JPH08258271A - 連続噴射型インクジェット記録装置およびその最適励振周波数設定方法 - Google Patents

連続噴射型インクジェット記録装置およびその最適励振周波数設定方法

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JPH08258271A
JPH08258271A JP8755195A JP8755195A JPH08258271A JP H08258271 A JPH08258271 A JP H08258271A JP 8755195 A JP8755195 A JP 8755195A JP 8755195 A JP8755195 A JP 8755195A JP H08258271 A JPH08258271 A JP H08258271A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 励振周波数を変えながらジェット電流波形を
測定し、測定されたジェット電流波形の特徴抽出を行う
ことによって最適励振周波数を決定する。 【構成】 MPU10は、基準発振器CGに対して励振
信号PCLKの励振周波数をM段階に切り換えるように
指示し、マルチプレクサ(2)MP2に位相を順次シフ
トするように指示する。ノズル1から出射されたインク
粒子は、制御電極4でプローブパルス発生器PGからの
プローブパルスにより帯電され、ナイフエッジ6を通過
して、導電性粒子キャッチャ8で捕獲され、帯電電荷が
電流検出器CDで検出されてA/D変換器ADCを介し
てMPU10で蓄積される。MPU10は、蓄積された
M組のジェット電流波形データに基づいて各ジェット電
流波形の特徴抽出を行うことによって最適励振周波数を
決定し、基準発振器CGに対して最適励振周波数の励振
信号PCLKが出力されるように指令する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続噴射型インクジェッ
ト記録装置に関し、特にノズルに装着された振動子の励
振周波数(励振信号の周波数)を変化させてインクジェ
ットの帯電周波数特性を測定し、その結果からサテライ
ト粒子(主粒子に比べて微小な粒子)の発生と粒子化位
相の安定性とを最適にする最適励振周波数を自動的に決
定して設定する連続噴射型インクジェット記録装置およ
びその最適励振周波数設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の連続噴射型インクジェ
ット記録装置の要部を示す構成図である。この連続噴射
型インクジェット記録装置は、極細径円径オリフィスを
有するノズル1と、ノズル1内のインクの電位を接地レ
ベルとするインク電極2と、ノズル1に装着されたピエ
ゾ振動子でなる振動子3と、ノズル1と同心の円形開口
またはスリット状の開口を有し画像データに対応してイ
ンクジェットの帯電を制御する帯電制御信号が印加され
る制御電極4と、制御電極4の後方(図において右方)
に接地されて配置された接地電極5と、接地電極5に装
着されたナイフエッジ6と、偏向電源E1と、偏向電源
E1が接続され接地電極5との間にジェット飛翔軸と直
交する強電場を作り帯電インク粒子を接地電極5側に偏
向するための偏向電極7と、図示しないマイクロプロセ
ッサユニット(以下、MPUと略記する)から指令され
た発振周波数の基準クロックCLKを発生する基準発振
器CGと、基準クロックCLKをN(正整数)分の1に
分周して励振信号PCLKを作成する分周器FDと、励
振信号PCLKを基準クロックCLKに応じてN(正整
数)段階に遅延した位相θ0 ,θ1 ,θ2 ,…,θN-1
の励振信号PCLKを出力する遅延パルス発生器DG
と、遅延された位相θ0 ,θ1 ,θ2 ,…,θN- 1 の励
振信号PCLKのいずれかを選択するマルチプレクサM
Pと、マルチプレクサMPにより選択された位相θの励
振信号PCLKで振動子3を駆動する振動子ドライバV
Dと、画像データを濃度階調に対応するパルス幅に変換
するパルス幅変調器PMと、パルス幅変調器PMの出力
の立上りまたは立下りのエッジを励振信号PCLKの立
上りまたは立下りのエッジに同期させる同期化回路SC
と、同期化回路SCの出力を電圧増幅して帯電制御信号
として制御電極4に印加する高圧スイッチHVSとか
ら、その主要部が構成されていた。なお、符号DRは、
記録媒体を巻き付ける回転ドラムを示す。
【0003】このような従来の連続噴射型インクジェッ
ト記録装置では、MPUが基準発振器CGの基準クロッ
クCLKの発振周波数を可変設定することによって励振
信号PCLKの励振周波数が可変に設定されるようにな
っていた。画質は、ノズル1の粒子化特性に依存し、粒
子化特性は励振信号PCLKの励振周波数によって変化
する。このため、従来の連続噴射型インクジェット記録
装置では、励振信号PCLKの励振周波数を変えながら
テスト画像をプリントして画質を目視によってチェック
することにより、最適励振周波数を外部(操作パネルな
ど)から手動で設定するようになっていた(特開平4−
220350号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の連続噴
射型インクジェット記録装置では、インクジェットがイ
ンク柱からインク粒子に分裂するときに、分裂の仕方に
2つの問題があった。
【0005】1番目の問題は、インク柱の表面変形の非
線型性によって各主粒子の間に発生するサテライト粒子
の問題である。サテライト粒子の発生モードには、発生
したサテライト粒子が後続主粒子に合体するモードと、
発生したサテライト粒子が先行主粒子に合体するモード
と、記録面に到達するまで合体しないモードとの3種類
がある。連続噴射型インクジェット記録装置では、サテ
ライト粒子が発生しないモードが最も望ましいが、発生
しても制御電極4の中で速やかに合体する場合には特に
問題にならない。しかしながら、合体が遅く制御電極4
の出口近辺より後方で合体する場合や記録面まで合体し
ない場合は、帯電サテライト粒子(通常、比電荷は帯電
主粒子より大きい)は偏向電場の影響を強く受けて帯電
主粒子より先に偏向し、その結果、帯電主粒子にジェッ
ト飛翔軸と直角方向の静電反発力を作用して帯電主粒子
の正常な偏向を疎外することになる。また、帯電サテラ
イト粒子が偏向されて正常な軌道から逸脱し、記録され
る非帯電主粒子と合体すると、その非帯電主粒子をわず
かに偏向させてしまう。これらは、いずれも画質を大き
く低下させることになっていた。以下、この問題をサテ
ライト粒子問題という。
【0006】2番目の問題は、励振信号PCLKの位相
に対してインク柱からインク粒子に分裂する粒子化位相
(タイミング)がインク粒子ごとに異なって安定しない
問題である。この粒子化点における粒子化位相のわずか
なばらつきは、インク粒子の飛翔中の空気抵抗の影響で
増幅され、ナイフエッジ6の近辺またはその後方では大
きな位置のふらつきとなって現れる。また、プリント中
における帯電制御信号の位相は、励振信号PCLKの位
相を基準にして一定に保たれている。この状態で粒子化
位相が変化すると、常に帯電位相を最適に保持すること
ができないことはもちろん、最適帯電位相の測定も誤る
ことになる。このようなジェットをファジィジェットと
定義する。ファジィジェットの場合は、ジェット飛翔軸
方向のインク粒子位置のふらつきと帯電位相のふらつき
とによる中途帯電インク粒子の発生によって前記サテラ
イト粒子問題と同様に画質の著しい低下が生じていた。
以下、この問題をファジィジェット問題という。
【0007】上述した2つの問題は、経験的に励振信号
PCLKの励振周波数に大きく依存している。すなわ
ち、ノズル1に装着された振動子3の振動がインクジェ
ットの粒子化点まで伝達される機械的振動系の周波数特
性に依っているものと思われる。
【0008】これらの問題を解決するために、従来の連
続噴射型インクジェット記録装置では、前述したよう
に、励振信号PCLKの励振周波数を変えながらテスト
画像をプリントし、それを目視でチェックして最適励振
周波数を選び出し、手動で設定していたので、テスト画
像を実際にプリントしなければならないという繁雑さが
ある、判断基準が画像の目視によっているためにきわめ
てあいまいである、最適と判断された励振周波数の設定
も手動であるために面倒である等の問題点があった。
【0009】本発明の第1の目的は、ノズルに装着され
た振動子の励振周波数を可変に調整できるようにし、励
振周波数を変えながらジェット電流波形を測定し、測定
されたジェット電流波形の特徴抽出を行うことによって
サテライト粒子問題およびファジィジェット問題に対し
て最適な励振周波数を決定して自動的にその周波数に設
定されるようにした連続噴射型インクジェット記録装置
を提供することにある。
【0010】また、本発明の第2の目的は、複数本のノ
ズルを搭載するカラープリント可能な連続噴射型インク
ジェット記録装置において、各ノズル共通に振動子の励
