JPH0825339B2 - 熱転写記録用受像シ−ト - Google Patents
熱転写記録用受像シ−トInfo
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- JPH0825339B2 JPH0825339B2 JP62186095A JP18609587A JPH0825339B2 JP H0825339 B2 JPH0825339 B2 JP H0825339B2 JP 62186095 A JP62186095 A JP 62186095A JP 18609587 A JP18609587 A JP 18609587A JP H0825339 B2 JPH0825339 B2 JP H0825339B2
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- B41M5/5254—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. vinyl polymers
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- B41M5/5263—Macromolecular coatings characterised by the use of polymers obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- B41M5/5272—Polyesters; Polycarbonates
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- Optics & Photonics (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は画像信号に応じてサーマルヘッド等の熱によ
り熱転写シートの昇華性染料等を移行させて記録を行う
のに適した熱転写記録用受像シートに関する。
り熱転写シートの昇華性染料等を移行させて記録を行う
のに適した熱転写記録用受像シートに関する。
「従来の技術」 昇華性染料等の転写を受ける熱転写記録用受像シート
としては、熱可塑性ポリエステル樹脂等をバインダーと
し、微粉末シリカや炭酸カルシウム等を混合分散させた
塗工液を、上質紙などの紙基材等に塗布して受像層を形
成したものが知られている。しかしながら、階調性のあ
る画像を転写する場合、上質紙のような平滑度の低い基
材に受像層を設けても、転写抜けのない、美しい階調性
のある画像は得られない。特に、受像層が有機溶剤溶液
を用いて形成される場合には、画像の転写抜けが多い。
としては、熱可塑性ポリエステル樹脂等をバインダーと
し、微粉末シリカや炭酸カルシウム等を混合分散させた
塗工液を、上質紙などの紙基材等に塗布して受像層を形
成したものが知られている。しかしながら、階調性のあ
る画像を転写する場合、上質紙のような平滑度の低い基
材に受像層を設けても、転写抜けのない、美しい階調性
のある画像は得られない。特に、受像層が有機溶剤溶液
を用いて形成される場合には、画像の転写抜けが多い。
一般に記号や文字、数字等の画像を転写する時には、
無地の部分が多いので転写抜けは記号や文字、数字の部
分に生じない限り目立たないが、写真のような画像や、
ベタ着色部のある画像では転写抜けは欠点として残る。
無地の部分が多いので転写抜けは記号や文字、数字の部
分に生じない限り目立たないが、写真のような画像や、
ベタ着色部のある画像では転写抜けは欠点として残る。
この欠点を改善する為、過去、様々な努力がなされて
きた。
きた。
例えば、特開昭61−172795号には受像層の下の中間
層に有機溶剤バリヤー性を持たせ、且つJIS B 0601に準
じて測定される表面の最大高さRmaxを7ミクロン以下に
する方法が提案されており、特開昭61−144394号には
樹脂を主とする中間層のJIS K 6301で規定される100%
モジュラスを100kg/cm2以下とする方法が提案されてい
る。
層に有機溶剤バリヤー性を持たせ、且つJIS B 0601に準
じて測定される表面の最大高さRmaxを7ミクロン以下に
する方法が提案されており、特開昭61−144394号には
樹脂を主とする中間層のJIS K 6301で規定される100%
モジュラスを100kg/cm2以下とする方法が提案されてい
る。
しかし、改良に伴って新たな問題が付随するため、必
ずしも満足すべき結果が得られていないのが現状であ
る。例えば、上記では中間層が可塑性を保持している
間に鏡面接触させて加熱乾燥する工程等があるが、生産
速度が著しく低下するという問題があり、では密着性
を向上させる目的で配合した中間層中の柔軟な樹脂が、
塗布乾燥後の巻取り仕上げでブロッキングを起こし易い
という問題が付随する。
ずしも満足すべき結果が得られていないのが現状であ
