JP2003039406A - 竹製建築用資材 - Google Patents

竹製建築用資材

Info

Publication number
JP2003039406A
JP2003039406A JP2001236866A JP2001236866A JP2003039406A JP 2003039406 A JP2003039406 A JP 2003039406A JP 2001236866 A JP2001236866 A JP 2001236866A JP 2001236866 A JP2001236866 A JP 2001236866A JP 2003039406 A JP2003039406 A JP 2003039406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bamboo
processing
longitudinal direction
processed
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001236866A
Other languages
English (en)
Inventor
Takatoshi Kiyooka
高敏 清岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEKKUSU KK
Original Assignee
TAKEKKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKEKKUSU KK filed Critical TAKEKKUSU KK
Priority to JP2001236866A priority Critical patent/JP2003039406A/ja
Publication of JP2003039406A publication Critical patent/JP2003039406A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finished Plywoods (AREA)
  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 木質系パーティクルボードと比べ同等若しく
はそれ以上の強度のみならず、断熱遮音性にも優れた竹
製建築用資材を提供する。 【構成】 周方向に分割した分割竹材を竹の長手方向と
交わる方向に圧搾して得られた圧搾竹材を、竹の長手方
向と平行に多数の細溝が設けられた少なくとも上下一対
の加工ローラによってさらに竹の長手方向と交わる方向
に押圧し、竹を構成する維管束の周囲の肉質部が取り除
かれ一本乃至数本の維管束からなる加工竹材を切断して
得られた軸片と、例えばユリア系樹脂などの接着剤とを
混合して所定形状の成形し、例えば120〜130℃、
25〜30kgf/cm2の圧力で約20分程度加熱圧縮
成形して、本発明に係る竹製建築用資材(竹製パーティ
クルボード)を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は竹製建築用資材に関
する。具体的には、竹を構成する維管束をほぼ一本ごと
にさばくとともにその周囲に付着した肉質部を除去して
得られた加工竹材を用いて得られる新規な竹製建築用資
材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、壁材や床材などの住宅用建築
用資材や家具などの造作部材に、木材などの小片を利用
したいわゆるパーティクルボードが汎用されている。当
該小片には、雑木や木工屑、廃材等を利用できるため、
木材資源を有効に利用でき、しかも比較的安価に得るこ
とができる。
【0003】一方、竹はその成長が早くその生産量も非
常に豊富なものである。本願発明者は、このような竹の
特性に着目して、竹の有効利用を図るべく、例えば実願
昭64−57011号公報や特開平7−285105号
公報などにおいて、竹を利用して得られる種々の建築用
資材を提案している。
【0004】また、特開平6−293008号公報に
は、竹を利用したパーティクルボードが開示されてい
る。この竹製パーティクルボードは、竹そのものをチッ
プ状に加工して得られた竹チップに加熱処理を施し、デ
ンプン安定化処理して得られたものであって、防かび防
虫性を改善したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
6−293008号公報において開示された竹製パーテ
ィクルボードでは、木質系のパーティクルボードに比べ
て強度的にまだ十分と言えるものではなかった。そこ
で、本願発明者は係る問題点を解決すべく鋭意努力した
ところ、木質系に比べ同等以上の強度のみならず、断熱
性遮音性にも優れた竹製のパーティクルボードが得られ
ることを見い出し、本願発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る竹製建築用
資材は、竹を構成する維管束の周囲の肉質部が取り除か
れ、一本乃至数本の維管束からなる加工竹材を切断して
得られた軸片と接着剤との混合物を加熱圧縮成形してな
ることを特徴としている。
