JPH08257296A - 衣類乾燥機 - Google Patents
衣類乾燥機Info
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- JPH08257296A JPH08257296A JP7068282A JP6828295A JPH08257296A JP H08257296 A JPH08257296 A JP H08257296A JP 7068282 A JP7068282 A JP 7068282A JP 6828295 A JP6828295 A JP 6828295A JP H08257296 A JPH08257296 A JP H08257296A
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- Japan
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- temperature
- heater
- air
- fan
- drum
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルト切れを判別し、異常警報を発報する衣
類乾燥機の提供。 【構成】 スタートスイッチの状態を監視し(S1)、オン
状態か否かを判定し(S2)、YES の場合タイマを零に設定
し(S3)、乾燥制御を行なう(S4)。ヒータ15の直前に配置
した温度センサ16b が検出した温度が60℃を超えたか否
かを判定し(S5)、YES の場合タイマをスタートし(S9)、
タイマ値が１分であるか否かを判定し(S10) 、YES であ
る場合ベルト切れと判別し乾燥制御を停止し(S11) 、異
常警報を発報する(S12) 。 【効果】 衣類乾燥機のヒータ周辺部が異常過熱せず、
ベルトを取替えて再使用できる。
類乾燥機の提供。 【構成】 スタートスイッチの状態を監視し(S1)、オン
状態か否かを判定し(S2)、YES の場合タイマを零に設定
し(S3)、乾燥制御を行なう(S4)。ヒータ15の直前に配置
した温度センサ16b が検出した温度が60℃を超えたか否
かを判定し(S5)、YES の場合タイマをスタートし(S9)、
タイマ値が１分であるか否かを判定し(S10) 、YES であ
る場合ベルト切れと判別し乾燥制御を停止し(S11) 、異
常警報を発報する(S12) 。 【効果】 衣類乾燥機のヒータ周辺部が異常過熱せず、
ベルトを取替えて再使用できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は衣類乾燥機に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の衣類乾燥機の縦断面図であ
る。図において14はモータであって、モータ14の回転に
よりプーリ11a 及びファンプーリ12a が回転する。プー
リ11aはＶベルト11b を介してドラム７を回転させる。
アイドラプーリ11c はＶベルト11b に張力を加えてい
る。ファンプーリ12a は丸ベルト12b を介して熱交換型
の両面ファン８を回転させる。両面ファン８が回転した
場合、ヒータ15で加熱された熱風が、シリンダカバー7c
の通気孔7dよりドラム７の内部へ入り、衣類に含まれて
いる水分を吸収し、乾燥させて高温多湿の空気となり、
フィルタカバー10a、リントフィルタ10d 、区画壁２を
通過して両面ファン８と接触し、循環ダクト６を通り再
びヒータ15で加熱される。
る。図において14はモータであって、モータ14の回転に
よりプーリ11a 及びファンプーリ12a が回転する。プー
リ11aはＶベルト11b を介してドラム７を回転させる。
アイドラプーリ11c はＶベルト11b に張力を加えてい
る。ファンプーリ12a は丸ベルト12b を介して熱交換型
の両面ファン８を回転させる。両面ファン８が回転した
場合、ヒータ15で加熱された熱風が、シリンダカバー7c
の通気孔7dよりドラム７の内部へ入り、衣類に含まれて
いる水分を吸収し、乾燥させて高温多湿の空気となり、
フィルタカバー10a、リントフィルタ10d 、区画壁２を
通過して両面ファン８と接触し、循環ダクト６を通り再
