JPH08252809A - 竹繊維合板の製造方法及びその合板 - Google Patents

竹繊維合板の製造方法及びその合板

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JPH08252809A
JPH08252809A JP7083547A JP8354795A JPH08252809A JP H08252809 A JPH08252809 A JP H08252809A JP 7083547 A JP7083547 A JP 7083547A JP 8354795 A JP8354795 A JP 8354795A JP H08252809 A JPH08252809 A JP H08252809A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は竹繊維合板の製造方法及びその合板
に関し、より良質な竹繊維合板の製造方法、更には、竹
繊維の特性を活かした新規な竹繊維合板の製造方法及び
その合板の提供を目的とする。 【構成】 竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウムを含む
水溶液で熱処理し、竹ひごを軟化させ繊維化させると共
に、これを中和、洗浄し、接着剤を浸透させた上で必要
な枚数を縦横に重ね合わせ、圧縮加熱接着する竹繊維合
板の製造方法において、前記竹ひごの簾織り板を水酸化
ナトリウムを含む水溶液で熱処理し、接着剤を浸透させ
るまでの間に、軟化し繊維化した竹ひごを圧縮ローラー
等の機械的手段により潰し及び又はほぐす。好ましく
は、前記接着剤を浸透させた竹繊維の簾織り材を圧縮ロ
ーラー等の機械的手段にかけ、竹繊維に含まれる気泡や
余分な接着材を取り除くと共に、竹繊維に接着剤を満遍
なく浸透させる。又は、前記縦横に重ね合わせた複数枚
の竹繊維の簾織り材を対向する凹凸のプレス型曲面を有
する機械的手段により圧縮加熱接着する製法及びその合
板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は竹繊維合板の製造方法及
びその合板に関し、更に詳しくは竹ひごの簾織り板を水
酸化ナトリウムを含む水溶液で熱処理し、竹ひごを軟化
させ繊維化させると共に、これを中和、洗浄し、接着剤
を浸透させた上で必要な枚数を縦横に重ね合わせ、圧縮
加熱接着する竹繊維合板の製造方法及びその合板に関す
る。
【0002】竹材はアジアを主産地とし、150余種あ
ると言われる。我が国でも30余種あり、用途の広い主
なものにマダケ、ハチク、モウソウチク等がある。マダ
ケは質強く、大材が得易いため、建築、工芸、農工用に
用いられる。ハチクは肉薄で粘り強いため、さお、かご
等にも利用される。モウソウチクは粘り強さは劣るが、
肉厚く、大材が得易いため、床柱、竹筒、家具等に用い
られる。
【0003】しかし、これらは竹材そのものに機械的加
工を施し、限られた用途に利用したものに過ぎない。一
方、スギ、ナラ、ラワン等を始めとする針葉樹、広葉樹
の一般木材(外長樹)は、一般木材合板に多用された結
果、森林破壊が進み、森林資源の保全が問題となってい
る。
【0004】そこで、豊富に存在し、栽培容易で、かつ
未開拓な竹材を、一般木材の代替え用合板素材として活
用することが望まれる。
【0005】
【従来の技術】従来の一般木材合板としては、ナラ、セ
ン、タモ、シナ、ラワン等の木材から削り取った薄い単
板(ベニヤ:Veneeer)を、夫々の繊維方向が直角となる
ように奇数枚配置し、これらを熱硬化性樹脂接着剤で貼
り合わせた所謂ベニアコアー合板や、その中心部の心木
として1.5〜3cm角のまさ目取り角材をサンドイッ
チした所謂ランバーコアー合板等が良く知られている。
【0006】木材合板の特徴は、各単板の繊維方向が直
角であるため、吸水と乾燥とによる幅及び長さ方向の膨
張収縮率が極めて小さく、かつ方向による差が少ないこ
とである。更に、強度の方向性も少ない。しかも、原料
は木材であるから、軽くて強度が大きい、切削り加工が
し易い、釘打ちや接着剤等により容易に接合できる等、
