JPH08253603A - 真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法 - Google Patents
真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法Info
- Publication number
- JPH08253603A JPH08253603A JP7057724A JP5772495A JPH08253603A JP H08253603 A JPH08253603 A JP H08253603A JP 7057724 A JP7057724 A JP 7057724A JP 5772495 A JP5772495 A JP 5772495A JP H08253603 A JPH08253603 A JP H08253603A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- weight
- parts
- vinyl chloride
- vacuum forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
って貼り合わせ加工を容易に行なうことができ、しか
も、かくして得られた真空成形品において、フィルムの
収縮がなく、更に、成形品に耐擦り傷性と耐摩耗性にす
ぐれる表面を与える塩化ビニル系樹脂フィルムと、その
ようなフィルムを用いる真空成形方法を提供することに
ある。 【構成】本発明による真空成形用塩化ビニル系樹脂フィ
ルムは、ポリ塩化ビニル100重量部に対して、可塑剤
0〜35重量部と粒径6〜12μm、平均長さ0.2〜1.
0mmのガラス短繊維0.5〜30重量部を含み、クラッ
シュベルグ柔軟温度が45℃以上であることを特徴とす
る。また、本発明による真空成形方法は、三次曲面を有
する基材に接着剤を介して塩化ビニル系樹脂フィルムを
真空成形にて貼り合わせる真空成形方法において、上記
ガラス短繊維を含む塩化ビニル系樹脂フィルムを用いる
ことを特徴とする。
Description
繊維を含む塩化ビニル系樹脂フィルム及びそのようなフ
ィルムを用いる真空成形方法に関し、詳しくは、真空成
形によって三次曲面を有する基材に沿って貼り合わせ加
工を容易に行なうことができ、しかも、かくして得られ
た真空成形品が加工後にフィルムの収縮がなく、更に、
表面のフィルムが耐擦り傷性と耐摩耗性にすぐれる塩化
ビニル系樹脂フィルムと、そのようなフィルムを用いる
真空成形方法に関する。
な基材、例えば、MDF、鋼板、無機質板等に塩化ビニ
ル系樹脂からなるフィルムを真空成形にて貼り合わせて
なる化粧材が、例えば、建材、家具、家庭用電気製品、
車両内装材等に広く用いられるに至っている。塩化ビニ
ル系樹脂は柔軟であるので、このような真空成形に好適
に用いることができるが、他方、表面の耐擦り傷性や耐
摩耗性が十分でない問題がある。
系樹脂フィルムが、従来、既に種々知られている。例え
ば、実公昭60−33005号公報には、色材と共にガ
ラス短繊維を分散させた樹脂層からなる中間層を半透明
乃至不透明の基層と透明乃至半透明の樹脂層からなる表
面層との間に介在させると共に、上記中間層と表面層と
の間に図柄模様層を積層してなる化粧材が記載されてい
る。このような化粧材は、外観に高い意匠性を与えるた
めのものであって、表面層の耐擦り傷性や耐摩耗性につ
いては考慮されていないので、例えば、家具や建具の表
面の面板や天板等として用いるに適しない。
カやゼオライト等のような微粒状の無機質充填剤を配合
した軟質又は半硬質塩化ビニル樹脂シートの片面に粘着
剤層を設けてなる表面滑り性を改善した表面保護シート
が記載されている。しかし、この樹脂シートも、耐擦り
傷性や耐摩耗性が十分でない。
ガラス短繊維を分散させた樹脂フィルムと内部可塑化樹
脂フィルムと粘着剤層とをこの順序にて積層してなり、
耐擦り傷性や耐摩耗性にすぐれ、三次曲面への追従性に
もすぐれる内装用化粧材が記載されている。しかし、上
記フィルムを真空成形に用いることは、何ら記載がな
い。
ビニル系樹脂フィルムを用いる真空成形における上述し
た問題を解決するためになされたものであって、真空成
形によって三次曲面を有する基材に沿って貼り合わせ加
工を容易に行なうことができ、しかも、かくして得られ
た真空成形品において、フィルムの収縮がなく、更に、
成形品に耐擦り傷性と耐摩耗性にすぐれる表面を与える
塩化ビニル系樹脂フィルムと、そのようなフィルムを用