振周波数を可変に調整できるようにし、複数本のノズル
に対して順番にジェット電流波形を測定し、各ジェット
電流波形の特徴抽出を行うことによって最適励振周波数
を決定して自動的にその励振周波数に設定されるように
した連続噴射型インクジェット記録装置を提供すること
にある。
【0011】さらに、本発明の第3の目的は、複数本の
ノズルを搭載するカラープリント可能な連続噴射型イン
クジェット記録装置において、各ノズル共通に振動子の
励振周波数を可変に調整できるようにし、複数本のノズ
ルに対して同時にジェット電流波形を測定し、各ジェッ
ト電流波形の特徴抽出を行うことによって最適励振周波
数を決定して自動的にその励振周波数に設定されるよう
にした連続噴射型インクジェット記録装置を提供するこ
とにある。
【0012】さらにまた、本発明の第4の目的は、ノズ
ルに対して励振周波数を変えながらジェット電流波形を
測定し、測定されたジェット電流波形の特徴抽出を行う
ことによってサテライト粒子問題およびファジィジェッ
ト問題に対して最適な励振周波数を決定して自動的にそ
の周波数に設定するようにした最適励振周波数設定方法
を提供することにある。
【0013】また、本発明の第5の目的は、複数本のノ
ズルに対して順番に励振周波数を変えながらジェット電
流波形を測定し、測定された各ジェット電流波形の特徴
抽出を行うことによって最適励振周波数を決定して自動
的にその励振周波数に設定するようにした最適励振周波
数設定方法を提供することにある。
【0014】さらに、本発明の第6の目的は、複数本の
ノズルに対して同時に励振周波数を変えながらジェット
電流波形を測定し、測定された各ジェット電流波形の特
徴抽出を行うことによって最適励振周波数を決定して自
動的にその励振周波数に設定するようにした最適励振周
波数設定方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の連続噴射型イン
クジェット記録装置は、加圧されたインクをノズルから
連続噴流として吐出しノズルに装着された振動子の励振
に同期して連続噴流を均一な大きさのインク粒子に分裂
させるジェット形成手段と、インク粒子を選択的に帯電
させる帯電手段と、ジェット飛翔軸と直交する偏向電場
によって帯電されたインク粒子をジェット飛翔軸と直角
方向に偏向させる偏向手段と、偏向された帯電インク粒
子をカットし直進する非帯電インク粒子を通過させる分
離手段とを備えた連続噴射型インクジェット記録装置に
おいて、前記振動子を励振する励振信号を出力する可変
周波数発振手段と、前記偏向手段による偏向電場をオン
/オフするスイッチ手段と、このスイッチ手段により偏
向電場がオフされた状態で、前記可変周波数発振手段よ
り出力される励振信号に同期してプローブパルスを発生
するプローブパルス発生手段と、前記励振信号と前記プ
ローブパルスとの間の位相をシフトさせる位相シフト手
段と、前記プローブパルス発生手段により発生されたプ
ローブパルスにより帯電され前記分離手段を通過した帯
電インク粒子を捕獲する導電性粒子キャッチャと、この
導電性粒子キャッチャにより捕獲された帯電インク粒子
の帯電電荷を電流値として検出する電流検出手段と、こ
の電流検出手段により検出された電流値をデジタルデー
タに変換するA/D変換手段と、前記可変周波数発振手
段に対して前記励振信号の励振周波数をM(正整数)段
階に順次切り換えるように指示し、各段階の励振周波数
で前記位相シフト手段に対して前記励振信号と前記プロ
ーブパルスとの間の位相を2π/N(Nは正整数)ずつ
シフトするように指示し、各段階で前記A/D変換手段
により変換されたデジタルデータを位相順に並べたデー
タをジェット電流波形データとして蓄積し、蓄積された
M組のジェット電流波形データに基づいて各段階でのジ
ェット電流波形の特徴抽出を行うことによって最適励振
周波数を決定し、前記可変周波数発振手段に対して最適
励振周波数の励振信号を出力するように指示する最適励
振周波数決定手段とを有することを特徴とする。
【0016】また、本発明の連続噴射型インクジェット
記録装置は、加圧されたインクをノズルから連続噴流と
して吐出しノズルに装着された振動子の励振に同期して
連続噴流を均一な大きさのインク粒子に分裂させるn
(2以上の整数)個のジェット形成手段と、インク粒子
を選択的に帯電させるn個の帯電手段と、ジェット飛翔
軸と直交する偏向電場によって帯電されたインク粒子を
ジェット飛翔軸と直角方向に偏向させる偏向手段と、偏
向された帯電インク粒子をカットし直進する非帯電イン
ク粒子を通過させる分離手段とを備えた連続噴射型イン
クジェット記録装置において、前記n個の振動子を共通
に励振する励振信号を出力する可変周波数発振手段と、
前記偏向手段による偏向電場をオン/オフするスイッチ
手段と、このスイッチ手段により偏向電場がオフされた
状態で、前記可変周波数発振手段より出力される励振信
号に同期してプローブパルスを発生するプローブパルス
発生手段と、前記励振信号と前記プローブパルスとの間
の位相をシフトさせるn個の位相シフト手段と、前記プ
ローブパルス発生手段により発生されたプローブパルス
により帯電され前記分離手段を通過した帯電インク粒子
を捕獲する導電性粒子キャッチャと、この導電性粒子キ
ャッチャにより捕獲された帯電インク粒子の帯電電荷を
電流値として検出する電流検出手段と、この電流検出手
段により検出された電流値をデジタルデータに変換する
A/D変換手段と、前記n個のジェット形成手段につい
て順番に、前記可変周波数発振手段に対して前記励振信
号の励振周波数をM(正整数)段階に順次切り換えるよ
うに指示し、各段階の励振周波数で対応する位相シフト
手段に対して前記励振信号と前記プローブパルスとの間
の位相を2π/N(Nは正整数)ずつシフトするように
指示し、各ジェット形成手段について各段階で前記A/
D変換手段により変換されたデジタルデータを位相順に
並べたデータをジェット電流波形データとして蓄積し、
蓄積されたn×M組のジェット電流波形データに基づい
て各ジェット電流波形の特徴抽出を行うことによって最
適励振周波数を決定し、前記可変周波数発振手段に対し
て最適励振周波数の励振信号を出力するように指示する
最適励振周波数決定手段とを有することを特徴とする。
【0017】さらに、本発明の連続噴射型インクジェッ
ト記録装置は、加圧されたインクをノズルから連続噴流
として吐出しノズルに装着された振動子の励振に同期し
て連続噴流を均一な大きさのインク粒子に分裂させるn
(2以上の整数)個のジェット形成手段と、インク粒子
を選択的に帯電させるn個の帯電手段と、ジェット飛翔
軸と直交する直流電場によって帯電されたインク粒子を
ジェット飛翔軸と直角方向に偏向させる偏向手段と、偏
向された帯電インク粒子をカットし直進する非帯電イン
ク粒子を通過させる分離手段とを備えた連続噴射型イン
クジェット記録装置において、前記n個の振動子を共通
に励振する励振信号を出力する可変周波数発振手段と、
前記偏向手段による偏向電場をオン/オフするスイッチ
手段と、このスイッチ手段により偏向電場がオフされた
状態で、前記可変周波数発振手段より出力される励振信
号に同期してプローブパルスを発生するプローブパルス
発生手段と、前記励振信号と前記プローブパルスとの間
の位相をシフトさせるn個の位相シフト手段と、前記プ
ローブパルス発生手段により発生されたプローブパルス
により帯電され前記分離手段を通過した帯電インク粒子
を捕獲するn個の導電性粒子キャッチャと、これらn個
の導電性粒子キャッチャにより捕獲された帯電インク粒
子の帯電電荷を電流値としてそれぞれ検出するn個の電
流検出手段と、これらn個の電流検出手段により検出さ
れた電流値をデジタルデータにそれぞれ変換するn個の
A/D変換手段と、前記n個のジェット形成手段につい
て同時に、前記可変周波数発振手段に対して前記励振信
号の励振周波数をM(正整数)段階に順次切り換えるよ
うに指示し、各段階の励振周波数で対応する位相シフト
手段に対して前記励振信号と前記プローブパルスとの間
の位相を2π/N(Nは正整数)ずつシフトするように
指示し、各ジェット形成手段について各段階で前記A/
D変換手段により変換されたデジタルデータを位相順に
並べたデータをジェット電流波形データとして蓄積し、
蓄積されたn×M組のジェット電流波形データに基づい
て各ジェット電流波形の特徴抽出を行うことによって最
適励振周波数を決定し、前記可変周波数発振手段に対し
て最適励振周波数の励振信号を出力するように指示する
最適励振周波数決定手段とを有することを特徴とする。
【0018】
【作用】本発明の連続噴射型インクジェット記録装置で
は、スイッチ手段が偏向手段による偏向電場をオフし、
プローブパルス発生手段がスイッチ手段により偏向電場
がオフされた状態で可変周波数発振手段より出力される
励振信号に同期してプローブパルスを発生し、位相シフ
ト手段が励振信号とプローブパルスとの間の位相をシフ
トさせ、導電性粒子キャッチャがプローブパルス発生手