【0007】当該竹製建築用資材に用いられる加工竹材
は、周方向に分割した分割竹材を竹の長手方向と交わる
方向に圧搾して得られた圧搾竹材を、竹の長手方向と平
行に多数の細溝が設けられた少なくとも上下一対の加工
ローラによってさらに竹の長手方向と交わる方向に押圧
して得ることができる。
【0008】また、前記加工竹材には、オートクレーブ
による加圧加熱処理を施したものを用いるのが望まし
い。
【0009】本発明による竹製建築用資材は畳用床材と
して用いることができ、当該畳用床材には、藁材及び/
又は菜種油の絞り滓をさらに混合することもできる。
【0010】また、前記加熱圧縮された成形体の表面
に、化粧用つき板若しくは化粧用シートを備えることも
できる。
【0011】さらには、前記軸片と接着剤との混合物か
らなる成形体の表面に竹粉を散布した後に加熱圧縮成形
してもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係る竹製建築用資材は、
竹を構成する維管束の周囲の肉質部が取り除かれ、一本
乃至数本の維管束からなる加工竹材を切断して得られた
軸片と接着剤との混合物を加熱圧縮成形して得たもので
あって、加工竹材を用いて得られた竹製のパ−ティクル
ボードである。
【0013】この加工竹材は、周方向に分割した分割竹
材を竹の長手方向と交わる方向に圧搾して得た圧搾竹材
を、竹の長手方向と平行に多数の細溝が設けられた少な
くとも上下一対の加工ローラによってさらに竹の長手方
向と交わる方向に押圧して得ることができ、例えば図1
に示すような竹材加工装置1が利用される。すなわち、
本発明においては、分割圧縮した竹材をほぼ一本一本の
維管束にさばくと共に維管束の周囲に付着した肉質部を
取り除くことによって得られた加工竹材(解繊材)が用
いられる。
【0014】本発明において用いられる竹の種類は特に
限定されるものではなく、竹、具体的には、イネ科タケ
亜科に属するタケ類やササ類、例えば、モウソウチク、
マダケ、ハチク、メダケ等本類に属する種々の竹を用い
ることができる。この竹は、伐採後の竹から枝葉の部分
を取り除いて用いるが、その後表皮の付いたものをその
まま使用してもよく、また表皮部分を剥いでしまったも
のを用いてもよい。なお、本発明では竹は生に近い状態
のものが原料として好ましく用いられる。
【0015】こうして得られた竹は、取扱いを容易とす
るためまず所定の長さに切断された後、圧搾する前に分
割して分割竹材とされる。この分割竹材は、竹を周方向
に縦(長軸方向)割りすることにより得られる。この分
割は、例えば鋸や斧などを用いた分割機により行なえ、
8等分、6等分、5等分など竹の種類や太さに応じて適
当な分割数、例えば、モウソウチクの場合通例8等分に
分割される。
【0016】次に竹材加工装置1を用いて解繊材とす
る。竹材加工装置1は、図1に示すように、分割竹材を
圧搾部20に送り込む送込部10と、送り込まれた竹材
を圧搾する圧搾部20、圧搾された圧搾材竹を加工し
て、一本一本の維管束の状態にして取り出す加工部5
0、さらに加工された竹材をローラプレスして維管束周
囲に残った肉質部分をほぼ完全に除去するプレス部60
とを備えている。
【0017】送込部10は、搬送路2の上下に一対の送
込ローラ11を備えている。送込ローラ11は、図2に
示す如くその表面円周方向に多数の爪状突起部12が設
けられ、さらにローラ11の軸方向にも多数の爪状突起
部12が備えられている。分割竹材は、入口側コンベア
3によって送込部10に搬送され、送込ローラ11によ
って圧搾部20に円滑に送り込まれる。この送込ローラ
11は、分割された竹材を圧搾部20に送り込めればよ
く、その構造は特に限定されるものではない。
【0018】圧搾部20は、送込部10から送り込まれ
た分割竹材を竹の長手方向に圧搾する個所である。圧搾
部20には、搬送路2の上下に対となった圧搾ローラ2
1を、図1の例では3対の圧搾ローラ21を、竹の長手
方向に連続的に備えている。この圧搾ローラ21は、分
割竹材、すなわち、伐採された竹を円周方向に分割した
ものを、竹の長手方向と交わる方向に圧搾することによ
り、円弧状となっていた分割竹材を薄板となるように広
げ、維管束と肉質部分とから構成された竹を繊維状に近
づけるものである。ここで圧搾された竹材は、従来例に
おける極細竹材となるものであって、この状態では維管
束の周囲に肉質が多量に付着し、また得られた極細竹材
には少なくとも十数本乃至それ以上の維管束が含まれて
いる。圧搾ローラ21はこのような目的を達成できるも
のであればよく、例えば図3に示す如く、表面にローラ
21の回転軸方向に伸びる突条22を備えた構造のロー
ラが用いられる。圧搾ローラ21の上部には油圧シリン
ダ23が備えられ、概ね1500kg/cm2程度の圧
搾力によって、分割竹材は長手方向と交わる方向に圧搾
され繊維状に近い状態にされる。また、圧搾ローラ21
はこのように分割竹材を圧搾できる構造であればよく、
表面が円滑な圧搾ローラ21や、円筒状をしたローラ軸
を複数同一円周上に配置して、圧搾ローラ21の回転に
より当該ローラ軸によって竹材を叩きつぶすような構造
のものも用いることができる。
【0019】加工部50は、上記圧搾部20で圧搾され
た竹材を、さらに竹の長手方向と交わる方向に押圧し、
