JPH0826018B2 - アザオキシインドール誘導体 - Google Patents

アザオキシインドール誘導体

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JPH0826018B2
JPH0826018B2 JP2419301A JP41930190A JPH0826018B2 JP H0826018 B2 JPH0826018 B2 JP H0826018B2 JP 2419301 A JP2419301 A JP 2419301A JP 41930190 A JP41930190 A JP 41930190A JP H0826018 B2 JPH0826018 B2 JP H0826018B2
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azaoxindole
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D471/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
    • C07D471/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains two hetero rings
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Description

【発明の詳細な説明】本発明は、アザオキシインドー
ル、更に詳細には4−,5−,6−および7−アザオキ
シインドール誘導体、及びこの種の化合物を含む医薬組
成物に関する。米国特許第4,569,942号は一般
【化2】 のある種の2−オキシインドール−1−カルボキサミド
を開示している。式中、特に、XはH,フルオロ,クロ
ロ,ブロモ,(C〜C)アルキル,(C〜C
シクロアルキル,(C〜C)アルコキシ,(C
)アルキルチオ,トリフルオロメチル,(C〜C
)アルキルスルフィニル,(C〜C)アルキルス
ルホニル,ニトロ,フェニル,(C〜C)アルカノ
イル,ベンゾイル,テノイル,(C〜C)アルカン
アミド,ベンズアミド又はアルキル基のそれぞれに1〜
3個の炭素を有するN,N−ジアルキルスルファモイル
であり;YはH,フルオロ,クロロ,ブロモ,(C
)アルキルチオ又はトリルオロメチルであり;R
は(C〜C)アルキル,(C〜C)シクロアル
キル,(C〜C)シクロアルケニル,フェニル,置
換フェニル,アルキル基に1〜3個の炭素を有するフェ
ニルアルキル,アルキル基に1〜3個の炭素を有する
(置換フェニル)アルキル,アルキル基に1〜3個の炭
素を有する(置換フェノキシ)アルキル,アルキル基に
1〜3個の炭素を有する(チオフェノキシ)アルキル,
ナフチル,ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル,ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2−イ
ル又は−(CH−Q−Rであり;nは0〜2で
あり;Qはフラン,チオフェン,ピロール,ピラゾー
ル,イミダゾール,チアゾール,イソチアゾール,オキ
サゾール,イソオキサゾール,1,2,3−チアジアゾ
ール,1,3,4−チアジアゾール,1,2,5−チア
ジアゾール,テトラヒドロフラン,テトラヒドロチオフ
ェン,テトラヒドロピラン,テトラヒドロチオピラン,
ピリジン,ピリミジン,ピラジン,ベンゾ[b]フラン
及びベンゾ[b]チオフェンであり;RはH又は(C
〜C)アルキルであり;Rは(C〜C)アル
キル,(C〜C)シクロアルキル,ベンジル,フリ
ル,チェニル,ピリジル又は
【化3】 [式中、R及びRはそれぞれH,フルオロ,クロ
ロ,(C〜C)アルキル,(C〜C)アルコキ
シ又はトリフルオロメチルである]である。前記特許
は、前記2−オキシインドール−1−カルボキサミドが
シクロオキシゲナーゼ及びリポキシゲナーゼの阻害剤で
あって、哺乳動物で鎮痛作用を有し、慢性関節リウマチ
及び変形性関節症に伴う炎症及び疼痛のような慢性疾患
の苦痛の治療及び症候の軽減に有用であることも開示し
ている。米国特許第4,556,672号は一般式:
【化4】 のある種の3−アシル置換−2−オキシインドール−1
カルボキサミドを開示している。式中、X,Y及びR
は米国特許第4,569,942号の化合物についての
上記定義と同じである。米国特許第4,556,672
号の化合物は前記論議の米国特許第4,569,942
号の化合物と同じ活性を有することが開示されている。
米国特許出願第181,131号(1988年4月13
日出願,本出願人に譲渡)は一般式:
【化5】 (式中、XはH,Cl又はFであり、YはH又はClで
あり、Rはベンジル又はチエニルである)の化合物及び
その薬学的に許容し得る塩基塩を使用して、インターロ
イキン−1(IL−1)の生合成を阻害しかつIL−1
媒介の疾患及び機能障害を治療することを開示してい
る。PCT特許出願PCT/US88/03658号
(1988年10月18日出願、本出願人に譲渡)は一
般式:
【化6】 の非ステロイド系抗炎症薬を記載している。式中、X及
びYはそれぞれ水素、フルオロ又はクロロであり;R
は2−チエニル又はベンジルであり;Rは炭素原子2〜
10個のアルカノイル,炭素原子5〜7個のシクロアル
キルカルボニル,炭素原子7〜10個のフェニルアルカ
ノイル,クロロベンゾイル,メトキシベンゾイル,テノ
イル,ω−アルコキシカルボニルアルカノイル(前記ア
ルコキシは1〜3個の炭素原子を有し、前記アルカノイ
ルは3〜5個の炭素原子を有する);炭素原子2〜10
個のアルコキシカルボニル;フェノキシカルボニル;1
−(アシルオキシ)アルキル(前記アシルは1〜4個の
炭素原子を有し、前記アルキルは2〜4個の炭素原子を
有する);1−(アルコキシカルボニルオキシ)アルキ
ル(前記アルコキシは2〜5個の炭素原子を有し、前記
アルキルは1〜4個の炭素原子を有する);炭素原子1
〜3個のアルキル;炭素原子1〜3個のアルキルスルホ
ニル;メチルフェニルスルホニル及びジアルキルホスホ
ネート(前記アルキルはそれぞれ炭素原子1〜3個であ
る)である。本発明の化合物は抗炎症薬及び鎮痛薬であ
り、1つ以上のプロスタグランジンHシンターゼ,5
−リポキシゲナーゼ及びインターロイキン−1生合成の
阻害剤である。プロスタグランジンHシンターゼ及び
5−リポキシゲナーゼは、プロスタグランジン及びロイ
コトリエンとして知られる種類の化合物のインビボ合成
に、それぞれ触媒作用をする。それらの両方とも、幾つ
かの炎症性疾患における媒介物質である。たとえば、プ
ロスタグランジンHシンターゼは、種々の疾患状態の
中で、哺乳動物の関節炎の関節の病理発生と関わりがあ
ることが知られている。ロイコトリエンは、種々の疾患
の中で、喘息、関節炎、乾癬、潰瘍、脳卒中、心筋梗塞
及び過敏性腸疾患の媒介物質として知られている。本発
明の化合物のプロスタグランジンHシンターゼ及び5
−リポキシゲナーゼを阻害する能力、従ってプロスタグ
ランジン及びロイコトリエンの合成を阻害する能力は、
プロスタグランジン媒介疾患及びロイコトリエン媒介疾
患の両方の予防と治療においてそれを有用にする。IL
−1生合成を阻害する一般式Iの化合物の能力は、哺乳
動物におけるIL−1媒介疾患及び免疫機能不全の治療
にこれらの化合物を有用にする。IL−1媒介疾患に
は、骨粗鬆症、歯周疾患及び組織瘢痕化のような骨及び
結合組織の代謝異常を包含するが、それらに限られはし
ない。IL−1媒介免疫機能不全には、アレルギー、乾
癬及び全身性紅斑性狼瘡を包含するが、それらに限られ
はしない。一般式Iの化合物の鎮痛活性は、疼痛、たと
えば術後疼痛及び傷害の疼痛の調整のための哺乳動物に
対する投与用にそれらの化合物を有用としている。それ
らの鎮痛活性は、慢性関節リウマチの炎症、並びに変形
性関節炎及び他の筋骨格疾患に伴う疼痛のような、慢性
病の症状の軽減のため、哺乳動物に対する長期投与にも
有用としている。本発明は一般式
【化7】 の化合物に関する。式中、A,B,D及びEのうち1つ
はNであって、その他はCHであり;X及びYは水素,
OR,ヒドロキシ,(C〜C)アルキル,C
,COR,ハロゲン(たとえばフルオロ,クロ
ロ,ブロモ又はヨード),COOR,CONR、R
,CN,NO,SR,SOR,SO及び
SONRから独立に選択され;Rは(C
)アルキル又はCONHRであり;Rは(C
〜C)アルキル(好ましくは(C〜C)シクロア
ルキル),(CH(式中、nは0又は1),
又はNHRであり;Rは(C〜C)アルキル,
フェニル,ベンジル,アリル又は水素であって、前記フ
ェニル及び前記ベンジルのフェニル核は場合によりフル
オロ,クロロ,ブロモ,ヨード,ヒドロキシ,(C
)アルキル,(C〜C)アルコキシ及びCF
から独立に選択される1つ以上の置換基によって置換さ
れ得;Rは水素,(C〜C)アルキル,(C
)ヒドロキシアルキル,(C〜C)シクロアル
キル,COR(式中、Rは前記定義と同じ),フェ
ニル,置換フェニル,ヘテロアリール基又は置換ヘテロ
アリール基(ここに、前記のヘテロアリール基及び置換
ヘテロアリール基のそれぞれのヘテロアリール核はチオ
フェン及びフランから選択され、前記の置換フェニル基
及び置換ヘテロアリール基はフルオロ、クロロ、ブロ
モ、ヨード、ヒドロキシ、(C〜C)アルキル,
(C〜C)アルコキシ及びCFから独立に選択さ
れる1つ又は2つの置換基によりそれぞれ置換されてい
る)であり;Rはヘテロアリール基及び置換ヘテロア
リール基(ここに、前記のヘテロアリール基及び置換ヘ
テロアリール基のそれぞれのヘテロアリール核はチオフ
ェン及びフランから選択され、前記の置換ヘテロアリー
ル基はフルオロ,クロロ,ブロモ,ヨード,ヒドロキ
シ,(C〜C)アルキル,(C〜C)アルコキ
シ及びトリフルオロメチルから独立に選択される1つ又
は2つの置換基によってそれぞれ置換されている)であ
り;Rはフェニル,チオフェン又はフラン(ここに、
前記のフェニル,チオフェン及びフランは場合によりフ
ルオロ,クロロ,ブロモ,ヨード,ヒドロキシ,(C
〜C)アルキル,(C〜C)アルコキシ及びトリ
フルオロメチルから独立に選択される1つ以上の置換基
によってそれぞれ置換され得る)であり;Wは水素,
(C〜C10)アルカノイル,(C〜C)シクロ
アルキルカルボニル,(C〜C10)フェニルアルカ
ノイル,クロロベンゾイル,テノイル,ω−(C〜C
)アルコキシカルボニル−(C〜C)アルカノイ
ル,(C〜C10)アルコキシカルボニル,フェノキ
シカルボニル,1−[(C〜C)アシルオキシ]−
(C〜C)アルキル,1−[(C〜C)アルコ
キシ−カルボニルオキシ]−(C〜C)アルキル,
(C〜C)アルキルスルホニル,(C〜C)ア
ルキル,メチルフェニルスルホニル及びジ−(C〜C
)アルキルホスネートである。但し、(a)Eが窒素
である場合、X及びYの少くとも1つは水素以外であ
り、(b)RがNHRであるか、又はRが(C
〜C)アルキルであるかのいずれかの場合、Wは水素
である。本発明は、薬学的に許容し得る、一般式Iの化
合物の酸又は塩基の付加塩にも係る。適当な酸付加塩の
例は、酢酸,乳酸,コハク酸,マレイン酸,酒石酸,ク
エン酸,グルコン酸,アスコルビン酸,安息香酸,ケイ
皮酸,フマル酸,硫酸,燐酸,塩化水素酸、臭化水素
酸、沃化水素酸、スルファミン酸,スルホン酸(たとえ
ばメタンスルホン酸及びベンゼンスルホン酸)及び関連
の酸の塩である。好ましくは酸付加塩は燐酸の塩であ
る。製造することのできる、一般式Iの化合物の典型的
な塩基付加塩は、第一級、第二級及び第三級アミンの
塩、並びにアルカリ金属及びアルカリ土類金属のそれら
である。特に貴重なのはエタノールアミン,ジエタノー
ルアミン及びトリエタノールアミンの塩である。本発明
の好ましい実施態様は、一般式IにおいてB又はEが窒
素であり、X及びYの少くとも1つがクロロであり、R
が(CHであり、nが0であり、Rが非
置換ヘテロアリールであり、RがCONHRであ
り、Rが水素又は(C〜C)アルキルである化合
物に係る。一般式Iの具体的な好ましい化合物は次の化
合物である: 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−カルボキサミド; 5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド; 5−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド; 5−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド;及び 5−クロロ−3−(3−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−フェニルカルボキサミド。一般式I
の他の具体的な化合物は次の化合物である: 5−クロロ−3−(3−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 3−(2−フロイル)−5−トリフルオロメチル−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド; 3−(2−テノイル)−6−トリフルオロメチル−4−
アザオキシインドール−1−カルボキサミド; 6−クロロ−3−(2−フロイル)−5−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−アセチル−3−(2−テノイル)−4−アザオキシ
インドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−シアノ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 3−(2−フロイル)−5−トリフルオロメチル−6−
アザオキシインドール−1−N−シクロヘキシルカルボ
キサミド;及び 本発明は、ヒトを含めて哺乳動物において、喘息、乾
癖、慢性関節リウマチ、及び変形性関節炎のような慢性
炎症性疾患、並びに全身性紅斑性狼瘡のような免疫機能
不全から成るグループから選択される病態を予防又は治
療するための、この種の病態を予防又は軽減するのに有
効な量の、一般式Iの化合物又はその薬学的に許容し得
る塩、及び薬学的に許容し得るキャリヤーから成る、医
薬組成物にも関係する。本発明は、疼痛を予防又は軽減
するのに有効な量の、一般式Iの化合物、又はその薬学
的に許容し得る塩、及び薬学的に許容し得るキャリヤー
から成る、ヒトを含めて哺乳動物の疼痛を予防又は治療
するための医薬組成物にも関係する。本発明は、5−リ
ポキシゲナーゼ阻害量若しくはインターロイキン−1合
成阻害量の一般式Iの化合物、又はその薬学的に許容し
得る塩、及び薬学的に許容し得るキャリヤーから成る、
ヒトを含めて哺乳類の5−リポキシゲナーゼ又はインタ
ーロイキン−1合成を阻害するための医薬組成物にも関
係する。本発明は、このような合成を阻害するのに有効
量の一般式Iの化合物、及び薬学的に許容し得るキャリ
ヤーから成る、哺乳動物のプロスグランジンHシンタ
ーゼ合成を阻害するための医薬組成物にも関係する。本
明細書に使用する用語「アルキル」とは、直線状、分枝
状若しくは環状の部分又はそれらの組合せを有する一価
の飽和炭化水素基を称する。一般式IのWが水素以外で
ある化合物は、Wが水素である一般式Iの化合物のプロ
ドラッグである。用語「プロドラッグ(prodru
g)」とは、哺乳動物への投与とそれによる吸収に続
く、代謝過程を介してインビボで薬物を放出する薬物全
駆物質である化合物を指す。一般式Iの化合物は、アザ
オキシインドール環の2位のカルボニル炭素及びその環
の3位の炭素に付いているアシル炭素のために、幾つか
の互変異性形が存在する。この種の化合物は互変異性構
造の幾何異性体としても存在し、その二重結合は環の1
位の窒素と2位の炭素の間に存在する。本発明は一般式
Iの化合物のすべての互変異性形及び幾何異性体に関す
る。Wが水素である一般式Iの化合物は、下記スキーム
15に示すようにして製造し得る。別に指示する場合を
除き、各反応図式(スキーム)及び続きの議論中のA,
B,D,E,X,Y,R,R,R,R,R
びRは前記定義と同じである。
【化8】
【化9】
【化10】
【化11】
【化12】
【化13】 スキーム1を参照して、一般式Iの化合物は次のように
して得られる。Qがハロゲンである式IIの化合物を、
式RCCHCO(式中、R及びR
同じか又は異なり、(C〜C)アルキル及びベンジ
ルから選択される)のマロン酸ジアルキルエステル、又
は式NCCHCOのシアノ酢酸エステルと、非
プロトン性溶媒たとえばジメチルホルムアミド又は1,
2−ジメトキシエタン中で、約−30〜約50℃の温度
で反応させる。好ましい溶媒は1,2−ジメトキシエタ
ン及び好ましい温度は25℃である。式IIIのGがC
又はCNであり、R及びRが前記定義と同
じニトロ化合物が得られる。次いで式IIIの化合物を
還元して対応する式IV(式中、R及びGは前記定義
と同じ)のアミノ化合物又は式IV′(式中、Gは前記
定義と同じ)のアザオキシインドールを生じる。(1つ
又は両方の生成物を形成し得る)。この反応は典型的に
は約0℃〜約70℃の温度、好ましくは周囲温度(約2
0℃)で金属触媒を用い適当な溶媒中で水素雰囲気下に
実施する。適当な溶媒にはメタノール,エタノール,プ
ロパノール,酢酸エチル,及びジメチルホルムアミドが
挙げられる。好ましい溶媒はエタノールである。好まし
い触媒はラネーニッケルである。反応の水素圧を約1気
圧〜約5気圧、好ましくは3気圧に保持しなければなら
ない。瀘過による触媒の除去及び溶媒の除去により式I
Vの化合物及び式IV′の化合物の1つ又は両方を生じ
る。別法として、式IIIのニトロ化合物を、亜鉛、鉄
又は錫のような金属、及び水性の塩化水素酸又は酢酸の
ような酸を使用して還元することができる。この反応も
式IVの化合物及び式IV′の化合物(式中、R及び
Gは前記定義と同じ)の1つ又は両方を生じる。約0℃
〜約120℃の温度が適当であり、便宜上室温が好まし
い。式Vのアザオキシインドールは式IV又はIV′
(式中、R及びGは前記定義と同じ)の対応する化合
物から製造し得、前記反応においてこの種の化合物を単
離してそれらを稀薄な塩化水素酸、臭化水素酸又は硫酸
と共に、約50℃から反応混合物の還流温度付近までの
温度、好ましくは還流温度で反応させることによって生
じる。得られた式Vのアザオキシインドール核を用い、
次のようにして、一般式Iのアザオキシインドール−1
−カルボキサミドを製造し得る。最初のステップは3−
アシル置換基の導入に関係する。このアシル化反応は標
準的手順を使用し、低級アルカノール溶媒のアルカリ金
属塩(たとえば、ナトリウムエトキシド)の存在下に式
COOHの適切な酸の誘導体と式Vの化合物を低級
アルカノール溶媒(たとえば、エタノール)中で反応さ
せることによって実施し得る。使用し得る式RCOO
Hの酸の誘導体の典型例には、酸塩化物、式RCOO
CORの酸無水物、及び式RCOO−(C〜C
アルキル)のアルキルエステルが挙げられる。酸の誘導
体を過剰に使用し得、誘導体を基準にして1〜7モル当
量の量のアルコキシド塩が存在し得る。単純なアルキル
エステルの2当量には5当量のアルコキシド塩を使用
し、酸塩化物若しくは無水物の2当量には7当量のアル
コキシド塩を使用することが好ましい。式RCOOH
の酸の誘導体及び式Vの化合物の間の反応は通常約0〜
約25℃の温度で開始される。次いで反応混合物を約5
0〜約130℃の範囲の温度、好ましくは約80℃で加
熱して反応を完結するのが典型的である。このような事
情で、数時間、たとえば2時間から数日、たとえば2日
までの反応時間が普通使用される。次いで反応混合物を
冷却し、過剰の水で希釈して酸性化する。次いで式VI
を有するアシル化された生成物は瀘過により、又は溶媒
抽出の標準的操作により回収することができる。こうし
て形成される式VIの化合物をクロロスルホニルイソシ
アナートと反応させ、RがCONHSOClである
ことを除いて式Iと同じ式を有する化合物(本明細書
中、後に式VIIと称する)を製造し得る。反応不活性
溶媒、即ちクロロスルホニルイソシアナート又は式VI
IのN−クロロスルホニル−2−オキシインドール−1
−カルボキサミドの生成物と反応しない溶媒の中で反応
を行う。代表的な溶媒はジエチルエーテルのようなジア
ルキルエーテル,ジオキサン及びテトラヒドロフランの
ような環状エーテル,ベンゼン,キシレン及びトルエン
のような芳香族炭化水素,塩化メチレン及びクロロホル
ムのような塩素化炭化水素,アセトニトリル,並びにそ
れらの混合物である。反応は一般に周囲温度から使用す
る溶媒の還流温度までの範囲の温度で行われる。一般に
は、約25〜約110℃の温度が好まれる。所望によ
り、20℃以下、たとえば−70℃まで低い温度を使用
することができる。しかしながら、実際の場合、0℃以
下の温度は、収率の低下を生じるため経済上の理由によ
り避けられる。式VIの化合物とクロロスルホニルイソ
シアナートを、一般に、等モルから30%過剰のクロロ
スルホニルイソシアナートの範囲のモル割合、なすわち
1:1〜1:1.3で反応させる。より大過剰のクロロ
スルホニルイソシアナートは利点を生じるとは思われず
経済性の理由により使用されない。かようにして製造さ
れた式VIIのクロロスルホニル誘導体は所望により単
離することが出来、又は単離せずに同じ反応容器中の加
水分解を介してRがCONHである式Iの化合物に
直接変換することができる。式VIIの中間体クロロス
ルホニル化合物の単離は当業者に公知の操作により、た
とえば瀘過によるか溶媒の蒸発により達成される。式V
IIのクロロスルホニル誘導体の加水分解は、それを単
離しするか又はしないで、そのような化合物を水(好ま
しくは氷水)、水性の酸又は水性の塩基を用いて処理す
ることによって実施される。水単独又は水性の酸が一般
には好ましく、加水分解のステップが2相系に関与する
場合でも同様である。加水分解の速度は充分早くて溶解
度の問題を克服するが、大規模反応の観点から、その他
の加水分解の方法よりも水単独の使用が経済的である。
酸の量は加水分解のステップに重要ではない。等モルよ
り少い量から等モルより大きい量までにすることができ
る。使用する酸の濃度も重要ではない。一般に、水性の
酸を加水分解のステップに使用する場合、1molの式
VIIの化合物について約0.1〜3.0molの酸を
使用する。約1〜6モル濃度の酸を取扱の容易さのため
一般的に使用する。水性の酸の使用は、式VIIの中間
体を単離して単一相の加水分解混合物が望ましい場合に
採用されることが多い。代表的な酸は塩酸、硫酸、硝
酸、燐酸、酢酸、ギ酸、クエン酸及び安息香酸である。
室温付近で空気に開放したままDMSOの溶液中でN−
クロロスルホニルカルボキサミドを単に撹拌することに
よって加水分解を行うのが好ましいことが多い。高めの
温度(50℃より高い)では生成物の加水分解を引続き
生じ得る。DMSOの凝固点までの低温を使用すること
はできるが、反応速度を低下することになる。この反応
はDMSO−dを溶媒として使用しHNMRよって
容易に追跡することができる。反応が完結したとき、混
合物を過剰の水中に注ぎ粗生成物を瀘過により単離す
る。DMSO以外の溶媒も使用し得る。適当な溶媒の例
には、クロロホルム及びジメチルホルムアミドが挙げら
