JP3125774B2 - 突き板単板及びその製造方法 - Google Patents

突き板単板及びその製造方法

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JP3125774B2
JP3125774B2 JP10374341A JP37434198A JP3125774B2 JP 3125774 B2 JP3125774 B2 JP 3125774B2 JP 10374341 A JP10374341 A JP 10374341A JP 37434198 A JP37434198 A JP 37434198A JP 3125774 B2 JP3125774 B2 JP 3125774B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築資材としての
内外装材料や建具材料並びに家具資材として好適に利用
可能な突き板単板及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント合板や化粧合板が、建築資材と
しての内外装材料や建具材料並びに家具資材等の分野に
広く使用されていることは周知である。プリント合板
は、通常の印捺方式(例えばグラビア印刷方式)を応用
して木目模様等をプリントした紙はフィルムを合板に貼
り合わせるか、或は予め紙又はフィルムをラミネートし
た合板に上述の印捺方式で木目模様等をプリントしたも
のである。従って、模様は整然としており、極めて人工
的な匂いが強く、プラスチックライクな感触であるのは
否めない。一方、化粧合板は、天然の木材(例えば楢、
欅等々)を繊維軸方向に沿って平行に0.2〜0.8m
m程度の厚さにスライスした突き板単板を合板に貼り合
わせたもので、天然の木材の柾目又は板目の木目模様が
そのまま具現されているので、それなりの木の温もり感
は得られる。
【0003】また、最近、森林資源の有効活用を目的と
した技術が種々提案されており、その一環として、杉、
桧等の中小径木の間伐材について、製材せずに原木から
直接角材に仕上げ、堅牢化と直状化を図ることにより、
従来放置又は廃棄されていたものを建築材料として有効
活用する技術が提案されている(特公平7−2326号
公報、特開平4−14404号公報、特開平4−201
503号公報参照)。具体的には、原木を高温、高圧蒸
気で適宜の温度及び時間の湿熱処理を施したのち、原木
を半径方向に圧縮成形し、続いて形状固定のための熱セ
ットを施して圧縮成形木材を製作し、これをそのまま建
築材料として使用するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、木の温もり
感は、年輪模様により得られることが知られており、例
えば専門家の言によれば、焼き加工(例えば焼き杉な
ど)を施すことで温もり感が増すのは、本能的に木の年
輪模様を連想するからとも言われている。このような観
点から前述の化粧合板を評価すると、天然木材の柾目や
板目の木目模様がそのまま具現されているので、それな
りの木の温もり感は得られるものの、年輪模様が表出さ
れないことから、木の温もり感を十分に引き出したもの
であるとは言い難いといえる。
【0005】そこで、天然の木材を繊維軸方向に直角に
スライスし、木口の年輪模様を具現した突き板単板を製
作することも比較的容易に考えられるが、現在のところ
このような突き板単板は実用化されていない。その理由
のひとつは、原木の断面が通常円形であるために、これ
をスライスした単板を二次元的に配列しても空白部分が
生じることは避けられず、従って、化粧合板等への応用
は無理であることによる。一方、原木を製材して正角材
にすれば、かかる空白部分の発生はなくなるので、論理
的には化粧合板等への応用は可能であるが、現実的に
は、通常の木材を繊維軸方向に直角にスライスした単板
を作製することは、単板の厚味が比較的厚い場合(例え
ば2mm以上)は問題はないが、突き板単板のように厚
味が1mm以下で非常に薄い場合は、スライスの段階で