一本乃至数本の維管束からなる状態にさばくと共に維管
束の周囲に付着している肉質部を取り除くためのもので
あって、第1の加工部30と第2の加工部40とから構
成される。
【0020】第1の加工部30においては、搬送路2の
上下に対となった加工ローラ31が少なくとも1以上、
図1に示す例では8対の第1の加工ローラ31が竹の長
手方向に配置されている。また、当該加工ローラ31に
は、その表面に竹の長手方向と平行な細溝32が多数設
けられている。
【0021】加工ローラ31は、図4に示す如く搬送路
2上側(若しくは下側)の第1の加工ローラ31の細溝
32と細溝32の間の頂部(いわゆる歯の部分)33
と、搬送路2下側(若しくは上側)の第1の加工ローラ
31の溝32とを対向させて配置されている。すなわ
ち、上下の加工ローラ31の頂部33同士が噛み合うよ
うに配置される。細溝32は、圧搾ローラ21によって
圧搾された竹材を上下の加工ローラ31の間に通すこと
により、細溝32に入り込んだ圧搾竹材を、細溝32と
頂部33とによって完全に維管束一本一本ずつまでとは
いかないまでも維管束に沿って長手方向と交わる方向に
さばく(解繊)と同時に維管束をまとめている肉質部分
の一部分を取り除き、数本の維管束が集まった状態若し
くは一本の維管束にするものである。従って、上下の加
工ローラ31の間を竹材が通過する必要があり、上下の
加工ローラ31の頂部33は完全に噛み合ったものでな
く、圧搾竹材を通過させた場合に上記機能を発揮できれ
ばよい。この加圧ローラ31は、油圧シリンダ34によ
ってその押圧力が調整される。
【0022】細溝32の溝幅(溝のピッチp1)は特に
限定されるものではないが、好ましくは3〜7mm程度
に設定される。また、深さは概ね3mm〜7mm程度に
設定される。また、搬送路2上側の第1の加工ローラ3
1の上方には油圧シリンダ34及び該加工ローラ31に
上下方向の微細振動を与えるための振動印加装置35が
備えられ、上下方向の微細振動が加えられつつ、一定の
圧力で圧搾された竹材が押圧される。これにより、第1
の加工ローラ31を通過中の竹材に振動が加えられ、加
工がより容易に行なわれると共に微細な振動によって維
管束周囲に付着した肉質部分が大部分削ぎ落とされる。
【0023】第2の加工部40においては、搬送路2の
上下に対となった加工ローラ41が少なくとも1以上、
図1に示す例では4対の第1の加工ローラ41が竹の長
手方向に配置されている。また、当該加工ローラ41に
は、その表面に竹の長手方向と平行な細溝42が多数設
けられている。
【0024】第2の加工ローラ41は、図5に示す如く
搬送路2上側(若しくは下側)の第2の加工ローラ41
の細溝42と、搬送路2下側(若しくは上側)の第2の
加工ローラ41の溝42とを対向させて配置されてい
る。細溝42の溝幅(溝のピッチp2)は1〜5mmに
設定され、第1の加工ローラ31の溝ピッチp1よりも
狭くなるように設定される。その深さは概ね1mm〜3
mm程度に設定される。また、上側の第2の加工ローラ
41上方にも油圧シリンダ43が備えられており、加工
ローラ41の押圧力が調整される。
【0025】プレス部60は、搬送路2の上下に対とな
ったプレスローラ61が少なくとも1以上、図1に示す
例では4対のプレスローラ61が竹の長手方向に配置さ
れている。プレス部60は、第2の加工部40において
ほぼ一本一本の維管束の状態に加工された竹材をプレス
ローラ61によってプレスし、繊維の周囲に残った肉質
をほとんど完全に除去するものである。プレスローラ6
1は、例えば表面が円滑な円筒状をしている。すなわ
ち、上記第2の加工部40を通過した竹材は、ほぼ一本
一本の維管束の状態にさばかれ、通過前に付着していた
肉質はほとんど取り除かれているが、場合によっては肉
質が残る場合がある。また、必ずしも維管束は一本一本
となっているとは限らず、中には数本の維管束が集まっ
ている場合もある。このプレス部60は、このように加
工された竹材をプレスローラ61によって挟み込むこと
により、維管束の周囲に残った肉質部を除去する。従っ
て、必ずしも必須の構成ではなく、プレスローラ61は
維管束の周囲に付着しているわずかの肉質を除去できれ
ばよい。また、プレスローラ61の表面は平滑なもので
十分であり、プレスローラ61の径も問われるものでな
い。このプレスローラ61の上方にも、油圧シリンダ6
3が備えられており、プレス圧が調整される。
【0026】こうして維管束の周囲から肉質部がほとん
ど除去された加工竹材は、搬出用コンベア4から搬出さ
れる。このときの解繊材、つまり加工竹材の太さとして
の目安は、10〜100μm程度であり、プレス部60
から取り出された際には、幅5cm程度であった一本の
分割竹材は10cm〜20cm程度の幅に広げられた状
態で取り出される。
【0027】また竹材加工装置1は、上記実施の形態に
限られるものではなく、様々なバリエーションが考えら
れる。例えば、第1の加工ローラ31の細溝32のピッ
チp1や第2の加工ローラ41の細溝42のピッチp2
を変更したり、圧搾ローラ21、第1の加工ローラ3
1、第2の加工ローラ41の各本数を変更することがで
きる。また、第2の加工部40においても、第1の加工
