JP2002532503A - プロテインキナーゼ阻害剤としての4,5−ピラジノオキシンドール - Google Patents

プロテインキナーゼ阻害剤としての4,5−ピラジノオキシンドール

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JP2002532503A JP2000588180A JP2000588180A JP2002532503A JP 2002532503 A JP2002532503 A JP 2002532503A JP 2000588180 A JP2000588180 A JP 2000588180A JP 2000588180 A JP2000588180 A JP 2000588180A JP 2002532503 A JP2002532503 A JP 2002532503A
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Abstract

(57)【要約】 式(I)を有する4,5−ピラジノオキシンドールは、プロテインキナーゼ、特にJNKプロテインキナーゼを阻害または調節し、そして抗炎症剤として、特にリウマチ様関節炎の処置において有用である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 プロテインキナーゼは、様々な細胞機能を調節するタンパク質の部類の1つで
ある。これは、タンパク質基質上の特定のアミノ酸のリン酸化により達成され、
基質タンパク質の配座変化をもたらす。該配座変化は該基質の活性またはその能
力を調節して、他の結合相手と相互作用させる。プロテインキナーゼの酵素活性
は、キナーゼがリン酸基を基質に付加する速度を指す。それは、たとえば、時間
の関数として生成物に転化される基質の量を測定することにより測定し得る。基
質のリン酸化は、プロテインキナーゼの活性部位にて起こる。
【0002】 JNK(Jun−N末端キナーゼ)プロテインキナーゼ(「ストレス活性化プ
ロテインキナーゼ」または「SAPK」としても知られている)は、マイトジェ
ン活性化プロテイン(MAP)キナーゼのメンバーである。たとえば、S.Gu
pta等,「EMBO J.」,vol.15,no.11(1996)pp.
2760〜2770;およびYang等,「Nature」,vol.289(
1997年10月23日)pp.865〜870参照。少なくとも10種のJN
Kイソ型が、現在知られている。Guptaの同書参照。その名称が指摘するよ
うに、JNKにとっての基質の一つは、c−Junである。JNKは、c−Ju
nのNH2末端活性化ドメインをSer63およびSer73にてリン酸化して
、増大的c−Jun転写活性を引き起こす。Guptaの同書参照。同様に、c
−Junは、即時〜早期の遺伝子発現を仲介するAP−1転写因子である。たと
えば、A.Minden等,「Biochimica et Biophysi
ca Acta」1333(1997)F85〜F104;およびA.Kari
n,「Biochimica et Biophysica Acta」,vo
l.172(1991)pp.129〜157参照。
【0003】 JNKプロテインキナーゼは、前炎症性サイトカインまたは環境ストレスへの
曝露での細胞の処理に応答して顕著に活性化される。かくして、JNKは、c−
Junに対する細胞外刺激の効果を仲介する。Guptaの前掲書およびMin
denの前掲書参照。従って、JNKは、AP−1転写活性の生理学的調節剤で
ある。かくして、JNK活性の阻害は、病理学的増殖状態たとえば炎症性疾患お
よび神経変性疾患、特にリウマチ様関節炎に関係する炎症性および免疫性メディ
エーターのAP−1依存性転写を阻害する。たとえば、Swantek等,「M
olecular and Cellular Biology」,vol.1
7(1997)pp.6274〜6282;Maroney等,「J.Neur
oscience」,vol.18(1998年1月1日)pp.104〜11
1;およびMindenの前掲書,F92参照。
【0004】 JNKのラット相同体もまた、SAPK(ストレス活性化プロテインキナーゼ
)と呼ばれる。SAPKイソ型は、対応するJNKイソ型と有意の(>90%)
配列同一性を共有する[Kyriakis等,「Nature」,Vol.36
9(1994年5月12日)pp.156〜160とGupta等の前掲書が比
較される]。JNKおよびSAPKの両方共、cJun基質のリン酸化の能力が
ありそしてかくして非常に同様な酵素活性を有する。JNKおよびSAPKは、
様々な細胞外刺激により活性化されるプロテインキナーゼカスケードの一部であ
る。たとえば、Mindenの前掲書およびKyriakis等,「BioEs
says」Vol.18(1996)pp.567〜577参照。
【0005】 JNKおよびSAPKは各々、MKK4、SEK−1またはMKK7のような
二重特異的MAPキナーゼキナーゼによる特異的なトレオニンおよびチロシン残
基におけるリン酸化により活性化し得る。Kyriakis等の前掲書;および
Tournier等,「Proceedings of the Nation
al Academy of Sciences USA」Vol.94(19
97年7月号),pp.7337〜7342参照。二重特異的MAPキナーゼキ
ナーゼは、MEKK−1のようなMAPキナーゼキナーゼによるセリンおよび/
またはトレオニン残基におけるリン酸化により活性化し得る。かくして、JNK
またはSAPK酵素活性の大きさは、上流のまたは先行のキナーゼによる活性化
により高められる。更に、SAPK阻害の大きさは、JNK阻害と密接に相関さ
れる。
【0006】 プロテインキナーゼ触媒活性の阻害剤は、当該技術において知られている。W
O98/24432(FLKプロテインキナーゼを阻害するインドリン化合物)
;WO97/45409号(チロシンキナーゼを阻害する置換テトラリルメチレ
ン−オキシンドール類似体)参照。特に、小分子阻害剤は、典型的には、プロテ
インキナーゼATP結合部位(または「活性部位」)と密接に相互作用すること
により、基質の結合を阻止する。WO98/24432号参照。容易に合成でき
、プロテインキナーゼ、特にJNKプロテインキナーゼの触媒活性を阻害するの
に有効である小分子化合物を明らかにすることが望ましい。
【0007】 チロシンキナーゼ阻害を通じて異常な細胞増殖を調節するのに有用であると主
張されたインドリノン(オキシンドールとしても知られている)化合物は、たと
えば、WO96/40116号、WO98/07695号、WO95/0134
9号、WO96/32380号、WO96/22976号、WO96/1696
4号およびWO98/50356号(プロテインキナーゼ活性のモジュレーター
としての2−インドリノン誘導体)、Mohammadi等,「Science
」,Vol.276,1997年5月9日,pp.955〜960に開示されて
いる。オキシンドール誘導体もまた、様々な他の治療的使用について記載されて
いる。すなわち、5,206,261号(大脳機能の改善);WO92/078
30号(ペプチドアンタゴニスト);EP 580 502号(A1)(抗酸化
剤)。
【0008】 JNKプロテインキナーゼを阻害するのに有効でありそしてかくして病理学的
増殖状態たとえば炎症性疾患および神経変性疾患、特にリウマチ様関節炎の処置
または制御に有用な、容易に合成される小分子化合物に対するニーズが存在し続
いている。かくして、本発明の目的は、かかる化合物およびかかる化合物を含有
する組成物を提供することである。
【0009】 本発明は、1種以上のJNKプロテインキナーゼの活性を阻害することの可能
な4,5−ピラジノオキシンドールに関する。かかる化合物は、炎症性疾患およ
び神経変性疾患の処置用に有用である。特に、本発明の化合物は、リウマチ様関
節炎の処置または制御に特に有用である。
【0010】 本発明の化合物は、次の式