破断しやすく、従って、木口の年輪模様を有する突き板
単板の具現は極めて困難であると言える。しかも、正角
材をスライスした場合には、外周部における年輪が環状
にならず、年輪の風合いを損なうという問題もある。
【0006】本発明者等は、従来の化粧合板等に見られ
る柾目や板目等の木目模様の原点でもあり、かつ、かか
る木目模様よりも一層強力なインパクトと木の持つ本来
の温もり感を強く表現する木口の年輪模様を有する、建
築資材や家具資材等に応用可能な突き板単板を具現すべ
く鋭意研究、調査を重ねた結果、圧縮成形木材を応用す
ることで、このような突き板単板を実現できることを見
出した。即ち、圧縮成形加工木材は、圧縮成形であるた
め年輪模様自体が多角形状を呈すること、圧密化され組
織が緻密になり硬度が増していること、内部の水分や空
気が追い出されて多孔質になっているために薬剤等の浸
透が容易であること、などの優れた特性を有し、これを
利用することで、木の持つ本来の温もり感を強く表現し
得る突き板単板を実現できることを見出した。
【0007】本発明の目的は、木の温もり感を十分に引
出し得る年輪模様を有し、しかも外周部における年輪模
様が大幅に途切れたりすることなく二次元的に略隙間な
く配列可能な突き板単板及びその製造方法を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
係る突き板単板は、丸太材を多角柱状に圧縮成形して一
次加工木材を製作し、この一次加工木材に可塑・平滑剤
を含浸させ、これを繊維軸方向に対して90°〜15°
角度を付け、厚さ0.1〜1.0mmにスライスして
なるものである。丸太材を多角柱状に圧縮成形して製作
した一次加工木材は、木口の年輪模様も圧縮成形により
多角形状になるので、外周部においても年輪が途切れる
ことはない。このため、一次加工木材をスライスして得
られる突き板単板は、外周部においても年輪模様が連続
的に環状に繋がったものとなり、木の温もり感を十分に
引出し得る高品質な突き板単板となる。また、一次加工
木材を三角柱や四角柱や六角柱に圧縮成形し、これをス
ライスしてなる突き板単板は、略隙間なく二次元的に配
列することが可能となり、建築資材や家具資材等への適
用が容易に行える。しかも、一次加工木材のような圧縮
成形木材は、組織が緻密になって硬度が増しているの
で、薄くスライスしても、スライスの段階で破損したり
することもない。このため、薄肉な突き板単板を実現で
きる。
【0009】また、スライスの角度を90°〜15°の
範囲内に設定しているので、使用目 的に応じた形状の突
き板単板を製作しつつ、一次加工木材を極力有効活用で
きる。つまり、スライスの角度を90°に設定すると、
スライスする一次加工木材の略全体を使用できるので好
ましい。また、90°よりも小さな角度でスライスする
と、細長い突き板単板が得られるので、使用目的によっ
ては好適に利用できるが、スライスの角度を15°より
も小さく設定すると、スライスする一次加工木材の端部
における使用出来ない部分が多くなるので、90°以下
15°以上に設定することが好ましい。
【0010】更に、スライスの厚さを0.1〜1.0m
mの範囲内に設定しているので、スライス時における突
き板単板の破損を防止でき、しかも一次加工木材の加工
ロスを少なくして、突き板単板の製作コストを低減でき
る。つまり、スライスの厚さが0.1mmよりも小さい
場合には、突き板単板が破損し易くなり、1.0mmよ
りも大きい場合には、スライスできないので、0.1〜
1.0mmの範囲内に設定することが好ましい。但し、
丸鋸等により1.0mmよりも厚い突き板単板を製作す
ることも可能であるが、この場合には、鋸の厚さ分のロ
スが発生するので、スライサーによりスライスすること
が好ましい。
【0011】また、一次加工木材に可塑・平滑剤を含浸
させると、スライス時におけるスライサーの刃の磨耗や
破損を防止できるとともに、突き板単板の破損等を防止
できる。つまり、一次加工木材をそのままスライスする
ことも可能であるが、圧縮加工木材は組織が緻密になっ
て硬度が高く、スライス時に刃物の磨耗や破損が発生し
