JPH08251851A - モータ用コイルボビン及びそのコイル巻き付け方法 - Google Patents

モータ用コイルボビン及びそのコイル巻き付け方法

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JPH08251851A
JPH08251851A JP5467695A JP5467695A JPH08251851A JP H08251851 A JPH08251851 A JP H08251851A JP 5467695 A JP5467695 A JP 5467695A JP 5467695 A JP5467695 A JP 5467695A JP H08251851 A JPH08251851 A JP H08251851A
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JP
Japan
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coil
terminal
support block
motor
flange
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JP5467695A
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English (en)
Inventor
Takuro Sawara
琢郎 佐原
Asao Kino
朝男 木野
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Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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  • Motor Or Generator Frames (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターミナル間のピッチを確保しつつモータの
無駄なスペースを無くしモータの小型化に寄与すること
ができるモータ用コイルボビンを提供する。 【構成】 コイルボビン5は筒部8の両側から径方向に
一対のフランジ部9A,9Bが形成されている。筒部8
と一対のフランジ部9A,9Bとでコイル収容部10が
形成され、コイル収容部10にはコイル6が巻き付けら
れている。一方のフランジ部9Aには、その外側壁に支
持ブロック11が突出形成されている。支持ブロック1
1は、フランジ部9Aの外周側に張り出すように形成さ
れた基部12の外周端に、等間隔に3個の巻回部13が
設けられている。各巻回部13には、それぞれターミナ
ル7が取着されている。各ターミナル7は、各巻回部1
3の外周側端部でコイル収容部10側に屈曲された屈曲
部7bを有し、その屈曲部7bより先端側がフランジ部
9Aと平行にかつ外方に向くように屈曲されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はモータ用コイルボビン及
びそのコイル巻き付け方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5(a)は、従来のPM型ステッピン
グモータ(クローポール型)に用いられているステータ
コアを構成するコイルボビンの正面図、図5(b)は、
同じく前後一対のコイルボビンの側断面図である。
【0003】円筒状のコイルボビン50は、その筒部5
1の両端部から径方向に一対のフランジ部52が形成さ
れている。この筒部51と一対のフランジ部52とで、
コイル収容部53が形成され、その収容部53にはコイ
ル54が巻き付けられている。一対のフランジ部52の
一方のフランジ部52には、その外側壁に支持ブロック
56が突出形成されている。支持ブロック56は、筒部
51と一対のフランジ部52からなるボビン50と一体
に形成されている。
【0004】支持ブロック56には、等間隔に3本のタ
ーミナル57が取着されている。各ターミナル57は、
同フランジ部52と平行にかつ外方に直線的に延びるよ
うに支持ブロック56に取着されている。支持ブロック
56の厚さ(図5(b)において左右方向の幅)は、2
つのコイルボビン50を重合わせたとき、相対向する相
手側のターミナル57間のピッチPによって決定され
る。ピッチPは、2つのコイルボビン50を重合わせて
モータケースに配置したとき、各ターミナル57が図示
しないコネクタと接続されるためのピッチである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、2つのコイ
ルボビン50を重合わせてモータケースに配置したと
き、各ボビン50の支持ブロック56により、各ターミ
ナル57間のピッチPは確保されるものの、一対のボビ
ン50の本体間は各支持ブロック56の厚さ分だけ離間
