JPH08254718A - 表示素子およびその製造方法 - Google Patents

表示素子およびその製造方法

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JPH08254718A
JPH08254718A JP7056015A JP5601595A JPH08254718A JP H08254718 A JPH08254718 A JP H08254718A JP 7056015 A JP7056015 A JP 7056015A JP 5601595 A JP5601595 A JP 5601595A JP H08254718 A JPH08254718 A JP H08254718A
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JP
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electrode
metal oxide
transition metal
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display element
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JP7056015A
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English (en)
Inventor
Ichiro Tanahashi
一郎 棚橋
Yoshio Manabe
由雄 真鍋
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 色調変化に優れたエレクトロクロミック表示
素子とその製造方法を提供する。 【構成】 スパッタ法により作製した金属微粒子4とV
253との複合薄膜をITO透明電極2を有したガラス
基板1上に形成して表示電極とし、電解液に1モルLi
ClO4−プロピレンカーボネート溶液を、対極に活性
炭繊維を用いて表示素子を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレクトロクロミズム
を利用した表示素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この分野における従来の技術としては、
表示電極に、遷移金属酸化物であるWO3、V25、あ
るいはMoO3を用い、電解液に、硫酸や有機電解液を
用いるものが広く検討されており、例えばアールシーア
ーレビゥー(RCA Rev. 36巻 177ページ 1975年)に
開示されたものがある。
【0003】また、電解液に沃化銀系の固体電解質を用
いたエレクトロクロミック表示素子も開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エレクトロクロミズム
は電気化学的酸化還元反応により、物質の光吸収スペク
トルが可逆的に変化する現象であり、このような現象
は、遷移金属酸化物の薄膜において顕著に観察されてい
る。しかしながら、単独の遷移金属酸化物を用いた場合
では、例えばWO3単独薄膜では、無色から青色への色
調変化しか得られず、色調の変化の度合や多様性に乏し
いという問題がある。このような問題は、他の遷移金属
酸化物の場合についても同様である。
【0005】本発明は、前記課題を解決し従来よりも色
調変化に優れたエレクトロクロミック表示素子を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題を解決するため、本発明の第1の表示素子の発明
は、表示電極が、導電性電極を有するガラス基板上に形
成された金属酸化物と金属微粒子との混合物である構成
を特徴とする。
【0007】また、本発明の第2の表示素子の発明は、
表示電極が、導電性電極を有するガラス基板上に形成さ
れた金属酸化物層と金属微粒子層との交互積層薄膜であ
り、最表面が金属酸化物層である構成を特徴とする。
【0008】前記第1、第2の発明における表示素子の
構成材料には、遷移金属酸化物にWO3、V25、ある
いはMoO3から選ばれた少なくとも1種類であること
