JPH08252501A - ワックス塗布装置 - Google Patents

ワックス塗布装置

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Publication number
JPH08252501A
JPH08252501A JP6128795A JP6128795A JPH08252501A JP H08252501 A JPH08252501 A JP H08252501A JP 6128795 A JP6128795 A JP 6128795A JP 6128795 A JP6128795 A JP 6128795A JP H08252501 A JPH08252501 A JP H08252501A
Authority
JP
Japan
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wax
coating
pattern
switching
detecting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP6128795A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Yano
正喜 矢野
Shigeo Aoki
重雄 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Publication date
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Publication of JPH08252501A publication Critical patent/JPH08252501A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大幅なコスト低減を図る。 【構成】高さ位置検出手段(12,13)と,切替手段
(12,13,26)とを設け、設定高さ位置に固設し
たワックス吹付機4からワックスを各塗布面の高さ位置
に応じて塗布パターンを切替えて吹付可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、完成自動車の各塗布面
にワックスを塗布するワックス塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車製造工程を経て組立完了した自動
車(完成自動車)には、船積み等の待期中における錆の
発生や塗装面の劣化を防止する目的で、その車体表面に
ワックスが塗布される。ワックス塗布に使用されるワッ
クス塗布装置は、現今の自動車の形状複雑化に対処する
ため、ワックス吹付手段が多軸方向運動するものが一般
的である。
【0003】かかるワックス塗布装置の従来構成を図5
に示す。図において、2L,2Rは支柱,3はワックス
吹付機部である。支柱(2L,2R)は、ワックス塗布
位置P1に対応して設けられている。ワックス吹付機部
3は、支柱(2L,2R)間に上下方向に移動可能に設
けられており、各支柱(2L,2R)に内蔵された昇降
駆動手段(図示省略)によって上下動される。このワッ
クス吹付機部3には、ワックス吹付機(例えば、スプレ
ーガン)4が左右方向に移動駆動可能に設けられてい
る。ワックス吹付機4は、図6に示す如く、その吹出口
5から霧化ワックス(WX)を所定の塗布パターンで吹
出し可能に形成されている。
【0004】ここにおいて、塗布パターンとは、吹出口
5から吹出された霧化ワックス(WX)の拡がり態様を
示すものである。例えば、この従来例では、完成自動車
の各塗布面にワックス(WX)を均一に塗布できるよう
に、ワックス吹付機4の吹出口5から所定距離h1(例
えば、300mm)離れた位置で霧化ワックス(WX)
が直径d(例えば、300mm)の円形状に拡がるよう
な塗布パターン(PTN1)でワックス(WX)を吹出
すものとされている。ワックス吹付機4に供給される塗
料吐出圧,パターンエア圧,霧化エア圧は、所定塗布パ
ターンでワックス(WX)を過不足なく円滑に吹き出せ
るように予め調整されている。
【0005】なお、完成自動車Wは、搬送コンベヤ7に
よって保持されつつ所定方向(F方向)に搬送され,ワ
ックス塗布位置P1を一定速度で通過するものとされて
いる。また、図6中、28は、完成自動車Wがワックス
塗布位置P1に搬送されて来たことを検出するための検
出センサである。搬送コンベヤ7によってワックス塗布
位置P1に搬送されてきた完成自動車Wに対して、当該
車体の各塗布面(W1,W2,W3)とワックス吹付機
4の吹出口5との間の距離hが設定値(例えば、h1=
300mm)となるようにワックス吹付機部3を昇降制
御しつつ,ワックス吹付機4から上記所定塗布パターン
(PTN1)でワックス(WX)を吹出す。これによ
り、完成自動車Wの各塗布面(W1,W2,W3)に
は、ワックス(WX)が均一の厚さで塗布される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、景気
低迷のなかで自動車の一層の需要拡大を図るために、低
価格化が強く要請されるようになってきており、自動車
製造の各工程において極減的なまでのコスト低減が試み
られている。
【0007】そのため、上記ワックス塗布工程において
も、種々コスト低減化策が講じられているが、期待する
ほどの成果が上がっていないのが実情である。
【0008】本発明の目的は、上記事情に鑑み、円滑か
つ確実なワックス塗布を確約しつつ構造を簡素化して大
幅なコスト低減を図ることができるワックス塗布装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】ワックス塗布は完成自動
車の塗装面の保護を本来目的とするものであり、塗り残
しがなければ均一でなくとも差し支えないこと、吹付手