びヒータ15で加熱される。
【０００３】また、両面ファン８が回転することにより
フレームの後部壁1rの通気孔1bより機内へ吸い込まれた
外部の空気が両面ファン８の片面を冷却し、フレームの
後部壁1rの排気孔1eから機外へ排気される。そして両面
ファン８の他の片面に接触している高温多湿の空気が冷
却される。高温多湿の空気に含まれていた水蒸気は凝縮
して水滴となり、両面ファン８により振り飛ばされてダ
クト６の排水口6aより機外へ排水される。
フレームの後部壁1rの通気孔1bより機内へ吸い込まれた
外部の空気が両面ファン８の片面を冷却し、フレームの
後部壁1rの排気孔1eから機外へ排気される。そして両面
ファン８の他の片面に接触している高温多湿の空気が冷
却される。高温多湿の空気に含まれていた水蒸気は凝縮
して水滴となり、両面ファン８により振り飛ばされてダ
クト６の排水口6aより機外へ排水される。
【０００４】温度センサ16a はドラム７から排出された
空気の温度を測定する感熱素子である。乾燥を開始した
場合、この温度は上昇し、衣類の水分が吸収されること
によりこの温度はほぼ一定に推移し、衣類が乾燥するこ
とによりこの温度は再び上昇する。図示しないマイクロ
コンピュータは温度センサ21が感知する温度に基づいて
衣類が乾燥したか否かを判定する。
空気の温度を測定する感熱素子である。乾燥を開始した
場合、この温度は上昇し、衣類の水分が吸収されること
によりこの温度はほぼ一定に推移し、衣類が乾燥するこ
とによりこの温度は再び上昇する。図示しないマイクロ
コンピュータは温度センサ21が感知する温度に基づいて
衣類が乾燥したか否かを判定する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の衣類
乾燥機はモータ14の回転をファンプーリ12a 及び丸ベル
ト12b を介して両面ファン８へ伝達していた。従って丸
ベルト12b が切断した場合、両面ファン８は回転せず、
熱風は送風されず、衣類の乾燥は行われず、ヒータ15及
びその周辺部が異常に過熱するという問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであって、水分を取り除かれ冷却された空気がヒータ
15の吸風側を通過する時点の温度を検出し、これが所定
時間継続して所定温度を超えた場合、ベルト切れと判別
し異常警報を発報する衣類乾燥機を提供することを目的
とする。
乾燥機はモータ14の回転をファンプーリ12a 及び丸ベル
ト12b を介して両面ファン８へ伝達していた。従って丸
ベルト12b が切断した場合、両面ファン８は回転せず、
熱風は送風されず、衣類の乾燥は行われず、ヒータ15及
びその周辺部が異常に過熱するという問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
のであって、水分を取り除かれ冷却された空気がヒータ
15の吸風側を通過する時点の温度を検出し、これが所定
時間継続して所定温度を超えた場合、ベルト切れと判別
し異常警報を発報する衣類乾燥機を提供することを目的
とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明に係る衣類乾燥機
は、ベルトで駆動するファンにより吸風してヒータで過
熱した熱風で衣類を乾燥する衣類乾燥機において、前記
ヒータの吸風側に配置した温度センサと、該温度センサ
の感知温度が所定時間継続して所定温度を超えたことを
検出する手段とを備え、該手段による検出結果に応じて
前記ベルトの切断の有無を判別すべくなしてあることを
特徴とする。
は、ベルトで駆動するファンにより吸風してヒータで過
熱した熱風で衣類を乾燥する衣類乾燥機において、前記
ヒータの吸風側に配置した温度センサと、該温度センサ
の感知温度が所定時間継続して所定温度を超えたことを
検出する手段とを備え、該手段による検出結果に応じて
前記ベルトの切断の有無を判別すべくなしてあることを
特徴とする。
【０００７】
【作用】ファンを駆動するベルトが切断した場合、吸風
は停止し、ヒータは加熱を継続する。それ故、ヒータの
吸風側近傍の温度は乾燥中の温度より急上昇する。温度
センサはヒータの吸風側にあって、この急上昇する温度