する。この離間した間隔Sは、無駄なスペースになる。
この無駄なスペースは、モータをその分だけ大型にし、
PM型ステップモータのより小型化を図る上で問題があ
った。
【0006】又、収容部53に対してのコイル54の巻
き付けは、一般に自動捲線機にて行われるが、収容部5
3の近くに各ターミナル57が配設されているため、捲
線機のノズルとターミナル57が当たらないようにノズ
ルの揺動範囲を精度よく制御する必要がある。ノズルの
揺動範囲が精度よく制御されないと、コイル収容部53
に巻回されたコイル54の密度がコイル収容部53の各
箇所で異なってしまう問題が生じる。特に、コイル収容
部53においてターミナル57に近い箇所はコイル54
の密度が疎となり、モータ特性の向上を図る上で問題と
なっている。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであって、その第1の目的は、ターミナル間
のピッチを確保しつつモータの無駄なスペースを無くし
モータの小型化に寄与できるモータ用コイルボビンを提
供することにある。
【0008】又、第2の目的は、自動捲線機に対して高
度な制御を要求することなく精度の高いコイルの巻き付
けを行うことができるモータ用コイルボビン及びそのコ
イルの巻き付け方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、コイル収容部を形成する
一対のフランジ部の一方のフランジ部に同フランジ部と
平行にかつ外方に延びるターミナルを取着する支持ブロ
ックを形成したモータ用コイルボビンにおいて、前記タ
ーミナルをコイル収容部側に屈曲されるとともに、その
屈曲部より先端側をフランジ部と平行にかつ外方に向く
ように屈曲させた。
【0010】又、請求項2に記載の発明は、コイル収容
部を形成する一対の可撓性フランジ部の一方のフランジ
部にその先端部が同フランジ部と平行にかつ外方に延び
るターミナルを取着する支持ブロックを形成したモータ
用コイルボビンにおいて、前記ターミナルを取着してな
る支持ブロックに該支持ブロックの外側への撓みを容易
にするための溝を形成した。
【0011】又、請求項3に記載の発明は、コイル収容
部を形成する一対の可撓性フランジ部の一方のフランジ
部にその先端部が同フランジ部と平行にかつ外方に延び
るターミナルを取着する支持ブロックを形成したモータ
用コイルボビンへのコイル巻き付け方法において、支持
ブロックを取着したフランジ部を外側に撓ませた状態で
コイルをコイル収容部に巻き付けるようにした。
【0012】又、請求項4に記載の発明は、コイル収容
部を形成する一対の可撓性フランジ部の一方のフランジ
部にその先端部が同フランジ部と平行にかつ外方に延び
るターミナルを取着する支持ブロックを形成したモータ
用コイルボビンへのコイル巻き付け方法において、ター
ミナルを取着した支持ブロックを外側に撓ませた状態で
コイルをコイル収容部に巻き付けるとともに、コイルの
端部をターミナルに結線し、その後に支持ブロックの撓
ませた状態を解除するようにした。
【0013】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、コイ
ル収容部を形成する一対のフランジ部の一方のフランジ
部に形成される支持ブロックに、同フランジ部と平行に
かつ外方に延びるターミナルが取着される。同ターミナ
ルはコイル収容部側に屈曲されるとともに、その屈曲部
より先端側がフランジ部と平行にかつ外方に向くように
屈曲される。従って、ターミナルが一方のフランジ部か
らコイル収容部側にオフセットされた位置に配置され
る。
【0014】又、請求項2に記載の発明によれば、コイ
ル収容部を形成する一対の可撓性フランジ部の一方のフ
ランジ部に形成される支持ブロックに、同フランジ部と
平行にかつ外方に延びるターミナルが取着される。同タ
ーミナルが取着されるフランジ部に支持ブロックの外側
への撓みを容易にするための溝が形成される。従って、
ターミナルが取着される支持ブロックが溝が形成された
部分を中心にして外側に容易に屈曲して、ターミナルが
コイル収容部の反対側に移動される。又、支持ブロック
が元の状態に復帰して、ターミナルがフランジ部と平行
に延びる状態に復帰する。
【0015】又、請求項3に記載の発明によれば、モー
タ用コイルボビンのコイル収容部を形成する一対の可撓
性フランジ部の一方のフランジ部に形成される支持ブロ
ックにその先端部が同フランジ部と平行にかつ外方に延
びるターミナルが取着される。このモータ用コイルボビ
ンに対して、そのターミナルを取着した支持ブロックを
外側に撓ませた状態でコイルをコイル収容部に巻き付け
るようにする。従って、支持ブロックの外側への撓みに
より、ターミナルがコイル収容部側の反対側に移動した
状態でコイル収容部にコイルが巻き付けられる。又、外
側に撓んだ支持ブロックが元の状態に復帰して、ターミ
ナルがフランジ部と平行に延びる状態に復帰する。