段(ワックス吹付機)を昇降させずに定位置に固設して
ワックスを吹出すことにすれば昇降駆動手段等が不要と
なり大幅なコスト低減が図れること、吹付手段(ワック
ス吹付機)と各塗布面との距離の相違はワックスの塗布
パターンを変更すればワックスを塗り残しなく塗布でき
ることに着目し、設定高さ位置に固設した吹付手段から
ワックスを各塗布面の高さ位置に応じて塗布パターンを
切替えて吹付可能に構成して、前記目的を達成せんとす
るものである。
【0010】すなわち、本発明は、ワックス塗布位置に
搬送されて来た完成自動車の各塗布面に対して吹付手段
からワックスを所定塗布パターンで吹付可能に構成され
たワックス塗布装置において、前記吹付手段を前記完成
自動車よりも上方の設定高さ位置に固設し、前記完成自
動車の各塗布面の高さ位置を検出する高さ位置検出手段
と、検出された前記完成自動車の各塗布面の高さ位置に
応じて前記塗布パターンを切替える切替手段とを設けた
ことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成による本発明では、ワックス塗布位置
に完成自動車が搬送されてくると、その各塗布面の高さ
位置が,高さ位置検出手段によって検出される。切替手
段は、検出された各塗布面の高さ位置に応じて塗布パタ
ーンを切替る。これにより、完成自動車の各塗布面にワ
ックスを塗り残しなく塗布できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。本ワックス塗布装置は、図1〜図4に示す如く、
基本的構成は従来例(図5)と同様とされているが、高
さ位置検出手段(12,13)と,切替手段(12,1
3,26)とを設け、設定高さ位置(H0)に固設した
吹付手段(4)からワックス(WX)を各塗布面(W
1,W2,W3)の高さ位置(H1,H2,H3)に応
じて塗布パターン(PTN1,PTN2)を切替えて吹
付可能に構成されている。なお、従来例(図5)と共通
する構成要素については同一の符号を付し、その説明を
簡略化又は省略する。
【0013】吹付手段としてのワックス吹付機4は、図
1に示す如く、ワックス吹付機部本体3Dおよび支柱2
を介して,ワックス塗布位置P1に搬送されてきた完成
自動車Wよりも上方の設定高さ位置(H0)に固設され
ている。この実施例では、設定高さ位置(H0)は、車
高が最大の完成自動車Wよりも上方となるように選定し
てある。また、位置検出手段は、ワックス塗布位置P1
に搬送されてきた完成自動車Wの各塗布面(ボンネット
W1,ルーフW2,トランクW3)の高さ位置(H1,
H2,H3)を検出する手段である。
【0014】この実施例では、位置検出手段は、完成自
動車Wが搬送コンベヤ(7)によってワックス塗布位置
P1を一定速度で通過すること,完成自動車Wの形状は
搬送開始時点から変化せず後述する制御装置11に記憶
されていることを利用して、検出センサ8によって完成
自動車Wが検出されてからの経過時間と,上記速度等と
からワックス塗布位置P1に搬送されてきた完成自動車
Wの塗布面(W1,W2,W3)の高さ位置(H1,H
2,H3)を間接的に検出するものとされている。より
具体的には、位置検出手段は、図2に示す如く、本ワッ
クス塗布装置全体を駆動制御する制御装置11の一部構
成要素(12,13)とその機能を利用して形成されて
おり、図4に示すフローチャートのステップST12,
14で実行される。
【0015】制御装置11は、CPU12,ROM1
3,RAM14,キーボード15,時計回路16,入出
力ポート17等から構成されている。入出力ポート(I
/O)17には、搬送手段7,検出センサ8,塗料圧調
整弁25,パターンエア圧調整弁26,霧化エア圧調整
弁27等が接続されている。
【0016】また、切替手段は、位置検出手段(12,
13)によって検出された完成自動車Wの各塗布面(W
1,W2,W3)の高さ位置(H1,H2,H3)に応
じて塗布パターン(PTN1,PTN2)を切替える手
段である、この実施例では、切替手段は、塗布パターン
切替プログラムが格納されたROM13と,CPU12
と,パターンエア圧調整弁26とから形成されており、
図4に示すフローチャートのステップST13,15で
実行される。
【0017】ここにおいて、完成自動車Wの各塗布面
(ボンネットW1,ルーフW2,トランクW3)のう
ち,ボンネットW1とトランクW3とは高さ位置(H
1,H3)がほぼ同一であるので、塗布パターンを2段
階に切替えるものとしている。
【0018】すなわち、切替手段を形成するCPU12
は、完成自動車Wの塗布面がボンネットW1からルーフ
W2に切替わる場合には,塗布パターン(PTN)がP
TN2からPTN1となるようにパターンエア圧調整弁
26を駆動制御してパターンエア圧を低め,ルーフW2
からトランクW3に切替わる場合には塗布パターンがP
TN1からPTN2となるようにパターンエア圧調整弁
26を駆動制御してパターンエア圧を高めるものとして
いる。
【0019】塗布パターンPTN1は、ワックス吹付機
4の吹出口5から所定距離h1(例えば、300mm)
離れた位置で霧化ワックス(WX)が直径d(例えば、
300mm)の円形状に拡がるような塗布パターンであ
る。また、塗布パターンPTN2は、ワックス吹付機4
の吹出口5から所定距離h1(例えば、800mm)離
れた位置で霧化ワックス(WX)が直径d(例えば、3
00mm)の円形状に拡がるような塗布パターンであ
る。
【0020】次に、この実施例の作用を図4に示すフロ
ーチャートに基づき説明する。完成自動車Wが搬送され
て来たことが検出センサ28によって検出される(ST
10のYES)と、図3(A)に示す如く、所定の塗料
吐出圧,パターンエア圧および霧化エア圧でワックス吹
付機4の吹出口5からワックス(WX)が完成自動車W
のボンネットW1に向けて塗布パターンPTN2で噴霧
される(ST11)。
【0021】位置検出手段(12,13)によってルー