【化2】 を有する4,5−ピラジノオキシンドールおよびそれらの医薬として許容し得る
塩 〔ここで、 R1およびR2は、独立に、 水素、 −OR4、 −COR4、 −COOR4、 −CONR56、 −NR56、 低級アルキルであって、−OR4、−NR56、ハロゲン、−COR4、−C
OOR4、−OCOR4、−CONR56、−CN、−SO24、−SO2NR5 6 から成る群(a)の群員によりまたはシクロアルキル、複素環、アリールおよ
びヘテロアリール(ここで、前記シクロアルキルおよび複素環は各々、基R11
より置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12 により置換されていてもよい)により置換されていてもよい低級アルキル、
【0011】 シクロアルキルであって、先に定義された群(a)の群員によりまたは低級
アルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記低級アルキル
および複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリールおよび
ヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)により置換されて
いてもよいシクロアルキル、 複素環であって、先に定義された群(a)の群員によりまたは低級アルキル
、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記低級アルキル
およびシクロアルキルは各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリー
ルおよびヘテロアリールは各々、任意に基R12により置換されていてもよい)に
より置換されていてもよい複素環、
【0012】 アリールであって、−OR4、−NR56、ハロゲン、−NO2、ペルフルオ
ロアルキル、−COR4、−COOR4、−OCOR4、−CONR56、−CN
、−SO24、−SO2NR56から成る群(b)の群員によりまたは低級アル
キル、シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記
低級アルキル、シクロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されてい
てもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されて
いてもよい)により置換されていてもよいアリール、 ヘテロアリールであって、先に定義された群(b)の群員によりまたは低級
アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、
前記低級アルキル、シクロアルキルおよび複素環は各々、任意に基R11により置
換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12により
置換されていてもよい)により置換されていてもよいヘテロアリール から成る群から選択され、あるいはその代わりに R1およびR2は、5〜7個の原子を有する環を形成することができ、しかも該
環は、任意に1以上のヘテロ原子を含みおよび任意に−OR8、−COR7、−C
OOR7、−OCOR4、−CONR79、−NR89または低級アルキル(基R 11 により置換されていてもよい)から成る群の群員により置換されており、
【0013】 R3は、水素、−OR4、−COR4、−COOR4、−OCOR4、−CONR56、ハロゲン、−CN、ペルフルオロアルキル、−NR56または低級アルキ
ル(−OR4、−OCOR4または−NR56により置換されていてもよい)であ
り、 R4は、 水素、 低級アルキルであって、−OR8、−COOR7、−COR7、−CONR5 6 、−NR56、−SO27、−SO2NR56から成る群(c)の群員によりま
たはシクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記シ
クロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記ア
リールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)によ
り置換されていてもよい低級アルキル、
【0014】 シクロアルキルであって、先に定義された群(c)の群員によりまたは低級
アルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記低級アルキル
および複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリールおよび
ヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)により置換されて
いてもよいシクロアルキル、 複素環であって、先に定義された群(c)の群員によりまたはシクロアルキ
ル、低級アルキル、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記シクロアルキ
ルおよび低級アルキルは各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリー
ルおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)により置
換されていてもよい複素環、
【0015】 アリールであって、−OR8、−COOR7、−COR7、−CONR56
−NR56、−NO2、ハロゲン、ペルフルオロアルキル、−SO27、−SO2 NR56から成る群(d)の群員によりまたは低級アルキル、シクロアルキル、
複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記低級アルキル、シクロア
ルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリール
およびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)により置換
されていてもよいアリール、および ヘテロアリールであって、先に定義された群(d)の群員によりまたはシク
ロアルキル、低級アルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、
前記低級アルキル、シクロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換され
ていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換さ
れていてもよい)により置換されていてもよいヘテロアリール であり、
【0016】 R5およびR6は各々、独立に、 水素、 −COR7、 −COOR7、 −CONR79、 低級アルキルであって、−OR8、−COOR7、−COR7、−CONR7 8 、−NR78、−SO27、−SO2NR78から成る群(e)の群員によりま
たはシクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記シ
クロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記ア
リールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)によ
り置換されていてもよい低級アルキル、 シクロアルキルであって、先に定義された群(e)の群員によりまたは低級
アルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記低級アルキル
および複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリールおよび
ヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)により置換されて