を感知し、感知した温度が所定温度を超えたことを検出
した場合、ファンを駆動するベルトが切断したと判断し
乾燥制御を停止し異常警報を発報する。ヒータの吸風側
は、吸風中の場合、冷却された空気温度により低温であ
り、吸風が停止した場合ヒータの放射熱により高温とな
る。それ故、ヒータの吸風側に配置した温度センサは吸
風中であるか否かを確実に検出する。
は停止し、ヒータは加熱を継続する。それ故、ヒータの
吸風側近傍の温度は乾燥中の温度より急上昇する。温度
センサはヒータの吸風側にあって、この急上昇する温度
を感知し、感知した温度が所定温度を超えたことを検出
した場合、ファンを駆動するベルトが切断したと判断し
乾燥制御を停止し異常警報を発報する。ヒータの吸風側
は、吸風中の場合、冷却された空気温度により低温であ
り、吸風が停止した場合ヒータの放射熱により高温とな
る。それ故、ヒータの吸風側に配置した温度センサは吸
風中であるか否かを確実に検出する。
【０００８】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づき
具体的に説明する。図１は本発明に係る衣類乾燥機の縦
断面図である。図において１は直方体形のケーシングで
あり、その内部は区画壁２, ３によって前部のドラム室
４、後部のファン収納室５及び下部の循環ダクト室６に
区分されている。ドラム室４の内部に有底円筒形のドラ
ム７がその両底部側板が前後に位置するよう配設され、
ファン収納室５の内部に熱交換型の両面ファン８がその
中心軸をドラム７の中心軸と等しくなるよう配設されて
いる。
具体的に説明する。図１は本発明に係る衣類乾燥機の縦
断面図である。図において１は直方体形のケーシングで
あり、その内部は区画壁２, ３によって前部のドラム室
４、後部のファン収納室５及び下部の循環ダクト室６に
区分されている。ドラム室４の内部に有底円筒形のドラ
ム７がその両底部側板が前後に位置するよう配設され、
ファン収納室５の内部に熱交換型の両面ファン８がその
中心軸をドラム７の中心軸と等しくなるよう配設されて
いる。
【０００９】ケーシング１の前部壁1f及びドラム７の前
部にある底部側板には、ドラム７の中心軸を中心として
円形状の衣類投入口7bが開口し、ケーシング１の開口部
に合わせて円環状のシリンダカバー7cが当接されてお
り、これがドラム７を回転自在に支承している。このシ
リンダカバー7cに衣類等の挿脱口1aが嵌合され、ドラム
の内部と外部とを気密状態に連通している。そしてこの
開口部にドア13が開閉自在となるよう設けられている。
部にある底部側板には、ドラム７の中心軸を中心として
円形状の衣類投入口7bが開口し、ケーシング１の開口部
に合わせて円環状のシリンダカバー7cが当接されてお
り、これがドラム７を回転自在に支承している。このシ
リンダカバー7cに衣類等の挿脱口1aが嵌合され、ドラム
の内部と外部とを気密状態に連通している。そしてこの
開口部にドア13が開閉自在となるよう設けられている。
【００１０】そしてドラム７の後部にある底部側板には
円形の通風口が開口しており、その開口部に集塵用のフ
ィルタ部10が嵌合され、これがケーシング１の後部壁1r
と区画壁２とに渡して設けた支軸９に支承されている。
支軸９はドラムの中心軸と等しく両面ファン８を回転自
在に支承している。集塵用のフィルタ部10は、複数の穴
10c を設けてある２枚のフィルタカバー10a,10b の間に
リントフィルタ10d を挟み込んで構成されている。
円形の通風口が開口しており、その開口部に集塵用のフ
ィルタ部10が嵌合され、これがケーシング１の後部壁1r
と区画壁２とに渡して設けた支軸９に支承されている。
支軸９はドラムの中心軸と等しく両面ファン８を回転自
在に支承している。集塵用のフィルタ部10は、複数の穴
10c を設けてある２枚のフィルタカバー10a,10b の間に
リントフィルタ10d を挟み込んで構成されている。
【００１１】本体の底部にモータ14が設けられ、その出
力軸の前部11に設けたプーリ11a とドラム７の胴部周壁
との間にＶベルト11b を巻き掛けてあり、その出力軸の
後部12に設けたプーリ12a と両面ファン８のプーリ8aと
の間に丸ベルト12b を巻き掛けてある。
力軸の前部11に設けたプーリ11a とドラム７の胴部周壁