段により発生されたプローブパルスにより帯電され分離
手段を通過した帯電インク粒子を捕獲し、電流検出手段
が導電性粒子キャッチャにより捕獲された帯電インク粒
子の帯電電荷を電流値として検出し、A/D変換手段が
電流検出手段により検出された電流値をデジタルデータ
に変換し、最適励振周波数決定手段が可変周波数発振手
段に対して励振信号の励振周波数をM(正整数)段階に
順次切り換えるように指示し、各段階の励振周波数で位
相シフト手段に対して励振信号とプローブパルスとの間
の位相を2π/N(Nは正整数)ずつシフトするように
指示し、各段階でA/D変換手段により変換されたデジ
タルデータを位相順に並べたデータをジェット電流波形
データとして蓄積し、蓄積されたM組のジェット電流波
形データに基づいて各段階でのジェット電流波形の特徴
抽出を行うことによって最適励振周波数を決定し、可変
周波数発振手段に対して最適励振周波数の励振信号を出
力するように指示する。
【0019】また、本発明の連続噴射型インクジェット
記録装置では、スイッチ手段が偏向手段による偏向電場
をオフし、プローブパルス発生手段がスイッチ手段によ
り偏向電場がオフされた状態で可変周波数発振手段より
出力される励振信号に同期してプローブパルスを発生
し、n個の位相シフト手段が励振信号とプローブパルス
との間の位相をシフトさせ、導電性粒子キャッチャがプ
ローブパルス発生手段により発生されたプローブパルス
により帯電され分離手段を通過した帯電インク粒子を捕
獲し、電流検出手段が導電性粒子キャッチャにより捕獲
された帯電インク粒子の帯電電荷を電流値として検出
し、A/D変換手段が電流検出手段により検出された電
流値をデジタルデータに変換し、最適励振周波数決定手
段がn個のジェット形成手段について順番に、可変周波
数発振手段に対して励振信号の励振周波数をM(正整
数)段階に順次切り換えるように指示し、各段階の励振
周波数で対応する位相シフト手段に対して励振信号とプ
ローブパルスとの間の位相を2π/N(Nは正整数)ず
つシフトするように指示し、各ジェット形成手段につい
て各段階でA/D変換手段により変換されたデジタルデ
ータを位相順に並べたデータをジェット電流波形データ
として蓄積し、蓄積されたn×M組のジェット電流波形
データに基づいて各ジェット電流波形の特徴抽出を行う
ことによって最適励振周波数を決定し、可変周波数発振
手段に対して最適励振周波数の励振信号を出力するよう
に指示する。
【0020】さらに、本発明の連続噴射型インクジェッ
ト記録装置では、スイッチ手段が偏向手段による偏向電
場をオフし、プローブパルス発生手段がスイッチ手段に
より偏向電場がオフされた状態で可変周波数発振手段よ
り出力される励振信号に同期してプローブパルスを発生
し、n個の位相シフト手段が励振信号とプローブパルス
との間の位相をシフトさせ、n個の導電性粒子キャッチ
ャがプローブパルス発生手段により発生されたプローブ
パルスにより帯電され分離手段を通過した帯電インク粒
子を捕獲し、n個の電流検出手段がn個の導電性粒子キ
ャッチャにより捕獲された帯電インク粒子の帯電電荷を
電流値としてそれぞれ検出し、n個のA/D変換手段が
n個の電流検出手段により検出された電流値をデジタル
データにそれぞれ変換し、最適励振周波数決定手段がn
個のジェット形成手段について同時に、可変周波数発振
手段に対して励振信号の励振周波数をM(正整数)段階
に順次切り換えるように指示し、各段階の励振周波数で
対応する位相シフト手段に対して励振信号とプローブパ
ルスとの間の位相を2π/N(Nは正整数)ずつシフト
するように指示し、各ジェット形成手段について各段階
でA/D変換手段により変換されたデジタルデータを位
相順に並べたデータをジェット電流波形データとして蓄
積し、蓄積されたn×M組のジェット電流波形データに
基づいて各ジェット電流波形の特徴抽出を行うことによ
って最適励振周波数を決定し、可変周波数発振手段に対
して最適励振周波数の励振信号を出力するように指示す
る。
【0021】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して詳細に
説明する。
【0022】図1は、本発明の第1実施例に係る連続噴
射型インクジェット記録装置の要部を示す構成図であ
る。本実施例の連続噴射型インクジェット記録装置は、
極細径円径オリフィスを有するノズル1と、ノズル1内
のインクの電位を接地レベルとするインク電極2と、ノ
ズル1に装着されたピエゾ振動子でなる振動子3と、ノ
ズル1と同心の円形開口またはスリット状の開口を有し
画像データに対応してインクジェットの帯電を制御する
帯電制御信号が印加される制御電極4と、制御電極4の
後方に接地されて配置された接地電極5と、接地電極5
に装着されたナイフエッジ6と、偏向電源E1と、偏向
電源E1が接続され接地電極5との間にジェット飛翔軸
と直交する強電場を作り帯電インク粒子を接地電極5側
に偏向するための偏向電極7と、偏向電極7を偏向電源
E1に接続するか接地するかを切り換えるスイッチSW
1と、MPU10によって指定された発振周波数の基準
クロックCLKを発生する基準発振器CGと、基準クロ
ックCLKをN(正整数)分の1に分周して励振信号P
CLKを作成する分周器FDと、励振信号PCLKを基
準クロックCLKに応じてN段階に遅延したパルス列θ
0 ,θ1 ,θ2 ,…,θN-1 を出力する遅延パルス発生
器DGと、遅延されたパルス列θ0 ,θ1 ,θ2 ,…,
θN-1 のいずれかを選択するマルチプレクサ(2)MP
2と、マルチプレクサ(2)MP2により選択されたパ
ルスで振動子3を駆動する振動子ドライバVDと、画像
データを濃度階調に対応するパルス幅に変換するパルス
幅変調器PMと、励振信号PCLKの立上りまたは立下
りのエッジに同期してパルス幅が励振信号PCLKの周
期に比べて十分に短いプローブパルスを発生するプロー
ブパルス発生器PGと、パルス幅変調器PMの出力の立
上りまたは立下りのエッジを励振信号PCLKの立上り
または立下りのエッジに同期させる同期化回路SCと、
プローブパルス発生器PGからのプローブパルスと同期
化回路SCからの出力とのいずれかを選択するマルチプ
レクサ(1)MP1と、マルチプレクサ(1)MP1の
出力を電圧増幅して帯電制御信号として制御電極4に印
加する高圧スイッチHVSと、接地電極5および偏向電
極7の後方の記録に関係しない領域(以下、ホームポジ
ションという)に配置された検出電極を兼ねる導電性粒
子キャッチャ8と、導電性粒子キャッチャ8に一端が接
続されたシールド線9と、インクジェットが導電性粒子
キャッチャ8に放電したインク粒子の有する電荷を測定
する電流検出器(電流/電圧変換器)CDと、電流検出
器CDの出力をA/D(アナログ/デジタル)変換する
A/D変換器ADCと、A/D変換器ADCの出力に基
づく基準クロックCLKの発振周波数で発振するように
基準発振器CGに指定するMPU10とから、その主要
部が構成されている。なお、MPU10は、本実施例の
連続噴射型インクジェット記録装置の系全体も制御す
る。
【0023】基準発振器CGは、MPU10からの指令
で基準クロックCLKの発振周波数が中心周波数から±
5%〜±10%の周波数帯をM(正整数)等分する周波
数f0 ,f1 ,f2 ,f3 ,…,fM-1 に設定されるよ
うになっている。
【0024】遅延パルス発生器DGは、例えば、Ser
ial−In Paralell−Out型のNビット
シフトレジスタで構成される。
【0025】プローブパルス発生器PGは、例えば、励
振信号PCLKのエッジでトリガされる単安定マルチバ
イブレータで構成される。
【0026】電流検出器CDは、積分回路で構成されて
いる。例えば、積分時間は粒子化周期の2×104 倍以
上、すなわち2×104 個以上のインク粒子のもつ電荷
が積分されて検出されるようになっている(特開平4−
144753号公報参照)。
【0027】次に、このように構成された第1実施例の
連続噴射型インクジェット記録装置の動作について説明
する。なお、この動作は、ノズル1を搭載するキャリッ
ジ(図示せず)がホームポジションにあり、あらかじめ
用意された最適励振周波数を自動設定するための処理が
起動されたときに実行される。
【0028】まず、インクがインクポンプ(図示せず)
で加圧されてインクチューブ(図示せず)を通じてノズ
ル1に導かれ、ノズル1からインクジェットが噴射され
て定常状態に保持される。また、MPU10は、スイッ
チSW1を接地側に切り換えて偏向電極7を接地レベル
とする。これにより、接地電極5および偏向電極7間の
偏向電場がオフされ、帯電インク粒子もナイフエッジ6
を通過する状態となる。さらに、MPU10は、マルチ
プレクサ(1)MP1にプローブパルス発生器PGの出
力を選択させる。
【0029】この状態で、MPU10は、以下の動作を
順次指令し、基準発振器CGの基準クロックCLKの発
振周波数を設定して、励振信号PCLKの励振周波数を