が好ましい。また、金属微粒子には、Au微粒子、Ag
微粒子、Cu微粒子から選ばれた選ばれた少なくとも1
種類であることが好ましい。また、電解液に希硫酸、あ
るいは過塩素酸または過塩素酸リチウムを溶解させたエ
チレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ガンマ
−ブチルラクトン、ジメチルフォルムアミドまたはジメ
チルスルフォキシド溶液を用いることが好ましい。ま
た、対極には活性炭粉末あるいは活性炭繊維を用いるこ
とが好ましい。
【0009】本発明の表示素子の第1の製造方法におい
ては、表示電極を、導電性電極を有するガラス基板上
に、遷移金属酸化物と金属を同時にスパッタ蒸着するこ
とにより、遷移金属酸化物と金属微粒子との複合薄膜と
して形成することを特徴とする。
【0010】また、本発明の表示素子の第2の製造方法
においては、表示電極を、導電性電極を有するガラス基
板上に、遷移金属酸化物と金属を交互にスパッタ蒸着す
ることにより、遷移金属酸化物層と金属微粒子層との交
互積層薄膜とし、最表面が遷移金属酸化物層からなるよ
うに構成することを特徴とする。
【0011】また、本発明の表示素子の第3の製造方法
においては、表示電極を、導電性電極を有するガラス基
板上に、遷移金属アルコキシドと金属イオンからなる混
合ゾルを加水分解、熱分解することにより、遷移金属酸
化物と金属微粒子との複合薄膜として形成することを特
徴とする。
【0012】また、本発明の表示素子の第4の製造方法
においては、表示電極を、導電性電極を有するガラス基
板上に、遷移金属アルコキシドからなるゾルを加水分
解、熱分解することにより遷移金属酸化物薄膜を形成
し、さらに金属イオンを含む溶液を熱分解することによ
り金属微粒子層を形成し、遷移金属酸化物層と金属微粒
子層とを交互に積層し、最表面が遷移金属酸化物層とし
て形成することを特徴とする。
【0013】また、本発明の表示素子の第5の製造方法
においては、表示電極を、導電性電極を有するガラス基
板上に、遷移金属酸化物微粒子と金属イオンからなる混
合液を電気泳動電着法を用いて付着させ加熱し、遷移金
属酸化物と金属との複合薄膜として形成することを特徴
とする。
【0014】また、本発明の表示素子の第6の製造方法
においては、表示電極を、導電性電極を有するガラス基
板上に、遷移金属酸化物微粒子を電気泳動電着法により
付着させ加熱後、さらに金属イオンを含む溶液を用いて
金属微粒子を熱分解することにより金属微粒子層を形成
し、遷移金属酸化物層と金属微粒子層とを交互に積層
し、最表面が遷移金属酸化物層として形成することを特
徴とする。
【0015】
【作用】本発明の表示素子は、表示電極に導電性電極を
有するガラス基板上に形成された遷移金属酸化物と金属
微粒子とからなる複合材料であり、遷移金属酸化物のエ
レクトロクロミズムと金属微粒子の表面プラズモン共鳴
吸収による着色を組み合わせることにより、色調の多様
性に優れたものとなる。
【0016】また、遷移金属酸化物層にWO3、V
25、あるいはMoO3を用いることにより安定にエレ
クトロクロミズムを示す信頼性の優れた表示電極とする
ことができ好ましい。また、金属微粒子にAu微粒子、
Ag微粒子、Cu微粒子を用いることにより、可視領域
に表面プラズモン共鳴吸収による光吸収を示すため好ま
しい。また、電解液に過塩素酸または過塩素酸リチウム
を溶解させたエチレンカーボネート、プロピレンカーボ
ネート、ガンマ−ブチルラクトン、ジメチルフォルムア
ミドまたはジメチルスルフォキシド溶液を用いることに
より、上記の有機溶媒の耐電圧が高いために表示素子の
耐電圧を高くすることができるため好ましい。また、対
極に比表面積が1000 m2-1と非常に大きく、従
って電気二重層容量が大きい活性炭粉末あるいは活性炭
繊維を用いることにより、表示電極に対して安定な電位
が得られ好ましくまた信頼性の高いものとなる。
【0017】本発明の表示素子の製造方法においては、
表示電極を、導電性電極を有するガラス基板上に、遷移
金属酸化物と金属を同時にスパッタ蒸着することによ
り、遷移金属酸化物と金属微粒子との複合薄膜として形
成するため、また、表示電極を、導電性電極を有するガ
ラス基板上に、遷移金属酸化物と金属を交互にスパッタ
