JPH08258989A - チップ状部品供給装置 - Google Patents

チップ状部品供給装置

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JPH08258989A
JPH08258989A JP8745295A JP8745295A JPH08258989A JP H08258989 A JPH08258989 A JP H08258989A JP 8745295 A JP8745295 A JP 8745295A JP 8745295 A JP8745295 A JP 8745295A JP H08258989 A JPH08258989 A JP H08258989A
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浩一 野原
Kikuji Fukai
喜久司 深井
Taro Yasuda
太郎 安田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 より早い動作で、且つ確実にチップ状部品を
供給する。 【構成】 チップ状部品の供給装置は、チップ状部品a
をバルク状に収納したホッパー1と、このホッパー1の
底部から同ホッパー1に対して相対的にスライド自在に
挿入された部品排出パイプ49と、この部品排出パイプ
49の下端に配置され、同パイプ49内の最下端のチッ
プ状部品aを分離し、下方に排出する第一のエスケープ
メント機構と、この第一のエスケープメント機構で分離
されたチップ状電子部品aを収納する貫通孔55aを有
する分配ストッカー55と、この分配ストッカー55の
貫通孔55aに収納されたチップ状部品aを同貫通孔5
5aから部品搬送路10に送り出す第二のエスケープメ
ント機構とを有する。前記分配ストッカー55の貫通孔
55aに、外部と連通し、且つチップ状部品aを通さな
い大きさの空気抜孔60が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チップ状部品をバルク
状に収納したホッパーから、同チップ部品を部品排出パ
イプに一列に取り出し、さらに部品搬送路に送り出すチ
ップ状部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】回路基板の所定の位置にチップ状部品を
搭載する従来のチップ状部品マウント装置を図6に示
す。このチップ状部品マウント装置は、チップ状部品を
バルク状に収納した複数のホッパー1を有し、このホッ
パー1から送り出されたチップ状部品は、チューブ状の
部品搬送路10を介してディストリビュータ2に送れら
れる。
【0003】このディストリビュータ2は、チップ状部
品を各々所定の位置に案内、搬送する可撓性の案内チュ
ーブ21が配管されている。この案内チューブ21は、
前記部品搬送路10の下端とディストリビュータ2の下
側のベース22の通孔(図示せず)とを結ぶよう配管さ
れている。そして、この下側のベース22の通孔は、チ
ップ状部品を回路基板bに搭載しようとする位置に合わ
せて開設されており、この通孔の位置は、テンプレート
6の収納凹部61に対応している。
【0004】ベース22の下には、チップ状部品aの回
路基板への搭載位置に合わせて収納凹部61を設けたテ
ンプレート6が挿入され、固定される。このとき、前記
案内チューブ21の下端に通じるベース22の通孔が、
テンプレート6の各々の収納凹部61の上に配設され
る。さらに、ベース22の下にテンプレート6が挿入さ
れたとき、その下にバキュームケース4が当てられ、ホ
ッパー1から案内チューブ21及び収納凹部61を経て
テンプレート6の下面側に吸引される空気の流れが形成
される。
【0005】テンプレート6の収納凹部61に収納され
たチップ状部品を回路基板bに移動し、搭載するための
部品移載手段が備えられており、この部品移載手段とし
ては、前記収納凹部61から電子部品を吸引して保持す
る形式の吸着ユニット8が使用される。例えば、この吸
着ユニット8の下面には、テンプレート6上の収納凹部
61の位置に各々対応して吸着ヘッド(図示せず)が突
設され、負圧に維持されたその先端部にチップ状部品を
吸着し、保持する。回路基板bは、コンベア7等の搬送
手段によって搬送され、一旦吸着ユニット8の真下で位
置決めされ、停止された後、次に送られる。
【0006】この装置において用いられるチップ状部品
供給装置は、図7と図8に示されたように、底面に漏斗
状の勾配を有し、チップ状部品aがバルク状に収納され