最適化する。
【0030】 基準クロックCLKの発振周波数をf
0 に設定し、下記の手順でf0 におけるジェット電流波
形(ジェットの帯電特性)を測定する。
【0031】基準発振器CGは、基準クロックCLKを
出力し、基準クロックCLKは分周器FDで周波数が1
/Nに分周され、励振信号PCLKとして遅延パルス発
生器DG,プローブパルス発生器PGおよび同期化回路
SCに入力される。すなわち、励振信号PCLKの励振
周波数PCLK(以下、信号とその信号の周波数とに同
一符号を付して説明する)は、CLK/Nである(例え
ば、CLK=16MHz,N=16,PCLK=1MH
z)。
【0032】遅延パルス発生器DGは、励振信号PCL
Kがデータ、基準クロックCLKがシフトクロックとし
て入力され、励振信号PCLKの1周期が2π/Nずつ
順次遅延されたN組のパルス列θ0 ,θ1 ,θ2 ,…,
θN-1 を出力する。N組のパルス列θ0 ,θ1 ,θ2
…,θN-1 の中の1つのパルスが、MPU10によって
マルチプレクサ(2)MP2を介して選択され、振動子
ドライバVDに出力される。振動子ドライバVDは、マ
ルチプレクサ(2)MP2からの出力に応じて振動子3
を励振する。これにより、ノズル1から噴射されるイン
クジェットは、振動子3による励振に同期して粒子化す
る。
【0033】プローブパルス発生器PGは、励振信号P
CLKの立上りまたは立下りのエッジ(記録時と同一に
する)に同期して、図2中に示すように、パルス幅が励
振信号PCLKの周期に比べて十分に短いプローブパル
スを発生する(例えば、励振信号PCLKの周期=1μ
sec(1MHz発振)のときに0.1〜0.3μse
c)。
【0034】プローブパルス発生器PGから出力された
プローブパルスは、マルチプレクサ(1)MP1を介し
て高圧スイッチHVSに入力され、高圧スイッチHVS
で電圧増幅されて帯電制御信号として制御電極4に印加
される。したがって、振動子3の励振に同期して粒子化
されるインク粒子は、プローブパルスに応じて帯電され
る。いま、図2中に例示するように、プローブパルスの
極性は負極性であるので、インク粒子は常時帯電されて
いて、プローブパルスが制御信号として制御電極4に印
加される時間(例えば、0.1〜0.3μsec)だけ
帯電電圧をオフされることになる。
【0035】制御電極4で帯電されたインク粒子は、偏
向電場がオフされているので、偏向されずにナイフエッ
ジ6を通過し、ホームポジションにある他からは絶縁さ
れている導電性粒子キャッチャ8に捕獲される。
【0036】導電性粒子キャッチャ8に捕獲された帯電
インク粒子の電荷は、ジェット電流Ij としてシールド
線9を介して電流検出器CDで電圧となって現れる。電
圧に変換されたジェット電流Ij は、A/D変換器AD
Cでデジタルデータに変換され、MPU10のデータバ
スに出力される。
【0037】ジェット電流Ij の測定は、図2に示すよ
うに、MPU10がマルチプレクサ(2)MP2を順次
切り換えて、励振信号PCLKに対して2πi/N(i
=0,1,2,…,N−1)位相のずれたパルス列
θ0 ,θ1 ,θ2 ,…,θN-1 で振動子3を順次駆動し
てノズル1を励振することにより、各位相に対して行わ
れる。
【0038】各位相毎に測定されたジェット電流Ij
値は、A/D変換器ADCによってA/D変換されて、
MPU10のメモリ(図示せず)にそれぞれ格納され
る。
【0039】図3は、プローブパルスを用いて各位相毎
に測定されたジェット電流Ij の値をプロットしたジェ
ット電流波形の一例を示す図である。中途帯電インク粒
子の有無は、顕微鏡によってストロボ観察することによ
り判定され、○が中途帯電インク粒子なしを、●が中途
帯電インク粒子ありをそれぞれ示す。測定結果が、図3
のような傾向を示すことは、Johan Nilsso
n,“Applications of Micro
Drops”,Dept.of Electrical
Measurements,Lund Inst.o
f Tecnology,Report 6/1993
の第90頁〜第101頁に詳述されている。また、ジェ
ット電流Ij の測定技術については、本願発明者による
特開平4−144753号公報に詳しく開示されてい
る。
【0040】 以下、同様にして、MPU10は、基
準発振器CGの基準クロックCLKの発振周波数を
1 ,f2 ,f3 ,…,fM-1 に設定し、と同様に、
それぞれにおけるジェット電流波形を測定する。
【0041】 各発振周波数f0 ,f1 ,f2
3 ,…,fM-1 におけるM組のジェット電流波形デー
タの測定が完了すると、MPU10は、メモリに蓄積さ
れたM組のジェット電流波形データに基づいて各ジェッ
ト電流波形の特徴を抽出し励振信号PCLKの最適励振
周波数を決定し、基準発振器CGの基準クロックCLK
の発振周波数を設定する。詳しくは、サテライト粒子問
題およびファジィジェット問題が発生しているかどうか
は経験的にジェット電流波形の形状から判定できるの
で、MPU10は、M組のジェット電流波形データか
ら、まず、サテライト粒子が発生しないか、発生しても
制御電極4の中で速やかに合体し主粒子に悪影響を及ぼ
さない励振周波数を抽出し、次に、抽出された励振周波
数の中で粒子化位相が最も安定な(最もファジィでな
い)励振周波数を求め、それを最適励振周波数とする。
【0042】図4は、サテライト粒子問題が発生しない
正常なジェット電流波形(A)と、サテライト粒子問題
が発生しているジェット電流波形(B)および(C)と
を示す図である。正常なジェット電流波形(A)は、1
つある極大点(最大点)と1つの極小点(最小点)とを
もつ単純な波形である。また、θN-1 →θN-2 →…→θ
1 →θ0 と位相を遅らせて行った場合、極小点の後で比
較的その近辺(位相差が小さい)に極大点が現れる。正
常なジェット電流波形(A)では、極大点が主粒子の粒
子化位相に対応している。一方、問題のあるジェット電
流波形(B)は、2つの極大点と2つの極小点とが存在
する波形である。θN-1 →θN-2 →…→θ1 →θ0 と位
相を遅らせて行った場合、最小点の次に現れる極大点が
主粒子の粒子化位相点であり、さらに極小点を通過し、
その後方に最大点が現れる。また、問題のあるジェット
電流波形(C)は、1つの極大点(最大点)と1つの極
小点(最小点)とが存在し、両者が極めて離れている
(位相差が大きい)波形である。θN-1 →θN-2 →…→
θ1 →θ0 と位相を遅らせて行った場合、極小点の後方
の離れた(位相差が大きい)位置に極大点が現れる。こ
の極大点は、主粒子の粒子化位相に対応していない。な
お、問題のあるジェット電流波形(C)は、問題のある
ジェット電流波形(B)の中で小さい極小点が生じない
場合であるといえる。3種類のジェット電流波形
(A),(B)および(C)の中から正常なジェット電
流波形(A)のみを抽出するには、例えば、最小点をま
ず見つけ出し、その点から位相を遅らせて行ったとき、
ある一定の位相以内に最大点が見つかれば、それは正常
なジェット電流波形(A)であり、それ以外のものは問
題のあるジェット電流波形(B)または(C)であると
判定できる。一定位相の値は、経験的に決定できる。
【0043】図5は、粒子化位相が安定なジェット電流
波形(A)と、粒子化位相が不安定(ファジィジェッ
ト)なジェット電流波形(D)とを示す図である。電流
検出器CDが積分回路で構成されているので、粒子化位
相が不安定なジェット電流波形(D)は、粒子化位相が
安定なジェット電流波形(A)に較べて、ジェット電流
j の最大値と最小値との差であるコントラストΔIj
が小さくなる(ΔIj (D)<ΔIj (A))。
【0044】以上のことから、まず、M組のジェット電
流波形からサテライト粒子問題のあるジェット電流波形
を除去し、次に、残ったジェット電流波形の中からコン
トラストΔIj が最大になるジェット電流波形を決定す
れば、その励振周波数が最適励振周波数になる(最適励
振周波数の判断基準)。
【0045】図6は、上記最適励振周波数の判断基準に
基づきMPU10で実行される最適励振周波数決定処理
を示すフローチャートである。図6を参照すると、最適
励振周波数決定処理は、電流波形データ取出しステップ
S101と、ジェット電流最小値対応位相抽出ステップ
S102と、ジェット電流極大値対応位相抽出ステップ
S103と、位相差判定ステップS104と、ジェット
電流極小値対応位相抽出ステップS105と、最小値対
応位相/極小値対応位相比較ステップS106と、コン
トラスト格納ステップS107と、励振周波数最大判定
ステップS108と、励振周波数インクリメントステッ
プS109と、最適励振周波数決定ステップS110と
からなる。
【0046】ここで、図6を参照して、MPU10にお
ける最適励振周波数決定処理の動作について説明する。
【0047】まず、MPU10は、励振周波数fK (k
=0から開始する)の電流波形データを取り出し(ステ
