JP6999880B2 - パーティクルボード、パーティクルボード用竹チップの製造方法及びパーティクルボードの製造方法 - Google Patents

パーティクルボード、パーティクルボード用竹チップの製造方法及びパーティクルボードの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、パーティクルボードパーティクルボード用竹チップ製造方法及びパーティクルボードの製造方法に関する。
パーティクルボードは、木材その他の植物繊維質の小片(パーティクル)を接着用樹脂成分と共に成形し、一定の面積と厚さに加熱プレス(熱圧成形)してできた板状製品であり、日本のみならず、韓国や台湾をはじめとするアジア諸国で、建材として床や壁などの下地材等に広く使用されている。
木質系パーティクルボードは、廃棄される木材片や木質繊維を有効利用できる技術であり、異方性が少なくて加工性に優れる等利点を有する。しかしながら、木質系パーティクルボードは、一般的には挽き板に比べて強度が充分でなく、吸水時あるいは吸湿・乾燥時の寸法変化が大きい。特に、MDFなどの木質繊維を使用したパーティクルボードでは、十分な強度が得られにくく、さらには寸法安定性が不十分であり、使用環境によっては反りを生じるなどの問題があった。
一方、近年の放置竹林の増加に伴い、竹を資源として有効に利用する方法が求められており、竹をパーティクルボードの原材料として使用する種々の提案がなされている。
例えば特許文献1には、竹材を高温高圧水蒸気の存在下で蒸煮する乾留を行った後に、蒸煮された竹材を、常圧下で常温を越える温度下で解繊することで製造される竹繊維がパーティクルボード等の繊維板に適していることが開示されている。
また特許文献2には、竹チップに対してホルムアルデヒド系接着剤、シランカップリング材及び水を加えて攪拌混合して得られる混合物を熱間プレス機で一定の温度に加熱しつつ圧縮成形する竹製パーティクルボードの製造方法が開示されている。
特開2005-193405号公報 特許第2502903号公報
ところで、竹は比較的水分を多く含む草本性の植物であり、伐採された後の竹はカビやすいという問題がある。
それゆえ、上記従来の竹製パーティクルボードも、使用環境によってはカビが発生してしまうという問題を有していた。
また、竹は維管束が密に集合した極めて高い強度を有する素材であるものの、竹のパーティクル(以下、竹チップという。)と樹脂バインダーとを混合して竹製パーティクルボードの混合原料を調製した際に、竹チップへの樹脂バインダーの含浸性が低く、個々の竹チップ自体を複合材として機能させるのが困難という問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、カビにくく、従来に比して高強度の竹チップ含有パーティクルボードを提供する。
また本発明では、カビにくく、従来に比して高強度の竹チップ含有パーティクルボードを製造可能なパーティクルボード用竹チップの製造方法や、竹チップ含有パーティクルボードの製造方法についても提供する。
上記従来の課題を解決するために、本発明に係るパーティクルボードでは、(1)乳酸菌発酵代謝産物を含有し、柔細胞の加熱乾燥変性により生じた微巻縮を備えるパーティクルボード用竹チップと樹脂バインダーとの混合原料の加熱加圧成形物よりなるパーティクルボードであって、10重量部の前記パーティクルボード用竹チップのうち少なくとも9重量部が直径3mm~10mmで長さ10mm~30mmの針状粗繊維体と、直径1mm~5mmで長さ1mm~7mmの微粉細片とよりなり、前記針状粗繊維体と前記微粉細片との重量割合が9:1~6:4であって、前記針状粗繊維体で形成された中間層と、同中間層の表裏両側に前記微粉砕片で形成された化粧層とよりなる三層構造とした。
