JPH0825244A - ボルト継手における締結力の管理装置 - Google Patents
ボルト継手における締結力の管理装置Info
- Publication number
- JPH0825244A JPH0825244A JP19114394A JP19114394A JPH0825244A JP H0825244 A JPH0825244 A JP H0825244A JP 19114394 A JP19114394 A JP 19114394A JP 19114394 A JP19114394 A JP 19114394A JP H0825244 A JPH0825244 A JP H0825244A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nut
- bolt
- rotating body
- piece
- pedestal
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボルト継手において座面やねじ部を損傷する
ことなく締め又は緩めて、締結力を管理できるようにす
る。 【構成】 ナットと共に部材を締結しているボルトの端
部に駒１０を固定し、その駒１０の周面に形成されたお
ねじ部１２と螺合可能なめねじ部３２を回転体３０の内
周面に形成し、該回転体３０の回転を受ける環状の台座
２０をナットを囲む座面に配置し、回転体３０を回転さ
せるために駆動工具の回転軸を係合させる係合部３４
と、ナットを締める器具を操作する開口３５を回転体３
０に設ける。
ことなく締め又は緩めて、締結力を管理できるようにす
る。 【構成】 ナットと共に部材を締結しているボルトの端
部に駒１０を固定し、その駒１０の周面に形成されたお
ねじ部１２と螺合可能なめねじ部３２を回転体３０の内
周面に形成し、該回転体３０の回転を受ける環状の台座
２０をナットを囲む座面に配置し、回転体３０を回転さ
せるために駆動工具の回転軸を係合させる係合部３４
と、ナットを締める器具を操作する開口３５を回転体３
０に設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ボルトとナットにより
結合された部材に作用する締結力を管理するための装置
に関するものである。
結合された部材に作用する締結力を管理するための装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】機械製品や構造物などは殆んどすべてが
部品や部材の結合によって組み立てられており、その結
合手段にはボルト継手が広く採用されている。ボルト継
手は組み立て、分解が容易であるという特徴を有する
が、締結力を管理することは仲々難しく、しかも製品の
機能保証、破損防止、事故防止等の面から最重要事項で
ある。締結力は一般的にはトルクレンチやボルトテンシ
ョナと称する器具によって管理することができる。
部品や部材の結合によって組み立てられており、その結
合手段にはボルト継手が広く採用されている。ボルト継
手は組み立て、分解が容易であるという特徴を有する
が、締結力を管理することは仲々難しく、しかも製品の
機能保証、破損防止、事故防止等の面から最重要事項で
ある。締結力は一般的にはトルクレンチやボルトテンシ
ョナと称する器具によって管理することができる。
【０００３】トルクレンチは油圧等の動力又は人力によ
って駆動され、ボルト上のナットを回転するもので、作
業速度が早く作業性も良い、がしかしナットを回転する
トルクをボルト軸方向の力（以下軸力という。）に変換
する度合が締結部分の状態によって大きく異なり、その
結果、締結力にばらつきを生ずるという欠点がある。ま
た大トルクが必要となるにつれてボルト、ナットと被締
結部材との接触面（座面）をこじる力が顕著になり、座
面の損傷であるとか、ボルト、ナット間のねじ山の損傷
であるというような問題を生じ易い。
って駆動され、ボルト上のナットを回転するもので、作
業速度が早く作業性も良い、がしかしナットを回転する
トルクをボルト軸方向の力（以下軸力という。）に変換
する度合が締結部分の状態によって大きく異なり、その
結果、締結力にばらつきを生ずるという欠点がある。ま