易くなるので、スライスする前に予め可塑・平滑剤を含
浸させ、スライス作業が円滑に行えるようにすることが
好ましい。また、圧縮加工木材は、多孔質な構造なの
で、可塑・平滑剤などの薬剤の浸透が容易に行える。
【0012】請求項2に係る突き板単板は、丸太材を多
角柱状に圧縮成形して一次加工木材を製作し、この一次
加工木材に可塑・平滑剤を含浸させ、これを繊維軸方向
に並列状に複数本集束接着して二次加工木材を製作し、
これを繊維軸方向に対して90°〜15°の角度を付
、厚さ0.1〜1.0mmにスライスしてなるもので
ある。この突き板単板においては、請求項1記載の突き
板単板と同様に、木の温もり感を十分に引出し得る薄肉
高品質で、しかも建築資材や家具資材等への適用が容易
に行える突き板単板を実現できること、使用目的に応じ
た形状の突き板単板を製作しつつ、二次加工木材を極力
有効活用できること、スライス時における突き板単板の
破損を防止でき、しかも二次加工木材の加工ロスを少な
くして、突き板単板の製作コストを低減できること、ス
ライス時におけるスライサーの刃の磨耗や破損を防止で
きるとともに、突き板単板の破損等を防止できること、
などの作用が得られる。また、請求項1記載の突き板単
板を略隙間なく二次元的に複数枚配列することで、請求
項2記載の突き板単板と同様の突き板単板を得ることは
可能であるが、一次加工木材を複数本集束接着した二次
加工木材をスライスする方が、スライスの回数を少なく
できるので好ましい。
【0013】請求項3記載の突き板単板は、可塑・平滑
剤として、ポリエチレングリコールを含浸させてなるも
のである。可塑・平滑剤としては、一般に高級アルコー
ル、パラフィンワックスエマルジョンなどを採用できる
が、後工程の容易性を考慮して、分子量が中程度のポリ
エチレングリコールを用いることが好ましい。
【0014】請求項に係る突き板単板の製造方法は、
丸太材を多角柱状に圧縮成形して一次加工木材を製作す
る圧縮成形工程と、前記一次加工木材に可塑・平滑剤を
含浸させる可塑・平滑剤処理工程と、前記一次加工木材
を繊維軸方向に対して90°〜15°の角度を付け、
さ0.1〜1.0mmにスライスするスライシング工程
とを備えたものである。この製造方法の圧縮成形工程に
おいて製作される一次加工木材は、丸太材を多角柱状に
圧縮成形してなるものなので、木口の年輪模様も多角形
状になり、外周部においても年輪が途切れることはな
い。このため、スライシング工程において、一次加工木
材をスライスして得られる突き板単板は、外周部におい
ても年輪模様が連続的に環状に繋がったものとなり、木
の温もり感を十分に引出し得る高品質な突き板単板とな
る。また、圧縮成形工程において、一次加工木材を例え
ば三角柱や四角柱や六角柱に圧縮成形すると、スライス
して得られる突き板単板は、略隙間なく二次元的に配列
することが可能な、建築資材や家具資材等への適用が容
易に行えるものとなる。しかも、丸太材を多角柱状に圧
縮成形してなる一次加工木材は、組織が緻密になって硬
度が増しているので、薄くスライスしても、スライスの
段階で破損したりすることもない。このため、薄肉な突
き板単板を実現できる。
【0015】また、スライスの角度を90°〜15°の
範囲内に設定しているので、使用目的に応じた形状の突
き板単板を製作しつつ、一次加工木材を極力有効活用で
きる。つまり、スライスの角度を90°に設定すると、
スライスする一次加工木材の略全体を使用できるので好
ましい。また、90°よりも小さな角度でスライスする
と、細長い突き板単板が得られるので、使用目的によっ
ては好適に利用できるが、スライスの角度を15°より
も小さく設定すると、スライスする一次加工木材の端部
における使用出来ない部分が多くなるので、90°以下
15°以上に設定することが好ましい。
【0016】更に、スライスの厚さを0.1〜1.0m
mの範囲内に設定しているので、スライス時における突
き板単板の破損を防止でき、しかも一次加工木材の加工
ロスを少なくして、突き板単板の製作コストを低減でき
る。つまり、スライスの厚さが0.1mmよりも小さい