との間にＶベルト11b を巻き掛けてあり、その出力軸の
後部12に設けたプーリ12a と両面ファン８のプーリ8aと
の間に丸ベルト12b を巻き掛けてある。
【００１２】一方、両面ファン８はファン収納室５の内
部をドラム７と対向する側とケーシング１の後部壁1rと
対向する側とに区分する態様で配設されている。そして
ファン収納室５に面する区画壁２には通気孔2aが開口
し、ケーシング１の後部壁1rには吸気孔1bが開口してい
る。両面ファン８と区画壁２との間の空間は循環ダクト
６に連通し、ケーシング１の底部壁から前部壁を経て挿
脱口1aの下側のシリンダカバー7cに穿った通気孔7dに連
通している。また両面ファン８と後部壁1rとの間の空間
は後部壁1rの底部に設けられた排気孔1eに連通してい
る。そして循環ダクト６の内部において通気孔7dに近い
部分にヒータ15が備えられている。ヒータ15は電気又は
ガスで空気を加熱する。
部をドラム７と対向する側とケーシング１の後部壁1rと
対向する側とに区分する態様で配設されている。そして
ファン収納室５に面する区画壁２には通気孔2aが開口
し、ケーシング１の後部壁1rには吸気孔1bが開口してい
る。両面ファン８と区画壁２との間の空間は循環ダクト
６に連通し、ケーシング１の底部壁から前部壁を経て挿
脱口1aの下側のシリンダカバー7cに穿った通気孔7dに連
通している。また両面ファン８と後部壁1rとの間の空間
は後部壁1rの底部に設けられた排気孔1eに連通してい
る。そして循環ダクト６の内部において通気孔7dに近い
部分にヒータ15が備えられている。ヒータ15は電気又は
ガスで空気を加熱する。
【００１３】モータ14の回転によりドラム７及び両面フ
ァン８が夫々回転駆動された場合、ヒータ15で加熱され
た熱風が通気孔7dよりドラム７の内部へ吸風され、衣類
に含まれている水分を吸収し乾燥させて多湿の空気とな
り、フィルタ部10、通気孔2aを通過してファン収納室５
の内部に吸込まれ、両面ファン８と接触して冷却され、
下方へ流れて循環ダクト６を通り再びヒータ15で加熱さ
れる。また後部壁1rの吸気孔1bから外部の空気がファン
収納室５の内部に吸引され、両面ファン８の片面を冷却
し、下方へ流れて排気孔1eから外部に排出される。
ァン８が夫々回転駆動された場合、ヒータ15で加熱され
た熱風が通気孔7dよりドラム７の内部へ吸風され、衣類
に含まれている水分を吸収し乾燥させて多湿の空気とな
り、フィルタ部10、通気孔2aを通過してファン収納室５
の内部に吸込まれ、両面ファン８と接触して冷却され、
下方へ流れて循環ダクト６を通り再びヒータ15で加熱さ
れる。また後部壁1rの吸気孔1bから外部の空気がファン
収納室５の内部に吸引され、両面ファン８の片面を冷却
し、下方へ流れて排気孔1eから外部に排出される。
【００１４】温度センサ16a はファン収納室５の通気孔
2aの近傍に設けられ、ドラム７からファン収納室５へ排
出された空気の温度を感知する感熱素子Ｈである。衣類
乾燥機の運転を開始した場合、ドラム７から排出される
空気の温度はヒータ15で加熱されて温度が上昇する。温
度が上昇した熱風は低温である衣類からの水分を吸収
し、その温度はほぼ一定に推移する。しかし乾燥が進行
するに伴い吸収する水分がなくなりドラム７から排出さ
れる空気の温度は再び上昇する。この温度変化に基づき
後述するマイクロコンピュータが衣類が乾燥したか否か
を判定する。温度センサ16b は循環ダクト６においてヒ
ータ15の近傍における吸風側に設けられ、ヒータ15で加
熱される直前の空気の温度を感知する感熱素子Ｌであ
る。ヒータ15の吸風側近傍はヒータ15の発熱により温度
が上昇しようとするが、通風している場合、通風してい
る風の温度が低いため低温である。一方通風していない
場合、ヒータ15の発熱により温度が上昇し、高温とな
る。
2aの近傍に設けられ、ドラム７からファン収納室５へ排
出された空気の温度を感知する感熱素子Ｈである。衣類
乾燥機の運転を開始した場合、ドラム７から排出される
空気の温度はヒータ15で加熱されて温度が上昇する。温
度が上昇した熱風は低温である衣類からの水分を吸収
し、その温度はほぼ一定に推移する。しかし乾燥が進行
するに伴い吸収する水分がなくなりドラム７から排出さ