いる真空成形品の製造方法を提供することを目的とす
る。
塩化ビニル系樹脂フィルムは、ポリ塩化ビニル100重
量部に対して、可塑剤0〜35重量部と粒径6〜12μ
m、平均長さ0.2〜1.0mmのガラス短繊維0.5〜30
重量部を含み、クラッシュベルグ柔軟温度が45℃以上
であることを特徴とする。
曲面を有する基材に接着剤を介して塩化ビニル系樹脂フ
ィルムを真空成形にて貼り合わせる真空成形方法におい
て、ポリ塩化ビニル100重量部に対して、可塑剤0〜
35重量部と粒径6〜12μm、平均長さ0.2〜1.0m
mのガラス短繊維0.5〜30重量部を含み、クラッシュ
ベルグ柔軟温度が45℃以上であるフィルムを温度60
〜90℃にて基材に貼り合わせることを特徴とする。
特に、限定されるものではなく、通常のカレンダー成形
用のものが用いられる。必要に応じて、ポリ塩化ビニル
の加工性を高め、又は樹脂の特性を改善するために、エ
チレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共
重合体、塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビ
ニル−(メタ)アクリル酸エステル共重合体、ポリウレ
タン−塩化ビニル共重合体、メタクリル酸メチル(共重
合体)樹脂等を、通常、10重量%以下の範囲でポリ塩
化ビニルに併用してもよい。例えば、メタクリル酸メチ
ル(共重合体)樹脂は、改質剤として有用である。
フィルムは、このようなポリ塩化ビニルにガラス短繊維
のほか、必要に応じて、安定剤、可塑剤や、その他の添
加剤を配合し、均一に混練して、配合物、即ち、コンパ
ウンドを調製し、これをカレンダー成形することによっ
て得ることができる。 上記可塑剤は、従来、塩化ビニ
ル樹脂のカレンダー成形品の製造に用いられている通常
のものでよく、従って、例えば、ジエチルヘキシルフタ
レート(DPO)等のフタル酸ジエステルのほか、直鎖
二塩基酸ジエステル、リン酸エステル、エポキシ化大豆
油、ポリエステル系可塑剤等も用いられる。このような
可塑剤の配合量は、得られるフィルムに対する要求特性
によるが、通常、ポリ塩化ビニル100重量部に対し
て、0〜35重量部の範囲であり、好ましくは、10〜
30重量部の範囲である。
フィルムは、真空成形条件下に三次曲面を有する基材に
よく追従し、また、得られる成形品においてフィルムが
収縮せず、しかも、成形品の表面が耐擦り傷性と耐摩耗
性とにすぐれるように、粒径が6〜12μm、平均長さ
0.2〜1.0mmの範囲にあるガラス短繊維がポリ塩化ビ
ニル100重量部に対して、通常、0.5〜30重量部の
範囲で含み、好ましくは、3〜30重量部の範囲で含
み、最も好ましくは、10〜30重量部の範囲で含む。
ィルムは、前述したポリ塩化ビニルに粒径6〜12μ
m、平均長さ2〜12mmのガラス短繊維を配合し、必
要に応じて、安定剤、可塑剤や、その他の添加剤を加
え、均一に混合混練して、配合物、即ち、コンパウンド
を調製し、これをカレンダー成形することによって得る
ことができる。上記ガラス短繊維としては、通常、収束
剤であるシランカップリング剤によって、200〜30
0本が収束されたもの、即ち、チョップドストランドが
好ましく用いられる。このようなガラス短繊維は、ポリ
塩化ビニルと混練され、カレンダー成形される間に、平
均長さ0.2〜1.0mmの個々の短繊維に分離破砕され
て、フィルム中に均一に分散される。
00重量部に対して0.5重量部よりも少ないときは、得
られるフィルムにおいて、目的とする耐擦り傷性や耐摩
耗性を得ることができず、他方、30重量部を越えると
きは、カレンダー成形によるフィルム製造が困難となる
ので好ましくない。
れる。安定剤としては、通常、バリウムやカドミウムや
亜鉛等の金属石ケンが好ましく用いられる。安定剤は、
通常、ポリ塩化ビニル100重量部に対して、0.5〜1
0重量部の範囲で用いられ、好ましくは、1〜5重量部
の範囲で用いられる。
て、得られるフィルムの望ましい特性を損なわない範囲
内において、通常の滑剤、顔料等の着色剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電防止剤等を配合しても
よい。
ムは、クラッシュベルグ(クラッシュバーグ)柔軟温度
が45〜75℃、好ましくは、48〜60℃の範囲であ
る。フィルムのクラッシュベルグ(クラッシュバーグ)
柔軟温度が45℃よりも低いときは、得られた成形品に