蒸着することにより、遷移金属酸化物層と金属微粒子層
との交互積層薄膜とし、最表面が遷移金属酸化物層から
なるように構成するため、均一で色調変化に優れたもの
となる。
【0018】また、本発明の表示素子の製造方法におい
ては、表示電極を、導電性電極を有するガラス基板上
に、遷移金属アルコキシドと金属イオンからなる混合ゾ
ルを加水分解、熱分解することにより、遷移金属酸化物
と金属微粒子との複合薄膜とする、また、表示電極を、
導電性電極を有するガラス基板上に、金属アルコキシド
からなるゾルを加水分解、熱分解することにより遷移金
属酸化物層を形成し、さらに金属イオンを含む溶液を熱
分解することにより金属微粒子層を形成し、遷移金属酸
化物層と金属微粒子層とを交互に積層し、最表面が遷移
金属酸化物層とするため、均一で色調変化に優れたもの
となる。
【0019】また、本発明の表示素子の製造方法におい
ては、表示電極を、導電性電極を有するガラス基板上
に、遷移金属酸化物微粒子と金属イオンからなる混合液
を電気泳動電着法を用いて付着させ加熱し、遷移金属酸
化物と金属との複合薄膜とする、また、表示電極を、導
電性電極を有するガラス基板上に、遷移金属酸化物微粒
子を電気泳動電着法により付着させ加熱後、遷移金属酸
化物層を形成し、さらに金属イオンを含む溶液を熱分解
することにより金属微粒子層を形成し、遷移金属酸化物
層と金属微粒子層とを交互に積層し、最表面が遷移金属
酸化物層とするため、均一で色調変化に優れたものとな
る。
【0020】
【実施例】本発明において、スパッタ法に用いるターゲ
ットは、WO3、V25、あるいはMoO3(99.9
%)上にAu、Ag、Cu(99.9%)のチップを置
いた複合ターゲットを用いても良いが、多元スパッタ装
置を用いて、遷移金属酸化物ターゲットと金属ターゲッ
トを個別に制御する方が、膜厚や金属微粒子の分散量の
制御性に優れているので好ましい。薄膜の膜厚は300
〜500 nm程度のものが好ましい。
【0021】また、遷移金属アルコキシドの加水分解
(いわゆるゾル−ゲル法:ゾル状の金属の低級アルコキ
シドを加水分解し、ゲル化させ、加熱することによりガ
ラスあるいはセラミックスにする方法)により作製する
遷移金属酸化物層は、W、V、Moのアルコキシドを原
料する。具体例を挙げると、ペンタエトキシモリブデ
ン、ペンタエトキシタングステン、トリメトキシバナジ
ル、トリエトキシバナジル等である。また、ゾルの分散
媒としては水および/またはメタノール、エタノール、
プロパノールを用い、通常加水分解触媒として塩酸やア
ンモニアを用いる。
【0022】 また、ゲルの乾燥時に生じる亀裂の発生や
発泡を防止する乾燥制御剤としてフォルムアミドやジメ
チルファルムアミドを用いることが好ましい。
【0023】本発明においてゲル化反応温度は、通常室
温〜100 ℃の範囲が好ましく、薄膜の膜厚は300
〜500 nm程度のものが好ましい。
【0024】また、本発明で用いる電気泳動電着法は、
コロイド状またはそれに近い粒子(0.2〜40 μm)
が溶液中に分散・懸濁された状態にし、電極を2本差し
込んで直流電流を通電すると粒子は帯電を放電する電極
に向かって移動し、電極に析出する現象を利用して金
属、セラミックス、ガラス等の被覆膜を形成する技術で
ある。本発明では、特に限定するものではないが、粒径
がサブμm以下のシリカ、アルミナ粒子を用いるのが好
ましい。
【0025】また、本発明で分極性電極として用いる活
性炭は、特に限定するものではなく、各種の活性炭を用
いることができる。
【0026】本発明で用いる活性炭の形態としては、微
粒子状のものが好ましく、より具体的には、5〜100
μmの粒径のものが好ましい。また、繊維状のものを
用いることも好ましい。
【0027】特にフェノール系、ピッチ系、ポリアクリ
ロニトリル(PAN)系の粉末状あるいは繊維状の活性
炭は椰子殻炭に比べ比表面積を2倍以上の2000 m2
- 1に高められ、さらに細孔径も2〜4 nmの範囲に
制御することが可能で、二重層容量を高められ好まし
い。
【0028】本発明で用いる電解液の有機溶媒は、耐電
圧が4 V以上と高く、また、沸点が200 ℃以上と高
く、化学的にも安定なエチレンカーボネート、プロピレ
ンカーボネート、ガンマ−ブチルラクトン、ジメチルフ