た大トルクが必要となるにつれてボルト、ナットと被締
結部材との接触面（座面）をこじる力が顕著になり、座
面の損傷であるとか、ボルト、ナット間のねじ山の損傷
であるというような問題を生じ易い。
【０００４】これに対し、ボルトを軸方向へ引張るボル
トテンショナと称する器具はトルクを伴なわずに軸力を
発生させることができるので、トルクレンチによる前記
のような問題がない。しかしねじ機構のような倍力要素
がなく、大きな軸力を発生させるためには駆動装置も大
型化せざるを得ず、重量も増大するので作業性が低下す
る。またボルトテンショナはボルト、ナットを周回する
シリンダ部分を有するので狭い場所での作業は適さな
い。
トテンショナと称する器具はトルクを伴なわずに軸力を
発生させることができるので、トルクレンチによる前記
のような問題がない。しかしねじ機構のような倍力要素
がなく、大きな軸力を発生させるためには駆動装置も大
型化せざるを得ず、重量も増大するので作業性が低下す
る。またボルトテンショナはボルト、ナットを周回する
シリンダ部分を有するので狭い場所での作業は適さな
い。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記の点に鑑
みなされたもので、その課題とするところはボルト継手
に於て希望する高い軸力をトルクを伴なわずに得ること
ができ、かつボルト継手の締結力を正確に管理できるよ
うにすることである。
みなされたもので、その課題とするところはボルト継手
に於て希望する高い軸力をトルクを伴なわずに得ること
ができ、かつボルト継手の締結力を正確に管理できるよ
うにすることである。
【０００６】また本発明はトルクレンチなどの駆動工具
を用いてボルト、ナットの締め緩め作業を実施すること
ができ、しかもトルクレンチ単独での作業によって従来
生じた座面やねじ山の損傷或いは締結力のばらつきとい
うような問題を解決することをその目的とする。
を用いてボルト、ナットの締め緩め作業を実施すること
ができ、しかもトルクレンチ単独での作業によって従来
生じた座面やねじ山の損傷或いは締結力のばらつきとい
うような問題を解決することをその目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め本発明は、ナットと共に部材を締結しているボルトの
端部に回転しないように駒１０を取り付け、その駒１０
の周面におねじ部１２を形成し、前記のナットを囲む環
状の台座２０に組み合わされ、台座２０に対して回転可
能な回転体３０の内周面に前記のおねじ部１２と螺合可
能なめねじ部３２を形成し、回転体３０を回転させる駆
動工具の出力軸を係合させるための係合部３４と、回転
体３０の回転に伴なうおねじ部１２とめねじ部３２の螺
合の進行の後にナットを締める器具の操作のための開口
３５を回転体３０に設けるという手段を講じたものであ
る。
め本発明は、ナットと共に部材を締結しているボルトの
端部に回転しないように駒１０を取り付け、その駒１０
の周面におねじ部１２を形成し、前記のナットを囲む環
状の台座２０に組み合わされ、台座２０に対して回転可
能な回転体３０の内周面に前記のおねじ部１２と螺合可
能なめねじ部３２を形成し、回転体３０を回転させる駆
動工具の出力軸を係合させるための係合部３４と、回転
体３０の回転に伴なうおねじ部１２とめねじ部３２の螺
合の進行の後にナットを締める器具の操作のための開口
３５を回転体３０に設けるという手段を講じたものであ
る。
【０００８】駒１０はボルトに対して回転不可能に取り
付け、回転体３０の回転力（トルク）をおねじ部１２と
めねじ部３２とからなるねじ機構（Ａ）によって軸方向
の力（軸力）に変換することができるようにする。
付け、回転体３０の回転力（トルク）をおねじ部１２と
めねじ部３２とからなるねじ機構（Ａ）によって軸方向
の力（軸力）に変換することができるようにする。
【０００９】回転体３０はその回転によって座面周囲を
擦傷しないように、回転体３０の開口端を台座２０に支
持させ、回転体３０の開口端３９と台座の支持面２９と
は極く少ない抵抗で接する。このため支持面２９と開口
端３９との間にボールベアリングなどの減摩軸受を介装