いてもよいシクロアルキル、
【0017】 複素環であって、先に定義された群(e)の群員によりまたはシクロアルキ
ル、低級アルキル、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記シクロアルキ
ルおよび低級アルキルは各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリー
ルおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)により置
換されていてもよい複素環、 アリールであって、−OR8、−COOR7、−COR7、−CONR78
−NR78、−NO2、ハロゲン、ペルフルオロアルキル、−SO27、−SO2 NR78から成る群(f)の群員によりまたは低級アルキル、シクロアルキル、
複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記低級アルキル、シクロア
ルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリール
およびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい)により置換
されていてもよいアリール、および
【0018】 ヘテロアリールであって、先に定義された群(f)の群員によりまたは低級
アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール(ここで、
前記低級アルキル、シクロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換され
ていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換さ
れていてもよい)により置換されていてもよいヘテロアリール であり、あるいはその代わりに −NR56は、3〜7個の原子を有する環を形成することができ、しかも該環
は、任意に1以上の追加のヘテロ原子を含みおよび任意に低級アルキル、−OR 8 、−COR7、−COOR7、−CONR79または−NR89により置換され
ており、 R7は、水素または低級アルキル(シクロアルキル、複素環、アリール、ヘテ
ロアリール、−OR9または−NR89から成る群の群員により置換されていて
もよい)であり、
【0019】 R8は、水素、−COR9、−CONR109、または低級アルキル(R11によ
り置換されていてもよい)であり、 R9およびR10は各々、独立に、水素または低級アルキルであり、 R11は、−OR9、−COR9、−COOR9、−OCOR9、−CONR910
、−NR910、−N(COR9)R10、−SO29または−SO2NR910であ
り、 R12は、−OR9、−COR9、−COOR9、−OCOR9、−CONR910
、−NR910、−N(COR9)R10、−SO29、−SO2NR910、ハロゲ
ン、−CN、−NO2またはペルフルオロアルキルであり、そして Xは、NまたはCHである〕 である。
【0020】 本発明は、更に、医薬として有効な量の上記の化合物のいずれか1以上および
医薬として許容し得る担体または賦形剤を含む医薬組成物に向けられる。 本発明はまた、上記の化合物の合成において有用な新規中間体に向けられる。 本発明はまた、式Iの化合物および/またはその塩、プロドラッグもしくは医
薬として活性な代謝物の、炎症および神経変性疾患、特にリウマチ様関節炎の処
置および/もしくは制御用のまたは充実性腫瘍、特に乳房もしくは結腸の腫瘍を
処置するための薬の製造における使用に向けられる。
【0021】 ここにおいて用いられている次の用語は、次の定義を有するものとする。 「アリール」は、5〜10個の原子を有しかつ1つまたは2つの環から成る芳
香族基を意味する。アリール基の例は、フェニルおよび1−または2−ナフチル
を包含する。 「シクロアルキル」は、3〜8個の原子を含有する非芳香族性の、部分的にま
たは完全に飽和された、環状脂肪族炭化水素基を意味する。シクロアルキル基の
例は、シクロプロピル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルを包含する。 「有効量」は、(1)炎症性疾患もしくは応答および/または(2)神経変性
疾患もしくは応答(たとえば、限定としてでない、リウマチ様関節炎のような)
の発現または増殖を阻害する、式Iの少なくとも1種の化合物またはその医薬と
して許容し得る塩、プロドラッグもしくは代謝物の量を意味する。
【0022】 「ハロゲン」は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。 「ヘテロアリール」基は、5〜10個の原子、1つまたは2つの環を有しかつ
1以上のヘテロ原子を含有する芳香族基である。ヘテロアリール基の例は、2−
、3−または4−ピリジル、テトラゾリル、オキサジアゾリル、ピラジニル、キ
ノリル、ピロリルおよびイミダゾリルである。 「ヘテロ原子」は、N、OおよびSから選択される原子を意味する。 「複素環」は、1つまたは2つの環および少なくとも1個のヘテロ原子を含有
する、テトラヒドロキノリルのような3〜10員の非芳香族性の部分的にまたは
完全に飽和した炭化水素基を意味する。
【0023】 「IC50」は、SAPK活性の阻害尺度であるcJunリン酸化の50%を阻
害するのに必要とされる特定の4,5−ピラジノオキシンドールの濃度を指す。
IC50は、とりわけ、ここにおいて後記の例7に記載された検定を用いて測定し
得る。 「低級アルキル」は、1〜6個、好ましくは1〜4個の炭素原子を有する直鎖
状または分岐状飽和脂肪族炭化水素を意味する。典型的な低級アルキル基は、メ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、t−ブチル、2−ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、等を包含する。
【0024】 「医薬として許容し得る塩」は、式Iの化合物の生物学的有効性および性質を
保持しかつ適当な無毒性の有機もしくは無機酸または無機塩基から形成される、
慣用の酸付加塩または塩基付加塩を指す。単純な酸付加塩は、無機酸、たとえば
、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、スルファミン酸、リン酸および硝酸
から誘導されたもの、並びに有機酸、たとえば、p−トルエンスルホン酸、サリ
チル酸、メタンスルホン酸、シュウ酸、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、
フマル酸、等から誘導されたものを包含する。単純な塩基付加塩は、アンモニウ
ム、カリウム、ナトリウムおよび水酸化第4級アンモニウム(たとえば、水酸化
テトラメチルアンモニウムのような)から誘導されたものを包含する。
【0025】 「医薬として許容し得る」は、たとえば、医薬として許容し得る担体、賦形剤
、プロドラッグ、等、特定の化合物が投与される被験者に対して薬理学上許容す
ることができかつ実質的に無毒性であることを意味する。 「医薬として活性な代謝物」は、医薬として許容することができ、かつ有効で
ある、式Iの化合物の代謝生成物を意味する。 「プロドラッグ」は、生理学的条件下でまたは加溶媒分解により式Iの化合物
のいずれかにまたは式Iの化合物の医薬として許容し得る塩に転化し得る化合物
を指す。プロドラッグは、被験者に投与される時不活性であり得るが、しかし生
体内で式Iの活性化合物に転化される。
【0026】 たとえば「置換アルキル」におけるような「置換」は、置換が1以上の位置で
起こり得ること、並びに特に指摘されていなければ置換基が独立に特定の選択肢
から選択されることを意味する。本発明による好ましいペルフルオロアルキルは
、−CF3を包含する。
