JPH0217655Y2 - - Google Patents

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JPH0217655Y2
JPH0217655Y2 JP15539084U JP15539084U JPH0217655Y2 JP H0217655 Y2 JPH0217655 Y2 JP H0217655Y2 JP 15539084 U JP15539084 U JP 15539084U JP 15539084 U JP15539084 U JP 15539084U JP H0217655 Y2 JPH0217655 Y2 JP H0217655Y2
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pressure
spray
atomizing air
coating
air
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両の側面をスプレー塗装するため
の装置に関するものである。
〔従来技術〕
一般に、スプレー塗装装置は、塗料を圧縮エア
によつて霧化して被塗物に吹き付け、これにより
被塗物に塗膜を形成する装置である。このスプレ
ー塗装装置では、上記霧化エアの圧力が高いほど
塗料粒子が細かくなつて塗膜は高品質になるが、
逆に塗着効率が低下してしまい、また上記霧化エ
アの最適圧力は塗色の種類によつても異なるもの
である。
そこで従来のスプレー塗装装置では、必要とす
る塗膜品質に応じて、また塗色に応じて霧化エア
の圧力を設定し、該設定圧力に応じた塗膜品質、
塗着効率でもつてスプレー塗装を行なうようにし
ており、またこの場合、同一の被塗物に同一塗色
を塗装する場合は同一のエア圧でもつて塗装する
ようにしていた。
〔考案の目的〕
ところで、被塗物によつては、各塗装領域に応
じて塗膜品質のランクが異なつてもよいものがあ
り、このような被塗物をスプレー塗装する場合
は、所要の塗膜品質が得られる範囲において塗着
効率を向上できる霧化エアの圧力でもつてスプレ
ー塗装するのが望ましい。例えば自動車の車体で
は、その側面の下部領域、即ちサイドシルあるい
はドア下部は側面の上部領域より塗膜の品質ラン
クは低いものであり、また、この下部領域は雨水
やアスフアルトチツプ等により損傷してさび易い
ものであり、従つて下部領域は防錆効果を向上さ
せる観点からも上部領域より塗着効率を向上させ
て膜厚を大きくすることが望ましい。
本考案者は、上記車両側面の下部領域は上部領
域に比べて品質ランクが低く、しかもこの下部領
域は膜厚を大きくすることが望ましい点に着目し
て本考案をなしたものであり、そこで本考案の目
的は、車両の側面の下部領域を上部領域より低い
霧化エア圧でもつて塗装し、該下部領域での塗着
効率を向上して該下部領域の膜厚を大きくでき、
防錆効果を向上できるスプレー塗装装置を提供す
ることを目的としている。
〔考案の構成〕
本考案は、スプレー塗装装置において、霧化エ
アの供給通路にエア圧を調整するための圧力調整
弁を設け、スプレーガンが車両側面の下部領域に
位置している期間、上記圧力調整弁をして霧化エ
ア圧を低くする制御装置を設けたものであり、こ
れにより車両側面の上部領域を高い塗膜品質が得
られるよう高い霧化エア圧でもつて塗装する一
方、下部領域を高い塗着効率が得られるよう上部
領域より低い霧化エア圧でもつて塗装するように
したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示
し、図において、1はスプレー塗装装置本体であ
り、該装置本体1の支持フレーム1aは型鋼及び
板材を大略直方体状に組み合せたもので、その下
面は床面F上に固着されている。該支持フレーム
1aの前側面には上下方向に延びる円弧状の弓型
ガイドレール2の上、下端部が固着されており、
該ガイドレール2は外方(第1図左方)に突状に
なつている。そしてこのガイドレール2にはガン
支持部材3が上下に摺動自在に装着されており、
またこのガン支持部材3にはスプレーガン4が固
着されている。
上記支持フレーム1aの略中央には、上下方向
に延びるボールスプライン5が上記ガイドレール
2と側面から見て平行に固着されている。該ボー
ルスプライン5にはスライド部材6が上下移動可
能に装着されており、該スライド部材6に取付け
られた連結ロツド6aは上記ガン支持部材3に第
3図紙面垂直方向に摺動可能に連結されている。
上記支持フレーム1aのボールスプライン右方
には、駆動モータ7が固着されており、該モータ
7の出力軸に固着された駆動プーリ7aと変速機
11の従動プーリとの間にはベルト11cが巻回
されている。またこの変速機11の一方の出力軸
11aに固着された駆動スプロケツト8と、上記
支持フレーム1aの該スプロケツト8上方に固着
された従動スプロケツト9との間には、ガイドチ
エン10が巻回されており、該ガイドチエン10
にはスライド部材6の連結具6bが連結されてい
る。
また、上記支持フレーム1aの外側部には、上
下方向に延びるカム軸12が回転自在に取付けら
れており、該カム軸12には塗装領域を選択する
ための7つの塗幅カム13a〜13gが取付けら
れ、また該カム軸12の下端部には霧化エア圧を
変更するための圧力変更カム30が取付けられて
いる。
上記スプレーガン4には塗料供給通路15及び
霧化エア供給通路16が接続されており、上記塗
料供給通路15の塗料供給源15aとスプレーガ
ン4との間には、該通路15を開閉するための電
磁開閉弁15bが介設されており、該開閉弁15
bは上記各塗幅カム13a〜13gの近傍に配設
されたリミツトスイツチ14a〜14gからの出
力信号により上記通路15を開、閉する。
また、上記霧化エア供給通路16のエア供給源
16aとスプレーガン4との間にはエア圧を調整
するための圧力調整弁16bが介設されている。
なお、16c,15cはスプレーガン4の上下動
に支障がないようにするためのフレキシブルホー
スである。
そして上記圧力調整弁16bには、該調整弁1
6bの設定圧を高圧、低圧に切換えるためのエア
圧制御装置17の切換信号供給通路18が接続さ
