JPS60160850A - 竹を原料とした粗飼料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、竹を原料とした粗飼料に関するものである
。

従来、粗飼料としては、牧草を原料とするものが大多数
であったが、牧草の収穫量が少い我が国では、牧草は高
価なものとなり、他の原料で代替する必要に迫られてい
るが、牧草の如き自然植生のもので、安価にかつ、牛、
馬の飼料に適したものが見つからず、はとんど輸入牧即
を原料とした粗飼料しかないのが実情であった。

この発明では、竹を原料として、これを生石灰と、微生
物醗酵とによる処理を行い、粗飼料として牧草を原料と
したものと全く差異がなく、安価に製造できる竹を原料
とした粗飼料を提供ゼんとするものである。

この発明の実施例を詳ａすれば、原料としては竹を使用
するものであり、竹科中のタケ亜科に属する柔軟なもの
がよく、これらの竹を細断状に解体する。

解体に際しては、スリップローラ間に竹を圧接して解体
する。

原料としては、竹の茎、竹の皮、梨等をいづれも使用で
きる。

解体して細断状となった竹片中に、アルカリ性の生石灰
を混合する。

生石灰＜Ｃａｂ）は、竹の細断片中において竹の組織中
に含有された水分によって ＣａＯ＋ｌ−１ｘＯ−＋　Ｃａ　（Ｏｆ−１）、＋１５
．２ＫＣａｌとなって、強い発熱を伴い、この発熱によ
って竹の組織中に含有された水分は蒸散されて乾燥し、
しかも竹の５ｉｉＩＩＴｉ組織は熱によって柔軟化する
。

次いで、この中に食品廃棄物たとえば、食品工場の廃棄
物、ト殺場における動物の骨、皮、内臓等、或は動物、
魚貝類等の処理廃棄物等を混入する。

これらの食品廃棄物は、分解微生物を含有しており、細
断状の竹片中でこれらの食品廃棄物中の微生物が醗酵し
、微生物の醗酵に伴う発熱により更に竹片は乾燥処理さ
れると共に、竹組織自体も微生物による分解作用を受け
て家畜等の飼料に適した状態となり、かつ、食品廃棄物
も微生物分解により蛋白質含有ｍの大なる飼料としうる
ちのである。

なお、食品廃棄物を混入するに際しでは、含有微生物が
アルカリ性の分解微生物であるものを選択しておくこと
により、生石灰により竹片がアルカリ性となっているの
で、微生物の活性化に好適の条件をつくりうる。

この発明によれば、竹を原料として一定の処理により粗
飼料とすることができ、安価でかつ飼料に最適のものを
得ることができる効果がある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）　竹を細断状に解体し、これに生石灰を混合して素
   繊維を柔軟にすると共に、この中に微生物を混入して微
   生物醗酵して製造した竹を原料とした粗飼料。