るホッパー1と、このホッパー1の底部中央の通孔から
上端がホッパー1の中にスライド自在に挿入される部品
排出パイプ49とを備える。部品排出パイプ49の上端
は、斜に開口している。ホッパー1の底から突設された
スライド部材37がフレーム35に固定されたガイド部
材36の凹部にスライド自在に嵌合し、これにより、ホ
ッパー1が上下にスライド自在に案内されている。さら
に、図7で示されたように、ホッパー1の上端から突設
されたアーム45にブラケット46を介して駆動機構4
4が連結され、モータ等から伝達される動力により、ホ
ッパー1が上下に往復駆動される。
【0007】このように、ホッパー1が上下に駆動され
ることにより、部品排出パイプ49の上端がホッパー1
の中で相対的に上下に往復運動する。そして、部品排出
パイプ49の上端がホッパー1の底から上がったところ
でチップ状部品aが崩され、部品排出パイプ49の上端
が下がったところでその開口部からチップ状部品aが一
つずつ部品排出パイプ49の中に入る。このようにし
て、部品排出パイプ49の中に入ったチップ状部品a
は、一列に並んで下方へ順次送られる。
【0008】図8に示すように、この部品排出パイプ4
9の下端には、前記のディストリビュータ2の案内パイ
プ21に通じる部品搬送路10へチップ状部品aを1つ
ずつ逃がすエスケープメント機構が設けられている。す
なわち、前記部品排出パイプ49の下端と部品搬送路1
0の上端との中心軸が横にずれて配置されている。そし
て、この間で、スライダー54’が図7と図8において
左右にスライドし、これに設けられた通孔65’(図8
参照)が前記部品排出パイプ49の下端と部品搬送路1
0の上端との間を往復する。これによって、部品排出パ
イプ49の中で一列に列んだチップ状部品aが、部品搬
送路10へ1つずつ送り出され、さらに前記ディストリ
ビュータ2の案内パイプ21を通って既に述べたテンプ
レートの収納凹部へ送られる。
【0009】このような従来のチップ状部品供給装置に
おいては、分配ストッカーを用いて、1つのホッパーか
ら同時に複数個のチップ状部品を供給できるようにした
ものもある。すなわち、分配ストッカーにチップ状部品
を収納するための複数の貫通孔を設けておき、前記エス
ケープメント機構により、部品排出パイプから1つずつ
送り出されるチップ状部品を前記分配ストッカーの複数
の貫通孔に順次収納する。そして、これら複数の貫通孔
に各々チップ状部品が収納されたところで、これらチッ
プ状部品を複数の部品搬送路に各々同時に送り出す。
【0010】このような部品供給装置では、前記エスケ
ープメント機構により、部品排出パイプから送り出され
たチップ状部品を分配ストッカーの複数の貫通孔に分配
する中間分配板と、分配ストッカーの複数の貫通孔に収
納されたチップ状部品を複数の部品搬送路に同時に送り
出す第二のエスケープメント機構とを備え、エスケープ
メント機構、分配シャッター及び中間分離板の相対的な
スライド動作によりそのようなチップ状部品の分配及び
送出動作を行う。チップ状部品のマルチマウント装置で
は、このような部品供給装置を多数備えており、これら
のスライド動作は、全ての部品供給装置において同時に
同期して行われる。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】このような従来の
チップ状部品供給装置において、エスケープメント機構
の動作により、分配ストッカーの貫通孔にチップ状部品
が送り出されるとき、チップ状部品の種類によって部品
排出パイプから分配ストッカーの貫通孔にチップ状部品
が落下し、収まるまでの時間に微妙な差が生じる。すな
わち、マルチマウント装置に備えられた複数のチップ状
部品供給装置からは、各々異なるアイテムのチップ状部
品が送り出されるが、チップ状部品のサイズ、重量或は
形状の相違等により、チップ状部品の分配ストッカーの
貫通孔への落下速度は一様ではない。特に、チップ状部
品が小形である程落下速度が遅く、且つそのバラツキも
大きくなる傾向にある。
【0012】その原因は主として、チップ状部品の落下
時に、貫通孔等の壁面から受ける抵抗や空気抵抗の違い
によるものである。何れにしても、チップ状部品の分配
ストッカーの貫通孔へのチップ状部品の落下速度にバラ
ツキが生じると、エスケープメント機構の動作サイクル
タイムを、最も落下の遅いチップ状部品の落下速度に合
わせて設定しなければならず、部品供給装置の動作サイ
クルタイムが長くなってしまう。そのため、部品供給装
置の動作の高速化への障害となり、生産性の向上を妨げ
