され、同ナットを回動可能に支持するシングルボール式のベアリングとを備え、
    前記ボールと前記内輪との接触点と、前記回動直動変換機構と同回動直動変換機構に固定された部材とを合わせた全体の重心とが前記サンシャフトの軸方向において一致する
    アクチュエータ。
  2. 前記サンシャフトには引張力が作用する
    請求項1に記載のアクチュエータ。
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