JPH0825171B2 - 縁材及び縁材付化粧板 - Google Patents

縁材及び縁材付化粧板

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JPH0825171B2
JPH0825171B2 JP3167262A JP16726291A JPH0825171B2 JP H0825171 B2 JPH0825171 B2 JP H0825171B2 JP 3167262 A JP3167262 A JP 3167262A JP 16726291 A JP16726291 A JP 16726291A JP H0825171 B2 JPH0825171 B2 JP H0825171B2
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JP
Japan
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transparent resin
decorative board
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edge material
decorative
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JP3167262A
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治郎 西尾
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Eidai Co Ltd
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Eidai Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、縁材及び縁材付化粧板
に関し、特に、化粧板の木口部分に接合する有色あるい
は模様付の縁材に対し深みのある意匠感を容易に与える
ことのできる縁材及びその縁材を用いた化粧板に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パーチクルポード等を基材としその表面
に木目模様等を印刷した化粧紙を貼着した化粧板には、
通常その木口部分に別途製造された縁材が接合され、木
口部分の保護と共に化粧板の意匠性を高めている。従来
の縁材は、素材としてはポリ塩化ビニルあるいはアクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)
のような樹脂材料を用いそこに適宜の色素を混入して単
色又は複色に着色するかあるいはそのような樹脂材料の
表面に模様を付したものが用いられており、その色相あ
るいは模様を化粧板の表面模様との兼ね合いで適宜選択
することにより、化粧板全体としての意匠性を高めてい
る。しかし、縁材を単に着色したものあるいはその表面
に模様を施したものは、視覚的に立体感に乏しく、例え
ば木目模様を施したような場合であっても自然木の年輪
等のもつ深み、立体感は得られなかった。
【0003】それを解消する手段として、縁材の側面の
内、化粧板の木口部分に接合される側面と反対側の側面
に薄膜状の透明な樹脂材をラミネートしたものが知られ
ており、このものは模様の表面での光の反射とその上に
ラミネートされた透明樹脂材の表面での光の反射との関
係から、樹脂がラミネートされた側面においては、視覚
的に立体感と深みとを得ることができる利点がある。
【0004】また、同様な目的から、縁材部分に透明な
樹脂材を吹きつけ塗装することも行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
手段はいずれも必ずしも満足しうるものではない。縁材
の一側面に透明な樹脂をラミネートする手法はラミネー
トするするために別工程を必要とするに加え、化粧板と
して木口形状を成形加工した後に、透明な樹脂がラミネ
ートされていない他の二つの側面は縁材の素材の地肌が
そのまま露出しており、その部分のみ深みあるいは立体
感が失われるという不都合が生じている。縁材部分に透
明な樹脂材を吹きつけ塗装する手段は、縁材の3方の側
面に対し透明層を形成することができ、透明な樹脂をラ
ミネートした場合のものが持つ不都合は解消できるが、
縁材部分のみに塗装を施すことはきわめて困難な作業で
あり塗装にかなりの作業時間を必要とすると共に、得ら
れる樹脂層は必ずしも均一厚さのものではないことか
ら、視覚的に得られる深み、立体感に不揃いが生じてし
まい、最終製品としての化粧板は同様な不都合さを有し
ている。
【0006】本発明の目的は上記のような従来技術の持
つ不都合を解消し、製造及び成形加工が容易でありなが
ら、3方の側面において十分に深みと立体感を視覚的に
与えることのできる縁材、及びそのような縁材を木口部
分に接合した化粧板を得ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決しかつ
目的を達成するために、本発明は、不透明な長尺物の一
つの側面を残し他の側面がその全長にわたり透明な樹脂
材で被覆してあることを特徴とする縁材を開示する。さ
らに、本発明は、化粧板の木口部分に、上記の縁材の該
透明な樹脂が被覆してない側面部分を接合すると共に他
の側面に被覆された透明な樹脂材を形状加工することに
より製造される、縁材付化粧板をも開示する。
【0008】長尺物及びそこに被覆する透明な樹脂材の
素材としては、公知の化粧板の木口部分に接合する縁材
に用いる素材はすべて用いることができるが、ポリ塩化
ビニルあるいはアクリロニトリル−ブタジエン−スチレ
ン共重合体(ABS)のような樹脂材料が特に好まし
い。長尺物を不透明とする手段も、従来の不透明な縁材
を製造する手段、例えば、着色剤添加樹脂を押出成形す
る方法、製造された縁材の表面を着色したり、模様を付
す方法が適用できる。
【0009】長尺物の3方の側面部分に透明な樹脂材を
被覆する手段も従来の積層した樹脂構造物を作成する手
段を適宜使用し得るが、例えば押出成形する時に、二色
(一色は透明)を同時に押出して、一度にこの発明の縁
材を製造する方法や、着色された不透明な長尺物の3面
に透明な樹脂を押出して製造することも可能である。さ
らに、長尺物の断面形状は、従来の縁材の断面形状と同
様に方形状でもあるいは凹凸を持つ断面形状でもよい。
そしてその巾は化粧板の木口部分の厚さよりも幾分薄い
巾であることか望ましい。任意の断面形状の長尺物に対
して、該長尺物が化粧板の木口部分に接合される側面を