ップS101)、ジェット電流Ij の最小値Ij (mi
n)に対応する位相θmin を抽出する(ステップS10
2)。
【0048】次に、MPU10は、プローブパルスに対
して励振信号PCLKが遅れる方向(θN-1 →θ0 )に
位相を移動させながらジェット電流Ij が極大値になる
位相θmax を抽出する(ステップS103)。
【0049】続いて、MPU10は、(θmax
θmin )が経験的に決められた規定値ΔθS より小さい
かどうかを判定し(ステップS104)、小さくなけれ
ば励振周波数fK をインクリメントして(ステップS1
09)、ステップS101に制御を戻す。
【0050】(θmax −θmin )が規定値ΔθS より小
さければ、MPU10は、プローブパルスに対して励振
信号PCLKが遅れる方向(θN-1 →θ0 )に位相を移
動させながらジェット電流Ij が極小値Ij ’(mi
n)になる位相θ’min を抽出する(ステップS10
5)。
【0051】次に、MPU10は、θ’min がθmin
等しいかどうかを判定し(ステップS106)、等しく
なけば励振周波数fK をインクリメントして(ステップ
S109)、ステップS101に制御を戻す。
【0052】θ’min がθmin に等しければ、MPU1
0は、ΔIj =Ij (max)−Ij (min)を励振
周波数fK におけるコントラストとしてメモリに格納す
る(ステップS107)。
【0053】続いて、MPU10は、励振周波数fK
最大励振周波数fM-1 に等しいかどうかを判定し(ステ
ップS108)、等しくなけば励振周波数fK をインク
リメントして(ステップS109)、ステップS101
に制御を戻す。
【0054】励振周波数fK が最大励振周波数fM-1
等しければ、MPU10は、メモリに格納されているコ
ントラストΔIj の中から最大値ΔIj (max)を検
索し、それに対応する励振周波数fK を最適励振周波数
opt とし(ステップS110)、処理を終了する。
【0055】MPU10は、最適励振周波数fopt を決
定すると、これに対応する発振周波数N・fopt で発振
するように基準発振器CGに指令する。
【0056】なお、この後、MPU10が、スイッチS
W1を偏向電源E1側に切り換え、マルチプレクサ
(1)MP1を同期化回路SCの出力を選択するように
切り換え、マルチプレクサ(2)MP2を適切な励振位
相を選択するように切り換えると、連続噴射型インクジ
ェット記録装置がプリントモードとなる。
【0057】図7は、本発明の第2実施例に係る連続噴
射型インクジェット記録装置の要部を示す構成図であ
る。本実施例の連続噴射型インクジェット記録装置は、
図1に示した第1実施例の連続噴射型インクジェット記
録装置がインクジェットの粒子化位相と帯電制御信号と
の間の位相を指定するにあたって励振信号PCLKを遅
延させて位相を指定するようにしていたのに対して、帯
電制御信号の方を遅延させて位相を指定するようにした
ものである。すなわち、本実施例の連続噴射型インクジ
ェット記録装置では、振動子ドライバVDには励振信号
PCLKが直接入力されている一方、プローブパルス発
生器PGおよび同期化回路SCにはマルチプレクサ
(2)MP2の出力信号が入力されている。したがっ
て、図1に示した第1実施例の連続噴射型インクジェッ
ト記録装置における部品とすべての部品が対応するの
で、対応する部品には同一符号を付してそれらの詳しい
説明を省略する。
【0058】このように構成された第2実施例の連続噴
射型インクジェット記録装置においても、プローブパル
スの位相を2π/Nずつずらしてジェット電流Ij の測
定を行う点が異なるだけで、図1に示した第1実施例の
連続噴射型インクジェット記録装置におけるのと同様
に、各励振周波数f0 ,f1 ,f2 ,f3 ,…,fM-1
に対してジェット電流波形データが採取される。ただ
し、この場合は、励振信号PCLKと帯電制御信号との
位相のずれは逆転するので、ジェット電流波形は左右方
向に対して図3ないし図5と対称(鏡像)となる。ま
た、ジェット電流波形の特徴を抽出して最適励振周波数
を決定する処理は、第1実施例の連続噴射型インクジェ
ット記録装置から容易に推察されるので、詳しい説明を
省略する。
【0059】図8は、本発明の第3実施例に係る連続噴
射型インクジェット記録装置の要部を示す構成図であ
る。本実施例の連続噴射型インクジェット記録装置は、
複数本のノズル1を搭載するカラープリント可能な連続
噴射型インクジェット記録装置であり、図1に示した第
1実施例の連続噴射型インクジェット記録装置における
基準発振器CG,分周器FD,接地電極5,ナイフエッ
ジ6,偏向電極7,偏向電源E1,スイッチSW1,遅
延パルス発生器DG,プローブパルス発生器PG,導電
性粒子キャッチャ8,シールド線9,電流検出器CD,
A/D変換器ADCおよびMPU10以外は、C(シア
ン),M(マゼンタ),Y(イエロー),BK(ブラッ
ク)の4色独立に構成するようにしたものである。した
がって、図1に示した第1実施例の連続噴射型インクジ
ェット記録装置における部品と対応する部品には同一符
号を付して、それらの詳しい説明を省略する。なお、基
準発振器CGおよび分周器FDまでも4色独立にする
と、色毎に単位時間当たりの発生インク粒子数が異なっ
てくることになり、記録媒体上で4色の付着インク量を
制御して色表現するカラープリント可能な連続噴射型イ
ンクジェット記録装置の場合には不都合が生じる。
【0060】このように構成された第3実施例の連続噴
射型インクジェット記録装置では、4本のノズル1につ
いて独立に各励振周波数f0 ,f1 ,f2 ,f3 ,…,
M- 1 でジェット電流波形データ(データ数:4M)を
測定した後に、まず、4本のノズル1の中で1本でもサ
テライト粒子問題のあるジェット電流波形があったなら
ばその励振周波数は他の3本のノズル1からも除外し、
次に、残されたジェット電流波形において、4本のノズ
ル1に対応する4組のコントラストΔIj の中で最小値
ΔIj (min)が最大になる励振周波数を最適励振周
波数とする(最適励振周波数の判断基準)。
【0061】図9は、上記最適励振周波数の判断基準に
基づきMPU10で実行される最適励振周波数決定処理
を示すフローチャートである。図9を参照すると、最適
励振周波数決定処理は、ノズル番号1設定ステップS2
00と、電流波形データ取出しステップS201と、ジ
ェット電流最小値対応位相抽出ステップS202と、ジ
ェット電流極大値対応位相抽出ステップS203と、位
相差判定ステップS204と、ジェット電流極小値対応
位相抽出ステップS205と、最小値対応位相/極小値
対応位相比較ステップS206と、コントラスト格納ス
テップS207と、励振周波数最大判定ステップS20
8と、励振周波数インクリメントステップS209と、
ノズル番号4判定ステップS210と、ノズル番号イン
クリメントステップS211と、コントラスト最小値抽
出ステップS212と、最適励振周波数決定ステップS
213とからなる。
【0062】ここで、図9を参照して、MPU10にお
ける最適励振周波数決定処理の動作について説明する。
【0063】まず、MPU10は、ノズル番号nを1に
設定し(ステップS200)、励振周波数fK (k=0
から開始する)の電流波形データを取り出し(ステップ
S201)、ジェット電流Ij の最小値Ij (min)
に対応する位相θmin を抽出する(ステップS20
2)。
【0064】次に、MPU10は、プローブパルスに対
して励振信号PCLKが遅れる方向(θN-1 →θ0 )に
位相を移動させながらジェット電流Ij が極大値になる
位相θmax を抽出する(ステップS203)。
【0065】続いて、MPU10は、(θmax
θmin )が経験的に決められた規定値ΔθS より小さい
かどうかを判定し(ステップS204)、小さくなけれ
ば励振周波数fK をインクリメントして(ステップS2
09)、ステップS201に制御を戻す。
【0066】(θmax −θmin )が規定値ΔθS より小
さければ、MPU10は、プローブパルスに対して励振
信号PCLKが遅れる方向(θN-1 →θ0 )に位相を移
動させながらジェット電流Ij が極小値Ij ’(mi
n)になる位相θ’min を抽出する(ステップS20
5)。
【0067】次に、MPU10は、θ’min がθmin
等しいかどうかを判定し(ステップS206)、等しく
なけば励振周波数fK をインクリメントして(ステップ
S209)、ステップS201に制御を戻す。
【0068】θ’min がθmin に等しければ、MPU1
0は、ΔIj =Ij (max)−Ij (min)を励振
周波数fK におけるコントラストとしてメモリに格納す
る(ステップS207)。
【0069】続いて、MPU10は、励振周波数fK
最大励振周波数fM-1 に等しいかどうかを判定し(ステ
ップS208)、等しくなけば励振周波数fK をインク
