JPH08252933A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JPH08252933A
JPH08252933A JP7055941A JP5594195A JPH08252933A JP H08252933 A JPH08252933 A JP H08252933A JP 7055941 A JP7055941 A JP 7055941A JP 5594195 A JP5594195 A JP 5594195A JP H08252933 A JPH08252933 A JP H08252933A
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JP
Japan
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recording
hue
retransfer
recording mode
energization data
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Pending
Application number
JP7055941A
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English (en)
Inventor
Takeyuki Nomura
岳之 能村
Osamu Hattori
修 服部
Makoto Shiraki
信 白木
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08252933A publication Critical patent/JPH08252933A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再転写した場合、標準記録での記録結果と略
同一の色相と濃度特性を得る。 【構成】 色相制御通電データ格納部1101には再転
写した場合に標準記録モードでの記録結果と略同一の色
相となるような専用の通電時間データがあらかじめ設定
されている。システムコントローラ301は色相制御通
電データ格納部1101から再転写記録モード用の通電
時間データを受け取り、中間調記録を行なう。 【効果】 再転写した場合のインクの再転写量不足を補
い、標準記録での記録結果と略同一の色相にすることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、階調を有する画像を印
画する熱転写記録装置に係り、特にインク紙と記録紙の
特性および用途に合わせて記録条件を最適化する熱転写
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱転写記録装置では、使用するインク紙
と記録紙の特性に合わせて、あらかじめ濃度特性や色相
を制御するデータが設定されている。このため、特性の
異なるインク紙や記録紙に記録すると所望の濃度特性や
色相が得られなかったり、インク紙の異常転写等の問題
が発生してしまう。これに対してインク紙や記録紙の種
類に依らずに同一状態で記録するものとして、例えば特
開平4−368850号公報が開示されている。この発
明では、記録条件情報と記録動作制御情報よりなる複数
組の情報をあらかじめ記憶させた記憶手段と、前記記憶
手段のうちの一組を選択する選択手段とを設け、記録時
に前記選択手段で選択された情報に基づいて記録するも
のである。また、使用する記録紙の特性に合わせてサー
マルヘッドへの印加電圧データを選択し、そのデータに
従ってサーマルヘッドを駆動、記録するものである。こ
れによりインク紙と記録紙の特性に依らずに同一状態で
記録が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、イン
ク紙と記録紙の特性に合わせて記録条件や記録動作制御
を変えることで同一の記録状態が得られるものである
が、インク紙や記録紙の用途を考慮した記録条件とはな
っておらず、このため例えば一旦作成したプリントサン
プルをある対象物へ再転写する場合等、所望の特性が得
られないという問題があった。また、再転写時のインク
の耐候性を考慮していないために、経時変化により色相
が変化してしまうという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一旦作成したプリントサンプルをある対
象物へ再転写する場合に画像を左右逆に記録する再転写
切り換え手段と、あらかじめ再転写した場合の色相が所
望の色相になるように記録制御する色相制御手段とを設
ける。また、あらかじめ再転写した場合の濃度特性が所
望の濃度特性になるように記録制御する濃度制御手段を
設ける。さらに、あらかじめ再転写した場合に経時変化