ォルムアミドまたはジメチルスルフォキシドであること
が好ましい。
【0029】(実施例1)V25ターゲット上にAuチ
ップを設置した複合ターゲットを用いて、高周波スパッ
タ法により、ITO透明導電性電極を有した厚さ0.5
mmのガラス基板上にAu微粒子分散V25複合薄膜を
形成して表示電極とした。スパッタガスには、圧力2
Paのアルゴンガスを使用し、基板の加熱は特に行なわ
ず、Auの分散量は25 at%、薄膜の膜厚は300
nmであった。
【0030】図1に表示電極の構成断面図を示す。IT
O透明導電性電極2(30 nm)を有したガラス基板
1の表面上にAu微粒子4分散V25薄膜3を作製し
た。この薄膜をX線回折法により分析したところ薄膜は
Au微粒子とV25からできていることがわかった。
【0031】このようにして作製したAu微粒子分散V
25複合薄膜表示電極のエレクトロクロミズム特性は、
1モルLiClO4−プロピレンカーボネート溶液を電
解液に、対極には活性炭繊維(比表面積:1800 m2
-1)を用いて表示素子を組立て評価した。この表示
素子は、カソード、アノード両分極方向ともに良好な電
流−電圧曲線を示し、カソード分極では、赤紫色を、ア
ノ−ド分極では緑色を示した。このような色調変化は可
逆的であった。電解液に、エチレンカーボネート、ガン
マ−ブチルラクトン、ジメチルフォルムアミドまたはジ
メチルスルフォキシドを用いてもほぼ同様な特性を示す
表示素子を作製することができた。
【0032】また、上記のようにして作製したAu微粒
子分散V25複合薄膜表示電極のエレクトロクロミズム
特性は、1モル過塩素酸−プロピレンカーボネート溶液
を電解液に、対極には活性炭粉末(比表面積:1200
2-1)とポリビニルアルコール(重量比で95:
5)の混合成形体を用いて表示素子を組立て評価した。
この表示素子は、カソード、アノード両分極方向ともに
良好な電流−電圧曲線を示し、カソード分極では、赤紫
色を、アノ−ド分極では緑色を示した。このような色調
変化は可逆的であった。電解液に、エチレンカーボネー
ト、ガンマ−ブチルラクトン、ジメチルフォルムアミド
またはジメチルスルフォキシドを用いてもほぼ同様な特
性を示す表示素子を作製することができた。
【0033】さらに、同様な方法により、Ag微粒子分
散V25薄膜表示電極及びCu微粒子分散V25薄膜表
示電極を作製して評価したところカソード分極では各々
緑色及び茶色をまたアノ−ド分極ではともにオレンジ色
を示した。
【0034】また、Au微粒子分散WO3薄膜表示電極
とAu微粒子分散MoO3薄膜表示電極についても上記
と同様な方法で作製し、エレクトロクロミズム特性を評
価したところ各薄膜についても良好な色調変化を示すこ
とがわかった。
【0035】(実施例2)V25ターゲットとAuター
ゲットを個別に制御可能な多元スパッタ装置を用いて、
ITO透明導電性電極を有した厚さ0.5 mmのガラス
基板上にAuとV 25を交互にスパッタリングしてAu
微粒子層とV25層が交互に積層された薄膜を形成して
表示電極とした。スパッタガスには、圧力2Paのアル
ゴンガスを使用し、基板の加熱は特に行なわなかった。
Auの分散量は20 at%、Au微粒子層の層厚は2
nm、V25層の層厚は80 nmであり、最表面がV2
5層になるようにしてそれぞれ3層ずつ積層した。
【0036】図2に表示電極の構成断面図を示す。IT
O透明導電性電極2(厚さ30 nm)を有したガラス
基板1の表面上にAu微粒子層4、V25層3を作製し
た。本実施例では、上記の実施例1と比較してAuの分
散量や粒径の制御性に優れていた。この薄膜をX線回折
法により分析したところ薄膜はAu微粒子とV25から
できていることがわかった。このようにして作製したA
u微粒子層/V25層積層薄膜表示電極のエレクトロク
ロミズム特性を、1モルLiClO4−プロピレンカー
ボネート溶液を電解液に、対極には活性炭繊維(比表面
積:1800m2-1)を用いて表示素子を組立て評価
した。
【0037】この表示素子は、カソード、アノード両分
極方向ともに良好な電流−電圧曲線を示し、カソード分
極では、赤紫色をまたアノ−ド分極では緑色を示した。
このような色調変化は可逆的であった。
【0038】また、同様な方法により、Ag微粒子層/
25層積層薄膜表示電極及びCu微粒子層/V25