し、回転体側から加えられるトルクを遮断する。
擦傷しないように、回転体３０の開口端を台座２０に支
持させ、回転体３０の開口端３９と台座の支持面２９と
は極く少ない抵抗で接する。このため支持面２９と開口
端３９との間にボールベアリングなどの減摩軸受を介装
し、回転体側から加えられるトルクを遮断する。
【００１０】係合部３４は駆動工具の出力軸を回転体３
０に係合させるものであり、したがって出力軸の形態に
応じた形態のものである。例えば図１に示された角穴は
工具側伝達軸であるスクエアドライバに適合させたもの
である。故に係合部３４は動力駆動工具側の出力軸に応
じて変えられる。
０に係合させるものであり、したがって出力軸の形態に
応じた形態のものである。例えば図１に示された角穴は
工具側伝達軸であるスクエアドライバに適合させたもの
である。故に係合部３４は動力駆動工具側の出力軸に応
じて変えられる。
【００１１】なお、動力駆動工具としては油圧式トルク
レンチが作業速度、取り扱い性等の面から最適である。
しかし、回転出力軸を有し、かつその出力の調節が可能
であるか、或いはほぼ一定出力を保持できる工具類であ
ればそれ以外のものでも使用可能である。
レンチが作業速度、取り扱い性等の面から最適である。
しかし、回転出力軸を有し、かつその出力の調節が可能
であるか、或いはほぼ一定出力を保持できる工具類であ
ればそれ以外のものでも使用可能である。
【００１２】
【実施例】図１は本発明に係る装置の平面図、図２は正
面図であり、各部に分解して示してある。
面図であり、各部に分解して示してある。
【００１３】駒１０はナットから突出したボルトに結合
される（図３参照）。実施例に於ける駒１０はボルトの
端部に結合され、その結合手段１１はボルトＢのおねじ
部１１ｂを利用する。このためそのおねじ部１１ｂと螺
合するめねじ部１１ａを有する凹所１４を駒１０の片面
の中心部に設けている。故に駒１０は回転不可能な状態
にボルト端部ヘ両ねじ部１１ａ、１１ｂにより取り付け
られる。
される（図３参照）。実施例に於ける駒１０はボルトの
端部に結合され、その結合手段１１はボルトＢのおねじ
部１１ｂを利用する。このためそのおねじ部１１ｂと螺
合するめねじ部１１ａを有する凹所１４を駒１０の片面
の中心部に設けている。故に駒１０は回転不可能な状態
にボルト端部ヘ両ねじ部１１ａ、１１ｂにより取り付け
られる。
【００１４】駒１０はトルクをねじ機構Ａによって軸力
に変換し、ボルトＢを軸方向へ引張るための部材であ
る。ねじ機構Ａの一方としてのおねじ部１２は駒１０の
外周面に形成する。なお１３は角穴からなる係合手段で
あり、駒１０をボルト端ヘ取り付けるに当たり、角レン
チを係合させるため駒１０の他の片面の中心部に設けら
れている。
に変換し、ボルトＢを軸方向へ引張るための部材であ
る。ねじ機構Ａの一方としてのおねじ部１２は駒１０の
外周面に形成する。なお１３は角穴からなる係合手段で
あり、駒１０をボルト端ヘ取り付けるに当たり、角レン
チを係合させるため駒１０の他の片面の中心部に設けら
れている。
【００１５】台座２０は前記のボルトＢに締結されてい
るナットＮを取り囲む環状に形成されている。２１はナ
ットＮが収まる口を示す。台座２０は後に述べる回転体
３０を回転可能に受け止めるための台であり、その底面
２２はナットＮが着座している被締結部材Ｍを座面とし
てそこに接して動かず擦り傷をつけないように平面状に
なっている。２３は台座２０の底面２２に形成された通
口であり、台座の周面から中心開口２１に通じていて、
隙間ゲージの挿入口として使用する。
るナットＮを取り囲む環状に形成されている。２１はナ
ットＮが収まる口を示す。台座２０は後に述べる回転体
３０を回転可能に受け止めるための台であり、その底面
２２はナットＮが着座している被締結部材Ｍを座面とし
てそこに接して動かず擦り傷をつけないように平面状に
なっている。２３は台座２０の底面２２に形成された通
口であり、台座の周面から中心開口２１に通じていて、
隙間ゲージの挿入口として使用する。
【００１６】台座２０の内面（上面）は次に述べる回転
体３０を受け入れる凹状の支持面２９になっている。こ
の面には回転体３０の回転抵抗を減少させるための減摩