る。
【0013】また、一部のチップ状部品の落下速度が極
端に遅いと、チップ状部品の詰まりやエスケープメント
部分でのチップ状部品の挟み込み等のトラブルが起るこ
とになり、確実な動作が保証されなくなってしまう。本
発明は、前記従来の課題に鑑み、より早い動作で、且つ
確実にチップ状部品を供給することが可能なチップ状部
品供給装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明では、前記目的を
達成するため、分配ストッカー55のチップ状部品aを
受ける貫通孔55aに空気抜孔60を設け、これにより
チップ状部品aが分配ストッカー55の貫通孔55aに
向けて落下するときの空気抵抗を低減すると共に、均一
化させ、エスケープメント機構の動作により、チップ状
部品aが部品排出パイプ49から分配ストッカー55の
貫通孔55aに落下し、収まるまでの時間を短縮化する
と共に、均一化したものである。
【0015】すなわち、本発明によるチップ状部品の供
給装置は、チップ状部品aをバルク状に収納したホッパ
ー1と、このホッパー1の底部から同ホッパー1に対し
て相対的にスライド自在に挿入された部品排出パイプ4
9と、この部品排出パイプ49の下端に配置され、同パ
イプ49内の最下端のチップ状部品aを分離し、下方に
排出する第一のエスケープメント機構と、この第一のエ
スケープメント機構で分離されたチップ状電子部品aを
収納する貫通孔55aを有する分配ストッカー55と、
この分配ストッカー55の貫通孔55aに収納されたチ
ップ状部品aを同貫通孔55aから送り出す第二のエス
ケープメント機構と、この第二のエスケープメント機構
から送り出されたチップ状部品aを搬送する部品搬送路
10とを有し、前記分配ストッカー55の貫通孔55a
に、外部と連通し、且つチップ状部品aを通さない大き
さの空気抜孔60が設けられていることを特徴とする。
【0016】分配ストッカー55の貫通孔55aは、通
常複数個設けられ、その空気抜孔60は、例えば貫通孔
55aの側方に開口したスリット状のものからなる。第
一のエスケープメント機構は、部品排出パイプ49から
送り出されたチップ状部品aを分配ストッカー55の複
数の貫通孔55aに分配する中間分配板53を備える。
また、第二のエスケープメント機構は、分配ストッカー
55の複数の貫通孔55aに収納されたチップ状部品a
を、複数の部品搬送路10に同時に送り出す分配シャッ
ター57を備えている。
【0017】
【作用】前記本発明によるチップ状部品供給装置では、
分配ストッカー55の貫通孔55aに空気抜孔60が設
けられているので、第一のエスケープメント機構の動作
により、部品排出パイプ49の下端から送り出され、分
配ストッカー55の貫通孔55aに向けて落下するチッ
プ状部品aの風圧が、前記空気抜孔60から外部に抜け
る。これにより、チップ状部品aが分配ストッカー55
の貫通孔55aに向けて落下するときの空気抵抗が減じ
られる。このため、チップ状部品aの落下速度が速くな
ると共に、且つ均一化される。従って、第一のエスケー
プメント機構の動作から分配ストッカー55の貫通孔5
5aにチップ状部品aが収納されるまでのタイムラグが
短く、且つ均一化される。従って、チップ状部品供給装
置の動作サイクルタイムの短縮化が可能になると共に、
極端に落下の遅いチップ状部品aが無くなるので、動作
が確実に行われるようになる。
【0018】また、空気抜孔60は、分配ストッカー5
5の貫通孔55aに収納されるチップ状部品aを通さな
い大きさであるため、チップ状部品aが貫通孔55aか
ら飛び出してしまうことはない。分配ストッカー55の
貫通孔55aが複数個設けられ、第一のエスケープメン
ト機構が、部品排出パイプ49から送り出されたチップ
状部品aを分配ストッカー55の複数の貫通孔55aに
分配する中間分配板53を備え、さらに、第二のエスケ
ープメント機構が、分配ストッカー55の複数の貫通孔
55aに収納されたチップ状部品aを複数の部品搬送路
10に同時に送り出す分配シャッター57を備えている
と、1つのチップ状部品供給装置から同時に複数のチッ
プ状部品aを複数の部品搬送路10に各々送り出すこと
ができる。
【0019】
【実施例】次に、図面を参照しながら、本発明の実施例
について具体的且つ詳細に説明する。本発明の実施例に
よるホッパー装置を、図1〜図3に示す。このホッパー
装置は、チップ状部品aがバルク状に収納されるホッパ
ー1を備えている。このホッパー1は、外壁13に囲ま