【0016】又、請求項4に記載の発明によれば、モー
タ用コイルボビンのコイル収容部を形成する一対の可撓
性フランジ部の一方のフランジ部に形成される支持ブロ
ックにその先端部が同フランジ部と平行にかつ外方に延
びるターミナルが取着される。このモータ用コイルボビ
ンに対して、そのターミナルを取着した支持ブロックを
外側に撓ませた状態でコイルをコイル収容部に巻き付け
るとともに、コイルの端部をターミナルに巻き付け、両
巻き付けが完了した後に、支持ブロックの撓ませた状態
を解除するようにする。従って、支持ブロックの外側へ
の撓みにより、ターミナルがコイル収容部の反対側に移
動した状態でコイル収容部にコイルが巻き付けられる。
又、ターミナルがコイル収容部から離れた状態でコイル
の端部がターミナルに巻き付けられる。そして、外側へ
の撓みが解除された支持ブロックは元の状態に復帰し
て、ターミナルがフランジ部と平行に延びる状態に復帰
する。それに伴って、ターミナルに巻き付けられたコイ
ルの端部がコイル収容部側に移動される。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に従って説明する。図2は、PM型ステッピングモ
ータの断面である。ハウジング1の内部には、一対のコ
イルボビン本体2が収容されている。両コイルボビン本
体2の内側には、ロータシャフト3が支持され、このロ
ータシャフト3にはロータ4が取着されている。
【0018】図1(a)は、一方のコイルボビン本体2
の正面図、図(b)は同じく側断面図である。コイルボ
ビン本体2は、コイルボビン5、コイル6及びターミナ
ル7とから構成されている。円筒状のコイルボビン5
は、その筒部8の両端部から径方向に一対のフランジ部
9A,9Bが形成されている。この筒部8と一対のフラ
ンジ部9A,9Bとで、コイル収容部10が形成され、
そのコイル収容部10にはコイル6が巻き付けられてい
る。一対のフランジ部9A,9Bの一方のフランジ部9
Aには、その外側壁に支持ブロック11が突出形成され
ている。支持ブロック11は、筒部8と一対のフランジ
部9A,9Bからなるコイルボビン5とナイロン等の可
撓性合成樹脂で一体に形成されている。
【0019】支持ブロック11は、フランジ部9Aの外
側に張り出すように形成された基部12の先端に、等間
隔に3個の巻回部13が設けられている。各巻回部13
には、それぞれターミナル7が嵌挿されている。各ター
ミナル7は、同フランジ部9Aと平行にかつ外方に直線
的に延びるように各巻回部13に取着されている。各巻
回部13に嵌挿されたターミナル7の内周側の端部はフ
ランジ部9Aの外側壁よりも外側に配置されている。
【0020】各巻回部13に取着されるターミナル7
は、巻回部13の先端でコイル収容部10側に屈曲され
た屈曲部7bを有し、他方のフランジ部9B側に延びて
いる。又、ターミナル7は、その屈曲部7bより先端側
がコイル収容部10に相対向する位置で再びフランジ部
9Aと平行にかつ外方に向くように屈曲されている。各
ターミナル7の屈曲された先端部分の基端には、コイル
6の引き出し端をからげるための係止部7aが形成され
ている。各ターミナル7の係止部7aには、それぞれコ
イル6の引き出し端がからげられている。
【0021】又、前記基部12の外側壁には、巻回部1
3に沿って直線状に、断面がほぼ「V」字形状の溝14
が形成されている。この溝14はフランジ部9Aの外周
端にほぼ相対向する位置に設けられている。従って、各
ターミナル7の基端部は、該溝14よりも外周側に配置
されている。この溝14により、支持ブロック11はフ
ランジ部9Aの外側に屈曲可能になっている。支持ブロ
ック11が溝14で屈曲すると、同溝14よりも外周側
の部分、即ち、基部12の一部及び各巻回部13が溝1
4を回動中心としてフランジ部9Aの外側に回動され
る。又、支持ブロック11を外側に屈曲させた状態を解
除すると支持ブロック11は元の状態に復帰し、ターミ
ナル7はフランジ部9Aに平行に延びる状態に復帰す
る。
【0022】次に、以上のように構成されたモータ用コ
イルボビンへのコイルの巻き付け方法について説明す
る。コイルボビン5にコイル6を巻き付ける際には、図
3に示すように、ターミナル7を取着した支持ブロック
11を溝14によって屈曲させ、溝14よりも外周部を
フランジ部9Aの外側に移動させる。この結果、各ター
ミナル7がコイル収容部10の外周側からフランジ部9
Aの外側へ移動する。この状態で自動捲線機を使用して
コイル収容部10に対してコイルワイアを径方向に張っ
た状態で巻き回す。即ち、コイル収容部10の径方向に
はターミナル7が位置していないため、自動捲線機のノ
ズルをコイル収容部10の幅W一杯に揺動させてコイル
ワイアを巻き回すことができる。この結果、自動捲線機
のコイルワイアの巻き付けを高度に制御することなく、
コイル収容部10内にコイル6が均一の密度で巻き回さ
れる。
【0023】コイル収容部10に捲線を行った後、支持
ブロック11を外側に屈曲させた状態のまま、コイル6
