JPH08260611A - 軒天換気構造及び換気見切材 - Google Patents
軒天換気構造及び換気見切材Info
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- JPH08260611A JPH08260611A JP7061089A JP6108995A JPH08260611A JP H08260611 A JPH08260611 A JP H08260611A JP 7061089 A JP7061089 A JP 7061089A JP 6108995 A JP6108995 A JP 6108995A JP H08260611 A JPH08260611 A JP H08260611A
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Abstract
ませることのない軒天井部の換気構造を提供すること。 【構成】 本発明の軒天井部の換気構造は、軒天井部2
に配された、換気用開口部11aを有する軒天見切基材
11と、複数の通気孔12aを有し、上記換気用開口部
11aを囲んで上記軒天見切基材11の下面に設けられ
た遮蔽部12と、上記換気用開口部11aにおける屋内
側の縁部に沿って上記軒天見切基材11から連続的に垂
下された弾性変形可能な垂下片13とを備えている。
Description
関するものであり、詳しくは、強風雨時においても、建
物内部に雨を吹き込ませることのない軒天井部の換気構
造に関するものである。
3に示されるような構造が一般に知られている。図3に
示される軒天井部の換気構造は、軒天井部20と壁部3
0との見切部に換気用軒天見切材10が配設固定され、
該換気用軒天見切材10の表面に複数の通気孔110
a,110a・・が形成されており、該通気孔110
a,110a・・を介して軒天井裏や室内天井裏の換気
を行うようになしてある。
示すような従来の軒天井部の換気構造においては、強風
雨時において、雨滴が強風により上記通気孔110a,
110a・・から軒天井裏や室内天井裏へ吹き込んでし
まい、雨漏りや建築物の腐朽の原因となる惧れがあっ
た。
においても、建物内部に雨を吹き込ませることのない軒
天井部の換気構造を提供することにある。また、本発明
の第2の目的は、強風雨時においても、建物内部に雨を
吹き込ませることのない軒天井部の換気構造を構成する
ことのできる換気用軒天見切材を提供することにある。
は、軒天井部に配された、換気用開口部を有する軒天見
切基材と、複数の通気孔を有し、上記換気用開口部を囲
んで上記軒天見切基材の下面に設けられた遮蔽部と、上
記換気用開口部の縁部に沿って上記軒天見切基材から連
続的に垂下された弾性変形可能な垂下片とを備えたこと
を特徴とする軒天井部の換気構造を提供することによ
り、上記第1の目的を達成したものである。
口部を有する軒天見切基材と、複数の通気孔を有し、上
記換気用開口部を囲んで上記軒天見切基材の下面に設け
られた遮蔽部と、上記換気用開口部の縁部に沿って上記
軒天見切基材から連続的に垂下された弾性変形可能な垂
下片とからなることを特徴とする換気用軒天見切材を提
供することにより、上記第2の目的を達成したものであ
る。
開口部を遮蔽部により囲むことにより強風雨時における
該換気用開口部からの雨の吹き込みを防止し得ると共
に、上記遮蔽部に設けられた通気孔と上記換気用開口部
との間に垂下片を位置させて、強風雨時に強風により該
垂下片を上記換気用開口部側に弾性変形させることによ
り上記換気用開口部からの雨の吹き込みを更に防止する
ことができる。
例を図面を参照して説明する。本実施例における換気用
軒天見切材は、本発明の換気用軒天見切材の一実施例で
ある。図1は本実施例の一部断面斜視図、図2は本実施
例の要部拡大断面図である。
図1に示されるように、換気用開口部11aを有する軒
天見切基材11と、複数の通気孔12aを有し、上記換
気用開口部11aを囲んで上記軒天見切基材11の下面
に設けられた遮蔽部12と、上記換気用開口部11aの
縁部に沿って上記軒天見切基材11から連続的に垂下さ
れた弾性変形可能な垂下片13とからなる換気用軒天見
切材1を、軒天井部2と壁部3との見切部に配設固定す
ることにより構成されている。
く説明する。本実施例の軒天井部の換気構造は、図2に
示されるように、上記換気用軒天見切材1を上記見切部
に配設固定することにより構築されている。上記換気用
軒天見切材1は、塩ビ等の樹脂やアルミ等の金属により
形成されるが、上記垂下片13は他の部位と一体的又は
別体的に弾性変形可能な材質により形成される。上記換
気用軒天見切材1は、図1に示されるように、上記軒天
井部2と上記壁部3の上記見切部、詳しくは、該軒天井
部2の板材21と上記壁部3の壁材31上端のシーリン
グ部32との間に釘等により固定される。
中央に上記換気用開口部11aを有している。上記換気
用開口部11aは、上記軒天見切基材11の全長に亘っ
て形成されており、長さ方向に沿う両縁部間には一定間
隔毎に補強片11bが架けられている。また、上記軒天
見切基材11の軒先側の側端縁には、上記軒天井部2の
上記板材21に係止する凸条11cが形成されている。
aを囲んで上記軒天見切基材11下面に一体的に設けら
れている。上記遮蔽部12は、上記換気用開口11aの
軒先側から垂直下方に向けて設けられた第1面12b
と、該換気用開口11aの真下に位置する第2面12c
と、該換気用開口部11aの壁体側から傾斜を持って下
方に向けて設けられた第3面12dとの、連続する3面
からなっている。上記第3面12dには、複数の上記通
気孔12a,12a・・が上下2列に長手方向に沿って
形成されている。また、上記第1面12bには、上記凸
条11bの形成された側の上記軒天見切基材11と共に