場合には、突き板単板が破損し易くなり、1.0mmよ
りも大きい場合には、スライスできないので、0.1〜
1.0mmの範囲内に設定することが好ましい。但し、
丸鋸等により1.0mmよりも厚い突き板単板を製作す
ることも可能であるが、この場合には、鋸の厚さ分のロ
スが発生するので、スライサーによりスライスすること
が好ましい。
【0017】また、一次加工木材に可塑・平滑剤を含浸
させると、スライス時におけるスライサーの刃の磨耗や
破損を防止できるとともに、突き板単板の破損等を防止
できる。つまり、一次加工木材をそのままスライスする
ことも可能であるが、圧縮加工木材は組織が緻密になっ
て硬度が高く、スライス時に刃物の磨耗や破損が発生
易くなるので、スライスする前に予め可塑・平滑剤を含
浸させ、スライス作業が円滑に行えるようにすることが
好ましい。また、圧縮加工木材は、多孔質な構造なの
で、可塑・平滑剤などの薬剤の浸透が容易に行える。
【0018】請求項に係る突き板単板の製造方法は、
丸太材を多角柱状に圧縮成形して一次加工木材を製作す
る圧縮成形工程と、前記一次加工木材に可塑・平滑剤を
含浸させる可塑・平滑剤処理工程と、前記一次加工木材
を繊維軸方向に並列状に複数本集束接着させて二次加工
木材を製作する集束接着工程と、前記二次加工木材を繊
維軸方向に対して90°〜15°の角度を付け、厚さ
0.1〜1.0mmにスライスするスライシング工程と
を備えたものである。
【0019】この製造方法においては、請求項記載の
製造方法と同様に、木の温もり感を十分に引出し得る薄
肉高品質で、しかも建築資材や家具資材等への適用が容
易に行える突き板単板を製造できること、使用目的に応
じた形状の突き板単板を製作しつつ、二次加工木材を極
力有効活用できること、スライス時における突き板単板
の破損を防止でき、しかも二次加工木材の加工ロスを少
なくして、突き板単板の製作コストを低減できること、
スライス時におけるスライサーの刃の磨耗や破損を防止
できるとともに、突き板単板の破損等を防止できるこ
と、などの作用が得られる。また、一次加工木材を複数
本集束接着した二次加工木材をスライスするので、スラ
イスの回数を少なくしつつ、複数の年輪模様を有する突
き板単板を製作することが可能となる。
【0020】請求項6記載の製造方法は、前記丸太材を
多角柱状に圧縮成形するのとほぼ同時に可塑・平滑処理
を施すものである。前記請求項4,5記載の製造方法で
は、丸太材を圧縮成形してから可塑・平滑処理を行った
が、可塑・平滑処理は圧縮成形とほぼ同時に行ってもよ
い。
【0021】請求項7記載の製造方法は、前記圧縮成形
した一次加工木材に対してその外面を平坦にする加工を
施すものである。圧縮成形した一次加工木材の外面には
溝状 の凹凸が形成されるので、突き板単板を二次元的に
配列したときに、該溝状の凹凸により隣接する突き板単
板間に隙間が形成されるので、これを防止するために、
一次加工木材の外面を平坦に加工することが好ましい。
【0022】請求項8記載の製造方法は、可塑・平滑剤
として、ポリエチレングリコールを含浸させてなるもの
である。可塑・平滑剤としては、一般に高級アルコー
ル、パラフィンワックスエマルジョンなどを採用できる
が、後工程の容易性を考慮して、分子量が中程度のポリ
エチレングリコールを用いることが好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。先ず、突き板単板の製造方法について説明
する。この製造方法は、図1に示すように、基本的に
は、丸太材1を多角柱状に圧縮成形して一次加工木材2
を製作する圧縮成形工程と、一次加工木材2に可塑・平
滑剤処理を施す可塑・平滑剤処理工程と、可塑・平滑剤
処理した一次加工木材2’を繊維軸方向に対して角度を
付けてスライスして突き板単板3に加工するスライシン
グ工程とを備えている。
【0024】圧縮成形工程では、丸太材1を高温、高圧
蒸気で適宜の温度及び時間の湿熱処理を施したのち、丸
太材1が多角柱状になるように圧縮成形し、続いて形状