れる空気の温度は再び上昇する。この温度変化に基づき
後述するマイクロコンピュータが衣類が乾燥したか否か
を判定する。温度センサ16b は循環ダクト６においてヒ
ータ15の近傍における吸風側に設けられ、ヒータ15で加
熱される直前の空気の温度を感知する感熱素子Ｌであ
る。ヒータ15の吸風側近傍はヒータ15の発熱により温度
が上昇しようとするが、通風している場合、通風してい
る風の温度が低いため低温である。一方通風していない
場合、ヒータ15の発熱により温度が上昇し、高温とな
る。
【００１５】また図１において左側上部に設けた操作盤
20は衣類乾燥機を運転する場合操作される。図２は図１
に示す操作盤20の平面図である。図の下段において左か
ら右の順にヒータ15の出力の強, 弱のモードの切り換え
を行うヒータ切換キー21、予め定められた複数の乾燥コ
ース (60分コース, アイロンコース, 標準コース等) の
中から希望の乾燥コースを選択すべく乾燥コースの切り
換えを行うコース切換キー22、運転の開始の指示を行う
スタートキー23、一時停止の指示を行う一時停止キー24
及び電源スイッチ25が設けられている。
20は衣類乾燥機を運転する場合操作される。図２は図１
に示す操作盤20の平面図である。図の下段において左か
ら右の順にヒータ15の出力の強, 弱のモードの切り換え
を行うヒータ切換キー21、予め定められた複数の乾燥コ
ース (60分コース, アイロンコース, 標準コース等) の
中から希望の乾燥コースを選択すべく乾燥コースの切り
換えを行うコース切換キー22、運転の開始の指示を行う
スタートキー23、一時停止の指示を行う一時停止キー24
及び電源スイッチ25が設けられている。
【００１６】また図の上段においてヒータ切換キー21の
上方にはヒータ切換キー21によって選択されたヒータ出
力の強, 弱の何れかのモードを点灯表示するヒータLED
21aが、またコース切換キー22の上方には、このコース
切換キー22によって選択された乾燥コースを点灯表示す
るコースLED 22a がそれぞれ設けられている。
上方にはヒータ切換キー21によって選択されたヒータ出
力の強, 弱の何れかのモードを点灯表示するヒータLED
21aが、またコース切換キー22の上方には、このコース
切換キー22によって選択された乾燥コースを点灯表示す
るコースLED 22a がそれぞれ設けられている。
【００１７】また、操作盤20には電子ブザー26、乾燥の
程度を示す乾燥1 、乾燥２、乾燥終了までの時間を示す
LED 27a,27b,27c が設けられている。電子ブザー26は後
述するように、この衣類乾燥機の運転中の種々の状況に
応じて鳴動する。
程度を示す乾燥1 、乾燥２、乾燥終了までの時間を示す
LED 27a,27b,27c が設けられている。電子ブザー26は後
述するように、この衣類乾燥機の運転中の種々の状況に
応じて鳴動する。
【００１８】図３は図１の衣類乾燥機の制御系の基本的
な構成を示すブロック図である。図において30は衣類乾
燥機の運転を制御するマイクロコンピュータである。操
作盤20に備えられている各種操作キーから信号入力を行
なう入力キー回路32、感熱素子Ｈ, 感熱素子Ｌである温
度センサ16a,16b 、ドア13の開閉に応じてオン／オフす
るドアスイッチ33、クロック発振回路34、リセット回路
35及び電源回路31等からの信号がマイクロコンピュータ
30へ与えられる。
な構成を示すブロック図である。図において30は衣類乾
燥機の運転を制御するマイクロコンピュータである。操
作盤20に備えられている各種操作キーから信号入力を行
なう入力キー回路32、感熱素子Ｈ, 感熱素子Ｌである温
度センサ16a,16b 、ドア13の開閉に応じてオン／オフす
るドアスイッチ33、クロック発振回路34、リセット回路
35及び電源回路31等からの信号がマイクロコンピュータ
30へ与えられる。
【００１９】マイクロコンピュータ30は与えられた信号
に基づき各種の制御信号を生成し、LED 21a,22a,27a,27
b,27c 等を制御するLED 点灯回路36、電子ブザー26を制
御するブザー回路37、モータ14、ヒータ15、オートパワ
ーオフ回路39等を駆動する負荷駆動回路38へ与える。ま