る。例えば、上記では中間層が可塑性を保持している
間に鏡面接触させて加熱乾燥する工程等があるが、生産
速度が著しく低下するという問題があり、では密着性
を向上させる目的で配合した中間層中の柔軟な樹脂が、
塗布乾燥後の巻取り仕上げでブロッキングを起こし易い
という問題が付随する。
「発明が解決しようとする問題点」 本発明は上記の如き問題を付随することなく、転写抜
けのない高濃度で美しい記録画像を与える熱転写記録用
受像シートを効率良く提供するものである。
けのない高濃度で美しい記録画像を与える熱転写記録用
受像シートを効率良く提供するものである。
紙等の基材に予め表面平滑性の良い中間層を設け、こ
の上に受像層を形成すると、転写抜けは改善されるもの
の、中間層の材質によっては転写濃度が大きく変動する
恐れがある。その為、前記特開昭61−172795号、同61−
144394号にはクッション性があり且つ断熱性のあるMB
R、ポリウレタン、ポリブタジエン、SBR等の使用が提案
されているが、受像層の有機溶剤が中間層を溶解するた
め受像層が均一に形成されず、結果的に濃度低下を引き
起こしてしまう。又上記の如き合成樹脂層はブロッキン
グを発生し易く実際の製品化は困難であった。
の上に受像層を形成すると、転写抜けは改善されるもの
の、中間層の材質によっては転写濃度が大きく変動する
恐れがある。その為、前記特開昭61−172795号、同61−
144394号にはクッション性があり且つ断熱性のあるMB
R、ポリウレタン、ポリブタジエン、SBR等の使用が提案
されているが、受像層の有機溶剤が中間層を溶解するた
め受像層が均一に形成されず、結果的に濃度低下を引き
起こしてしまう。又上記の如き合成樹脂層はブロッキン
グを発生し易く実際の製品化は困難であった。
本発明者等は、かかる現状に鑑み、鋭意研究を進めた
結果、中間層の耐有機溶剤性及びブロッキング性を改良
することによって転写濃度の高い受像シートが効率良く
得られることを見出した。そして、さらに鋭意検討を重
ねた結果、特定の単量体組成とゲル含有量(トルエン不
溶解分)を有する特殊な共重合体ラテックスを中間層の
主成分として使用すると、受像層の平滑性を損なうこと
なく中間層の耐有機溶剤性とブロッキング性が効果的に
改善され、結果的に、転写抜けのない高濃度で美しい記
録画像を与える受像シートが効率良く得られることを見
出し本発明を完成するに至った。
結果、中間層の耐有機溶剤性及びブロッキング性を改良
することによって転写濃度の高い受像シートが効率良く
得られることを見出した。そして、さらに鋭意検討を重
ねた結果、特定の単量体組成とゲル含有量(トルエン不
溶解分)を有する特殊な共重合体ラテックスを中間層の
主成分として使用すると、受像層の平滑性を損なうこと
なく中間層の耐有機溶剤性とブロッキング性が効果的に
改善され、結果的に、転写抜けのない高濃度で美しい記
録画像を与える受像シートが効率良く得られることを見
出し本発明を完成するに至った。
「問題点を解決する為の手段」 本発明は基材上に中間層、受像層を順次設けた熱転写
記録用受像シートにおいて、該中間層が、 脂肪族共役ジオレフィン系単量体 20〜70重量% 不飽和酸単量体 0.5〜15重量% 他のオレフィン系単量体 15〜79.5重量% より構成され且つゲル含有量が85〜100重量%である共
重合体ラテックスを70重量%以上含有することを特徴と
する熱転写記録用受像シートである。
記録用受像シートにおいて、該中間層が、 脂肪族共役ジオレフィン系単量体 20〜70重量% 不飽和酸単量体 0.5〜15重量% 他のオレフィン系単量体 15〜79.5重量% より構成され且つゲル含有量が85〜100重量%である共
重合体ラテックスを70重量%以上含有することを特徴と
する熱転写記録用受像シートである。
「作用」 本発明において、中間層を構成する共重合体ラテック
スは上記の如く特定の単量体組成とゲル含有量(トルエ
ン不溶解分)を有する特殊な共重合体ラテックスであ
る。
スは上記の如く特定の単量体組成とゲル含有量(トルエ
ン不溶解分)を有する特殊な共重合体ラテックスであ
る。
脂肪族共役ジオレフィン系単量体は通常4〜10ヶの炭
素原子を有するものから選ばれるが、具体的には、例え
ば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,
3−ジメチル−1,3−ブタジエン、ハロゲン置換ブタジエ
ン類、置換直鎖共役ペンタジエン類、直鎖又は側鎖をも
つ共役ヘキサジエン類等が挙げられる。該脂肪族共役ジ
オレフィン系単量体は、共重合体ラテックス中に20〜70
重量%含有されるが、20重量%未満では硬くて脆く又皮
膜形成及び接着強度に劣り、70重量%を越えるとゲル含
有量を85重量%以上にしても軟らか過ぎて塗布工程中に
ロール等に付着したり、ブロッキングを起こし易くな
る。
素原子を有するものから選ばれるが、具体的には、例え
