JPH11275820A - 電機子のコンミテータ - Google Patents

電機子のコンミテータ

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JPH11275820A
JPH11275820A JP7755398A JP7755398A JPH11275820A JP H11275820 A JPH11275820 A JP H11275820A JP 7755398 A JP7755398 A JP 7755398A JP 7755398 A JP7755398 A JP 7755398A JP H11275820 A JPH11275820 A JP H11275820A
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JP
Japan
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winding
commutator
armature
crossover
core
Prior art date
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Pending
Application number
JP7755398A
Other languages
English (en)
Inventor
Terumitsu Takahashi
輝充 高橋
Masashi Yamamura
真史 山村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP7755398A priority Critical patent/JPH11275820A/ja
Publication of JPH11275820A publication Critical patent/JPH11275820A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線の渡り線がひねり巻にて結線した電機子
の軸短化及び巻線の一層の応力緩和を容易に実現するこ
とができる電機子のコンミテータを提供する。 【解決手段】 電機子11は、コア12と、そのコア1
2を貫挿する回転軸13と、その回転軸13の一端に回
転軸13に対して固定されるコンミテータ14とから構
成されている。コンミテータ14は、合成樹脂製(絶縁
材料)のスリーブ15と金属製(導電材料)のセグメン
ト16とから構成されている。スリーブ15は円筒体で
あって、外径が大きい支持筒部15aと外径が小さいガ
イド筒部15bとから構成されている。支持筒部15a
は、その外周面に複数のセグメント16が回転軸13の
軸線と平行となるように固着されている。ガイド筒部1
5bはコア12に隣接し回転軸13の外周面をカバーし
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータの電機子のコ
ンミテータに係り、詳しくは渡り線がひねり巻にて結線
されるコンミテータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、巻線占積率の大きい電機子や、電
機子コア径が大きい電機子のように巻線の渡り線がコン
ミテータから外側に大きく引き出される電機子では、電
機子の回転軸が撓んだ時、巻線の渡り線に大きな応力が
掛かり断線などの問題を引き起こすことがある。
【0003】この不具合を解決するワインディングにひ
ねり巻線がある。通常、巻線の渡り線はコイルから最短
の距離で直接コンミテータにつながれるが、ひねり巻線
の場合では、1回のワインディング毎に、巻線の渡り線
が電機子の回転軸付近を経由してコンミテータと結線さ
れるため、回転軸が撓んだときでも巻線の渡り線に応力
がかかりにくくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータの小
型化を実現するために、巻線後のコンミテータを回転軸
に再圧入することによってモータ軸短化を施すことがあ
る。上記のようにひねり巻線にてワインディングした電
機子の場合において、巻線の渡り線は、回転軸に絡み付
くようにコンミテータと結線されているので、コンミテ
ータを再圧入するとき、巻線の渡り線は回転軸と擦れ
て、絶縁被膜が破られ絶縁不良といった不具合が発生す
る。これは、巻線の渡り線がひねり巻にて結線した電機
子の軸短化、及び、コンミテータの再圧入による渡り線
の一層の応力緩和を図る上で望ましくない。
【0005】コイルエンドの絶縁不良を防止する直流電
動機の整流子は、特開平8−140312号公報により
開示されているが、この技術では、コアと整流子との間
に整流子を再圧入するスペースが設けられていないた
め、整流子の再圧入ができない状態となっている。
【0006】本発明の目的は巻線の渡り線がひねり巻に
て結線した電機子の軸短化及び巻線の一層の応力緩和を
容易に実現することができる電機子のコンミテータを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、回転軸に固着されたコア
に巻装される巻線の渡り線がひねり巻にて結線される電
機子のコンミテータを、前記渡り線が結線されるセグメ
ントと、前記回転軸に圧入固定されるとともにその外周