た、マイクロコンピュータ30は温度センサ16a から与え
られる信号に基づき衣類が乾燥したか否かを判定し、温
度センサ16b から与えられる信号に基づき丸ベルト12b
が切断したか否かを判定する。
に基づき各種の制御信号を生成し、LED 21a,22a,27a,27
b,27c 等を制御するLED 点灯回路36、電子ブザー26を制
御するブザー回路37、モータ14、ヒータ15、オートパワ
ーオフ回路39等を駆動する負荷駆動回路38へ与える。ま
た、マイクロコンピュータ30は温度センサ16a から与え
られる信号に基づき衣類が乾燥したか否かを判定し、温
度センサ16b から与えられる信号に基づき丸ベルト12b
が切断したか否かを判定する。
【００２０】次に衣類乾燥機の動作について説明する。
モータ14が駆動された場合、ドラム７及び両面ファン８
が同時に回転し、循環ダクト６の内部にある空気がヒー
タ15で加熱され、熱風となって通気孔7dを介してドラム
７の内部に流入し、衣類と熱交換を行って高温多湿の空
気となり、集塵用のフィルタ部10を介してファン収納室
５の内部に吸入される。一方、ファン収納室５には外部
の空気が吸気孔1bを介して吸入され、両面ファン８を冷
却することによりドラム７から吸引された高温多湿の空
気を冷却し、排気孔1eから機外に排気される。従ってド
ラム７から吸引された空気に含まれていた水分は冷却凝
縮され、両面ファン８で振り飛ばされて循環ダクト６へ
送られ、その底部の排水口6aから機外に排水される。
モータ14が駆動された場合、ドラム７及び両面ファン８
が同時に回転し、循環ダクト６の内部にある空気がヒー
タ15で加熱され、熱風となって通気孔7dを介してドラム
７の内部に流入し、衣類と熱交換を行って高温多湿の空
気となり、集塵用のフィルタ部10を介してファン収納室
５の内部に吸入される。一方、ファン収納室５には外部
の空気が吸気孔1bを介して吸入され、両面ファン８を冷
却することによりドラム７から吸引された高温多湿の空
気を冷却し、排気孔1eから機外に排気される。従ってド
ラム７から吸引された空気に含まれていた水分は冷却凝
縮され、両面ファン８で振り飛ばされて循環ダクト６へ
送られ、その底部の排水口6aから機外に排水される。
【００２１】図４は正常に衣類を乾燥している場合にお
いて、温度センサ16b が感知した温度推移を示す曲線で
ある。衣類乾燥機を起動した時点ｔ0 において周囲温度
である20℃から上昇を始めて乾燥が進行し、両面ファン
８で送風される空気の温度に基づき次の時点ｔ1 におい
てほぼ一定の温度 (60℃以下) となり、以後この温度の
ままで推移し、マイクロコンピュータが衣類が乾燥した
ことを判定した時点ｔ 2 においてヒータ15の電源が切断
され温度が下降する。
いて、温度センサ16b が感知した温度推移を示す曲線で
ある。衣類乾燥機を起動した時点ｔ0 において周囲温度
である20℃から上昇を始めて乾燥が進行し、両面ファン
８で送風される空気の温度に基づき次の時点ｔ1 におい
てほぼ一定の温度 (60℃以下) となり、以後この温度の
ままで推移し、マイクロコンピュータが衣類が乾燥した
ことを判定した時点ｔ 2 においてヒータ15の電源が切断
され温度が下降する。
【００２２】図５は衣類を乾燥中に丸ベルト12b が切断
した場合において、温度センサ16bが感知した温度推移
を示す曲線である。衣類乾燥機を起動した時点ｔ0 にお
いて周囲温度である20℃から上昇を始めて乾燥が進行
し、両面ファン８で送風される空気の温度に基づき次の
時点ｔ1 においてほぼ一定の温度 (60℃以下) となる。
丸ベルト12b が切断した時点ｔ3 において、両面ファン
８が送風しないためヒータ15の発熱により温度は急上昇
し、その次の時点ｔ4 において60℃となり以後更に上昇
する。マイクロコンピュータは時点ｔ4 から１分が経過
した時点ｔ5 において、ヒータ15の電源を切断し、以後
温度は下降する。このように温度センサ16b は冷却され
た通風の有無を確実に感知すべくヒータ15の吸風側に配
置され、加熱直前の空気温度を感知する。
した場合において、温度センサ16bが感知した温度推移
を示す曲線である。衣類乾燥機を起動した時点ｔ0 にお
いて周囲温度である20℃から上昇を始めて乾燥が進行