軸受２８を設ける。この軸受としては図２に示したよう
にレースによって組み立てられたボールベアリングで良
い。しかし、支持面２９に直かにベアリングボールを組
み込み、台座２０と一体の軸受２８を形成するようにし
ても良い（図３参照）。
体３０を受け入れる凹状の支持面２９になっている。こ
の面には回転体３０の回転抵抗を減少させるための減摩
軸受２８を設ける。この軸受としては図２に示したよう
にレースによって組み立てられたボールベアリングで良
い。しかし、支持面２９に直かにベアリングボールを組
み込み、台座２０と一体の軸受２８を形成するようにし
ても良い（図３参照）。
【００１７】前述の回転体３０は、駆動工具の出力軸か
ら回転入力を受ける部材であり、ナットＮ及びそれに固
定されている駒１０が移動可能に収められる大きさの室
３１を有し、かつ一端が開口した構造を有する。その開
口端３９は前記軸受２８に接して回転する部分である。
ら回転入力を受ける部材であり、ナットＮ及びそれに固
定されている駒１０が移動可能に収められる大きさの室
３１を有し、かつ一端が開口した構造を有する。その開
口端３９は前記軸受２８に接して回転する部分である。
【００１８】室３１の内径は、ナットＮが収まるように
それより大径であることが開口端付近において必要であ
る。また、駒１０をナットＮよりも大径にした場合には
実施例のように室３１の内部でもナットＮより大径を維
持する必要がある。そしてそのように形成された室３１
の内面に前記駒１０のおねじ部１２と螺合するめねじ部
３２を設けたのが各図に示した構造である。しかし、ナ
ットの可動域３６より奥の内径はナットＮより小径であ
っても良く、またそうするとめねじ部３２を室の奥に設
け可動域３６では駒１０のおねじ部１２と螺合させる必
要がなくなる（図６参照）。
それより大径であることが開口端付近において必要であ
る。また、駒１０をナットＮよりも大径にした場合には
実施例のように室３１の内部でもナットＮより大径を維
持する必要がある。そしてそのように形成された室３１
の内面に前記駒１０のおねじ部１２と螺合するめねじ部
３２を設けたのが各図に示した構造である。しかし、ナ
ットの可動域３６より奥の内径はナットＮより小径であ
っても良く、またそうするとめねじ部３２を室の奥に設
け可動域３６では駒１０のおねじ部１２と螺合させる必
要がなくなる（図６参照）。
【００１９】さらに回転体３０には動力駆動工具Ｗの出
力軸Ｘを係合させるための係合部３４を設ける。図１の
角穴は駆動工具Ｗの出力軸Ｘであるスクエアドライバに
適合させたものであり、回転体回転軸上の他端部に設け
てある。
力軸Ｘを係合させるための係合部３４を設ける。図１の
角穴は駆動工具Ｗの出力軸Ｘであるスクエアドライバに
適合させたものであり、回転体回転軸上の他端部に設け
てある。
【００２０】そして回転体３０の下部周面には操作用の
開口３５を形成する。この開口３５はそこから回転体内
のナットを緩める器具を挿し込むためのもので、少なく
とも１箇所、好ましくは２箇所形成する。
開口３５を形成する。この開口３５はそこから回転体内
のナットを緩める器具を挿し込むためのもので、少なく
とも１箇所、好ましくは２箇所形成する。
【００２１】このように構成された本発明に係る装置を
使用するには部材Ｍのボルト孔に通されかつナットＮで
締結されたボルトＢの端部に駒１０をその結合手段１１
によってねじ締め方向へ回転しないように取り付け、ナ
ットＮの回りに台座２０を置いたのちに、駒１０のおね
じ部１２にめねじ部３２を螺合させて行き、回転体３０
の開口端３９が減座軸受２８に接するようにする（図
３）。
使用するには部材Ｍのボルト孔に通されかつナットＮで
締結されたボルトＢの端部に駒１０をその結合手段１１
によってねじ締め方向へ回転しないように取り付け、ナ
ットＮの回りに台座２０を置いたのちに、駒１０のおね
じ部１２にめねじ部３２を螺合させて行き、回転体３０
の開口端３９が減座軸受２８に接するようにする（図
３）。
【００２２】次いで係合部３４にトルクレンチの出力軸
Ｘを係合させ、回転体３０を回転させると、そのめねじ
部３２とおねじ部１２で螺合している駒１０がボルト軸
方向外方へ引かれ、ボルトＢが引張られ、それに螺合し