により変化した色相と濃度特性が所望の色相と濃度特性
になるように記録制御する耐候性制御手段を設ける。
【0005】
【作用】色相制御手段からの記録制御情報により記録す
るので、再転写した場合に所望の色相となる。濃度制御
手段からの記録制御情報により記録するので、再転写し
た場合に所望の濃度特性となる。耐候性制御手段からの
記録制御情報により記録するので、再転写した後、経時
変化しても所望の色相と濃度特性に近い結果が得られ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は、本発明による熱転写記録装置の第1の実施
例を示すブロック図であって、101は画像源、201
は画像メモリ、301はシステムコントローラ、401
は中間調制御部、501は標準通電データ格納部、60
1はサーマルヘッド、701はインク紙、801は記録
紙、901はドラム、1001は再転写モードSW、1
101は色相制御通電データ格納部である。まず標準記
録モードの記録動作について説明する。
【0007】画像メモリ201には記録前に画像源10
1から取り込まれた画像データが書き込まれている。記
録命令が出されるとシステムコントローラ301はイン
ク紙701を1色目のインクの位置まで搬送すると同時
に、標準通電データ格納部501から1色目のサーマル
ヘッド601への通電時間データを受け取り、中間調制
御部401に出力する。中間調制御部401ではシステ
ムコントローラ301から通電時間データを受け取り、
サーマルヘッド601にこの通電時間に応じた時間幅の
ストローブ信号を送る。サーマルヘッド601は入力さ
れたストローブ信号の時間幅だけ発熱体に電流を流し、
これに応じて発熱体が発熱する。
【0008】ドラム901の周面上には記録紙801が
巻き付けられ、所定の記録開始位置まで搬送された後、
インク紙701が重ねられサーマルヘッド601により
押しつけられる。システムコントローラ301は画像メ
モリ201から画像データを読み出し、中間調制御部4
01を経由してサーマルヘッド601に転送する。中間
調制御部401によって指定された通電時間に従って発
熱体が発熱し、発熱量に応じてインクがインク紙701
から記録紙801に記録、転写され中間調記録が行なわ
れる。以下、2色目以降も同様にして記録が行なわれ、
標準記録モードでの記録が終了する。次に再転写記録モ
ードの記録動作について説明する。
【0009】再転写モードSW1001により、再転写
記録モードが選択され記録命令が出されると、システム
コントローラ301はインク紙701を1色目のインク
の位置まで搬送すると同時に、色相制御通電データ格納
部1101から1色目のサーマルヘッド601への通電
時間データを受け取り、中間調制御部401に出力す
る。中間調制御部401ではシステムコントローラ30
1から通電時間データを受け取り、サーマルヘッド60
1にこの通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を送
る。サーマルヘッド601は入力されたストローブ信号
の時間幅だけ発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体
が発熱する。
【0010】ドラム901の周面上には記録紙801が
巻き付けられ、所定の記録開始位置まで搬送された後、
インク紙701が重ねられサーマルヘッド601により
押しつけられる。システムコントローラ301は画像メ
モリ201から画像データを左右逆に読み出し、中間調
制御部401を経由してサーマルヘッド601に転送す
る。中間調制御部401によって指定された通電時間に
従って発熱体が発熱し、発熱量に応じてインクがインク
紙701から記録紙801に記録、転写され中間調記録
が行なわれる。以下、2色目以降も同様にして記録が行
なわれ、再転写記録モードでの記録が終了する。
【0011】次に再転写について説明する。図2(a)
は、標準記録モードによる記録例である。記録紙801
に対して、画像メモリ201に取り込まれた画像が記録
されている。図2(b)は、再転写記録モードによる記
録例であって、図2(a)の記録例とは画像が左右反転
した記録結果となっている。図2(b)に示す記録例の
記録面側を図示しない再転写対象物(例えば、Tシャ
ツ、マグカップ等)にあて、裏面から加熱することで記
録紙801上で画像を形成しているインクを再転写対象
物に再転写するものである。この結果、再転写対象物上
には図2(a)に示した画像が形成されるものである。
【0012】図3は、従来標準記録モードによる記録結
果の断面図であって、701Y1はYe(イエロー)イ
ンク、701M1はMg(マゼンタ)インク、701C
1はCy(シアン)インクである。本実施例ではYeイ
ンク701Y1、Mgインク701M1、Cyインク7
01C1の順に記録がなされている。