また、本発明に係るパーティクルボード用竹チップの製造方法では、()伐採された竹を破砕機に供給し50mm角のスクリーンを通過させて平均長10~30mmの破砕片とする破砕工程と、破砕片を粉砕機に供し、直径3mm~10mmで長さ10mm~30mmの針状粗繊維体と直径直径1mm~5mmで長さ1mm~7mmの微粉細片とが混在してなる混合粉砕物を調製する粉砕工程と、床面に通風設備が敷設された発酵ヤードに混合粉砕物を堆積させ、必要に応じて通気及び切り返しを行いつつ5~14日に亘り竹由来の乳酸菌を少なくとも含む発酵菌により発酵させながら堆積させた前記混合粉砕物を昇温させる発酵工程と、堆積させた前記混合粉砕物を切り崩して降温及び乾燥させて微巻縮を備えたパーティクルボード用竹チップとする竹チップ生成工程と、を有することとした。
また、本発明に係るパーティクルボードの製造方法では、()上記()に記載のパーティクルボード用竹チップの製造方法により得たパーティクルボード用竹チップを分級して針状粗繊維体と微粉細片とに分離する分離工程と、針状粗繊維体に樹脂バインーを添加して混合し針状粗繊維体の混合原料を調製する針状粗繊維体混合原料調製工程と、微粉細片に樹脂バインダーを添加して混合し微粉細片の混合原料を調製する微粉細片混合原料調製工程と、所定形状の型枠内に微粉細片混合原料、針状粗繊維体混合原料、微粉細片混合原料の順で積層し、積層方向に加圧しつつ加温して三層構造のパーティクルボードを形成するパーティクルボード形成工程と、を有することとした。
本発明に係るパーティクルボード用竹チップの製造方法、竹チップ含有パーティクルボード、竹チップ含有パーティクルボードの製造方法によれば、カビにくく、従来に比して高強度の竹チップ含有パーティクルボードを製造することができる。
本発明は、カビにくく、従来に比して高強度の竹チップ含有パーティクルボードを製造可能なパーティクルボード用竹チップを提供するものである。
本明細書において「パーティクルボード」は、JIS A5908の規定に準じ、木片等の植物質からなるパーティクル(チップ等)を主原料として、接着剤をもって成形熱圧したものをいう。また、パーティクルボードは、単相、三層、多層のものが含まれる。
パーティクルボードの成形に使用される接着剤、すなわち樹脂バインダーは、竹チップやその他原料として使用される別素材のチップ、また、パーティクルボードに機能性を付与するために添加される成分等を結合・保持することが可能なものであれば特に限定されず、従来公知の接着剤に使用される樹脂成分をパーティクルボードの使用目的に応じて適宜選択することが可能である。例えば、標準規格(JIS A5908)で規定するフェノール樹脂系(Pタイプ)、ユリア-メラミン共縮合樹脂系(Mタイプ)、ユリア樹脂系(Uタイプ)や、メラミン樹脂、イソシアネート系樹脂、アクリル系エマルジョン接着剤、SBR系エマルジョン接着剤、酢酸ビニル系エマルジョン接着剤、水性ビニルウレタン接着剤等が挙げられる。
樹脂バインダーの割合は、竹チップやその他必要に応じて添加される原料等がパーティクルボードとして使用可能な接着強度を有する割合であれば良く、竹チップ等の合計重量に対して、通常5~20重量%とすることができる。
また、パーティクルボードに別途新たな機能性を付与するために、竹チップ以外の機能性成分を添加することも可能である。このような機能性成分としては、例えば難燃剤、防腐剤、防カビ剤などを例示することができる。
また、成形するパーティクルボードの形状や寸法は、例えば標準規格(JIS A5908)等に準じ、厚みが9mm~20mm、幅が900mm~1210mm、長さが1820mm~2730mmの範囲内の大きさとしても良いが、特に限定されるものではない。
また、パーティクルボードを複数層、例えば化粧層-中間層-化粧層の三層で形成する場合、各層の厚みは特に限定されるものではないが、例えば化粧層は1mm~5mm、中間層は8mm~19mmとすることができる。
また、パーティクルボードを複数層で形成する場合、各層の間に更なる別の機能層を形成しても良い。このような機能層としては、例えば接着層や断熱層、防音層などが挙げられる。