れる。一般式Iの化合物で、Wが水素であり、RがC
ONHRであってRが水素以外である化合物は、ス
キーム1に従い、式VIの化合物又は式VIIの化合物
を式R−N=C=Oのイソシアナートと反応させるこ
とによって製造し得る。約25〜約150℃、好ましく
は約80〜約130℃の範囲の温度で、不活性溶媒中
で、実質上等モル量の反応物を接触させることによって
反応を行うことが極めて普通である。このような事情
で、不活性溶媒とは少くとも1つの反応物を溶解し、か
つ反応物又は生成物のいずれにも不利な相互作用をしな
い溶媒である。使用することのできる典型的な溶媒に
は、脂肪族炭化水素、たとえばオクタン,ノナン,デカ
ン及びデカリン;芳香族炭化水素,たとえばベンゼン,
クロロベンゼン,トルエン,キシレン及びテトラリン;
塩素化炭化水素たとえば1,2−ジクロロエタン;エー
テル,たとえばテトラヒドロフラン,ジオキサン,1,
2−ジメトキシエタン及びジ(2−メトキシエチル)エ
ーテル;並びに極性非プロトン性溶媒、たとえばN,N
−ジメチルホルムアミド,N,N−ジメチルアセトアミ
ド,N−メチルピロリドン及びスルホキシドが挙げられ
る。反応時間は反応温度に応じて変化するが、100〜
130℃の温度では短時間の反応時間、たとえば5〜1
0時間が使用されるのが普通である。式R−N=C=
Oのイソシアナートと式VIの化合物の反応に、比較的
非極性の反応溶媒を使用する場合、反応の終期に反応混
合物を室温まで冷却すると、生成物が溶液でなくなるの
が通例である。このような状況では、生成物を通常瀘過
により回収する。しかしながら、比較的極性の溶媒を使
用し、生成物が反応の終期に溶液でなくならない場合
は、生成物を溶媒の蒸発によって回収することができ
る。別な方法として、水と混合し得る溶媒の場合には、
水による反応媒体の希釈が生成物の沈澱を起こし、上記
と同様に瀘過によって回収することができる。反応生成
物は標準的方法、たとえば再結晶により精製することが
できる。式VIの化合物と式R−N=C=Oのイソシ
アナートの間の反応は第三級アミン、たとえばトリメチ
ルアミン,トリエチルアミン,トリブチルアミン,N−
メチルピペリジン,N−メチルモルホリン又はN,N−
ジメチルアニリンのような塩基の添加によって加速する
ことができる。約1〜4当量の塩基性薬品を使用するの
が通例である。これにより約20〜約100℃の反応温
度の使用が可能となる。反応の終期には、反応媒体を中
和(又は酸性化)しなければならない。次いで前記のよ
うにして生成物を単離し得る。RがCONHRであ
る式VIの化合物の製造のため使用される好ましい条件
は、次の通りである。即ち溶媒−DMSO,温度−80
℃〜100℃、塩基−トリエチルアミン(2当量),イ
ソシアナート−1.5当量,時間−3〜6時間。式R
−N=C=Oのイソシアナートは標準的操作により製造
することができる。(Sandler及びDaro著
「Organic FunctionalGroup
Preparations」,第I部,第2版,Aca
demic Press,Inc.出版,New Yo
rk,ニューヨーク州,第12章,364〜369ペー
ジ(1983年))。特に有用方法は式R−NH
適切なアミンとホスゲンとの反応: R−NH+COCl → R−N=C=O+2HCl に関連する。X及びYが両方とも水素である式Vの化合
物(即ち、非置換の4−及び6−アザオキシインドー
ル)の製造の、スキーム1に説明した方法の変更は、文
献に記載されている。(Finch等,Journal
of Organic Chemistry,37
51(1972);Daisley及びHanbal
i,Synthetie Communication
s,11,743(1981),Parrick等,
ournal of the ChemicalSoc
iety,1951(1974)参照)。スキーム2及
び3は、式Vのアザオキシインドールを製造する別の方
法の説明である。スキーム2に関して、式VIIIのア
ザインドールを3当量の臭素と反応させて、ジブロム化
した式IXの化合物を製造する。適当な試薬の例は臭
素,ピリジニウムブロミド,ペルブロミド及びN−ブロ
モスクシンイミドである。反応は、pH1〜7を有す
る、t−ブチルアルコール/水又はt−ブチルアルコー
ル、好ましくはt−ブチルアルコール/水のような極性
の不活性溶媒中で実施する。適当な反応温度は約0〜約
50℃であり、25℃が好ましい。次いでこのようにし
て形成される式IXの化合物は水素ガスとの反応によっ
て式Vのアザオキシインドールを生じる。還元は、炭素
担持の10%パラジウム触媒の存在下に、約25〜約5
0℃の温度及び約1〜約5気圧の圧力で実施するのが典
型的である。25℃が好ましい温度であり、3気圧が好
ましい圧力である。式VのDが窒素であるアザオキシイ
ンドール(5−アザオキシインドール)はスキーム2に
従って前記の手順の変更により製造し得る。Dが窒素で
ある式VIIIの化合物を3当量より寧ろ4当量の臭素
と反応させ、混合物のpHを約6.5〜約7にゆっくり
調節する場合、式IXの化合物を生じ、その式中Xは臭
素であって、アザオキシインドール環の「7」位の炭素
に付いている。炭素、臭素結合を続いて水素化分解する
と式VのDが窒素である化合物を生じる。後の反応は一
般に約1〜約5atm、好ましくは3atmの圧力下に
炭素担持の10%パラジウムを使用して実施される。A
が窒素である式Vの化合物のスキーム2による合成は、
文献中に例示されている。Marfat及びCart
a,Tetrahedron Letters28
4027(1987)。スキーム3は式Vの(従って式
Iの)化合物の製造に有用なもう一つの順路を説明す
る。スキーム3に関して、式Xの化合物を2−(4−ク
ロロフェノキシ)アセトニトリルと反応させ、KがCN
である式XIの化合物を製造する。反応は適切な溶媒中
で強塩基の存在下に実施するのが典型的である.(Ma
kosza等,Liebigs Ann,Chem.,
1988,203参照)。適当な塩基には第三級のナト
リウム又はカリウムアルコキシドが挙げられる。好まし
い塩基はカリウムt−ブトキシドである。適当な溶媒は
テトラヒドロフラン、ジエチルエーテル及びジメチルホ
ルムアミドが挙げられる。好ましい溶媒はテトラヒドロ
フランである。反応は約−78℃〜約25℃の温度、好
ましくは−10℃の温度で行う。こうして製造された式
XIの化合物は、鉱酸、好ましくは希塩酸を使用する反
応混合物の中和、及び酢酸エチル、ジエチルエーテル又
は塩化メチレン、好ましくはジエチルエーテルを使用す
る標準的抽出単離によって精製される。次いで抽出によ
り得られる有機残留物を還元してKがCNである式XI
Iの化合物を形成する。この反応は約0℃〜約70℃の
温度、好ましくは周囲温度(約20℃)で金属触媒を用
い適当な溶媒中で水素雰囲気下に実施するのが典型的で
ある。適当な溶媒にはメタノール,エタノール,プロパ
ノール,酢酸エチル及びジメチルホルムアミドが挙げら
れる。エタノールが好ましい溶媒である。好ましい触媒
はラネーニッケルである。反応の水素圧は約1気圧〜約
5気圧、好ましくは約3気圧に保持しなければならな
い。濾過による触媒の除去及び溶媒の除去によって式X
IIの生成物を生じる。次いでこうして形成した式XI
Iの化合物を水性の鉱酸中の加水分解により式Vのアザ
オキシインドールに環化する。採択し得る酸は水性の硫
酸、塩化水素酸及び臭化水素酸である。約25〜約15
0℃の反応温度が適当であり、150℃が好ましい。次
の操作はスキーム3に説明した操作の変形である。式X
の化合物を適切な溶媒中強塩基の存在下にフェニルチオ
酢酸t−ブチルと反応させる(Makosza及びWi
niarski,J.Org.Chem.,49,(1
984)参照)。適当な塩基には水素化ナトリウム及び
水酸化ナトリウムが挙げられる。好ましい塩基は水酸化
ナトリウムである。適当な溶媒にはジメチルスルホキシ
ド、液体アンモニア及びピリジンが挙げられる。ジメチ
ルスルホキシドが好ましい溶媒である。反応は約−78
〜約50℃の温度、好ましくは約25℃にて行う。この
反応はKがCOtBuである式XIの化合物を生成す
る。次いでKがCNである式XIの化合物について前記
したようにしてその化合物を精製する。次いで、KがC
tBuである式XIの化合物を還元して、KがCO
tBuである式XIIの化合物を形成する。この反応
は、KがCNである式XIの化合物について述べた前記
の接触水素化により、又は水性の塩化水素酸又は酢酸の
ような酸中で亜鉛、鉄又は錫のような金属を用いてKが
COtBuである式XIの化合物を反応させることに
より実施し得る。K=COtBuの式XIIの化合物
の単離の後、それを不活性溶媒中で酸で処理することに
よって対応する式Vのアザオキシインドールに環化す
る。採択し得る酸の例は塩化水素酸、トリフルオロ酢酸
及びp−トルエンスルホン酸である。適当な溶媒は塩化
メチレン、ベンゼン及びトルエンが挙げられる。好まし
い溶媒はベンゼンである。約25〜約150℃の反応温
度が採択し得、80℃が好ましい。ある場合、たとえば
KがCOtBuである式XIの化合物の還元を酸の中
で金属を使用して実施する場合、KがCOtBuであ
る式XIIの化合物の環化はその場所で達成することが
できる。その場の環化には、100℃が好ましい温度で
あり、酢酸が好ましい酸である。式VのX及びYの1つ
がメチルで他が水素であるある種の化合物の合成は、D
aisley等,Synthetic Communi
cations(1)、53〜57(1975)に
記載されている。式IのR′がCONHRでありWが
水素である化合物は、スキーム4に説明する操作によっ
ても製造し得る。この操作は「1」位にR置換基を付
加する以前にアザオキシインドールの「3」位をアシル
化することを伴う、スキーム1の操作の変体である。こ
の操作を実施するには、式IIの化合物を、1,2−ジ
メトキシエタン又はN,N−ジメチルホルムアミドのよ
うな非プロトン性溶媒中、水素化ナトリウムのような塩
基の存在下に約−30〜約50℃の温度で、式CH
(COBz)(式中、Bzはベンジルである)の
エステルと反応させる。この反応は式XIVの化合物を
生成する。次いでそれを、式IIIのエステルから式V
のアザオキシインドールを形成する場合について述べた
前記のスキーム1の操作に従って、対応する式XVのア
ミン及び式XVIのアザオキシインドールに変換する。
次いで、式VIの化合物から式Iの化合物を形成する場
合について述べた前記スキーム1の操作に従って、式R
−N=C=Oのイソシアナートと式XVIのアザオキ
シインドールを反応させることにより、「1」位が置換
した式XVII(式中、RはCONHRである)の
アザオキシインドールを形成する。水素による式XVI
Iのエステルの還元は、対応する式XVIIIのカルボ
ン酸を生じる。この反応は約1〜約5気圧の圧力下に、
約25〜約50℃の温度で炭素担持の10%パラジウム
触媒の存在で実施するのが典型的である。次いで式XV
IIIの酸を約50〜約200℃の温度に加熱し、アザ
オキシインドール核の「3」位が置換されていない式X
IXの化合物を生成する。次いでこのようにして形成さ
れた式XIXの化合物を、酸塩化物又は式RCOOC
ORの酸無水物と反応させることにより「3」位を再
度アシル化して式Iの化合物を形成する。この反応は、
トリエチルアミン又は4−ジメチルアミノピリジンのよ
うな塩基の存在下に、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリド
ン、ジメチルスルホキシド又は塩化メチレンのような極
性の不活性溶媒中で実施するのが典型的である。N,N
−ジメチルホルムアミドが好ましい溶媒である。式XI
Xの化合物、溶媒及び塩基を含有する溶液に酸塩化物又
は無水物を徐々に添加しながら、典型的には反応混合物
を約0℃に冷却する。次いでそれを約25℃まで加温
し、その温度で反応を続ける。約30分〜約2時間の反
応時間が普通である。反応の終りに、反応混合物を酸性
にし、生成物をたとえば濾過によって回収する。回収し
た生成物は洗浄、乾燥して更に再結晶のような標準的な
方法によって精製することができる。次の方法は式XI
Xの化合物から、式IのRがNHRである化合物を
製造するのに好ましい。式XIXの化合物を式RNC
Oの化合物と反応させる。この反応は反応不活性溶媒、
好ましくは極性の非プロトン性溶媒、たとえばジメチル
ホルムアミド、ジエチルホルムアミド、N−メチル−2
−ピロリドン又はジメチルスルホキシドの中で実施する
のが典型的である。更に、塩基の存在下に反応を実施す
ることが好ましい。この種の塩基にはアルカリ及びアル
カリ土類金属の水素化物並びに第3級有機アミンが挙げ
られる。好ましい塩基は水素化ナトリウムである。実際
には、適切な溶媒中でオキシインドール及び塩基にイソ
シアナートを添加する。モル当量のイソシアナート及び
塩基を使用するのが好ましく、最良の結果は、それぞれ
50%過剰量を使用することにより達成される。試薬を
冷時、一般には約−10〜約0℃で一緒にし、かつ反応
混合物を室温まで温めることが好ましい。室温付近から
約45℃までの温度では、イソシアナートの反応性に応
じて約2〜3分〜約18時間で反応は完結まで進む。反
応の完結時、混合物を氷水に加え、充分な酸で処理して
約2〜約5のpHを示すようにして、生成物を単離す
る。生成物は濾過するか、又は水と混合し得る溶媒を用
いて抽出することができる。スキーム5では式VIII
のアザインドール核を用いて出発し、Rが(C〜C
)アルキルである一般式Iの化合物の合成を説明す
る。式VIIIのアザインドールは式R10Br又はR
10I[式中、R10は(C〜C)アルキルであ
る]の化合物と反応して、式XXのN−置換アザインド
ールを提供する。この反応は塩基の存在下に反応不活性
溶媒中で実施されるのが典型的である。適当な塩基には
水酸化ナトリウム又はカリウム及び水素化ナトリウム又
はカリウムが挙げられる。塩基として水酸化物を使用す
る場合、適当な溶媒にはアセトン及びジメチルスルホキ
シドが挙げられ、アセトンが好ましい。塩基として水素
化物を使用する場合、適当な溶媒にはジメチルスルホキ
シド及びN,N−ジメチルホルムアミドが挙げられる。
反応は一般に約0〜約150℃の温度で実施される。好
ましい温度は約25℃である。式XXのアザインドール
からRが(C〜C)アルキルである式XIXのN
−置換アザオキシインドールを製造するには次の2つの
方法を使用し得る。第1の方法は、式VIIIのアザイ
ンドールから式VのN−置換アザオキシインドールを製
造するためスキーム2に説明した方法に類似していて、
「1」位の窒素が(C〜C)アルキルで置換されて
いることを除き、式IXに類似の中間的ジブロモアザオ
キシインドールの形成を介して進行する。第2の方法は
N−クロロスクシンイミドによる式XXの化合物の処理
を伴い、式XXIの3−クロロアザインドールを提供す
る。この反応は一般に塩化メチレン、クロロホルム及び
t−ブタノールのような反応不活性溶媒中で行われる。
塩化メチレンが好ましい溶媒である。適当な温度は約0
〜約80℃の範囲である。式XXIの3−クロロアザイ
ンドールの式XIXのアザオキシインドールへの変換
は、氷酢酸を溶媒として使用し、強酸、たとえば燐酸、
硫酸又は過塩素酸と反応させて完成される。適当な温度
は約25℃〜約120℃の範囲で、好ましい温度は約6
0℃である。好ましい酸は燐酸である。反応時間は使用
する基質及び温度に応じて、約1時間〜約7日に変り得
る。Rが(C〜C)アルキルである式XIXのア
ザオキシインドールの、Rが(C〜C)アルキル
である一般式Iの化合物への反応は、式XIXの化合物
から一般式Iの化合物を製造するために前記したスキー
ム4の方法によって実施し得る。Wが水素以外である一
般式Iの化合物、即ちWが水素である化合物のプロドラ
ッグは、適切な3−アシル−3−アザオキシインドール
−1−カルボキサミド(又はN−置換カルボキサミド)
を用いて出発し、次の2つの方法により製造し得る。第
1の方法はクロロホルム又はテトラヒドロフランのよう
な反応不活性溶媒中の適当な3−アシル−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミド及び等モル量のトリエチ
ルアミンの溶液を、僅か過剰の必要な酸塩化物、クロロ
ギ酸塩、オキソニウム塩又はアルキル化剤を用いて、約
−10〜約10℃、好ましくは約0℃の温度で処理する
ことを伴う。反応物を室温まで温め、その温度に約2〜
3時間保つ。出発物質のオキシインドールが完全に反応
しない場合には、混合物を再度冷却し、付加のアシル化
剤又はアルキル化剤及び比例量のトリエチルアミンを添
加して、方法を反覆し、オキシインドールを全部消費さ
せておく。生成物を1N塩酸で洗浄し、重炭酸ナトリウ
ム飽和溶液で抽出した後、反応溶媒から単離する。溶媒
を真空で除いた後残る残留物を再結晶又はクロマトグラ
フィーにより精製する。ある場合には、反応混合物の濾
過により直接単離して不溶性生成物を捕集することがで
きる。第2の手順は、アセトンのような無水の反応不活
性溶媒中で、適切な3−アシル−アザオキシインドール
−1−カルボキサミド(又はN−置換カルボキサミ
ド)、3倍モル過剰の必要な炭酸α−クロロアルキル、
5倍モル過剰の沃化ナトリウム及び2倍モル過剰の無水
炭酸カリウムを接触させ、反応混合物を溶媒の還流温度
付近で約16時間加熱することを必要とする。次いで反
応混合物を水で希釈し、生成物をジエチルエーテル又は
クロロホルムのような水と混合し得る溶媒を用いて抽出
する。生成物を含有する溶媒の濃縮により粗製物を生
じ、それを再結晶及び/又はクロマトグラフィーにより
精製することができる。前記反応のそれぞれにおいて、
圧力は重要ではない。約0.5atm〜約50atmの
圧力が一般的に適当であって1atmの圧力が便宜上一
般に好ましい。一般式Iの化合物の酸付加塩は遊離塩基
(I)の溶液又は懸濁液を約1化学当量の薬学的に許容
し得る酸で処理することにより、慣用方法により製造さ
れる。塩を単離するには慣用の濃縮及び再結晶の技術が
使用される。一般式Iの化合物の塩基付加塩は、一般式
Iのこの種の化合物を約1化学当量の有機又は無機の塩
基と反応させることにより慣用方法で製造し得る。一般
式Iの化合物がインターロイキン−1の生合成を阻害す
る能力は後記の検定操作により定量し得る。C H/
HeNマウス(Charles River,Wilm
ington,マサチューセッツ州)を頚部脱臼により
殺し、その腹腔に70%アルコールを噴霧して後続の細
胞標品の細菌汚染を予防する。それぞれのマウスの腹膜
中に、5%FCS[胸腺細胞検定(Hyclone L
aboratories,Logan,ユタ州)におけ
るIL−1に対する応答性の良いこと、及びIL−1の
存在の無い場合自然増殖の低いものを選抜したウシ胎仔
血清。各ウエルに添加。プレートを37℃で温置す
る。]、ペニシリン−ストレプトマイシン(100単位
/ml−100μg/ml)及びグルタミン(2mM)
を含有するRPMI[RPMI−1640培地(Haz
elton Research Products,I
nc.,Lenexa,カンサス州)]を8ml注射す
る。腹膜を混練して細胞を単離する。次いで、腹腔のス
キンを切開することにより下にある筋層を露出させる。
胸骨の直下の露出筋層に針の先端を挿入することにより
腹膜液を20ゲージ針を用いて除去する。6頭のマウス
の腹膜液をプラスチック円錐管にプールし、細菌汚染に
ついて顕微鏡により検査する。非汚染液を600×gで
6分間遠心分離して上清をデカントする。5〜6本の管
のペレットになった細胞を一緒にして全部で20mlの
RPMI−FCS[5%ウシ胎仔血清を含有するRPM
I−1640培地]に再懸濁する。次いで血球計算板を
使用して細胞数を確かめ、かつ血球計算板を使用してト
リパンブルー染色による細胞生死判定試験も行う。次い
でRPMI−FCSを使用して細胞を3×10細胞/
mlに希釈する。35mmウェルプレートのウェルに前
記の細胞懸濁液を1ml加える。5%CO雰囲気中3
7℃で2時間細胞を温置し、ウェルの壁にマクロファー
ジの粘着を生じさせる。壁に強烈な渦を当て、デカント
することにより上清を除去する。粘着細胞(即ちマクロ
ファージ)をRPMI−SF[ペニシリン−ストレプト
マイシン(100単位/ml−100ug/ml)及び
グルタミン(2mM)を含有するRPMI]を用いて2
回洗浄する。粘着細胞を含む2つのウェルに、RPMI
−SF中の濃度を0.1〜100ug/mlとして被験
化合物を1ml、又は対照としてはRPMI−SFを1
ml加える。次いでRPMI−SF中のLPS[C3H
/HeJマウスがそれに対して非応答性であることを確
認するようチェックしてある、サルモネラミネソタ(S
almonella minnesota)のない精製
リポ多糖](1mg/5ml)の100ulを5%CO
雰囲気中に24時間放置する。上清を除去して直ちに
IL−1について検定するか、又はそうでなければ後に
検定するため冷凍若しくは凍結する。上清は後記の受容
体結合検定によりIL−1について定量的に検定する。
標準曲線は下記のようにして画く。EL4−6.1マウ
ス胸腺腫細胞[0.4ml結合緩衝液(RPMI164
0,5%FCS,25mM HEPES,0.01%N
aN,pH7.3)中10〜15×10細胞]をい
ろいろの量の非標識マウスγIL−1[IL−1につい
て発表されたアミノ酸の115−270の配列により大
腸菌(Escherichia coli)に産生させ
た組換えIL−1,Lomedico,P.M.,等,
Nature,312,458〜462(1984)]
に添加して、絶えず振盪しながら4℃で1時間温置し
た。その後ヒト125I−γIL−1(New Eng
land Nuclear,Boston,マサチュー
セッツ州)を0.8ng(0.1ml)添加して、更に
3時間振盪を継続する。WhatmanGF/C2.4
cmガラス繊維フィルター(0.5%粉ミルクを用いて
37℃で2時間ブロックした)を介してYeda装置
(Linca Co.,Tel−Aviv,イスラエ
ル)を用いて試料を瀘過し、3mlの氷冷緩衝液で1回
洗浄する。フィルターをSearleガンマカウンター
で計数し、非特異的な結合を非標識γIL−1の200
ngの存在下の化合物と見なす。ヒル検量線はlog
(Y/100−Y)対logC(ここに、Yは対照
125I−γIL−1結合の百分率を表わし、Cは非標
識γIL−1の濃度である)を作図することにより構成
する。最小2乗法直線は20〜80%のY値を通じて適
合する。次いで前記のようにして得た上清中のIL−1
の水準を定量するため、前記プロトコル中γIL−1を
上清により置き換え、測定される百分率結合値を使用し
て標準化ヒルプロットからIL−1濃度を決定する。各
希釈液を重複して検定し、一般的にはY値が20〜80
%である希釈液のみを使用して平均IL−1水準を計算
する。一般式Iの化合物がプロスタグランジンHシン
ターゼ及び5−リポキシゲナーゼを阻害する能力は次の
検定操作により定量し得る。この操作によって、プロス
タグランジンHシンターゼ及び5−リポキシゲナーゼ
の既知の生成物の水準を、被験化合物を用いて処理した
細胞について測定する場合、これらの酸素の既知の生成
物の量の低減、又は欠如によりプロスタダランジンH
シンターゼ及び/又は5−リポキシゲナーゼの阻害が立
証される。単層に保持したRBL−1細胞を、B.A.