フW2が検出される(ST12のYES)と、切替手段
を形成するCPU12はパターンエア圧調整弁26を駆
動制御してパターンエアを増大させて塗布パターンをP
TN1に切替えてワックス塗布する(ST13)。同様
に、トランクW3が検出される(ST14のYES)
と、CPU12はパターンエア圧調整弁26を駆動制御
してパターンエア圧を高めて塗布パターンをPTN2に
切替える(ST15)。なお、完成自動車Wのフロント
ガス面およびリアガラス面にはワックス吹付機4からワ
ックス(WX)を吹付けないように、ワックス噴霧が制
御される。
【0022】これにより、完成自動車Wの各塗布面(W
1,W2,W3)にはワックスWXが塗り残しなく塗布
される。
【0023】しかして、この実施例によれば、高さ位置
検出手段(12,13)と,切替手段(12,13,2
6)とを設け、設定高さ位置(H0)に固設したワック
ス吹付機4からワックス(WX)を各塗布面(W1,W
2,W3)の高さ位置(H1,H2,H3)に応じて塗
布パターン(PTN1,PTN2)を切替えて吹付可能
としたので、ワックス吹付機4を上下動する昇降駆動手
段等が不要となり、大幅なコスト低減を図ることができ
る。また、塗布パターン(PTN)の切替により高さ位
置の相違する各塗布面(W1,W2,W3)にワックス
WXを塗り残しなく塗布できる。
【0024】また、設定高さ位置(H0)を、一番車高
のある完成自動車Wよりも上方位置となるように選定し
たので、車高が種々の完成自動車Wに対してワックス塗
布することができ、より一層の適用性の拡大を図ること
ができる。
【0025】なお、上記実施例では、位置検出手段を、
完成自動車Wの塗布面(W1,W2,W3)の高さを間
接的に検出するCPU12とROM13とから形成した
が、ワックス塗布位置P1に上下方向に位置検出センサ
(図示省略)を配設し、該位置検出センサで直接的に完
成自動車Wの塗布面の高さ位置を検出するように構成し
てもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、高さ位置検出手段と,
切替手段とを設け、設定高さ位置に固設した吹付手段か
らワックスを塗布面の高さ位置に応じて塗布パターンを
切替えて吹付可能としたので、吹付手段を上下動する昇
降駆動手段等が不要となり、大幅なコスト低減を図るこ
とができる。また、塗布パターンの切替により高さ位置
の相違する各塗布面にワックスを塗り残しなく塗布でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じく、電気的・電子的構成を説明するための
ブロック図である。
【図3】同じく、ワックス吹付工程を説明するための図
である。
【図4】同じく、動作を説明するためのフローチャート
でである。
【図5】従来例を説明するための斜視図である。
【図6】同じく、ワックス吹付工程を説明するための図
である。
【符号の説明】
4 ワックス吹付機(吹付手段) 7 搬送手段 11 制御装置 12 CPU(位置検出手段,切替手段) 13 ROM(位置検出手段,切替手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワックス塗布位置に搬送されて来た完成
    自動車の各塗布面に対して吹付手段からワックスを所定
    塗布パターンで吹付可能に構成されたワックス塗布装置
    において、 前記吹付手段を前記完成自動車よりも上方の設定高さ位
    置に固設し、前記完成自動車の各塗布面の高さ位置を検
    出する高さ位置検出手段と、検出された前記完成自動車
    の各塗布面の高さ位置に応じて前記塗布パターンを切替
    える切替手段とを設けたことを特徴とするワックス塗布
    装置。
JP6128795A 1995-03-20 1995-03-20 ワックス塗布装置 Pending JPH08252501A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6128795A JPH08252501A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 ワックス塗布装置

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JP6128795A JPH08252501A (ja) 1995-03-20 1995-03-20 ワックス塗布装置

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JPH08252501A true JPH08252501A (ja) 1996-10-01

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ID=13166840

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JP (1) JPH08252501A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020171796A1 (en) * 2019-02-18 2020-08-27 Simchem Inc. Aerated meltable wax application assembly and method of using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020171796A1 (en) * 2019-02-18 2020-08-27 Simchem Inc. Aerated meltable wax application assembly and method of using the same

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