JPH08251768A - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- JPH08251768A JPH08251768A JP7054178A JP5417895A JPH08251768A JP H08251768 A JPH08251768 A JP H08251768A JP 7054178 A JP7054178 A JP 7054178A JP 5417895 A JP5417895 A JP 5417895A JP H08251768 A JPH08251768 A JP H08251768A
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- grommet
- parts
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Abstract
(11a)に取付けるグロメットである。剛性を有する
材料からなり、内部に突部を設けた一対の円筒分割体
(12a,12b)と、円筒分割体の外周を被覆する一
対の弾性分割体(13a.13b)と、ワイヤハーネス
を挿通した円筒分割体の内部に充填される充填剤(2
4)とを備えるグロメット。
Description
に設けた貫通孔にワイヤハーネスを挿通するために使用
するグロメットに関するものであり、特に、内部に充填
剤を充填したグロメットにおいて、外力により充填剤が
グロメットの内面やワイヤハーネスを構成する電線から
剥離し、これらの間に隙間が生じるのを防止するもので
ある。
車室内にワイヤハーネスを配索するために、車体パネル
に穿設された孔に取付けられるグロメットが提案されて
いる。
6に示すように、弾性材料からなり、外周に貫通孔1の
縁部1aと係合する環状溝5aを設けたグロメット5に
ワイヤハーネスW/Hを挿通し、内部に充填剤6を充填
した構造が開示されている。この図6では、上記充填剤
6により、グロメット5の内面とワイヤハーネスW/H
の外周や、ワイヤハーネスW/Hを構成する電線7間を
シールすることにより防水性を確保している。
充填剤6を充填した場合でも、グロメット5に外力が加
わった場合に防水性が低下するおそれがある。すなわ
ち、上記充填剤6は硬化後も、グロメット5を構成する
弾性材料と同程度の硬度しかなく、また、グロメット5
の内面には成形時に金型に型塗布した離型剤が残留して
いるため、充填剤6とグロメット5の内面との間にはほ
とんど接着力がない。よって、図7に示すように、外力
Pが加わってグロメット5が変形すると、グロメット5
の内面と充填剤6との間や、ワイヤハーネスW/Hを構
成する電線7の外周と充填剤6との間に隙間Aが発生
し、この部分から水分が侵入するおそれがある。また、
上記グロメット5の変形の程度が大きい場合には、グロ
メット5の内部から充填剤6が脱落するおそれもある。
問題を解決し、内部に充填剤を充填したグロメットにお
いて、防水性を向上することを目的としてなされたもの
である。
イヤハーネスに装着して貫通孔に取付けるグロメットで
あって、剛性を有する材料からなり、内部に突部を設け
た一対の円筒分割体と、該円筒分割体の外周を被覆する
一対の弾性分割体と、ワイヤハーネスを挿通した上記円
筒分割体の内部に充填される充填剤とを備えることを特
徴とするグロメットを提供するものである。
筒分割体にワイヤハーネスを挿通し、充填剤を充填して
いるため、外力が作用した場合にも充填剤が容易に変形
することがない。また、請求項1のグロメットでは、円
筒分割体の内部に突部を設けているため、円筒分割体と
充填剤の接触面積が大きい。
について詳細に説明する。図1から図3に示す本発明の
第1実施例に係るグロメット10は、二分割型のグロメ
ットであり、隔壁11に設けたワイヤハーネス挿通用の
貫通孔11aに取付けられる。このグロメット10は、
軸を通る面で二分割された一対の円筒分割体12a,1
2bと、同じく軸を通る面で二分割された一対の弾性分
割体13a,13bとを備えている。上記円筒分割体1
2a,12bは、ポリプロピレン等の樹脂材料からな
り、外力により容易に変形しない程度の剛性を有する。
一方、上記弾性分割体13a,13bはゴム、プラスチ
ックエラストマー等の軟質な弾性材料からなる。
軸方向に二分割した形状の拡径部15と、円環を軸方向
に二分割した形状の縮径部16を連続して設けた形状と
している。また、上記円筒分割体12a,12bの上記
縮径部16の部分には、ロック爪18とロック孔19か
らなるロック機構20を設けており、このロック爪18
とロック孔19を係合することにより、円筒分割体12
a,12b及び弾性分割体13a,13bを一体に結合
できるようにしている。さらに、円筒分割体12a,1
2bの拡径部15の内部には、径方向内向きに突出する
突部21,21・・・を設けている。
筒分割体12a,12bの外周をほぼ一定の肉厚で覆う
ように設け、弾性分割体13と円筒分割体12a,12
bの二層構造としている。また、弾性分割体13a,1
3bは、図2中左側の拡径部15側の部分では、円筒分
割体12a,12bより長さを長く設定しており、円筒
分割体12a,12bから突出させており、この部分で
は弾性分割体13a,13bのみからなる一層構造とし
ている。さらに、上記弾性分割体13a,13bの円筒
分割体12a,12bの端部から突出する部分には、上
記貫通孔11aの縁部11bに係止するための環状溝2
2を設けている。
は、充填剤24を充填している。上記したように、円筒
分割体12a,12bの内部には、突起部21,21・
・・を設けているため、円筒分割体12a,12bと充
填剤24の接触面積が大きく、充填剤24は円筒分割体
12a,12bに強固に接着している。
した場合にも、剛性を有する円筒分割体12a,12b
の内部に充填剤24を充填しているため、外力によりグ
ロメット10が大きく変形し、充填剤24とグロメット
10の内面の間や、ワイヤハーネスW/Hを構成する電
線7と充填剤24の間に隙間が発生することがなく、防
水性を確実に維持することができる。さらに、上記のよ
うに突部21を設けて円筒分割体12a,12bと充填
剤24の接触面積を大きく設定する共に、円筒分割体1
2a,12bの剛性が高く充填剤24が外力Pにより変
形しにくいため、外力Pにより充填剤24がグロメット
から脱落するのを確実に防止することができる。
スW/Hに装着して、貫通孔11aに取付ける作業につ
いて説明する。まず、図4(A)に示すように、ワイヤ
ハーネスW/Hを分割して開いた状態のグロメット10
に配置し、次に、図4(B)に示すように、円筒分割体
12a,12bを衝合し、上記したロック機構20によ