部30と同様に加工ローラ41の細溝42同士を噛み合
わせるように配置することもできる。さらに、第1の加
工部30においては細溝32同士を対向させて加工ロー
ラ31を配置し、第2の加工部40において細溝42を
噛み合わせるように加工ローラ41を配置することもで
きる。また、第2の加工部40の後に、さらに細い細溝
を有する加工ローラを備えた第3、第4の加工部を備え
ることもできる。要は一本一本の維管束からなり、その
周囲の肉質部がほぼ取り除かれた加工竹材が得られれば
よいのである。
【0028】なお、本発明においては、例えば上記竹材
加工装置1を使用し、分割された竹材を圧搾し、望まし
くは一本一本の維管束となる状態にまで加工した加工竹
材を用いるのがよいが、本発明においては必ずしも完全
に一本一本の維管束となった状態にまで加工されていな
いものでもよい。上記の竹材加工装置1においては10
0%一本一本の維管束にすることが事実上不可能であ
り、またその必要もない。つまり、一本一本乃至数本の
維管束からなる加工竹材とは、得られた加工竹材の殆ど
は一本一本の維管束から構成されるが、ごくわずかに数
本好ましくは2〜3本程度の維管束が集まった状態とな
った加工竹材が含まれていても差し支えないということ
である。また、好ましくは維管束の周囲に存在する肉質
部を完全に除去することができれば良いのはもちろんで
はあるが、この肉質部も必ずしも完全に除去できなくと
もよい。すなわち維管束の周囲に少々の肉質部が残るも
のでもよく、一定の品質の加工竹材を得ることができれ
ばよいものである。
【0029】また、この加工竹材には予め高圧蒸気処理
を施しておくのが好ましい。高圧蒸気処理は、通例、竹
材加工装置1による加工前、すなわち分割竹材の状態で
処理するのがよい。この高圧蒸気処理は、オートクレー
ブ中において、例えば釜内圧5気圧、温度50〜160
℃、10〜40分間程度行なわれる。この結果、2〜8
月に伐採された竹中に多く産み付けられている害虫の卵
が駆除される。また、竹は竹本来の有する糖分が多く害
虫が付きやすくかびが発生しやすいが、当該処理を施す
ことにより竹中の糖類や各種酸類が減少し、防かび剤を
使用することなくかびの発生を抑えることができる。も
ちろん、竹材加工装置1により得られた加工竹材そのも
のに高圧蒸気処理を施しても差し支えないものである。
【0030】この後得られた加工竹材を、40〜70°
前後の温度で乾燥する。そして、乾燥処理された加工竹
材は、接着剤と混合するために、例えば農業用の稲藁用
カッターなどによって適当な長さにカットされ、軸片と
される。カットされる長さは、一般的には1〜3cm程
度に設定されるがこれよりも長くても差し支えない。た
だし、これより短い場合には竹の本来有する弾性力、反
発力が失われてしまう恐れがある。また、本発明におけ
る加工竹材は、竹材をその表面から削り採るようにして
得られた短繊維とも異なるものであり、当該短繊維では
竹繊維の有する性質が失われてしまい、パーティクルボ
ードの素材としては不適切なものである。
【0031】次に、この軸片に接着剤を混合して所定形
状に加熱圧縮成形して成形体を得る。この際用いられる
接着剤としては、木製のパーティクルボードの製造に用
いられる接着剤であれば特に限定されるものではなく、
一般にはユリア系樹脂、メラミン系樹脂、フェノール系
樹脂、レゾルシノール系樹脂、ウレタン樹脂、フルフラ
ール系樹脂、イソシアネート系樹脂のような熱硬化型の
樹脂を単独、若しくは混合して用いられる。このときの
混合比は、目的とするパーティクルボードに応じて適宜
調整されるが、加工竹材の軸片100重量部に対して5
〜20重量部、好ましくは10〜15重量部程度が用い
られる。また、用いる竹材料は、単一種の竹だけではな
く2種以上の竹、例えばモウソウチクとマダケなど、性
質上太さ、大きさの異なる種類の竹を2種類以上を混合
して用いるのが好ましい。
【0032】そして所定の形状、例えば幅900mm×
長さ1800mm×厚さ1mm〜10mm程度の大きさ
に成形され、その後例えば120〜130℃、20〜5
0kgf/cm2程度の圧力で約20分程度加熱圧縮し
て、本発明に係る竹製建築用材料であるパーティクルボ
ードが得られる。もちろん、この寸法や条件は例示であ
って、当該大きさに限られるものではなく、適当な条件
設定がなされる。
【0033】こうにして得られた竹製建築用材料は、竹
を構成する維管束がほぼ一本一本となる状態にまで解繊
された上、その周囲に付着した肉質部も概ね除去された
ものである。従って、竹本来が有する反発力、弾性力を
失うことがなく、強度の高い竹製パーティクルボードを
得ることができる。また、当該竹製建築用材料は、遮音
性や断熱性に優れているため、住宅用の内壁材、化粧用
ボードなどの用途に好適に使用できるものである。ま
た、従来の木製パーティクルボードに比べて軽量に作製
される。
【0034】また、加熱圧縮条件の変更など種々の工夫
をすることにより、上記竹製建築用材料は種々の用途に
用いられる。例えば、上記パーティクルボードであれば
加工竹材の軸片及び接着剤の混合物100重量部を用い
て上記条件で加熱圧縮していたのを、例えば混合物の使
用量をそれよりも少なく、例えば70〜80重量部程度
を同じ条件で加熱圧縮し、いわゆる出来上がり密度を小