リメントして(ステップS209)、ステップS201
に制御を戻す。
【0070】励振周波数fK が最大励振周波数fM-1
等しければ、MPU10は、ノズル番号nが4かどうか
を判定し(ステップS210)、ノズル番号nが4でな
ければ、ノズル番号nを1つインクリメントして(ステ
ップS211)、ステップS201に制御を戻し、ステ
ップS201〜S208をノズル1の数だけ繰り返す。
【0071】ステップS210で、ノズル番号nが4に
なると、MPU10は、メモリに蓄積されたコントラス
トΔIj の中から励振周波数fK が各ノズル1で共通す
るコントラストΔIj について各ノズル1毎にコントラ
ストΔIj の最小値ΔIj (min)を抽出してメモリ
に記憶し(ステップS212)、記憶されたコントラス
トΔIj の最小値ΔIj (min)の中から最も大きい
コントラストΔIj の最小値ΔIj (min)に対応す
る励振周波数fK を最適励振周波数fopt とし(ステッ
プS213)、処理を終了する。
【0072】ところで、図8に示した第3実施例の連続
噴射型インクジェット記録装置では、複数本のノズル1
に対して導電性粒子キャッチャ8,シールド線9,電流
検出器CDおよびA/D変換器ADCは各々1つずつ設
けられているために各ノズル1からのジェット電流波形
は時系列で測定されるが、これに対して、導電性粒子キ
ャッチャ8,シールド線9,電流検出器CDおよびA/
D変換器ADCを各ノズル1毎に設ければジェット電流
波形の並列測定が可能になり、測定時間が大幅に短縮さ
れる。
【0073】また、図7に示した第2実施例の連続噴射
型インクジェット記録装置のように、励振信号PCLK
に対して帯電制御信号を遅延させるようにした構成を、
複数本のノズル1を用いた第3実施例の連続噴射型イン
クジェット記録装置にも同様に適用できることは自明で
ある。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の連続噴射
型インクジェット記録装置によれば、可変周波数発振手
段,スイッチ手段,プローブパルス発生手段,位相シフ
ト手段,導電性粒子キャッチャ,電流検出手段,A/D
変換手段および最適励振周波数決定手段を設け、M段階
の励振周波数で位相をシフトしながらジェット電流を測
定し、ジェット電流を位相順に並べたM組のジェット電
流波形データを蓄積し、それらM組のジェット電流波形
データに基づいて各ジェット電流波形の特徴を抽出する
によって最適励振周波数を自動的に決定して設定できる
ようにしたことにより、テスト画像を実際にプリントす
るという繁雑さを回避できるとともに、最適励振周波数
の判断基準がジェット電流の検出値に基づいているため
にきわめて正確な判断が可能となり、さらに最適励振周
波数の決定および設定が自動化されるためにきわめて簡
便で高速な動作が可能になるという効果がある。
【0075】また、本発明の連続噴射型インクジェット
記録装置によれば、可変周波数発振手段,スイッチ手
段,プローブパルス発生手段,n個の位相シフト手段,
導電性粒子キャッチャ,電流検出手段,A/D変換手段
および最適励振周波数決定手段を設け、n個のジェット
形成手段について順番に、M段階の励振周波数で位相を
シフトしながらジェット電流を測定し、ジェット電流を
位相順に並べたn×M組のジェット電流波形データを蓄
積し、それらn×M組のジェット電流波形データに基づ
いて各ジェット電流波形の特徴を抽出するによって最適
励振周波数を自動的に決定して設定できるようにしたこ
とにより、テスト画像を実際にプリントするという繁雑
さを回避できるとともに、最適励振周波数の判断基準が
ジェット電流の検出値に基づいているためにきわめて正
確な判断が可能となり、さらに最適励振周波数の決定お
よび設定が自動化されるためにきわめて簡便で高速な動
作が可能になるという効果がある。
【0076】さらに、本発明の連続噴射型インクジェッ
ト記録装置によれば、可変周波数発振手段,スイッチ手
段,プローブパルス発生手段,n個の位相シフト手段,
n個の導電性粒子キャッチャ,n個の電流検出手段,n
個のA/D変換手段および最適励振周波数決定手段を設
け、n個のジェット形成手段について同時に、M段階の
励振周波数で位相をシフトしながらジェット電流を測定
し、ジェット電流を位相順に並べたn×M組のジェット
電流波形データを蓄積し、それらn×M組のジェット電
流波形データに基づいて各ジェット電流波形の特徴を抽
出するによって最適励振周波数を自動的に決定して設定
できるようにしたことにより、テスト画像を実際にプリ
ントするという繁雑さを回避できるとともに、最適励振
周波数の判断基準がジェット電流の検出値に基づいてい
るためにきわめて正確な判断が可能となり、さらに最適
励振周波数の決定および設定が自動化されるためにきわ
めて簡便で高速な動作が可能になるという効果がある。
【0077】さらにまた、本発明の最適励振周波数設定
方法によれば、励振周波数をM段階に切り換えてM組の
ジェット電流波形データを測定し、M組のジェット電流
波形データに基づいて各ジェット電流波形の特徴を抽出
するによって最適励振周波数を自動的に決定して設定す
るようにしたことにより、最適励振周波数の判断基準が
ジェット電流の検出値に基づいているため、きわめて正
確な判断が可能になるという効果がある。
【0078】また、本発明の最適励振周波数設定方法に
よれば、n本のノズルについて順番に、励振周波数をM
段階に切り換えてn×M組のジェット電流波形データを
測定し、n×M組のジェット電流波形データに基づいて
各ジェット電流波形の特徴を抽出するによって最適励振
周波数を自動的に決定して設定するようにしたことによ
り、最適励振周波数の判断基準がジェット電流の検出値
に基づいているため、きわめて正確な判断が可能になる
という効果がある。
【0079】さらに、本発明の最適励振周波数設定方法
によれば、n本のノズルについて同時に、励振周波数を
M段階に切り換えてn×M組のジェット電流波形データ
を測定し、n×M組のジェット電流波形データに基づい
て各ジェット電流波形の特徴を抽出するによって最適励
振周波数を自動的に決定して設定するようにしたことに
より、最適励振周波数の判断基準がジェット電流の検出
値に基づいているため、きわめて正確な判断が可能にな
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る連続噴射型インクジ
ェット記録装置の要部を示す構成図である。
【図2】図1中の分周器,プローブパルス発生器および
遅延パルス発生器の各出力を示すタイミングチャートで
ある。
【図3】第1実施例の連続噴射型インクジェット記録装
置において測定されたジェット電流の値をプロットした
ジェット電流波形を例示する図である。
【図4】第1実施例の連続噴射型インクジェット記録装
置において測定される正常なジェット電流波形およびサ
テライト粒子問題のあるジェット電流波形を例示する図
である。
【図5】第1実施例の連続噴射型インクジェット記録装
置において測定される安定なジェット電流波形およびフ
ァジィジェット問題のあるジェット電流波形を例示する
図である。
【図6】図1中のMPUで実行される最適励振周波数決
定処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2実施例に係る連続噴射型インクジ
ェット記録装置の要部を示す構成図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る連続噴射型インクジ
ェット記録装置の要部を示す構成図である。
【図9】図8中のMPUで実行される最適励振周波数決
定処理を示すフローチャートである。
【図10】従来の連続噴射型インクジェット記録装置の
要部を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ノズル 2 インク電極 3 振動子 4 制御電極 5 接地電極 6 ナイフエッジ 7 偏向電極 8 導電性粒子キャッチャ 9 シールド線 10 MPU ADC A/D変換器 CD 電流検出器 CG 基準発振器 CLK 基準クロック DG 遅延パルス発生器 DCLK 画素記録指令信号 E1 偏向電源 FD 分周器 HVS 高圧スイッチ MP1 マルチプレクサ(1) MP2 マルチプレクサ(2) PCLK 励振信号 PG プローブパルス発生器 PM パルス幅変調器 SC 同期化回路 SW1 スイッチ VD 振動子ドライバ S101,S201 電流波形データ取出しステップ S102,S202 ジェット電流最小値対応位相抽出
ステップ S103,S203 ジェット電流極大値対応位相抽出
ステップ S104,S204 位相差判定ステップ S105,S205 ジェット電流極小値対応位相抽出
ステップ S106,S206 最小値対応位相/極小値対応位相
比較ステップ S107,S207 コントラスト格納ステップ S108,S208 励振周波数最大判定ステップ S109,S209 励振周波数インクリメントステッ