【0013】図4は、従来再転写記録モードでの記録結
果の再転写後の断面図であって、701Y2は再転写後
のYeインク、701M2は再転写後のMgインク、7
01C2は再転写後のCyインク、1201は再転写対
象物である。図2(b)で示したように再転写では記録
紙801を裏面から加熱して記録紙801上のインクを
再転写対象物1201上に移すため、インクの積層順が
図3に示す標準記録モードでの記録結果とは逆となる。
【0014】即ち、図3では一番下にあったYeインク
701Y1が再転写されると再転写後のYeインク70
1Y2は一番上になってしまう。同様に図3では一番上
にあったCyインク701C1が再転写されると再転写
後のCyインク701C2は一番下になってしまう。ま
た、再転写時の加熱により記録紙801上に形成された
インクが全て再転写対象物1201に再転写されるわけ
ではない。Cyインク701C2を基準に考えると、再
転写によりYeインク701Y2、Mgインク701M
2は再転写不足となってしまう。この結果、Yeインク
701Y2、Mgインク701M2、Cyインク701
C2の混合比が変化し、標準記録モードでの記録結果と
は色相が異なってしまう。
【0015】次に再転写記録モードについて詳細に説明
する。図5は、Yeインク701Y1の階調対通電時間
特性グラフである。実線で示す特性1は標準通電データ
格納部501に書き込まれている標準記録モードでの通
電時間特性、点線で示す特性2は色相制御通電データ格
納部1101に書き込まれている再転写記録モードでの
通電時間特性である。図4で示したように、再転写した
場合のYeインク701Y2の再転写量の他のインクと
のアンバランスを補い、かつ色相を標準記録モードでの
記録結果と略同一にするために、標準記録モードでの通
電時間より長い通電時間が設定されている。Mgインク
701M1、Cyインク701C1についても同様に、
再転写対象物1201に再転写した場合に標準記録モー
ドでの色相になるような通電時間データがあらかじめ色
相制御通電データ格納部1101に書き込まれている。
【0016】以上のように、本実施例によれば、再転写
後の色相を考慮してインク701の各インクに対して最
適な通電時間データを設定するので、再転写対象物12
01上に再転写しても標準記録モードでの記録結果と略
同一の色相にすることができる。また本実施例では標準
記録モードでの記録結果を色相基準としたが、再転写対
象物1201の下地の色を考慮して色相を制御する通電
時間データをあらかじめ色相制御通電データ格納部11
01に書き込んでおいても良い。さらに本実施例では再
転写モードSW1001により再転写記録モードを選択
したが、インク紙701を保持する図示しないインクカ
セット、あるいは記録紙802に再転写記録モードの識
別手段を設け、自動的に記録モードを切り換えても良
い。
【0017】図6は、本発明による熱転写記録装置の第
2の実施例を示すブロック図であって、102は画像
源、202は画像メモリ、302はシステムコントロー
ラ、402は中間調制御部、502は通電データ格納
部、602はサーマルヘッド、702はインク紙、80
2は記録紙、902はドラム、1002は再転写モード
SW、1302は色相制御データ格納部である。以下、
再転写記録モードの記録動作について説明する。
【0018】再転写モードSW1002により、再転写
記録モードが選択され記録命令が出されるとシステムコ
ントローラ302はインク紙702を1色目のインクの
位置まで搬送すると同時に、まず通電データ格納部50
2から1色目のサーマルヘッド602への標準の通電時
間データを受け取る。次にシステムコントローラ302
は色相制御データ格納部1302から1色目のインクの
色相を制御する色相制御データを読み出す。さらに通電
データ格納部502から読み出した標準の通電時間デー
タと色相制御データ格納部1302から読み出した色相
制御データとを演算処理し、新たに再転写記録用の通電
時間データを算出し、中間調制御部402に出力する。
【0019】なお、色相制御データ格納部1302に
は、通電データ格納部502に書き込まれている標準の
通電時間データとの演算処理により再転写した場合の色
相が標準記録モードでの記録結果の色相と略同一になる
ような色相制御データがあらかじめ書き込まれている。
中間調制御部402ではシステムコントローラ302か
ら通電時間データを受け取り、サーマルヘッド602に
この通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を送る。
サーマルヘッド602は入力されたストローブ信号の時
間幅だけ発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体が発
熱する。
【0020】ドラム902の周面上には記録紙802が
巻き付けられ、所定の記録開始位置まで搬送された後、