ば1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,
3−ジメチル−1,3−ブタジエン、ハロゲン置換ブタジエ
ン類、置換直鎖共役ペンタジエン類、直鎖又は側鎖をも
つ共役ヘキサジエン類等が挙げられる。該脂肪族共役ジ
オレフィン系単量体は、共重合体ラテックス中に20〜70
重量%含有されるが、20重量%未満では硬くて脆く又皮
膜形成及び接着強度に劣り、70重量%を越えるとゲル含
有量を85重量%以上にしても軟らか過ぎて塗布工程中に
ロール等に付着したり、ブロッキングを起こし易くな
る。
不飽和酸単量体としては、例えばアクリル酸、メタク
リル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ジカルボ
ン酸無水物、ジカルボン酸モノアルキルエステル等が例
示される。該不飽和酸単量体は共重合体ラテックス中に
0.5〜15重量%の割合で含有されるが、0.5重量%未満で
は共重合体ラテックスの機械的安定性が低下し、15重量
%を越えると共重合体ラテックスの粘度が高くなり過ぎ
る傾向がある。
リル酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、ジカルボ
ン酸無水物、ジカルボン酸モノアルキルエステル等が例
示される。該不飽和酸単量体は共重合体ラテックス中に
0.5〜15重量%の割合で含有されるが、0.5重量%未満で
は共重合体ラテックスの機械的安定性が低下し、15重量
%を越えると共重合体ラテックスの粘度が高くなり過ぎ
る傾向がある。
脂肪族共役ジオレフィン系単量体及び不飽和酸単量体
以外の他のオレフィン系単量体としては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジメチルス
チレン等の芳香族ビニル単量体、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート等のアクリレート系単量体、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート等のメタクリレート系単量体、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル系単量体、アク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、グリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート等が挙げら
れる。
以外の他のオレフィン系単量体としては、例えばスチレ
ン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ジメチルス
チレン等の芳香族ビニル単量体、メチルアクリレート、
エチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エチル
ヘキシルアクリレート、ラウリルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
アクリレート等のアクリレート系単量体、メチルメタク
リレート、エチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート等のメタクリレート系単量体、アクリロニトリル、
メタクリロニトリル等の不飽和ニトリル系単量体、アク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミド、グリシジ
ルアクリレート、グリシジルメタクリレート等が挙げら
れる。
本発明の重大な特徴の一つである共重合体ラテックス
のゲル含有量(トルエン不溶解分)は85〜100重量%に
調節する必要がある。従って、上記単量体の組成、乳化
重合の際の重合収率、重合温度等によっても左右される
が、例えば四塩化炭素、ドデシルメルカプタン、オクチ
ルメルカプタン等の連鎖移動剤の使用量を調節したり、
メチレンビスアクリルアミド、ジビニルベンゼン、ジア
リルフタレート等の架橋剤を適宜使用する方法によって
85重量%以上のゲル含有量となるように調節される。ゲ
ル含有量が85重量%未満の場合にはブロッキングが発生
して塗抹後の巻取製品が出来ない恐れがある。
のゲル含有量(トルエン不溶解分)は85〜100重量%に
調節する必要がある。従って、上記単量体の組成、乳化
重合の際の重合収率、重合温度等によっても左右される
が、例えば四塩化炭素、ドデシルメルカプタン、オクチ
ルメルカプタン等の連鎖移動剤の使用量を調節したり、
メチレンビスアクリルアミド、ジビニルベンゼン、ジア
リルフタレート等の架橋剤を適宜使用する方法によって
85重量%以上のゲル含有量となるように調節される。ゲ
ル含有量が85重量%未満の場合にはブロッキングが発生
して塗抹後の巻取製品が出来ない恐れがある。
なお、本発明でいうゲル含有量は以下の方法で測定さ