れた縦形筒状の内部空間を有する容器状のものである。
【0020】ホッパー1の底面から突設されたスライド
部材37が図示してない架台に固定されたガイド部材3
6の凹部にスライド自在に嵌合している。また、ホッパ
ー1の上部に図7に示すのと同様のアーム45が取り付
けられ、このアーム45に、ブラケット46を介して図
7に示したのと同様の駆動機構(図7に44の符合で示
す)が連結される。これにより、前記ガイド部材36に
案内されて、ホッパー1が上下に往復駆動される。
【0021】ホッパー1の底面には漏斗状の勾配が形成
され、その底面が最も低くなった中央部に各々縦に通孔
が開設されている。前記ガイド部材36から上に向けて
部品排出パイプ49が突設され、この部品排出パイプ4
9の上端が前記ホッパー1の底部の通孔にスライド自在
に嵌め込まれ、同パイプ49の上端がホッパー1の中に
挿入されている。部品排出パイプ49の上端は斜に開口
している。
【0022】部品排出パイプ49の下端には、部品排出
パイプ49の下端から1つずつチップ状部品aを分離し
て送り出す、第一のエスケープメント機構が設けられて
いる。すなわち、部品排出パイプ49の下端の下に分離
スライダー54が配置され、この分離スライダー54
は、その下の中間分配板53に図2において左右方向に
スライド自在に支持されている。さらに、この分離スラ
イダー54の上面に凹部が形成され、この凹部に前記部
品排出パイプ49の下端が配置され、この部品排出パイ
プ49の下端をストッパとして、分離スライダー54が
図2において所定のストロークで左右に移動できるよう
になっている。
【0023】図3に示すように、この分離スライダー5
4の前記凹部の一方の端にチップ状部品aが1つだけ入
る深さの貫通孔54aが設けられている。この分離スラ
イダー54にエアシリンダ等のアクチュエーター62が
連結されると共に、分離スライダー54と前記ガイド部
材37の下部との間にバネ58が係装されている。この
アクチュエーター62とバネ58との作用により、分離
スライダー54は、中間分配板53に案内されて、図2
において左右にスライドする。そのスライドするストロ
ークは、前記貫通孔54aが部品排出パイプ49の下端
開口部の直下にある位置と、同貫通孔54aが中間分配
板53に設けられた貫通孔53aの真上にある位置との
間である。
【0024】前記中間分配板53の下に、分配ストッカ
ー55が配置され、この分配ストッカー55の下に、第
二のエスケープメント機構をなす分配シャッター57が
配置されている。分配ストッカー55と分配シャッター
57とは共にフレーム35にスライド自在に支持され、
前記分離スライダー54と同じ方向、つまり図2におい
て左右方向にスライドする。分配ストッカー55は、分
配シャッター57の両端部の立ち上がった壁の間にある
と共に、分配シャッター57の上面から突設したピン6
7が分配ストッカー55に設けられた長孔59に嵌合し
ている。このため、分配ストッカー55は、分配シャッ
ター57に対して或るストローク範囲で図2において左
右の方向に相対移動することができる。これら分配スト
ッカー55と分配シャッター57とを同時に移動させ、
或いは相対移動させるため、分配シャッター57にエア
シリンダ等のアクチュエーター64が連結されていると
共に、前記長孔59内において、分配シャッター57の
ピン67と分配ストッカー55の長孔59の壁面との間
にバネ66が係装されている。
【0025】これら分配ストッカー55と分配シャッタ
ー57とには、各々同じ間隔で同じ方向に配列されて貫
通孔55a、57aが設けられている。このうち、分配
ストッカー55側の貫通孔55aは、チップ状部品aの
長さより深い貫通孔55aとなっている。また、この分
配ストッカー55の下部側方には、貫通孔55aと外部
とを連通するスリット状の空気抜孔60が設けられてい
る。この空気抜孔60は、貫通孔55aに収納されるチ
ップ状部品aより充分細く、図示の場合は、貫通孔55
aの深さの約半分の高さで、貫通孔55aの下半分の部
分に設けらている。図示の実施例では、貫通孔55a、
57aが分配ストッカー55と分配シャッター57に各
々4つずつ設けられているが、その数は必要に応じて適
宜選択できる。
【0026】これら分配ストッカー55と分配シャッタ
ー57の貫通孔55a、57aは、図2に示すようにピ
ン67が長孔59の一方の端にあるとき互いにずれてお
り、この位置は前記バネ66の弾力により保持されてい
る。この状態から、ばね66の弾力に抗して、分配シャ
ッター57を分配ストッカー55に対して図2において