用途、加工面からの多くの特徴を有している。
【0007】一方、竹材には繊維が強靱で弾力性が大き
い、乾湿による伸縮変形が極めて少ない等、木材には無
い優れた特徴もあるが、竹材を加工、用途面から見る
と、繊維が強靱のため一般の鋸では切りにくい、素材が
筒状のため全体を無駄なく平板状に加工するのが困難、
乾燥に弱く縦繊維方向に割れが入り易い、澱粉、糖分、
油脂等の樹液(所謂あく)が多く、かび易い等、欠点も
少なくない。このため、竹材は特定の用途にしか利用さ
れていないのが現状である。
【0008】かかる状況の下、本件出願人は、竹繊維の
伸縮せず、かつ強靱で弾力性に富んだ優れた特性に着目
し、既に、竹材を必要な板厚の合板に加工する為の製法
(特開平6−170812)を提案している。この製法
は、竹材を必要な板厚の合板に加工する為に、竹材から
板厚に必要な太さの竹ひごを作り、合成繊維で簾織りす
る。それを、水酸化ナトリウム溶液で煮込み洗浄中和さ
せる事で、竹のあくを抜くと共に簾織りした竹ひごを軟
化させ繊維化させる。この軟化し繊維化した竹ひごの簾
織り板に熱硬化性樹脂を浸透させた上で合板の板厚に必
要な枚数の簾織り板を縦横に重ね合わせ、圧縮加熱接着
するものである。
【0009】この製法により、一般木材合板よりも強靱
で弾力性に富み、かつ伸縮変形が極めて少ない等、竹材
ならではの優れた特性を有すると同時に、一般の鋸でも
切り易く、釘を打っても縦割れせず、かつかびが生えに
くい等、その用途、加工面でも優れた特性を有する竹繊
維合板の製造に成功した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の如く
竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウム溶液で煮込めば、
竹ひごは一旦は軟化し繊維化するのであるが、なおその
煮込んだ竹繊維の簾織り材を竹繊維合板に加工するまで
の過程において、前記軟化し繊維化したはずの竹ひごに
は元からの硬い竹ひごに戻ろうとする顕著な性質が見ら
れた。このため、上記従来のように、煮込み、中和洗浄
しただけの竹繊維の簾織り材に熱硬化性樹脂接着剤を浸
透させ、これらを縦横に重ねて圧縮加熱接着しても、内
容が均質で、弾力性に富み、かつ表面の滑らかな良質の
竹繊維合板は得られなかった。
【0011】本発明の目的は、より良質な竹繊維合板の
製造方法、更には、竹繊維の特性を活かした新規な竹繊
維合板の製造方法及びその合板を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明(1)の竹繊維合板の製造方法は、竹ひご
の簾織り板を水酸化ナトリウムを含む水溶液で熱処理
し、竹ひごを軟化させ繊維化させると共に、これを中
和、洗浄し、接着剤を浸透させた上で必要な枚数を縦横
に重ね合わせ、圧縮加熱接着する竹繊維合板の製造方法
において、前記竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウムを
含む水溶液で熱処理し、接着剤を浸透させるまでの間
に、軟化し繊維化した竹ひごを圧縮ローラー等の機械的
手段により潰し及び又はほぐすものである。
【0013】また本発明(5)の竹繊維合板の製造方法
は、同製造方法において、縦横に重ね合わせた複数枚の
竹繊維の簾織り材を対向する凹凸のプレス型曲面を有す
る機械的手段により圧縮加熱接着するものである。また
本発明(6)の竹繊維合板は、竹ひごの簾織り板を水酸
化ナトリウムを含む水溶液で熱処理し、竹ひごを軟化さ
せ繊維化させると共に、これを中和、洗浄し、接着剤を
浸透させた上で必要な枚数を縦横に重ね合わせ、圧縮加
熱接着してなる竹繊維合板において、前記縦横に重ね合
わせた複数枚の竹繊維の簾織り材を対向する凹凸のプレ
ス型曲面を有する機械的手段により圧縮加熱接着してな
るものである。
【0014】
【作用】本発明(1)の竹繊維合板の製造方法によれ
ば、竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウムを含む水溶液
で熱処理し、接着剤を浸透させるまでの間に、軟化し繊