【0027】 式Iの化合物の好ましい具体的態様において、R1およびR2は、独立に、 水素、 −NR56、 低級アルキルであって、−R11、シクロアルキル、複素環、アリールおよび
ヘテロアリール(ここで、前記シクロアルキルおよび複素環は、R11により置換
されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは、R12により置換され
ていてもよい)により置換されていてもよい低級アルキル、 シクロアルキルであって、R11、低級アルキル、複素環、アリールおよびヘ
テロアリール(ここで、前記低級アルキルおよび複素環は、R11により置換され
ていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは、R12により置換されてい
てもよい)により置換されていてもよいシクロアルキル、 複素環であって、R11、低級アルキル、シクロアルキル、アリールおよびヘ
テロアリール(ここで、前記低級アルキルおよびシクロアルキルは、R11により
置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは、R12により置換
されていてもよい)により置換されていてもよい複素環、
【0028】 アリールであって、R12、低級アルキル、シクロアルキル、複素環、アリー
ルおよびヘテロアリール(ここで、前記低級アルキル、複素環およびシクロアル
キルは、R11により置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリール
は、R12により置換されていてもよい)により置換されていてもよいアリール、 ヘテロアリールであって、R12、低級アルキル、シクロアルキル、複素環、
アリールおよびヘテロアリール(ここで、前記低級アルキル、シクロアルキルお
よび複素環は、R11により置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロア
リールは、R12により置換されていてもよい)により置換されていてもよいヘテ
ロアリール であり、あるいはその代わりに R1およびR2は、5〜7個の原子を有ししかも任意に−OR8、−COR7、−
COOR7、−CONR79、−NR89および低級アルキル(R11により置換
されていてもよい)から成る群により置換されている環を形成し得る。
【0029】 一層好ましくは、R1およびR2は、独立に、低級アルキル、アリール、特にフ
ェニル、または複素環、特にフラニルであり、あるいはR1およびR2は一緒に、
5〜7個の原子を有する環、特にシクロヘキサン環を形成する。 式Iの化合物の別の好ましい態様において、R3は、水素、−OR4、−NR5
6、または低級アルキル(−OR4および−NR56から成る群により置換され
ていてもよい)である。
【0030】 式Iの化合物の別の好ましい態様において、R3は、水素、−OR9、または低
級アルキル(−OR9および−NR910から成る群により置換されていてもよい
)である。一層好ましくは、R3は、低級アルコキシである。
【0031】 次のものは、式Iの好ましい化合物の例である。すなわち、 (Z)−7,9−ジヒドロ−2,3−ジメチル−9−[(3−メトキシ−1H
−ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロロ[3,2−f]キノキサリン
−8−オン(A)、 (Z)−3−ブチル−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキシ−1H−ピロ
ール−2−イル)メチレン]−2−メチル−8H−ピロロ[3,2−f]キノキ
サリン−8−オンおよび(Z)−2−ブチル−7,9−ジヒドロ−9−[(3−
メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−3−メチル−8H−ピロロ
[3,2−f]キノキサリン−8−オン(B)、 (Z)−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イ
ル)メチレン]−2−メチル−3−フェニル−8H−ピロロ[3,2−f]キノ
キサリン−8−オンおよび(Z)−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキシ−
1H−ピロール−2−イル)メチレン]−3−メチル−2−フェニル−8H−ピ
ロロ[3,2−f]キノキサリン−8−オン(C)、 (Z)−7,9−ジヒドロ−2,3−ジ(2−フラニル)−9−[(3−メト
キシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロロ[3,2−f]キ
ノキサリン−8−オン(D)、 (Z)−1,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−[(3−メトキシ−1
H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−ピロロ[3,2−a]フェナジン
−2−オン(E)。
【0032】 ここにおいて開示されそして上記の式によりカバーされる化合物は、互変異性
または構造異性を示し得る。本発明は、これらの化合物のいかなる互変異性もし
くは構造異性形またはかかる形の混合物をも包含し、そして上記に描かれた式内
で利用されるいずれか一つの互変異性または構造異性形に限定されないことを意
図している。
【0033】 式Iの化合物は、当該技術において知られた方法により製造し得る。これらの
化合物を合成するための適当な方法は、下記の例にて示される。一般に、これら
の化合物は、次の合成スキームに従って製造し得る。すなわち、
【化3】
【0034】
【化4】
【0035】 別の態様において、本発明は、式Iの少なくとも1種の化合物もしくはそのプ
ロドラッグ、または式Iの化合物の医薬として許容し得る塩もしくはかかる化合
物のプロドラッグを含む医薬組成物に向けられる。 これらの医薬組成物は、経口的に、たとえば、錠剤、被覆錠剤、糖衣丸、硬質
もしくは軟質ゼラチンカプセル、溶液、乳濁液または懸濁液の形態にて投与し得
る。それらはまた、直腸に、たとえば坐剤の形態にて、または腸管外に、たとえ
ば、注射溶液の形態にて投与し得る。
【0036】 式Iの化合物、かかる化合物のプロドラッグ、またはそれらの塩を含む本発明
の医薬組成物は、当該技術において知られている態様にて、たとえば、慣用の混
合、カプセル化、溶解、粒状化、乳化、閉じ込め(entrapping)、糖
衣丸作製または凍結乾燥方法により製造し得る。これらの医薬製剤は、治療的に
不活性な無機または有機担体と共に処方し得る。ラクトース、トウモロコシデン
プンまたはその誘導体、タルク、立体の酸またはその塩は、錠剤、被覆錠剤、糖
衣丸および硬質ゼラチンカプセル用のかかる担体として用い得る。軟質ゼラチン
カプセル用の適当な担体は、植物油、ロウ、脂肪、半固体状または液状ポール(
poll)である。活性物質の特質に依存して、担体は、軟質ゼラチンカプセル
の場合一般に必要とされない。溶液およびシロップの製造用の適当な担体は、水
、ポリオール、サッカロース、転化糖およびグルコースである。注射用の適当な
担体は、水、アルコール、ポリオール、グリセリン、植物油、リン脂質および界
面活性剤である。坐剤用の適当な担体は、天然または硬化油、ロウ、脂肪および
半液状ポリオールである。
【0037】 医薬製剤はまた、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色
剤、風味料、浸透圧を変えるための塩類、緩衝剤、被覆剤または抗酸化剤を含有
し得る。それらはまた、式Iのもの以外の追加の活性成分を含めて、他の治療的
に価値のある物質を含有し得る。 上記のように、式Iの化合物、それらのプロドラッグ、およびそれらの塩、並
びにこれらの化合物を含有する組成物は、炎症性疾患および神経変性疾患の処置
または制御に、特にリウマチ様関節炎の処置または制御に有用である。
【0038】 本発明による化合物の治療的に有効な量は、疾患の症状を予防し、緩和しまた