おいて、フィルムの収縮が大きく、環境条件によって
は、フィルムが基材から剥離し、収縮することがある。
他方、柔軟温度が余りに高いときは、真空成形に際し
て、フィルムが基材に追従し難くなるので、通常、75
℃以下である。
ルグ温度は、添加剤の種類や量によって、目的とする範
囲に調節することができる。例えば、ポリ塩化ビニルへ
の可塑剤や液状安定剤の配合量を高めることによって、
得られるフィルムのクラッシュベルグ温度を低くするこ
とができ、他方、アクリル系耐熱性向上剤や軟化点の高
い樹脂を混合することによって高くすることができ、ま
た、炭酸カルシウムやガラス繊維等の無機質充填剤を添
加することによって、クラッシュベルグ温度を幾らか高
くすることができる。無可塑塩化ビニル樹脂フィルム
は、通常、クラッシュベルグ温度が約75℃である。
フィルムは、ガラス短繊維を含み、真空成形品の表面層
を形成する塩化ビニル系樹脂フィルムと、ガラス短繊維
を含まず、上記表面層のフィルムを支持し、強化する支
持層とからなる多層フィルムであってもよい。このよう
な多層フィルムの場合、表面層をなすフィルムはクラッ
シュベルグ(クラッシュバーグ)柔軟温度が20℃以上
であり、支持層をなすフィルムはクラッシュベルグ柔軟
温度が48℃以上であることが必要であり、これによっ
て、単層フィルムの場合と同様の真空成形性を確保する
ことができる。特に、本発明によれば、表面層をなすフ
ィルムのクラッシュベルグ柔軟温度は20〜50℃の範
囲にあり、支持層をなすフィルムのクラッシュベルグ柔
軟温度は48〜65℃の範囲にあるのが好ましい。
フィルムを多層とし、その一方にクラッシュベルグ柔軟
温度の低いものを用いることによって、その製造に際し
て、配合物が熱安定性がよく、カレンダー成形性にすぐ
れると共に、得られるフィルムが耐候性にすぐれ、更
に、耐寒性にもすぐれる等の利点を有する。
フィルムが多層フィルムである場合、表面層をなすフィ
ルムと支持層をなすフィルムは、通常、熱融着によって
積層接着するか、又は適宜の接着剤を用いて積層接着し
て得ることができる。接着剤としては、特に、限定され
るものではないが、例えば、紫外線硬化型ウレタンアク
リレート樹脂接着剤を好適に用いることができる。ま
た、支持層をなすフィルムも、必要に応じて、通常の滑
剤、着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、帯電
防止剤等を含んでいてもよい。
ニル系樹脂フィルムが多層フィルムである場合、支持層
をなすフィルムの表面に種々の図柄模様や文字等の印刷
を施してもよく、また、支持層をなすフィルムの表面に
エンボスを施し、その上に表面層を接着積層してもよ
く、また、支持層をなすフィルムを顔料にて適宜に着色
してもよい。
単層、多層のいずれにおいても、予め、最下層として、
例えば、アクリル系の粘着剤やホットメルト系の接着剤
の層を設けてもよい。
フィルムは、ガラス短繊維が表面から裏面までほぼ均一
に分散されているので、耐擦り傷性と耐摩耗性にすぐれ
ており、また、仮に、表面が少し摩耗しても、耐擦り傷
性を保持している。更に、本発明によるフィルムは、そ
の透明性を阻害しない配合、所謂クリヤー配合とした場
合、ガラス短繊維が透明であるので、フィルムもまた、
透明性にすぐれ、通常、光線透過率75%以上を有し、
好ましい態様によれば、80%以上を有する。このよう
に、本発明による真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム
は、実質的に透明であるので、前述したように、顔料や
図柄模様を有する層を支持層とすることによって、意匠
性の高い成形品の製造することができる。
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
して、エチルヘキシルフタレート8重量部と、粒径6μ
m、長さ8mmのガラス短繊維のチョップドストランド
(旭ファイバーグラス(株)製グラスロンチョップドス
トランド06−IE−830A)3重量部とを配合し、
更に、カドミウム−バリウム系安定剤、耐衝撃剤として
鐘淵化学工業(株)製メタクリル酸メチル−ブタジエン
−スチレン共重合体樹脂(MBS樹脂)「カネエースB
−11A」及び顔料を適量加え、ヘンセルミキサーにて
混合混練してコンパウンド化した後、カレンダー成形に
て、厚み0.2mmのフィルムとした。このようにして得
られたフィルムのクラッシュベルグ柔軟温度は50℃で
あり、また、フィルム中のガラス短繊維の平均長さは、