固定のための熱セットを施して、多角柱状の一次加工木
材2を製作する。尚、圧縮成形工程自体は、間伐材から
圧縮加工木材を製作する周知の技術を利用したものなの
で、その詳細な説明は省略する。圧縮成形する丸太材1
としては、杉や桧等の任意の木の原木を利用できる。特
に、間伐材を用いることが、森林資源を有効活用する上
で好ましい。また、一次加工木材2は、図1においては
四角柱に形成したが、三角柱、六角柱、八角柱などの角
柱状に圧縮成形してもよい。特に、成形の容易性及び製
作される突き板単板を二次元的に略隙間なく複数配列で
きるようにするため、四角柱状や六角柱状に形成するこ
とが好ましい。
【0025】可塑・平滑剤処理工程では、可塑・平滑剤
を充填した処理槽に一次加工木材2を常圧下或いは加圧
下で浸漬させ、一次加工木材2に対して薬剤を10〜6
0%(wt)、好ましくは30〜40%(wt)程度含
浸、浸透させる。可塑・平滑剤としては、一般に高級ア
ルコール、パラフィンワックスエマルジョンなどを採用
できるが、後工程の容易性を考慮して、分子量が中程度
のポリエチレングリコールを用いることが好ましい。
【0026】スライシング工程では、可塑・平滑剤処理
した一次加工木材2’を、図示外のスライサーにより繊
維軸方向に対して角度θを付けて所定厚さにスライス
し、突き板単板3を製作する。スライスの角度θは、図
1に示すように、θ=90°に設定すると、スライスす
る一次加工木材2の略全体を使用できるので好ましい。
また、図2に示すように、角度θを90°よりも小さな
角度に設定すると、細長い突き板単板が得られるので、
使用目的によっては好適に利用可能な突き板単板を製作
できる。但し、角度θを15°よりも小さな角度に設定
すると、スライスする一次加工木材2の端部における使
用出来ない部分が多くなるので、15°以上に設定する
ことが好ましい。スライスの厚さは、0.1mmよりも
小さい場合には、突き板単板3が破損し易くなり、1.
0mmよりも大きい場合には、スライスできないので、
0.1〜1.0mmの範囲内に設定することが好まし
い。但し、丸鋸等により1.0mmよりも厚い突き板単
板を製作することも可能であるが、この場合には、鋸の
厚さ分のロスが発生するので、スライサーによりスライ
スすることが好ましい。
【0027】この製造方法においては、圧縮成形した一
次加工木材2の木口の年輪模様自体が多角形状を呈し、
外周部においても年輪4が途切れないので、綺麗な年輪
模様を有する突き板単板3を製作でき、突き板単板3の
木の温もり感を十分に引き出すことが可能となる。ま
た、圧縮成形により、一次加工木材2の組織が緻密にな
ってその硬度が増しているので、スライス時における突
き板単板3の破損を防止できる。また、スライス前に予
め可塑・平滑剤処理を施すので、突き板単板3の破損を
防止できるとともに、スライサーの刃の磨耗や破損を防
止できる。しかも、圧縮成形により一次加工木材2は組
織が多孔質状になっているので、一次加工木材2に対す
る可塑・平滑剤の浸透が容易になされることになる。
【0028】次に、前述の製造方法により製造可能な突
き板単板の具体例について説明する。図3に示す突き板
単板3は、圧縮成形工程において断面正方形の四角柱状
の一次加工木材2を製作し、この一次加工木材2に対し
て可塑・平滑剤処理を施してから、繊維軸方向に対して
直角にスライスして得たものである。この突き板単板3
は、一辺の長さを100mm、厚さを0.5mmに設定
したものである。
【0029】図4に示す突き板単板3Aは、圧縮成形工
程において断面正六角形の六角柱状の一次加工木材を製
作し、この一次加工木材に対して可塑・平滑剤処理を施
してから、繊維軸方向に対して直角にスライスして得た
ものである。この突き板単板3Aは、各辺の長さを65
mm、厚さを0.5mmに設定したものである。
【0030】図5に示す突き板単板3Bは、圧縮成形工
程において断面正方形の四角柱状の一次加工木材2を製
作し、この一次加工木材2に対して可塑・平滑剤処理を
施してから、繊維軸方向に対して約20°の角度でスラ
イスして得たものである。この突き板単板3Bは、短辺