パーティクルボードを製造するにあたり、竹チップは、伐採した竹を破砕機に供したり、更に粉砕機に供してより細かくしたものを使用することができる。この竹チップの大きさは特に限定されるものではないが、例えば直径3mm~10mmで長さ10mm~30mmの針状粗繊維体としたものや、直径1mm~5mmで長さ1mm~7mmの微粉細片としたもの、更にはこれら針状粗繊維体と微粉細片とが混合状態にあるものを好適に使用することができる。
そして、本発明に係るパーティクルボード用竹チップは、乳酸菌発酵代謝産物を含有する点で特徴的であると言える。乳酸菌発酵代謝産物を竹チップ中に含有させることで、乳酸菌発酵代謝産物中に含まれる乳酸により竹チップ自体を酸性としたり、また、同じく乳酸菌発酵代謝産物中に含まれる防カビ成分により竹チップにカビが発生することを効果的に抑制することができる。
また、竹チップ自体を酸性とすることで、樹脂バインダーの硬化速度を向上し、竹チップと樹脂バインダーとを混合して竹製パーティクルボードの混合原料(以下、単に混合原料ともいう。)を板状に固化させる際の時間短縮を図ることが可能となる。また、竹チップが酸性となることで、竹チップを構成する一部の組織が軟化され、樹脂バインダーの滲入が容易となって竹チップ自体が樹脂バインダーとの複合体として機能し、パーティクルボードの強度をより向上させることができる。
また、乳酸菌発酵代謝産物を産生する乳酸菌は特に限定されるものではないが、竹由来の乳酸菌、特に、竹チップの原料となる竹に常在している乳酸菌であるのが望ましい。原料竹に常在する乳酸菌は、同じく竹に発生するカビに対抗する手段を獲得している場合が多く、より効率的な防カビ効果を期待することができる。
また、竹チップには、同竹チップを構成する柔細胞の加熱乾燥変性によって生じた微巻縮を備えるようにしても良い。具体的には図1に示すように柔細胞の一部がカールした多毛状の構造であり、竹チップがこの微巻縮を備えることで相互の絡み合いが促進され、竹チップ同士の強固な結合に由来するパーティクルボードの高強度化を図ることができる。
乳酸菌発酵代謝産物の竹チップへの含有手法は特に限定されるものではなく、竹チップに対して乳酸菌発酵液を振りかけたり、乳酸菌発酵液中に竹チップを浸漬する方法等が例示されるが、中でも竹チップ自体を乳酸菌によって発酵させる手法が好ましい。
特に本実施形態に係るパーティクルボード用竹チップの製造方法では、竹チップ自体を発酵させることにより、乳酸菌発酵代謝産物を含有する竹チップを得ることとしている。
具体的には、伐採された竹を破砕機に供給し50mm角のスクリーンを通過させて平均長10~30mmの破砕片とする破砕工程と、破砕片を粉砕機に供し、直径直径3mm~10mmで長さ10mm~30mmの針状粗繊維体と直径直径1mm~5mmで長さ1mm~7mmの微粉細片とが混在してなる混合粉砕物を調製する粉砕工程と、床面に通風設備が敷設された発酵ヤードに混合粉砕物を堆積させ、必要に応じて通気及び切り返しを行いつつ5~14日に亘り竹由来の乳酸菌を少なくとも含む発酵菌により発酵させながら堆積させた前記混合粉砕物を昇温させる発酵工程と、堆積させた前記混合粉砕物を切り崩して降温及び乾燥させて微巻縮を備えたパーティクルボード用竹チップとする竹チップ生成工程と、を有することとしている。
破砕工程は伐採後の竹を粗砕するための工程であり、竹を破砕機に供して概ね10~30mm程度の破砕片の生成を行う。この破砕工程は、次に述べる粉砕工程に竹を供給するための前処理工程であり、粉砕工程にて使用する粉砕機に伐採後の竹を直接供給可能であれば省略することも可能である。
粉砕工程は、竹の破砕片(破砕工程が省略された場合は伐採後の竹)を粉砕機に供して竹の粉砕物を得るための工程である。この竹の粉砕物の大きさは特に限定されるものではないが、本実施形態に係るパーティクルボード用竹チップの製造方法では、針状粗繊維体と微粉細片との混合粉砕物として得ることとしており、それぞれの大きさは針状粗繊維体が直径3mm~10mmで長さ10mm~30mm程度、より好ましくは長さが15mm~25mm程度、微粉細片が直径1mm~5mmで長さ1mm~7mm程度を目安としている。