れる。即ち、室温(風乾)下でガラス板上にラテックス
を24時間以上放置した後、室温条件で2〜3時間の真空
乾燥を行って厚さ約1mmのラテックスフィルムを得る。
次に得られたフィルム約0.5gを精秤し、50mlのトルエン
液中に室温で24時間浸漬する。その後トルエン溶液を20
0メッシュのステンレス篩にかけて不溶解部分を採取
し、135℃で3時間乾燥した後に重量を測定し、トルエ
ン液浸漬前の重量に対する割合(重量%)として測定す
る。
れる。即ち、室温(風乾)下でガラス板上にラテックス
を24時間以上放置した後、室温条件で2〜3時間の真空
乾燥を行って厚さ約1mmのラテックスフィルムを得る。
次に得られたフィルム約0.5gを精秤し、50mlのトルエン
液中に室温で24時間浸漬する。その後トルエン溶液を20
0メッシュのステンレス篩にかけて不溶解部分を採取
し、135℃で3時間乾燥した後に重量を測定し、トルエ
ン液浸漬前の重量に対する割合(重量%)として測定す
る。
本発明において、良好な転写濃度を得る為には上記特
定の共重合体ラテックスを中間層の70重量%以上含有さ
せる必要がある。なお、中間層中にはシリカ、アルミ
ナ、クレー、炭酸カルシウム、プラスチックピグメント
等の顔料、滑剤、螢光染料等の各種助剤を共重合体ラテ
ックスの効果を妨げない範囲内で添加することができ
る。
定の共重合体ラテックスを中間層の70重量%以上含有さ
せる必要がある。なお、中間層中にはシリカ、アルミ
ナ、クレー、炭酸カルシウム、プラスチックピグメント
等の顔料、滑剤、螢光染料等の各種助剤を共重合体ラテ
ックスの効果を妨げない範囲内で添加することができ
る。
本発明の受像シートの基本構成を図面に基いてさらに
説明する。
説明する。
第1図において受像シートを構成する基材(1)とし
ては、例えば合成紙、上質紙、アート紙、コート紙、キ
ャスト紙、高分子フィルム等が適宜使用される。また、
これらの材料を2種以上貼合わせた複合基材も使用され
る。基材上に設ける中間層(2)のコート量は10〜50g/
m2程度が適当であり、好ましくは15〜30g/m2程度に調節
される。受像層(3)は例えばポリエステル、ポリアミ
ド、アクリル樹脂、アセテート樹脂、ポリスチレン樹
脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂等の極性基を
有する樹脂を単独若しくは2種以上混合したものをトル
エン、ベンゼン、キシレン、メチルエチルケトン等の有
機溶剤に溶解した溶液を乾燥重量で2〜10g/m2程度にな
るように塗布して形成される。
ては、例えば合成紙、上質紙、アート紙、コート紙、キ
ャスト紙、高分子フィルム等が適宜使用される。また、
これらの材料を2種以上貼合わせた複合基材も使用され
る。基材上に設ける中間層(2)のコート量は10〜50g/
m2程度が適当であり、好ましくは15〜30g/m2程度に調節
される。受像層(3)は例えばポリエステル、ポリアミ
ド、アクリル樹脂、アセテート樹脂、ポリスチレン樹
脂、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体樹脂等の極性基を
有する樹脂を単独若しくは2種以上混合したものをトル
エン、ベンゼン、キシレン、メチルエチルケトン等の有
機溶剤に溶解した溶液を乾燥重量で2〜10g/m2程度にな
るように塗布して形成される。
さらに必要に応じて基材(1)の裏面にカール防止及
び給紙適性付与のため合成樹脂または顔料及びバインダ
ー等から成るコート層(4)を適宜設けてもよい。な
お、受像シートの外観や平滑性向上の目的で中間層を塗
布、乾燥後若しくは受像層を設けた後でスーパーカレン
ダー等の加圧装置により平滑化処理を行うこともでき
る。また、必要に応じて受像シートの表面或いは裏面に
界面活性剤等による帯電防止処理を施すこともできる。
び給紙適性付与のため合成樹脂または顔料及びバインダ
ー等から成るコート層(4)を適宜設けてもよい。な
お、受像シートの外観や平滑性向上の目的で中間層を塗
布、乾燥後若しくは受像層を設けた後でスーパーカレン
ダー等の加圧装置により平滑化処理を行うこともでき
る。また、必要に応じて受像シートの表面或いは裏面に
界面活性剤等による帯電防止処理を施すこともできる。
「実施例」 以下に、本発明をより具体的に説明するために実施例
を記載するが、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の部は重量部を示す。
を記載するが、勿論これらに限定されるものではない。
なお、例中の部は重量部を示す。
市販の片面アート紙(米坪128g/m2)を基材として表
1に示すような中間層をエヤーナイフコーターで乾燥塗
布量が20g/m2になるように塗布、乾燥した。また、基材
としてポリプロピレンベースの合成紙(150ミクロ
ン)、白色のポリエチレンテレフタレート(PET)フィ