し、両面ファン８で送風される空気の温度に基づき次の
時点ｔ1 においてほぼ一定の温度 (60℃以下) となる。
丸ベルト12b が切断した時点ｔ3 において、両面ファン
８が送風しないためヒータ15の発熱により温度は急上昇
し、その次の時点ｔ4 において60℃となり以後更に上昇
する。マイクロコンピュータは時点ｔ4 から１分が経過
した時点ｔ5 において、ヒータ15の電源を切断し、以後
温度は下降する。このように温度センサ16b は冷却され
た通風の有無を確実に感知すべくヒータ15の吸風側に配
置され、加熱直前の空気温度を感知する。
【００２３】次にマイクロコンピュータの動作について
説明する。図６は正常乾燥時及び異常発生時においてマ
イクロコンピュータが乾燥を制御する手順を示すフロー
チャートである。 (正常乾燥の場合)スタートキー23の状態を監視し(S1)、
スタートキー23がON状態であるか否かを判定し(S2)、NO
の場合はステップS1へ移行し、YES の場合は内蔵してい
るタイマに“０”を設定し(S3)、モータ14を回転させ、
ヒータ15の電源を投入し、また場合によって切断, 投入
を繰返すことにより乾燥制御を行ない(S4)、温度センサ
16b が感知した温度が60℃以上であるか否かを判定し(S
5)、NOの場合はタイマに“０”を設定し(S6)、温度セン
サ16a が検出した温度に基づき乾燥が終了したか否かを
判定し(S7)、NOの場合はステップS4へ移行し、YES の場
合はモータ14の回転を停止させ、ヒータ15の電源を切断
することにより乾燥制御を停止する。
説明する。図６は正常乾燥時及び異常発生時においてマ
イクロコンピュータが乾燥を制御する手順を示すフロー
チャートである。 (正常乾燥の場合)スタートキー23の状態を監視し(S1)、
スタートキー23がON状態であるか否かを判定し(S2)、NO
の場合はステップS1へ移行し、YES の場合は内蔵してい
るタイマに“０”を設定し(S3)、モータ14を回転させ、
ヒータ15の電源を投入し、また場合によって切断, 投入
を繰返すことにより乾燥制御を行ない(S4)、温度センサ
16b が感知した温度が60℃以上であるか否かを判定し(S
5)、NOの場合はタイマに“０”を設定し(S6)、温度セン
サ16a が検出した温度に基づき乾燥が終了したか否かを
判定し(S7)、NOの場合はステップS4へ移行し、YES の場
合はモータ14の回転を停止させ、ヒータ15の電源を切断
することにより乾燥制御を停止する。
【００２４】(異常発生の場合)ステップS5においてYES
の場合、丸ベルト12b が切断している可能性がある故、
タイマをスタートさせ(S9)、そのタイマ値が１分である
か否かを判定し(S10)、NOの場合はステップS7へ移行
し、YES の場合は丸ベルト12b が切断したと判定しモー
タ14の回転を停止させ、ヒータ15の電源を切断すること
により乾燥制御を停止し(S11) 、電子ブザー26を鳴動せ
しめ、図示しない表示部に異常を表示することにより異
常警報を発報する(S12) 。このように温度センサ16b の
検出温度が１分間60℃を超えた場合、マイクロコンピュ
ータ30は丸ベルト12b が切断したと判別し、乾燥制御を
停止し、異常警報を発報する。
の場合、丸ベルト12b が切断している可能性がある故、
タイマをスタートさせ(S9)、そのタイマ値が１分である
か否かを判定し(S10)、NOの場合はステップS7へ移行
し、YES の場合は丸ベルト12b が切断したと判定しモー
タ14の回転を停止させ、ヒータ15の電源を切断すること
により乾燥制御を停止し(S11) 、電子ブザー26を鳴動せ
しめ、図示しない表示部に異常を表示することにより異
常警報を発報する(S12) 。このように温度センサ16b の
検出温度が１分間60℃を超えた場合、マイクロコンピュ
ータ30は丸ベルト12b が切断したと判別し、乾燥制御を
停止し、異常警報を発報する。
【００２５】
【発明の効果】本発明はヒータの吸風側に温度センサを
配置し、その温度センサの感知温度が所定温度を超えた
ことを検出することにより、ベルトの切断を判別し、乾
燥制御を停止し、異常警報を発報する。従って衣類乾燥
機のヒータ及びその周辺部が異常加熱することなく、使