インク紙702が重ねられサーマルヘッド602により
押しつけられる。システムコントローラ302は画像メ
モリ202から画像データを左右逆に読み出し、中間調
制御部402を経由してサーマルヘッド602に転送す
る。中間調制御部402によって指定された通電時間に
従って発熱体が発熱し、発熱量に応じてインクがインク
紙702から記録紙802に記録、転写され中間調記録
が行なわれる。以下、2色目以降も同様にして記録が行
なわれ、再転写記録モードでの記録が終了する。
【0021】以上のように、本実施例によれば、再転写
後の色相を考慮してインク702の各インクに対して最
適な通電時間データを演算、設定するので、再転写して
も標準記録モードでの記録結果と略同一の色相にするこ
とができる。
【0022】図7は、本発明による熱転写記録装置の第
3の実施例を示すブロック図であって、103は画像
源、203は画像メモリ、303はシステムコントロー
ラ、403は中間調制御部、503は通電データ格納
部、603はサーマルヘッド、703はインク紙、80
3は記録紙、903はドラム、1003は再転写モード
SW、1403はヘッド電圧制御部である。以下、再転
写記録モードの記録動作について説明する。
【0023】再転写モードSW1003により、再転写
記録モードが選択され記録命令が出されるとシステムコ
ントローラ303はインク紙703を1色目のインクの
位置まで搬送すると同時に、まず通電データ格納部50
3から1色目のサーマルヘッド603への通電時間デー
タを受け取り、中間調制御部403に出力する。中間調
制御部403ではシステムコントローラ303から通電
時間データを受け取り、サーマルヘッド603にこの通
電時間に応じた時間幅のストローブ信号を送る。
【0024】システムコントローラ303はヘッド電圧
制御部1403へ1色目のインクを記録するための制御
信号を出す。ヘッド電圧制御部1403では図示しない
電源部を制御し、サーマルヘッド603の駆動電圧を設
定する。サーマルヘッド603は入力されたストローブ
信号の時間幅だけ発熱体に電流を流し、これに応じて発
熱体が発熱する。なお、ヘッド電圧制御部1403には
通電データ格納部503に書き込まれている標準の通電
時間データで再転写した場合に、標準記録モードでの記
録結果の色相と略同一の色相になるようなサーマルヘッ
ド603の駆動電圧制御データがあらかじめ書き込まれ
ている。
【0025】ドラム903の周面上には記録紙803が
巻き付けられ、所定の記録開始位置まで搬送された後、
インク紙703が重ねられサーマルヘッド603により
押しつけられる。システムコントローラ303は画像メ
モリ203から画像データを左右逆に読み出し、中間調
制御部403を経由してサーマルヘッド603に転送す
る。中間調制御部403によって指定された通電時間に
従って発熱体が発熱し、発熱量に応じてインクがインク
紙703から記録紙803に記録、転写され中間調記録
が行なわれる。以下、2色目以降も同様にして記録が行
なわれ、再転写記録モードでの記録が終了する。
【0026】以上のように、本実施例によれば、再転写
後の色相を考慮してインク703の各インクに対してサ
ーマルヘッド603の駆動電圧を最適化するので、再転
写しても標準記録モードでの記録結果と略同一の色相に
することができる。
【0027】図8は、本発明による熱転写記録装置の第
4の実施例を示すブロック図であって、104は画像
源、204は画像メモリ、304はシステムコントロー
ラ、404は中間調制御部、504は標準通電データ格
納部、604はサーマルヘッド、704はインク紙、8
04は記録紙、904はドラム、1004は再転写モー
ドSW、1504は濃度制御通電データ格納部である。
以下、再転写記録モードの記録動作について説明する。
【0028】画像メモリ204には記録前に画像源10
4から取り込まれた画像データが書き込まれている。再
転写モードSW1004により、再転写記録モードが選
択され記録命令が出されるとシステムコントローラ30
4はインク紙705を1色目のインクの位置まで搬送す
ると同時に、濃度制御通電データ格納部1504から1
色目のサーマルヘッド604への通電時間データを受け
取り、中間調制御部404に出力する。
【0029】なお、濃度制御通電データ格納部1504
に書き込まれているデータは、再転写した場合のインク
の再転写量不足による濃度低下を補い、かつ濃度特性を
標準記録モードでの記録結果と略同一になるような通電
時間データがあらかじめ書き込まれている。中間調制御
部404ではシステムコントローラ304から通電時間
データを受け取り、サーマルヘッド604にこの通電時
間に応じた時間幅のストローブ信号を送る。サーマルヘ
ッド604は入力されたストローブ信号の時間幅だけ発
熱体に電流を流し、これに応じて発熱体が発熱する。