除く他の3方の側面に透明な樹脂材を被覆する。被覆後
の縁材の断面形状は方形状あるいは円弧形状等任意の形
状であってよく、長尺物の断面形状が凹凸を持つ形状の
場合にはその断面形状に沿う形状に被覆してもよい。し
かしながら、少なくとも化粧板の木口部分に接合する側
の側面の巾方向厚さは、接合する化粧板の木口の厚さと
少なくとも同一かあるいはそれ以上の厚さとることが望
ましい。
【0010】この縁材を用いて化粧板を構成するに際し
ては、化粧板の木口部分に、縁材の樹脂が被覆されてい
な側の側面を従来と同様に接着剤等を用いて接着する。
その後にあるいは接合と同時に、3つの側面に被覆され
た透明な樹脂材層部分を面取加工機あるいはテノーナー
等の機械により適宜の形状に成形加工する。それによ
り、着色あるいは模様を持つ長尺物の3方の側面に所望
の厚さの透明な樹脂皮膜を形成した縁材を木口部分に接
合した化粧板を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明す
る。図1、図2は本発明による縁材1の異なった実施例
をその断面により示している。図において、2はポリ塩
化ビニル等の樹脂材からなる長尺状の部材であり、色素
を混入し着色してある。この長尺物に対し、その一方の
側面3は平坦面となっており、その面を除く3方の側面
には全長にわたり着色を施さない透明な樹脂材4が適宜
の成形手段により一体成形されている。
【0012】図2は、成形に際し、その断面形状をかま
ぼこの形状とした点を除き、図1の実施例のものと同様
のものである。この実施例においては、長尺部材は長方
形の断面を持つ形状のものとして示しているが、これに
限らず長半円形状、凹凸を有する形状等任意の形状を取
りうることは前記の通りである。また、縁材1の断面形
状も図示のものに限られないことも上記の通りである。
【0013】図3は、この縁材を用いて化粧板を製造す
る工程の該略図である。10は基材となる化粧板であ
り、例えばパーチクルボードなどの基材11の表裏の表
面に木目模様のような任意の絵柄を印刷したプリント板
等の化粧材12を貼着している。化粧板基材10の木口
面13に対し、本発明による縁材1の透明な樹脂材が被
覆されていない側面部分を従来と同様の手法により接合
する。この実施例においては、化粧板基材10の木口面
の巾よりも縁材1の横巾はやや大きくまた長尺物の横巾
はやや小さく構成している。化粧板基材10の木口面の
所要の部分にこのようにして縁材を接合した後に、ある
いは接合作業と同時に、面取加工機あるいはテノーナー
等を用いて、木口形状の加工、すなわち透明な樹脂材の
外表面を切削し、図3の左方の図に示すように化粧板基
材10の厚さと縁材1の厚さとを等しくする。
【0014】なお、上記の例では化粧板基材10の木口
面の巾よりも縁材1の横巾はやや大きくまた長尺物の横
巾はやや小さく構成したものを示したが、縁材1の横巾
と化粧板基材10の木口面の巾とを当初より同一幅のも
のに製造することもでき、その場合には少なくとも側方
部分の加工を省略あるいは簡素化できる効果がある。
【0015】なお、この木口の形状加工は、長尺部材2
の3方の側面に対し等しい厚さで透明な樹脂材が被覆さ
れるように加工することか望ましいか、積極的に異なっ
た厚さとなるように加工してもよい。木口形状の加工の
後必要に応じ表面を研磨することにより、3方の側面に
透明な樹脂材の層を有する縁材を木口部分に接合した化
粧板が得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記の構成により、木口部分に
接合する縁材としてその3方の側面に透明な樹脂材層を
形成したものを容易に得ることができ、その縁材を木口
部分に貼着し木口形状加工をするという簡単な作業でも
って、縁材の全側面にわたり視覚的に深みのあるかつ立
体感に富んだ意匠性を持つ化粧板を得ることができる。
【0017】透明な樹脂材層の厚さを等しい厚さとする
ことはきわめて容易であり、所望の場合には積極的に厚
さを変えそれにより異なった意匠感を創製することもで
きる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による縁材の一実施例の断面図。
【図2】本発明による縁材の他の実施例の断面図。
【図3】本発明による縁材を用いて化粧板を作成する過
程を示す概略図。
【符合の説明】
1─縁材、2─長尺物、4─透明な樹脂材、10─化粧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明な長尺物の一つの側面を残し他の
    側面がその全長にわたり透明な樹脂材で被覆してあるこ
    とを特徴とする縁材。
  2. 【請求項2】 化粧板の木口部分に、不透明な長尺物の
    一つの側面を残し他の側面がその全長にわたり透明な樹
    脂材で被覆してある縁材の該透明な樹脂が被覆してない
    側面部分を接合してなる、縁材付化粧板。
  3. 【請求項3】 化粧板及び該化粧板の木口部分に取り付
    けられる縁材とを有し、該縁材は不透明な長尺物の一つ
    の側面を残し他の側面がその全長にわたり透明な樹脂材
    で被覆したものであって、化粧板の木口部分に該縁材の
    長尺物の透明な樹脂が被覆されてない側面を接合した
    後、長尺物の他の側面に被覆された透明な樹脂材を形状
    加工することにより製造される、縁材付化粧板。
JP3167262A 1991-07-08 1991-07-08 縁材及び縁材付化粧板 Expired - Lifetime JPH0825171B2 (ja)

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JPH0516108A JPH0516108A (ja) 1993-01-26
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JP4890342B2 (ja) * 2007-05-08 2012-03-07 パネフリ工業株式会社 木口材

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63191602A (ja) * 1987-02-05 1988-08-09 林 秀樹 板状体の端縁仕上方法及びこの方法に用いる被覆部材

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JPH0516108A (ja) 1993-01-26

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