維化した竹ひごを圧縮ローラー等の機械的手段により潰
し及び又はほぐすので、竹ひごは軟化し、繊維化したま
まの状態で割れることなく柔軟に押し潰され(しなやか
に変形され)及び又はより細い竹繊維の束にほぐされ
る。
【0015】また同時に、前記押し潰され及び又はほぐ
された竹ひご(竹の中空繊維等)からは糖分、澱粉質、
油脂等の樹液(あく)が半強制的に、より完全に、効率
よく良く抜き取られ、この作用が竹ひごの繊維化(セル
ロース化)の質を高めると共に、その後の工程を迅速化
(容易に)させる。好ましくは、本発明(2)において
は、竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウムを含む水溶液
で熱処理した後、これを中和する前に、軟化し繊維化し
た竹材の中空繊維を圧縮ローラー等の機械的手段により
潰し及び又はほぐす。
【0016】この段階で圧縮ローラー等にかければ、竹
ひごは最も軟化し繊維化した状態にあるので、竹材の中
空繊維は良く潰れ(変形し)、及び又はその中空繊維間
を繋ぎ止めている架橋構造が外れ、中空繊維の束に良く
ほぐされる。また同時に、竹材の残余樹液と共に水酸化
ナトリウムの水溶液も良く抜き取られる(絞り出され
る)ので、続く中和、洗浄の処理を能率よく、効果的に
行える。
【0017】しかるに、竹ひごには、これを水酸化ナト
リウムを含む水溶液で熱処理することにより一旦軟化さ
せ、繊維化させても、時間経過と共に、更には中和、洗
浄する工程で、元の硬い竹ひご状に戻ろうとする強い復
元力が認められた。そこで、好ましくは、本発明(3)
においては、前記洗浄後、接着剤を浸透させる前に、軟
化し繊維化した竹材の中空繊維を圧縮ローラー等の機械
的手段により潰し及び又はほぐす。
【0018】この段階で圧縮ローラー等にかければ、一
旦軟化し繊維化した竹ひごは再度良く潰れ及び又は良く
ほぐれる。また同時に、竹材の残余樹液、中和剤、該中
和により生成された結晶物、水等も良く抜き取られるの
で、続く接着剤浸透の処理を能率よく、かつ不純物の少
ない状態で行える。なお、上記軟化し繊維化した竹ひご
を潰し及び又はほぐす処理を適宜に複数回行えば、竹ひ
ごはより良く潰れ、ほぐれる。
【0019】好ましくは、本発明(4)においては、前
記接着剤を浸透させた竹繊維の簾織り材を圧縮ローラー
等の機械的手段にかけ、竹繊維に含まれる気泡や余分な
接着材を取り除くと共に、竹繊維に接着剤を満遍なく浸
透させる。この段階で圧縮ローラー等にかければ、接着
剤は竹繊維の構造にむら無く、均一に浸透し、もって繊
維や強度、特性が均質で、かつ表面の滑らかな良質の竹
繊維合板を製造できる。また圧縮の程度によっては、こ
の段階で同時に、竹繊維を再度潰し、ほぐす作用・効果
も得られる。
【0020】また本発明(5)の竹繊維合板の製造方法
によれば、縦横に重ね合わせた複数枚の竹繊維の簾織り
材を対向する凹凸のプレス型曲面を有する機械的手段に
より圧縮加熱接着するので、従来の一般木材合板では不
可能であったところの、曲面を有するような竹繊維合板
を容易に一体成形できる。これは、竹繊維の簾織り材
が、その構造上簾織りの方向に曲げ易いこと、及び軟化
され、繊維化された竹繊維そのものが、中空繊維の方向
によくしなる性質を利用したものである。従って、様々
な曲面構造を有する竹繊維合板、ひいてはハニカム構造
を有する様な複合構造の合板であっても、1又はより少
ない工程で容易に製造できる。
【0021】また本発明(6)の竹繊維合板は、竹ひご
の簾織り板を水酸化ナトリウムを含む水溶液で熱処理
し、竹ひごを軟化させ繊維化させると共に、これを中
和、洗浄し、接着剤を浸透させた上で必要な枚数を縦横
に重ね合わせ、圧縮加熱接着してなる竹繊維合板におい
て、前記縦横に重ね合わせた複数枚の竹繊維の簾織り材
を対向する凹凸のプレス型曲面を有する機械的手段によ
り圧縮加熱接着してなるものである。
【0022】従って、強靱で弾力性に富み、様々な局面
形状を有するような新規な竹繊維合板を提供できる。
【0023】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明による実施例