積層薄膜表示電極を作製して評価したところカソード分
極では各々緑色及び茶色をまたアノ−ド分極ではともに
オレンジ色を示した。
【0039】さらに、Au微粒子層/WO3層積層薄膜
表示電極とAu微粒子層/MoO3層薄膜表示電極につ
いても上記と同様な方法で作製し、エレクトロクロミズ
ム特性を評価したところ各薄膜についても良好な色調変
化を示すことがわかった。
【0040】(実施例3)ゾルーゲル法により、ITO
透明導電性電極を有した厚さ0.5 mmのガラス基板上
にAu微粒子分散V25薄膜を形成して表示電極とし
た。モル比でトリメトキシバナジルVO(OCH33
エタノール、水、塩化金酸を1:5:1:0.1で混
合、室温で30分間撹拌してゾルとし、ガラス基板をこ
のゾルに浸漬、引き上げ、さらに60 ℃の温度でゲル
化し薄膜を形成した。さらに、ゲルを110℃で加熱乾
燥後、300 ℃で焼成した。このような操作を5回繰
り返して膜厚が300 nmのAu微粒子分散V25
膜を得た。Auの分散量は5at%であった。また、上
記ゾルに0.001モル%のフォルムアミドを添加する
とゲルの膜質がさらに向上することがわかった。本実施
例における表示電極の構成断面は図1に示したものと同
様である。ITO透明導電性電極2を有したガラス基板
1の表面上にAu微粒子4分散V25薄膜3を作製し
た。この薄膜をX線回折法により分析したところ薄膜は
Au微粒子とV25からできていることがわかった。こ
のようにして作製したAu微粒子分散V25薄膜表示電
極のエレクトロクロミズム特性は、1モルLiClO4
−プロピレンカーボネート溶液を電解液に、対極には活
性炭繊維(比表面積:1800 m2-1)を用いて表
示素子を組立て評価した。この表示素子は、カソード、
アノード両分極方向ともに良好な電流−電圧曲線を示
し、カソード分極では、赤紫色をまたアノ−ド分極では
緑色を示した。このような色調変化は可逆的であった。
【0041】また、同様な方法により(Ag微粒子の原
料としてゾルには硝酸銀を使用)、Ag微粒子分散V2
5薄膜表示電極及び(Cu微粒子の原料としてゾルに
は硝酸銅を使用)、Cu微粒子分散V25薄膜表示電極
を作製して評価したところカソード分極では各々緑色及
び茶色をまたアノ−ド分極では共にオレンジ色を示し
た。
【0042】さらに、Au微粒子分散WO3薄膜表示電
極(WO3の原料としてゾルにはペンタエトキシタング
ステンを使用)とAu微粒子分散MoO3薄膜表示電極
(MoO3の原料にはペンタエトキシモリブデンを使
用)についても上記と同様な方法で作製し、エレクトロ
クロミズム特性を評価したところ各薄膜についても良好
な色調変化を示すことがわかった。
【0043】(実施例4)ゾルーゲル法により、ITO
透明導電性電極を有した厚さ0.5 mmのガラス基板上
にAu微粒子層/V25層積層薄膜を形成して表示電極
とした。最初に、モル比でSi(OEt)4、エタノー
ル、水、塩化金酸を1:5:10:0.1で混合、室温
で30分間撹拌してゾルとし、ガラス基板をこのゾルに
浸漬、引き上げ、さらに60 ℃の温度でゲル化し、1
00 ℃で加熱乾燥後、300 ℃で焼成しAu微粒子層
を形成した。さらに、Au微粒子層の上に、モル比でト
リメトキシバナジルVO(OCH33、エタノール、水
を1:5:1で混合、室温で30分間撹拌してゾルと
し、基板をこのゾルに浸漬、引き上げ、さらに60 ℃
の温度でゲル化し薄膜を形成した。このゲル薄膜を11
0℃で加熱乾燥後、300℃で焼成してV25層を形成
した。Au微粒子層の層厚は2 nm、V25層の層厚
は50 nmであり、最表面がV25層になるようにし
てそれぞれ3層ずつ積層した。本実施例における表示電
極の構構成断面は図2に示したものと同様である。IT
O透明導電性電極2を有したガラス基板1の表面上にA
u微粒子層4、V25層3を作製した。この薄膜をX線
回折法により分析したところ薄膜はAu微粒子とV25
からできていることがわかった。このようにして作製し
たAu微粒子層/V25層積層薄膜表示電極のエレクト
ロクロミズム特性を、1モルLiClO4−プロピレン
カーボネート溶液を電解液に、対極には活性炭繊維を用
いて表示素子を組立て評価した。この表示素子は、カソ
ード、アノード両分極方向ともに良好な電流−電圧曲線