ているナットＮが座面Ｓから図４にｄで示すように離れ
るので、開口３４より器具を挿し込みナットＮを再び締
めるようにする。
Ｘを係合させ、回転体３０を回転させると、そのめねじ
部３２とおねじ部１２で螺合している駒１０がボルト軸
方向外方へ引かれ、ボルトＢが引張られ、それに螺合し
ているナットＮが座面Ｓから図４にｄで示すように離れ
るので、開口３４より器具を挿し込みナットＮを再び締
めるようにする。
【００２３】ナットＮを緩める場合にも同様にボルトＢ
を引張り、ナットＮを座面Ｓから離してから緩めるよう
にすることができ、従って、ナットＮを座面Ｓに対して
摺接させることなく、締め緩め作業を実行できることと
なる。なお右ねじのボルトナットについてはねじ機構Ａ
を右ねじとし、左ねじのボルトナットについてはねじ機
構Ａを左ねじとすると良い。
を引張り、ナットＮを座面Ｓから離してから緩めるよう
にすることができ、従って、ナットＮを座面Ｓに対して
摺接させることなく、締め緩め作業を実行できることと
なる。なお右ねじのボルトナットについてはねじ機構Ａ
を右ねじとし、左ねじのボルトナットについてはねじ機
構Ａを左ねじとすると良い。
【００２４】
【作用】ナットＮとともに部材Ｍを締結しているボルト
Ｂの端部に回転しないように取り付けた駒１０のおねじ
部１２と、ナット周囲に置いた台座２０上で回転可能な
回転体３０に形成しためねじ部３２とを螺合させ、回転
体３０を回転させることにより、めねじ部３２をおねじ
部１２が螺進するので、回転体３０に加えられたトルク
を駒１０を介してボルトＢを引張る軸力に変換すること
ができる。
Ｂの端部に回転しないように取り付けた駒１０のおねじ
部１２と、ナット周囲に置いた台座２０上で回転可能な
回転体３０に形成しためねじ部３２とを螺合させ、回転
体３０を回転させることにより、めねじ部３２をおねじ
部１２が螺進するので、回転体３０に加えられたトルク
を駒１０を介してボルトＢを引張る軸力に変換すること
ができる。
【００２５】
【効果】本発明は以上の如く構成され、かつ作用するも
のであるから、ボルト継手に於いて高い軸力をトルクを
伴うことなく得ることができ、かつボルト継手の締結力
を正確に管理することができるという効果を奏する。
のであるから、ボルト継手に於いて高い軸力をトルクを
伴うことなく得ることができ、かつボルト継手の締結力
を正確に管理することができるという効果を奏する。
【００２６】また本発明によればトルクレンチなどの駆
動工具を用いて、ナットと座面間に滑りを生じさせるこ
となくボルト締め及び緩め作業を実施できるので、座面
やねじ山の損傷というような従来の欠点を解決し、締結
力のばらつきをなくすことができる。
動工具を用いて、ナットと座面間に滑りを生じさせるこ
となくボルト締め及び緩め作業を実施できるので、座面
やねじ山の損傷というような従来の欠点を解決し、締結
力のばらつきをなくすことができる。
【図１】本発明に係るボルト締めにおける締結力の管理
装置の実施例を示す平面図。
装置の実施例を示す平面図。
【図２】同上装置の分解正面図。
【図３】図１のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図。
【図４】作用を示す図３と同様の断面図。
【図５】使用状態を説明するための斜視図。
【図６】本発明に係る締結力の管理装置の変形例を示す
縦断面図。
縦断面図。
Claims (5)
- 【請求項１】 ナットと共に部材を締結しているボルト
の端部に回転しないように駒１０を取り付け、その駒１
０の周面におねじ部１２を形成し、前記のナットを囲む
環状の台座２０に組み合わされ、台座２０に対して回転
可能な回転体３０の内周面に前記のおねじ部１２と螺合
可能なめねじ部３２を形成し、回転体３０を回転させる
駆動工具の出力軸を係合させるための係合部３４と、回
転体３０の回転に伴なうおねじ部１２とめねじ部３２の
螺合の進行の後にナットを締める器具の操作のための開
口３５を回転体３０に設けたことを特徴とするボルト継
手における締結力の管理装置。 - 【請求項２】 駒１０は、ボルトを引張る方向へボルト
に結合されており、その結合手段１１としてボルトのお
