JPH1016234A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH1016234A
JPH1016234A JP17362296A JP17362296A JPH1016234A JP H1016234 A JPH1016234 A JP H1016234A JP 17362296 A JP17362296 A JP 17362296A JP 17362296 A JP17362296 A JP 17362296A JP H1016234 A JPH1016234 A JP H1016234A
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JP
Japan
Prior art keywords
timing
ink
generation
printing
nozzle
Prior art date
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Pending
Application number
JP17362296A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Ikeda
明広 池田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH1016234A publication Critical patent/JPH1016234A/ja
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字状態の制約を受けないでインク粒子発生
タイミング情報を得る。 【解決手段】 印字ノズル15とは別に粒子化タイミン
グ検出用ノズル16を設け、この粒子化タイミング検出
用ノズルから噴出するインク粒子の発生タイミングを検
出して前記印字ヘッドの印字用ノズルから噴出するイン
ク粒子の発生タイミングを推定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドのノズ
ルから連続的に噴出するインク粒子を選択的に静電偏向
して被印字物に付着させて印字を行なう荷電偏向制御方
式のインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】荷電偏向制御方式のインクジェット記録
装置は、ノズルから一定周期で連続的に噴出するインク
粒子を帯電電極によって選択的に帯電させて偏向電極の
間を飛行させることにより飛行方向を静電偏向し、印字
に使用するインク粒子は被印字物に付着させ、印字に使
用しないインク粒子はインク回収用のガターに飛び込ま
せて回収する印字ヘッドを備える。この印字ヘッドは被
印字物を搬送するコンベアラインに向けて設置され、コ
ンベアラインによって搬送される被印字物がこの印字ヘ
ッドの前を通過するときに、文字信号によって帯電電極
の帯電電圧を制御することにより、印字に使用するイン
ク粒子が被印字物の所定の位置に付着するように偏向飛
行するような電荷を該インク粒子に与える。
【0003】インク粒子の帯電は、ノズルから噴出する
インクの先端部が帯電電極に印加された帯電電圧よって
帯電状態にあるときに分離して粒子化することにより実
現することから、インク粒子の帯電制御には、インク粒
子の発生タイミングと帯電電圧制御のタイミングが整合
していることが必要である。印字ヘッドは、高周波励振
電圧が印加されて振動する振動子によってノズルから噴
出するインクに振動子により振動を与えてインク粒子の
発生タイミングに規則性をもたせている。しかし、イン
クの物性が変化すると振動子の振動とインク粒子の発生
タイミングの相対関係(位相)が変化する。そして、イ
ンク粒子の発生タイミングと帯電電圧制御のタイミング
がずれて整合が乱れると、インク粒子に目的量の電荷を
与えることができなくなるために該インク粒子の偏向量
(飛行方向)がずれて目的位置に飛行させることができ
なくなり、被印字物に正しい印字を行なうことができな
くなる。
【0004】このために、印字を行なわない期間に、イ
ンク粒子がガターに飛び込む範囲を越えない程度の量の
電荷を該インク粒子に帯電させるインク粒子化タイミン
グ検出信号を帯電電極に印加して該インク粒子の帯電状
態を検出することにより、高周波励振電圧とインク粒子
の発生タイミングの相対関係を検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ノズル
から噴出するインク粒子を連続的に使用して切れ目なく
印字を行なうような印字状態が長く継続すると、インク
粒子の発生タイミングを検出する機会を作ることができ
なくなることから、帯電制御にずれが発生して印字乱れ
が発生する問題がある。
【0006】印字の合間にインク粒子発生タイミングの
検出を行なう荷電偏向制御型のインクジェット記録装置
は、前述したように、インク粒子を連続的に使用して切
れ目なく印字を行なうような印字状態が長く継続すると
帯電制御にずれが発生して印字乱れが発生する問題があ
ることから、印字内容に制約がある。即ち、高速で連続
印字する用途には不向きである。
【0007】従って、本発明の目的は、印字状態の制約
を受けないでインク粒子の発生タイミング情報を得るこ
とができるインクジェット記録装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、印字ヘッドの
印字用ノズルから噴出するインク粒子を帯電して偏向制