【0030】ドラム904の周面上には記録紙804が
巻き付けられ、所定の記録開始位置まで搬送された後、
インク紙704が重ねられサーマルヘッド604により
押しつけられる。システムコントローラ304は画像メ
モリ204から画像データを左右逆に読み出し、中間調
制御部404を経由してサーマルヘッド604に転送す
る。中間調制御部404によって指定された通電時間に
従って発熱体が発熱し、発熱量に応じてインクがインク
紙704から記録紙804に記録、転写され中間調記録
が行なわれる。以下、2色目以降同様にして記録が行な
われ、再転写記録モードでの記録が終了する。
【0031】図9は、標準記録モードと従来再転写記録
モードでの階調対濃度特性グラフである。実線で示す濃
度特性1は標準記録モードでの濃度特性、点線で示す濃
度特性2は従来再転写記録モードでの濃度特性である。
標準通電データ格納部504に書き込まれている標準記
録モード用の通電時間データで再転写記録を行ない、図
示しない再転写対象物に再転写するとインクの再転写不
足等により濃度特性が低くなってしまう。
【0032】図10は、Yeインクの階調対通電時間特
性グラフである。実線で示す特性Aは標準通電データ格
納部504に書き込まれている標準記録モードでの通電
時間特性、点線で示す特性Bは濃度制御通電データ格納
部1504に書き込まれている再転写記録モードでの通
電時間特性である。再転写した場合のYeインクの再転
写量の不足分を補い、濃度特性を標準記録モードでの記
録結果と略同一にするために、標準記録モードでの通電
時間より長い通電時間が設定されている。Mgインク、
Cyインクについても同様に、図示しない再転写対象物
に再転写した場合に標準記録モードでの記録結果の濃度
特性になるような通電時間データがあらかじめ濃度制御
通電データ格納部1504に書き込まれている。
【0033】以上のように、本実施例によれば、再転写
後の濃度特性を考慮してインク704の各インクに対し
て最適な通電時間データを設定するため、再転写しても
標準記録モードでの記録結果と略同一の濃度特性にする
ことができる。また本実施例では標準記録モードでの記
録結果を濃度特性基準としたが、再転写対象物の下地の
濃度を考慮して濃度特性を制御する通電時間データをあ
らかじめ濃度制御通電データ格納部1504に書き込ん
でおいても良い。
【0034】図11は、本発明による熱転写記録装置の
第5の実施例を示すブロック図であって、105は画像
源、205は画像メモリ、305はシステムコントロー
ラ、405は中間調制御部、505は通電データ格納
部、605はサーマルヘッド、705はインク紙、80
5は記録紙、905はドラム、1005は再転写モード
SW、1605は色相濃度制御通電データ格納部であ
る。以下、再転写記録モードの記録動作について説明す
る。
【0035】再転写モードSW1005により、再転写
記録モードが選択され記録命令が出されるとシステムコ
ントローラ305はインク紙705を1色目のインクの
位置まで搬送すると同時に色相濃度制御通電データ格納
部1605から1色目のインクの色相と濃度特性を制御
する色相濃度制御通電データを読み出し、中間調制御部
405に出力する。
【0036】なお、色相濃度制御通電データ格納部16
05には、再転写した場合の色相と濃度特性が標準記録
モードでの記録結果の色相と濃度特性と略同一になるよ
うな色相濃度制御通電データがあらかじめ書き込まれて
いる。中間調制御部405ではシステムコントローラ3
05から通電時間データを受け取り、サーマルヘッド6
05にこの通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を
送る。サーマルヘッド605は入力されたストローブ信
号の時間幅だけ発熱体に電流を流し、これに応じて発熱
体が発熱する。
【0037】ドラム905の周面上には記録紙805が
巻き付けられ、所定の記録開始位置まで搬送された後、
インク紙705が重ねられサーマルヘッド605により
押しつけされる。システムコントローラ305は画像メ
モリ205から画像データを左右逆に読み出し、中間調
制御部405を経由してサーマルヘッド605に転送す
る。中間調制御部405によって指定された通電時間に
従って発熱体が発熱し、発熱量に応じてインクがインク
紙705から記録紙805に記録、転写され中間調記録
が行なわれる。以下、2色目以降も同様にして記録が行
なわれ、再転写記録モードでの記録が終了する。
【0038】以上のように、本実施例によれば、再転写
後の色相と濃度特性を考慮してインク紙705の各イン
クに対して最適な通電時間データを設定するので、再転
写しても標準記録モードでの記録結果と略同一の色相と
濃度特性にすることができる。また、本実施例では標準
記録モードでの記録結果を色相と濃度特性の基準とした
が、再転写対象物の下地の色相と濃度特性を考慮して色