を示し、カソード分極では、赤紫色をまたアノ−ド分極
では緑色を示した。このような色調変化は可逆的であっ
た。
【0044】また、同様な方法により、Ag微粒子分散
25薄膜表示電極及びCu微粒子分散V25薄膜表示
電極を作製して評価したところカソード分極では各々緑
色及び茶色をまたアノ−ド分極では共にオレンジ色を示
した。
【0045】さらに、Au微粒子分散WO3薄膜表示電
極とAu微粒子分散MoO3薄膜表示電極についても上
記と同様な方法で作製し、エレクトロクロミズム特性を
評価したところ各薄膜についても良好な色調変化を示す
ことがわかった。
【0046】(実施例5)サブμmのV2570gに対
して純水50g、エタノール40g、電解質としてのメ
タバナジン酸アンモニウム3g、および塩化金酸0.3
gからなる水溶液系の懸濁液を作製し、この懸濁液を用
いて電気泳動電着法により、ITO透明導電性電極を有
した厚さ0.5 mmのガラス基板上に付着した薄膜(厚
み300nm)を300 ℃の温度で加熱することにA
u微粒子層/V25層積層薄膜を形成して表示電極とし
た。本実施例における表示電極の構構成断面は図1に示
したものと同様である。ITO透明導電性電極2を有し
たガラス基板1の表面上にAu微粒子4分散V25薄膜
3を作製した。この薄膜をX線回折法により分析したと
ころ薄膜はAu微粒子とV25からできていることがわ
かった。このようにして作製したAu微粒子分散V25
薄膜表示電極のエレクトロクロミズム特性は、1モルL
iClO4−プロピレンカーボネート溶液を電解液に、
対極には活性炭繊維(比表面積:1800 m2-1
を用いて表示素子を組立て評価した。この表示素子は、
カソード、アノード両分極方向ともに良好な電流−電圧
曲線を示し、カソード分極では、赤紫色をまたアノ−ド
分極では緑色を示した。このような色調変化は可逆的で
あった。
【0047】また、同様な方法により(Ag微粒子の原
料として懸濁液には硝酸銀を使用)、Ag微粒子分散V
25薄膜表示電極及び(Cu微粒子の原料として懸濁液
には硝酸銅を使用)、Cu微粒子分散V25薄膜表示電
極を作製して評価したところカソード分極では各々緑色
及び茶色をまたアノ−ド分極では共にオレンジ色を示し
た。
【0048】さらに、Au微粒子分散WO3薄膜表示電
極(WO3の原料として懸濁液にはサブμmのWO3微粒
子を使用)とAu微粒子分散MoO3薄膜表示電極(M
oO3の原料として懸濁液にはサブμmのMoO3微粒子
を使用)についても上記と同様な方法で作製し、エレク
トロクロミズム特性を評価したところ各薄膜についても
良好な色調変化を示すことがわかった。
【0049】(実施例6)サブμmのV2570gに対
して純水50g、エタノール40g、電解質としてのメ
タバナジン酸アンモニウム3gからなる水溶液系の懸濁
液を作製し、この懸濁液を用いて電気泳動電着法によ
り、ITO透明導電性電極を有した厚さ0.5 mmのガ
ラス基板上に付着したV25薄膜(厚み90 nm)を
300 ℃の温度で加熱することにV25層積層薄膜を
形成し、さらにこの薄膜を0.01モルの塩化金酸溶液
に浸漬、60 ℃で乾燥後300 ℃で焼成して厚み2
nmのAu層を作製して表示電極とした。最表面がV2
5層になるようにしてそれぞれ3層ずつ積層した。本
実施例における表示電極の構構成断面は第2図に示した
ものと同様である。ITO透明導電性電極2を有したガ
ラス基板1の表面上にAu微粒子層4、V25層3を作
製した。この薄膜をX線回折法により分析したところ薄
膜はAu微粒子とV25からできていることがわかっ
た。このようにして作製したAu微粒子層/V25層積
層薄膜表示電極のエレクトロクロミズム特性を、1モル
LiClO4−プロピレンカーボネート溶液を電解液
に、対極には活性炭繊維を用いて表示素子を組立て評価
した。この表示素子は、カソード、アノード両分極方向
ともに良好な電流−電圧曲線を示し、カソード分極で
は、赤紫色をまたアノ−ド分極では緑色を示した。この
ような色調変化は可逆的であった。
【0050】また、同様な方法により(Ag微粒子の原
料として懸濁液には硝酸銀を使用)、Ag微粒子分散V
25薄膜表示電極及び(Cu微粒子の原料として懸濁液
には硝酸銅を使用)、Cu微粒子分散V25薄膜表示電