Jakschik等、Nature287;51〜52
(1980)の方法により、抗生物質/抗真菌物質溶液
を補足した15%ウシ胎仔血清に加えたEarlの塩と
共に最小必須培地(Minimum Essentia
l Medium)(Eagle)中で撹拌培養により
1〜2時間増殖する。細胞を2回洗浄し、低温のRPM
I1640中に再懸濁し4×10細胞/mlの細胞密
度にする。次いでRPMI1640中所望の濃度の被験
化合物の0.25mlアリコートを37℃で5分間平衡
化する。平衡化したアリコートに予め暖めた細胞懸濁液
の0.25mlアリコートを添加し、混合物を37℃で
5分間温置する。14C−アラキドン酸及びA−231
87(カルシウムイオノホア,Sigma Chemi
cal)を含有する10ul溶液を添加し、混合物を3
7℃でもう5分間温置する。次いで267ulのアセト
ニトリル/0.3%酢酸を添加し、混合物を30分間氷
に接して放置する。混合物を含む管をよく振り、遠心分
離(3000rpm,10分)により清澄にする。上清
をデカントして高速度の精密遠心機(microfug
e)で2分間再遠心分離する。次いで100ulアリコ
ートの上清を、0.1%トリフルオロ酢酸を含むアセト
ニトリル/HOの勾配溶媒系及び2ml/minの流
速を使用してPerkin Elmer−HS(3μ)
カラム上でHPLCにより分析する。放射能検出は、
2.4ml/minのOmnifluor(New E
ngland Nuclear,Boston,マサチ
ューセッツ州,の商標)をカラム流出液と混合して、8
00ul容フローセルを装備したBerthold L
B 504放射能モニターを用いて達成される。溶離放
射能の定量はSpectva Physics SP4
200電算式積分器の使用により実施する。こうして得
たデータをデータ簡約プログラムで使用し、各生成物に
対する積分ユニットを全積分ユニットの百分率として算
出して平均対照水準と比較する。一般式Iの化合物の鎮
痛活性は、2−フェニル−1,4−ベンゾキノン(PB
Q)の投与により誘発される腹部伸張の遮断を示すこと
によりマウスで定量し得る。これはSiegmund
等,Proc.soc. Exp.Biol.Me
d.,95,729〜731(1957)の方法に従
い、Milne及びTwomey,Agents an
d Actions,10,31〜37(1980)の
記載のように高処理量用に改訂した。一般式Iの化合物
の抗炎症活性は、標準的なカラゲニン誘発ラットアシ水
腫により例証し得る(Winter等,Proc.So
c.Exp.Biol.Med.,111,544(1
963))。一般式Iの化合物又はその薬学的に許容し
得る塩はIL−1の阻害剤、鎮痛薬又は抗炎症薬として
使用される場合、標準的な薬学上の手法により、単独で
も、又は好ましくは薬学的に許容し得るキャリヤー若し
くは希釈剤との組合せてでも、哺乳動物の被験者に対し
投与することができる。本化合物は経口的又は非経口的
に投与することができる。非経口的投与には、静脈内、
筋肉内、腹腔内、皮下及び局所の適用が含まれる。一般
式Iの化合物、又はその薬学的に許容し得る塩から成る
医薬組成物において、キャリヤーと有効成分の重量比は
1:4〜4:1の範囲になるのが通常であり、好ましく
は1:2〜2:1である。しかしながら、どのような場
合にも選択される比率は活性成分の溶解度、計画された
投与量及び正確な投与経路のような要因に左右される。
本発明の一般式Iの化合物の経口的使用には、たとえば
錠剤若しくはカプセル剤の剤形で、又は水剤若しくは水
性懸濁剤として化合物を投与することができる。経口的
に使用する錠剤の場合には、普通使用されるキャリヤー
には乳糖及びコンスターチを含む。ステアリン酸マグネ
シウムのような滑剤を添加するのが普通である。カプセ
ル剤の形の経口投与には、有用な希釈剤は乳糖及び乾燥
コンスターチである。水性懸濁剤の経口的な使用を必要
とする場合は、有効成分を乳化剤及び懸濁化剤と組合せ
る。所望により、ある種の甘味剤及び/又は着香剤を添
加することができる。筋肉内、腹腔内、皮下及び静脈内
の使用に際しては、有効成分の滅菌溶液を調製するのが
通例であって、溶液のpHを適当に調整して緩衝しなけ
ればならない。静脈内で使用するためには、溶質の合計
濃度を調節して組成物を等張にしなければならない。一
般式Iの化合物又はその塩をヒトの被験者に使用する場
合は、日用量は、通常処方指示医により決定される。さ
らに、投薬量は個々の患者の年齢、体重及び感受性、並
びに患者の症状の重篤度及び投与される特定の化合物の
効力に応じて変化する。しかしながら、疼痛を軽減する
ための短時間投与には有効な鎮痛応答を引き出す投与量
は大抵の場合約5mg〜500mgが必要とされる(た
とえば、4〜24時間ごとに)。炎症及び疼痛を緩和す
るか又はIL−1生合成を阻害するための長期の投与に
は、大抵の場合有効量は、1回用量又は分割用量で1日
につき約5mg〜1.0gであって、好ましくは1日に
つき50mg〜500mgである。
【実施例】以下の実施例により本発明を説明する。実施
例中に引用した融点はすべて未補正である。特記する場
合を除き、反応はすべて窒素雰囲気中で行った。実施例1 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド A.5−クロロ−4−アザオキシインドール 窒素入口及び機械的撹拌機を取付けた乾燥フラスコ中
に、オイル中に60%懸濁液とした水素化ナトリウム
(12.8g,0.32mol)を入れた。オイルの大
部分をヘキサンで2回洗浄して除いた。次いで残留して
いる固体水素化ナトリウムを乾燥1,2−ジメトキシエ
タン(DME)(350ml)中に懸濁させた。得られ
たスラリーにDME(175ml)へのマロン酸ジエチ
ル(49.3ml,0.325mol)の溶液を撹拌し
ながら滴下して加えた。混合物を室温で1時間撹拌した
後、DME(175ml)中への、市販の2,6−ジク
ロロ−3−ニトロピリジン(25g、0.13mol)
の溶液を加えると、暗赤色溶液を生じた。室温での撹拌
を一夜続け、反応混合物を水中に注いだ。6N HCl
溶液でpH3に酸性化した後、混合物をエーテルで抽出
した。エーテル相を食塩水で洗浄してMgSO上で脱
水し、真空濃縮すると黄色のオイルを生じた(高度の真
空下に60℃で加熱して過剰のマロン酸ジエチルの大部
分を除いた。)。H NMRスペクトルは、残留物
が、2−ビス(エトキシエルボニル)メチル−6−クロ
ロ−3−ニトロピリジン及び不要の異性体である6−ビ
ス(エトキシカルボニル)メチル−2−クロロ−3−ニ
トロピリジン(出発物の6−位の塩素原子の置換により
生じる)の2:1混合物、並びに若干の残存マロン酸ジ
エチルから成ることを示した。混合物を、4:1ヘキサ
ン/酢酸エチルを溶離剤として使用し、シリカ上でフラ
ッシュクロマトグラフィーに付した。所望の生成物を含
有する画分全部を一緒にして濃縮し、2−ビス(エトキ
シカルボニル)メチル−6−クロロ−3−ニトロピリジ
ン、6−(ビス(エトキシカルボニル)メチル−2−ク
ロロ−3−ニトロピリジン及びマロン酸ジエチルを、約
10:4:3のモル比で含有するオイル、重さ40.g
を得た。こうして2−ビス(エトキシカルボニル)メチ
ル−6−クロロ−3−ニトロピリジンの収量は約26g
(63%)と計算される。2−ビス(エトキシカルボニ
ル)メチル−6−クロロ−3−ニトロピリジン、6−ビ
ス(エトキシカルボニル)メチル−2−クロロ−3−ニ
トロピリジン及びマロン酸ジエチルの混合物をエタノー
ル(300ml)に溶解して、水中に50%ラネーニッ
ケル(26g)を入れ、エタノール(700ml)で希
釈した懸濁液に加えた。混合物をParr振盪機中で3
気圧で4時間水素化し、次いで珪藻土を介して瀘過して
触媒を除いた。溶媒を真空で除き、3−アミノ−2−ビ
ス(エトキシカルボニル)メチル−6−クロロピリジ
ン、3−アミノ−6−ビス(エトキシカルボニル)メチ
ル−2−クロロピリジン(望ましくない異性体)、及び
マロン酸ジエチルの混合物がろう状固体(35.7g)
として生じた。3−アミノ−2−ビス(エトキシカルボ
ニル)メチル−6−クロロピリジン、3−アミノ−6−
ビス(エトキシカルボニル)メチル−2−クロロピリジ
ン及びマロン酸ジエチルを含有する混合物を6N HC
l溶液(700ml)中に入れて還流下に5時間加熱し
た。真空で水性酸を除いた後、残留物を水中に入れ、再
び濃縮すると5−クロロ−4−アザオキシインドールが
褐色固体として得られ、これを空気中で乾燥した。収量
は7.04g(2,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン
から総括で32%)であった。分析用試料はイソプロパ
ノールからの再結晶により調製した。融点250〜25
4℃(分解)。 B.5−クロロ−2−(2−テノイル)−4−アザオキ
シインドール 金属ナトリウム(2.0g,87.0mmol)のペレ
ットを乾燥丸底フラスコ中で乾燥エタノール(50m
l)に加えた。ナトリウムの溶解が完結した時、固体の
5−クロロ−4−アザオキシインドール(3.0g,1
7.8mmol)を加え、続いて2−チオフェンカルボ
ン酸エチル(4.8ml,40mmol)を加えた。混
合物を還流下に窒素中で一夜加熱した。この間に、沈澱
が形成した。混合物を冷却し、氷水に注入して6N H
Cl溶液によりpH3に酸性化した。固体生成物(3.
7g,75%,融点235〜238℃)を瀘過し、水及
びエーテルで洗浄して捕集した。瀘液から晶出した2度
目の収得の生成物(375mg,8%,融点240〜2
41℃)も捕集した。 C.5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキ
シインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(500mg,1.79mmol)のDMSO
(10ml)への溶液にトリエチルアミン(0.54m
l,3.87mmol及びイソシアン酸t−ブチル
(0.3ml,2.63ml)を順次加えた。得た混合
物を窒素雰囲気中で油浴上で85℃に3時間加熱した。
室温に冷却した後、溶液を氷水中に注ぎ、6N HCl
溶液の添加によりpH2に酸性化した。不溶性固体を瀘
過により捕集した。これを第1カラム用溶離剤として酢
酸エチル、第2カラム用溶離剤として20%ヘキサン/
クロロホルムをそれぞれ使用し、シリカゲルカラム上
で、順次フラッシュクロマトグラフィーに付した。クロ
マトグラフした物をアセトニトリルから再結晶すること
によって標題化合物(300mg,44%)を黄色固
体;融点150〜152℃、として得た。H NMR
(DMSO−d):δ9.00(s,1H),8.8
3(d,J=3.6Hz,1H),8.35(d,J=
8.1Hz,1H),8.00(d,J=4.9Hz,
1H),7.28−7.25(m,1H),7.24
(d,J=8.1Hz,1H),1.40(s,9
H)。IR(KBrディスク)1713,1647,1
582,1461cm−1。MS m/e(相対的百分
率)379(4),377(18),280(23),
278(70),196(38),194(100),
111(12)。C1716ClNSとしての
分析計算値:C54.04,H4.27,N11.1
2。実測値:C53.59,H4.01,N10.9
2。実施例2 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミド A.6−クロロ−4−アザオキシインドール 2,5−ジクロロ−3−ニトロピリジンをChem.A
bs.,70,68286y(1969)の操作に従っ
て、2−ヒドロキシ−3−ニトロ−5−クロロピリジン
から調製した。2−ヒドロキシ−3−ニトロ−5−クロ
ロピリジンは市場で入手できる2−ヒドロキシ−5−ニ
トロピリジンのニトロ化(HSO/HNO/60
°)により調製した。この経路は、2−アミノ−5−ク
ロロピリジンのニトロ化を経由する公表された操作(
hem.Ads.,70,68286y(1969))
に比較してより清浄で高収率の生産物を得ることが分っ
た。窒素入口及び機械的撹拌機を取付けた乾燥フラスコ
に、オイル中に60%懸濁液とした水素化ナトリウム
(4.0g,0.10mol)を入れた。オイルの大部
分をヘキサンで2回洗浄して除いた。次いで残留してい
る固体水素化ナトリウムを乾燥し、1,2−ジメトキシ
エタン(DME)(125ml)中に懸濁させた。得ら
れたスラリ−に、DME(50ml)へのマロン酸ジエ
チル(15.7ml,0.10mol)の溶液を、撹拌
しながら滴下して加えた。混合物を室温で1時間撹拌し
た後、DME(75ml)中への2,5−ジクロロ−3
−ニトロピリジン(10g,51.8mmol)の溶液
を加えた。室温での撹拌を一夜続け、反応混合物を水で
希釈した。1N HCl溶液でpH2に酸性化した後、
混合物をエーテルで抽出した。エーテル相を食塩水で洗
浄してMgSO上で脱水し、真空濃縮すると赤色のオ
イルを生じた。これを9:1ヘキサン/酢酸エチルを溶
離剤として使用し、シリカゲル上でフラッシュクロマト
グラフィーに付した。所望の生成物を含有する画分全部
を一緒にして濃縮し、2−ビス(エトキシカルボニル)
メチル−5−クロロ−3−ニトロピリジンをオイル(1
3.6g,82%)として得た。エタノール(200m
l)中へのジエステルの溶液を、水中に50%ニネーニ
ッケル(8.8g)を入れ、エタノール(300ml)
で希釈した懸濁液に加えた。混合物をParr振盪機中
で3気圧で4時間水素化し、次いで珪藻土を介して瀘過
して触媒を除いた。溶媒を真空で除き、3−アミノ−2
−ビス(エトキシカルボニル)メチル−5−クロロピリ
ジンを淡黄色固体(12.6g)として得た。3−アミ
ノ−2−ビス(エトキシカルボニル)メチル−5−クロ
ロピリジン及び6N HCl(325ml)の混合物を
還流下に4時間加熱した。真空下に水性の酸を除いた
後、残留物を水に入れ、瀘過して少量の黒色不溶性物質
を除いた。固体NaHCOを用いて瀘液をpH6.5
に調整すると、6−クロロ−4−アザオキシインドール
は黄褐色固体(2.6g)として沈澱し、これを瀘過に
より捕集した。瀘液を酢酸エチルにより抽出し、抽出物
を一緒にして脱水(MgSO)し、濃縮して追加分の
6−クロロ−4−アザオキシインドール(3.6g)を
得た。こうして合計の収量は6.2g(2.5−ジクロ
ロ−3−ニトロピリジンから総括して71%)であっ
た。 B.6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキ
シインドール 金属ナトリウム(3.4g,0.15mol)のペレッ
トを乾燥丸底フラスコ中で乾燥エタノール(90ml)
に加えた。ナトリウムの溶解が完結した時、固体の6−
クロロ−4−アザオキシインドール(5.0g,29.
7mmol)を加え、続いて2−チオフェンカルボン酸
エチル(8ml,55mmol)を加えた。混合物を窒
素中で還流下に一夜加熱する間に沈澱を形成した。混合
物を冷却し、氷水中に注いで、6N HCl溶液でpH
3に酸性化した。固体アザオキシインドール(7.8
g,94%)(融点250℃)を瀘過により捕集し、水
及びエーテルで洗浄して真空下に加熱撹拌した。 C.6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキ
シインドール−1−カルボキサミド 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(3.3g,11.8mmol)及び無水アセ
トニトリル(100ml)の混合物を0℃に冷却してN
−クロロスルホニルイソシアナート(1.5ml,1
7.2mmol)を用いて処理した。混合物を室温で6
時間撹拌し、次いで氷水中に注いだ。固体を瀘過により
捕集して、水洗し、次いで水中で100°で20分間撹
拌した。生成物を瀘過により捕集して乾燥した。酢酸か
らの再結晶により分析的に純粋な6−クロロ−3−(2
−テノイル)−4−アザオキシインドール−1−カルボ
キサミド、融点>250℃、が得られた。H NMR
(DMSO−d):δ8.78(d,J=3Hz,1
H),8.57(br s,1H),8.39(s,1
H),7.92−7.89(m,3H),7.23−
7.21(m,1H)。IR(KBrディスク)172
1,1602,1420cm−1。MS m/e(相対
的百分率)321(13),280(11),278
(36),196(40),194(100),111
(33)。C13ClNSとしての分析計算
値:C48.53,H2.51,N13.06。実測
値:C48.58,H2.42,N12.95。実施例3 5−クロロ−3−(2−テノイル)−6−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド A.(5−アミノ−2−クロロ−4−ピリジル)アセト
ニトリル 無水テトラヒドロフラン(150ml)にカリウムt−
ブトキシド(24.69g,220mmol,2.2当
量)を溶解し、窒素中で−50℃で撹拌した液に、2−
クロロ−5−ニトロピリジン(15.85g.100m
mol)及び(4−クロロフェノキシ)アセトニトリル
(E.Grochowski等、Bull.Acad.