れている。該信号供給通路18の信号エア源18
aと上記圧力調整弁16bとの間には、フイルタ
18b、高圧レギユレータ18c、低圧レギユレ
ータ18d及びメカニカル切換バルブ18eが介
設されている。上記各レギユレータ18c,18
dは信号エア圧を上記圧力調整弁16bの設定圧
に応じた圧力に調整するためのもので、また上記
メカニカル切換バルブ18eは上記圧力変更カム
30の回動により、上記高圧又は低圧レギユレー
タ18c,18dを圧力調整弁16bに切換え接
続するようになつている。なお、18fは上記信
号エアの高圧、低圧切換時の差圧分を排気するた
めの差圧排気弁である。
次に作用効果について説明する。
本実施例装置では、高圧、低圧レギユレータ1
8c,18dはそれぞれ霧化エアが3.0Kg/cm2
2.5Kg/cm2になるように設定されており、また側
面の塗装すべき幅が車種に応じて上記塗幅カム1
3a〜13gにより選択される。そして塗装すべ
き車体31が台車32に載置されて第1図紙面垂
直方向に搬送され、この状態で本実施例装置を始
動すると、駆動モータ7によりガイドチエン10
が移動し、これに伴なつてスライド部材6が上端
まで上昇し、続いて下端まで下降し、このスライ
ド部材6の上下動によりガン支持部材3が弓型ガ
イドレール2に沿つて上下動し、これによりスプ
レーガン4は車体31の側面との間隔が略同じに
なるよう上下動される。そしてこの状態におい
て、上記選択された塗幅カムに応じた期間だけ電
磁開閉弁15bが開いて上記スプレーガン4に塗
料が供給され、これが霧化エアにより霧化されて
車体31の側面に吹き付けられ、これにより車体
31の側面のスプレー塗装が行なわれる。
そしてこの場合、スプレーガン4が車体31の
側面の上部領域Aを移動している間は、圧力変更
カム30の突部30aがメカニカル切換バルブ1
8eの切換レバーに当接することはなく、そのた
め該バルブ18eは第1図の状態にあり、これに
より高圧レギユレータ18cからの高圧信号エア
が圧力調整弁16bに供給され、霧化エアは該圧
力調整弁16bにより3.0Kg/cm2に調整されてス
プレーガン4に供給され、その結果車体31の側
面上部は上記高圧の霧化エアでもつてスプレー塗
装される。
また、スプレーガン4が車体31側面の下部領
域B、即ちサイドシル部、ドア下部に対応する領
域を移動している間は、上記メカニカル切換バル
ブ18eは圧力変更バルブ30の突部30aが切
換レバーに当接して、第1図と逆の状態に切換ら
れる。すると低圧レギユレータ18dからの低圧
信号エアが圧力調整弁16bに供給され、これに
より2.5Kg/cm2の霧化エアがスプレーガン4に供
給され、車体の側面下部は上記低圧の霧化エアで
もつてスプレー塗装されることとなる。
このように本実施例では、車体31側面の上部
領域Aを高圧(3.0Kg/cm2)の霧化エアでもつて
スプレー塗装する一方、車体側面の下部領域Bを
低圧(2.5Kg/cm2)の霧化エアでもつてスプレー
塗装するようにしたので、品質ランクの高い上部
領域Aには高品質の塗膜を形成でき、品質ランク
の低い下部領域Bでは塗着効率を上記高圧で塗装
する場合に比して10%向上でき、その分膜厚を大
きくできる。
なお、上記実施例では、上部、下部領域A,B
をそれぞれ3.0Kg/cm2,2.5Kg/cm2の霧化エア圧で
もつて塗装し、上部領域Aに比べて下部領域Bの
霧化エア圧を0.5Kg/cm2低減した場合について説
明したが、これらの霧化エア圧は塗色、品質ラン
クにより適宜選択されるものである。
〔考案の効果〕
以上のように本考案に係るスプレー塗装装置に
よれば、車体側面上部を高い霧化エア圧でもつて
スプレー塗装する一方、車体側面下部を低い霧化
エア圧でもつてスプレー塗装するようにしたの
で、車体側面上部では高品質の塗膜が得られ、車
体側面下部では塗着効率を向上して膜厚を厚くで
き、該下部の防錆効果を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるスプレー塗装
装置の全体構成図、第2図はその塗装装置本体部
分の正面図、第3図はその側面図である。 4……スプレーガン、16……エア供給通路、
16b……圧力調整弁、17……エア圧制御装
置、31……車両。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送される車両の側面をスプレーガンを上下移
    動させながらスプレー塗装する装置であつて、塗
    料を霧化するためのエアを上記スプレーガンに供
    給するためのエア供給通路と、該通路に介設され
    上記霧化用エアの圧力を調整するための圧力調整
    弁と、上記スプレーガンが車両側面の下部領域に
    位置している期間上記圧力調整弁をして上記霧化
    用エアをスプレーガンが車両の上部領域に位置し
    ている期間の圧力に比べて低圧にするエア圧制御
    装置とを備えたことを特徴とするスプレー塗装装
    置。
JP15539084U 1984-10-15 1984-10-15 Expired JPH0217655Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15539084U JPH0217655Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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JP15539084U JPH0217655Y2 (ja) 1984-10-15 1984-10-15

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Publication Number Publication Date
JPS6171270U JPS6171270U (ja) 1986-05-15
JPH0217655Y2 true JPH0217655Y2 (ja) 1990-05-17

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