極を作製して評価したところカソード分極では各々緑色
及び茶色をまたアノ−ド分極では共にオレンジ色を示し
た。
【0051】さらに、Au微粒子分散WO3薄膜表示電
極(WO3の原料として懸濁液にはサブμmのWO3微粒
子を使用)とAu微粒子分散MoO3薄膜表示電極(M
oO3の原料として懸濁液にはサブμmのMoO3微粒子
を使用)についても上記と同様な方法で作製し、エレク
トロクロミズム特性を評価したところ各薄膜についても
良好な色調変化を示すことがわかった。
【0052】
【発明の効果】本発明は、遷移金属酸化物のエレクトロ
クロミズムと金属微粒子の表面プラズモン共鳴吸収によ
る着色を組み合わせることにより、色調の多様性に優れ
た表示素子を提供できる。
【0053】また、本発明の第1の金属酸化物と金属微
粒子との混合物を表示電極に用いる表示素子の構成、お
よび本発明の第2の金属酸化物層と金属微粒子層との交
互積層薄膜で最表面が金属酸化物層を表示電極に用いる
表示素子の構成により、色調の多様性に優れた表示素子
を提供できる。
【0054】第1、第2の発明における表示素子の構成
材料には、遷移金属酸化物にWO3、V25、あるいは
MoO3から選ばれた少なくとも1種類を用い、金属微
粒子には、Au微粒子、Ag微粒子、Cu微粒子から選
ばれた選ばれた少なくとも1種類を用いる色調の多様性
に優れた表示素子を提供できる。
【0055】また、電解液に希硫酸、あるいは過塩素酸
または過塩素酸リチウムを溶解させたエチレンカーボネ
ート、プロピレンカーボネート、ガンマ−ブチルラクト
ン、ジメチルフォルムアミドまたはジメチルスルフォキ
シド溶液を用いると耐電圧が高く信頼性に優れた表示素
子を提供できる。
【0056】また、対極には活性炭粉末あるいは活性炭
繊維を用いると表示電極に対する電位変動の少ない信頼
性に優れた表示素子を提供できる。
【0057】また、遷移金属酸化物と金属を同時にスパ
ッタ蒸着することにより遷移金属酸化物と金属微粒子と
の複合薄膜からなる表示電極を作製する本発明の第1の
表示素子の製造方法により色調の多様性に優れた表示素
子を提供できる。
【0058】また、遷移金属酸化物と金属を交互にスパ
ッタ蒸着することにより、遷移金属酸化物層と金属微粒
子層との交互積層薄膜とし、最表面が遷移金属酸化物層
からなる表示電極を作製する本発明の第2の表示素子の
製造方法により色調の多様性に優れた表示素子を提供で
きる。
【0059】また、遷移金属アルコキシドと金属イオン
からなる混合ゾルを加水分解、熱分解することにより、
遷移金属酸化物と金属微粒子との複合薄膜からなる表示
電極を作製する本発明の第3の表示素子の製造方法によ
り色調の多様性に優れた表示素子を提供できる。
【0060】また、遷移金属アルコキシドからなるゾル
を加水分解、熱分解することにより遷移金属酸化物薄膜
を形成し、さらに金属イオンを含む溶液を熱分解するこ
とにより金属微粒子層を形成し、遷移金属酸化物層と金
属微粒子層とを交互に積層し、最表面が遷移金属酸化物
層となるように形成して表示電極を作製する本発明の第
4の表示素子の製造方法により色調の多様性に優れた表
示素子を提供できる。
【0061】また、遷移金属酸化物微粒子と金属イオン
からなる混合液を電気泳動電着法を用いて付着させ加熱
し、遷移金属酸化物と金属との複合薄膜からなる表示電
極を作製する本発明の第5の表示素子の製造方法により
色調の多様性に優れた表示素子を提供できる。
【0062】また、遷移金属酸化物微粒子を電気泳動電
着法により付着させ加熱後、さらに金属イオンを含む溶
液を用いて金属微粒子を熱分解することにより金属微粒
子層を形成し、遷移金属酸化物層と金属微粒子層とを交
互に積層し、最表面が遷移金属酸化物層となるように形
成して表示電極を作製する本発明の第6の表示素子の製
造方法により色調の多様性に優れた表示素子を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における表示電極の概略断面図
【図2】本発明の実施例における表示電極の概略断面図
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 導電性電極 3 遷移酸化物 4 金属微粒子