り、一体に結合する。その後、図4(C)に示すよう
に、粘着テープ27をグロメット10の上記縮径部16
側の端部及びこの部分から突出するワイヤハーネスW/
Hの外周に巻き付けて、グロメット10をワイヤハーネ
スW/Hに固定する。その後、上記拡径部15側から充
填剤24を注入して硬化させ、さらに、環状溝22を貫
通孔11aの縁部11bに係合させる。
ものではなく、種々の変形が可能である。例えば、図5
に示すように、円筒分割体12a,12bの長さを短く
設定し、拡径部15の部分にのみに円筒分割体12a,
12bを設け、縮径部16の部分は弾性分割体13a,
13bのみからなる構成としてもよい。
する円筒分割体にワイヤハーネスを挿通し、充填剤を充
填しているため、外力が作用した場合にも充填剤が容易
に変形することがない。また、請求項1のグロメットで
は、円筒分割体の内部に突部を設けているため、円筒分
割体と充填剤の接触面積が大きい。よって、請求項1に
係るグロメットは外力が作用した場合にも充填剤を充填
した部分が大きく変形し、グロメットの内面と充填剤の
間や、ワイヤハーネスを構成する電線と充填剤の間に隙
間を生じることがなく、防水性を向上することができる
と共に、充填剤がグロメットの内部から脱落するの確実
に防止することができる。
図である。
図である。
ロメットの取付作業を説明するための斜視図である。
図である。
る。
す図6のVII−VII線での断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 ワイヤハーネスに装着して貫通孔に取付
けるグロメットであって、 剛性を有する材料からなり、内部に突部を設けた一対の
円筒分割体と、 該円筒分割体の外周を被覆する一対の弾性分割体と、 ワイヤハーネスを挿通した上記円筒分割体の内部に充填
される充填剤とを備えることを特徴とするグロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7054178A JP2976837B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7054178A JP2976837B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251768A true JPH08251768A (ja) | 1996-09-27 |
JP2976837B2 JP2976837B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=12963299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7054178A Expired - Fee Related JP2976837B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2976837B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013154696A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
JP2013534594A (ja) * | 2010-05-25 | 2013-09-05 | ベーレ エンフィネーリンフ ベー.フェー. | 開口に密封システムを提供するアセンブリおよび方法 |
US9528636B2 (en) | 2006-03-20 | 2016-12-27 | Beele Engineering B.V. | System for dynamically sealing a conduit sleeve through which a pipe or cable extends |
US9722404B2 (en) | 2013-02-14 | 2017-08-01 | Beele Engineering B.V. | System for sealingly holding cables which extend through an opening |
US10544884B2 (en) | 2012-08-30 | 2020-01-28 | Beele Engineering B.V. | Sealing system for an annular space |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP7054178A patent/JP2976837B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9528636B2 (en) | 2006-03-20 | 2016-12-27 | Beele Engineering B.V. | System for dynamically sealing a conduit sleeve through which a pipe or cable extends |
JP2013534594A (ja) * | 2010-05-25 | 2013-09-05 | ベーレ エンフィネーリンフ ベー.フェー. | 開口に密封システムを提供するアセンブリおよび方法 |
US10422427B2 (en) | 2010-05-25 | 2019-09-24 | Beele Engineering B.V. | Assembly and a method for providing in an opening sealing system |
JP2013154696A (ja) * | 2012-01-27 | 2013-08-15 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | グロメット |
US10544884B2 (en) | 2012-08-30 | 2020-01-28 | Beele Engineering B.V. | Sealing system for an annular space |
US9722404B2 (en) | 2013-02-14 | 2017-08-01 | Beele Engineering B.V. | System for sealingly holding cables which extend through an opening |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2976837B2 (ja) | 1999-11-10 |
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