の長さを100mm、長辺の長さを300mm、厚さを
0.5mmに設定したものである。
【0031】このような突き板単板3、3A、3Bは、
前述のように綺麗な年輪模様が得られるので、強力なイ
ンパクトと木の持つ本来の温もり感のより強い、しかも
極めて高度のデザイン性をも醸し出すものとなる。ま
た、略隙間なく二次元的に複数配列できるので、建築資
材や家具資材として好適に利用できる。
【0032】尚、突き板単板の形状や厚さは、図3〜図
5に示すものに限定されるものではなく、圧縮成形工程
における一次加工木材の断面形状及びサイズと、スライ
シング工程におけるスライスの角度及びスライスの厚み
の組み合わせにより、任意の形状及びサイズの突き板単
板を製作することが可能である。また、この突き板単板
を建築資材や家具資材として活用する場合には、突き板
単板が破損しないように、合板や集成材等の基板に突き
板単板を貼着して使用することになる。具体的には、壁
装材料や床材料、ドアー材料、テーブルの天板などに好
適に使用することが可能である。
【0033】また、圧縮成形した一次加工木材の外面に
は溝状の凹凸が形成されるので、突き板単板を二次元的
に配列させたときに、該溝状の凹凸により隣接する突き
板単板間に隙間が形成されないように、年輪模様が極力
損なわれないようにしながら、一次加工木材の外面を平
坦にしたり、或いは製作した突き板単板の外周部をスト
レート状に加工することが好ましい。
【0034】次に、前記製造方法を部分的に変更した第
2の実施例について説明する。この製造方法において
は、先ず、前記製造方法と同様に、丸太材1を圧縮成形
して一次加工木材2を製作し、この一次加工木材2に可
塑・平滑剤処理を施す。
【0035】次に、図6(a)に示すように、集束接着
工程において、可塑・平滑剤処理を施した一次加工木材
2’を繊維軸方向に並列状に複数本集束接着させて二次
加工木材5を製作する。図6では9本の一次加工木材
2’を集束させたが、9本以外の複数本の一次加工木材
2’を集束させてもよい。また、一次加工木材2’の断
面形状は、前記実施例と同様に、正方形や長方形、六角
形や八角形状などの任意の多角形状に形成できる。但
し、正方形や長方形、正六角形の断面形状に形成する
と、複数の一次加工木材2’を隙間なく集束できるので
好ましい。
【0036】次に、図6(b)に示すように、スライシ
ング工程において、二次加工木材5を繊維軸方向に対し
て角度を付けてスライスし、突き板単板13を製作する
ことになる。但し、スライスの角度やスライスの厚さ
は、前記実施例と同様に設定することが可能である。
【0037】次に、前記第2の実施例の製造方法により
製造可能な突き板単板の具体例について説明する。図7
に示す突き板単板13は、圧縮成形工程において断面正
方形の四角柱状の一次加工木材2を製作し、この一次加
工木材2に対して可塑・平滑剤処理を施してから、これ
を縦横に3本ずつ計9本繊維軸方向に並列状に集束接着
させて二次加工木材5を製作し、この二次加工木材5を
繊維軸方向に対して直角にスライスして得たものであ
る。この突き板単板13は、各一次加工木材2’により
成形される単位単板14の一辺の長さを100mmに設
定し、厚さを0.5mmに設定したものである。
【0038】図8に示す突き板単板13Aは、圧縮成形
工程において断面正六角形の六角柱状の一次加工木材を
製作し、この一次加工木材に対して可塑・平滑剤処理を
施してから、これを7本繊維軸方向に並列状に集束接着
させて2次加工木材を製作し、この二次加工木材を繊維
軸方向に対して直角にスライスして得たものである。こ
の突き板単板13Aは、各一次加工木材により成形され
る単位単板14Aの各辺の長さを65mmに設定し、厚
さを0.5mmに設定したものである。
【0039】図9に示す突き板単板13Bは、圧縮成形
工程において断面正方形の四角柱状の一次加工木材2を
製作し、この一次加工木材2に対して可塑・平滑剤処理
を施してから、これを3本繊維軸方向に並列状に集束接
着させて二次加工木材5を製作し、この二次加工木材5