Pol.Sci.Ser.Sci.Chim.,11
443(1963))(18.44g,111mmo
l,1.1当量)をテトラヒドロフラン(150ml)
に溶解した液を滴下して加えた。その速さはドライアイ
ス/アセトン浴中の冷却により反応温度を−40℃〜−
50℃に保持するようにした。次いで得られた紫色の反
応混合物を窒素中で−78℃で1時間撹拌した時点で、
氷酢酸(20ml,0.35mol,3.5当量)を反
応物に添加し、混合物を室温まで温めた。5%HClの
溶液(100ml)を反応混合物に加えて、この水性混
合物をエチルエーテル(100ml)で抽出し、次いで
塩化メチレン(2×100mol)で抽出した。抽出物
をまとめて、硫酸マグネシウム上で脱水し、シリカゲル
フィルター(約150g)を通過させて続いて塩化メチ
レン(1200ml)で処理した。この瀘液を減圧下に
蒸発させ、残留オイルをシリカゲル(約300g)を使
用してクロマトグラフィーに付し、塩化メチレン中25
%ヘキサンを用いて溶離してオイル(塩化メチレン中R
f=0.52)を得た。このオイルを低温の無水エチル
エーテルと共にすり砕いて(6−クロロ−3−ニトロ−
2−ピリジル)アセトニトリル(1.37g,7%)を
白色結晶性固体、融点121.5〜123.5℃、とし
て得た。さらに溶離を続けると、オイル(塩化メチレン
中Rf=0.48)が得られ、これを低温の無水エチル
エーテルと共にすり砕いて(2−クロロ−5−ニトロ−
4−ピリジル)アセトニトリル(1.87g,9%)の
白色結晶性固体、融点87〜89℃、を得た。IR(K
Br)3080,2240,1600,1545,15
20,1450,1390,1340,1135cm
−1。(2−クロロ−5−ニトロ−4−ピリジル)アセ
トニトリルのエタノール(100ml)中への溶液を水
中に50%ラネーニッケル(3.2g)を入れ、エタノ
ール(150ml)で希釈した懸濁液に加えた。混合物
をParr振盪機中で3気圧2.5時間水素化し、次い
でCellite(登録商標)(珪藻土)を介して瀘過
して触媒を除いた。溶媒を真空で除いて残された黒ずん
だオイルを3:1酢酸エチル/ヘキサンを溶離剤として
使用しシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに
付した。標題化合物のみを含有する画分を一緒にして濃
縮し、オイル(850mg,32%)を得た。純度の低
い画分も一緒にして濃縮し、オイル(600mg)を得
た。その主要成分(約75%)は標題化合物であった。 B.5−クロロ−6−アザオキシインドール (5−アミノ−2−クロロ−4−ピリジル)アセトニト
リル(1.40g,8.4mmol)を6N HCl溶
液(100ml)中に入れて、50〜100℃に2時間
加熱した。冷却後、固体NaHCOの添加により溶液
をpH7に調整して、酢酸エチルを用いて抽出した。ま
とめた酢酸エチル抽出物を食塩水で洗浄し、MgSO
上で脱水して真空で濃縮した。残留物を酢酸エチルを溶
離剤として使用し、シリカゲル上でフラッシュクロマト
グラフィーに付した(固体の溶解を補助するためメタノ
ールを若干使用した)。所望の生成物を含有する画分を
一緒にして濃縮し、標題化合物を固体(650mg,4
6%),融点230℃(分解)、として得た。NMRス
ペクトルはこの物質が標題化合物に加えて少量の副生物
2−アミノ−5−クロロ−6−アザインドールを含むこ
とを示した。それにもかかわらず、更に精製をすること
なしにこの物質を次のステップに使用した。 C.5−クロロ−3−(2−テノイル)−6−アザオキ
シインドール 金属ナトリウム(232mg,10mmol)のペレッ
トを乾燥丸底フラスコ中で乾燥エタノール(10ml)
に加えた。ナトリウムの溶解が完結した時、固体5−ク
ロロ−6−アザオキシインドール(340mg,2.0
mmol)を加え、続いて2−チオフェンカルボン酸エ
チル(0.54ml,4.0mmol)を加えた。混合
物を窒素中で加熱して一夜還流させると、この間に沈澱
が形成した。混合物を冷却し、氷水中に注いで、6N
HCl溶液を用いてpH4に酸性化した。固体生成物
(475mg)を瀘過により捕集し、水洗して空気中で
乾燥した。この物質をメタノールから再結晶して標題化
合物(190mg,34%)を得た。H NMR(D
MSO−d):δ10.62(br s,1H),
8.79(d,J=3.2Hz,1H),7.92
(s,1H),7.77(d,J=5Hz,1H),
7.65(s,1H),7.17−7.14(m,1
H)。 D.5−クロロ−3−(2−テノイル)−6−アザオキ
シインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 乾燥DMSO(3ml)中への5−クロロ−3−(2−
テノイル)−6−アザオキシインドール(190mg,
0.68mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.
20ml,1.44mmol)及びイソシアン酸t−ブ
チル(0.11ml,0.96mmol)を順次加え
た。生じた混合物を窒素中で油浴上85℃に4時間加熱
した。溶液を室温に冷却し、次いで氷水中に注ぎ1N
HCl溶液の添加によりpH2に酸性化した。不溶性固
体を瀘過により捕集し、空気中で乾燥して、メタノール
から再結晶し、所望の生成物(175mg,68%)、
融点224℃(分解)を得た。H NMR(DMSO
−d):δ9.45(s,1H),8.70(s,1
H),8.43(dd,J=1.2,3.4Hz,1
H),8.06(s,1H),7.82(dd,J=
1.2,4.9Hz,1H),7.18(dd,J=
3.4,4.9Hz,1H),1.40(s,9H)。
IR(KBrディスク)1723,1660,162
4,1586,1552,1474cm−1。Ms m
/e(相対的百分率)377(2),280(21),
278(59),196(41),194(100),
111(41)。C1716ClNSとしての
分析の計算値:C54.04,H4.27,N11.1
2。実測値:C53.88,H4.21,N11.0
4。実施例4 3−(2−テノイル)−5−アザオキシインドール−1
−N−t−ブチルカルボキサミド A.3,3,7−トリブロモ−5−アザオキシインドー
3,3,7−トリブロモ−5−アザオキシインドールの
合成用の出発物は5−アザオキシインドールであって、
米国特許第4,625,033号の記載のようにして製
造された。別法として、この物質はヤマナカ等(Che
m.Pharm.Bull.,35,1823(198
7))又はオクダ及びRobinson(J.Org.
Chem.,24,1008(1959))による記載
のようにして製造し得る。t−ブタノール(100m
l)及びHO(100ml)に5−アザインドール
(1.5g,12.7mmol)を溶解した溶液を室温
で撹拌し新鮮なBr(2.6ml,50.5mmo
l)を20分かけて滴下した。Brの添加に続いて、
混合物のpHを約1にした。NaHCO飽和水溶液を
0.5時間にわたり慎重に、ゆっくり添加して、混合物
のpHを6.5〜7に調整した。この期間に沈澱が明確
になった。反応混合物の瀘過によって沈澱物を捕集し、
水洗して空気中で乾燥し、3.7g(79%)の黄色固
体、融点250℃を得た。酢酸エチルを用いる瀘液の抽
出により、更に標題化合物(700mg,15%)を得
た。しかしながら、この試料はTLCによる定量によれ
ば幾分純度が低かった。数回実施により不純画分をまと
め10%メタノール/CHClを溶離剤として使用し
シリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに付し
た。 B.5−アザオキシインドール エタノ−ル(1200ml)中の3,3,7−トリブロ
モ−5−アザオキシインドール(6.4g,17.3m
mol)の溶液に活性炭担持の10%Pd(3.2g)
を加えた。Parr振盪機を使用し3気圧水素ガス中で
3時間、混合物を水素化した。Celite(登録商
標)のパッドを介して混合物を瀘過して触媒を除き、エ
タノールを用いて充分洗浄した。溶媒の除去により、褐
色固体(主として所望生成物の臭化水素酸塩)3.5g
が残った。これを水に溶解し、活性炭で処理してCel
ite(登録商標)を介して瀘過した。瀘液のpHを、
NaHCO飽和水溶液の添加により、7.5に調整し
た。次いで混合物をn−ブタノール(3回)で抽出し
た。n−ブタノール抽出物を一緒にして食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウム上で脱水して真空下に濃縮し、固
体を生じた。これをブタノンと共にすり砕いて、瀘過し
5−アザオキシインドールの黄褐色固体(1.6g,6
9%)を捕集した。ブタノンの除去後、母液から生じた
固体をメタノールから再結晶すると更に標題化合物(5
0mg)、融点>250℃、を生じた。 C.3−(2−テノイル)−5−アザオキシインドール 金属ナトリウム(1.15g,50mmol)のペレッ
トを乾燥丸底フラスコ中で乾燥エタノール(30ml)
に加えた。ナトリウムの溶解が完結した時、固体5−ア
ザオキシインドール(1.40mg,10.4mmo
l)を加え、続いて2−チオフェンカルボン酸エチル
(2.7ml,20.1mmol)を加えた。混合物を
窒素中で還流下に1時間加熱した。この時点で、大気圧
でエタノールを蒸留することにより混合物の体積を50
%減少させた。混合物を冷却し氷水中に注いだ。生じた
溶液を瀘過して少量の不溶性物質を除き、水で充分洗浄
した。6N HCl溶液を用いて瀘液をpH7に酸性化
した時、生成物が沈澱した。これを瀘過により捕集し、
水洗して空気中で乾燥し、標題化合物の黄色/褐色固体
(2.0g,83%)を得た。 D.(2−テノイル)−5−アザオキシインドール−1
−N−t−ブチルカルボキサミド 乾燥DMSO(10ml)中の3−(2−テノイル)−
5−アザオキシインドール(500mg,2.05mm
ol)の溶液にトリエチルアミン(0.60ml,4.
3mmol)及びイソシアン酸t−ブチル(0.35m
l,3.06mmol)を順次加えた。生じた混合物を
窒素中で油浴上85℃で5時間加熱した。室温まで冷却
した後、溶液を氷水中に注ぎ、6N HCl溶液の添加
によってpH2に酸性化した。不溶性固体を瀘過により
捕集し、水洗して空気中で乾燥した。粗生成物をクロロ
ホルム/メタノール(9:1)を使用しシリカゲル上で
フラッシュクロマトグラフィーに付した。所望生成物を
含有する画分を一緒にして濃縮し、固体を得た。これを
メタノール/クロロホルム/アセトニトリルに次いでク
ロロホルム/メタノールから再結晶して標題化合物(2
10mg,31%)、融点>250℃、を得た。
NMR(DMSO−d):δ9.85(s,1H),
9.18(s,1H),8.70(dd,J=1.6,
3.5Hz,1H),8.41(d,J=6.2Hz,
1H),8.26(d,J=6.2Hz,1H),7.
73(dd,J=1.6,4.9Hz,1H),7.1
6(dd,J=3.5,4.9Hz,1H),1.41
(s,9H)。IR(KBrディスク)1723,16
53,1615,1549,1474,1427cm
−1。MS m/e(相対的百分率)343(2),2
44(30),160(90),111(28),84
(100)。C1717Sとしての分析の計
算値:C59.46,H4.99,N12.24。実測
値:C58.68,H4.87,N11.54。実施例5 5−フルオロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシ
インドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド A.5−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−ニトロピリジ
5−フルオロ−2−ヒドロキシピリジン(5−フルオロ
−2−ピリドン)は、市場で入手できる5−アミノ−2
−フルオロピリジンから、Nesnow及びHeide
lberger(J.Heterocyclic Ch
em.,10,779(1973))の記載のようにし
て製造した。但し、文献の条件(25%塩酸、ガラス封
管中、145℃)ではなく、48%臭化水素酸の還流を
使用して2−フルオロ−5−メトキシピリジンの最後の
加水分解を実施した。5−フルオロ−2−ヒドロキシピ
リジン(11.16g,98.7mmol)を濃硫酸
(90ml)に0℃で加えた。次いで発煙硝酸を滴下し
て加えた。反応混合物を室温まで昇温させ、次いで55
〜60℃に3時間加熱した。混合物を室温に冷却し、次
いで氷水中に注いだ。黄色生成物を瀘過によって捕集
し、水洗して空気中で脱水し、標題化合物8.24g
(53%)を得た。瀘液は固体NaHCOの添加によ
りpH2に調整して、酢酸エチルで抽出した。抽出物を
まとめて脱水(MgSO)し、濃縮して追加分の標題
化合物(1.71g,11%)を得た。 B.2−クロロ−5−フルオロ−3−ニトロピリジン 五塩化燐(9.41g,45.2mmol)及びオキシ
塩化燐(4.2ml,45.1mmol)の混合物に、
60℃で少量ずつ5−フルオロ−2−ヒドロキシ−3−
ニトロピリジン(6.5g,41.1mmol)を加え
た。混合物を窒素中で油浴上100℃で一夜撹拌し、室
温に冷却して氷水中に注いだ。更に水及び酢酸エチルを
添加した後、混合物をCelite(登録商標)を介し
て瀘過し黒ずんだ不溶性物質を除いた。有機相を食塩水
で洗浄し、再び瀘過して更に黒ずんだ物質を除き、Mg
SO上で脱水して濃縮した。残留物は、クロロホルム
を溶離剤として使用しシリカゲル上でフラッシュクロマ
トグラフィーに付した。標題化合物を含有する画分を一
緒にして濃縮し、黄色オイル(3.51g,48%)を
得た。これは5℃で一夜放置すると固化した。 C.6−フルオロ−4−アザオキシインドール 乾燥フラスコ中に水素化ナトリウム(3.1g,77.
5mmol)をオイル中の60%懸濁液として乳れた。
ヘキサンを用いて2回洗浄してオイルの大部分を除い
た。次いで残留している固体水素化ナトリウムを乾燥ジ
メチルホルムアミド(DMF)(100ml)中に懸濁
させて0℃に冷却した。次いでマロン酸ジエチル(1
1.8ml,77.7mmol)を撹拌しながら滴下し
て加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、DMF
(40ml)中の2−クロロ−5−フルオロ−3−ニト
ロピリジン(5.21g,29.5mmol)溶液を加
えた。室温で撹拌を一夜続けて、反応混合物を氷水に注
いだ。6N HCl溶液によりpH3に酸性化するのに
続いて、混合物を酢酸エチルで抽出した。有機相を食塩
水で洗浄し、MgSO上で脱水して真空下に濃縮する
と赤色オイルを生じた。これを3:7酢酸エチル/ヘキ
サンを溶離剤として使用しシリカゲル上でフラッシュク
ロマトグラフィーに付した。所望の生成物を含有する画
分を全部まとめて濃縮し、2−ビス(エトキシカルボニ
ル)メチル−5−フルオロ−3一ニトロピリジン及びマ
ロン酸ジエチルを約11:9のモル比で含有するオイ
ル、重量11.5gを得た。2−ビス(エトキシカルボ
ニル)メチル−5−フルオロ−3−ニトロピリジンの収
量を計算すると約8g(90%)であった。2−ビス
(エトキシカルボニル)メチル−5−フルオロ−3−ニ
トロピリジン及びマロン酸ジエチルの混合物をエタノー
ル(100ml)に溶解して、水(7.8g)に50%
ラネーニッケルを入れエタノール(150ml)で希釈
した懸濁液に加えた。混合物をParr振盪機中で3気
圧で一夜水素化し、次いで珪藻土(Celite(商
標))を介して瀘過し、触媒を除いた。溶媒を真空下に
除いて、3−アミノ−2−ビス(エトキシカルボニル)
メチル−5−フルオロピリジン及びマロン酸ジエチルの
混合物をオイルとして残した。3−アミノ−2−ビス
(エトキシカルボニル)メチル−5−フルオロピリジン
及びマロン酸ジエチルを含有する混合物を6N HCl
溶液(280ml)に入れて、還流下に3時間加熱し
た。水性の酸を真空で除いた後、残留物を水に入れ、再
び濃縮すると固体を生じた。これを乾燥エタノールに入
れ、2回濃縮して浅緑色固体(4.07g)として標題
化合物を得た。これを高温の酢酸エチルと共にすり砕い
て、空気中で乾燥した。NMRによれば幾分不純であっ
たけれども、この物質を更に精製することなく直接次の
ステップに使用した。 D.5−フルオロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
キシインドール 金属ナトリウム(0.75g,32.6mmol)のペ
レットを乾燥丸底フラスコ中で乾燥エタノール(30m
l)に加えた。ナトリウムの溶解が完結した時、固体6
−フルオロ−4−アザオキシインドール(1.0g,
6.57mmol)を加え、続いて2−チオフェンカル
ボン酸エチル(4.8ml,13.4mmol)を加え
た。混合物を窒素中で還流下に2日間加熱した。この期
間中に、黄色沈澱が形成した。混合物を冷却し、氷水中
に注いで6N HCl溶液を用いてpH2に酸性化し
た。標題化合物(854mg,50%)を瀘過により捕
集し、水及びエーテルで洗浄した。瀘液からは少量の2
度目の生成物(32mg,2%)が晶出して得られ、捕
集された。 E.5−フルオロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 乾燥DMSO(15ml)中の5−フルオロ−3−(2
−テノイル)−4−アザオキシインドール(450m
g,1.72mmol)の溶液に、トリエチルアミン
(0.50ml,3.59mmol)及びイソシアン酸
t−ブチル(0.30ml,2.62mmol)を順次
加えた。生じた混合物を窒素中で油浴上で85℃に一夜
加熱した。溶液を放冷して室温にし、次いで氷水中に注
いで、1NHCl溶液の添加によりpH2に酸性化し
た。不溶性の緑色固体を瀘過により捕集して、空気中で
乾燥し、酢酸エチルを溶離剤として使用しシリカゲル上
でフラッシュクロマトグラフィーに付した(固体を溶解
するためアセトニトリルを若干必要とした)。所望の生
成物を含有する画分をまとめて濃縮した。生じた固体を
酢酸エチル/アセトニトリルから再結晶すると、標題化
合物の緑色針晶(181mg,29%)、融点258
℃、を生じた。H NMR(DMSO−d):δ1
4.00(br s,1H),9.28(s,1H),
8.77(d,J=4Hz,1H),8.44(dd,
J=1.9,9.5Hz,1H),7.98−7.96
(m,1H),7.89(d,J=4.9Hz,1
H),7.24(dd,J=4,4.9Hz,1H),
1.40(s,9H)。IR(KBrディスク)172
1,1609,1552,1423cm−1。Ms m
/e(相対的百分率)361(4),262(40),
178(100),111(13)。C1716FN
Sとしての分析の計算値:C56.50,H4.
46,N11.63。実測値:C55.86,H4.4
8,N11.41。実施例6 5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド A.5,6−ジクロロ−4−アザオキシインドール 3−ニトロ−2,5,6−トリクロロピリジンを、市場
で入手し得るペンタクロロピリジンから出発して、He
lv.Chim.Acta,59,190(1976)
の記載のようにして製造した。最初のステップで所望の
2,5,6−トリクロロピリジン及び少量の3種のテト
ラクロロピリジン異性体の混合物を生じた。この混合物
を前記引用文献の記載のようにしてニトロ化すると、3
−ニトロ−2,5,6−トリクロロピリジン、少量の
2,5,6−トリクロロピリジン及びテトラクロロピリ
ジン異性体(除去するのが困難なことが判明した)の混
合物を生じた。乾燥フラスコ中にオイル中の60%懸濁
液として水素化ナトリウム(7.92g,198mmo
l)を入れ、それを乾燥ジメチルホルムアミド(DM
F)(90ml)中に懸濁させた。次いでマロン酸ジエ
チル(24.7ml,180mmol)を撹拌下に滴下
して加えた。混合物を室温で0.25時間撹拌して0℃
に冷却した。3−ニトロ−2,5,6−トリクロロピリ
ジン(12.5g,55mmol)、2,5,6−トリ
クロロピリジン(1.6g)及び3種のテトラクロロピ
リジン異性体(合計6.4g)の混合物をDMF(40
ml)中に溶解して、0℃に冷却し、滴下して加えた。
混合物を0℃で0.25時間撹拌し、水に入れて6N
HCl溶液を使用して酸性化した。エーテルを用いて抽
出した後、まとめたエーテル層を食塩水で洗浄し、Mg
SO上で脱水して濃縮するとオイルを生じた。これを
シリカゲルの厚いパッドを通過させ、初めにヘキサンを
用いて洗浄し(オイル並びにトリクロロ−及びテトラク
ロロ−ピリジンを除去する)、次いで酢酸エチルを用い
て洗浄して生成物の混合物を溶離した。溶媒の除去に続
いて、19:1ヘキサン/酢酸エチルを溶離剤として使
用しシリカゲル上で混合物を、フラッシュクロマトグラ
フィーに付した。所望の生成物を含有する画分全部を一
緒にして濃縮し、所望の2−ビス(エトキシカルボニ
ル)メチル−5,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン
(5.2g,27%収率)、2−ビス(エトキシカルボ
ニル)メチル−3,6−ジクロロ−5−ニトロピリジン
(10.5g,54%収率)及びマロン酸ジエチルから
成るオイルを得た。2−ビス(エトキシカルボニル)メ
チル−5,6−ジクロロ−3−ニトロピリジン、2−ビ
ス(エトキシカルボニル)メチル−3,6−ジクロロ−
5−ニトロピリジン及びマロン酸ジエチルの混合物をエ
タノール(100ml)に溶解し、水に50%ラネーラ
ッケル(30g)を入れ、エタノール(10ml)で希
釈して得た懸濁液に加えた。混合物をParr振盪機中
で3気圧で5時間水素化し、次いで珪藻土(Celit
e(登録商標))を介して瀘過し、触媒を除去した。溶
媒を真空下に除去して得たオイルを、シリカゲル上でフ
ラッシュクロマトグラフィーに付し4:1ヘキサン/酢
酸エチルを用いて溶離した。各々の画分を別個に濃縮し
て、残留物を重クロロホルム中でH NMRにより試
験した。マロン酸ジエチルの後には、所望の生成物、3
−アミノ−2−ビス(エトキシカルボニル)メチル−
5,6−ジクロロピリジンが溶離し、その後に直ぐ続い
て不要な異性体、5−アミノ−2−ビス(エトキシカル
ボニル)メチル−3,6−ジクロロピリジンが溶離し
た。マロン酸ジエチルからは鮮明な分離が出来るけれど
も、所望の生成物及び異性体の集団の大部分は一団とな
って溶離した。3−アミノ−2−ビス(エトキシカルボ
ニル)メチル−5,6−ジクロロピリジン単独を含有す
る主要画分及び少くとも10%のこの物質を含有する混
合画分を一緒にして、3−アミノ−2−ビス(エトキシ
カルボニル)メチル−5,6−ジクロロピリジン(3.