は改善するために有効である化合物の量を意味する。治療的に有効な量の決定は
、当該技術内にある。 式Iの化合物の治療的に有効な量または投薬量は、広範囲に変動することがで
き、そして各特定の場合における個々の要件に調節される。一般に、おおよそ7
0Kgの体重の成人のヒトへの経口または腸管外の投与の場合、約10mg〜約
10,000mg、好ましくは約200mg〜約1,000mgの日用量が適切
であるはずであるけれども、上限は、指示される場合超越し得る。日用量は、一
回分投与量としてまたは分割投与量にて投与することができ、あるいは腸管外投
与について、それは連続注入として与え得る。
【0039】 本発明の化合物は、たとえば上記に示された一般的スキームのような、公知技
法に従って合成し得る。次の例は、本発明の化合物および処方物を合成するため
の好ましい方法を例示する。以下に用いられているr.t.は室温であり、Et
OHはエタノールであり、MeOHはメタノールであり、そしてTHFはテトラ
ヒドロフランである。
【0040】 例1: 一般的合成方法および出発物質 一般的方法A: (Z)−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキシ−1H−
ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロロ[3,2−f]キノキサリン−
8−オンの製造
【化5】 EtOH(3mL)中の出発ジアミノ誘導体(60mg,0.22mmol)
(出発物質5)の懸濁液に、10当量のジケトンを添加した。加熱すると、この
懸濁液は、より重い橙色固体に転化した。この混合物を室温まで冷却し、そして
沈殿物を吸引濾過により採取し、次いで真空オーブン中で一晩乾燥した。非対称
性ジケトンは、位置異性体の混合物を与えた。
【0041】 出発物質1: 1,3−ジヒドロ−4−フルオロ−2H−インドール−2−オ
【化6】 6−フルオロ−2−ニトロベンジルシアニド(23.10g,0.12モル)
(A.Kalir等,「Synthesis」,1987,514〜515に従
って製造された)を10:1のMeOH/H2O(250mL)中に溶解し、そ
してこの溶液を氷水浴中で冷却した。この冷混合物中に、HBrを75分間泡立
てた。この溶液を室温まで温め、そして次いで減圧下でその容量の半分まで濃縮
した。THF(100mL)、水(100mL)および濃HCl(6mL)を室
温にて順次添加し、そして撹拌を75分間維持した。この混合物を水中に注ぎ、
そしてエチルアセテートで抽出した。一緒にされた有機層を水、飽和NaHCO 3 水溶液およびブラインで洗浄し、次いで硫酸ナトリウム上で乾燥し、そして減
圧下で濃縮した。この物質(20.9g)を酢酸(200mL)中に溶解し、そ
してパー(Par)装置中で10%Pd/C(4.33g)の存在下で約340
kPa(50Psi)にて2時間水素化した。この反応混合物をCelite(
登録商標)(Fisher Scientific)のケーキを通して濾過し、
そして該ケーキを酢酸で洗浄した。この溶液を減圧下で濃縮し、そして1N−N
aOH(15mL)を含有するMeOH(300mL)中に溶解した。この混合
物を2:1の飽和水性NaCl/H2O(600mL)中に注ぎ、そしてエチル
アセテートで抽出した。一緒にされた有機層をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウ
ム上で乾燥し、そして濃縮した。この粗残渣をエーテルと共にすりつぶして、5
.8g(最初の収量)の純粋な1,3−ジヒドロ−4−フルオロ−2H−インド
ール−2−オンが得られた。母液をシリカゲル(230〜400メッシュ,ヘキ
サン中の40%エチルアセテートで溶離される)にてクロマトグラフィーにかけ
て、追加の1.6gの生成物が得られた(シアニドからの総収率: 41%)。
【0042】 出発物質2: 1,3−ジヒドロ−4−フルオロ−5−ニトロ−2H−インド
ール−2−オン
【化7】 1,3−ジヒドロ−4−フルオロ−2H−インドール−2−オン(6.29g
,41.6mmol)(上記の出発物質1)を、撹拌しながら100mLの濃H 2 SO4中に溶解した。この混合物をドライアイス−アセトン浴中で−20℃に冷
却し、そしてこれに10mLのH2SO4中の2.6mL(41.6mmol)H
NO3の溶液を30分かけてゆっくり添加した。その後、この反応混合物を−2
0℃にて45分撹拌し(TLC: ヘキサン中の50%エチルアセテートは、3
0分後に完全な反応を示した)、次いで1Lの氷水中に注ぎ、2×200mLの
エチルアセテートで抽出し、2×200mLの飽和NaCl溶液で洗浄し、Na 2 SO4上で乾燥し、濾過しそして高真空下で45℃にて濃縮して、褐色固体(7
.87g)が得られた。この物質をエチルアセテートから再結晶して、3.94
g(最初の収量のみ)の純粋な生成物が得られた。母液をシリカゲル(230〜
400メッシュ,ヘキサン中の50%エチルアセテートで溶離される)にてクロ
マトグラフィーにかけて、1.91gの追加の物質が得られた(総収量: 5.
85g,71.7%)。
【0043】 出発物質3: (Z)−1,3−ジヒドロ−4−フルオロ−3−[(3−メト
キシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−5−ニトロ−2H−インドール
−2−オン
【化8】 1,3−ジヒドロ−4−フルオロ−5−ニトロ−2H−インドール−2−オン
(5.25g,26.8mmol)(出発物質2)を、2−プロパノール(Fi
sher)中の1.35%ピペリジン(Aldrich)の110mL溶液中に
懸濁した。3−メトキシ−2−ピロールカルボキサルデヒド(3.68g,29
.4mmol,1.1当量)(F.Bellamy等,「J.Chem.Res
earch(S)」1979,18〜19;「J.Chem.Research
(M)」1979,0101〜0116に従って製造された)を添加し、そして
この混合物を60℃にて3.5時間加熱した(TLC: ヘキサン中の50%エ
チルアセテート)。この反応混合物を1Lの氷と水の混合物中に注ぎ、そして固
体沈殿物を濾過し、水で洗浄しそして高真空下で50℃にて乾燥して、橙褐色固
体としての生成物が得られた(収量6.6g,81%)。
【0044】 出発物質4: (Z)−4−アジド−1,3−ジヒドロ−3−[(3−メトキ
シ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−5−ニトロ−2H−インドール−
2−オン
【化9】 (Z)−1,3−ジヒドロ−4−フルオロ−3−[(3−メトキシ−1H−ピ
ロール−2−イル)メチレン]−5−ニトロ−2H−インドール−2−オン(6
.60g,21.8mmol)(上記の出発物質3)を、330mLのTHFお
よび165mLのエタノール中に懸濁した。この混合物に、ジイソプロピルエチ
ルアミン(56.9ml,326mmol)(Aldrich)およびトリメチ
ルシリルアジド(28.6mL,218mmol)(Aldrich)を添加し
た。この反応混合物を還流にて一晩加熱し、そして次いで氷と1N−HCl溶液
の2L混合物中に注いだ。固体沈殿物を濾過し、水で洗浄しそして高真空下で5
0℃にて乾燥して、(Z)−4−アジド−1,3−ジヒドロ−3−[(3−メト
キシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−5−ニトロ−2H−インドール
−2−オンが暗赤色固体として得られた(収量6.44g,90%)。
【0045】 出発物質5: (Z)−4,5−ジアミノ−1,3−ジヒドロ−3−[(3−
メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−インドール−2−オ
【化10】 (Z)−4−アジド−1,3−ジヒドロ−3−[(3−メトキシ−1H−ピロ
ール−2−イル)メチレン]−5−ニトロ−2H−インドール−2−オン(2.