面に前記セグメントを取着する支持筒部と、前記支持筒
部のコア側に前記回転軸に外嵌するように設けられ前記
支持筒部と一体的に移動するガイド筒部とから構成した
ことを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の電機子のコンミテータにおいて、前記支持筒部とガイ
ド筒部とが一体成形されたスリーブにて構成されたこと
を要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の電機子のコンミテータにおいて、前記支持筒部
とガイド筒部との間に緩曲部を形成したことを要旨とす
る。 (作用)従って、請求項1及び2に記載の発明によれ
ば、ひねり巻で結線された巻線の渡り線はガイド筒部の
外周に絡み付かれるようになっている。その結果、コン
ミテータを回転軸に再圧入するとき、巻線の渡り線はガ
イド筒部と共に移動することができることから、巻線の
渡り線は回転軸と摩擦することはなく、被覆の破損によ
る絶縁不良などの不具合を発生することを防止すること
ができる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、スリーブ
は、支持筒部とガイド筒部との間に緩曲部が形成された
ため、ワインディングするとき、巻線はその緩曲部に当
接する。その結果、巻線にかかる応力が小さくなり、巻
線が効率よくワインディングされることができると共
に、巻線の断線などの不具合が防止されることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を巻線の渡り線がひ
ねり巻にて結線した直流機としての直流モータに具体化
した実施の一形態を図1〜図3に従って説明する。
【0012】図1に示すように、本実施形態の直流モー
タの電機子11は、コア12と、そのコア12を貫挿す
る回転軸13と、その回転軸13の一端に回転軸13に
対して固定されるコンミテータ14とから構成されてい
る。
【0013】コンミテータ14は、合成樹脂製(絶縁材
料)のスリーブ15と金属製(導電材料)のセグメント
16とから構成されている。スリーブ15は円筒体であ
って、図3に示すように外径が大きい支持筒部15aと
外径が小さいガイド筒部15bとから構成されている。
支持筒部15aは、その外周面に複数のセグメント16
が回転軸13の軸線と平行となるように固着されてい
る。ガイド筒部15bはコア12に隣接し回転軸13の
外周面をカバーしている。
【0014】コンミテータ14は、図3に実線で示す位
置まで回転軸13に対して圧入した状態で、巻線がワイ
ンディングされる。そして、一回のワインディング毎に
巻線の渡り線17をひねり巻にて対応するセグメント1
6に接続する。そして、すべてのワインディングが終了
すると、コンミテータ14は、図3に2点鎖線(図1に
実線)で示す位置まで回転軸13に対してさらに圧入さ
れ、同回転軸13に対して圧入固定される。
【0015】次に、上記のように構成された電機子11
の特徴を説明する。 (1)本実施形態では、コア12に巻線を巻装し、その
渡り線17をひねり巻にてセグメント16に結線すると
き、その渡り線17は回転軸13付近を絡み付きながら
経由して結線するセグメント16に到達する。このと
き、渡り線17が絡み付く回転軸13の位置にはスリー
ブ15のガイド筒部15bが配置されている。そして、
渡り線17は、このガイド筒部15bに絡み付きながら
結線するセグメント16に到達する。
【0016】従って、全てのワインディングが終了し、
コンミテータ14をコア12側に近づけるべく回転軸1
3に対して圧入するとき、渡り線17は回転軸13に接
触することなくガイド筒部15bとともに移動する。そ
の結果、本実施形態では、渡り線17の移動の際に回転
軸13に接触して渡り線17の絶縁皮膜が破れて絶縁不
良を起こすといった不具合なしに電機子11の短軸化を
図ることができるとともに、ひねり巻による渡り線17
の応力緩和を図ることができる。
【0017】(2)本実施形態では、ガイド筒部15b
を支持筒部15aと一体成形してスリーブ15の一部と
して実施した。従って、ガイド筒部15bが単独部品と
ならないことから、部品点数及び組立工数を低減させる
ことができる。
【0018】なお、実施形態は以下のように変更しても
よい。 ○図4に示すように、支持筒部15aとガイド筒部15
bとの間に緩曲部としての円弧R部15cが設けられる
ように実施してもよい。この場合、上記実施形態の効果
に加え、ワインディングするとき、巻線は上記実施形態
における支持筒部15aの直角角部に当接することに比
べ、円弧R部15cに当接するほうがかかられる応力が
小さくなり、効率よくワインディングされることができ
ると共に、巻線の断線などの不具合が防止されることが
できる。
【0019】○図5に示すように、ガイド筒部15b
は、軸方向略中央部に巻線収容凹部15dが形成されつ
まりガイド筒部15bの側面が双曲線状を呈するように
形成されて実施してもよい。この場合、上記実施形態と
同様な効果を得ることができる。
【0020】○また、上記実施形態では、ガイド筒部1
5bは、支持筒部15aと一体成形されて実施したが、
ガイド筒部15bを、図6に示すような別部材のガイド