17g)及び不要の異性体、5−アミノ−2−ビス(エ
トキシカルボニル)メチル−3,6−ジクロロピリジン
(4.03g)から成る固体を生じた。この混合物を6
NHCl(120ml)に入れて還流して3時間加熱し
た。室温まで冷却した後、真空により揮発分を除去し
た。エタノールを加え、次いで蒸発して水の除去を補助
した。この方法を繰返した。得られる褐色の固体を、
9:1クロロホルム/メタノールを溶離剤として使用し
シリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに付し
た。所望の生成物を含有する画分を全部一緒にして、濃
縮し、得られた固体をメタノールと共にすり砕いて、
5,6−ジクロロ−4−アザオキシインドール(1.4
2g,3−アミノ−2−ビス(エトキシカルボニル)メ
チル−5,6−ジクロロピリジンから71%,3−ニト
ロ−2,5,6−トリクロロピリジンから総括で13
%)を得た、融点230〜233℃(分解)。 B.5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−ア
ザオキシインドール 金属ナトリウム(0.29g,12.6mmol)のペ
レットを乾燥丸底フラスコ中で乾燥エタノール(10m
l)に加えた。ナトリウムの溶解が完結した時、固体
5,6−ジクロロ−4−アザオキシインドール(500
mg,2.46mmol)を加え、続いて2−チオフェ
ンカルボン酸エチル(0.67ml,5.0mmol)
を加えた。混合物を窒素中で還流下に1日加熱した。混
合物を冷却し、氷水中に注いで、6N HCl溶液を用
いてpH3に酸性化した。標題化合物を瀘過により捕集
して真空で乾燥し607mg(79%)を得た。 C.5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−ア
ザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミ
乾燥DMSO(8ml)中への5,6−ジクロロ−3−
(2−テノイル)−4−アザオキシインドール(300
mg,0.96mmol)の溶液に、トリエチルアミン
(0.20ml,1.43mmol)及びイソシアン酸
t−ブチル(0.16ml,1.40mmol)を順次
加えた。得られる混合物を窒素中で油浴中85℃に5時
間加熱した。溶液を氷水中に注いで、1N HCl溶液
の添加によりpH2に酸性化した。不溶性固体を瀘過に
より捕集し、クロロホルム/メタノールを溶離剤として
使用しシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに
付した。所望の生成物を含有する画分を一緒にして濃縮
した。得られる固体をクロロホルム/メタノールから再
結晶して207mg(52%)の標題化合物、融点18
9〜190℃、を得た。H NMR(DMSO−
):δ9.66(d,J=4Hz,0.4H),
9.02(d,J=4Hz,0.6H),8.84(b
r s,0.6H),8.70(s,0.4H),8.
58(s,0.6H),8.44(br s,0.4
H),7.83(d,J=5Hz,0.4H),7.7
6(d,J=5Hz,0.6H),7.30(dd,J
=4.5Hz,0.4H),7.23(dd,J=4.
5Hz,0.6H),1.47(s,9H)。IR(K
Brディスク)1712,1640,1579,153
4cm−1。Ms m/e(相対的百分率)413
(1),411(2),314(30),312(3
8),230(75),228(100),111(3
8)。C1715ClSとしての分析の計
算値:C49.52,H3.67,N10.19;実測
値:C49.45,H3.58,N9.91。実施例7 3−(2−テノイル)−6−トリフルオロメチル−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド A.2−クロロ−3−ニトロ−5−トリフルオロメチル
ピリジン 出発物2−ヒドロキシ−3−ニトロ−5−トリフルオロ
メチルピリジンは、市場で入手できる2−クロロ−5−
トリフルオロメチルピリジンから出発して、英国特許第
1,421,619号の記載のようにして製造した。2
−ヒドロキシ−3−ニトロ−5−トリフルオロメチルピ
リジン(8.8g,42.3mmol)を、オキシ塩化
燐(4.2ml,45.9mmol)及び五塩化燐
(9.6g,46.1mmol)の混合物に60℃で加
えた。次いで反応混合物を窒素中で80℃に一夜加熱し
た。得られる黒ずんだ混合生成物を室温まで放冷し、氷
水中に注いだ。混合物をエーテルで抽出し、エーテル抽
出物を水及び食塩水で洗浄した。硫酸マグネシウム上で
脱水した後、溶媒を除去して黒ずんだオイルを得た。こ
のオイルをシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィ
ーに付してクロロホルムを用いて溶離した。所望生成物
のみ含有する画分を一緒にして濃縮し、褐色オイル
(5.0g,52%)を得た。H NMR(DMSO
−d):δ9.20(s,1H),9.07(s,1
H)。 B.2−ビス(ベンジルオキシカルボニル)メチル−3
−ニトロ−5−トリフルオロメチルピリジン 乾燥フラスコ中に、オイル中に60%懸濁液として水素
化ナトリウム(800mg,2.0mmol)を入れ
た。オイルの大部分をヘキサンを用いて2回洗浄して除
いた。次いで残留した固体水酸化ナトリウムを乾燥1,
2−ジメトキシエタン(DME)(20ml)に懸濁し
た。次いでDME(15ml)中へのマロン酸ジベンジ
ル(5.0ml,2.0mmol)の溶液を撹拌しなが
ら滴下して加えた。混合物を室温で0.5時間撹拌した
後、DME(15ml)中への2−クロロ−3−ニトロ
−5−トリフルオロメチルピリジン(2.3g,10.
2mmol)溶液を加えた。室温での撹拌を一夜続け、
反応混合物を氷水中に注いだ。1N HCl溶液を用い
てpH3に酸性化し、続いて混合物を酢酸エチルを用い
て抽出した。有機相を食塩水で洗浄し、MgSO上で
脱水して真空で濃縮するとオイルを生じた。これを、ト
ルエンを溶離剤として使用しシリカゲル上でフラッシュ
クロマトグラフィーに付した。所望生成物を含有する画
分全部を一緒にして濃縮し、黄褐色固体、3.8g(7
9%)融点82〜84℃、を得た。 C.3−ベンジルオキシカルボニル−6−トリフルオロ
メチル−4−アザオキシインドール 2−ビス(ベンジルオキシカルボニル)メチル−3−ニ
トロ−5−トリフルオロメチルピリジン(1.2g,
2.5mmol)、鉄粉(495mg,8.9mmo
l)及び氷酢酸(50ml)の混合物を機械的に撹拌
し、還流して2時間加熱した。冷却後、混合物に氷水中
に注いだ。沈澱した白色固体を瀘過によって捕集し、風
乾し、次いで一夜真空乾燥した。収量:780mg(9
3%);融点>250℃。 D.3−ベンジルオキシカルボニル−6−トリフルオロ
メチル−4−アザオキシインドール−1−N−t−ブチ
ルカルボキサミド 乾燥DMSO(15ml)への3−ベンジルオキシカル
ボニル−6−トリフルオロメチル−4−アザオキシイン
ドール(750mg,2.23mmol)の溶液に、ト
リエチルアミン(0.60ml,4.3mmol)及び
イソシアン酸t−ブチル(0.38ml,3.33mm
ol)を順次加えた。生じる混合物を窒素中で油浴上9
0〜100℃で5時間加熱した。室温に冷却した後、溶
液を氷水中に注ぎ、1N HCl溶液の添加によりpH
3に酸性化した。不溶性固体を瀘過により捕集してクロ
ロホルムに溶解した。生じる溶液をMgSO上で脱水
し真空で濃縮した。残留物をシリカゲル上でフラッシュ
クロマトグラフィーに付し、クロロホルムを用いて溶離
した。所望生成物を含有する画分をまとめて濃縮する
と、白色固体を生じた。収量:830mg(86%);
融点>250℃。 E.6−トリフルオロメチル−4−アザオキシインドー
ル−1−N−t−ブチルカルボキサミド 3−ベンジルオキシカルボニル−6−トリフルオロメチ
ル−4−アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカ
ルボキサミド(1.10g,2.53mmol)、活性
炭担持10%パラジウム(300mg)及びエタノール
(100ml)の混合物をParr振盪機中で3気圧で
2時間水素化した。Celiteを介して混合物を瀘過
することにより触媒を除き、溶媒を蒸発すると灰色固体
(6−トリフルオロメチル−4−アザオキシインドール
−1−N−t−ブチルカルボキサミド−3−カルボン
酸)(850mg)を生じた。これをエタノール(10
0ml)に入れて還流下に1.5時間加熱した。室温に
冷却した後、溶媒を真空で除いた。残留物をシリカゲル
上でフラッシュクロマトグラフィーに付し、溶離剤とし
てクロロホルム及び、次いで10%メタノール/クロロ
ホルムを使用した。所望生成物を含有する画分をまとめ
て濃縮し、黄白色固体の生成物610mg(80%)を
得た。 F.3−(2−テノイル)−6−トリフルオロメチル−
4−アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボ
キサミド 6−トリフルオロメチル−4−アザオキシインドール−
1−N−t−ブチルカルボキサミド(350g,1.1
6mmol)及び4−ジメチルアミノピリジン(317
mg,2.59mmol)を無水ジメチルホルムアミド
(5ml)に溶解し、この溶液にチオフェン−2−カル
ボニルクロリド(0.14ml,1.3mmol)を加
えた。混合物を室温で1.5時間撹拌し、次いで氷水中
に注いだ。1N HCl溶液を用いてpHを約2に調整
した後、生じた沈澱を瀘過(水洗)により捕集して風乾
した。次いでこの物質をアセトニトリルから2回再結晶
して黄色固体、160mg(32%):融点>250℃
を得た。H NMR(CDCl):δ14.12
(br s,1H),9.18(s,1H),8.74
(d,J=3Hz,1H),8.52(s,1H),
8.14(s,1H),7.94(d,J=5Hz,1
H),7.25(dd,J=3.5Hz,1H),1.
41(s,9H)。MS m/e(相対的百分率)41
1(2),312(23),228(100),111
(27).IR(KBrディスク)1725,167
5,1645,1605,1535,1520,150
0,1415cm−1.C1816Sと
しての分析の計算値:C52.55,H3.92,N1
0.21。実測値:C52.52,H3.84,N1
0.12。実施例8 3−(2−フロイル)−6−トリフルオロメチル−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド 6−トリフルオロメチル−4−アザオキシインドール−
1−N−t−ブチルカルボキサミド300mg(1.0
mmol)、塩化2−フロイル0.11ml(1.1m
mol)、4−N,N−ジメチルアミノピリジン244
mg(2.0mmol)及びDMF10mlを使用し、
実施例7Fに記載の操作により6−トリフルオロメチル
−4−アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカル
ボキサミド(実施例7E)から標題化合物を製造した。
粗製物をメタノールと共にすり砕いて、酢酸から再結晶
し、メタノールと共に再びすり砕いて標題化合物を得
た。収量:230mg(58%)。融点>250℃。
H NMR(DMSOd)δ9.22(s,1H),
8.52(d,J=1.7Hz,1H),8.18−
8.17(m,2H),8.00(d,J=1.7H
z,1H),6.74−6.72(m,1H),1.4
1(s,9H)。MS m/e(相対的百分率)395
(3),296(53),228(100)。IR(K
Brディスク)1720,1670,1640,161
5,1540,1515,1460,1425c
−1。C18161/4HOとして
の分析の計算値:C54.07,H4.16,N10.
51。実測値:C53.89,H3.97,N10.4
1。実施例9 5−イソプロポキシ−3−(2−テノイル)−4−アザ
オキシインドール−1− N−t−ブチルカルボキサミド A.(3−アミノ−6−イソプロポキシ−2−ピリジ
ル)アセトニトリル 乾燥ジメチルホルムアミド(DMF)(30ml)への
カリウムt−ブトキシド(12.34g,110mmo
l)の溶液を窒素雰囲気下に−10℃に冷却して撹拌
し、(4−クロロフェノキシ)アセトニトリル(9.2
2g,55mmol)及び2−イソプロポキシ−5−ニ
トロピリジン(Friedman等、J.Am.Che
m.Soc.,69,1204(1947)の方法によ
り製造した)(9.11g,50mmol)をDMF
(30ml)に溶解した溶液を滴下して加えた。生じた
紫色溶液を0〜10℃に1時間保持した。塩酸水溶液
(80ml,5%HCl)を加えて、生じた混合物を室
温まで昇温させる。混合物を塩化メチレンを用いて2回
抽出した。まとめた抽出物を脱水(MgSO)して真
空で濃縮し、生じたオイルをシリカゲルの厚いパッドを
通過させて、1:1塩化メチレン/ヘキサンを用いて溶
離した。濾液を減圧下に蒸発させ、所望の(6−イソプ
ロポキシ−3−ニトロ−2−ピリジル)アセトニトリル
を含有する残留オイルをエタノール及び酢酸の6:1混
合物(10ml)に溶解して、これに5%パラジウム/
炭素(0.8g)を加えた。混合物をParr振とう機
で3気圧で5時間水素化した。珪藻土(Celite
(商標))を介して混合物を濾過することにより触媒を
除去し、濾液を真空中で濃縮した。残留オイルを水中に
入れ、炭酸ナトリウムの添加によりpHを10に調整し
た。混合物を塩化メチレンを用いて2回抽出し、抽出物
をまとめて脱水(MgSO)し、濃縮した。残留物を
シリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに付し、
1:2エーテル/ヘキサン、1:1エーテル/ヘキサン
及び酢酸エチルを用いて順次溶離した。酢酸エチルを用
いて溶離した生成物を含有する画分をまとめて蒸発させ
ると、(3−アミノ−6−イソプロポキシ−2−ピリジ
ル)アセトニトリルの黄白色固体(5.60g,59
%):融点83〜85℃を生じた。 B.5−イソプロポキシ−4−アザオキシインドール 3N HCl溶液への(3−アミノ−6−イソプロポキ
シ−2−ピリジル)アセトニトリル(4.5g,23.
5mmol)の溶液を50〜55℃に一夜加熱した。0
℃に冷却した後、濃NaOH溶液をゆっくり添加するこ
とにより、混合物を塩基性にした。混合物を酢酸エチル
を用い2回抽出し、酢酸エチル画分をまとめて食塩水で
洗浄し、脱水(MgSO)して濃縮し、固体とした。
これをシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに
付し、9:1クロロホルム/メタノールを用いて溶離し
た。所望生成物5−イソプロポキシ−4−アザオキシイ
ンドールを含有する画分を濃縮して黄褐色固体(1.0
g,22%)を生じた。 C.5−イソプロポキシ−3−(2−テノイル)−4−
アザオキシインドール 金属ナトリウム(250mg,11mmol)のペレッ
トを、乾燥丸底フラスコ中で乾燥エタノール(10m
l)に加えた。ナトリウムの溶解が完結した時、固体5
−イソプロポキシ−4−アザオキシインドール(419
mg,2.22mmol)を加え、続いて2−チオフェ
ンカルボン酸エチル(0.59ml,688mg)を加
えた。混合物を還流下に一夜加熱し、次いで室温に冷却
した。混合物を氷水中に注いで後、1N HCl溶液を
使用して酸性化し、酢酸エチルを用いて抽出した。酢酸
エチル抽出物をまとめて食塩水を用いて洗浄し、脱水
(MgSO)して真空中で濃縮した。残留物をシリカ
ゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに付し、クロロ
ホルム及び49:1クロロホルム/メタノールを用いて
順次溶離した。所望生成物を含有する画分をすべて一緒
にして濃縮した。残留物を再度シリカゲル上でフラッシ
ュクロマトグラフィーに付し、クロロホルムを用いて溶
離した。所望の生成物のみを含有する画分を一緒にして
濃縮すると、5−イソプロポキシ−3−(2−テノイ
ル)−4−アザオキシインドールが黄色粘性物(300
mg,45%)として生じた。 D.5−イソプロポキシ−3−(2−テノイル)4−ア
ザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミ
乾燥DMSO(7ml)への5−イソプロポキシ−3−
(2−テノイル)−4−アザオキシインドール−1−N
−t−ブチルカルボキサミド(300mg,1.0mm
ol)の溶液に、トリエチルアミン(0.3ml,2.
2mmol)及びイソシアン酸t−ブチル(0.17m
l,1.5mmol)を順次加えた。室温に冷却した
後、溶液を氷水中に注ぎ、1N HCl溶液を使用して
酸性化した。沈澱した固体を濾過により捕集して風乾し
た。この物質をエーテルに溶解して得た溶液を活性炭を
用いて処理した。珪藻土(Celite(商標))を介
して混合物を濾過した後、濾液を真空下に濃縮すると黄
色固体を生じた。粗製5−イソプロポキシ−3−(2−
テノイル)−4−アザオキシインドール−1−N−t−
ブチルカルボキサミドをシクロヘキサンから再結晶して
純品を鮮黄色結晶性固体(105mg,26%);融点
160〜163℃として得た。H NMR(DMSO
:δ9.20(br s,1H),8.87
(d,J=3Hz,1H),8.43(d,J=8.5
Hz,1H),7.90(d,J=5Hz,1H),
7.23(dd,J=3.5Hz,1H),6.71
(d,J=8.5Hz,1H),4.90(七重線,J
=6Hz,1H),1.40(s,9H),1.38
(d,J=6Hz,6H)。MS m/e(相対的百分
率)401(12),302(61),176(10
0),148(18),111(59)。IR(KBr
ディスク)1703,1654,1624,1604,
1547,1518,1472,1421cm−1。C
2023Sとしての分析の計算値:C59.
83,H5.77,N10.47。実測値:C59.5
9,H5.62.N10.46。実施例10 5−フェニルチオ−3−(2−テノイル)−6−アザオ
キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド A.(3−ニトロ−6−フェニルチオ−2−ピリジル)
酢酸t−ブチル 粉砕した水酸化ナトリウム(16.0g,400mmo
l)のDMSO(75ml)中のスラリーを機械的に撹
拌し、2−フルオロ−5−ニトロピリジン(Finge
r及びStarr,J.Am.Chem.Soc.
,2674(1959)の記載のようにして製造し
た)(5.7g,40mmol)及び(フェニルチオ)
酢酸t−ブチル(9.0g,40mmol)をDMSO
(75ml)に溶解して滴下して加え、この間反応混合
物の温度を30℃以下に保持した。混合物を室温で一夜
撹拌しておいて、次いで氷水中に注いだ。1N HCl
溶液を用いてpHを約2に調整した後、混合物を酢酸エ
チルを用いて抽出した。有機抽出物を一緒にして食塩水
で洗浄し、脱水(MgSO)して真空で濃縮した。油
状残留物を、2:1クロロホルム/ヘキサンを溶離剤と
して使用するシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラ
フィーに付した。所望生成物を含有する画分をまとめて
濃縮し、黄色固体を得た。これをエーテルと共にすり砕
いて(3−ニトロ−6−フェニルチオ−2−ピリジル)
酢酸t−ブチル(1.5g,11%)融点104〜10
7℃を得た。 B.5−フェニルチオ−6−アザオキシインドール 鉄粉(600mg,10.7mmol)を含有する氷酢
酸に(3−ニトロ−6−フェニルチオ−2−ピリジル)
酢酸t−ブチル(1.04g,3.0mmol)を溶解
して還流下に5時間加熱した。室温に冷却した後、混合
物を氷水中に注ぎ、クロロホルムを用いて抽出した。ク
ロロホルム抽出物をまとめて食塩水を用いて洗浄し、脱
水(MgSO)して濃縮し、5−フェニルチオ−6−
アザオキシインドールの淡黄色固体(560mg,77
%);融点186〜189℃を得た。 C.5−フェニルチオ−3−(2−テノイル)−6−ア
ザオキシインドール 金属ナトリウム(264mg,11.5mmol)のペ
レットを乾燥丸底フラスコ中で乾燥エタノール(10m
l)に加えた。ナトリウムの溶解が完結した時、エタノ
ール(5ml)中に5−フェニルチオ−6−アザオキシ
インドール(560mg,2.3mmol)をスラリー
にして加えた。混合物を50℃に加温し、その温度で2
−チオフェンカルボン酸エチル(0.55ml,4.6
mmol)を加えた。次いで混合物を還流下に30時間
加熱した。室温に冷却した後、混合物を氷水中に注い
で、6N HCl溶液の添加によりpHを1に調整し
た。沈澱した固体を濾過により捕集し、乾燥して9:1
クロロホルム/メタノールを溶離剤として使用し、シリ
カゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに付した。所
望生成物5−フェニルチオ−3−(2−テノイル)−6
−アザオキシインドールを含有する画分を一緒にして減
圧下に蒸発し、金色固体(620mg,76%);融点
248〜252℃(分解)を得た。 D.5−フェニルチオ−3−(2−テノイル)−6−ア
ザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミ
DMSO(5ml)への5−フェニルチオ−3−(2−
テノイル)−6−アザオキシインドール(255mg,
0.72mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.