発酵工程は、得られた粉砕物を乳酸菌を含む発酵菌により発酵させ、粉砕物中に乳酸菌発酵代謝産物を含有させるための工程である。本発酵工程で使用する発酵菌は少なくとも乳酸菌を含む菌叢、好ましくは原料竹由来の乳酸菌を含む菌叢であれば良く、また、発酵中の所定期間にこの乳酸菌が優位に生育して粉砕物が酸性となる程度の乳酸菌発酵代謝産物が含有されるのであれば特に限定されるものではない。
乳酸菌を含む発酵菌は、別途培養を行って得た発酵菌培養液を粉砕物に対してスタータとして添加するようにしても良いが、簡便には、元来竹に付着している常在菌を利用することもできる。すなわち、粉砕物を堆積させて自然に発酵させることとしても良い。なお、この場合粉砕物の水分含量は25~70重量%とすることができる。
発酵時間は、例えば屋外であれば四季を通じて5~14日の間で調整することができる。具体的には、発酵工程に供した約10gの粉砕物を100mlの水に分散させ、上清のpHを測定した際の値が4.0~4.5となれば良い。
また、発酵中は、適宜通気や切り返しを行うのが好ましい。粉砕物を堆積する場所を通風設備が敷設された発酵ヤードとすれば、通気や切り返しを容易に行うことができる。
また、発酵中は、堆積させた粉砕物の内部の温度が60℃を超えないできるだけ高い温度で推移する状態を保持するのが望ましい。このような状態を保持することにより、比較的速やかに安定した発酵を行うと共に、竹の柔細胞を変性させて微巻縮の形成を促すことができる。温度が60℃を超えた場合には、通気や切り返しを行ったり、逆に酸素供給を絶って温度低下を促すようにしても良い。
発酵終了の目安は、発酵物のpHが上述の4.0~4.5、水分含量が15~35重量%で乳酸菌発酵臭を伴う状態とすることができる。なお、発酵工程は、粉砕工程の後に行っても、破砕工程の後に行ってその後粉砕工程に供するようにしても良い。
発酵工程を終えた堆積状態にある粉砕物は、順次切り崩しが行われ、降温及び乾燥させることで、乳酸菌発酵代謝産物を含有するパーティクルボード用竹チップとすることができる。なお、この時点で、発酵熱や大気との接触により水分が蒸発して適度な乾燥が行われ、粉砕物に柔細胞の変性による微巻縮が形成されることとなる。
このように、乳酸菌発酵代謝産物を含有するパーティクルボード用竹チップ、一例としては上述の方法に沿って調製したパーティクルボード用竹チップは、乳酸菌の発酵に伴って産生された乳酸や、乳酸菌が発酵菌叢中で優位に生育すべく他の微生物を排除するために分泌する忌避成分、また、複合的な菌叢の生育により比較的単純な炭素源の多くが資化されて微生物栄養的にプアな状態となっているなど、発酵に伴う様々な効果が複合的に作用して、パーティクルボード用竹チップ上でのカビの発生を効果的に抑制することができる。
また本明細書では、本実施形態に係るパーティクルボード用竹チップと樹脂バインダーとの混合原料を加熱加圧成形してなるパーティクルボードや、同パーティクルボードの製造方法についても提供する。
本実施形態に係るパーティクルボードは、竹チップに乳酸菌発酵代謝産物が含まれているため、前述のようにカビの発生を効果的に抑制することができる。特に、この防カビ効果は、パーティクルボードの形成後、例えば実際に建材として使用されている間にも持続的に発揮されるため、四季を通じて比較的湿潤な本邦の気候に極めて適合していると言える。
また、乳酸の存在や微生物による炭素源の資化に伴い、パーティクルボード用竹チップの組織の状態が処理前に比して樹脂バインダーが内部まで浸透しやすい状態となっており、パーティクルボード用竹チップを樹脂バインダーと混合して混合原料を調製すると竹チップに樹脂バインダーが効率良く浸透し、竹チップ自体が樹脂との複合材料となるため、パーティクルボードの強度をより向上させることができる。