を詳細に説明する。なお、全図を通して同一符号は同一
又は相当部分を示すものとする。図1(A)は竹ひごの
簾織り板の平面図、図1(B)はその正面図で、図中、
1は竹ひご、4は合成繊維である。
【0024】マダケ、ハチク、モウソウチク竹等の、好
ましくは大材が得られる生竹(又は乾燥竹)を所定の長
さに切断し、更にこれらを縦繊維方向に割って好ましく
は断面均一の竹ひご1を大量に作る。竹の種類、竹ひご
の断面積、断面形状等は、竹繊維合板の用途、特性等に
応じて適宜に選択する。原料の竹は筒状をしているが、
竹ひご1にすればその全部を無駄なく利用できる。
【0025】複数の竹ひご1を必要にしてかつ十分に細
い合成繊維4で簾織りする。合成繊維4は高温高圧の酸
やアルカリの溶液で腐食されないものが好ましい。な
お、図1では合成繊維4を太く描いており、竹ひごの簾
織りの状態を誇張して表している。また、この例では竹
ひご1を横1列に簾織りしたが、横2列以上に重織りし
ても良い。
【0026】次に、竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウ
ムの水溶液を入れた圧力釜で加熱加圧し、竹ひごを軟化
させ、繊維化させる。竹ひごを水酸化ナトリウムの水溶
液で煮込むと、竹ひごに含まれる糖分、澱粉質、油脂等
の樹液が竹の中空繊維(セルロース繊維)から分離(分
解)され、析出される。その際には、油脂分は水酸化ナ
トリウム溶液との間でけん化反応を起こす。またこれら
に伴い、竹の各中空繊維間を結合させている周辺の架橋
構造(ペクチン等のマトリックスとの結合)が弱まり、
竹ひごは軟化する。また、竹の良質なセルロース繊維
(中空繊維)のみが残り、竹ひごは繊維化する。
【0027】好ましくは、同時に加圧することで樹液の
分解、析出を促進し、処理時間を早める。なお、油脂は
水酸化カリウム溶液で加熱してもけん化反応を起こし、
分離、除去できる。図2は軟化し繊維化された竹の中空
繊維の拡大断面図で、該図は2000倍に拡大した顕微
鏡写真のトレース図を示している。図中、5は竹の中空
繊維の中空部である。
【0028】図を見ると、成長した竹細胞の中央には筒
状の中空部5が存在し、かつその周囲を複数のセルロー
ス層(二次細胞壁等)が幾重にも囲んでいる状態が良く
分かる。一般木材の各セルロース層は交互に直交する網
目状の方向性を持っているが、竹細胞の各セルロース層
は中空部5と同じ軸方向の方向性を持っている点で一般
木材とは異なる。竹はこのような中空繊維の束から成っ
ているため上記した竹材特有の性質を備える。
【0029】ところで、上記の如く竹ひごを水酸化ナト
リウムの水溶液で煮込むと、竹ひごは一旦は軟化し、繊
維化するのであるが、煮込んだ後は、時間経過と共に元
の硬い竹ひご状に戻る性質が見られる。これは、竹ひご
を水酸化ナトリウム溶液で煮込めば、竹ひごの軟化、繊
維化は進むのであるが、なおその強靱な竹繊維の構造
(マトリックス等)は比較的健全に保たれていること、
及び樹液の分解、析出が未だ十分ではないこと、等によ
るものと考えられる。
【0030】そこで、好ましくは水酸化ナトリウムの水
溶液で煮込んだ直後の竹繊維の簾織り材を、圧縮ローラ
ー等の機械的手段にかける。図3(A)は竹繊維の簾織
り材を圧縮ローラーにかける状態の側面図、図3(B)
は図3(A)を正面の側から見たa−a断面図で、図
中、2は繊維化された竹ひご、10a,10bは圧縮ロ
ーラーである。
【0031】なお、図の竹ひご2には、繊維化されたこ
とを示すため、竹の中空繊維の方向に沿って線を付し、
これと直角に点を付して描いてある。軟化し、繊維化し
た竹の簾織り材を、その中空繊維が圧縮ローラー10
a,10bの回転軸と直角となるように、一方の端から
挿入する。圧縮ローラー10a,10bは比較的硬いも
のであればその材質は問わない。また圧縮ローラー10
a,10bの各径や間隙、又は加える力は、竹繊維の簾
織り材の厚みや、加える圧縮の程度等に応じて適宜に選
択する。
【0032】例えば、柔軟性を有する竹の中空繊維が適
度に押し潰される程度に圧縮する。これは柔軟性を有す