右方向に移動させると、それらの貫通孔55a、57a
が互いに上下に一致する。
【0027】分配シャッター57の下に配置されたフレ
ーム35には、分配ストッカー55及び分配シャッター
57の貫通孔55a、57aと同じ数の部品搬送路10
が連結され、この部品搬送路10の上端は、前記分配ス
トッカー55及び分配シャッター57の貫通孔55a、
57aと同間隔で同方向に配列されている。このホッパ
ー装置では、図2に矢印で示すホッパー1の上下動に伴
い、その中に収納されたチップ状部品aが部品排出パイ
プ49の中に縦に一列になって取り出される。
【0028】アクチュエーター62の作動により、分離
スライダー54が図2に示す位置から右方向にスライド
し、その貫通孔54aが部品排出パイプ49の真下の位
置に移動すると、部品排出パイプ49から貫通孔54a
の中に1つのチップ状部品aが収納される。次に、アク
チュエーター62及びバネ58の作動により、分離スラ
イダー54が左方向にスライドし、その貫通孔54aが
中間分配板53の貫通孔53aの真上に移動すると、こ
の中間分配板53の貫通孔53aを通ってその下の分配
ストッカー55の1つ目の貫通孔55aにチップ状部品
aが収納される。このとき、分配ストッカー55の貫通
孔55aと分配シャッター57の貫通孔57aとは互い
にずれている。前記分配ストッカー55の貫通孔55a
の側方に設けられた空気抜孔60は、分離スライダー5
4側から落下するチップ状部品aの風圧による空気抵抗
を低減し、その落下を容易にする。
【0029】次に、前記分離スライダー54が再び右方
向にスライドし、その貫通孔54aにチップ状部品aが
収納される。さらに、分離スライダー54が左方向にス
ライドし、その貫通孔54aが中間分配板53の貫通孔
53aの真上に移動する。この間に、分配ストッカー5
5と分配シャッター57とが共に図2において左方向に
貫通孔55a、57aの1間隔分だけ移動する。このた
め、分配ストッカー55の2つ目の貫通孔55aが中間
分配板53の貫通孔53aの真下に移動し、同貫通孔5
5aにチップ状部品aが収納される。
【0030】以下、この動作を繰り返すことで、分配ス
トッカー55の3つ目及び4つ目の貫通孔55aにチッ
プ状部品aが順次収納される。このとき、アクチュエー
ター62による分離スライダー54の往復動作の回数を
適宜変えることにより、チップ状部品aを収納する分配
ストッカー55の貫通孔55aの数を任意に選択するこ
とができる。
【0031】次に、分配ストッカー55と分配シャッタ
ー57とが共に移動し、分配ストッカー55の貫通孔5
5aが各々部品搬送路10の上端開口部の真上に移動す
る。ここで、分配ストッカー55を停止させた状態で、
バネ66の弾力に抗して分配シャッター57のみを図に
おいて右にスライドさせ、その貫通孔57aを分配スト
ッカー55の貫通孔55aの真下に位置合わせする。す
ると、分配ストッカー55の貫通孔55aが分配シャッ
ター57の貫通孔57aを通して各々部品搬送路10の
上端開口部に通じ、その貫通孔55aにあるチップ状部
品aが部品搬送路10に送り出される。これにより、分
配ストッカー55の貫通孔55aに収納されたチップ状
部品aが同時に部品搬送路10に送り出される。すなわ
ち、図示の実施例では、4つのチップ状部品aが部品搬
送路10に同時に送り出される。次に、分離スライダー
54、分配ストッカー55及び分配シャッター57が図
2に示す元の位置に復帰し、以下同様の動作が繰り返さ
れる。これにより、複数のチップ状部品aが同時に繰り
返し部品搬送路10から送り出される。
【0032】図4に分配ストッカー55の空気抜孔60
の他の形状の例を示す。この例では、分配ストッカー5
5の空気抜孔60が貫通孔55aの全体にわたってその
側面を外部に連通するような細長いスリットからなって
いる。図5に分配ストッカー55の空気抜孔60の他の
形状の例を示す。この例では、分配ストッカー55の空
気抜孔60が貫通孔55aの中央部に通じる小さな円形
の貫通孔からからなっている。このような貫通孔からな
る空気抜孔60は、できるだけ貫通孔55aの下部側を
外部に連通するように設けるとよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、部
品排出パイプ49の下端から分配ストッカー55の貫通
孔55aに向けて落下するチップ状部品aの風圧が、前
記空気抜孔60から外部に抜けるため、チップ状部品a
が分配ストッカー55の貫通孔55aに向けて落下する