ルム(100ミクロン)を用いて上記片面アート紙の場合
と同様にして中間層を設けた。この中間層の上に下記に
示すような受像層を乾燥重量が4g/m2になるように塗布
し、120℃で5分間乾燥して受像シートを得た。
1に示すような中間層をエヤーナイフコーターで乾燥塗
布量が20g/m2になるように塗布、乾燥した。また、基材
としてポリプロピレンベースの合成紙(150ミクロ
ン)、白色のポリエチレンテレフタレート(PET)フィ
ルム(100ミクロン)を用いて上記片面アート紙の場合
と同様にして中間層を設けた。この中間層の上に下記に
示すような受像層を乾燥重量が4g/m2になるように塗布
し、120℃で5分間乾燥して受像シートを得た。
ポリエステル樹脂:Vylon 200(東洋紡) ……1部 アミノ変性シリコーン:KF−393(信越化学工業)……0.
03部 エポキシ変性シリコーン:X−22−343(信越化学工業)
……0.03部 メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン(重
量比4:4:2) ……9.0部 次いで、下記組成の熱転写層形成用インキ組成物を調
製し、背面に耐熱処理を施した厚さ9ミクロンのPETフ
ィルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2になるように塗布、乾
燥して熱転写シートを得た。
03部 エポキシ変性シリコーン:X−22−343(信越化学工業)
……0.03部 メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン(重
量比4:4:2) ……9.0部 次いで、下記組成の熱転写層形成用インキ組成物を調
製し、背面に耐熱処理を施した厚さ9ミクロンのPETフ
ィルムに、乾燥塗布量が1.0g/m2になるように塗布、乾
燥して熱転写シートを得た。
分散染料:KST−B−714(日本化薬) ……0.45部 ポリビニルブチラール:BX−1(積水化学工業)……0.4
部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1:1)……9.2部 上記で得られた熱転写シート及び受像シートを組み合
わせてサーマルヘッドにより、エネルギー密度70mJ/m
m2、パルス巾10msec、ドット密度6ドット/mmの条件で
印字した結果を表1に示す。
部 メチルエチルケトン/トルエン(重量比1:1)……9.2部 上記で得られた熱転写シート及び受像シートを組み合
わせてサーマルヘッドにより、エネルギー密度70mJ/m
m2、パルス巾10msec、ドット密度6ドット/mmの条件で
印字した結果を表1に示す。
なお、表1における評価及び判定方法は以下の通りで
ある。
ある。
*1:ブロッキング 中間層面と黒色の画用紙を重ね合わせて、線圧50kg/c
m(室温)で金属ロールニップ間を2回通し後、両者を
剥離し中間層の表面状態を評価した。
m(室温)で金属ロールニップ間を2回通し後、両者を
剥離し中間層の表面状態を評価した。
◎;中間層表面に画用紙(黒色の繊維)の転移が全く見
られない。
られない。
○;中間層表面に画用紙の黒色の繊維の転移がわずか認
められるが実用上問題はない。
められるが実用上問題はない。
×;中間層と画用紙が付着した。
*2:転写温度 反射濃度計(マスベス RD914)を用いて、紺色(シア
ン)の転写濃度を測定した。反射光学濃度として、 ◎;最大値が1.7以上(転写濃度…高)。
ン)の転写濃度を測定した。反射光学濃度として、 ◎;最大値が1.7以上(転写濃度…高)。
○;最大値が1.5〜1.7。
△;最大値が1.3〜1.5。
×:最大値が1.3未満(転写濃度…低)。
××;転写濃度…非常に低い。
*3:ラテックス安定性 ラテックス100gをマロンテスター(荷重15kg、1000rp
m、20分間)で機械的シェアーをかけた後、200メッシュ
篩にかけ、その残滓量で評価した。
m、20分間)で機械的シェアーをかけた後、200メッシュ
篩にかけ、その残滓量で評価した。
○;実用上問題はない。
××;ラテックスの機械的安定性が不良で残滓が多量に
発生。
発生。
「効果」 表1の結果から明らかなように、本発明の各実施例で
得られた受像シートはいずれも転写抜けがなく、しかも
転写濃度の高い、美しい画像を得ることができた。
得られた受像シートはいずれも転写抜けがなく、しかも
転写濃度の高い、美しい画像を得ることができた。
第1図は本発明に係る熱転写記録用受像シートの構成を
示す略断面図である。 (1)……基材,(2)……中間層 (3)……受像層,(4)……コート層
示す略断面図である。 (1)……基材,(2)……中間層 (3)……受像層,(4)……コート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 珠美 東京都荒川区東尾久5丁目6番15号 (56)参考文献 特開 昭63−307988(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】基材上に中間層、受像層を順次設けた熱転