相と濃度特性を制御する通電時間データをあらかじめ色
相濃度制御通電データ格納部1605に書き込んでおい
ても良い。
【0039】図12は、本発明による熱転写記録装置の
第6の実施例を示すブロック図であって、106は画像
源、206は画像メモリ、306はシステムコントロー
ラ、406は中間調制御部、506は通電データ格納
部、606はサーマルヘッド、706はインク紙、80
6は記録紙、906はドラム、1006は再転写モード
SW、1706は耐候性制御通電データ格納部である。
以下、再転写記録モードの記録動作について説明する。
【0040】再転写モードSW1006により、再転写
記録モードが選択され記録命令が出されるとシステムコ
ントローラ306はインク紙706を1色目のインクの
位置まで搬送すると同時に、耐候性制御通電データ格納
部1706から1色目のインクの耐候性制御データを読
み出し、中間調制御部406に出力する。
【0041】なお、耐候性制御通電データ格納部170
6には、再転写し、経時変化した後の色相と濃度特性が
標準記録モードでの記録結果の色相と濃度特性に近くな
るような制御通電データがあらかじめ書き込まれてい
る。中間調制御部406ではシステムコントローラ30
6から通電時間データを受け取り、サーマルヘッド60
6にこの通電時間に応じた時間幅のストローブ信号を送
る。サーマルヘッド606は入力されたストローブ信号
の時間幅だけ発熱体に電流を流し、これに応じて発熱体
が発熱する。
【0042】ドラム906の周面上には記録紙806が
巻き付けられ、所定の記録開始位置まで搬送された後、
インク紙706が重ねられサーマルヘッド606により
押しつけされる。システムコントローラ306は画像メ
モリ206から画像データを左右逆に読み出し、中間調
制御部406を経由してサーマルヘッド606に転送す
る。中間調制御部406によって指定された通電時間に
従って発熱体が発熱し、発熱量に応じてインクがインク
紙706から記録紙806に記録、転写され中間調記録
が行なわれる。以下、2色目以降も同様にして記録が行
なわれ、再転写記録モードでの記録が終了する。
【0043】以上のように、本実施例によれば、再転写
後の色相と濃度特性の経時変化(光や熱)による耐候性
を考慮してインク紙706の各インクに対して最適な通
電時間データを設定するので、再転写し、経時変化した
後でも標準記録モードでの記録結果に近い色相と濃度特
性に保つことができる。
【0044】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
以下の効果がある。再転写対象物に再転写した場合を考
慮してあらかじめ専用の通電時間データ、あるいはサー
マルヘッドの駆動電圧を設定、記録制御するので、イン
ク紙の各インクの再転写量の不均一による色相ずれをな
くし、標準記録での記録結果と略同一の色相にすること
が出来る。また、再転写対象物に再転写した場合を考慮
してあらかじめ専用の通電時間データを設定、記録制御
するので、インク紙の各インクの再転写量の不足による
濃度特性ずれをなくし、標準記録での記録結果と略同一
の濃度特性にすることが出来る。
【0045】さらに、再転写対象物に再転写した場合を
考慮してあらかじめ専用の通電時間データを設定、記録
制御するので、インク紙の各インクの再転写量の不均一
による色相ずれや、再転写量の不足による濃度特性ずれ
をなくし、標準記録での記録結果と略同一の色相、濃度
特性にすることが出来る。さらには、再転写対象物に再
転写し、経時変化した場合を考慮してあらかじめ専用の
通電時間データを設定、記録制御するので、経時変化に
よる色相ずれや濃度特性ずれをなくし、標準記録での記
録結果に近い色相、濃度特性に保つことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例を示すブロック図。
【図2】標準および再転写記録モードによる記録例。
【図3】従来標準記録モードによる記録結果の断面図。
【図4】従来再転写記録モードによる記録結果の断面
図。
【図5】階調対通電時間特性グラフ。
【図6】本発明による第2の実施例を示すブロック図。
【図7】本発明による第3の実施例を示すブロック図。
【図8】本発明による第4の実施例を示すブロック図。
【図9】階調対濃度特性グラフ。
【図10】階調対通電時間特性グラフ。
【図11】本発明による第5の実施例を示すブロック
図。
【図12】本発明による第6の実施例を示すブロック
図。
【符号の説明】
301 システムコントローラ 401 中間調制御部 601 サーマルヘッド 701 インク紙 801 記録紙 1001 再転写モードSW 1101 色相制御通電データ格納部 1201 再転写対象物 1504 濃度制御通電データ格納部 1605 色相濃度制御通電データ格納部 1706 耐候性制御通電データ格納部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙に重ねられた色材を有するインク