るストローを圧縮ローラーで端から順に押し潰す場合に
似ている。この場合の竹の各中空繊維は適度に押し潰さ
れることでその繊維構造を変形し、好ましくは、同時に
周囲の架橋構造が適度に破壊されて隣合う中空繊維間の
間隙が均等に詰められる。即ち、竹の中空繊維ががほぐ
される。併せて残余の樹液と水酸化ナトリウムの水溶液
とが効率良く絞り出され、抜き取られる。
【0033】又は、圧縮ローラーによって更に強い圧縮
を加えても良い。この場合の竹の各中空繊維は、更に強
い圧縮を受けたことで潰れると共に、各セルロース層の
繊維方向に亀裂等が入り、この意味でも繊維方向にほぐ
される。なお、この時点における竹の中空繊維は多分に
水分を含んでいるので強い圧縮応力を受けても、竹ひご
がぼろぼろに割れるようなことは無い。
【0034】このように、好ましくは、煮込んだ直後の
竹ひごを潰し及び又はほぐすことで、竹繊維はより細し
なやかとなり、より密に、均一に圧縮される。従って、
圧縮ローラーをかけた直後の竹繊維の簾織り材は、図3
(B)に示す如く、竹ひご間の隙間も少なく、かつその
内部はより均質となり、あたかも木材単板の1枚板のよ
うな状態に近づく。
【0035】かくして、上記圧力釜と圧縮ローラーとを
組み合わせる構成により竹材の欠点を解消した竹繊維の
簾織り材の大量生産が可能となる。更に、圧縮ローラー
にかけた後の竹繊維の簾織り材を中和剤で中和する。好
ましくは、中和剤として塩酸の水溶液を使用し、竹繊維
の簾織り材と共に圧力釜に入れ、加熱加圧して中和す
る。加熱加圧するのは中和促進のためである。また上記
圧縮ローラーにかけた場合は、竹繊維の簾織り材より既
に水酸化ナトリウム水溶液の大部分が抜き取られている
ので、この意味でも中和処理は速やかに行われる。この
中和処理により、竹の中空繊維中では塩が結晶する。
【0036】なお、中和剤として硫酸を使用する方法も
あるが、中和の際に形成されるアンモニアの処理を考慮
する必要がある。上記中和後の竹繊維の簾織り材を水で
煮沸洗浄し、竹繊維中で結晶した塩分を抜き取る。その
際には同時に加圧しても良い。しかるに、この軟化し、
繊維化したはず竹ひごは、かなり頑丈な復元力を備えて
おり、上記中和や洗浄の処理を行っている間にも元の硬
い竹ひご状に戻る傾向が見られる。
【0037】そこで、好ましくは洗浄後の竹繊維の簾織
り材を再度圧縮ローラーにかけ、竹の中空繊維を再度潰
し、ほぐす。これにより、再度しなやかで、細い、均質
な中空繊維の束となすと共に、該繊維中に充填されてい
る残りの樹液、塩分、水分等の抜き取りを完全なものに
する。なお、この場合の圧縮ローラーには次の乾燥工程
を促進するために、ヒータ、温風等の熱処理機能を加え
ても良い。
【0038】次に、竹繊維の簾織り材を乾燥させる。水
分を十分に除去し、竹の中空繊維と熱硬化性樹脂接着剤
との接触を良好にさせるためである。次に、上記乾燥し
た竹繊維の簾織り材を熱硬化性樹脂接着剤に浸す。例え
ばフェノール樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂接着
剤を使用すれば耐水性、耐湿性に優れた竹繊維合板が得
られる。また増量尿素樹脂接着剤、大豆グルー・ビスコ
ース接着剤等を使用した場合の竹繊維合板は乾燥した場
所に使われる。なお、一般に熱硬化性樹脂接着剤は弾性
に乏しいので、必要な場合は熱可塑性樹脂や合成ゴム等
を混合して合板に弾性を付与しても良い。何れにして
も、竹繊維合板の用途、特性に応じて適切な接着材を選
択する。
【0039】次に、上記接着剤を含浸させた竹繊維の簾
織り材を再度、圧縮ローラー等の機械的手段にかけ、竹
繊維中に含まれる気泡や余分な接着材を取り除くと共
に、接着剤を竹繊維に均一に満遍なく浸透させる。この
場合も、加えるローラー圧によっては、接着剤を含浸さ
せた竹繊維の簾織り材の中空繊維を再度潰し、ほぐす作
用・効果が得られる。
【0040】図4(A)は接着剤を含浸させ、圧縮ロー
ラーにかけた後の竹繊維の簾織り材の平面図、図4
(B)はその正面図である。この例は、最上部から化粧
板、心木、裏板の3枚を縦横に重ね合わせる場合を示し
ている。なお、図4(A)は化粧板のうちのa−a線と