写記録用受像シートにおいて、該中間層が、 脂肪族共役ジオレフィン系単量体 20〜70重量% 不飽和酸単量体 0.5〜15重量% 他のオレフィン系単量体 15〜79.5重量% より構成され且つゲル含有量が85〜100重量%である共
重合体ラテックスを70重量%以上含有することを特徴と
する熱転写記録用受像シート。
Priority Applications (8)
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---|---|---|---|
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US07/222,168 US4837200A (en) | 1987-07-24 | 1988-07-21 | Image-receiving sheet for thermal transfer printing |
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EP88111947A EP0300505B1 (en) | 1987-07-24 | 1988-07-25 | Image-receiving sheet for thermal transfer printing |
DE198888111947T DE300505T1 (de) | 1987-07-24 | 1988-07-25 | Farbstoffempfangsschicht fuer thermischen farbstoffuebertragungsdruck. |
DE88111947T DE3884877T2 (de) | 1987-07-24 | 1988-07-25 | Farbstoffempfangsschicht für thermischen Farbstoffübertragungsdruck. |
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EP93100728A EP0545893B1 (en) | 1987-07-24 | 1988-07-25 | Image-receiving sheet for thermal transfer printing |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62186095A JPH0825339B2 (ja) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | 熱転写記録用受像シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0825339B2 true JPH0825339B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=16182280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62186095A Expired - Fee Related JPH0825339B2 (ja) | 1987-07-24 | 1987-07-24 | 熱転写記録用受像シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825339B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01237195A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-21 | Dainippon Printing Co Ltd | 被熱転写シート |
JPH01238986A (ja) * | 1988-03-18 | 1989-09-25 | Dainippon Printing Co Ltd | 被熱転写シート |
JP4893143B2 (ja) * | 2006-08-03 | 2012-03-07 | 日産自動車株式会社 | 車両用操舵装置および、そのシャフトカバー |
CN110685033A (zh) * | 2019-10-11 | 2020-01-14 | 贵州理工学院 | 一种柔性复合相变储能线及其制备方法 |
-
1987
- 1987-07-24 JP JP62186095A patent/JPH0825339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6427993A (en) | 1989-01-30 |
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