18として形成されて実施してもよい。詳述すると、図
6に示すように、ガイド18は、円弧R部18aを有す
るコンミ当接部18bと、そのコンミ当接部18bの円
弧R部18a側の中央から延出形成される筒部18cと
から構成されている。筒部18cは回転軸13の外周面
をカバーしている。この場合、上記実施形態の効果に加
え、ワインディングするとき、巻線は上記実施形態にお
ける支持筒部15aの直角角部に当接することに比べ、
円弧R部18aに当接するほうがかかられる応力が小さ
くなり、効率よくワインディングされることができると
共に、巻線の断線などの不具合が防止されることができ
る。
【0021】上記の実施形態及び別例から把握できる請
求項以外の技術思想について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項1乃至3のいずれか1に記載の電機子のコ
ンミテータにおいて、前記スリーブ(15)は、セグメ
ント(16)と一体成形されたことを特徴とする電機子
のコンミテータ。
【0022】従って、セグメントを、別部材としてスリ
ーブの外周面に取着する場合に比べ、部品の点数と加工
数を低減することができる。 (2)請求項1乃至3又は付記(1)のいずれか1に記
載の電機子のコンミテータを備えた電機子。
【0023】従って、渡り線がひねり巻で結線した電機
子の軸短化及び巻線の一層の応力緩和を容易に実現する
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1及び2に
記載の発明によれば、巻線の渡り線は回転軸と擦れるこ
とはなく、絶縁被膜の破損による絶縁不良などの不具合
が発生することを防止することができる。
【0025】また、請求項3に記載の発明によれば、巻
線にかかる応力が緩和されることができ、巻線の断線な
どの不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻線の渡り線がひねり巻にて結線した電機子の
正面図。
【図2】巻線の渡り線がひねり巻にて結線した電機子の
要部側面図。
【図3】同じく電機子のコンミテータを再圧入する説明
図。
【図4】別例の巻線の渡り線がひねり巻にて結線した電
機子の要部断面図。
【図5】別例の巻線の渡り線がひねり巻にて結線した電
機子の正面図。
【図6】別例の巻線の渡り線がひねり巻にて結線した電
機子の要部断面図。
【符号の説明】
11…直流モータの電機子、12…電機子のコア、13
…回転軸、14…コンミテータ、15…スリーブ、15
a…支持筒部、15b…ガイド筒部、15c…緩曲部と
しての円弧R部、15d…巻線収容凹部、16…セグメ
ント、17…巻線の渡り線。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸(13)に固着されたコアに巻装
    される巻線の渡り線(17)がひねり巻にて結線される
    電機子(11)のコンミテータ(14)を、 前記渡り線(17)が結線されるセグメント(16)
    と、 前記回転軸(13)に圧入固定されるとともにその外周
    面に前記セグメント(16)を取着する支持筒部(15
    a)と、 前記支持筒部(15a)のコア(12)側に前記回転軸
    (13)に外嵌するように設けられ前記支持筒部(15
    a)と一体的に移動するガイド筒部(15b)とから構
    成した電機子のコンミテータ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電機子のコンミテータ
    において、 前記支持筒部(15a)とガイド筒部(15b)とが一
    体成形されたスリーブ(15)にて構成されたことを特
    徴とする電機子のコンミテータ。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の電機子のコンミ
    テータにおいて、 前記支持筒部(15a)とガイド筒部(15b)との間
    に緩曲部(15c)を形成したことを特徴とする電機子
    のコンミテータ。
JP7755398A 1998-03-25 1998-03-25 電機子のコンミテータ Pending JPH11275820A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007166683A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Hitachi Koki Co Ltd 整流子電動機およびそれを用いた電動工具
JP2012029352A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Denso Corp モータ
DE102013225842A1 (de) * 2013-12-13 2015-06-18 Robert Bosch Gmbh Baugruppe für eine elektrische Maschine
JP2019154166A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 株式会社デンソー 電機子及び回転電機

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