の各引き出し線6aを支持ブロック11の各巻回部13
にからげ、さらにその先端部を各ターミナル7の係止部
7aにからげるとともにスポット溶接する。支持ブロッ
ク11を撓ませてターミナル7をフランジ部9Aの外側
に移動させた状態では、図3に示すように、巻回部13
がコイル収容部10の外周側から離れた位置にある。こ
の状態でコイル収容部10に巻き回されたコイル6の引
き出し線6aが巻回部13にからげられると、引き出し
線6aはほぼ張られた状態になっている。各引き出し線
6aをそれぞれターミナル7にスポット溶接した後、支
持ブロック11をフランジ部9Aの外側に屈曲させた状
態を解除すると、支持ブロック11は可撓性により元の
状態に復帰する。この結果、巻回部13がコイル収容部
10側に移動するため、各引き出し線6aがコイル6と
巻回部13の間で弛む。又、ターミナル7はフランジ部
9Aに平行に延びる状態に復帰する。
【0024】以上詳述したように、本実施例のモータ用
コイルボビン5によれば、ターミナル7をフランジ部9
Aからコイル収容部10側にオフセットした位置に設け
た。従って、図4に示すように、コイルボビン本体2を
対で設けて両コイルボビン本体2のターミナル7をコネ
クタに接続可能な所定の間隔Pで配置しても、両コイル
ボビン5間に形成されるスぺース間隔Sを小さくするこ
とができる。この結果、両コイルボビン本体2間の無駄
なスペースを小さくすることができるため、モータの小
型化を図ることができる。
【0025】さらに、本実施例のモータ用コイルボビン
5によれば、支持ブロック11に設けた溝14により支
持ブロック11を容易に屈曲させてターミナル7をコイ
ル収容部10の反対側に移動させることができるように
した。従って、ターミナル7をコイル収容部10の外周
側にオフセットされた位置に設けても、捲線時にはター
ミナル7をコイル収容部10の外周側から移動させるこ
とができる。従って、自動捲線機を使用して捲線を行う
際に、捲線ノズルをコイル収容部10の幅一杯に揺動さ
せてコイルワイアをコイル収容部10の径方向に張った
状態で巻き回すことができるため、均一な密度のコイル
6を形成することができる。この結果、コイル6の占積
率を向上させることができるため、モータの出力を向上
させることができる。
【0026】又、本実施例のコイル巻き付け方法によれ
ば、可撓性の支持ブロック11を外側に撓ませて、ター
ミナル7をコイル収容部10の外周側から移動させる。
そして、この状態で、コイル収容部10にコイル6を巻
き回すようにした。従って、ターミナル7をコイル収容
部10の外周側にオフセットした位置に設けても、捲線
時にはコイル収容部10の外周側から移動させることが
できる。即ち、コイル6の巻き付けを自動捲線機を使用
して、捲線ノズルをコイル収容部10の幅一杯揺動させ
て巻き回しを行うことができる。この結果、自動捲線機
で高度の巻き付け制御を行うことなく、密度の均一なコ
イル6を形成することができる。従って、コイル6の占
積率を向上させることができるため、モータの出力を向
上させることができる。
【0027】さらに、本実施例のコイル巻き付け方法に
よれば、支持ブロック11を外側に撓ませて巻回部13
をコイル収容部10から離間させ、この状態で形成した
コイル6の引き出し線6aを各巻回部13及びターミナ
ル7に結線する。この後、支持ブロック11を撓ませた
状態を解除し、巻回部13及びターミナル7を元の状態
に復帰させる。従って、支持ブロック11を撓ませた状
態で引き出し線6aをコイル6と各巻回部13の間で張
られた状態で結線した後に支持ブロック11を元の状態
に復帰させると、巻回部13とコイル収容部10の離間
状態が解除されるため張られた状態の引き出し線6aが
弛む。この結果、コイル6と巻回部13の間で引き出し
線6aに弛みを持たせることができるため、コイル6の
断線を防止してモータの信頼性を向上させることができ
る。
【0028】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように構成することもできる。 (1) 上記実施例では、支持ブロック11の基部12
の外側壁に溝14を設けたが、基部12の内側壁に設け
るようにしてもよい。
【0029】(2) 支持ブロック11に形成する溝1
4の断面形状は、V字形状に限らず、例えば、「U」字
等の形状であってもよい。 (3) モータは、PM型ステッピングモータに限ら
ず、その他のモータのコイルボビン5に実施してもよ
い。
【0030】(4) フランジ部9Aに取着されるター
ミナル7の数は3個以外であってもよい。 (5) コイルボビン5を形成する合成樹脂は、ナイロ
ンに限らず、その他、ポリアセタール等の可撓性合成樹
脂であってもよい。
【0031】上記実施例から把握できる請求項以外の技
術的思想について、以下にその効果とともに記載する。 (1) 請求項1に記載のモータ用コイルボビンにおい
て、コイルボビン5をPM型のクローポール型ステッピ