を繊維軸方向に対して約20°の角度でスライスして得
たものである。この突き板単板13Bは、各一次加工木
材2により成形される単位単板14Bの短辺の長さを1
00mm、長辺の長さを300mmに設定し、厚さを
0.5mmに設定したものである。
【0040】尚、前記第2の実施例では、圧縮成形した
一次加工木材を複数本集束接着して二次加工木材を製作
したが、圧縮成形工程において、複数本の丸太材1を束
ねた状態で、所望の断面形状に圧縮成形して二次加工木
材を製作することも可能である。この場合には、前記第
2の実施例よりも、二次加工木材における木口の年輪模
様が不規則になったり、成形時に隙間やクラックが形成
され易くなり、突き板単板の品質は多少低下するが工程
数を減らして製作コストを低減できるので好ましい。ま
た、図3〜図5に示す突き板単板3、3A、3Bを略隙
間なく二次元的に複数配列して、図5〜図9に示す突き
板単板13、13A、13Bを製作することも可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る請求項1に係る突き板単板
及び請求項に係る突き板単板の製造方法によれば、外
周部においても年輪模様が連続的に環状に繋がった、木
の温もり感を十分に引出し得る非常に強力なインパクト
と極めて高度のデザイン性を有する高品質な突き板単板
を実現できる。しかも、一次加工木材を三角柱や四角柱
や六角柱に圧縮成形し、これをスライスしてなる突き板
単板は、略隙間なく二次元的に配列することが可能とな
り、建築資材や家具資材等への適用が容易に行える。ま
た、圧縮成形により組織が緻密になるので、スライスに
より材料を無駄にすることなく薄肉な突き板単板を実現
できる。更に、使用する丸太材として間伐材を使用でき
るので、森林資源を有効活用することが可能となる。
【0042】請求項2に係る突き板単板及び請求項
係る突き板単板の製造方法によれば、請求項1、と同
様に、木の温もり感を十分に引き出し得る薄肉高品質
で、しかも建築資材や家具資材等への適用が容易に行え
る突き板単板を実現できる。加えて、一次加工木材を複
数本集束接着した二次加工木材をスライスするので、ス
ライスの回数を少なくしつつ、複数の年輪模様を有する
突き板単板を製作することが可能となる。
【0043】また、本発明に係る突き板単板及びその製
造方法によれば、スライスの角度を90°〜15°の範
囲内に設定しているので、使用目的に応じた形状の突き
板単板を製作しつつ、一次加工木材或いは二次加工木材
を極力有効活用できること、 スライスの厚さを0.1〜
1.0mmの範囲内に設定しているので、スライス時に
おける突き板単板の破損を防止でき、しかも一次加工木
材或いは二次加工木材の加工ロスを少なくして、突き板
単板の製作コストを低減できること、一次加工木材に可
塑・平滑剤を含浸させているので、スライス時における
スライサーの刃の磨耗や破損を防止できるとともに、突
き板単板の破損等を防止できること、などの効果が得ら
れる。 請求項7記載のように圧縮成形した一次加工木材
に対してその外面を平坦にする加工を施すと、突き板単
板を隙間なく二次元的に配列することが可能となる。
求項3、8記載のように、可塑・平滑剤として、ポリエ
チレングリコールを含浸させてなるもの用いると、高級
アルコール、パラフィンワックスエマルジョンなどを採
用した場合と比較して、後工程が容易になるので好まし
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る突き板単板の製造方法の説明図
【図2】 同突き板単板の他の製造方法の説明図
【図3】 同製造方法により製作した突き板単板の
(a)は正面図、(b)は側面図
【図4】 同製造方法により製作した他の突き板単板の
(a)は正面図、(b)は側面図
【図5】 同製造方法により製作した他の突き板単板の
(a)は正面図、(b)は側面図
【図6】 本発明に係る突き板単板の他の製造方法の説
明図
【図7】 同製造方法により製作した他の突き板単板の
(a)は正面図、(b)は側面図