2ml,1.4mmol)及びイソシアン酸t−ブチル
(0.12ml,1.1mmol)を順次加えた。溶液
を85℃に一夜加熱した。冷却後、混合物を氷水中に注
ぎ、1N HCl溶液の添加によりpHを約2.5に調
整した。固体を濾過により捕集し、空気中で乾燥してク
ロロホルム及びメタノール/クロロホルムから再結晶
し、5−フェニルチオ−3−(2−テノイル)−6−ア
ザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミ
ド(70mg,22%);融点>250℃を得た。
NMR(DMSO d)δ9.85(s,1H),
8.95(s,1H),8.52−8.50(m,1
H),7.92(s,1H),7.64−7.62
(m,1H),7.42−7.30(m,5H),7.
12−7.07(m,1H),1.39(s,9H)。
IR(KBrディスク)1706,1619,158
7,1554,1465,1427cm−1。C23
211/3CHClとしての分析の計算
値:C57.04,H4.38,N8.55。実測値:
C56.74,H4.60,N8.23。実施例11 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(450mg,1.6mmol)、イソシアン
酸t−ブチル(0.78ml,2.4mmol)、トリ
エチルアミン(0.49ml,3.5mmol)及びD
MSO(10ml)を使用し、実施例1Cの操作によ
り、6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキ
シインドール(実施例2B)から標題化合物を製造し
た。粗生成物をメタノール/クロロホルムから再結晶し
た。再結晶後の収量は330mg(55%)であった。
MS m/e(相対的百分率)379(3),377
(10),280(24),278(71),196
(40),194(100),111(20)。IR
(KBrディスク)1717,1659,1597,1
424cm−1。C1716ClNSとしての
分析の計算値:C54.04,H4.27,N11.1
2;実測値:C53.64,H4.14,N10.9
9。実施例12 6−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 6−クロロ−4−アザオキシインドール(1.0g,
5.9mmol)、ナトリウム(678mg,29.5
mmol)、2−フロ酸エチル(1.65g,11.8
mmol)及びエタノール(30ml)を使用し、実施
例2Bの操作により、先ず6−クロロ−3−(2−フロ
イル)−4−アザオキシインドールを製造した。粗生成
物を高温メタノールと共にすり砕いた。収量:825m
g(53%)。融点250℃。次いで6−クロロ−3−
(2−フロイル)−4−アザオキシインドール(400
mg,1.5mmol)、イソシアン酸t−ブチル
(0.26mg,2.2mmol)及びトリエチルアミ
ン(0.41ml,3.0mmol)を使用し、実施例
1Cの操作により、6−クロロ−3−(2−フロイル)
−4−アザオキシインドールから標題化合物を製造し
た。反応時間は4時間であった。粗生成物をクロロホル
ムから再結晶した。収量:190mg(35%)。C
1716ClNとしての分析の計算値:C5
6.44,H4.46,N11.61;実測値:C5
6.17,H4.26,N11.20。融点>250
℃。実施例13 6−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミド 6−クロロ−4−アザオキシインドール(1.5g,
8.9mmol)、ナトリウム(1g,44.5mmo
l)、3−フロ酸エチル(2.4ml,17.8mmo
l)及びエタノール(40ml)を使用し、実施例2B
の操作により、まず6−クロロ−3−(3−フロイル)
−4−アザオキシインドールを製造した。粗生成物を熱
メタノールと共にすり砕いた。収量:1.0g(43
%);融点250℃。次いで6−クロロ−3−(3−フ
ロイル)−4−アザオキシインドール(500mg,
1.9mmol)、N−クロロスルホニルイソシアナー
ト(0.25ml,2.8mmol)及びアセトニトリ
ル(20ml)を使用し、実施例2Cの操作により、6
−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイン
ドールから標題化合物を製造した。粗生成物を酢酸から
再結晶した。収量:175mg(30%)。C13
ClNとしての分析の計算値:C51.08,H
2.64,N13.75。実測値:C51.04,H
2.41,N13.46。融点>250℃。実施例14 〔削除〕実施例15 6−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミド 6−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール400mg(1.5mmol)、N−クロロス
ルホニルイソシアナート0.19ml(2.25mmo
l)及びアセトニトリル15mlを使用し、実施例2C
の操作により、6−クロロ−3−(2−フロイル)−4
−アザオキシインドール(実施例12)から標題化合物
を製造した。空気中に解放したフラスコ中で、粗製N−
クロロスルホニルカルボキサミドをDMSO(5ml)
の中で撹拌して2時間加水分解した。生成物を水洗、瀘
過及び酢酸からの再結晶によって単離した。収量:16
0mg(35%)。C13ClNとしての分
析の計算値:C51.08,H2.64,N13.7
5。実測値:C51.24,H2.55,N13.4
4。融点>250℃。実施例16 6−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド 6−クロロ−4−アザオキシインドール(1.5g,
8.9mmol)、ナトリウム(1.0g,44.5m
mol)、4−クロロ−2−チオフェンカルボン酸エチ
ル(3.3g,17.8mmol)及びエタノール(4
0ml)を使用し、実施例2Bの操作により、まず6−
クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−アザ
オキシインドールを製造した。収量:1.8g(64
%)。融点>250℃。次いで、6−クロロ−3−(4
−クロロ−2−テノイル)−4−アザオキシインドール
(900mg,2.8mmol)、イソシアン酸t−ブ
チル(0.49ml,4.3mmol)、トリエチルア
ミン(0.77ml,5.6mmol)及びDMSO
(25ml)を使用し、実施例1Cの操作により、6−
クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−アザ
オキシインドールから標題化合物を製造した。粗生成物
をメタノールから再結晶した。収量:140mg(12
%)。C1715ClSとしての分析の計
算値:C49.52,H3.67,N10.19。実測
値:C49.18,H3.31,N10.00。融点>
250℃。実施例17 6−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 6−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール(500mg,1.9mmol)、イソシアン
酸t−ブチル(0.32ml,2.8mmol)、トリ
エチルアミン(0.52ml,3.8mmol)及びD
MSO(15ml)を使用し、実施例1Cの操作によ
り、6−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキ
シインドール(実施例13)から標題化合物を製造し
た。粗生成物は、溶離剤としてクロロホルムを使用する
シリカゲル上の逐次クロマトグラフィー、シクロヘキサ
ンからの再結晶、1:1酢酸エチル/ヘキサンを使用す
るシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィー及びシ
クロヘキサンからの最終的再結晶により精製した。収
量:160mg(23%)。C1716ClN
に対する分析計算値:C56.44,H4.46,N1
1.61;実測値:C56.38,H4.45,N1
0.67。融点250°。実施例18 〔削除〕実施例19 6−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−カルボキサミド 6−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール(850mg,2.7mmo
l)、N−クロロスルホニルイソシアナート(0.35
ml,4.0mmol)及びアセトニトリル(30m
l)を使用し、実施例2Cの操作により、6−クロロ−
3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドールから、標題化合物を製造した。粗生成物を酢酸
から再結晶した。収量:280mg(29%)。
NMR(DMSO−d):δ8.75(d,J=1.
2Hz,1H),8.49(br s,1H),8.3
8(d,J=1.6Hz,1H),7.92(m,3
H)。MS m/e(相対的百分率)355(5),3
14(8),312(14),196(21),194
(72),145(30)。IR(KBrディスク)1
730,1680,1600,1510,1415cm
−1。C13ClSに対する分析計算
値:C43.84,H1.98,N11.80;実測
値:C43.90,H2.01,N11.23。融点>
250°。実施例20 6−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド 6−クロロ−4−アザオキシインドール(1.3g,
7.71mmol)、ナトリウム(1.75g,49.
7mmol)、4−メチルチオフェン−2−カルボニル
クロリド(1.93g,12.0mmol)及びエタノ
ール(40ml)を使用し、実施例2Bの操作の変形に
より、まず6−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイ
ル)−4−アザオキシインドールを製造した。酸塩化物
をナトリウムエトキシド溶液に添加することにより、4
−メチルチオフェン−1−カルボン酸エチルをその場で
製造した。アザオキシインドールを加えて、実施例1B
のように反応を実施した。収量:1.64g(46
%)。融点>250°。6−クロロ−3−(4−メチル
−2−テノイル)−4−アザオキシインドール(470
mg,1.6mmol)、イソシアン酸t−ブチル
(0.27ml,2.4mmol)、トリエチルアミン
(1.1ml,3.2mmol)及びDMSO(30m
l)を使用し、実施例1Cの操作により6−クロロ−3
−(4−メチル−2−テノイル)−4−アザオキシイン
ドールから標題化合物を製造した。粗生成物をシリカゲ
ル上で逐次フラッシュクロマトグラフィーに付してクロ
ロホルムで溶離し、クロロホルム/エタノールから再結
晶して精製した。収量:300mg(48%)。融点>
250℃。H NMR(DMSOd):δ9.19
(s,1H),8.57(s,1H),8.42(s,
1H),7.91(s,1H),7.50(s,1
H),2.27(s,3H),1.41(s,9H)。
MS m/e(相対的百分率)393(1),391
(3),294(10),292(27),196(3
3),194(100),125(23)。IR(KB
rディスク)1725,1710,1660,163
0,1600,1560,1525,1500c
−1。C1818ClNSに対する分析計算
値:C55.17,H4.63,N10.72;実測
値:C55.17,H4.34,N10.51。実施例21 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−フェニルカルボキサミド 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(1.0g,3.6mmol)、イソシアン酸
フェニル(0.58ml,5.4mmol)、トリエチ
ルアミン(1.0ml,7.2mmol)及びDMSO
(35ml)を使用し、実施例1Bの操作により6−ク
ロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシインドー
ル(実施例2B)から標題化合物を製造した。粗生成物
を酢酸、次いでDMSOから再結晶した。痕跡のDMS
Oをメタノールと共にすり砕いて除いた。収量:515
mg(36%)。融点>250°。MS m/e(相対
的百分率)399(8),397(23),280(3
7),278(100),196(28),194(8
6),119(93)。IR(KBrディスク)172
0,1680,1630,1605,1580,150
0,1425,1405cm−1。C1912ClN
S分析計算値:C57.36,H3.04,N1
0.56;実測値:C56.58,H2.95,N1
0.27。実施例22 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(500mg,1.79mmol)、N−クロ
ロスルホニルイソシアナート(0.18ml,2.15
mmol)及びアセトニトリル(15ml)を使用し、
実施例2Cの操作により5−クロロ−3−(2−テノイ
ル)−4−アザオキシインドール(実施例1B)から標
題化合物を製造した。粗製N−クロロスルホニルカルボ
キサミドは、空気に開放したフラスコの中でDMSO
(1.5ml)中で1時間撹拌して加水分解した。生成
物を水の添加により沈殿させ、沈殿を濾過により捕集
し、酢酸から再結晶した。収量:36mg(6%)。M
S m/e(相対的百分率)323(7),321(1
7),280(9),278(24),196(2
2),194(62),170(25),168(10
0)。C13 35ClNSに対する精密質量
の計算値:320.9975;実測値:320.997
7。IR(KBrディスク)1724,1623,15
70,1512,1415,cm−1。融点222〜2
24℃。実施例23 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 5−クロロ−4−アザオキシインドール(1.0g,
5.9mmol)、ナトリウム(0.68g,29.6
mmol)、エタノール(30ml)及び2−フロ酸エ
チル(1.65g,11.8mmol)を使用し、実施
例1Bの操作により、まず5−クロロ−3−(2−フロ
イル)−4−アザオキシインドールを製造した。収量:
500mg(33%)。融点>250℃。次いで、5−
クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシインド
ール(500mg,1.90mmol)、イソシアン酸
t−ブチル(0.33ml,2.9mmol)、トリエ
チルアミン(0.53ml,3.8mmol)及びDM
SO(10ml)を使用し、実施例1Cの操作により標
題化合物を製造した。粗生成物をメタノールから再結晶
した。収量:240mg(35%)。融点:194〜1
95℃。H NMR(DMSO−d):δ8.96
(s,1H),8.38(s,1H),8.35(d,
J=8.3Hz,1H),8.06(s,1H),7.
24(d,J=8.3Hz,1H),6.80〜6.7
8(m,1H),1.40(s,9H)。IR(KBr
ディスク)1725,1590,1569,1541c
−1。MS m/e(相対的百分率)361(1
0),262(13),196(37),194(10
0),95(4)。C1716ClNに対する
分析計算値:C56.44,H4.46,N11.6
1;実測値:C56.18,H4.43,N11.5
6。実施例24 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミド 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール(200mg,0.76mmol)、N−クロ
ロスルホニルイソシアナート(0.10ml,1.1m
mol)及びアセトニトリル(8ml)を使用し、実施
例2Cの操作により5−クロロ−3−(2−フロイル)
−4−アザオキシインドール(実施例23)から標題化
合物を製造した。前記の反応を水で停止し、混合物を室
温で終夜撹拌して置くことによりN−クロロスルホニル
カルボキサミドの加水分解を完了した。瀘過により生成
物を捕集し、DMSOから再結晶した。収量:75mg
(32%)。FAB MS m/e306。融点248
〜260℃。実施例25 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−フェニルカルボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(500mg,1.8mmol)、イソシアン
酸フェニル(0.29ml,2.7mmol)、トリエ
チルアミン(0.54ml,3.9mmol)、DMS
O(10ml)を使用し、実施例1Cの操作により5−
クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシインド
ール(実施例1B)から標題化合物を製造した。粗生成
物を酢酸エチルから再結晶した。C1912 35Cl
Sに対する精密質量の計算値:397.028
7;実測値:397.0295。IR(KBrディス
ク)1728,1622,1603,1582,156
3,1412cm−1。C1912ClNSに
対する分析計算値:C57.36,H3.04,N1
0.56;実測値:C56.84,H2.87,N1
0.52;融点226〜228℃。実施例26 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−シクロヘキシルカルボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(560mg,2.0mmol)、イソシアン
酸シクロヘキシル(0.38ml,3.0ml)、トリ
エチルアミン(0.56ml,4.0mmol)及びD
MSO(10ml)を使用し、実施例1Cの操作により
5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(実施例1B)から標題化合物を製造した。粗
生成物をメタノールと共にすり砕き、メタノール/クロ
ロホルムから再結晶した。収量:91mg(11%)。
融点169〜170℃。C1918ClN
1/2HOに対する分析計算値:C55.27,H
4.64,N10.17;実測値:C55.17,H
4.34,N9.87。MS m/e(相対的百分率)
405(1),403(3),280(22),278
(56),196(33),194(100),111
(14)。IR(KBrディスク)1712,162
5,1585,1518,1417cm−1実施例27 5−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド 5−クロロ−4−アザオキシインドール(1.0g,
5.93mmol)、ナトリウム(0.95g,41.
3mmol)、エタノール(25ml)及び4−クロロ
チオフェン−2−カルボニルクロリド(2.2g,1
1.3mmol)を使用し、実施例20の操作により、
まず5−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−
4−アザオキシインドールを製造した。収量:1.68
g(90%)。次いで、5−クロロ−3−(4−クロロ
−2−テノイル)−4−アザオキシインドール(0.7
5g,2.39mmol)、イソシアン酸t−ブチル
(0.4ml,3.5mmol)、トリエチルアミン
(0.65ml,4.7mmol)及びDMSO(20
ml)を使用し、実施例1Cの操作により5−クロロ−
3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドールから標題化合物を製造した。粗生成物を、酢酸
エチルを溶離剤として使用するシリカゲル上の逐次フラ
ッシュクロマトグラフィー及びメタノール/クロロホル
ムからの再結晶によって精製した。収量:438mg
(44%)。C1715ClSに対する分
析計算値:C49.53,H3.67,N10.19;
実測値:C49.58,H3.39,N9.94。融点
208〜209℃。実施例28 5−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−カルボキサミド 5−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール(0.75g,2.39mmo
l)、N−クロロスルホニルイソシアナート(0.31
ml,3.56mmol)及びアセトニトリル(12m
l)を使用し、実施例2Cの操作により5−クロロ−3
−(4−クロロ−2−テノイル)−4−アザオキシイン
ドール(実施例27)から標題化合物を製造した。空気
に開放したフラスコの中で室温で4時間DMSO(8m
l)中で撹拌してN−クロロスルホニルカルボキサミド
の加水分解を完了した。水により混合物を希釈し、続い
て瀘過することにより生成物を得て、酢酸から再結晶し
た。収量:352mg(41%)。C13Cl
Sに対する分析計算値:C43.84,H1.9
8,N11.80;実測値:C43.52,H1.9
3,N11.52。融点>250℃。実施例29 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−(2,4−ジクロロフェニル)カル
ボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(580mg,2.08mmol)、トリエチ
ルアミン(0.58ml,4.15mmol)、イソシ
アン酸2,4−ジクロロフェニル(0.57g,3.1
mmol)及びDMSO(10ml)を使用し、実施例
1Cの操作により5−クロロ−3−(2−テノイル)−
4−アザオキシインドールから標題化合物を製造した。
粗生成物をメタノール/クロロホルムから再結晶した。
収量:231mg(24%)。C1910Cl
Sに対する分析計算値:C48.90,H2.1
6,N9.00;実測値:C48.73,H1.95,
N8.97。融点244.5〜245℃。実施例30 5−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
ミド 5−クロロ−4−アザオキシインドール(1.45g,
8.60mmol)、ナトリウム(1.3g,56.5
mmol)及びエタノール(40ml)並びに4−メチ
ルチオフェン−2−カルボニルクロリド(2.38g,
14.8mmol)を使用し、実施例27の操作により
5−クロロ−4−アザオキシインドールから出発してず
5−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
アザオキシインドールを製造した。収量:1.71g
(76%)。反応時間:終夜。次いで、5−クロロ−3
−(4−メチル−2−テノイル)−4−アザオキシイン
ドール(0.8g,2.73mmol)、イソシアン酸
t−ブチル(0.5ml,4.76mmol)、トリエ
チルアミン(0.8ml,5.74mmol)及びDM
SO(25ml)を使用し、実施例1Cの操作により5
−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−ア
ザオキシインドールから標題化合物を製造した。まず粗
生成物を、溶離剤として酢酸エチルを使用しシリカゲル
上でフラッシュクロマトグラフィーに付した。続いてそ
の物質をメタノール/塩化メチレンから再結晶した。収
量:600mg(56%)。H NMR(DMSO−
):δ9.06(s,1H),8.63(s,1
H),8.37(d,J=8.2Hz,1H),7.6
1(s,1H),7.23(d,J=8.2Hz,1
H),2.31(s,3H),1.42(s,9H)。
MS m/e(相対的百分率)393(1),391
(4),294(16),292(43),196(3
3),194(100),125(11)。IR(KB
rディスク)1720,1670,1585,154
0,1415cm−1。C1818ClNSに
対する分析計算値:C51.17,H4.63,N1
0.72;実測値:C55.14,H4.38,N1
0.57。融点167〜169℃。実施例31 5−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール−1−カルボキサミド 5−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
アザオキシインドール(0.90g,3.07mmo
l)、N−クロロスルホニルイソシアナート(0.40
ml,4.60mmol)及びアセトニトリル(15m
l)を使用し、実施例2Cの操作により5−クロロ−3
−(4−メチル−2−テノイル)−4−アザオキシイン
ドール(実施例30)から標題化合物を製造した。空気
に開放したフラスコの中でDMSO中で撹拌することに
より粗製のN−クロロスルホニルイソシアナートを加水
分解した。生成物は水で希釈して瀘過し、酢酸から再結
晶した。収量:190mg(18%)。融点227〜2
28℃。C1410ClNSに対する分析計算
値:C50.08,H3.00,N12.5;実測値:
C49.88,H2.96,N12.39。H NM
R(DMSO−d):δ8.71(s,1H),8.
46(brs,1H),8.35(d,J=8.5H
z,1H),7.84(br s,1H),7.61
(s,1H),7.24(d,J=8.5Hz,1
H),2.31(s,3H)。MS m/z(相対的百
分率)337(33),336(42),335(10
0)。IR(KBrディスク)1730,1630,1
580,1430cm−1実施例32 〔削除〕実施例33 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−メチルカルボキサミド 実施例1Cの操作の変形により5−クロロ−3−(2−
テノイル)−4−アザオキシインドール(実施例1B)
から標題化合物を製造した。イソシアン酸メチルの損失
を防ぐためドライアイス凝縮器を使用し、55℃で反応
を実施した。反応時間:5時間。以下の量の反応物を使
用した:5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザ
オキシインドール(560mg,2.0mmol)、イ
ソシアン酸メチル(0.18ml,3.0mmol)、
トリエチルアミン(0.56ml,4.0mmol)及
びDMSO(10ml)。粗生成物をメタノール/クロ
ロホルムから再結晶した。収量:151mg(23
%)。融点179〜180℃。H NMR(CDCl
):δ8.98〜8.94(m,2H),8.45
(d,J=8,5Hz,1H),7.70(d,J=5
Hz,1H),7.22(dd,J=3,5Hz,1
H),7.02(d,J=8.5Hz,1H),3.0
1(s,0.5H),2.99(s,0.5H)。C
1410ClNS 1/2HOに対する分析
計算値:C47.88,H3.21,N12.18;実
測値:C49.00,H2.84,N12.05.C
1410 35ClNSに対する精密質量の計算
値:335.0121;実測値:335.0012。実施例34 5−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 5−クロロ−4−アザオキシインドール(1.0g,
5.9mmol)、ナトリウム(68.2mg,29.