更には、微巻縮を備えた竹チップとすれば、竹チップ相互の絡み合いが促進され、竹チップ同士の強固な結合に由来するパーティクルボードの高強度化を図ることが可能となる。
また、本実施形態に係るパーティクルボードの製造方法は、特に、三層構成のパーティクルボードの製造方法を提供するものである。
具体的には、本実施形態に係るパーティクルボード用竹チップの製造方法により得たパーティクルボード用竹チップを分級して針状粗繊維体と微粉細片とに分離する分離工程と、針状粗繊維体に樹脂バインーを添加して混合し針状粗繊維体の混合原料を調製する針状粗繊維体混合原料調製工程と、微粉細片に樹脂バインダーを添加して混合し微粉細片の混合原料を調製する微粉細片混合原料調製工程と、所定形状の型枠内に微粉細片混合原料、針状粗繊維体混合原料、微粉細片混合原料の順で積層し、積層方向に加圧しつつ加温して三層構造のパーティクルボードを形成するパーティクルボード形成工程と、を有することを特徴としている。
針状粗繊維体混合原料調製工程や微粉細片混合原料調製工程における各竹チップと樹脂バインダーとの混合は、竹チップを公知の混合機に投入し、所定量の樹脂バインダーと共に均一となるまで混合することで行う。
また、パーティクルボード形成工程では、まずそれぞれ別個に得られた針状粗繊維体混合原料と微粉細片混合原料とを、型枠に微粉細片混合原料、針状粗繊維体混合原料、微粉細片混合原料の順で積層しつつ収容して所定の大きさの板状体に仮成形する。
次いで、この仮成形した板状体を公知の加熱プレス機に入れ、積層方向(板状体の表裏面方向)から加熱しながらプレス(熱圧成形)することにより、三層構造のパーティクルボードが製造される。
なお、加熱プレスの方法は任意であり、必要に応じて連続プレスや多段プレスとすることができる。また、加熱プレスの条件は、使用される構成成分の種類や混合割合、目的とするパーティクルボードの強度、重量等を考慮して適宜決定される。例えば、加熱温度は150~250℃程度、プレス圧は1~15N/mm2程度、プレス時間は目的とするパーティクルボードの厚さ1mmあたり20~40秒程度を目安とすることができる。
また、得られたパーティクルボードは、所定の規格のサイズに切断された後に養生し、サンダー研磨を行って表面を平滑化しても良い。
以下、本実施形態に係るパーティクルボード用竹チップ、パーティクルボード用竹チップの製造方法、パーティクルボード、パーティクルボードの製造方法について、製造手順を追いながら更に説明する。
〔1.破砕片の生成〕
30mm~50mm角のスクリーンを装着した破砕機(山東錦坤机械制造有限公司製 ドラム式チッパー JK216型)に伐採した孟宗竹を供することで破砕工程を行い、縦10mm~100mm、横10mm~50mm、厚み3mm~10mm程度の破砕片(約500kg)を得た。
〔2.混合粉砕物の生成〕
破砕工程にて得られた破砕片を粉砕機に供することで粉砕工程を行い、直径3mm~10mmで長さ10mm~30mmの針状粗繊維体と直径1mm~5mmで長さ1mm~7mmの微粉細片とが混在してなる混合粉砕物(約500kg)を得た。
〔3.発酵処理及び竹チップの生成〕
床面に通風設備が敷設された発酵ヤードに、粉砕工程にて得られた約500kgの混合粉砕物を高さ1m程度に堆積し、原料竹に常在する乳酸菌及びその他の付着菌により発酵工程を行った。
具体的には、堆積させた混合粉砕物に水を添加して水分含量を大凡25~70重量%程度に調整し、18~25℃程度の気温下で7日間に亘り発酵させた。
堆積させた混合粉砕物の温度は、初日は環境温度とあまり差がない23~28℃程度であったが、2日目から温度が38℃程度まで上昇し、3日目には53℃にまで達した。
59℃となった4日目には、酸素供給と温度低下を促すために発酵ヤードの通風設備を使用して、堆積させた混合粉砕物のエアレーションを行った。また、58℃となった5日目には、満遍なく発酵させるために、重機を用いて堆積させた混合粉砕物の切り返しを行った。
