JPH08254174A - 自動全方位式の自然流水発電水車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目 的】浮体台船の船内に設置した、発電水車保持
枠の中に複数の曲面板翼が流水エネルギーを有効に捕捉
して、大容量のクリーンエネルギーを得る。 【構 成】浮体台船１の船内に設置した、発電水車保
持枠２の上、下端にそれぞれ回転軸受３、４を装着し
て、全方位に回転自由にすると共に水車保持枠２内に複
数の曲面板翼５を個々に翼取付軸６端を介して、中間取
付板７と一体とした発電水車を主横軸に固着して発電水
車の下部を水中で回転する如くすると共に主横軸の両端
に装着した電磁ブレーキ駆動架台側に増速チエン、スプ
ロケット１１増速機発電機を連動する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明の「図面」に示すように、
浮体台船（１）の船内に設置した発電水車の、保持枠
（２）の中に装置した複数の曲面板翼（５）が流水方向
舵（１４）により、常に一定方向を保ち、流水のエネル
ギーを有効に捕捉して発電する如くした。「自動全方位
式の自然流水発電水車」によって発電された電力は、自
然を破壊しない環境を悪化しないクリーンエネルギーと
して、従来の一般電力と同様にあらゆる産業に利用でき
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の技術による発電水車は「衝動型水
車］「反動型の水車］に大別されているが、共通するこ
とは導入管又は水路樋からの流水は、それぞれの落差、
水量によって使いわけられ、人工的に一定方向に導かれ
て水車を回転して発電する方式となっている。又この方
法にて発電するまでには、大規模なダム、堰を構築し導
入水路を開設するため、自然の破壊又は環境の悪化をき
たし、多くの問題が生じている。本発明は前項「請求項
１」に示すように「自動全方位式の自然流水発電水車」
を浮体台船（１）の船内に設置することにより、これら
の問題点を解消することができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】従来の流水による水車
発電装置は前項「０００２」「従来の技術」に述べたよ
うに、発電装置の規模によっては、何らかの自然の破壊
と環境の悪化を来し多くの問題が生じている。このよう
なことを解決する為にも本発明による、流水中の浮体台
船（１）の船内に設置した「自動全方位式の自然流水発
電水車」を開発しクリーンエネルギーとしての電力を得
ることにより、この問題点を解決しようとする課題とし
た。

【０００４】

【課題を解決しようとするための手段】陸上又は河川に
於ける水車発電装置は前項「０００２」「従来の技術」
に述べているように、自然の破壊、環境の悪化を来し、
多くの問題が生じているがこの様な問題点を解決するた
めに「自動全方位式の自然発電水車」を開発することを
課題として問題を解決しようとするための手段とした。

【０００５】

【作 用】［図面」に示すように、浮体台船（１）の
台船内に設置した発電水車保持枠（２）の上端に上回転
軸受（３）を、下端に下回転軸受（４）を装置すると共
に、該枠の横振れ防止と荷重受のための円形レール（１
７）と、安定ローラー（１８）を設置して、全方位に回
転自由とした。また該枠内に複数の曲面板翼（５）を翼
取付軸（６）端を介して、中間取付板（７）に取付け
て、一体とした発電水車を主横軸（８）に固着して、下
部を水中で水の流速と同調して回転する如くすると共に
主横軸（８）の両端に装着した、電磁ブレーキ（９）駆
動架台（１０）側に増速チエン・スプロケット（１１）
増速機（１２）発電機（１３）を連動する如くした。な
お発電水車の保持枠（２）の下流方向の両端に流水方向
舵（１４）を固着して「自動全方位式の自然流水発電水
車」とした。

【０００６】

【発明の効果】前記の各項に述べた様に本発明は、従来
の流水による発電水車と異なり、自然流水の中の浮体台
船（１）の船内に設置する事で、この発電水車は自然の
破壊、環境の悪化を伴はない、クリーンエネルギーとし
て、一般電力に使用出来るのみならず、この浮体台船
（１）を大型化する事で大容量の電力を確保出来ると共
にあらゆる産業の電力として使用出来て、この発明の効
果を増大する事が出来る。

【０００７】

【実 施 例】本発明による「実施例」を下記「図面」
により説明することとする。

【図面の簡単な説明】

【図 １】 側面図 本考案に於ける「側面図」

【図 ２】 平面図 「図１」のＡ−Ａ線に於ける「平面図」

【符号の説明】

（１） 浮 体 台 船 （２） 保
持 枠 （３） 上 回転 軸受 （４） 下
回転 軸 受 （５） 曲 面 板 翼 （６） 翼
取 付 軸 （７） 中 間取付 板 （８） 主
横 軸 （９） 電磁ブレー キ （１０）
駆 動 架 台 （１１）増速チエン．スプロケット （１２）増
速 機 （１３）発 電 機 （１４）流
水方 向 舵 （１５）支 柱 （１６）バ
ラ ストタンク （１７）円形 レー ル （１８）安
定 ローラ ー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】「図面」に示すように、発電水車の自然流
   水を導入するため、浮体台船（１）の台船底の下方に支
   柱（１５）を介入し、バラストタンク（１６）を設置し
   て、水面付近の全周に亘り自然流水路を開口した。浮体
   台船内の発電水車の保持枠（２）の上端に上回転軸受
   （３）を、下端に下回転軸受（４）を装置すると共に、
   該枠の横振れ防止と荷重費のため、円形レール（１７）
   と安定ローラー（１８）を設置して全方位に回転自由と
   した。また該枠内に複数の曲面板翼（５）を個々に、翼
   取付軸（６）端を介して中間取付板（７）に取付けて、
   一体とした発電水車を主横軸（８）に固着して、発電水
   車の下部を水中で、水の流速と同調して回転する如くし
   た。また主横軸（８）の両端に装着した電磁ブレーキ
   （９）駆動架台（１０）側に増速チエンスプロケット
   （１１）増速機（１２）発電機（１３）を連動する如く
   した。なお発電水車の保持枠（２）の下流方向の両側に
   流水方向舵（１４）を固着した「自動全方位式の自然流
   水発電水車」