さめにすることによって、畳用の床材(畳床)として利
用することもできる。
【0035】この場合、加工竹材と接着剤のみで圧縮成
形してもよいが、増量剤として藁材や菜種油の絞り糟を
用い、これらの増量剤と加工竹材の軸片を混合して、圧
縮成形することもできる。この結果、加工竹材のみで成
形した場合に比べ、藁材からなる従来の畳床により近い
感触のものを得ることができる。このとき、加工竹材と
藁材や絞り糟との混合比は、40:60〜20:80の
範囲、より好ましくは50:50〜30:70で、藁材
や絞り糟の混合比が多くなるように用いるのがよい。も
ちろん、加工竹材と接着剤との混合物とによって畳床を
作製できるものであり、この範囲に限定されるものでは
ない。
【0036】また、加熱圧縮成形して得られた竹製建築
用資材は、そのまま壁材や床材などとして用いることも
できるが、その見映えをよくするため、種々の工夫が施
される。例えば、得られた竹製建築用資材の表面に、化
粧用のつき板若しくは化粧用シートを備えることができ
る。つき板若しくは化粧用シートは、一般的な化粧板に
使用されるものであれば特に制限されるものではなく、
これらの化粧用のつき板や化粧用シートは、加熱圧縮成
形された成形体の表面に上記接着剤を用いて貼り合わせ
られる。また、加熱圧縮成形前の混合物からなる成形体
表面につき板や化粧用シートを予め載置しておき、その
後上記条件とほぼ条件で一度に加熱圧縮成形してもよ
い。
【0037】さらに、化粧用のつき板や化粧用シートの
代替として、加圧圧縮成形前の成形体表面に竹粉を散布
しておき、その後に加熱圧縮成形してもよい。竹粉は、
特別な加工を施して得られたものではなく、乾燥させた
竹を粉末状にしたものをそのまま用いることができる。
竹粉は、成形体表面を均一に覆う程度あればよい。これ
により得られた竹製建築用資材の表面には、竹粉層が形
成され、見映えのよい竹製建築用資材を提供できる。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、従来の木
質系パーティクルボードと同等若しくはそれ以上の強度
のみならず、断熱性や遮音性に優れた竹製のパーティク
ルボードを提供できる。この結果、竹を有効活用するこ
とができ、比較的廉価で新規な竹製建築用資材を提供で
きる。
【0039】また、仕上がり密度など加熱圧縮条件を変
えることにより、畳床としても利用することもできる。
さらに、得られた成形品に化粧用シートやつき板を備え
たり、その表面に竹粉を散布して圧縮成形することによ
って、内装用建材として利用できる。
【0040】特に、オートクレーブによる加圧加熱処理
が施された加工竹材を用いることによって防虫及び防か
び効果が付与され、防虫剤及び防かび剤の使用を抑える
ことができ、好適な住宅環境の提供に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する加工竹材を得るための竹材加
工装置を示す概略構成図である。
【図2】同上の竹材加工装置における送込ローラを示す
側面図である。
【図3】同上の竹材加工装置における圧搾ローラを示す
図であって、同図(a)はその側面図、同図(b)はそ
の一部を破断した断面図である。
【図4】同上の竹材加工装置における第1の加工ローラ
を示す図であって、同図(a)はその側面図、同図
(b)はその一部を破断した断面図である。
【図5】同上の竹材加工装置における第2の加工ローラ
を示す図であって、同図(a)はその側面図、同図
(b)はその一部を破断した断面図である。
【符号の説明】 1 竹材加工装置 10 送込部 11 送込ローラ 20 圧搾部 21 圧搾ローラ 30 第1の加工部 31 第1の加工ローラ 32 第1の加工ローラの細溝 34 油圧シリンダ 35 振動印加装置 40 第2の加工部 41 第2の加工ローラ 42 第2の加工ローラの細溝 50 加工部 60 プレス部 61 プレスローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B27M 3/04 B27M 3/04 4F204 B27N 3/00 B27N 3/00 A B29C 43/22 B29C 43/22 Fターム(参考) 2B002 AA12 BA01 BB06 DA01 DA02 DA06 2B200 AA01 BA01 BA15 BA17 BB01 BB06 BB07 CA15 EA06 EF11 FA15 FA24 FA31 2B230 AA03 AA04 AA07 AA20 BA10 BA13 EB05 EB13 EC02 EC24 2B250 AA01 AA05 AA06 BA03 BA05 BA09 CA11 DA04 EA02 EA13 FA13 FA21 FA31 FA37 2B260 AA01 AA02 AA09 AA11 BA07 BA18 CB01 CB04 CD02 CD03 CD04 EA05 EB02 EB06 EB19 EB21 EC01 EC18 4F204 AB11 AG01 AG02 AH48 FA06 FB02 FF01 FF06 FN11 FN30 FQ31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 竹を構成する維管束の周囲の肉質部が取