6mmol)、3−フロ酸エチル(1.5ml,11.
8mmol)及びエタノール(25ml)を使用し、実
施例1Bの操作によりまず5−クロロ−3−(3−フロ
イル)−4−アザオキシインドールを製造した。収量:
1.2g(80%)。5−クロロ−3−(3−フロイ
ル)−4−アザオキシインドール(1.2g,4.5m
mol)、イソシアン酸t−ブチル(0.78ml,
6.8mmol)、トリエチルアミン(1.2ml,
9.0mmol)及びDMSO(45ml)を使用し、
実施例1Cの操作により5−クロロ−3−(3−フロイ
ル)−4−アザオキシインドールから標題化合物を製造
した。4:1酢酸エチル/ヘキサンを溶離剤として使用
し、シリカゲル上で粗生成物をフラッシュクロマトグラ
フィーに付した。所望の生成物を含有する画分は固体と
なり、それをメタノールと共にすり砕いて、アセトニト
リルから再結晶した。収量:740mg(76%)。融
点182〜184℃。H NMR(DMSO−
):δ9.13(br s,1H),8.77(b
r s,1H),8.32(d,J=8.6Hz,1
H),7.86(s,1H),7.25(d,J=8.
6Hz,1H),7.12(s,1H),1.40
(s,9H)。MS m/e(相対的百分率)363
(5),361(16),264(34),262(1
00),247(6),245(19),236(1
7),234(41),194(24)。IR(KBr
ディスク)1725,1490,1545cm−1。C
1716ClNに対する分析計算値:C56.
44,H4.46,N11.61;実測値:C56.3
3,H4.17,N11.68。実施例35 6−フルオロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシ
インドール−1−カルボキサミド 6−フルオロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシ
インドール(419mg,1.60mmol)、N−ク
ロロスルホニルイソシアナート(0.2ml,2.3m
mol)及びアセトニトリル(8ml)を使用し、実施
例2Cの操作により6−フルオロ−3−(2−テノイ
ル)−4−アザオキシインドール(実施例5)から標題
化合物を製造した。反応時間:3日。粗製のN−クロロ
スルホニルカルボキサミドを空気に開放したフラスコの
中でDMSO中で撹拌して加水分解し、水で希釈して、
瀘過により生成物を捕集した。生成物を酢酸から再結晶
した。収量:210mg(43%)。C13FN
Sに対する分析計算値:C51.15,H2.6
4,N13.76;実測値:C50.90,H2.4
6,N13.45。融点265℃。実施例36 6−フルオロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4
−アザオキシインドール−1−N−t−カルボキサミド 6−フルオロ−4−アザオキシインドール(1.0g,
6.57mmol)、ナトリウム(1.05g,45.
6mmol)、エタノール(30ml)及び4−メチル
チオフェン−2−カルボニルクロリド(1.86g,1
1.6mmol)を使用し、実施例20の操作により、
まず6−フルオロ−3−(4−メチル−2−テノイル)
−4−アザオキシインドールを製造した。収量:1.1
7g(64%)。次いで、実施例5Eの操作により6−
フルオロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−ア
ザオキシインドールから標題化合物を製造した。クロマ
トグラフィーに付した後、生成物をメタノールから再結
晶した。収量:234mg(31%)。H NMR
(DMSO−d):δ14.0(br s,1H),
9.24(s,1H),8.60(s,1H),8.4
5(dd,J=2.3,9.4Hz,1H),7.99
〜7.96(m,1H),7.50(s,1H),2.
28(s,3H),1.42(s,9H)。MS m/
e(相対的百分率)375(15),276(67),
178(100),125(12)。IR(KBrディ
スク)1720,1670,1610,1560,15
30,1425cm−1。C1818FNSに
対する分析計算値:C57.59,H4.83,N1
1.19;実測値:C57.37,H4.73,N1
1.33。融点275℃。実施例37 6−フルオロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4
−アザオキシインドール−1−カルボキサミド 6−フルオロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4
−アザオキシインドール(614mg,2.22mmo
l)、N−クロロスルホニルイソシアナート(0.30
ml,3.45mmol)、及びアセトニトリル(10
ml)を使用し、実施例2Cの操作により6−フルオロ
−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−アザオキシ
インドール(実施例36)から標題化合物を製造した。
粗製のN−クロロスルホニルカルボキサミドを空気に開
放したフラスコの中で、DMSO(4ml)中で終夜撹
拌して加水分解した。水で希釈し、瀘過して酢酸から再
結晶して生成物を単離した。収量:249mg(35
%)。融点>250℃。C1410FNSに対
する分析計算値:C52.66,H3.16,N13.
16;実測値:C52.16,H3.00,N13.0
3。H NMR(DMSO−d):δ13.96
(br s,1H),8.64(s,1H),8.60
(br s,1H),8.39(dd,J=2.3,
9.5Hz,1H),7.96(dd,J=2.3,
3.5Hz,1H),7.89(br s,1H),
7.49(s,1H),2.26(s,3H)。MS
m/e(相対的百分率)319(7),276(1
3),178(100),125(19)。IR(KB
rディスク)1725,1610,1590,151
0,1430cm−1実施例38 3−(2−テノイル)−6−アザオキシインドール−1
−N−t−ブチルカルボキサミド 6−アザオキシインドール(2.8g,20.9mmo
l)、ナトリウム(2.4g,104mmol)、エタ
ノール(45ml)及びチオフェン−2−カルボン酸エ
チル(55ml,40.9mmol)を使用し、実施例
1Bの操作により、まず3−(2−テノイル)−6−ア
ザオキシインドールを製造した。収量:4.05g(7
9%)。融点>280℃。次いで、3−(2−テノイ
ル)−6−アザオキシインドール(500mg,2.0
mmol)、イソシアン酸t−ブチル(0.35ml,
3.0mmol)、トリエチルアミン(0.6ml,
4.4mmol)及びDMSO(10ml)を使用し、
実施例1Cの操作により3−(2−テノイル)−6−ア
ザオキシインドールから標題化合物を製造した。粗生成
物はフラッシュクロマトグラフィーに付し、9:1クロ
ロホルム/メタノールを用いて溶離した。所望生成物の
みを含有する画分をまとめ、濃縮して得た固体をアセト
ン/メタノール/クロロホルムから再結晶した。収量:
390mg(57%)。H NMR(DMSO−
):δ9.57(s,1H),8.91(s,1
H),8.43(d,J=3.5Hz,1H),8.1
5(d,J=6.4Hz,1H),8.09(d,J=
6.4Hz,1H),7.80(d,J=5Hz,1
H),7.17(dd,J=3.5,5Hz,1H),
1.40(s,9H)。MS m/e(相対的百分率)
343(0.4),244(6),160(27),1
11(9),84(100)。IR(KBrディスク)
1715,1593,1539,1408cm−1。C
1717Sに対する分析計算値:C59.4
6,H4.99,N12.24;実測値:C58.9
9,H4.85,N12.10。融点250〜252
℃。実施例39 5−クロロ−3−(2−テノイル)−6−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−6−アザオキシイ
ンドール(140mg,0.5mmol)、N−クロロ
スルホニルイソシアナート(65ml,0.75mmo
l)、及びアセトニトリル(5ml)を使用し、実施例
2Cの操作により5−クロロ−3−(2−テノイル)−
6−アザオキシインドール(実施例3C)から標題化合
物を製造した。空気に開放したフラスコの中でDMSO
中で2時間撹拌することにより粗製N−クロロスルホニ
ルカルボキサミドを加水分解した。生成物を水の添加に
より沈殿させ、瀘過により捕集した。固体をメタノール
から再結晶した。収量:27mg(17%)。H N
MR(DMSO−d):δ8.73(br s,1
H),8.61(s,1H),8.42(d,J=4H
z,1H),8.03(s,1H),7.80(d,J
=5Hz,1H),7.76(br s,1H),7.
14(dd,J=4,5Hz,1H)。FAB MS
m/e 322。融点252℃。実施例40 3−(2−テノイル)−7−アザオキシインドール−1
−N−t−ブチルカルボキサミド 7−アザオキシインドール(1.5g,11.2mmo
l)、ナトリウム(1.3g,56.5mmol)、エ
タノール(25ml)及びチオフェン−2−カルボン酸
エチル(3ml,22.3mmol)を使用し、実施例
1Bの操作により、まず3−(2−テノイル)−7−ア
ザオキシインドールを製造した。収量2.54g(93
%)。3−(2−テノイル)−7−アザオキシインドー
ル(500mg,2.0mmol)、イソシアン酸t−
ブチル(0.35ml,3.0mmol)、トリエチル
アミン(0.6ml,4.4mmol)及びDMSO
(10ml)を使用し、実施例1Cの操作により3−
(2−テノイル)−7−アザオキシインドールから標題
化合物を製造した。9:1クロロホルム/メタノールを
使用しシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに
より粗成物を精製し、メタノール/クロロホルムから再
結晶した。収量:70mg(25%)。H NMR
(DMSO−d):δ9.34(s,1H),8.8
1(d,J=3.5Hz,1H),8.54(d,J=
8.0Hz,1H),7.91〜7.87(m,2
H),7.25〜7.18(m,2H),1.41
(s,9H)。MS m/e(相対的百分率)343
(35),244(81),160(100),111
(9)。IR(KBrディスク)1718,1654,
1629,1607,1554,1534,1497,
1433cm−1。C1717Sに対する分
析計算値:C59.46,H4.99,N12.24;
実測値:C59.24,H4.77,N12.14。融
点>250℃。実施例41 5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
キシインドール−1−カルボキサミド 5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
キシインドール(194mg,0.62mmol)、N
−クロロスルホニルイソシアナート(81ml,0.9
3mmol)、アセトニトリル(10ml)を温度50
℃で使用し、実施例2Cの操作により、5,6−ジクロ
ロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシインドール
(実施例6B)から標題化合物を製造した。粗製N−ク
ロロスルホニルカルボキサミドを空気に開放したフラス
コ中でDMSO中で撹拌することにより加水分解した。
水で希釈した後、瀘過により固体を捕集して酢酸から再
結晶した。収量:129mg(58%)。H NMR
(DMSO−d):δ8.66(d,J=3.5H
z,1H),8.58(br s,1H),8.36
(s,1H),7.95(d,J=5Hz,1H),
7.78(br s,1H),7.26(dd,J=
3.5,5Hz,1H)。IR(DMSO)1710,
1550,1515,1455cm−1.C13
Sに対する分析計算値:C43.84,H
1.98,N11.80;実測値:C43.65,H
1.87,N11.68。融点237〜239.5℃。実施例42 3−(2−テノイル)−6−アザオキシインドール−1
−カルボキサミド 3−(2−テノイル)−6−アザオキシインドール
(3.09g,12.6mmol)、N−クロロスルホ
ニルイソシアナート(1.2ml,13.8mmol)
及びアセトニトリル(60ml)を使用し、実施例2C
の操作により3−(2−テノイル)−6−アザオキシイ
ンドール(実施例38)から標題化合物を製造した。反
応時間:3 1/2時間。粗製のN−クロロスルホニル
カルボキサミドを空気に開放したフラスコの中でDMS
O(30ml)中で終夜撹拌することにより加水分解し
た。水により希釈した後、固体を瀘過により捕集して乾
燥した。次いで固体を酢酸から2回と、メチルエチルケ
トンから1回再結晶した。収量:163mg(5%)。
融点213〜215℃。H NMR(DMSO−
)δ8.86(br s,2H),8.45(d,
J=3.6Hz,1H),8.16〜8.09(m,2
H),8.80(d,J=4.3Hz,1H),7.7
6(br s,1H),7.16(dd,J=3.6,
4.3Hz,1H)。IR(KBrディスク)173
3,1708,1630,1559,1517,147
9,1418cm−1。C13Sに対する
分析計算値: C54.35,H3.16,N14.6
3;実測値:C54.04,H3.24,N14.1
6。実施例43 〔削除〕実施例44 5−イソプロポキシ−3−(2−テノイル)−4−アザ
オキシインドール−1−カルボキサミド 5−イソプロポキシ−3−(2−テノイル)−4−アザ
オキシインドール(70mg,0.23mmol)、N
−クロロスルホニルイソシアナート(25ml,0.2
9mmol)及びアセトニトリル(1.5ml)を使用
し、実施例2Cの操作により5−イソプロポキシ−3−
(2−テノイル)−4−アザオキシインドール(実施例
9C)から標題化合物を製造した。反応時間:4時間。
粗製N−クロロスルホニルカルボキサミドをクロロホル
ム中で3時間撹拌して加水分解した。真空で溶媒を除去
した後、2:1酢酸エチル/ヘキサンを溶離剤として使
用しシリカゲル上でフラッシュクロマトグラフィーに付
し、エーテルと共にすり砕くことにより生成物を精製し
た。収量:30mg(37%)。融点194〜196
℃。H NMR(DMSO−d)δ13.04
(s,1H),9.08(brs,1H),8.99〜
8.98(m,1H),8.48(d,J=8.6H
z,1H),7.62〜7.60(m,1H),7.1
9〜7.16(m,1H),6.26(d,J=8.6
Hz,1H),5.29(br s,1H),4.74
(七重線,J=6.4Hz,1H),1.42(d,J
=6.4Hz,1H)。IR(KBrディスク)172
0,1607,1565cm−1。FAB MS C
1616S(M+1)に対する精密質量計算
値:346.0862;実測値:346.0844。実施例45 3−(4−クロロ−2−テノイル−)−5−アザオキシ
インドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 5−アザオキシインドール(1.0g,7.45mmo
l)、ナトリウム(1.21g,52.6mmol)、
4−クロロチオフェン−2−カルボニルクロリド(2.
72g,15.0mmol)及びエタノール(40m
l)を使用し、5−アザオキシインドール(実施例4
B)から、最初に3−(4−クロロ−2−テノイル)−
5−アザオキシインドールを製造した。反応時間:3
日。粗生成物をメタノールと共にすり砕いた。収量42
7mg(21%)。融点250℃。次いで、3−(4−
クロロ−2−テノイル)−5−アザオキシインドール
(427mg,1.53mmol)、イソシアン酸t−
ブチル(0.26ml,2.3mmol)、トリエチル
アミン(0.43ml,3.1mmol)及びDMSO
(10ml)を使用し、実施例1Cの操作により3−
(4−クロロ−2−テノイル)−5−アザオキシインド
ールから標題化合物を製造した。反応時間:終夜。粗生
成物を、酢酸エチルを溶離剤として使用する逐次フラッ
シュクロマトグラフィー及びアセトニトリルからの再結
晶により精製した。収率:172mg(30%)。融点
250℃。H NMR(DMSO−d)δ9.72
(s,1H),9.19(s,1H),8.73(s,
1H),8.44(d,J=7Hz,1H),8.31
(d,J=7Hz,1H),7.81(s,1H),
1.43(s,9H)。C1716ClNSに
対する分析の計算値:C54.04,H4.27,N1
1.12;実測値:C53.76,H3.93,N1
0.98。実施例46 3−(2−テノイル)−5−アザオキシインドール−1
−カルボキサミド 3−(2−テノイル)−5−アザオキシインドール(5
00mg,2.0mmol)、N−クロロスルホニルイ
ソシアナート(0.26ml,3.0mmol)及びア
セトニトリル(15ml)を使用し、実施例2Cの操作
により3−(2−テノイル)−4−アザオキシインドー
ル(実施例4C)から標題化合物を製造した。粗製N−
クロロスルホニルカルボキサミドを空気に開放したフラ
スコの中でDMSO(1.5ml)中で1.5時間撹拌
することにより加水分解した。エーテルを加えることに
より生じた2相混合物に続いてメタノールを加えること
により均一溶液を生じた。短時間の放置により緑色沈殿
を形成し、これを瀘過により除いた。瀘液を終夜放置す
ると、その間に生成物は溶液から晶出した。これを濾過
により捕集した。収量:39mg(7%)。融点250
℃。H NMR14.21(br s,1H),9.
15(s,1H),9.12(br s,1H),8.
68(d,J=4Hz,1H),8.37(d,J=7
Hz,1H),8.24(d,J=7Hz,1H),
7.85(br s,1H),7.72(d,J=4.
5Hz,1H),7.14(dd,J=4,4.5H
z,1H)。IR(KBrディスク)1741,147
6,1433cm−1。FAB MS C1310
S(M+1)に対する精密質量計算値:288.
0443;実測値:288.0439。実施例47 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−カルボキサミドのアセチルプロドラッグ テトラヒドロフラン(THF)(60ml)中に6−ク
ロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシインドー
ル−1−カルボキサミド(500mg,1.55mmo
l)を懸濁し、トリエチルアミン(0.4ml,2.8
7mmol)及び塩化アセチル(0.2ml,2.81
mmol)を順次加えた。混合物を室温で終夜撹拌し
た。トリエチルアミン(0.4ml,2.87mmo
l)及び塩化アセチル(0.2ml,2.81mmo
l)を追加した。室温でさらに3日撹拌してから、瀘過
により生成物を混合物から補集した。生成物をクロロホ
ルム、水及びメタノールを用いて順次洗浄して、黄色固
体(390mg,69%)を生じた。瀘過、クロロホル
ムによる洗浄により瀘液から2回目の生成物(109m
g,19%)を得た。生成物の試料を一緒にしてクロロ
ホルムから再結晶し、黄色固体(289mg,57%)
を生じた。融点>250℃。H NMR(DMSO−
)δ8.51(d,J=4Hz,1H),8.43
(d,J=2Hz,1H),8.36(d,J=2H
z,1H),8.23(d,J=5Hz,1H),8.