上記板材21を挟止する挟止片14が該軒天見切基材1
1に平行に設けられている。
aの壁体側の縁部から下方に垂設されており、弾性変形
可能な部材により構成されている。上記垂下片13の幅
は、強風雨時に強風により弾性変形された際に上記換気
用開口部11aを塞ぐように、該換気用開口部11aよ
りやや広い幅を有している。上記垂下片13は、上記換
気用開口部11aの位置と上記通気孔12aの位置との
中間に設けられており、長さ方向の一定間隔毎に分割さ
れて分割された単位毎に弾性変形するようになしてあ
る。
うに構成されており、上記換気用開口部11aを上記遮
蔽部12により囲むことにより強風雨時における該換気
用開口部11aからの雨の吹き込みを防止し得る。ま
た、本実施例の場合、上記遮蔽部12に形成された上記
通気孔12aを壁側に向けてあるため、雨の吹き込みを
一層防止し得る。更に、上記遮蔽部12に設けられた複
数の上記通気孔12a,12a・・と上記換気用開口部
11aとの間に上記垂下片13を設けてあるため、強風
雨時には、図2中破線で示されるように、上記垂下片1
3が、上記換気用開口部11aを塞ぐ方向に弾性変形
し、該換気用開口部11aを閉塞するから、雨の吹き込
みを更に一層確実に防止し得る。また、上記垂下片13
にあたって上記遮蔽部12内に滴下した雨滴は、該遮蔽
部12の上記第2面12cに設けられた排水孔12eよ
り排水される。
ば、上記実施例においては、上記換気構造を、上記換気
用軒天見切材1を配設して形成してあるが、上記軒天見
切基材11は、その幅が広げられて上記板材21と一体
となった形態に形成されていても良い。上記換気用開口
部11a、上記遮蔽部12及び上記垂下片13等が設け
られる位置は、上記見切部であることが雨の吹き込み難
い点で好ましいが必しも該見切部でなくても良く、軒先
と壁体との中間位置であっても良い。また、上記垂下片
13は、強風が来たときに、上記換気用開口部11aを
塞ぐように設けられていれば、その形状及びその垂下形
態は制限されない。
材1を用いて構築する場合は、上記通気孔12aを壁体
側に向けて配設するのが雨の吹き込みを確実に防止する
上で好ましいが、上記通気孔12aを軒先側に向けて上
記換気用軒天見切材1全体を反対にして配設しても良
い。その他の点に関しても、本発明の趣旨を逸脱しない
限り適宜変更が可能である。
時においても、建物内部(軒天井裏や室内天井裏)に雨
を吹き込ませることがない。
に記載の発明による上記効果に加えて、請求項1に記載
の軒天井部の換気構造を容易に構築することができる。
断面斜視図である。
拡大断面図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 軒天井部に配された、換気用開口部を有
する軒天見切基材と、複数の通気孔を有し、上記換気用
開口部を囲んで上記軒天見切基材の下面に設けられた遮
蔽部と、上記換気用開口部の縁部に沿って上記軒天見切
基材から連続的に垂下された弾性変形可能な垂下片とを
備えたことを特徴とする換気用軒天見切材を介する軒天
井部の換気構造。 - 【請求項2】 換気用開口部を有する軒天見切基材と、
複数の通気孔を有し、上記換気用開口部を囲んで上記軒
天見切基材の下面に設けられた遮蔽部と、上記換気用開
口部の縁部に沿って上記軒天見切基材から連続的に垂下
された弾性変形可能な垂下片とからなることを特徴とす
る換気用軒天見切材。 - 【請求項3】 風速が換気用開口部へ水滴が浸入する程
度に強くなったときは、換気用開口部を塞ぐ垂下片を有
する、請求項2に記載の換気用軒天見切材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06108995A JP3283154B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 換気用軒天見切材 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP06108995A JP3283154B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 換気用軒天見切材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08260611A true JPH08260611A (ja) | 1996-10-08 |
JP3283154B2 JP3283154B2 (ja) | 2002-05-20 |
Family
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP3283154B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007100321A (ja) * | 2005-09-30 | 2007-04-19 | Rifuojiyuule Kk | 膜天井構造 |
JP2017020251A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | フクビ化学工業株式会社 | 換気用部材およびその製造方法 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP06108995A patent/JP3283154B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2017020251A (ja) * | 2015-07-10 | 2017-01-26 | フクビ化学工業株式会社 | 換気用部材およびその製造方法 |
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