    紙に複数の発熱体を有するサーマルヘッドを当接し、通
    電によって前記サーマルヘッドの発熱体を発熱させ、通
    電時間に応じて前記発熱体から前記インク紙への印加熱
    量を変化させることにより、前記記録紙に色材を転写し
    て階調記録を行なうようにした熱転写記録装置におい
    て、画像をそのまま記録する標準記録モードと画像を左
    右逆に記録する再転写記録モードとを切り換える記録モ
    ード切り換え手段と、標準記録モードを記録、制御する
    通電データを格納する標準通電データ格納部と、前記再
    転写記録モードによる記録結果を被再転写対象物に再転
    写した時の色相が前記標準記録モードによる記録結果の
    色相と略同一となるように色相を記録、制御する通電デ
    ータをあらかじめ格納する色相制御通電データ格納部と
    を備え、前記記録モード切り換え手段により再転写記録
    モードが選択された場合に前記色相制御通電データ格納
    部から通電データを読み出し、サーマルヘッドを通電、
    記録制御することを特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、再転写記録モードによる記録結果を被再転写対象物
    に再転写した時の色相が前記標準記録モードによる記録
    結果の色相と略同一となるように色相を制御する制御デ
    ータをあらかじめ格納する色相制御データ格納部を備
    え、前記記録モード切り換え手段により再転写記録モー
    ドが選択された場合に前記標準通電データ格納部からの
    通電データと前記色相制御データ格納部からの色相制御
    データとを演算し、再転写記録モード専用の通電データ
    を設定し、記録制御することを特徴とする熱転写記録装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、再転写記録モードによる記録結果を被再転写対象物
    に再転写した時の色相が前記標準記録モードによる記録
    結果の色相と略同一となるようにあらかじめサーマルヘ
    ッドの駆動電圧を制御するヘッド電圧制御部を備え、前
    記記録モード切り換え手段により再転写記録モードが選
    択された場合に前記インク紙の色材ごとに前記サーマル
    ヘッドの駆動電圧を制御し、記録することを特徴とする
    熱転写記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の熱転写記録装置におい
    て、再転写記録モードによる記録結果を被再転写対象物
    に再転写した時の濃度特性が前記標準記録モードによる
    記録結果の濃度特性と略同一となるように濃度特性を記
    録、制御する通電データをあらかじめ格納する濃度制御
    通電データ格納部を備え、前記記録モード切り換え手段
    により再転写記録モードが選択された場合に前記濃度制
    御通電データ格納部から通電データを読み出し、サーマ
    ルヘッドを通電、記録制御することを特徴とする熱転写
    記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または4記載の熱転写記録装置
    において、再転写記録モードによる記録結果を被再転写
    対象物に再転写した時の色相と濃度特性が前記標準記録
    モードによる記録結果の色相と濃度特性と略同一となる
    ように色相と濃度特性を記録、制御する通電データをあ
    らかじめ格納する色相濃度制御通電データ格納部を備
    え、前記記録モード切り換え手段により再転写記録モー
    ドが選択された場合に前記色相濃度制御通電データ格納
    部から通電データを読み出し、サーマルヘッドを通電、
    記録制御することを特徴とする熱転写記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、再転写記録モードに
    よる記録結果を被再転写対象物に再転写し、経時変化し
    た時の色相と濃度特性が前記標準記録モードによる記録
    結果の色相と濃度特性と略同一となるように色相と濃度
    特性を記録、制御する通電データをあらかじめ格納する
    耐候性制御通電データ格納部を有し、前記記録モード切
    り換え手段により再転写記録モードが選択された場合に
    前記耐候性制御通電データ格納部から通電データを読み
    出し、サーマルヘッドを通電、記録制御することを特徴
    とする熱転写記録装置。
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