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示電極、電解液、対極を有する表示素子
    であって、表示電極が導電性電極を有するガラス基板上
    に形成された遷移金属酸化物と金属微粒子との混合物か
    らなることを特徴とする表示素子。
  2. 【請求項2】表示電極、電解液、対極を有する表示素子
    であって、表示電極が、導電性電極を有するガラス基板
    上に形成された遷移金属酸化物層と金属微粒子層との交
    互積層薄膜であり、最表面が遷移金属酸化物層であるこ
    とを特徴とする表示素子。
  3. 【請求項3】遷移金属酸化物がWO3、V25、あるい
    はMoO3であることを特徴とする請求項1または2記
    載の表示素子。
  4. 【請求項4】金属微粒子がAu微粒子、Ag微粒子、C
    u微粒子であることを特徴とする請求項1または2記載
    の表示素子。
  5. 【請求項5】電解液が希硫酸、過塩素酸または過塩素酸
    リチウムを溶解させたエチレンカーボネート、プロピレ
    ンカーボネート、ガンマーブチルラクトン、ジメチルフ
    ォルムアミドまたはジメチルスルフォキシド溶液である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の表示素子。
  6. 【請求項6】対極が活性炭粉末または活性炭繊維である
    ことを特徴とする請求項1または2記載の表示素子。
  7. 【請求項7】表示電極、電解液、対極を有する表示素子
    の製造方法であって、表示電極を、導電性電極を有する
    ガラス基板上に、遷移金属酸化物と金属を同時にスパッ
    タ蒸着することにより、遷移金属酸化物と金属微粒子と
    の複合薄膜として形成することを特徴とする表示素子の
    製造方法。
  8. 【請求項8】表示電極、電解液、対極を有する表示素子
    の製造方法であって、表示電極を、導電性電極を有する
    ガラス基板上に、遷移金属酸化物と金属を交互にスパッ
    タ蒸着することにより、遷移金属酸化物層と金属微粒子
    層との交互積層薄膜とし、最表面が遷移金属酸化物層か
    らなるように構成することを特徴とする表示素子の製造
    方法。
  9. 【請求項9】表示電極、電解液、対極を有する表示素子
    の製造方法であって、表示電極を、導電性電極を有する
    ガラス基板上に、遷移金属アルコキシドと金属イオンか
    らなる混合ゾルを加水分解、熱分解することにより、遷
    移金属酸化物と金属微粒子との複合薄膜として形成する
    ことを特徴とする表示素子の製造方法。
  10. 【請求項10】表示電極、電解液、対極を有する表示素
    子の製造方法であって、表示電極を、導電性電極を有す
    るガラス基板上に、遷移金属アルコキシドからなるゾル
    を加水分解、熱分解することにより遷移金属酸化物層を
    形成し、さらに金属イオンを含む溶液を熱分解すること
    により金属微粒子層を形成し、遷移金属酸化物層と金属
    微粒子層とを交互に積層し、最表面が遷移金属酸化物層
    として形成することを特徴とする表示素子の製造方法。
  11. 【請求項11】表示電極、電解液、対極を有する表示素
    子の製造方法であって、表示電極を、導電性電極を有す
    るガラス基板上に、遷移金属酸化物微粒子と金属イオン
    からなる混合液を電気泳動電着法を用いて付着させ加熱
    し、遷移金属酸化物と金属との複合薄膜として形成する
    ことを特徴とする表示素子の製造方法。
  12. 【請求項12】表示電極、電解液、対極を有する表示素
    子の製造方法であって、表示電極を、導電性電極を有す
    るガラス基板上に、遷移金属酸化物微粒子を電気泳動電
    着法により付着、加熱することにより遷移金属酸化物層
    を形成し、さらに金属イオンを含む溶液を熱分解するこ
    とにより金属微粒子層を形成し、遷移金属酸化物薄膜と
    金属微粒子層とを交互に積層し、最表面が遷移金属酸化
    物層として形成することを特徴とする表示素子の製造方
    法。
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