05(br s,2H),7.37(dd,J=4,5
Hz,1H)。アセチルCHピークは2.50におけ
るDMSO吸収により不明瞭。C1510ClN
Sに対する分析の計算値:C49.53,H2.7
7,N11.55;実測値:C49.23,H2.5
3,N11.52。実施例48 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−エチ ルカルボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(1.25g,4.49mmol)、トリエチ
ルアミン(3.2ml,23mmol)、イソシアン酸
エチル(1.77ml,22.4mmol)及びジメチ
ルスルホキシド(DMSO)(30ml)を使用し、実
施例1Cの操作により5−クロロ−3−(2−テノイ
ル)−4−アザオキシインドール(実施例1B)から標
題化合物を製造した。反応時間は6時間であった。粗生
成物を最初にヘキサンと共にすり砕き、次いで同じ溶媒
から再結晶した。収量:1.09g(70%)。C15
12ClNSに対する分析計算値:C51.5
1,H3.46,N12.01;実測値:C51.5
6,H3.21,N11.90。融点153〜154
℃。H NMR(CDCl)δ9.04(br
s,1H),9.01(dd,J=1,4Hz,1
H),8.47(d,J=8.2Hz,1H),7.7
1(dd,J=1,4.9Hz,1H),7.22(d
d,J=4,4.9Hz,1H),7.03(d,J=
8.2Hz,1H),3.51〜3.41(m,2
H),1.28(t,J=7.3Hz,3H)。IR
(KBrディスク)1720,1605,1585,1
540,1415cm−1。MS m/e(相対的百分
率)351(2),349(5),280(10),2
78(29),196(32),194(100),1
11(26)。実施例49 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−イソプロピルカルボキサミド 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(1.25g,4.49mmol)、トリエチ
ルアミン(3.2ml,23mmol),イソシアン酸
イソプロピル(2.2ml,22.4mmol)及びD
MSO(30ml)を使用し、実施例1Cの操作により
5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
ンドール(実施例1B)から標題化合物を製造した。反
応時間は6時間であった。粗生成物をヘキサンから再結
晶した。収量:1.30g(80%)。C1614
lNSに対しての分析計算値:C52.82,H
3.88,N11.55;実測値:C52.93,H
3.65,N11.31。融点163〜165℃。
NMR(CDCl)δ9.02(dd,J=1,4
Hz,1H),8.96(br d,1H),8.46
(d,J=8.3Hz,1H),7.71(dd,J=
1,5Hz,1H),7.22(dd,J=4,5H
z,1H),7.02(d,J=8.3Hz,1H),
4.19〜4.08(m,1H),1.30(d,J=
6.6Hz,6H)。IR(KBrディスク)171
0,1605,1585,1540,1520,142
0cm−1。MS m/e(相対的百分率)365
(3),363(14),280(17),278(4
5),196(32),194(100),111(1
8)。実施例50 〔削除〕実施例51 5,6−ジクロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオ
キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド 5,6−ジクロロ−4−アザオキシインドール(763
mg,3.76mmol)、ナトリウム(0.43g,
18.8mmol)、2−フロ酸エチル(1.05g,
7.5mmol)及びエタノール(25ml)を使用
し、実施例1Bの操作により最初に5,6−ジクロロ−
3−(2−フロイル)−4−アザオキシインドールを製
造した。収量:0.98g(88%)。5,6−ジクロ
ロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシインドール
(721mg,2.43mmol)、トリエチルアミン
(1.8ml,15.4mmol)、イソシアン酸t−
ブチル(1.4ml,12.3mmol)及びDMSO
(20ml)を使用し、実施例1Cの操作により、5,
6−ジクロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシ
インドールから標題化合物を製造した。反応時間は22
時間であった。粗生成物をメタノールと共にすり砕き、
ヘキサンから再結晶した。収量:218mg(23
%)。C1715Clに対する分析計算
値:C51.53,H3.82,N10.60;実測
値:C51.70,H3.81,N10.57。融点2
05〜206℃。H NMR(DMSO−d)δ
9.37(br s,1H),8.32(s,1H),
7.91(s,1H),7.85(d,J=3.7H
z,1H),6.69(d,J=3.7Hz,1H),
1.38(s,9H)。IR(KBrディスク)173
0,1620,1605,1590,1555,153
5cm−1。MS m/e(相対的百分率)397
(0.5),395(2),298(21),296
(33),230(62),228(100),95
(40)。実施例52 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール−1−N−(1−ヒドロキシ−2−メチル)プ
ロプ−2−イルカルボキサミド A)2−アミノ−1−ベンジルオキシ−2−メチルプロ
パン テトラヒドロフラン(THF)(25ml)に2−アミ
ノ−2−メチル−1−プロパノール(7.1mmol)
を溶液とし、THF(75ml)に60%水酸化ナトリ
ウム/オイル(3g,75mmol)をスラリーとした
中に滴下して加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、次
いで氷溶上で冷却した。臭化ベンジル(5.9ml,5
0mmol)の溶液を滴下して加えた。0℃で2時間撹
拌した後、反応混合物を氷水中に注ぎ、酢酸エチルを用
いて抽出した。有機相を食塩水で洗浄して脱水(MgS
)し、濃縮したオイルをシリカゲル上でフラッシュ
クロマトグラフィーに付し、5%メタノール/クロロホ
ルムを用いて溶離した。所望の生成物を含有する画分を
一緒にして濃縮し、オイルを得た。収量:4.2g(4
7%)。 B)(1−ベンジルオキシ−2−メチル)プロプ−2イ
ルイソシアナート 塩化メチレン(50ml)中に2−アミノ−1−ベンジ
ルオキシ−2−メチルプロパン(2.1g,10mmo
l)及びトリエチルアミン(4.5ml,32mmo
l)を溶液として氷冷し、これにトリホスゲン(989
mg,3.3mmol)を3分して加えた。反応混合物
を0℃で0.25時間、次いで室温で4時間撹拌した。
揮発分を真空で除き、残留物をエーテルと共にすり砕い
て、所望の生成物のオイルを得た。収量:1.9g(9
5%)。 C)5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキ
シインドール−1−N−(1−ベンジルオキシ−2−メ
チル)プロプ−2−イルカルボキサミド 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
ンドール(1.90g,7.2mmol)、トリエチル
アミン(2.8ml,21mmol)、(1−ベンジル
オキシ−2−メチル)プロプ−2−イルイソシアナート
(2.2g,10.7mmol)及びDMSO(75m
l)を使用し、実施例1Cの操作により5−クロロ−3
−(2−フロイル)−4−アザオキシインドール(実施
例23)から標題化合物を製造した。反応は終夜行っ
た。粗生成物をシリカゲル上のフラッシュクロマトグラ
フィーによりクロロホルムを用いて溶離して精製した。
所望の生成物を含有する画分を一緒にして濃縮し黄色オ
イルを得た。収量:2.2g(65%)。 D)5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキ
シインドール−1−N−(1−ヒドロキシ−2−メチ
ル)プロプ−2−イルカルボキサミド 塩化メチレン(25ml)中に5−クロロ−3−(フロ
イル)−4−アザオキシインドール−1−N−(1−ベ
ンジルオキシ−2−メチル)プロプ−2−イルカルボキ
サミド(1.0g,2.1mmol)を溶液として氷冷
し、これに塩化メチレン中に三臭化硼素(BBr)を
1M溶液(3ml,3mmol)として滴下して加え
た。反応混合物を0℃で2時間撹拌した後、塩化メチレ
ン中1MBBrの追加分(0.5ml,0.5mmo
l)を加えた。0℃に更に1時間保った後、混合物を氷
水中に注ぎ、酢酸エチルを用いて抽出した。有機相を食
塩水で洗浄し、脱水(MgSO)して濃縮し、黄色固
体を生じた。これをメタノールによりまずすり砕き、次
いで再結晶した。収量:552mg(70%)。C17
16ClNに対する分析計算値:C54.0
5,H4.27,N11.12;実測値:C53.8
2,H4.05,N10.92。融点185〜186
℃。H NMR(CDCl)δ9.3(br s,
1H),8.49(dd,J=1.3,3.6Hz,1
H),8.38(d,J=8.2Hz,1H),7.7
0(dd,J=1.3,1.6Hz,1H),6.98
(d,J=8.2Hz,1H),6.61(dd,J=
1.6,3.6Hz,1H),3.73(br s,1
H),3.71(s,2H),1.41(s,6H)。
IR(KBrディスク)1730,1720,166
5,1630,1595,1540,1460,144
5,1420cm−1。MS m/e(相対的百分率)
380(1),379(3),378(5),377
(9),265(18),264(50),263(5
3),262(100),197(12),196(6
0),195(33),194(97),95(2
5)。実施例53 5−クロロ−1−エチル−3−(2−テノイル)−7−
アザオキシインドール A)1−エチル−7−アザインドール 10g(0.0846mol)の7−アザインドール
(Aldrich(商標)製)を200mlの試薬等級
のアセトンに室温で溶解し、10g(0.178mo
l)の粉砕したKOHで処理した。約2〜3分後、67
ml(0.846mol)の沃化エチルを5〜10分か
かって加え、反応混合物を室温で30〜40分間撹拌し
た。95%塩化メチレン/5%酢酸エチルを使用する薄
層クロマトグラフィー(TLC)は、出発物の完全な消
費及び単一の極性の低い生成物の形成を示した。反応混
合物を真空で濃縮し、残留物を水と塩化メチレン(35
0ml)の間で分配した。有機層を分離し、飽和食塩水
で洗浄して脱水(硫酸ナトリウム)した。有機抽出物を
真空で濃縮することにより黄褐色オイルを得て、それを
シリカゲルカラム上で精製し塩化メチレン/酢酸エチル
(95%/5%)を用いて溶離した。合計11.15g
(90%)の純粋な最終生成物(淡黄色オイル)を得
た。60MHz H NMR(CDCl)δ:1.
35〜1.65(t,3H);4.20〜4.60
(q,2H);6.35〜8.45(m,5H)。 B)3,3−ジブロモ−1−エチル−アザオキシインド
ール t−ブタノール(200ml)に1−エチル−7−アザ
インドール(5.4g,34mmol)を溶解し、これ
に30℃でピリジニウムブロミドペルブロミド(27.
2g,85mmol)を少しずつ加えた。反応混合物を
室温で終夜撹拌し、次いで氷水中に注いだ。0.5時間
撹拌後、混合物を酢酸エチルを用いて抽出した。有機抽
出物を水洗いし、脱水(硫酸マグネシウム)して濃縮
し、褐色オイルを得た。これをシリカゲルのカラムの上
でクロマトグラフ処理しクロロホルムを用いて溶離し
た。所望生成物のみを含有する画分を一緒にし、真空で
濃縮して黄色オイル5.30g(49%)を得た。 C)5−クロロ−3,3−ジブロモ−1−エチル−7−
アザオキシインドール ドライアイス凝縮器を取付けた三つ口フラスコの中で
N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に3,3−ジ
ブロモ−1−エチル−7−アザオキシインドール(5.
3g,16.5mmol)を溶解し、氷浴上で0℃に冷
却した。塩素ガスを溶液を通して4分間通じ、飽和させ
た。反応混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで氷水中に
注いだ。0.5時間撹拌後、混合物を酢酸エチルを用い
て抽出した。有機抽出物を水洗し、硫酸マグネシウム上
で脱水して黄色オイルを得た。これをシリカゲルのカラ
ム上でクロマトグラフ処理し、酢酸エチルを用い溶離し
た。所望生成物を含有する画分を一緒にして真空で濃縮
し黄色固体4.69g(80%)を得た。 D)5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドー
氷酢酸(75ml)に5−クロロ−3,3−ジブロモ−
1−エチル−7−アザオキシインドール(4.60g,
13.0mmol)を溶解し、亜鉛末(2.5g,39
mmol)を少しずつ加えた。発熱反応が直ちに発生す
るけれども、室温における撹拌を1時間続けた。混合物
を氷水中に注ぎ、次いで酢酸エチルを用いて抽出した。
有機抽出物を水洗し、硫酸マグネシウム上で脱水して蒸
発し、残留したオイルをシリカゲルのカラム上でクロマ
トグラフ処理(クロロホルムを用いて溶離)した。所望
生成物を含有する画分を一緒にして真空で濃縮して、黄
色がかった白色の固体1.70g(68%)を生じた。
融点78〜82℃。 E)5−クロロ−1−エチル−3−(2−テノイル)−
7−アザオキシインドール DMF(10ml)に5−クロロ−1−エチル−7−ア
ザオキシインドール(400mg,2.03mmol)
及び4−ジメチルアミノピリジン(537mg,4.4
mmol)を溶解し、0℃でチオフェン−2−カルボニ
ルクロリド(0.24ml,2.24mmol)を加え
た。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで氷水中に
注いだ。混合物を酢酸エチルを用いて抽出した。有機層
を水及び飽和食塩水を用いて洗浄し、脱水(硫酸マグネ
シウム)して真空で濃縮した。残留物をシリカゲルのカ
ラム上でクロマトグラフ処理しクロロホルムを用いて溶
離した。所望生成物のみを含有する画分を一緒にして濃
縮し、標題化合物を固体として得た。この固体をヘキサ
ンから再結晶した。再結晶物の収量は29mg(50
%)であった。融点111〜112℃。C1411
lNSに対する分析計算値:C54.82,H
3.61,N9.13;実測値:C54.45,H3.
34,N8.80。MS m/z(相対的百分率)30
8(6),306(19),224(32),222
(100),209(8),207(24),196
(24),194(77),111(77)。実施例54 5−クロロ−1−エチル−3−(2−フロイル)−7−
アザオキシインドール 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール
(405mg,2.06mmol)、4−ジメチルアミ
ノピリジン(500mg,4.09mmol)、塩化2
−フロイル(0.22ml,2.23mmol)及びD
MF(10ml)を使用し、実施例53Eの操作により
5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール
(実施例53D)から標題化合物を製造した。クロマト
グラフィーの後得られた固体生成物をヘキサンから再結
晶した。収量は110mg(18%)であった。融点1
62〜163℃。C1411ClNに対する分
析計算値:C57.84,H3.81,N9.64;実
測値:C57.59,H3.54,N9.49。
NMR(CDCl)δ8.43(d,J=1.7H
z,1H),8.11(s,1H),7.86(s,1
H),7.38(d,J=3.5Hz,1H),6.7
2(dd,J=1.7,3.5Hz,1H),4.04
(q,J=7.1Hz,2H),1.35(t,J=
7.1Hz,3H)。IR(KBrディスク)164
5,1620,1535,1470,1440c
−1。MS m/z(相対的百分率)292(8),
290(27),224(32),222(100),
209(8),207(27),196(28),19
4(86),95(70)。実施例55 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール−
3−N−(4−フルオロフェニル)カルボキサミド 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール
(400mg,2.03mmol)、4−ジメチルアミ
ノピリジン(537mg,4.4mmol)、イソシア
ン酸4−フルオロフェニル(0.25ml,2.2mm
ol)及びDMF(10ml)を使用し、実施例53E
の操作により5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシ
インドール(実施例53D)から標題化合物を製造し
た。この操作から唯一つ逸脱したのは、反応混合物を氷
水中に注ぎ、次いで6N塩化水素溶液を使用しpH3に
酸性化することであった。クロマトグラフィーの後得ら
れた固体生成物をエーテル/ヘキサンから再結晶した。
収量は95mg(15%)であった。融点155〜15
7℃(分解)。C1613ClFNに対する分
析計算値:C57.58,H3.93,N12.59;
実測値:C57.50,H3.64,N12.33。
H NMR(CDCl)δ9.42(br s,1
H),8.22(s,1H),8.05(s,1H),
7.53(dd,J=5,7Hz,1H),7.02
(t,J=7Hz,1H),4.43(s,1H),
3.90(q,J=7Hz,2H),1.29(t,J
=7Hz,3H)。IR(KBrディスク)1725,
1665,1605,1580,1550,1510,
1470,1435cm−1。MS m/z(相対的百
分率)335(18),333(52),198(3
3),196(100),170(10),168(3
0),111(21)。実施例56 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール−
3−N−フェニルカルボキサミド 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール
(451mg,2.29mmol)、4−ジメチルアミ
ノピリジン(607mg,4.97mmol)、イソシ
アン酸フェニル(0.27ml,2.48ml)及びD
MF(11ml)を使用し、実施例55の操作により5
−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール(実
施例53D)から標題化合物を製造した。水中に注いで
酸性化した後、反応混合物から生じた固体を瀘過により
捕集した。これを酢酸エチルと共にすり砕いて白色固体
(所望の生成物ではない)を得た。次いで母液を濃縮し
て得られた褐色固体を低温の酢酸エチルと共にすり砕い
た。得られる黄色固体をシクロヘキサンから再結晶し、
標題化合物の白色固体38mg(5%)を得た。融点1
57〜158℃。C1614ClNに対する分
析計算値:C60.86,H4.47,N13.31;
実測値:C60.83,H4.27,N13.13。
H NMR(CDCl)δ9.43(br s,1
H),8.21(s,1H),8.04(s,1H),
7.48〜7.54(m,2H),7.35〜7.24
(m,2H),7.15〜7.10(m,1H),4.
41(s,1H),3.91(q,J=7.3Hz,2
H),1.31(t,J=7.3Hz,3H)。IR
(KBrディスク)1730,1660,1605,1
580,1550,1470,1445cm−1。MS
m/z(相対的百分率)317(3),315(1
0),198(33),196(100),183
(3),181(10),170(11),168(3
6),93(22),77(20)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/44 ABN ACD

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、A,B,D及びEのうち1つはNであって、そ
    の他はCHであり、 X及びYは水素,OR,ヒドロキシ,(C〜C
    アルキル,CF,COR,ハロゲン,COOR
    CONR,CN,NO,SR,SOR,S
    及びSONRから独立に選択され、 Rは(C〜C)アルキル又はCONHRであ
    り、 Rは(C〜C)アルキル,(CH(式
    中、nは0又は1)、又はNHRであり、 Rは(C〜C)アルキル,フェニル,ベンジル,
    アリル又は水素であって、前記フェニル及び前記ベンジ
    ルのフェニル核は場合によりフルオロ,クロロ,ブロ
    モ,ヨード,ヒドロキシ,(C〜C)アルキル,
    (C〜C)アルコキシ及びCFから独立に選択さ
    れる1つ以上の置換基によって置換され得、Rは水
    素,(C〜C)アルキル,(C〜C)ヒドロキ
    シアルキル,(C〜C)シクロアルキル,COR
    (式中、Rは前記定義と同じ),フェニル,置換フェ
    ニル,ヘテロアリール基又は置換ヘテロアリール基(こ
    こに、前記のヘテロアリール基及び置換ヘテロアリール
    基のそれぞれのヘテロアリール核はチオフェン及びフラ
    ンから選択され、前記の置換フェニル基及び置換ヘテロ
    アリール基は、フルオロ,クロロ,ブロモ,ヨード,ヒ
    ドロキシ,(C〜C)アルキル,(C〜C)ア
    ルコキシ及びCFから独立に選択される1つ又は2つ
    の置換基によってそれぞれ置換されている)であり、 Rはヘテロアリール基及び置換ヘテロアリール基(こ
    こに、前記のヘテロアリール基及び置換ヘテロアリール
    基のそれぞれのヘテロアリール核はチオフェン及びフラ
    ンから選択され、前記の置換ヘテロアリール基はフルオ
    ロ,クロロ,ブロモ,ヨード,ヒドロキシ,(C〜C
    )アルキル,(C〜C)アルコキシ及びトリフル
    オロメチルから独立に選択される1つ又は2つの置換基
    によって置換される)であり、 Rはフェニル,チオフェン又はフラン(ここに、前記
    のフェニル、チオフェン及びフランは場合により、フル
    オロ,クロロ,ブロモ,ヨード,ヒドロキシ,(C
    )アルキル,(C〜C)アルコキシ及びトリフ
    ルオロメチルから独立に選択される1つ以上の置換基に
    よって置換され得る)であり、そしてWは水素、(C
    〜C10)アルカノイル,(C〜C)シクロアルキ
    ルカルボニル,(C〜C10)フェニルアルカノイ
    ル,クロロベンゾイル,テノイル,ω−(C〜C
    アルコキシカルボニル−(C〜C)アルカノイル,
    (C〜C10)アルコキシカルボニル,フェノキシカ
    ルボニル,1−[(C〜C)アシルオキシ]−(C
    〜C)アルキル,1−[(C〜C)アルコキシ
    −カルボニルオキシ]−(C〜C)アルキル,(C
    〜C)アルキルスルホニル,(C〜C)アルキ
    ル,メチルフェニルスルホニル及びジ−(C〜C
    アルキルホスホネートであって、 但し(a)Eが窒素である場合、X及びYの少くとも1
    つは水素以外であり、(b)RがNHRであるか、
    又はRが(C〜C)アルキルであるかのいずれか
    の場合、Wは水素である]の化合物、又はその薬学的に
    許容し得る塩。
  2. 【請求項2】 B又はEが窒素であり、X及びYの少く
    とも1つがクロロであり、Rが(CHであ
    り、nが0であり、Rが非置換ヘテロアリールであ
    り、RがCONHRであり、Rが水素又は(C
    〜C)アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 下記化合物 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−カルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−6−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
    キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(4−メチルー2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 5−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 5−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド;及び 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−フェニルカルボキサミドから成るグ
    ループから選択される、請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 下記化合物 5−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−フェニルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−カルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−6−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 3−(2−テノイル)−5−アザオキシインドール−1
    −N−t−ブチルカルボキサミド; 6−フルオロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシ
    インドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
    キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 3−(2−テノイル)−6−トリフルオロメチル−4−
    アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 3−(2−フロイル)−6−トリフルオロメチル−4−
    アザオキシインドール−2−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 5−イソプロポキシ−3−(2−テノイル)−4−アザ
    オキシインドール−1−N−t−ブチルカルポキサミ
    ド; 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 6−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 6−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−カルボキサミド; 6−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−カルボキサミド; 5,6−ジクロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオ
    キシインドール−1−カルボキサミド; 6−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 6−クロロ−3−(3−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 6−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−カルボキサミド; 6−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 6−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−フェニルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−カルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−カルボキサミド; 5−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−シクロヘキシルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(4−クロロ−2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−(2,4−ジクロロフェニル)カル
    ボキサミド; 5−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサ
    ミド; 6−フルオロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシ
    インドール−1−カルボキサミド; 6−フルオロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4
    −アザオキシインドール−1−N−t−ブチルカルボキ
    サミド; 6−フルオロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4
    −アザオキシインドール−1−カルボキサミド; 3−(2−テノイル)−6−アザオキシインドール−1
    −N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−6−アザオキシイ
    ンドール−1−カルボキサミド; 3−(2−テノイル)−7−アザオキシインドール−1
    −N−t−ブチルカルボキサミド; 3−(2−テノイル)−6−アザオキシインドール−1
    −カルボキサミド; 5−イソプロポキシ−3−(2−テノイル)−4−アザ
    オキシインドール−1−カルボキサミド; 5−フェニルチオ−3−(2−テノイル)−6−アザオ
    キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(4−メチル−2−テノイル)−4−
    アザオキシインドール−1−カルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−メチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−エチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−イソプロピルカルボキサミド; 5,6−ジクロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオ
    キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−(1−ヒドロキシ−2−メチル)プ
    ロプ−2−イルカルボキサミド; 5−クロロ−1−エチル−3−(2−テノイル)−7−
    アザオキシインドール; 5−クロロ−1−エチル−3−(2−フロイル)−7−
    アザオキシインドール; 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール−
    3−N−(4−フルオロフェニル)カルボキサミド; 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール−
    3−N−フォニルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−エチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−テノイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−イソプロピルカルボキサミド; 5,6−ジクロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオ
    キシインドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド; 5−クロロ−3−(2−フロイル)−4−アザオキシイ
    ンドール−1−N−(1−ヒドロキシ−2−メチル)プ
    ロプ−2−イルカルボキサミド; 5−クロロ−1−エチル−3−(2−テノイル)−7−
    アザオキシインドール; 5−クロロ−1−エチル−3−(2−フロイル)−7−
    アザオキシインドール; 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール−
    3−N−(4−フルオロフェニル)カルボキサミド; 5−クロロ−1−エチル−7−アザオキシインドール−
    3−N−フェニルカルボキサミド; 3−(4−クロロ−2−テノイル)−5−アザオキシイ
    ンドール−1−N−t−ブチルカルボキサミド;及び 3−(2−テノイル)−5−アザオキシインドール−1
    −カルボキサミドから成るグループから選択される、請
    求項1に記載の化合物。
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