0.51mmであった。フィルムのクラッシュベルグ柔軟
温度は、JIS K6734に従って測定した。
わせて成形品を製造した。基材としては、横断面が蒲鉾
形状を有し、縦断面がほぼ長方形の形状を有し、底面が
平坦であるMDF(縦15cm、横30cm、高さ1.8cm)
を用い、上部四隅に三次曲面を有する表面にウレタン二
液型水性接着剤を塗布し、これに上記フィルムを真空成
形にて貼り合わせて、成形品を得た。真空成形の条件
は、プレス圧力3.0kg/cm2、プレス温度(シリコーンゴ
ム温度)65℃、プレス時間150秒、予熱15秒とし
た。このようにして得られた成形品について、耐擦り傷
性、耐摩耗性及び真空成形適性を表1に示す。
筆引っかき試験法により、耐摩耗性は、摩耗輪CS−1
7を用い、荷重1kgの条件にてテーバー式摩耗試験法に
より評価した。真空成形適性は、成形品におけるフィル
ムの三次曲面への追従適性と、成形品を60℃で48時
間放置したときのフィルムの収縮量(基材の下端からの
フィルムの収縮量を基材の四隅で測定し、その1/4を
とった。)によって評価した。また、必要な場合、透明
性は、JIS K7105に従って、光線透過率を求め
た。
表1に示す量にて用いた以外は、実施例1と同様にし
て、厚さ0.2mmのフィルムを得た。このフィルムのク
ラッシュベルグ柔軟温度、フィルム中のガラス短繊維の
平均長さ、得られた成形品の表面の耐擦り傷性、耐摩耗
性及び真空成形適性を表1に示す。
して、エチルヘキシルフタレート20重量部と粒径6μ
m、長さ8mmのガラス短繊維のチョップドストランド
(旭ファイバーグラス(株)製グラスロンチョップドス
トランド06−IE−830A)5重量部とを配合し、
更に、カドミウム−バリウム系安定剤、耐衝撃剤として
鐘淵化学工業(株)製メタクリル酸メチル−ブタジエン
−スチレン共重合体樹脂(MBS樹脂)「カネエースB
−11A」を適量加え、クリヤー配合とし、ヘンセルミ
キサーにて混合混練してコンパウンド化した後、カレン
ダー成形にて、厚み0.2mmのフィルムとした。このよ
うにして得られた表面層用のフィルムのクラッシュベル
グ柔軟温度は28℃であり、フィルム中のガラス短繊維
の平均長さは、0.54mmであった。また、このフィル
ムの光線透過率は83%であった。
0)100重量部に対して、エチルヘキシルフタレート
8重量部とカドミウム−バリウム系安定剤と前記と同じ
耐衝撃剤と顔料とを適量加え、ヘンセルミキサーにて混
合混練してコンパウンド化した後、カレンダー成形に
て、厚み0.2mmのフィルムとした。このようにして得
られた支持層用のフィルムのクラッシュベルグ柔軟温度
は51℃であった。上記表面層用のフィルムと支持層用
のフィルムとを熱融着にて接着積層して、真空成形用フ
ィルムとし、これを用いて、実施例1と同様にして、真
空成形品を製造した。得られた成形品の表面の耐擦り傷
性、耐摩耗性及び真空成形適性を表1に示す。
した。得られた成形品の表面の耐擦り傷性、耐摩耗性及
び真空成形適性を表1に示す。
塩化ビニル系樹脂フィルムは、ポリ塩化ビニルに対して
所定の割合でガラス短繊維を含み、所定のクラッシュベ
ルグ柔軟温度を有するので、真空成形において、三次曲
面を有する基材によく追従し、しかも、得られた成形品
において、表面層が耐擦り傷性と耐摩耗性性にすぐれ、
そのうえ、成形品からフィルムが収縮し、剥離すること
がない。
フィルムを実質的に透明にすることができ、このような
場合、このフィルムを表面層とし、顔料や図柄模様を有
するフィルムを支持層とすることによって、意匠性の高
い真空成形品を製造することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】ポリ塩化ビニル100重量部に対して、可
塑剤0〜35重量部と粒径6〜12μm、平均長さ0.2
〜1.0mmのガラス短繊維0.5〜30重量部を含み、ク
ラッシュベルグ柔軟温度が45℃以上であることを特徴
とする真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム。 - 【請求項2】ポリ塩化ビニル100重量部に対して、可
塑剤0〜35重量部と粒径6〜12μm、平均長さ0.2
〜1.0mmのガラス短繊維0.5〜30重量部を含み、ク
ラッシュベルグ柔軟温度が20℃以上である表面層をな
すフィルムと、ポリ塩化ビニル100重量部に対して、
可塑剤0〜35重量部を含み、クラッシュベルグ柔軟温
度が48℃以上である支持層をなすフィルムとの多層フ
