JPH08257821A - ルーター加工用刃物 - Google Patents

ルーター加工用刃物

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Publication number
JPH08257821A
JPH08257821A JP9619895A JP9619895A JPH08257821A JP H08257821 A JPH08257821 A JP H08257821A JP 9619895 A JP9619895 A JP 9619895A JP 9619895 A JP9619895 A JP 9619895A JP H08257821 A JPH08257821 A JP H08257821A
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JP
Japan
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blade
router processing
shank
router
connecting portion
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Pending
Application number
JP9619895A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiji Nagaya
不三二 長屋
Takashi Tagaki
隆司 田垣
Suekuni Kobayashi
末呉 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Union Tool Co
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Union Tool Co
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Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd, Union Tool Co filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP9619895A priority Critical patent/JPH08257821A/ja
Publication of JPH08257821A publication Critical patent/JPH08257821A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/009Stepped drills
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers
    • H05K3/0044Mechanical working of the substrate, e.g. drilling or punching

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 折損がなく,ルーター加工の生産性を向上す
ることができるルーター加工用刃物を提供すること。 【構成】 シャンク10と,先端に設けたルーター加工
用の刃部11と,両者間を連結する連結部12とを一体
形成してなる。上記刃部11及び連結部12は,軸芯方
向と直角方向の断面が半円状であり,上記連結部12
は,上記刃部11からシャンク10へ向かうにしたがっ
て外方へ向かう複数のテーパ部121,122,123
を有し,段階的にその直径が大きくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,一枚刃のルーター加工
用刃物に関する。
【0002】
【従来技術】プリント配線板の基板となる銅張り積層板
について,ルーター加工を行う際には(後述の図8,図
9参照),従来,銅箔のバリ発生を防止するため,図1
0,図11に示す,一枚刃のルーター加工用刃物9を使
用する。即ち,図10,図11に示すごとく,上記ルー
ター加工用刃物9は,シャンク90と,先端に設けたル
ーター加工用の刃部91とを,超硬合金により一体形成
することにより構成してある。
【0003】上記シャンク90は,断面が円状で,ルー
ター加工機の回転シャフトに固定される部分である。上
記シャンク90と上記刃部91との間には,弧状連続面
930を設けた弧状中間部93が設けてある。なお,上
記シャンク90と上記弧状中間部93との間,及び上記
弧状中間部93と上記刃部91との間には,それぞれテ
ーパ部901,931が設けてある。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来のル
ーター加工用刃物9は,細かい部分を加工するために,
刃部91の径を細くした場合,以下の問題が生じる。即
ち,上記刃部91の径が上記シャンク90の径の1/2
以下である場合には,刃部91の剛性が不十分であるた
め,ルーター加工中に,90〜100%の頻度で刃部9
1がその付け根部分において折れてしまう。
【0005】従って,上記ルーター加工を行う場合に
は,例えば,銅張り積層板の重ね枚数を減らしたり,ル
ーター加工における,ルーター加工用刃物9の送り速度
(ルーター加工用刃物9の進み具合)を遅くすること等
により,刃部91の折れを防いでいた。しかし,上述の
ごとき方法では,生産性の低下や加工費用の増加を招く
おそれがあり,好ましくない。
【0006】本発明は,かかる問題点に鑑み,折損がな
く,ルーター加工の生産性を向上することができるルー
ター加工用刃物を提供しようとするものである。
【0007】
【課題の解決手段】本発明は,シャンクと,先端に設け
たルーター加工用の刃部と,両者間を連結する連結部と
を一体形成してなり,上記刃部及び連結部は,軸芯方向
と直角方向の断面が半円状であり,上記連結部は,上記
刃部からシャンクへ向かうにしたがって外方へ向かう複
数のテーパ部を有し,かつ段階的にその直径が大きくな
っていることを特徴とするルーター加工用刃物にある。
【0008】本発明において最も注目すべきことは,上
記ルーター加工用刃物が,刃部からシャンクへ向かうに
したがって外方へ向かう複数のテーパ部を有し,段階的
にその直径が大きくなっていることにある。
【0009】次に,上記連結部の長さLは,刃部の長さ
Mに対して1.5〜3倍であることが好ましい。上記L
がMの1.5倍未満である場合には,複数テーパ部の確
保が困難であるおそれがある。一方,上記LがMの3倍
を越える場合には,細径の連結部の長さが長くなること
により,強度不足となるおそれがある。
【0010】上記半円状の連結部と上記シャンクとの間
には,弧状連続面を設けた弧状中間部を有することが好
ましい(図1参照)。これにより,応力の集中を分散す
ることができる。
【0011】
【作用及び効果】本発明のルーター加工用刃物は,特に
プリント配線板用の銅張り積層板のルーター加工にその
効果を発揮する。即ち,上記銅張り積層板は,その内部
にガラスエポキシ樹脂等よりなる絶縁製の基板と,その
表面に貼着した9〜35μmの銅箔とよりなる。銅は伸
びがあるため,ルーター加工時に高速回転する刃部に若
干まつわりつき,刃物の回転を遅らせ,刃部にねじりを
生じさせる。
【0012】一方,刃部はルーター加工のために横方向
へ進行していく。そのため,上記ねじりと進行によっ
て,刃部に歪みが生じ,折損しやすい。しかし,本発明
のルーター加工用刃物には,複数のテーパ部が設けてあ
り,このテーパ部が上記刃部にかかる力を分散するた
め,刃部の折損が生じない。
【0013】上記のごとく,本発明によれば,折損がな
く,ルーター加工の生産性を向上することができるルー
ター加工用刃物を提供することができる。
【0014】
【実施例】
実施例1 本発明の実施例にかかるルーター加工用刃物につき,図
1〜図7を用いて説明する。図1及び図2に示すごと
く,本例のルーター加工用刃物1は,シャンク10と,
先端に設けたルーター加工用の刃部11と,両者間を連
結する連結部12とを一体形成してある。また,上記刃
部11及び連結部12は,軸芯方向と直角方向の断面が
半円状である。
【0015】図6,図7に示すごとく,上記連結部12
は,上記刃部11からシャンク10へ向かうにしたがっ
て外方へ向かう3つのテーパ部121,122,123
を有し,図3〜図5に示すごとく,段階的にその直径が
大きくなっている。
【0016】上記刃部11は,断面が半円状であり,長
さMが4mm,直径が1.0mmである。上記連結部1
2の長さLは7mmである。そして,上記連結部12に
おける第一段階のテーパ部121の上端は,刃部11と
隣接して設けてある。また,第二段階のテーパ部122
の上端は,上記刃部11の先端から,6mmのところに
設けてある。また,上記テーパ部123の上端は,刃部
11の先端から,9mmのところに設けてある。
【0017】また,上記連結部12は,上部分125,
中部分126,下部分127の3段階よりなり,その直
径が段階的に大きくなっている。即ち,図3に示す上部
分125の直径が1.5mm,図4に示す中部分126
の直径が2.0mm,図5に示す下部分127の直径が
2.5mmである。
【0018】そして,図7に示すごとく,上記半円状の
連結部12における下部分127とシャンク10との間
には,弧状連続面130を設けた弧状中間部13が設け
てある。上記弧状連続面130は,断面半円状の連結部
12の下端と断面円状のシャンク10の上部に形成した
断面円状のシャンク上部135との間を滑らかに結合し
ている。なお,上記シャンク上部135とシャンク10
との間にはテーパ部101が設けてある。
【0019】次に,本例における作用効果につき説明す
る。本例のルーター加工用刃物においては,3つのテー
パ部121,122,123が,連結部12に設けてあ
り,このテーパ部121,122,123が刃部11に
かかる力を分散する。そのため,ルーター加工時に,刃
部11に大きな負荷がかかっても,刃部11の折損が生
じない。
【0020】また,上記半円状の連結部12と上記シャ
ンク10との間には,弧状連続面を設けた弧状中間部1
3が設けてある。そのために,連結部12とテーパ部1
21,122,123,101との各接点及び連結部1
2とシャンク10との接点に発生する応力を分散させる
ことができ,各接点での折損を防ぐことができる。
【0021】従って,本例によれば,折損がなく,ルー
ター加工の生産性を向上することができるルーター加工
用刃物を提供することができる。
【0022】実施例2 本例は,図8,図9に示すごとく,本発明にかかるルー
ター加工用刃物及び比較例を用いたルーター加工を行
い,これらのルーター加工用刃物における折損発生率に
ついて調べた。まず,本発明にかかるルーター加工用刃
物としては,実施例1に示すルーター加工用刃物を用い
た。
【0023】また,比較例として用いるルーター加工用
刃物としては,図10,図11に示すルーター加工用刃
物9を用いた。なお,上記ルーター加工用刃物9は,刃
部91の長さが4mm,刃部91の先端より,テーパ部
901の上端までの長さが6mm,刃部91の直径が
1.5mm,またシャンク90の直径が3.175mm
である。また,本例及び比較例のルーター加工用刃物
は,共に,超硬合金より成形されている。
【0024】上記折損発生率は,これらのルーター加工
用刃物を,それぞれザグリルーター機NCに取り付け,
図9に示すごとく,捨て板29の上に積層配置した,銅
張り積層板2に対し,ルーター加工を行うことにより調
べた。
【0025】上記銅張り積層板2は,図8に示すごと
く,厚さ0.2mmのガラスエポキシ基板22の両面
に,厚さ18μmの銅箔21をそれぞれ貼着した基板2
0を,図9に示すごとく,4枚重ねすることにより形成
されている。そして,上記ルーター加工では,上記銅張
り積層板2に対し,大きさが,幅1.0mm,長さ30
mmである貫通穴を形成する。また,この時の加工は,
ルーター加工用刃物の回転数が3万回/分,送りが80
0mm/分,加工距離が10mの条件で行った。
【0026】上記試験の結果,本発明にかかる,ルータ
ー加工用刃物での折損発生率は5%であった。しかし,
比較例のルーター加工用刃物での折損発生率は100%
であった。このように,本発明にかかるルーター加工用
刃物は折損がなく,ルーター加工の生産性を向上するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,ルーター加工用刃物の側面
図。
【図2】実施例1における,ルーター加工用刃物の平面
図。
【図3】図1における,A−A矢視断面図。
【図4】図1における,B−B矢視断面図。
【図5】図1における,C−C矢視断面図。
【図6】実施例1における,ルーター加工用刃物の要部
斜視図。
【図7】実施例1における,ルーター加工用刃物の要部
斜視図。
【図8】実施例2における,銅張り積層板の部分説明
図。
【図9】実施例2における,ルーター加工の説明図。
【図10】従来例における,ルーター加工用刃物の側面
図。
【図11】従来例における,ルーター加工用刃物の平面
図。
【符号の説明】
1...ルーター加工用刃物, 10...シャンク, 11...刃部, 12...連結部, 121,122,123...テーパ部, 13...弧状中間部, 130...弧状連続面,
フロントページの続き (72)発明者 小林 末呉 新潟県長岡市摂田屋町字外川2706−6 ユ ニオンツール株式会社長岡工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャンクと,先端に設けたルーター加工
    用の刃部と,両者間を連結する連結部とを一体形成して
    なり,上記刃部及び連結部は,軸芯方向と直角方向の断
    面が半円状であり,上記連結部は,上記刃部からシャン
    クへ向かうにしたがって外方へ向かう複数のテーパ部を
    有し,かつ段階的にその直径が大きくなっていることを
    特徴とするルーター加工用刃物。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記半円状の連結部
    の長さLは,刃部の長さMに対して1.5〜3倍である
    ことを特徴とするルーター加工用刃物。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において,上記半円状の
    連結部と上記シャンクとの間には,弧状連続面を設けた
    弧状中間部を有することを特徴とするルーター加工用刃
    物。
JP9619895A 1995-03-28 1995-03-28 ルーター加工用刃物 Pending JPH08257821A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100526010B1 (ko) * 2002-10-17 2005-11-08 주식회사 광신기업 합성수지재 명판 가공용 절삭공구
JP2007319993A (ja) * 2006-06-01 2007-12-13 Mitsui Kokuin:Kk エンドミル

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KR100526010B1 (ko) * 2002-10-17 2005-11-08 주식회사 광신기업 합성수지재 명판 가공용 절삭공구
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