【図8】 同製造方法により製作した他の突き板単板の
(a)は正面図、(b)は側面図
【図9】 同製造方法により製作した他の突き板単板の
(a)は正面図、(b)は側面図
【符号の説明】 1 丸太材 2 一次加工木材 2’ 一次加工木材 3 突き板単板 4 年輪 3A 突き板単板 3B 突き板単板 5 二次加工木材 13 突き板単板 14 単位単板 13A 突き板単板 14A 単位単板 13B 突き板単板 14B 単位単板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 和城 和歌山市栄谷13番地の1 三木理研工業 株式会社内 (72)発明者 波多野 明 和歌山市栄谷13番地の1 三木理研工業 株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−77206(JP,A) 特開 昭50−66898(JP,A) 特開 平1−159202(JP,A) 特開 平6−234103(JP,A) 特開 昭61−139401(JP,A) 実開 昭59−79306(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B27D 5/00 B27L 5/00 B27K 3/00 - 5/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸太材を多角柱状に圧縮成形して一次加
    工木材を製作し、この一次加工木材に可塑・平滑剤を含
    浸させ、これを繊維軸方向に対して90°〜15°の
    度を付け、厚さ0.1〜1.0mmにスライスしてなる
    ことを特徴とする突き板単板。
  2. 【請求項2】 丸太材を多角柱状に圧縮成形して一次加
    工木材を製作し、この一次加工木材に可塑・平滑剤を含
    浸させ、これを繊維軸方向に並列状に複数本集束接着し
    て二次加工木材を製作し、これを繊維軸方向に対して
    0°〜15°の角度を付け、厚さ0.1〜1.0mmに
    スライスしてなることを特徴とする突き板単板。
  3. 【請求項3】 前記可塑・平滑剤として、ポリエチレン
    グリコールを含浸させてなる請求項1又は2記載の突き
    板単板。
  4. 【請求項4】 丸太材を多角柱状に圧縮成形して一次加
    工木材を製作する圧縮成形工程と、 前記一次加工木材に可塑・平滑剤を含浸させる可塑・平
    滑剤処理工程と、 前記一次加工木材を繊維軸方向に対して90°〜15°
    の角度を付け、厚さ0.1〜1.0mmにスライスする
    スライシング工程と、 を備えた突き板単板の製造方法。
  5. 【請求項5】 丸太材を多角柱状に圧縮成形して一次加
    工木材を製作する圧縮成形工程と、 前記一次加工木材に可塑・平滑剤を含浸させる可塑・平
    滑剤処理工程と、 前記一次加工木材を繊維軸方向に並列状に複数本集束接
    着させて二次加工木材を製作する集束接着工程と、 前記二次加工木材を繊維軸方向に対して90°〜15°
    の角度を付け、厚さ0.1〜1.0mmにスライスする
    スライシング工程と、 を備えた突き板単板の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記丸太材を多角柱状に圧縮成形するの
    とほぼ同時に可塑・ 平滑処理を施す請求項4又は5記載
    の突き板単板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記圧縮成形した一次加工木材に対して
    その外面を平坦にする加工を施す請求項4〜6のいずれ
    か1項記載の突き板単板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記可塑・平滑剤として、ポリエチレン
    グリコールを含浸させてなる請求項4〜7のいずれか1
    項記載の突き板単板の製造方法。
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