ングモータのコイルボビン5とする。
【0032】この構成によれば、クローポール型ステッ
ピングモータの軸方向の長さを短くすることができる。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に記載の
発明によれば、一対のコイルのターミナル間のピッチを
確保しつつモータの無駄なスペースを無くしモータの小
型化に寄与することができる。
【0034】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、自動捲線機の巻き付
けノズルをコイル収容部の幅一杯に揺動させることがで
きるため、高度な制御をすることなくコイル収容部に均
一な密度でコイルを巻き回すことができる。この結果、
コイルの占積率を高くすることができるため、モータの
出力を向上させることができる。
【0035】又、請求項3に記載の発明によれば、ター
ミナルをコイル収容部の外周側に設けても、コイルの巻
き付け時には自動捲線機を使用してコイルをコイル収容
部に径方向に巻き付けることができる。即ち、自動捲線
機に高度な制御を要求することなく精度の高いコイルの
巻き付けを行うことができる。この結果、コイルを均一
の密度で形成しコイルの占積率を向上させることができ
るため、モータの出力を向上させることができる。
【0036】又、請求項4に記載の発明によれば、請求
項3に記載の発明の効果に加えて、フランジ部を外側に
撓ませた状態でコイルの端部をターミナルに結線した後
にフランジ部を元の位置に復帰させることにより、コイ
ルの端部に弛みを形成することができる。従って、コイ
ルの断線を防止してモータの信頼性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)はコイルの正面図、(b)は同じく側
断面図。
【図2】 PM型ステッピングモータの断面図。
【図3】 支持ブロック11を屈曲させた状態を示すコ
イルの側面図。
【図4】 一対のコイルを組み合わせた状態を示す側面
図。
【図5】 (a)は従来例のコイルを示す正面図、
(b)は同じく側断面図。
【符号の説明】
2…コイルボビン本体、6…コイル、7…ターミナル、
7b…屈曲部、9A,9B…フランジ部、10…コイル
収容部、11…支持ブロック、14…溝。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル収容部を形成する一対のフランジ
    部の一方のフランジ部に同フランジ部と平行にかつ外方
    に延びるターミナルを取着する支持ブロックを形成した
    モータ用コイルボビンにおいて、 前記ターミナルはコイル収容部側に屈曲された屈曲部を
    有し、その屈曲部より先端側をフランジ部と平行にかつ
    外方に向くように屈曲させたモータ用コイルボビン。
  2. 【請求項2】 コイル収容部を形成する一対の可撓性フ
    ランジ部の一方のフランジ部にその先端部が同フランジ
    部と平行にかつ外方に延びるターミナルを取着する支持
    ブロックを形成したモータ用コイルボビンにおいて、 前記ターミナルを取着してなる支持ブロックに該支持ブ
    ロックの外側への撓みを容易にするための溝を形成した
    モータ用コイルボビン。
  3. 【請求項3】 コイル収容部を形成する一対の可撓性フ
    ランジ部の一方のフランジ部にその先端部が同フランジ
    部と平行にかつ外方に延びるターミナルを取着する支持
    ブロックを形成したモータ用コイルボビンへのコイル巻
    き付け方法において、 ターミナルを取着した支持ブロックを外側に撓ませた状
    態でコイルをコイル収容部に巻き付けるようにしたコイ
    ル巻き付け方法。
  4. 【請求項4】 コイル収容部を形成する一対の可撓性フ
    ランジ部の一方のフランジ部にその先端部が同フランジ
    部と平行にかつ外方に延びるターミナルを取着する支持
    ブロックを形成したモータ用コイルボビンへのコイル巻
    き付け方法において、 ターミナルを取着した支持ブロックを外側に撓ませた状
    態でコイルをコイル収容部に巻き付けるとともに、コイ
    ルの端部をターミナルに結線し、その後に支持ブロック
    の撓ませた状態を解除するようにしたコイル巻き付け方
    法。
JP5467695A 1995-03-14 1995-03-14 モータ用コイルボビン及びそのコイル巻き付け方法 Pending JPH08251851A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006067659A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Mitsubishi Material Cmi Kk モータ
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