08g,6.37mmol)(上記の出発物質4)を、室温でTHF(160m
L)中に溶解した。水酸化アンモニウムを添加し(2mL)、次いで触媒量の、
カーボン上の毒化白金(5%Pt/C・1/2S,300mg)(Engelha
rd Ind.)を添加した。この反応混合物を、パー(Par)ボンベ中で約
340kPa(50psi)の水素下で12時間水素化した。この混合物をCe
lite(登録商標)のケーキを通して濾過し、該ケーキをTHFで2回洗浄し
、そして濾液を減圧下で濃縮した。この粗物質をシリカゲル(230〜400メ
ッシュ,ヘキサン中の75%エチルアセテートで溶離される)でのフラッシュク
ロマトグラフィーにより精製して、(Z)−4,5−ジアミノ−1,3−ジヒド
ロ−3−[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−イ
ンドール−2−オンが得られた(収量: 1.44g,84%)。
【0046】 例2: (Z)−7,9−ジヒドロ−2,3−ジメチル−9−[(3−メトキ
シ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロロ[3,2−f]キノ
キサリン−8−オン(A)
【化11】 上記の方法Aを用いて、(Z)−4,5−ジアミノ−1,3−ジヒドロ−3−
[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−インドール
−2−オン(60mg,0.22mmol)(出発物質5)をエタノール(3m
L)中において還流にて2,3−ブタンジオン(135μL)(Aldrich
)と縮合して、(Z)−7,9−ジヒドロ−2,3−ジメチル−9−[(3−メ
トキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロロ[3,2−f]
キノキサリン−8−オンが100%の収率にて得られた。
【0047】 例3: (Z)−3−ブチル−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキシ−1
H−ピロール−2−イル)メチレン]−2−メチル−8H−ピロロ[3,2−f
]キノキサリン−8−オンと(Z)−2−ブチル−7,9−ジヒドロ−9−[(
3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−3−メチル−8H−ピ
ロロ[3,2−f]キノキサリン−8−オンの混合物(B)
【化12】 上記の方法Aを用いて、(Z)−4,5−ジアミノ−1,3−ジヒドロ−3−
[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−インドール
−2−オン(60mg,0.22mmol)(出発物質5)をエタノール(3m
L)中において還流にて2,3−ヘプタンジオン(282μL)(Lancas
ter)と縮合して、(Z)−3−ブチル−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メ
トキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2−メチル−8H−ピロロ[
3,2−f]キノキサリン−8−オンと(Z)−2−ブチル−7,9−ジヒドロ
−9−[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−3−メチル
−8H−ピロロ[3,2−f]キノキサリン−8−オンの混合物が88%の収率
にて得られた。
【0048】 例4: (Z)−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキシ−1H−ピロール
−2−イル)メチレン]−2−メチル−3−フェニル−8H−ピロロ[3,2−
f]キノキサリン−8−オンと(Z)−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキ
シ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−3−メチル−2−フェニル−8H
−ピロロ[3,2−f]キノキサリン−8−オンの混合物(C)
【化13】 上記の方法Aを用いて、(Z)−4,5−ジアミノ−1,3−ジヒドロ−3−
[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−インドール
−2−オン(60mg,0.22mmol)(出発物質5)をエタノール(3m
L)中において還流にて1−フェニル−1,2−プロパンジオン(326μL)
(Aldrich)と縮合して、(Z)−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メト
キシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2−メチル−3−フェニル−8
H−ピロロ[3,2−f]キノキサリン−8−オンと(Z)−7,9−ジヒドロ
−9−[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−3−メチル
−2−フェニル−8H−ピロロ[3,2−f]キノキサリン−8−オンの混合物
が46%の収率にて得られた。
【0049】 例5: (Z)−7,9−ジヒドロ−2,3−ジ(2−フラニル)−9−[(
3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロロ[3,2
−f]キノキサリン−8−オン(D)
【化14】 上記の方法Aを用いて、(Z)−4,5−ジアミノ−1,3−ジヒドロ−3−
[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−インドール
−2−オン(60mg,0.22mmol)(出発物質5)をエタノール(3m
L)中において還流にてフリル(200mg)(Aldrich)と縮合して、
(Z)−7,9−ジヒドロ−2,3−ジ(2−フラニル)−9−[(3−メトキ
シ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロロ[3,2−f]キノ
キサリン−8−オンが86%の収率にて得られた。
【0050】 例6: (Z)−1,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−[(3−メト
キシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−ピロロ[3,2−a]フ
ェナジン−2−オン(E)
【化15】 上記の方法Aを用いて、(Z)−4,5−ジアミノ−1,3−ジヒドロ−3−
[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−インドール
−2−オン(60mg,0.22mmol)(出発物質5)をエタノール(3m
L)中において還流にて1,2−シクロヘキサンジオン(248mg)(Ald
rich)と縮合して、(Z)−1,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−
[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−ピロロ[3
,2−a]フェナジン−2−オンが18%の収率にて得られた。
【0051】 例7: SAPK阻害活性 本発明の化合物のSAPK阻害活性を、下記に例証する。これらの効果は、本
発明の化合物がたとえばリウマチ様関節炎のような炎症性疾患を処置するのに有
用であることを指摘している。
【0052】 SAPKフラッシュプレート ヒトJNKは、ラットSAPKと高度に相同である。試験化合物の阻害活性を
測定するために、該化合物をラットSAPK検定にて試験した。SAPK検定に
ついて、精製GST−cJun(JNKの天然基質であるcJunを含有するキ
メラタンパク質)を、96ウェル型フラッシュプレート(マサチューセッツ州ボ
ストンのNew England Nuclear)上に塗布した。精製ラット
SAPK(イソ型β,Kyriakis等の前掲書)を、150mM−NaCl
、20mM−MgCl2、2mM−DTT、0.001%トゥイーン20、1μ
M−ATPが新たに添加されたpH7.5の25mM−HEPESを含有する検
定緩衝剤中において37℃にて30分間、MEKK−1およびMKK4を含有す
る製剤と共に予備インキュベートした。この予備インキュベーション工程におい
て、MEKK−1はMKK−4をリン酸化しそして活性化し、そしてこれは今度
はSAPKをリン酸化しそして活性化する。次いで、この活性化SAPKを、3
3P−ATP(反応当たり0.32μCi)および試験化合物と共に、cJun
被覆フラッシュプレートに添加した。これらのプレートを37℃にて30分間イ
ンキュベートし、次いでPBS、0.01%ツゥイーン20で洗浄し、そしてT
opcountシンチレーションカウンター(イリノイ州ダウナーズグローブの
Packard Instrument Co.)にて計数した。化合物の希釈
物を、各検定において二重反復にて試験した。cJunリン酸化(SAPK活性
の阻害尺度)の阻害パーセントを、次の式により決定した。すなわち、
【数1】 ここで、「試験化合物」は該試験二重反復についての1分当たりの平均計数を
指し、 「非特異的」はSAPKが添加されなかった場合の1分当たりの平均計数を指し
、そして「総計」は化合物が添加されなかった場合の1分当たりの平均計数を指
す。
【0053】 様々な試験化合物についてのSAPK検定の結果が、下記において表Iに要約
されている。
【表1】
【0054】 例8: 錠剤の処方
【表2】
【0055】 製造手順: 1. 品目1、2および3を適当なミキサー中で15分間混合する。 2. 工程1からの粉末混合物を20%ポビドンK30溶液(品目4)と共に粒
状化する。 3. 工程2からの粒状化物を50℃にて乾燥する。 4. 工程3からの粒状化物を適当な摩砕装置に通す。 5. 工程4からの摩砕された粒状化物に品目5を添加し、そして3分間混合す
る。 6. 工程5からの粒状化物を適当なプレス機にて圧縮する。
【0056】 例9: カプセルの処方
【表3】