酸性度合いの測定は、2日目、4日目、7日目に行った。測定方法は、200ml容量のビーカーに10gの混合粉砕物を入れ、水を100ml添加して十分に分散させ、その上清をpHメーターにて測定した。その結果、2日目のpHは5.7、4日目のpHは5.2であった。また、7日目にはpHが4.0~4.5の範囲内に達し、発酵工程を終了すべきと判断した。
堆積させた混合粉砕物を切り崩し、大気と十分に接触させることで降温及び乾燥を行ってパーティクルボード用竹チップを得た(竹チップ生成工程)。
得られた竹チップを顕微鏡にて観察したところ、サンプルとして採取した竹チップのいずれにも柔細胞の変性により生じた微巻縮が確認された。
また、パーティクルボード用竹チップの防カビ性について確認を行った。デキストロース寒天培地にパーティクルボード用竹チップを載置し、クロコウジカビ(Aspergillus niger)、アオカビ(Penicillium citrinum)を植菌して30℃にて48時間培養を行った。また比較対照として、発酵処理に供していない混合粉砕物についても同様に試験した。その結果、本実施形態に係るパーティクルボード用竹チップでは、同竹チップの周辺を含めカビの生育は認められなかった。一方、比較対照群においては、混合粉砕物自体に至るまで、カビの発生が認められた。
〔4.分級処理〕
次に、発酵処理を経た300kgのパーティクルボード用竹チップを篩に供し、直径3mm~10mmで長さ10mm~30mmの針状粗繊維体と、直径1mm~5mmで長さ1mm~7mmの微粉細片とに分離させた(分離工程)。分離の結果、針状粗繊維体は約70重量%(約210kg)、微粉細片は約30重量%(約90kg)であった。
〔5.混合原料の調製〕
針状粗繊維体を混合機(グルーブレンダー)に投入し、投入した針状粗繊維体の20~25重量%に相当するユリア・メラミン樹脂系接着剤であるDIC株式会社製PB-100を樹脂バインダーとして添加し十分に混合させて針状粗繊維体混合原料を調製した(針状粗繊維体混合原料調製工程)。
また、これと並行して、微粉細片をグルーブレンダーに投入し、投入した針状粗繊維体の20~25重量%に相当するPB-100を樹脂バインダーとして添加し十分に混合させて微粉細片混合原料を調製した(微粉細片混合原料調製工程)。
〔6.形成工程〕
次に、プレス後の設定厚みを12mmとして、所謂3×8(サンパチ)サイズ(910×2430mm)の規格品を製造すべく、針状粗繊維体混合原料と微粉細片混合原料とを準備した。
3×8サイズの型枠に、まず微粉細片混合原料を均一に広げて配置して一面側の仮化粧層を形成し、次いで針状粗繊維体混合原料を一面側の仮化粧層に重ねて均一に広げることで仮中間層を形成し、更に微粉細片混合原料を中間層に重ねて均一に広げることで他面側の仮化粧層を形成することで、パーティクルボードの仮成形(仮成形ボードの形成)を行った。
次に、形成された12枚の仮成形ボードを、加熱多段プレス機に挿入し、150~170℃にて7~9分間、1200tの加重で加圧加熱成形し、加熱多段プレス機から取り出して三層構造を有するパーティクルボードを得た(パーティクルボード形成工程)。
〔7.防カビ試験〕
次に、本実施形態に係るパーティクルボードをサンプルとして、防カビ性試験を行った。試験は、厚さ12mmのパーティクルボードを長さ30mm、幅30mmに切断してサンプル片とし、前述した竹チップの防カビ性試験と同様に行った。また比較対照として、発酵処理を施していない粉砕物にて形成したパーティクルボードを用いて同様に比較対照サンプル片を調製し試験に供した。
その結果、本実施形態に係るパーティクルボードでは、周辺を含めカビの生育は認められなかった。一方、比較対照サンプルにおいては、サンプル自体に至るまで、カビの発生が認められた。
これらの結果から、本実施形態に係るパーティクルボードは、従来の竹チップを含むパーティクルボードに比してカビ抵抗性を有することが確認された。