御するインクジェット記録装置において、前記印字ヘッ
ドとは別に粒子化タイミング検出用ノズルを備えた粒子
化タイミング検出ヘッドと、前記粒子化タイミング検出
用ノズルから噴出するインク粒子の発生タイミングを検
出して前記印字ヘッドの印字用ノズルから噴出するイン
ク粒子の発生タイミングを推定する手段を備え、高速印
字を継続したままで位相整合を実現するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態に係る
インクジェット記録装置を図面を用いて説明する。
【0010】図1において、1はインクジェット記録装
置の全体を制御するMPU(マイクロプロセッシングユ
ニット)、2はインクジェット記録装置内で一時的にデ
ータを記憶しておくRAM(ランダムアクセスメモ
リ)、3は制御用ソフトウェアおよびデータを記憶する
ROM(リードオンリーメモリ)、4は入力されたデー
タや印字内容等を表示する表示装置、5はパネルインタ
ーフェース、6は各種の設定値を入力するキーを備える
パネル、7は印字内容等を記憶しておくバッテリーバッ
クアップRAM(ランダムアクセスメモリ)、8はイン
クジェット記録装置の印字に関する全般的な制御を行な
う印字制御回路、9は被印字物が印字ヘッドの前方を通
過するのを検出する被印字物検出回路、10は印字内容
を文字信号(帯電電圧)に変換して出力する文字信号発
生回路、11は同期信号に所定の位相で同期したインク
粒子化タイミング検出用信号を発生する粒子化検出信号
発生回路、12は同期信号に対するインク粒子化タイミ
ングを検出するインク粒子検出回路、13は後述する印
字用ノズル15および粒子化タイミング検出用ノズル1
6に実装された振動子(図示せず)に供給する共通の高
周波励振電圧を同期信号に同期して発生する高周波電圧
発生器であり、これらはバスライン14によって結ばれ
ている。
【0011】15は振動子に励振されて印字を行なうた
めのインク粒子を噴出する印字用ノズル、16は振動子
に励振されてインク粒子化タイミング検出のためのイン
ク粒子を噴出する粒子化タイミング検出用ノズルであ
る。この両ノズル15,16はインク粒子噴出特性の近
似したものが使用され、共通の高周波励振電圧で付勢さ
れる振動子の振動に同期したタイミングで該ノズル1
5,16から噴出する各インクがそれぞれインク粒子に
分離するので、各インク粒子の発生タイミングは同期信
号に同期したものとなる。
【0012】17は印字用ノズル15から噴出するイン
ク粒子を帯電するための印字用帯電電極、18は印字用
帯電電極17により帯電されて飛行するインク粒子を偏
向する偏向電極、19は印字用ノズル15から噴出して
インク粒子化タイミング検出信号により帯電されて飛行
するインク粒子の帯電量を検出するためのインク粒子検
出センサ、20は印字用ノズル15から噴出して印字に
使用されなかったインク粒子を回収するガターであり、
これらによって印字ヘッドが構成される。
【0013】21は粒子化タイミング検出用ノズル16
から噴出するインク粒子を帯電するためのタイミング検
出用帯電電極、22は粒子化タイミング検出用ノズル1
6から噴出してインク粒子化タイミング検出信号により
帯電されて飛行するインク粒子の帯電量を検出するため
のインク粒子検出センサ、23は粒子化タイミング検出
用ノズル16から噴出したインク粒子を回収するガター
であり、これらによって粒子化タイミング検出ヘッドが
構成すされる。
【0014】24はガター20,23で回収したインク
およびインク容器(図示せず)のインクを前記印字用ノ
ズル15と粒子化タイミング検出用ノズル16へ並列に
供給するポンプである。
【0015】25は被印字物26を前記印字ヘッドの前
方を横切るように搬送するコンベアライン、27は被印
字物26が印字ヘッドの前方を通過するのを検出する被
印字物センサである。
【0016】MPU1は、印字用帯電電極17に供給す
るインク粒子化タイミング検出信号を印字準備期間中お
よび非印字期間中に発生し、タイミング検出用帯電電極
21に供給するインク粒子化タイミング検出信号を常に
発生するように粒子化検出信号発生回路11を制御す
る。そして、このインク粒子化タイミング検出信号によ
って帯電されたインク粒子の帯電量に基づいて印字用ノ
ズル15から噴出するインク粒子と粒子化タイミング検
出用ノズル16から噴出するインク粒子の発生タイミン
グを検出するようにインク粒子検出回路12を制御す
る。
【0017】印字用ノズル15から噴出されるインクは
印字用帯電電極17の間を通過するときにインク粒子化
タイミング検出信号により帯電されながら粒子化して帯
電したインク粒子となって飛行し、ガター20に飛び込
んで回収される。インク粒子検出回路12は、インク粒
子検出センサ19から出力される帯電量検出信号に基づ
いて同期信号に対する印字用インク粒子の発生タイミン
グを検出する。また、粒子化タイミング検出用ノズル1
6から噴出されるインクは印字用帯電電極21の間を通
過するときにインク粒子化タイミング検出信号により帯
電されながら粒子化して帯電したインク粒子となって飛
行し、ガター23に飛び込んで回収される。インク粒子
検出回路12は、インク粒子検出センサ21から出力さ
れる帯電量検出信号に基づいて同期信号に対するタイミ
ング検出用インク粒子の発生タイミングを検出する。そ
して、MPU1は、この印字用インク粒子の発生タイミ
ングとタイミング検出用インク粒子の発生タイミングと
同期信号の位相差を把握して相対位相情報として保持す
る。
【0018】コンベアライン25によって搬送される被
印字物26を被印字物センサ27が検出し、被印字物検
出回路9が被印字物検出信号を発生すると、MPU1
は、印字ヘッドに対するインク粒子化タイミング検出用
信号の供給を停止するように粒子化検出信号発生回路1
1を制御すると共にバッテリーバックアップRAM7に
記憶している印字内容をインク粒子発生タイミングで文
字信号発生回路10に転送するように印字制御回路8に
指令し、更に、インク粒子発生タイミングに整合する位
相で文字信号(帯電電圧)を発生するように文字信号発
生回路10を制御する。
【0019】文字信号発生回路10は、転送された印字
内容をインク粒子発生タイミング(同期信号に対する所
定の位相差)で文字信号に変換して印字用帯電電極17
に供給してインク粒子を帯電し、被印字物26に印字す
る。
【0020】粒子化検出信号発生回路11は、粒子化タ
イミング検出ヘッドのタイミング検出用帯電電極21に
供給するインク粒子化タイミング検出信号を継続的に発
生して該タイミング検出用帯電電極21に印加し、粒子
化タイミング検出用ノズル16から発生するインク粒子
を帯電する。そして、インク粒子検出回路12は、イン
ク粒子検出センサ22から得られる検出信号に基づいて
インク粒子発生タイミングを継続的に検出する。
【0021】MPU1は、インク粒子検出回路12か
ら、随時、粒子化タイミング検出用ノズル16から発生
するタイミング検出用インク粒子の発生タイミング情報
を取得し、先に把握したタイミング検出用インク粒子の
発生タイミングと印字用インク粒子の発生タイミングと
の相対位相情報を参照して印字用ノズル15から噴出す
るインク粒子の発生タイミングを推定し、文字信号発生
位相を制御する。従って、印字内容が継続して印字用ノ
ズル15から発生するインク粒子の発生位相を検出する
機会が得られない印字状態においても、インク粒子発生
タイミング情報を得て安定した印字制御を継続すること
ができる。
【0022】そして、CPU1は、印字が途切れたたと
きに、再び、印字用帯電電極17に供給するインク粒子
化タイミング検出信号を発生するように粒子化検出信号
発生回路11を制御し、印字用ノズル15から噴出する
インク粒子の発生タイミングを検出するようにインク粒
子検出回路12を制御することにより、印字用インク粒
子の発生タイミングとタイミング検出用インク粒子の発
生タイミングと同期信号の新しい位相差を把握して相対
位相情報を更新する。
【0023】なお、印字ヘッドと粒子化タイミング検出
ヘッドのインク粒子発生タイミングが常に一定の関係に
ある場合には、予め前記相対位相情報を設定しておくこ
とにより、印字ヘッドのインク粒子発生タイミングを検
出する手段は不要である。
【0024】
【発明の効果】本発明は、印字中に印字用ノズルから発
生するインク粒子を使用することなくインク粒子の発生
タイミング情報を得ることができるので、高速で連続し
て印字することができるインクジェット記録装置を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるインクジェット記録装置の一実施
形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
15 印字用ノズル 16 粒子化タイミング検出用ノズル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドの印字用ノズルから噴出する
    インク粒子を帯電して偏向制御するインクジェット記録
    装置において、 前記印字ヘッドとは別に粒子化タイミング検出用ノズル
    を備えた粒子化タイミング検出ヘッドと、 前記粒子化タイミング検出用ノズルから噴出するインク
    粒子の発生タイミングを検出して前記印字ヘッドの印字
    用ノズルから噴出するインク粒子の発生タイミングを推
    定する手段と、を備えたことを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  2. 【請求項2】 前記印字用ノズルと前記粒子化タイミン
    グ検出用ノズルには並列にインクを供給することを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記印字用ノズルと前記粒子化タイミン
    グ検出用ノズルは共通の高周波励振電圧で励振される振
    動子を備えたことを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記印字ヘッドによる印字と前記粒子化
    タイミング検出ヘッドによるインク粒子発生タイミング
    検出を同時に実行することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録装置。
JP17362296A 1996-07-03 1996-07-03 インクジェット記録装置 Pending JPH1016234A (ja)

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JP17362296A JPH1016234A (ja) 1996-07-03 1996-07-03 インクジェット記録装置

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JPH1016234A true JPH1016234A (ja) 1998-01-20

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