b−b線とで囲まれる部分を切り欠き、中間の心木の一
部が見えるように描いてある。
【0041】図5(A)は実施例の竹繊維合板の平面
図、図5(B)はその正面図で、図中、20a,20b
は加圧加熱式の合板接着用平盤プレス、3は圧縮加熱接
着された状態の竹繊維である。図5(B)に示す如く、
3枚の竹繊維の簾織り材を縦横に重ねた状態で圧縮加熱
接着する。
【0042】その際には、圧縮により簾織り材の竹繊維
が横四方向に押し広げられ、これにより繊維間で隙間が
生じるのを無くす為、圧縮と加熱とを同時には行わず、
まず平盤プレス20a,20bにより圧縮加工した後、
熱硬化樹脂接着剤の硬化温度まで加熱する。次に、上記
圧縮加熱接着した後、充分な養生期間を置き、その後、
合板の表面に付着硬化した接着剤を研磨除去する。充分
な養生期間とは、接着剤の化学変化の安定化に要する時
間である。その後、必要な寸法に切断する。
【0043】かくして、本実施例によれば、合板素材と
して欠点とされてきた竹材の硬さ、縦繊維方向への割れ
やすさ、樹液に含まれる澱粉質、糖分、油脂分等が原因
して発生するかび易さ等の特性を、効率よく解消すると
共に、筒状の竹材を無駄なく加工し、一般木材合板の代
替え用素材としての竹繊維合板を大量生産することを可
能にした。
【0044】図6は他の実施例の竹繊維合板の製造方法
を示す図で、図中、30a,30bは加圧加熱式の接着
用曲面プレスである。ところで、上記接着剤を含浸させ
た竹繊維の簾織り材は、その構造上簾織りの方向には極
めて曲がり易い。また、軟化され、繊維化された竹繊維
そのものは中空繊維の方向によくしなる。即ち、かなり
曲げても竹繊維は折れない。
【0045】そこで、縦横に重ね合わせた複数枚の平板
状の竹繊維の簾織り材を対向する凹凸のプレス型曲面を
有する加圧加熱接着用曲面プレス30a,30bにより
上下から挟み込み、徐々に押圧を増す。これにより、竹
繊維の簾織り材は曲面プレス30a,30bの曲面形状
に従って徐々に曲がり、最終的には曲面プレス30a,
30bの曲面形状にピッタリ整合させられる。その後、
プレス30a,30bを熱硬化樹脂接着剤の硬化温度ま
で加熱する。
【0046】この場合に、曲面プレス30a,30bの
曲面形状は、図示の如き半円筒状のものの他、半球面、
角面等、様々なものを選択できることは言うまでも無
い。かくして、従来の一般木材合板では不可能であった
ところの、曲面を有するような竹繊維合板を容易に一体
成形できる。更に、例えばハニカム構造を有する様な複
合構造の合板であっても、角面部分を一体成形できるの
で、従来よりも少ない工程で、より強い複合構造合板を
容易に製造できる。
【0047】また、この竹繊維合板の製造方法によれ
ば、頑丈で弾力性に富み、かつ様々な局面形状を有する
ような新規な竹繊維合板を世に提供できる。なお、上記
実施例では竹ひごの簾織り板を圧力釜を使用して煮込ん
だが、他に加圧蒸熱処理する方法なども考えられる。ま
た、水酸化ナトリウムの水溶液には、竹の樹液の分解、
析出を促進するための分解促進剤(触媒)や酵素等が含
まれていても良い。
【0048】また、上記実施例では竹ひごの簾織り板を
水酸化ナトリウム水溶液で熱処理した後に圧縮ローラー
にかけたがこれに限らない。例えば、この熱処理と並行
して圧縮ローラー等にかけるように構成又は処理しても
良い。こうすれば、竹ひごを煮込むことと、ローラー等
により潰し、ほぐす作用とが相助け合って、どのような
太さの竹ひごでも、その心まで良く軟化し、繊維化され
る。
【0049】また、上記図6の説明では、本実施例によ
り圧縮ローラー処理した後の竹繊維の簾織り材を曲面加
圧加熱接着成形したが、圧縮ローラー処理しない竹繊維
の簾織り材に対しても曲面一体形成できることは言うま
でも無い。また、上記本発明に好適なる複数の実施例を
述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、製造手段
や製造方法の様々な変更が行えることは言うまでも無
い。
【0050】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、表面が
平滑で、内容や特性が均質の良質の竹繊維合板が大量生
産可能となり、針葉樹や広葉樹等で作る一般木材合板の
代替え用とも成り得る良質の竹繊維合板を大量に生産で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】竹ひごの簾織り板を示す図である。
【図2】竹の中空繊維の拡大断面図である。
【図3】竹繊維の簾織り材を圧縮ローラーにかける状態
を示す図である。
【図4】竹繊維の簾織り材を示す図である。
【図5】実施例の竹繊維合板を示す図である。
【図6】他の実施例の竹繊維合板の製造方法を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 竹ひご 2 軟化され、繊維化された竹ひご 3 圧縮加熱接着された竹繊維 4 合成繊維 5 竹繊維の中空部 10a,10b 圧縮ローラー 20a,20b 加圧加熱接着用平盤プレス 30a,30b 加圧加熱接着用局面プレス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウムを
    含む水溶液で熱処理し、竹ひごを軟化させ繊維化させる
    と共に、これを中和、洗浄し、接着剤を浸透させた上で
    必要な枚数を縦横に重ね合わせ、圧縮加熱接着する竹繊
    維合板の製造方法において、 前記竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウムを含む水溶液
    で熱処理し、接着剤を浸透させるまでの間に、軟化し繊
    維化した竹ひごを圧縮ローラー等の機械的手段により潰
    し及び又はほぐすことを特徴とする竹繊維合板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記水酸化ナトリウムを含む水溶液で熱
    処理した後、これを中和する前に、軟化し繊維化した竹
    材の中空繊維を圧縮ローラー等の機械的手段により潰し
    及び又はほぐすことを特徴とする請求項1の竹繊維合板
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄後、接着剤を浸透させる前に、
    軟化し繊維化した竹材の中空繊維を圧縮ローラー等の機
    械的手段により潰し及び又はほぐすことを特徴とする請
    求項1の竹繊維合板の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記接着剤を浸透させた竹繊維の簾織り
    材を圧縮ローラー等の機械的手段にかけ、竹繊維に含ま
    れる気泡や余分な接着材を取り除くと共に、竹繊維に接
    着剤を満遍なく浸透させることを特徴とする請求項1の
    竹繊維合板の製造方法。
  5. 【請求項5】 竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウムを
    含む水溶液で熱処理し、竹ひごを軟化させ繊維化させる
    と共に、これを中和、洗浄し、接着剤を浸透させた上で
    必要な枚数を縦横に重ね合わせ、圧縮加熱接着する竹繊
    維合板の製造方法において、 前記縦横に重ね合わせた複数枚の竹繊維の簾織り材を対
    向する凹凸のプレス型曲面を有する機械的手段により圧
    縮加熱接着することを特徴とする竹繊維合板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 竹ひごの簾織り板を水酸化ナトリウムを
    含む水溶液で熱処理し、竹ひごを軟化させ繊維化させる
    と共に、これを中和、洗浄し、接着剤を浸透させた上で
    必要な枚数を縦横に重ね合わせ、圧縮加熱接着してなる
    竹繊維合板において、 前記縦横に重ね合わせた複数枚の竹繊維の簾織り材を対
    向する凹凸のプレス型曲面を有する機械的手段により圧
    縮加熱接着してなることを特徴とする竹繊維合板。
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