用者は異常警報に基づきベルトを取り替え、再び使用す
ることができる優れた効果を奏する。
配置し、その温度センサの感知温度が所定温度を超えた
ことを検出することにより、ベルトの切断を判別し、乾
燥制御を停止し、異常警報を発報する。従って衣類乾燥
機のヒータ及びその周辺部が異常加熱することなく、使
用者は異常警報に基づきベルトを取り替え、再び使用す
ることができる優れた効果を奏する。
【図１】本発明に係る衣類乾燥機の断面図である。
【図２】図１に示す操作盤20の平面図である。
【図３】図１に示す衣類乾燥機の制御系を示すブロック
図である。
図である。
【図４】図１に示す温度センサ16b が感知する温度推移
を示す曲線である。
を示す曲線である。
【図５】図１に示す温度センサ16b が感知する温度推移
を示す他の曲線である。
を示す他の曲線である。
【図６】図５に示すマイクロコンピュータ30が乾燥を制
御する手順を示すフローチャートである。
御する手順を示すフローチャートである。
【図７】従来の衣類乾燥機の断面図である。
７ ドラム ８ 両面ファン 12b 丸ベルト 14 モータ 15 ヒータ 16a,16b 温度センサ
Claims (1)
- 【請求項１】 ベルトで駆動するファンにより吸風して
ヒータで加熱した熱風で衣類を乾燥する衣類乾燥機にお
いて、前記ヒータの吸風側に配置した温度センサと、該
温度センサの感知温度が所定温度を超えたことを検出す
る手段とを備え、該手段による検出結果に応じて前記ベ
ルトの切断の有無を判別すべくなしてあることを特徴と
する衣類乾燥機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7068282A JPH08257296A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 衣類乾燥機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7068282A JPH08257296A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 衣類乾燥機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08257296A true JPH08257296A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13369261
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7068282A Pending JPH08257296A (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 衣類乾燥機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08257296A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102154805A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-08-17 | 海尔集团公司 | 干衣机风道堵塞判断方法及干衣机 |
| KR101095550B1 (ko) * | 2004-04-21 | 2011-12-19 | 삼성전자주식회사 | 의류건조기 |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP7068282A patent/JPH08257296A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101095550B1 (ko) * | 2004-04-21 | 2011-12-19 | 삼성전자주식회사 | 의류건조기 |
| CN102154805A (zh) * | 2011-03-11 | 2011-08-17 | 海尔集团公司 | 干衣机风道堵塞判断方法及干衣机 |
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