プ S110,S213 最適励振周波数決定ステップ S200 ノズル番号1設定ステップ S210 ノズル番号4判定ステップ S211 ノズル番号インクリメントステップ S212 コントラスト最小値抽出ステップ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧されたインクをノズルから連続噴流
    として吐出しノズルに装着された振動子の励振に同期し
    て連続噴流を均一な大きさのインク粒子に分裂させるジ
    ェット形成手段と、インク粒子を選択的に帯電させる帯
    電手段と、ジェット飛翔軸と直交する偏向電場によって
    帯電されたインク粒子をジェット飛翔軸と直角方向に偏
    向させる偏向手段と、偏向された帯電インク粒子をカッ
    トし直進する非帯電インク粒子を通過させる分離手段と
    を備えた連続噴射型インクジェット記録装置において、 前記振動子を励振する励振信号を出力する可変周波数発
    振手段と、 前記偏向手段による偏向電場をオン/オフするスイッチ
    手段と、 このスイッチ手段により偏向電場がオフされた状態で、
    前記可変周波数発振手段より出力される励振信号に同期
    してプローブパルスを発生するプローブパルス発生手段
    と、 前記励振信号と前記プローブパルスとの間の位相をシフ
    トさせる位相シフト手段と、 前記プローブパルス発生手段により発生されたプローブ
    パルスにより帯電され前記分離手段を通過した帯電イン
    ク粒子を捕獲する導電性粒子キャッチャと、 この導電性粒子キャッチャにより捕獲された帯電インク
    粒子の帯電電荷を電流値として検出する電流検出手段
    と、 この電流検出手段により検出された電流値をデジタルデ
    ータに変換するA/D変換手段と、 前記可変周波数発振手段に対して前記励振信号の励振周
    波数をM(正整数)段階に順次切り換えるように指示
    し、各段階の励振周波数で前記位相シフト手段に対して
    前記励振信号と前記プローブパルスとの間の位相を2π
    /N(Nは正整数)ずつシフトするように指示し、各段
    階で前記A/D変換手段により変換されたデジタルデー
    タを位相順に並べたデータをジェット電流波形データと
    して蓄積し、蓄積されたM組のジェット電流波形データ
    に基づいて各段階でのジェット電流波形の特徴抽出を行
    うことによって最適励振周波数を決定し、前記可変周波
    数発振手段に対して最適励振周波数の励振信号を出力す
    るように指示する最適励振周波数決定手段とを有するこ
    とを特徴とする連続噴射型インクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記最適励振周波数決定手段が、M組の
    電流波形データについて、ジェット電流の最小値に対応
    する位相を抽出し、前記プローブパルスに対して前記励
    振信号が遅れる方向に位相を移動させながらジェット電
    流が極大値になる位相を抽出し、極大値になる位相と最
    小値に対応する位相との差が規定値より小さければ、さ
    らに前記プローブパルスに対して前記励振信号が遅れる
    方向に位相を移動させながらジェット電流が極小値にな
    る位相を抽出し、極小値になる位相が最小値に対応する
    位相に等しければ、ジェット電流の極大値と極小値との
    差を励振周波数におけるコントラストとして蓄積し、蓄
    積されたコントラストの中から最も大きいコントラスト
    を検索して、それに対応する励振周波数を最適励振周波
    数とする請求項1記載の連続噴射型インクジェット記録
    装置。
  3. 【請求項3】 加圧されたインクをノズルから連続噴流
    として吐出しノズルに装着された振動子の励振に同期し
    て連続噴流を均一な大きさのインク粒子に分裂させるn
    (2以上の整数)個のジェット形成手段と、インク粒子
    を選択的に帯電させるn個の帯電手段と、ジェット飛翔
    軸と直交する偏向電場によって帯電されたインク粒子を
    ジェット飛翔軸と直角方向に偏向させる偏向手段と、偏
    向された帯電インク粒子をカットし直進する非帯電イン
    ク粒子を通過させる分離手段とを備えた連続噴射型イン
    クジェット記録装置において、 前記n個の振動子を共通に励振する励振信号を出力する
    可変周波数発振手段と、 前記偏向手段による偏向電場をオン/オフするスイッチ
    手段と、 このスイッチ手段により偏向電場がオフされた状態で、
    前記可変周波数発振手段より出力される励振信号に同期
    してプローブパルスを発生するプローブパルス発生手段
    と、 前記励振信号と前記プローブパルスとの間の位相をシフ
    トさせるn個の位相シフト手段と、 前記プローブパルス発生手段により発生されたプローブ
    パルスにより帯電され前記分離手段を通過した帯電イン
    ク粒子を捕獲する導電性粒子キャッチャと、 この導電性粒子キャッチャにより捕獲された帯電インク
    粒子の帯電電荷を電流値として検出する電流検出手段
    と、 この電流検出手段により検出された電流値をデジタルデ
    ータに変換するA/D変換手段と、 前記n個のジェット形成手段について順番に、前記可変
    周波数発振手段に対して前記励振信号の励振周波数をM
    (正整数)段階に順次切り換えるように指示し、各段階
    の励振周波数で対応する位相シフト手段に対して前記励
    振信号と前記プローブパルスとの間の位相を2π/N
    (Nは正整数)ずつシフトするように指示し、各ジェッ
    ト形成手段について各段階で前記A/D変換手段により
    変換されたデジタルデータを位相順に並べたデータをジ
    ェット電流波形データとして蓄積し、蓄積されたn×M
    組のジェット電流波形データに基づいて各ジェット電流
    波形の特徴抽出を行うことによって最適励振周波数を決
    定し、前記可変周波数発振手段に対して最適励振周波数
    の励振信号を出力するように指示する最適励振周波数決
    定手段とを有することを特徴とする連続噴射型インクジ
    ェット記録装置。
  4. 【請求項4】 加圧されたインクをノズルから連続噴流
    として吐出しノズルに装着された振動子の励振に同期し
    て連続噴流を均一な大きさのインク粒子に分裂させるn
    (2以上の整数)個のジェット形成手段と、インク粒子
    を選択的に帯電させるn個の帯電手段と、ジェット飛翔
    軸と直交する直流電場によって帯電されたインク粒子を
    ジェット飛翔軸と直角方向に偏向させる偏向手段と、偏
    向された帯電インク粒子をカットし直進する非帯電イン
    ク粒子を通過させる分離手段とを備えた連続噴射型イン
    クジェット記録装置において、 前記n個の振動子を共通に励振する励振信号を出力する
    可変周波数発振手段と、 前記偏向手段による偏向電場をオン/オフするスイッチ
    手段と、 このスイッチ手段により偏向電場がオフされた状態で、
    前記可変周波数発振手段より出力される励振信号に同期
    してプローブパルスを発生するプローブパルス発生手段
    と、 前記励振信号と前記プローブパルスとの間の位相をシフ
    トさせるn個の位相シフト手段と、 前記プローブパルス発生手段により発生されたプローブ
    パルスにより帯電され前記分離手段を通過した帯電イン
    ク粒子を捕獲するn個の導電性粒子キャッチャと、 これらn個の導電性粒子キャッチャにより捕獲された帯
    電インク粒子の帯電電荷を電流値としてそれぞれ検出す
    るn個の電流検出手段と、 これらn個の電流検出手段により検出された電流値をデ
    ジタルデータにそれぞれ変換するn個のA/D変換手段
    と、 前記n個のジェット形成手段について同時に、前記可変
    周波数発振手段に対して前記励振信号の励振周波数をM
    (正整数)段階に順次切り換えるように指示し、各段階
    の励振周波数で対応する位相シフト手段に対して前記励
    振信号と前記プローブパルスとの間の位相を2π/N
    (Nは正整数)ずつシフトするように指示し、各ジェッ
    ト形成手段について各段階で前記A/D変換手段により
    変換されたデジタルデータを位相順に並べたデータをジ
    ェット電流波形データとして蓄積し、蓄積されたn×M
    組のジェット電流波形データに基づいて各ジェット電流
    波形の特徴抽出を行うことによって最適励振周波数を決
    定し、前記可変周波数発振手段に対して最適励振周波数
    の励振信号を出力するように指示する最適励振周波数決
    定手段とを有することを特徴とする連続噴射型インクジ
    ェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記最適励振周波数決定手段が、n×M
    組の電流波形データについて、ジェット電流の最小値に
    対応する位相を抽出し、前記プローブパルスに対して前
    記励振信号が遅れる方向に位相を移動させながらジェッ
    ト電流が極大値になる位相を抽出し、極大値になる位相
    と最小値に対応する位相との差が規定値より小さけれ
    ば、さらに前記プローブパルスに対して前記励振信号が
    遅れる方向に位相を移動させながらジェット電流が極小
    値になる位相を抽出し、極小値になる位相が最小値に対
    応する位相に等しければ、ジェット電流の極大値と極小
    値との差を励振周波数におけるコントラストとして蓄積
    し、蓄積されたコントラストの中から励振周波数が各ジ
    ェット形成手段で共通するコントラストについて各ジェ
    ット形成手段毎にコントラストの最小値を得、得られた
    コントラストの最小値の中から最も大きいコントラスト
    の最小値に対応する励振周波数を最適励振周波数とする
    請求項3または4記載の連続噴射型インクジェット記録
    装置。
  6. 【請求項6】 前記位相シフト手段が、前記プローブパ
    ルスの位相を固定し、前記励振信号の位相をシフトさせ
    る請求項1,3または4記載の連続噴射型インクジェッ
    ト記録装置。
  7. 【請求項7】 前記位相シフト手段が、前記励振信号の
    位相を固定し、前記プローブパルスの位相をシフトさせ
    る請求項1,3または4記載の連続噴射型インクジェッ
    ト記録装置。
  8. 【請求項8】 前記電流検出手段が、積分器を含む請求
    項1,3または4記載の連続噴射型インクジェット記録
    装置。
  9. 【請求項9】 加圧されたインクをノズルから連続噴流
    として吐出しノズルに装着された振動子の励振に同期し
    て連続噴流を均一な大きさのインク粒子に分裂させるジ
    ェット形成工程と、 前記振動子の励振信号に同期してプローブパルスを発生
    するプローブパルス発生工程と、 このプローブパルス発生工程で発生されたプローブパル
    スによって前記インク粒子を帯電する帯電工程と、 この帯電工程で帯電された帯電インク粒子の帯電電荷を
    電流値として検出する電流検出工程と、 この電流検出工程で検出された電流値をデジタルデータ
    に変換するA/D変換工程と、 前記励振信号の励振周波数をM(正整数)段階に順次切
    り換え、各段階の励振周波数で前記励振信号と前記プロ
    ーブパルスとの間の位相を2π/N(Nは正整数)ずつ
    シフトし、各段階で前記A/D変換工程で変換されたデ
    ジタルデータを位相順に並べたデータをジェット電流波
    形データとして蓄積し、蓄積されたM組のジェット電流
    波形データに基づいて各段階でのジェット電流波形の特
    徴抽出を行うことによって最適励振周波数を決定し、最
    適励振周波数の励振信号を出力させる最適励振周波数決
    定工程とを含むことを特徴とする最適励振周波数設定方
    法。
  10. 【請求項10】 前記最適励振周波数決定工程が、M組
    の電流波形データについて、ジェット電流の最小値に対
    応する位相を抽出し、前記プローブパルスに対して前記
    励振信号が遅れる方向に位相を移動させながらジェット
    電流が極大値になる位相を抽出し、極大値になる位相と
    最小値に対応する位相との差が規定値より小さければ、
    さらに前記プローブパルスに対して前記励振信号が遅れ
    る方向に位相を移動させながらジェット電流が極小値に
    なる位相を抽出し、極小値になる位相が最小値に対応す
    る位相に等しければ、ジェット電流の極大値と極小値と
    の差を励振周波数におけるコントラストとして蓄積し、
    蓄積されたコントラストの中から最も大きいコントラス
    トを検索して、それに対応する励振周波数を最適励振周
    波数とする請求項9記載の最適励振周波数設定方法。
  11. 【請求項11】 加圧されたインクをn(2以上の整
    数)本のノズルから連続噴流として吐出しノズルに装着
    された振動子の励振に同期して連続噴流を均一な大きさ
    のインク粒子に分裂させるジェット形成工程と、 前記振動子の励振信号に同期してプローブパルスを発生
    するプローブパルス発生工程と、 このプローブパルス発生工程で発生されたプローブパル
    スによって前記インク粒子を帯電する帯電工程と、 この帯電工程で帯電された帯電インク粒子の帯電電荷を
    電流値として検出する電流検出工程と、 この電流検出工程で検出された電流値をデジタルデータ
    に変換するA/D変換工程と、 前記n本のノズルについて順番に、前記励振信号の励振
    周波数をM(正整数)段階に順次切り換え、各段階の励
    振周波数で前記励振信号と前記プローブパルスとの間の
    位相を2π/N(Nは正整数)ずつシフトし、各ノズル
    について各段階で前記A/D変換工程で変換されたデジ
    タルデータを位相順に並べたデータをジェット電流波形
    データとして蓄積し、蓄積されたn×M組のジェット電
    流波形データに基づいて各段階でのジェット電流波形の
    特徴抽出を行うことによって最適励振周波数を決定し、
    最適励振周波数の励振信号を出力させる最適励振周波数
    決定工程とを含むことを特徴とする最適励振周波数設定
    方法。
  12. 【請求項12】 加圧されたインクをn(2以上の整
    数)本のノズルから連続噴流として吐出しノズルに装着
    された振動子の励振に同期して連続噴流を均一な大きさ
    のインク粒子に分裂させるジェット形成工程と、 前記振動子の励振信号に同期してプローブパルスを発生
    するプローブパルス発生工程と、 このプローブパルス発生工程で発生されたプローブパル
    スによって前記インク粒子を帯電する帯電工程と、 この帯電工程で帯電された帯電インク粒子の帯電電荷を
    電流値として検出する電流検出工程と、 この電流検出工程で検出された電流値をデジタルデータ
    に変換するA/D変換工程と、 前記n本のノズルについて同時に、前記励振信号の励振
    周波数をM(正整数)段階に順次切り換え、各段階の励
    振周波数で前記励振信号と前記プローブパルスとの間の
    位相を2π/N(Nは正整数)ずつシフトし、各ノズル
    について各段階で前記A/D変換工程で変換されたデジ
    タルデータを位相順に並べたデータをジェット電流波形
    データとして蓄積し、蓄積されたn×M組のジェット電
    流波形データに基づいて各段階でのジェット電流波形の
    特徴抽出を行うことによって最適励振周波数を決定し、
    最適励振周波数の励振信号を出力させる最適励振周波数
    決定工程とを含むことを特徴とする最適励振周波数設定
    方法。
  13. 【請求項13】 前記最適励振周波数決定工程が、n×
    M組の電流波形データについて、ジェット電流の最小値
    に対応する位相を抽出し、前記プローブパルスに対して
    前記励振信号が遅れる方向に位相を移動させながらジェ
    ット電流が極大値になる位相を抽出し、さらに前記プロ
    ーブパルスに対して前記励振信号が遅れる方向に位相を
    移動させながらジェット電流が極小値になる位相を抽出
    し、極小値になる位相が最小値に対応する位相に等しけ
    れば、ジェット電流の極大値と極小値との差を励振周波
    数におけるコントラストとして蓄積し、蓄積されたコン
    トラストの中から励振周波数が各ジェット形成手段で共
    通するコントラストについて各ジェット形成手段毎にコ
    ントラストの最小値を得、得られたコントラストの最小
    値の中から最も大きいコントラストの最小値に対応する
    励振周波数を最適励振周波数とする請求項11または1
    2記載の最適励振周波数設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011502821A (ja) * 2007-11-09 2011-01-27 ネーデルランデ オルガニサティー ヴール トゥーヘパストナツールウェテンスハペライク オンデルズーク テーエヌオー 液滴選択機構
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JP2021523032A (ja) * 2018-04-30 2021-09-02 プレジデント アンド フェローズ オブ ハーバード カレッジ 音響泳動印刷における音響泳動力の調節

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