〔8.強度試験〕
次に、本実施形態に係るパーティクルボードの強度試験を行った。厚さ12mmのパーティクルボードを長さ150mm、幅50mmの矩形状に切断してサンプル片とし、JIS規格に準じた方法により強度試験を行った。また比較対照として、発酵処理を施していない粉砕物にて形成したパーティクルボードを用いて同様に比較対照サンプル片を調製し試験に供した。
その結果、本実施形態に係るパーティクルボードの強度は、比較対照としたパーティクルボードの強度に比して高い値が得られた。
これらの結果から、本実施形態に係るパーティクルボードは、従来の竹チップを含むパーティクルボードに比して高い強度を有することが確認された。
上述してきたように、本実施形態に係るパーティクルボード用竹チップによれば、乳酸菌発酵代謝産物を含有することとしたため、カビにくく、従来に比して高強度の竹チップ含有パーティクルボードを製造することができる。
最後に、上述した各実施の形態の説明は本発明の一例であり、本発明は上述の実施の形態に限定されることはない。このため、上述した各実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
例えば、上述した実施例ではパーティクルボードに使用したチップを全て竹由来のもの、すなわち本実施形態に係るパーティクルボード用竹チップにて形成したがこれに限定されるものではなく、例えば他の木材由来のチップと混合してパーティクルボードを形成しても良いのは勿論である。

Claims (3)

  1. 乳酸菌発酵代謝産物を含有し、柔細胞の加熱乾燥変性により生じた微巻縮を備えるパーティクルボード用竹チップと樹脂バインダーとの混合原料の加熱加圧成形物よりなるパーティクルボードであって、
    10重量部の前記パーティクルボード用竹チップのうち少なくとも9重量部が直径3mm~10mmで長さ10mm~30mmの針状粗繊維体と、直径1mm~5mmで長さ1mm~7mmの微粉細片とよりなり、前記針状粗繊維体と前記微粉細片との重量割合が9:1~6:4であって、前記針状粗繊維体で形成された中間層と、同中間層の表裏両側に前記微粉砕片で形成された化粧層とよりなる三層構造としたことを特徴とするパーティクルボード。
  2. 伐採された竹を破砕機に供給し30mm~50mm角のスクリーンを通過可能な平均長10~30mmの破砕片とする破砕工程と、
    破砕片を粉砕機に供し、直径3mm~10mmで長さ10mm~30mmの針状粗繊維体と直径1mm~5mmで長さ1mm~7mmの微粉細片とが混在してなる混合粉砕物を調製する粉砕工程と、
    床面に通風設備が敷設された発酵ヤードに混合粉砕物を堆積させ、必要に応じて通気及び切り返しを行いつつ5~14日に亘り竹由来の乳酸菌を少なくとも含む発酵菌により発酵させながら堆積させた前記混合粉砕物を昇温させる発酵工程と、
    堆積させた前記混合粉砕物を切り崩して降温及び乾燥させて微巻縮を備えたパーティクルボード用竹チップとする竹チップ生成工程と、
    を有することを特徴とするパーティクルボード用竹チップの製造方法。
  3. 請求項に記載のパーティクルボード用竹チップの製造方法により得たパーティクルボード用竹チップを分級して針状粗繊維体と微粉細片とに分離する分離工程と、
    針状粗繊維体に樹脂バインーを添加して混合し針状粗繊維体の混合原料を調製する針状粗繊維体混合原料調製工程と、
    微粉細片に樹脂バインダーを添加して混合し微粉細片の混合原料を調製する微粉細片混合原料調製工程と、
    所定形状の型枠内に微粉細片混合原料、針状粗繊維体混合原料、微粉細片混合原料の順で積層し、積層方向に加圧しつつ加温して三層構造のパーティクルボードを形成するパーティクルボード形成工程と、
    を有することを特徴とするパーティクルボードの製造方法。
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