【0057】 製造手順: 1. 品目1、2および3を適当なミキサー中で15分間混合する。 2. 品目4および5を添加し、そして3分間混合する。 3. 適当なカプセル中に充填する。
【0058】 例10: 注射用溶液/乳濁液製剤
【表4】
【0059】 製造手順: 1. 品目1を品目2中に溶解する。 2. 品目3、4および5を品目6に添加し、そして分散されるまで混合し、次
いで均質化する。 3. 工程1からの溶液を工程2からの混合物に添加し、そしてその分散体が半
透明になるまで均質化する。 4. 0.2umフィルターを通じて滅菌濾過し、そしてバイアル中に充填する
【0060】 例11: 注射用溶液/乳濁液製剤
【表5】 製造手順: 1. 品目1を品目2中に溶解する。 2. 品目3、4および5を品目6に添加し、そして分散されるまで混合し、次
いで均質化する。 3. 工程1からの溶液を工程2からの混合物に添加し、そしてその分散体が半
透明になるまで均質化する。 4. 0.2μmフィルターを通じて滅菌濾過し、そしてバイアル中に充填する
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 35/00 A61P 35/00 43/00 123 43/00 123 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C U,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD ,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN, IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,L K,LR,LS,LT,LU,LV,MA,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU ,ZA,ZW (72)発明者 ミチョード,クリストフ アメリカ合衆国,ニューヨーク 10128, ニューヨーク,イースト エイティーセブ ンス ストリート 411,アパートメント 2エー Fターム(参考) 4C050 AA01 AA08 BB04 CC08 EE03 FF02 GG03 HH04 4C086 AA01 AA02 AA03 CB05 MA01 MA04 NA14 NA15 ZA01 ZB15 ZB26 ZC20

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 〔ここで、 R1およびR2は、独立に、 水素、 −OR4、 −COR4、 −COOR4、 −CONR56、 −NR56、 低級アルキルであって、−OR4、−NR56、ハロゲン、−COR4、−C
    OOR4、−OCOR4、−CONR56、−CN、−SO24、−SO2NR5 6 から成る群(a)の群員によりまたはシクロアルキル、複素環、アリールおよ
    びヘテロアリール、ここで、前記シクロアルキルおよび複素環は各々、基R11
    より置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12 により置換されていてもよい、により置換されていてもよい低級アルキル、 シクロアルキルであって、先に定義された群(a)の群員によりまたは低級
    アルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキル
    および複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリールおよび
    ヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい、により置換されて
    いてもよいシクロアルキル、 複素環であって、先に定義された群(a)の群員によりまたは低級アルキル
    、シクロアルキル、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキル
    およびシクロアルキルは各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリー
    ルおよびヘテロアリールは各々、任意に基R12により置換されていてもよい、に
    より置換されていてもよい複素環、 アリールであって、−OR4、−NR56、ハロゲン、−NO2、ペルフルオ
    ロアルキル、−COR4、−COOR4、−OCOR4、−CONR56、−CN
    、−SO24、−SO2NR56から成る群(b)の群員によりまたは低級アル
    キル、シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記
    低級アルキル、シクロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されてい
    てもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されて
    いてもよい、により置換されていてもよいアリール、 ヘテロアリールであって、先に定義された群(b)の群員によりまたは低級
    アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、
    前記低級アルキル、シクロアルキルおよび複素環は各々、任意に基R11により置
    換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12により
    置換されていてもよい、により置換されていてもよいヘテロアリール から成る群から選択され、あるいはその代わりに R1およびR2は、5〜7個の原子を有する環を形成することができ、しかも該
    環は、任意に1以上のヘテロ原子を含みおよび任意に−OR8、−COR7、−C
    OOR7、−OCOR4、−CONR79、−NR89または低級アルキル(基R 11 により置換されていてもよい)から成る群の群員により置換されており、 R3は、水素、−OR4、−COR4、−COOR4、−OCOR4、−CONR56、ハロゲン、−CN、ペルフルオロアルキル、−NR56または低級アルキ
    ル、ここで前記低級アルキルは−OR4、−OCOR4または−NR56により置
    換されていてもよい、であり、 R4は、 水素、 低級アルキルであって、−OR8、−COOR7、−COR7、−CONR5 6 、−NR56、−SO27、−SO2NR56から成る群(c)の群員によりま
    たはシクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記シ
    クロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記ア
    リールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい、によ
    り置換されていてもよい低級アルキル、 シクロアルキルであって、群(c)の群員によりまたは低級アルキル、複素
    環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキルおよび複素環は
    各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリール
    は各々、基R12により置換されていてもよい、により置換されていてもよいシク
    ロアルキル、 複素環であって、群(c)の群員によりまたはシクロアルキル、低級アルキ
    ル、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記シクロアルキルおよび低級ア
    ルキルは各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロ
    アリールは各々、基R12により置換されていてもよい、により置換されていても
    よい複素環、 アリールであって、−OR8、−COOR7、−COR7、−CONR56
    −NR56、−NO2、ハロゲン、ペルフルオロアルキル、−SO27、−SO2 NR56から成る群(d)の群員によりまたは低級アルキル、シクロアルキル、
    複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキル、シクロア
    ルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリール
    およびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい、により置換
    されていてもよいアリール、および ヘテロアリールであって、群(d)の群員によりまたはシクロアルキル、低
    級アルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキ
    ル、シクロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、
    前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい
    、により置換されていてもよいヘテロアリール であり、 R5およびR6は各々、独立に、 水素、 −COR7、 −COOR7、 −CONR79、 低級アルキルであって、−OR8、−COOR7、−COR7、−CONR7 8 、−NR78、−SO27、−SO2NR78から成る群(e)の群員によりま
    たはシクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記シ
    クロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記ア
    リールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい、によ
    り置換されていてもよい低級アルキル、 シクロアルキルであって、先に定義された群(e)の群員によりまたは低級
    アルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキル
    および複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリールおよび
    ヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい、により置換されて
    いてもよいシクロアルキル、 複素環であって、先に定義された群(e)の群員によりまたはシクロアルキ
    ル、低級アルキル、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記シクロアルキ
    ルおよび低級アルキルは各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリー
    ルおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい、により置
    換されていてもよい複素環、 アリールであって、−OR8、−COOR7、−COR7、−CONR78
    −NR78、−NO2、ハロゲン、ペルフルオロアルキル、−SO27、−SO2 NR78から成る群(f)の群員によりまたは低級アルキル、シクロアルキル、
    複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキル、シクロア
    ルキルおよび複素環は各々、基R11により置換されていてもよく、前記アリール
    およびヘテロアリールは各々、基R12により置換されていてもよい、により置換
    されていてもよいアリール、および ヘテロアリールであって、先に定義された群(f)の群員によりまたは低級
    アルキル、シクロアルキル、複素環、アリールおよびヘテロアリール、ここで、
    前記低級アルキル、シクロアルキルおよび複素環は各々、基R11により置換され
    ていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは各々、基R12により置換さ
    れていてもよい、により置換されていてもよいヘテロアリール であり、あるいはその代わりに −NR56は、3〜7個の原子を有する環を形成することができ、しかも該環
    は、任意に1以上の追加のヘテロ原子を含みおよび任意に低級アルキル、−OR 8 、−COR7、−COOR7、−CONR79または−NR89により置換され
    ており、 R7は、水素または低級アルキル、ここで、前記低級アルキルはシクロアルキ
    ル、複素環、アリール、ヘテロアリール、−OR9または−NR89から成る群
    の群員により置換されていてもよい、であり、 R8は、水素、−COR9、−CONR109、またはR11により置換されてい
    てもよい低級アルキル、であり、 R9およびR10は各々、独立に、水素または低級アルキルであり、 R11は、−OR9、−COR9、−COOR9、−OCOR9、−CONR910
    、−NR910、−N(COR9)R10、−SO29または−SO2NR910であ
    り、 R12は、−OR9、−COR9、−COOR9、−OCOR9、−CONR910
    、−NR910、−N(COR9)R10、−SO29、−SO2NR910、ハロゲ
    ン、−CN、−NO2またはペルフルオロアルキルであり、 Xは、−N−または−C−である〕 の化合物、並びに式Iの化合物のプロドラッグおよび医薬として活性な代謝物;
    並びに前記の化合物の医薬として許容し得る塩。
  2. 【請求項2】 請求項1の化合物であって、 R1およびR2が、独立に、 水素、 −NR56、 低級アルキルであって、−R11、シクロアルキル、複素環、アリールおよび
    ヘテロアリール、ここで、前記シクロアルキルおよび複素環は、R11により置換
    されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは、R12により置換され
    ていてもよい、により置換されていてもよい低級アルキル、 シクロアルキルであって、R11、低級アルキル、複素環、アリールおよびヘ
    テロアリール、ここで、前記低級アルキルおよび複素環は、R11により置換され
    ていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは、R12により置換されてい
    てもよい、により置換されていてもよいシクロアルキル、 複素環であって、R11、低級アルキル、シクロアルキル、アリールおよびヘ
    テロアリール、ここで、前記低級アルキルおよびシクロアルキルは、R11により
    置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリールは、R12により置換
    されていてもよい、により置換されていてもよい複素環、 アリールであって、R12、低級アルキル、シクロアルキル、複素環、アリー
    ルおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキル、複素環およびシクロアル
    キルは、R11により置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロアリール
    は、R12により置換されていてもよい、により置換されていてもよいアリール、 ヘテロアリールであって、R12、低級アルキル、シクロアルキル、複素環、
    アリールおよびヘテロアリール、ここで、前記低級アルキル、シクロアルキルお
    よび複素環は、R11により置換されていてもよく、前記アリールおよびヘテロア
    リールは、R12により置換されていてもよい、により置換されていてもよいヘテ
    ロアリール であり、あるいはその代わりに R1およびR2が、5〜7個の原子を有ししかも任意に−OR8、−COR7、−
    COOR7、−CONR79、−NR89およびR11により置換されていてもよ
    い低級アルキルから成る群により置換されている、環を形成し得るものである、
    前記化合物。
  3. 【請求項3】 R3が、水素、−OR4、−NR56、または低級アルキル、
    ここで前記低級アルキルは−OR4および−NR56から成る群により置換され
    ていてもよい、である、請求項2の化合物。
  4. 【請求項4】 R3が、水素、−OR9、または低級アルキル、ここで前記低
    級アルキルは−OR9および−NR910から成る群により置換されていてもよい
    、である、請求項2の化合物。
  5. 【請求項5】 (Z)−7,9−ジヒドロ−2,3−ジメチル−9−[(3
    −メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロロ[3,2−
    f]キノキサリン−8−オンである、請求項1の化合物。
  6. 【請求項6】 (Z)−3−ブチル−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メト
    キシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2−メチル−8H−ピロロ[3
    ,2−f]キノキサリン−8−オンである、請求項1の化合物。
  7. 【請求項7】 (Z)−2−ブチル−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メト
    キシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−3−メチル−8H−ピロロ[3
    ,2−f]キノキサリン−8−オンである、請求項1の化合物。
  8. 【請求項8】 (Z)−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキシ−1H−
    ピロール−2−イル)メチレン]−2−メチル−3−フェニル−8H−ピロロ[
    3,2−f]キノキサリン−8−オンである、請求項1の化合物。
  9. 【請求項9】 (Z)−7,9−ジヒドロ−9−[(3−メトキシ−1H−
    ピロール−2−イル)メチレン]−3−メチル−2−フェニル−8H−ピロロ[
    3,2−f]キノキサリン−8−オンである、請求項1の化合物。
  10. 【請求項10】 (Z)−7,9−ジヒドロ−2,3−ジ(2−フラニル)
    −9−[(3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−8H−ピロ
    ロ[3,2−f]キノキサリン−8−オンである、請求項1の化合物。
  11. 【請求項11】 (Z)−1,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−3−[
    (3−メトキシ−1H−ピロール−2−イル)メチレン]−2H−ピロロ[3,
    2−a]フェナジン−2−オンである、請求項1の化合物。
  12. 【請求項12】 活性成分として請求項1〜11のいずれか1項の化合物と
    、医薬として許容し得る担体または賦形剤とを含む医薬組成物。
  13. 【請求項13】 薬としての使用のための、特に炎症および神経変性疾患特
    にリウマチ様関節炎の処置および/もしくは制御用のまたは充実性腫瘍、特に乳
    房もしくは結腸の腫瘍を処置するための薬としての使用のための、請求項1〜1
    1のいずれか1項の化合物。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれか1項に定義された式Iの化合物
    またはその医薬として許容し得る塩の、かかる化合物を含有する薬であって炎症
    および神経変性疾患、特にリウマチ様関節炎の処置および/もしくは制御用のま
    たは充実性腫瘍、特に乳房もしくは結腸の腫瘍を処置するための該薬の製造にお
    ける使用。
  15. 【請求項15】 発明の詳細な説明の項に記載された発明。
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