ィルムからなることを特徴とする真空成形用塩化ビニル
系樹脂フィルム。 - 【請求項3】三次曲面を有する基材に接着剤を介して塩
化ビニル系樹脂フィルムを真空成形にて貼り合わせる真
空成形方法において、ポリ塩化ビニル100重量部に対
して、可塑剤0〜35重量部と粒径6〜12μm、平均
長さ0.2〜1.0mmのガラス短繊維0.5〜30重量部を
含み、クラッシュベルグ柔軟温度が45℃以上であるフ
ィルムを温度60〜90℃にて基材に貼り合わせること
を特徴とする真空成形方法。 - 【請求項4】三次曲面を有する基材に接着剤を介して塩
化ビニル系樹脂フィルムを真空成形にて貼り合わせる真
空成形方法において、ポリ塩化ビニル100重量部に対
して、可塑剤0〜35重量部と粒径6〜12μm、平均
長さ0.2〜1.0mmのガラス短繊維0.5〜30重量部を
含み、クラッシュベルグ柔軟温度が20℃以上である表
面層をなすフィルムと、ポリ塩化ビニル100重量部に
対して、可塑剤0〜35重量部を含み、クラッシュベル
グ柔軟温度が48℃以上である支持層をなすフィルムと
からなる多層フィルムを温度60〜90℃にて基材に貼
り合わせることを特徴とする真空成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5772495A JP3533505B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5772495A JP3533505B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003322498A Division JP3839011B2 (ja) | 2003-09-16 | 2003-09-16 | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08253603A true JPH08253603A (ja) | 1996-10-01 |
JP3533505B2 JP3533505B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=13063893
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5772495A Expired - Fee Related JP3533505B2 (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3533505B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3839011B2 (ja) * | 2003-09-16 | 2006-11-01 | バンドー化学株式会社 | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03297609A (ja) * | 1990-04-17 | 1991-12-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 熱成形用シート |
JPH0641328A (ja) * | 1992-05-19 | 1994-02-15 | Bando Chem Ind Ltd | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フイルム |
JPH0679835A (ja) * | 1991-07-31 | 1994-03-22 | Yamagata Three M Kk | 内装用化粧材 |
JPH07100910A (ja) * | 1993-10-05 | 1995-04-18 | Bando Chem Ind Ltd | 化粧板の製造方法 |
JPH08311211A (ja) * | 1995-03-16 | 1996-11-26 | Bando Chem Ind Ltd | ガラス短繊維を含む透明な塩化ビニル樹脂シート及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP5772495A patent/JP3533505B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03297609A (ja) * | 1990-04-17 | 1991-12-27 | Sekisui Chem Co Ltd | 熱成形用シート |