    り除かれ、一本乃至数本の維管束からなる加工竹材を切
    断して得られた軸片と接着剤との混合物を加熱圧縮成形
    してなることを特徴とする竹製建築用資材。
  2. 【請求項2】 前記加工竹材は、周方向に分割した分割
    竹材を竹の長手方向と交わる方向に圧搾して得られた圧
    搾竹材を、竹の長手方向と平行に多数の細溝が設けられ
    た少なくとも上下一対の加工ローラによってさらに竹の
    長手方向と交わる方向に押圧して得られたことを特徴と
    する請求項1に記載の竹製建築用資材。
  3. 【請求項3】 前記加工竹材は、オートクレーブによる
    加圧加熱処理が施されたことを特徴とする請求項1又は
    2のいずれかに記載の竹製建築用資材。
  4. 【請求項4】 前記加熱圧縮して得られた成形体は、畳
    用床材であることを特徴とする請求項1、2又は3のい
    ずれかに記載の竹製建築用資材。
  5. 【請求項5】 さらに藁材及び/又は菜種油の絞り滓が
    混合されたことを特徴とする請求項4に記載の竹製建築
    用資材。
  6. 【請求項6】 前記加熱圧縮された成形体の表面に、化
    粧用つき板若しくは化粧用シートが備えられたことを特
    徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記載の竹製建
    築用資材。
  7. 【請求項7】 前記軸片と接着剤との混合物からなる成
    形体の表面に竹粉が散布された後に加熱圧縮成形してな
    ることを特徴とする請求項1、2又は3のいずれかに記
    載の竹製建築用資材。
JP2001236866A 2001-08-03 2001-08-03 竹製建築用資材 Pending JP2003039406A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001236866A JP2003039406A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 竹製建築用資材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001236866A JP2003039406A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 竹製建築用資材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003039406A true JP2003039406A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19068054

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001236866A Pending JP2003039406A (ja) 2001-08-03 2001-08-03 竹製建築用資材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003039406A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101856826A (zh) * 2009-04-09 2010-10-13 上海缘竹实业有限公司 一种竹材刮表皮、内壁处理和碾压一体化作业系统
CN102172932A (zh) * 2011-03-17 2011-09-07 薛志成 竹材整张化组坯及竹质复合材料制造方法
CN102310446A (zh) * 2011-09-06 2012-01-11 江西南丰振宇实业集团有限公司 一种竹条压轮压碎机
CN104070584A (zh) * 2014-06-30 2014-10-01 怀化市恒裕竹木开发有限公司 一种圆竹展开平板的生产工艺及设备
CN104325527A (zh) * 2014-11-05 2015-02-04 安吉辰丰机械制造有限公司 一种竹筒刮青设备的改进结构
JP2015157456A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 大倉工業株式会社 パーティクルボード
JP2015168126A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 北川工業株式会社 植物系材料の製造方法、植物系材料および糖類の含有量を低減する方法
CN107498652A (zh) * 2017-09-06 2017-12-22 南京林业大学 高强竹纤维帘‑osb集装箱底板及其制造方法
CN108247797A (zh) * 2018-01-16 2018-07-06 浙江农林大学 一种无醛不霉不燃重组竹地板的制备方法
JP2019042932A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 株式会社タケックス・ラボ パーティクルボード用竹チップ及びパーティクルボード用竹チップ製造方法
CN112060223A (zh) * 2020-08-18 2020-12-11 陈春香 一种竹条薄片机
CN113119251A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 杭州庄宜家具有限公司 竹材刨铣设备和竹材加工方法

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52102407A (en) * 1976-02-19 1977-08-27 Okayasu Motsukou Shiki Yuugeng Method of producing bumboo plates bonded laterally
JPS58183242A (ja) * 1982-04-21 1983-10-26 Nagoya Yukagaku Kogyo Kk パ−テイクルボ−ドの製造法
JPS60165205A (ja) * 1984-02-07 1985-08-28 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd パ−テイクルボ−ドの製造方法及びその装置
JPS6244401A (ja) * 1985-08-22 1987-02-26 島袋 直哉 木質材料の製造方法
JPH0355789U (ja) * 1989-10-05 1991-05-29
JPH04307203A (ja) * 1991-04-04 1992-10-29 Nidea:Kk 竹の加工方法、同方法を実施するための竹加工装置、同方法により加工された竹素材及び同竹素材を用いた成形品
JPH06293008A (ja) * 1992-12-22 1994-10-21 Fuyo Kogyo Kk 竹製パーティクルボードの製造方法
JPH08252809A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Hideki Shimizu 竹繊維合板の製造方法及びその合板
JP2000006115A (ja) * 1998-06-19 2000-01-11 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 板状体又は成形体及びその製法
JP2000071209A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Toyo Yuatsu Kogyo:Kk 竹繊維製造方法および竹繊維製造装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52102407A (en) * 1976-02-19 1977-08-27 Okayasu Motsukou Shiki Yuugeng Method of producing bumboo plates bonded laterally
JPS58183242A (ja) * 1982-04-21 1983-10-26 Nagoya Yukagaku Kogyo Kk パ−テイクルボ−ドの製造法
JPS60165205A (ja) * 1984-02-07 1985-08-28 Sanyo Kokusaku Pulp Co Ltd パ−テイクルボ−ドの製造方法及びその装置
JPS6244401A (ja) * 1985-08-22 1987-02-26 島袋 直哉 木質材料の製造方法
JPH0355789U (ja) * 1989-10-05 1991-05-29
JPH04307203A (ja) * 1991-04-04 1992-10-29 Nidea:Kk 竹の加工方法、同方法を実施するための竹加工装置、同方法により加工された竹素材及び同竹素材を用いた成形品
JPH06293008A (ja) * 1992-12-22 1994-10-21 Fuyo Kogyo Kk 竹製パーティクルボードの製造方法
JPH08252809A (ja) * 1995-03-16 1996-10-01 Hideki Shimizu 竹繊維合板の製造方法及びその合板
JP2000006115A (ja) * 1998-06-19 2000-01-11 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 板状体又は成形体及びその製法
JP2000071209A (ja) * 1998-08-31 2000-03-07 Toyo Yuatsu Kogyo:Kk 竹繊維製造方法および竹繊維製造装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101856826A (zh) * 2009-04-09 2010-10-13 上海缘竹实业有限公司 一种竹材刮表皮、内壁处理和碾压一体化作业系统
CN101856826B (zh) * 2009-04-09 2014-06-11 上海缘竹实业有限公司 一种竹材刮表皮、内壁处理和碾压一体化作业系统
CN102172932A (zh) * 2011-03-17 2011-09-07 薛志成 竹材整张化组坯及竹质复合材料制造方法
CN102310446A (zh) * 2011-09-06 2012-01-11 江西南丰振宇实业集团有限公司 一种竹条压轮压碎机
JP2015157456A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 大倉工業株式会社 パーティクルボード
JP2015168126A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 北川工業株式会社 植物系材料の製造方法、植物系材料および糖類の含有量を低減する方法
CN104070584A (zh) * 2014-06-30 2014-10-01 怀化市恒裕竹木开发有限公司 一种圆竹展开平板的生产工艺及设备
CN104325527A (zh) * 2014-11-05 2015-02-04 安吉辰丰机械制造有限公司 一种竹筒刮青设备的改进结构
JP2019042932A (ja) * 2017-08-29 2019-03-22 株式会社タケックス・ラボ パーティクルボード用竹チップ及びパーティクルボード用竹チップ製造方法
JP6999880B2 (ja) 2017-08-29 2022-01-19 株式会社タケックス・ラボ パーティクルボード、パーティクルボード用竹チップの製造方法及びパーティクルボードの製造方法
CN107498652A (zh) * 2017-09-06 2017-12-22 南京林业大学 高强竹纤维帘‑osb集装箱底板及其制造方法
CN107498652B (zh) * 2017-09-06 2020-10-23 南京林业大学 高强竹纤维帘-osb集装箱底板及其制造方法
CN108247797A (zh) * 2018-01-16 2018-07-06 浙江农林大学 一种无醛不霉不燃重组竹地板的制备方法
CN113119251A (zh) * 2019-12-31 2021-07-16 杭州庄宜家具有限公司 竹材刨铣设备和竹材加工方法
CN112060223A (zh) * 2020-08-18 2020-12-11 陈春香 一种竹条薄片机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3927235A (en) Reconstituted board products from plant-fiber residues
JP2003039407A (ja) 竹製合板及び化粧板
JP2003039406A (ja) 竹製建築用資材
US7147745B1 (en) Bamboo beam and process
EP0373725B1 (en) Cellulosic fibrous aggregate and a process for its preparation
EA005058B1 (ru) Модифицированный лесоматериал и способ его изготовления
EP1181138B1 (en) Hemp hurd composite panels
JPS6248561B2 (ja)
JP2003200407A (ja) バインダレスボード及びその製造方法
US3464881A (en) Sugarcane board product and process of making the same
EP3135811B1 (en) Production method of pulp derived from biomass for producing composite boards
DE3616885C3 (de) Verfahren zur Herstellung umweltfreundlicher und leichter Formkörper
Iswanto et al. Sandwich Particleboard (SPb): effect of particle length on the quality of board
JPH07285105A (ja) 竹を原材料とした加圧成形品及び加圧成形方法
CN1120487A (zh) 纤维面刨花板的生产工艺
CN104029270A (zh) 一种玉米秆刨花板的加工方法
RU2166521C2 (ru) Способ получения древесностружечных плит
JPH11156819A (ja) パーテイクルボードの製造方法
JP3125774B2 (ja) 突き板単板及びその製造方法
US2030626A (en) Fibrous product and method of making the same
CN115091565B (zh) 一种利用霉变废弃原竹制备大片刨花板的方法
JPS63128903A (ja) 積層木材の製造方法
JP4012419B2 (ja) 木質チップ配向積層体
EP2121255B1 (de) Verfahren zum herstellen von flachspänen aus holz
JP2004322547A (ja) 木質材片積層マットの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060922

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080709

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018