ねじ部１１ｂと螺合可能なめねじ部１１ａを駒１０の片
面の中心部に設けた構成を有する請求項第１項記載のボ
ルト継手における締結力の管理装置。 - 【請求項３】 回転体３０は一端を開口した中空な構造
を有し、その開口端に環状の台座２０に接する軸受２８
を設けた構成を有する請求項第１項記載のボルト継手に
おける締結力の管理装置。 - 【請求項４】 ボルトとナットにより結合された部材に
作用する締結力を管理するための装置であって、ナット
を座面から引き離す方向へボルトを引張るためにナット
から突出したボルトに結合可能な結合手段１１をボルト
との結合部に有し、周面におねじ部１２を形成した駒１
０と、前記のナットを囲む大きさの環状を有し、部材面
に配置される台座２０と、ナットと駒１０を内部に収め
る室３１を有し、その内面に前記おねじ部１２と螺合可
能なめねじ部３２を形成し、前記台座２０に接して回転
可能な環状部を室３１の開口端に有する回転体３０とか
ら成り、該回転体３０を回転させる駆動工具の出力軸を
係合させるための係合部３４及び回転体３０の回転に伴
なうおねじ部１２とめねじ部３２の螺合の進行後にナッ
トを締める器具の操作のための開口３５を回転体３０に
設けたことを特徴とするボルト締めにおける締結力の管
理装置。 - 【請求項５】 回転体３０は室３１の開口側にナットの
可動域３６を有し、その軸方向内方がナットより小径に
形成され、その壁面にめねじ部３２が形成されている請
求項第４項記載のボルト継手における締結力の管理装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19114394A JPH0825244A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | ボルト継手における締結力の管理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19114394A JPH0825244A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | ボルト継手における締結力の管理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825244A true JPH0825244A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16269613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19114394A Pending JPH0825244A (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | ボルト継手における締結力の管理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825244A (ja) |
Cited By (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008502487A (ja) * | 2004-06-17 | 2008-01-31 | ウェントワース バックネル、ジョン | 改良型油圧式張力ジャッキ |
| US7985188B2 (en) | 2009-05-13 | 2011-07-26 | Cv Holdings Llc | Vessel, coating, inspection and processing apparatus |
| US8834954B2 (en) | 2009-05-13 | 2014-09-16 | Sio2 Medical Products, Inc. | Vessel inspection apparatus and methods |
| EP2871027A1 (de) * | 2013-11-11 | 2015-05-13 | HILTI Aktiengesellschaft | Bolzenspannwerkzeug |
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