ときの空気抵抗が減じられる。これにより、チップ状部
品aの落下速度が速く、且つ均一化され、第一のエスケ
ープメント機構の動作から分配ストッカー55の貫通孔
55aにチップ状部品aが収納されるまでのタイムラグ
が短く、且つ均一化される。従って、チップ状部品供給
装置の動作サイクルタイムの短縮化が可能になると共
に、極端に落下の遅いチップ状部品aが無くなるので、
動作が確実に行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるチップ状部品供給装置の
要部縦断正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】同ホッパー装置のエスケープメントを構成する
各要素の関係を示す要部分解斜視図である。
【図4】本発明の実施例であるチップ状部品供給装置の
部品ストッカーの他の形状を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施例であるチップ状部品供給装置の
部品ストッカーの他の形状を示す斜視図である。
【図6】従来のチップ状部品供給装置を備えたチップマ
ウンタの概略斜視図である。
【図7】従来のチップ状部品供給装置を備えたチップ状
部品マウント装置の要部を示す一部断面側面図である。
【図8】同従来のチップ状部品供給装置を示す要部縦断
側面図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 10 部品搬送路 49 部品排出パイプ 53 中間分配板 53a 中間分配板の貫通孔 54 分離スライダー 54a 分離スライダーの貫通孔 55 分配ストッカー 55a 分配ストッカーの貫通孔 57 分配シャッター 57a 分配シャッターの貫通孔 60 分配ストッカーの空気抜孔 62 アクチュエーター 64 アクチュエーター a チップ状部品

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チップ状部品(a)をバルク状に収納し
    たホッパー(1)と、このホッパー(1)の底部から同
    ホッパー(1)に対して相対的にスライド自在に挿入さ
    れた部品排出パイプ(49)と、この部品排出パイプ
    (49)の下端に配置され、同パイプ(49)内の最下
    端のチップ状部品(a)を分離し、下方に排出する第一
    のエスケープメント機構と、この第一のエスケープメン
    ト機構で分離されたチップ状電子部品(a)を収納する
    貫通孔(55a)を有する分配ストッカー(55)と、
    この分配ストッカー(55)の貫通孔(55a)に収納
    されたチップ状部品(a)を同貫通孔(55a)から送
    り出す第二のエスケープメント機構と、この第二のエス
    ケープメント機構から送り出されたチップ状部品(a)
    を搬送する部品搬送路(10)とを有するチップ状部品
    供給装置において、前記分配ストッカー(55)の貫通
    孔(55a)に、外部と連通し、且つチップ状部品
    (a)を通さない大きさの空気抜孔(60)が設けられ
    ていることを特徴とするチップ状部品供給装置。
  2. 【請求項2】 分配ストッカー(55)は、複数の貫通
    孔(55a)を有することを特徴とする請求項1に記載
    のチップ状部品供給装置。
  3. 【請求項3】 第一のエスケープメント機構は、部品排
    出パイプ(49)から送り出されたチップ状部品(a)
    を分配ストッカー(55)の複数の貫通孔(55a)に
    分配する中間分配板(53)を備えることを特徴とする
    請求項2に記載のチップ状部品供給装置。
  4. 【請求項4】 第二のエスケープメント機構は、分配ス
    トッカー(55)の複数の貫通孔(55a)に収納され
    たチップ状部品(a)を、複数の部品搬送路(10)に
    同時に送り出す分配シャッター(57)を備えているこ
    とを特徴とする請求項2または3に記載のチップ状部品
    供給装置。
  5. 【請求項5】 分配ストッカー(55)の空気抜孔(6
    0)は、貫通孔(55a)の側方に開口したスリット状
    のものからなることを特徴とする請求項1〜4の何れか
    に記載のチップ状部品供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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