JPH0679835A (ja) * | 1991-07-31 | 1994-03-22 | Yamagata Three M Kk | 内装用化粧材 |
JPH0641328A (ja) * | 1992-05-19 | 1994-02-15 | Bando Chem Ind Ltd | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フイルム |
JPH07100910A (ja) * | 1993-10-05 | 1995-04-18 | Bando Chem Ind Ltd | 化粧板の製造方法 |
JPH08311211A (ja) * | 1995-03-16 | 1996-11-26 | Bando Chem Ind Ltd | ガラス短繊維を含む透明な塩化ビニル樹脂シート及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3533505B2 (ja) | 2004-05-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6324619B2 (ja) | ||
CN106574463B (zh) | 缓冲地板材料及其制造方法 | |
US20080026237A1 (en) | Mat acrylic resin film | |
EP0732354B1 (en) | Use of polyvinyl chlorine resin sheets as flooring material | |
KR100227592B1 (ko) | 투명취성필름 | |
CA2102512A1 (en) | Wall decorating system | |
JP3839011B2 (ja) | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法 | |
JPH0679835A (ja) | 内装用化粧材 | |
JP3533505B2 (ja) | 真空成形用塩化ビニル系樹脂フィルム及び真空成形方法 | |
KR101242387B1 (ko) | 장식시트용 염화비닐수지 조성물 및 이를 이용한 장식 시트 | |
JP2007092197A (ja) | 壁紙、及び壁紙用表面保護剤 | |
KR102017912B1 (ko) | 표면층으로 탄성층을 구비한 쿠션바닥재 | |
JPH08311211A (ja) | ガラス短繊維を含む透明な塩化ビニル樹脂シート及びその製造方法 | |
KR20180106280A (ko) | 폴리염화비닐 수지 조성물 및 이를 이용한 폴리염화비닐 필름 | |
KR102082521B1 (ko) | 펄 필러 또는 mma칩을 포함하는 탄성층을 구비한 쿠션바닥재 및 그 제조방법 | |
JP3506586B2 (ja) | 軟質塩化ビニル系樹脂組成物及びその成形品 | |
JPH05100683A (ja) | 防音壁 | |
JP3577999B2 (ja) | 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム | |
JP2005200466A (ja) | アクリル樹脂フィルムおよびその製造方法 | |
JP2005200465A (ja) | ポリオレフィン樹脂フィルムおよびその製造方法 | |
TW202311598A (zh) | 未具有發泡結構的聚氯乙烯人造革 | |
JP2541247B2 (ja) | 後塩素化塩化ビニル樹脂積層板 | |
KR20230086116A (ko) | 바닥재 및 이의 제조방법 | |
JPH10338788A (ja) | Icカード用塩化ビニル系樹脂組成物 | |
JP2859115B2 (ja) | アクリル樹脂系プラスチゾル組成物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040217 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040224 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080319 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100319 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |