JPH08251354A - 画像出力装置 - Google Patents

画像出力装置

Info

Publication number
JPH08251354A
JPH08251354A JP7232216A JP23221695A JPH08251354A JP H08251354 A JPH08251354 A JP H08251354A JP 7232216 A JP7232216 A JP 7232216A JP 23221695 A JP23221695 A JP 23221695A JP H08251354 A JPH08251354 A JP H08251354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
paper
job
recording
processing request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7232216A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatatomi Suzuki
忠臣 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP7232216A priority Critical patent/JPH08251354A/ja
Publication of JPH08251354A publication Critical patent/JPH08251354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、複数の処理要求ジョブの間で記録
用紙を出力する際の用紙方向を考慮し、各処理要求ジョ
ブ間で出力した記録用紙の用紙方向が混在することを防
止できる画像出力装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 記憶手段に記憶している既に処理された
処理要求ジョブの中で最後に出力した記録用紙の用紙方
向を参照して(S101)、この記憶手段に記憶された
用紙方向とは異なるように、切替え手段で次に処理する
処理要求ジョブの最初に出力する記録用紙の用紙方向を
切り替える(S103)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像出力装置に係わり、特にソー
タ装置を不要としてジョブ単位に記録用紙方向を変えて
画像出力を行う画像出力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像出力装置として、例えば以下
に示すようなソータ装置を不要とした記録用紙仕分機能
を備える複写機等が知られている。第1に、特開平2−
46065号公報に開示されている複写機のように、n
ページの原稿からなる原稿束をm部複写する処理要求
(以下、ジョブと称する)を実行する場合に、読み取っ
た原稿の画像を一旦メモリに蓄積し、出力時にメモリの
読み出しアドレスを操作することでメモリからの読み出
し方向を90°変えて、1部目からm部目まで記録用紙
の用紙方向が縦横交互に出力されるように制御して部数
単位での記録用紙の仕分機能を実現したものがある。第
2に、特開平3−21159号公報に開示されている複
写装置のように、nページの原稿からなる原稿束をm部
複写するジョブを実行する場合に、読み取った原稿の画
像を一旦メモリに蓄積し、この際にメモリの書き込みア
ドレスを操作するかまたは出力時にメモリの読み出しア
ドレスを操作することで画像を90°回転させて、1部
目からm部目まで記録用紙の用紙方向が縦横交互に出力
されるように制御して部数単位での記録用紙の仕分機能
を実現したものがある。
【0003】第3に、特開平3−79541号公報に開
示されているデジタル複写装置のように、複数ページの
画像を蓄積可能な記憶手段と、1ページの画像を蓄積可
能なページメモリと、記憶手段からページメモリへ画像
を展開する際に0°または90°の2つの展開方向が選
択可能な情報展開手段とを備えたものがある。この装置
は、nページの原稿からなる原稿束をm部複写するジョ
ブを実行する場合に、読み取った原稿の画像を一旦記憶
手段に記憶し、出力時に記憶手段からページメモリへ画
像を展開する際に、情報展開手段での展開方向を切り替
えることで1部目からm部目まで記録用紙の用紙方向が
縦横交互に出力されるように制御して、部数単位での記
録用紙の仕分機能を実現したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た各装置においては、複数の連続するジョブ間における
記録用紙の用紙方向選択(縦方向と横方向のどちらで出
力するか)に関しては考慮されていないため、連続して
複数のジョブの出力を行うと出力済のジョブと次のジョ
ブとの記録用紙の用紙方向が同一であった場合に、出力
トレイ上で各ジョブの境目が分からなくなってしまう。
このとき、複数の連続するジョブが複写ジョブであれ
ば、オペレータが装置の近くにいることが多いので、出
力された記録用紙を出力トレイ上から取り除くことがで
き、前述のように各ジョブの境目が分からなくなってし
まう可能性は比較的小さい。しかし、例えば、あるジョ
ブの処理中に次のジョブを入力することが可能な装置で
あれば、オペレータが装置の近くにいないことの方が多
いので、各ジョブの境目が分からなくなってしまう可能
性が高い。また、デジタル複写機にプリンタ機能やファ
クシミリ機能を付加した複合機の場合には、オペレータ
が装置の近くにいないプリントジョブやFAX受信ジョ
ブが連続して処理されることが多いため、やはり各ジョ
ブの境目が分からなくなってしまう可能性が高い。
【0005】さらに、前述した複合機には、複写ジョブ
やプリントジョブ、FAX送信ジョブ、FAX受信ジョ
ブ等の複数のジョブを同時並列的に実行できるものがあ
り、前記複数のジョブ間でジョブの競合が発生すると、
予め定められたジョブ優先順位に従って処理優先度の高
いものから順に処理するようになっている。例えば、プ
リントジョブの出力中に複写ジョブが発生すると、通常
複合機には画像記録部が1つしか設けられていないため
にこの画像記録部(資源)の競合が生じてしまう。そこ
で、この複合機では、装置の近くにオペレータがいる複
写ジョブを優先処理するために一旦プリントジョブによ
る出力を中断して複写ジョブを処理し、この複写ジョブ
による出力の終了後にプリントジョブによる出力を再開
するようになっている。
【0006】つまり、このような複合機では、あるジョ
ブ1を出力中にそのジョブ1よりも処理優先度の高い別
のジョブ2が発生すると、ジョブ1による出力を中断し
てジョブ2による出力を実行し、このジョブ2による出
力の終了後にジョブ1による出力を再開するようになっ
ている。従って、ジョブ2により出力された記録用紙の
用紙サイズと用紙方向がジョブ1によるものと同一であ
った場合に、ジョブ1とジョブ2による記録用紙が出力
トレイ上で混在し、2つのジョブの境目が分からなくな
ってしまう可能性がある。よって、オペレータが出力後
各ジョブ毎に記録用紙の仕分けを行う必要があるため、
オペレータにとっては不便なものとなってしまう。
【0007】本発明では、前述した課題を解決し、複数
のジョブ間でも記録用紙を出力した際の用紙方向の混在
を防止することが可能な画像出力装置を提供することを
目的とする。つまり、画像出力装置において、複数のジ
ョブを連続して処理する際の用紙方向選択を考慮し、複
数のジョブ間でも用紙方向の混在を防止することを第1
の目的とする。またさらに、画像出力装置において、既
に出力された複数のジョブの出力済記録用紙が出力トレ
イ上に堆積している場合に、例えば、前ジョブの記録用
紙が出力トレイから取り除かれても出力トレイの最上部
に堆積している前々ジョブの記録用紙の用紙方向を考慮
し、次ジョブの記録用紙を出力した際の用紙方向の混在
を防止することを第2の目的とする。またさらに、画像
出力装置において、あるジョブ1を出力中にそのジョブ
1よりも処理優先度の高い別のジョブ2が発生したとき
に、ジョブ1による出力を中断してジョブ2による出力
を実行するとともに、このジョブ2による出力の終了後
にジョブ1による出力を再開する場合であっても、ジョ
ブ1とジョブ2との間での用紙方向の混在を防止するこ
とを第3の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために案出されたもので、請求項1記載の発明に係
わる画像出力装置は、処理要求ジョブに応じて記録用紙
に可視画像を生成し、この記録用紙を少なくとも2つの
用紙方向で出力するものであって、前の処理要求ジョブ
の中の最終出力における記録用紙の用紙方向を記憶して
おく記憶手段と、この記憶手段に記憶された用紙方向と
は異なるように、次に処理する処理要求ジョブの中で最
初に出力する記録用紙の用紙方向を切り替える切替え手
段とを備えてなることを特徴とする。
【0009】この請求項1記載の発明による構成によれ
ば、処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像を生成
して出力する際に、記憶手段に記憶されている前の処理
要求ジョブの中の最終出力における記録用紙の用紙方向
を参照し、切替え手段で前記処理要求ジョブ、即ち次に
処理する処理要求ジョブの中で最初に出力する記録用紙
の用紙方向を、記憶手段に記憶されている用紙方向とは
異なるように切り替える。
【0010】また、請求項2記載の発明に係わる画像出
力装置は、処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成し、この記録用紙を少なくとも2つの用紙方向で
出力するものであって、前の処理要求ジョブの中の最終
出力における記録用紙の用紙サイズと用紙方向を記憶し
ておく記憶手段と、この記憶手段に記憶された用紙サイ
ズが次に処理する処理要求ジョブの中で最初に出力する
記録用紙の用紙サイズと同一である場合に、前記記憶手
段に記憶された用紙方向とは異なるように、前記最初に
出力する記録用紙の用紙方向を切り替える切替え手段と
を備えてなることを特徴とする。
【0011】この請求項2記載の発明による構成によれ
ば、記憶手段に記憶されている用紙サイズが次に処理す
る処理要求ジョブの中で最初に出力する記録用紙の用紙
サイズと同一である場合に、切替え手段では、この最初
に出力する記録用紙の用紙方向を記憶手段に記憶されて
いる用紙方向とは異なるように切り替える。
【0012】また、請求項3記載の発明に係わる画像出
力装置は、処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成し、この記録用紙を少なくとも2つの用紙方向で
出力トレイ上に出力するものであって、この出力トレイ
上に前記記録用紙が有るか否かを判断しかつ前記記録用
紙が有る場合に最も上に堆積されている記録用紙の用紙
サイズと用紙方向を検知する検知手段と、この検知手段
で検知された記録用紙の用紙サイズが次に処理する処理
要求ジョブの中で最初に出力する記録用紙の用紙サイズ
と同一である場合に、前記検知手段で検知された用紙方
向とは異なるように、前記最初に出力する記録用紙の用
紙方向を切り替える切替え手段とを備えてなることを特
徴とする。
【0013】この請求項3記載の発明による構成によれ
ば、検知手段により出力トレイ上に記録用紙が有るか否
かを判断され、かつ記録用紙が有る場合には最も上に堆
積されている記録用紙の用紙サイズと用紙方向が検知さ
れる。そして、切替え手段では、検知手段で検知された
用紙サイズが次に処理する処理要求ジョブの中で最初に
出力する記録用紙の用紙サイズと同一である場合に、こ
の最初に出力する記録用紙の用紙方向を前記検知手段で
検知された用紙方向とは異なるように切り替える。
【0014】また、請求項4記載の発明に係わる画像出
力装置は、処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成し、この記録用紙を少なくとも2つの用紙方向で
出力トレイ上に出力するものであって、前記出力トレイ
上に前記記録用紙が有るか否かを判断しかつ前記記録用
紙が有る場合に最も上に堆積されている記録用紙の用紙
サイズと紙質と用紙方向を検知する検知手段と、この検
知手段で検知された記録用紙の用紙サイズ及び紙質が次
に処理する処理要求ジョブの中で最初に出力する記録用
紙の用紙サイズ及び紙質と同一である場合に、前記検知
手段で検知された用紙方向とは異なるように、前記最初
に出力する記録用紙の用紙方向を切り替える切替え手段
とを備えてなることを特徴とする。
【0015】この請求項4記載の発明による構成によれ
ば、検知手段により出力トレイ上に記録用紙が有るか否
かを判断され、かつ記録用紙が有る場合には最も上に堆
積されている記録用紙の用紙サイズと紙質と用紙方向と
が検知される。そして、切替え手段では、検知手段で検
知された用紙サイズ及び紙質が次に処理する処理要求ジ
ョブの中で最初に出力する記録用紙の用紙サイズ及び紙
質と同一である場合に、この最初に出力する記録用紙の
用紙方向を前記検知手段で検知された用紙方向とは異な
るように切り替える。
【0016】また、請求項5記載の発明に係わる画像出
力装置は、処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成し、この記録用紙を少なくとも2つの用紙方向で
出力するものであって、出力中である第1の処理要求ジ
ョブよりも処理優先度の高い第2の処理要求ジョブが発
生した場合に、前記第1の処理要求ジョブの出力を中断
し前記第2の処理要求ジョブの出力を開始する出力中断
手段と、この出力中断手段により出力が中断された前記
第1の処理要求ジョブの既に出力された記録用紙の最終
出力における用紙方向を記憶しておく記憶手段と、この
記憶手段に記憶された用紙方向とは異なるように、前記
第2の処理要求ジョブの中で少なくとも最初に出力する
記録用紙の用紙方向を切り替える切替え手段とを備えて
なることを特徴とする。
【0017】この請求項5記載の発明による構成によれ
ば、第1の処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成して出力している際に、現在出力中である第1の
処理要求ジョブよりも処理優先度の高い第2の処理要求
ジョブが発生した場合に、第1の処理要求ジョブの出力
を出力中断手段により中断して処理優先度の高い第2の
処理要求ジョブの出力を開始する。このとき、切り替え
手段では、記憶手段に記憶されている用紙方向を基に、
第2の処理要求ジョブの中で少なくとも最初に出力する
記録用紙の用紙方向を、出力が中断された第1の処理要
求ジョブの既に出力された記録用紙の最終出力における
用紙方向とは異なるように切り替える。
【0018】また、請求項6記載の発明に係わる画像出
力装置は、処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成し、この記録用紙を少なくとも2つの用紙方向で
出力するものであって、出力中である第1の処理要求ジ
ョブよりも処理優先度の高い第2の処理要求ジョブが発
生した場合に、前記第1の処理要求ジョブの出力を中断
し前記第2の処理要求ジョブの出力を開始する出力中断
手段と、この出力中断手段により出力が中断された前記
第1の処理要求ジョブの既に出力された記録用紙の最終
出力における記録用紙の用紙サイズと用紙方向を記憶し
ておく記憶手段と、この記憶手段に記憶された用紙サイ
ズが前記第2の処理要求ジョブの中で最初に出力する記
録用紙の用紙サイズと同一である場合に、前記記憶手段
に記憶された用紙方向とは異なるように、前記第2の処
理要求ジョブの中で少なくとも最初に出力する記録用紙
の用紙方向を切り替える切替え手段とを備えてなること
を特徴とする。
【0019】この請求項6記載の発明による構成によれ
ば、第1の処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成して出力している際に、現在出力中である第1の
処理要求ジョブよりも処理優先度の高い第2の処理要求
ジョブが発生した場合に、第1の処理要求ジョブの出力
を出力中断手段により中断して処理優先度の高い第2の
処理要求ジョブの出力を開始する。このとき、切り替え
手段では、記憶手段に記憶されている用紙サイズと用紙
方向とを基に、出力が中断された第1の処理要求ジョブ
の既に出力された記録用紙の最終出力における用紙サイ
ズが、第2の処理要求ジョブの中で最初に出力する記録
用紙の用紙サイズと同一である場合に、この第2の処理
要求ジョブの中で少なくとも最初に出力する記録用紙の
用紙方向を、前記第1の処理要求ジョブの最終出力にお
ける用紙方向とは異なるように切り替える。
【0020】また、請求項7記載の発明に係わる画像出
力装置は、処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成し、この記録用紙を少なくとも2つの用紙方向で
出力するものであって、出力中である第1の処理要求ジ
ョブよりも処理優先度の高い第2の処理要求ジョブが発
生した場合に、前記第1の処理要求ジョブの出力を中断
し前記第2の処理要求ジョブの出力を開始する出力中断
手段と、前記第2の処理要求ジョブの出力終了後に、前
記出力中断手段により中断された前記第1の処理要求ジ
ョブの出力を再開する出力再開手段と、前記第2の処理
要求ジョブの中の最終出力における記録用紙の用紙方向
を記憶しておく記憶手段と、この記憶手段に記憶された
用紙方向とは異なるように、前記出力再開手段により出
力が再開される前記第1の処理要求ジョブの中で少なく
とも最初に出力する記録用紙の用紙方向を切り替える切
替え手段とを備えてなることを特徴とする。
【0021】この請求項7記載の発明による構成によれ
ば、第1の処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成して出力している際に、現在出力中である第1の
処理要求ジョブよりも処理優先度の高い第2の処理要求
ジョブが発生した場合に、第1の処理要求ジョブの出力
を出力中断手段により中断して処理優先度の高い第2の
処理要求ジョブの出力を開始する。そして、この第2の
処理要求ジョブの出力終了後に、中断された第1の処理
要求ジョブの出力を出力再開手段により再開する。この
とき、切り替え手段では、記憶手段に記憶されている用
紙方向を基に、再開される第1の処理要求ジョブの中で
少なくとも最初に出力する記録用紙の用紙方向を、第2
の処理要求ジョブの中の最終出力における記録用紙の用
紙方向をとは異なるように切り替える。
【0022】また、請求項8記載の発明に係わる画像出
力装置は、処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成し、この記録用紙を少なくとも2つの用紙方向で
出力する画像出力装置であって、出力中である第1の処
理要求ジョブよりも処理優先度の高い第2の処理要求ジ
ョブが発生した場合に、前記第1の処理要求ジョブの出
力を中断し前記第2の処理要求ジョブの出力を開始する
出力中断手段と、前記第2の処理要求ジョブの出力終了
後に、前記出力中断手段により中断された前記第1の処
理要求ジョブの出力を再開する出力再開手段と、前記第
2の処理要求ジョブの中の最終出力における記録用紙の
用紙サイズと用紙方向を記憶しておく記憶手段と、この
記憶手段に記憶された用紙サイズが前記出力再開手段に
より出力が再開される前記第1の処理要求ジョブの中で
最初に出力する記録用紙の用紙サイズと同一である場合
に、前記記憶手段に記憶された用紙方向とは異なるよう
に、再開される前記第1の処理要求ジョブの中で少なく
とも最初に出力する記録用紙の用紙方向を切り替える切
替え手段とを備えてなることを特徴とする。
【0023】この請求項8記載の発明による構成によれ
ば、第1の処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視画像
を生成して出力している際に、現在出力中である第1の
処理要求ジョブよりも処理優先度の高い第2の処理要求
ジョブが発生した場合に、第1の処理要求ジョブの出力
を出力中断手段により中断して処理優先度の高い第2の
処理要求ジョブの出力を開始する。そして、この第2の
処理要求ジョブの出力終了後に、中断された第1の処理
要求ジョブの出力を出力再開手段により再開する。この
とき、切り替え手段では、記憶手段に記憶されている用
紙サイズと用紙方向とを基に、第2の処理要求ジョブの
中の最終出力における記録用紙の用紙サイズが出力が、
再開される第1の処理要求ジョブの中で最初に出力する
記録用紙の用紙サイズと同一である場合に、この再開さ
れる第1の処理要求ジョブの中で少なくとも最初に出力
する記録用紙の用紙方向を、前記第2の処理要求ジョブ
の最終出力における用紙方向とは異なるように切り替え
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
る画像出力装置について説明する。
【0025】〔第1の実施の形態〕ここでは、本発明を
デジタル複写機に適用した第1の実施の形態について説
明する。図1は本実施の形態のデジタル複写機の制御動
作を示すフローチャートであり、図2は本実施の形態の
デジタル複写機の概略構成を示すブロック図である。図
2のブロック図に示すように、本実施の形態のデジタル
複写機は、画像読み取り手段11と、自動原稿搬送手段
12aと、画像蓄積手段13と、画像蓄積制御手段14
aと、画像記録手段15と、制御手段16とから構成さ
れている。
【0026】画像読み取り手段11は、複写対象の原稿
を1ページ毎に光学的走査により読み取ってデジタル信
号に変換して送出するもので、例えばスキャナからなる
ものである。自動原稿搬送手段12aは、画像読み取り
手段11に原稿を供給するものであり、所謂オートマチ
ック・ドキュメント・フィーダ(ADF)と呼ばれるも
のである。但し、両面原稿を読み取るために原稿を反転
して搬送する機構を備える両面自動原稿搬送手段(DA
DF)であっても構わない。画像蓄積手段13は、画像
読み取り手段11が送出する画像データ21を蓄積する
ためのメモリである。この画像蓄積手段13は、ダイナ
ミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)で形
成するのが一般的であるが、DRAMに限定されるもの
ではなくスタティック・ランダム・アクセス・メモリ
(SRAM)やフラッシュ・メモリ等の半導体記憶素子
であっても、またハードディスクや光磁気ディスク等の
ディスク装置や、磁気テープ装置であっても、さらにま
たこれらの組合せで構成されるものであっても構わな
い。
【0027】画像蓄積制御手段14aは、画像蓄積手段
13を制御するためにアドレス等の制御信号を供給す
る、所謂メモリコントローラであって、画像読み取り手
段11からの画像データ21の書き込み時と、画像記録
手段15への画像データ22の読み出し時とでアドレス
の制御を変えることにより、画像データ21に対して画
像データ22を少なくとも90°回転させる機能を有す
るものである。また、画像データ21の書き込み時と画
像データ22の読み出し時とでアドレスの制御を同一に
することにより、画像データ22を回転させない機能を
有するものでもある。尚、画像蓄積手段13がディスク
装置や磁気テープ装置であっても、制御の方法は多少異
なるが、同様の概念で画像回転機能をサポートするもの
である。
【0028】画像記録手段15は、記録用紙に可視画像
を印字出力により生成して、図示しない出力トレイに排
出するためのプリンタ等からなるものである。また、こ
の画像記録手段15は、その内部に少なくとも2つの図
示しない給紙手段を備えるもので、その1つは図3に示
すようにA4サイズの記録用紙を長手方向に搬送する
「縦送り」給紙手段であり、他の1つはA4サイズの記
録用紙を短手方向に搬送する「横送り」給紙手段であ
る。尚、給紙手段に記録用紙の回転機構を設けて、1つ
の給紙手段で「縦送り」及び「横送り」ができるように
したものであってもよい。また、画像記録手段15は、
半導体レーザを使用したプリンタが一般的であるがこれ
に限定されるものではなく、発光ダイオードをアレイ状
に配置した所謂LEDヘッドや液晶を使用したもので
も、またはインクジェット方式やドットインパクト方
式、感熱方式のものでも構わない。制御手段16は、本
実施の形態のデジタル複写機全体、例えば上述した各ブ
ロックの動作を制御するもので、CPU(Central Proc
essing Unit )とその周辺回路より構成される。但し、
高速処理が可能な複写機では、マルチCPU構成(複数
のCPUを機能別に備える)であるものが多く、各CP
Uで制御を分担するようになっている。
【0029】次に、以上のように構成されたデジタル複
写機における動作例について説明する。例えば「5枚の
A4サイズの原稿からなる原稿束を複写倍率100%
(等倍)で1部複写するジョブA」を実行する場合に
は、先ず前記原稿束を自動原稿搬送手段12aに載置し
て図示しないスタートボタンを押下すると、自動原稿搬
送手段12aでは原稿束の原稿を1枚ずつ画像読み取り
手段11に供給する。そして、画像読み取り手段11で
は、原稿を1枚毎に光学走査により読み取ってデジタル
信号に変換し、画像データ21として画像蓄積手段13
へ送出する。
【0030】画像データ21を受け取った画像蓄積手段
13では、この画像データ21を画像蓄積制御手段14
aによる制御に従い順次蓄積する。またこれと同時に、
画像蓄積手段13は、画像蓄積制御手段14aによる制
御に従い画像データ22を読み出して画像記録手段15
へ送出する。画像データ22を受け取った画像記録手段
15では、この画像データ22を記録用紙に可視画像と
して出力し、この記録用紙を出力トレイに排出する。そ
して、以上の画像読み取り手段11による読み取りから
画像記録手段15による出力までの動作を原稿の5枚分
に渡って繰り返し行えば、ジョブAは終了する。このと
き、ジョブAにおいて画像記録手段15での出力が「横
送り」で行われたとすると、記録用紙は図4(a)に示
すように出力トレイ15a上に排出される。
【0031】ここで、ジョブAの出力終了後に引き続き
ジョブBを出力する場合について説明する。尚、以下の
説明を簡単にするため、ジョブBも「5枚のA4サイズ
の原稿からなる原稿束を複写倍率100%(等倍)で1
部複写するジョブ」とする。ジョブBの出力も前述した
ジョブAの場合と同様に行われるが、制御手段16では
ジョブBの出力に際し、図1のフローチャートに示すよ
うに各部の制御を行っている。それは、ジョブAの出力
終了時に、制御手段16はその内部のレジスタや作業用
のメモリ内等に、ジョブAにおいて最後に出力した記録
用紙の方向、即ち直前に処理されたジョブ(以下、前ジ
ョブと称する)の最終出力の用紙方向(本動作例におい
ては「横送り」)を記憶しておく。尚、記憶場所は画像
記録手段15の一部を使用しても構わない。
【0032】そして、引き続きジョブBを出力する際
に、制御手段16は記憶している前ジョブの最終出力の
用紙方向を参照して(ステップ101、以下ステップを
Sと略す)、この用紙方向が「縦送り」か「横送り」か
を判断し(S102)、次に出力するジョブ(以下、次
ジョブと称する)、即ちジョブBの中で最初に印字出力
する用紙方向を決定する(S103)。具体的には、ジ
ョブAの最終出力の用紙方向は「横送り」と記憶されて
いるため、ジョブBの最初のページの用紙方向を「縦送
り」として決定する。そして、制御手段16は、ジョブ
Bの最初のページの用紙方向を「縦送り」と決定する
と、画像記録手段15の給紙手段がA4サイズの記録用
紙を「縦送り」で搬送できるようにA4「縦送り」給紙
手段を選択する(S104)。尚、前ジョブの最終出力
の用紙方向が「縦送り」と判断した場合であっても、上
述した場合と同様に、次に出力するジョブの最初のペー
ジの用紙方向を「横送り」と決定し(S105)、画像
記録手段15のA4「横送り」給紙手段を選択する(S
106)。
【0033】画像記録手段15の給紙手段の選択が終了
すると、画像蓄積制御手段14aは制御手段16からの
指示を受けて、ジョブBの最初のページに出力する画像
データ22を画像蓄積手段13から読み出す。但し、こ
のとき決定された用紙方向と画像蓄積手段13に蓄積さ
れている画像の方向が一致するか否かを判断する(S1
07)。用紙方向と蓄積画像方向が一致しない場合は、
画像蓄積制御手段14aによる画像データ22の読み出
し時に、この画像データ22を90°回転させ(S10
8)、また、用紙方向と蓄積画像方向が一致する場合に
は、画像蓄積制御手段14aにより画像データ22を回
転なしで読み出す(S109)。読み出した画像データ
22を画像記録手段15で印字出力し(S110)、ジ
ョブBの全ページについての印字出力が終了したら、こ
のジョブBの最終出力の用紙方向を記憶しておく(S1
11)。
【0034】このようにジョブAの出力が「横送り」で
行われ、続いてジョブBの出力が「縦送り」で行われる
と、図4(b)に示すように出力トレイ15a上に排出
される。但し、ジョブAの出力が「縦送り」で行われた
場合には、記録用紙は図4(c)に示すように出力トレ
イ15a上に排出され、続いてジョブBの出力が「横送
り」で行われると、図4(d)に示すように出力トレイ
15a上に排出される。以上説明したように、本実施の
形態の画像出力装置によれば、複数の連続するジョブ間
における用紙方向選択を考慮し、複数のジョブ間でも記
録用紙の混在を防止することが可能になる。
【0035】尚、本実施の形態のデジタル複写機は、n
ページの原稿からなる原稿束をm部複写するジョブを実
行する際に、記録用紙が部数単位で縦横交互に出力され
る記録用紙仕分機能を備え、部数単位での記録用紙の仕
分けを行うものであってもよい。例えば、ジョブAが
「5枚のA4サイズの原稿からなる原稿束を複写倍率1
00%(等倍)で2部複写するジョブ」であり、ジョブ
Bが「5枚のA4サイズの原稿からなる原稿束を複写倍
率100%(等倍)で2部複写するジョブ」である場合
には、記録用紙は図5に示す用紙方向で出力トレイ15
a上に排出される。
【0036】〔第2の実施の形態〕次に、本発明をデジ
タル複写機に適用した第2の実施の形態について説明す
る。図6のブロック図に示すように、本実施の形態のデ
ジタル複写機は、画像読み取り手段11と、自動原稿搬
送手段12aと、画像蓄積手段13と、画像蓄積制御手
段14bと、画像記録手段15と、制御手段16と、画
像回転手段17とから構成されている。尚、このうち、
前述した第1の実施の形態と同じ機能を有するブロック
については説明を省略し(符号も図2と同一とする)、
第1の実施の形態と異なる画像蓄積制御手段14bと画
像回転手段17について、以下に説明する。
【0037】画像蓄積制御手段14bは、画像蓄積手段
13を制御するためにアドレス等の制御信号を供給す
る、所謂メモリコントローラであるが、第1の実施の形
態とは異なり画像を回転させる機能を持たない。画像回
転手段17は、画像データを回転させずそのまま出力す
る機能と少なくとも90°回転する機能を有するもので
ある。このような専用の画像回転手段17を備える構成
は、比較的高速処理を行うデジタル複写機において有効
であり、また画像データの情報量が1画素当たり2ビッ
ト以上、特に1画素当たり4〜8ビットである場合に有
効である。これは、複写機が高速になるほど画像データ
の処理に費やすことのできる時間は短くなり、また画像
データの持つ1画素当たりの情報量が増えるほどその時
間内に処理しなければならないデータ量は増加し、その
結果メモリのバンド幅が不足してしまうからである。
【0038】上記の理由より、アドレスの制御を変える
ことで画像回転を行う手順は、複写機の処理速度が高速
になるほど、また画像データの持つ1画素当たりの情報
量が増えるほど適用が困難になる。つまり、第1の実施
の形態のように、画像蓄積制御手段14aに画像回転機
能を持たせる構成は、本実施の形態のデジタル複写機と
異なり、比較的低速な複写機において有効であり、また
画像データの情報量が1画素当たり4ビット未満、特に
1画素当たり1ビットである場合に有効である。
【0039】以上のように構成されたデジタル複写機に
おいても、第1の実施の形態と同様に制御手段16では
ジョブの出力に際し、図7のフローチャートに示すよう
に各部の制御を行っている。つまり、第1の実施の形態
と同様に、前ジョブの最終出力の用紙方向を参照し、次
ジョブの最初のページを印字出力する用紙方向を決定
し、決定された用紙方向の給紙手段を選択して印字出力
することで、複数の連続するジョブ間における用紙方向
を考慮し、複数のジョブの間でも記録用紙の混在を防止
することができる。尚、本実施の形態の制御動作におい
て第1の実施の形態と異なるのは、用紙方向と蓄積画像
方向が一致するか否かにより、画像回転手段17を90
°回転或いは回転なしに設定するステップ(図7におけ
るS208、S209)である。
【0040】〔第3の実施の形態〕次に、本発明をデジ
タル複写機に適用した第3の実施の形態について説明す
る。図8のブロック図に示すように、本実施の形態のデ
ジタル複写機は、画像読み取り手段11と、原稿回転機
構付き循環式自動原稿搬送手段12bと、画像記録手段
15と、制御手段16とから構成されている。尚、この
うち、前述した第1の実施の形態と同じ機能を有するブ
ロックについては説明を省略し(符号も図2と同一とす
る)、第1の実施の形態と異なる原稿回転機構付き循環
式自動原稿搬送手段12bについて以下に説明する。原
稿回転機構付き循環式自動原稿搬送手段12bは、画像
読み取り手段11に対して原稿を供給するものであり、
一旦画像読み取り手段11によって読み取られた原稿を
再度原稿載置台に送り戻す機構(所謂リサーキュレーテ
ィング・ドキュメント・ハンドラ(RDH)と呼ばれる
機構)を備え、さらに原稿載置台を回転させる機構を備
えるものである。原稿回転機構付き循環式自動原稿搬送
手段12bは、この原稿載置台を回転させる機構によ
り、原稿を「縦送り」することも「横送り」することも
できるようになっている。
【0041】以上のように構成されたデジタル複写機に
おいても、第1の実施の形態と同様に制御手段16では
ジョブの出力に際し、図9のフローチャートに示すよう
に各部の制御を行っている。つまり、第1の実施の形態
と同様に、前ジョブの最終出力の用紙方向を参照し、次
ジョブの最初のページを印字出力する用紙方向を決定
し、決定された用紙方向の給紙手段を選択して印字出力
することで、複数の連続するジョブ間における用紙方向
を考慮し、複数のジョブの間でも記録用紙の混在を防止
することができる。尚、本実施の形態の制御動作におい
て第1の実施の形態と異なるのは、用紙方向と蓄積画像
方向が一致するか否かにより、原稿回転機構付き循環式
自動原稿搬送手段12bの原稿載置台を90°回転或い
は回転なしに設定するステップ(図9におけるS30
8)である。また、本実施の形態ではデジタル複写機を
例にとって説明したが、図8において画像読み取り手段
11と画像記録手段15を直結して、原稿を光学走査し
て得られる反射光にて直接画像記録を行えば、従来のア
ナログ方式の複写機にも適用することができる。
【0042】〔第4の実施の形態〕次に、本発明をデジ
タル複写機に適用した第4の実施の形態について説明す
る。本実施の形態のデジタル複写機は、第1の実施の形
態と同様に、図2のブロック図に示すように構成されて
いる。尚、本実施の形態において第1の実施の形態と異
なるのは、制御手段16が前ジョブの最終出力の用紙方
向とサイズを記憶しておく機能を有する点である。
【0043】以上のように構成されたデジタル複写機に
おいて、ジョブを実行する場合の制御手段16による制
御動作例を図10及び図11のフローチャートに従い説
明する。図10に示すように、先ず最初に制御手段16
は、前ジョブの最終出力の用紙サイズを参照し(S40
1)、次ジョブの最初に印字出力する記録用紙の用紙サ
イズと同じか否かを判断する(S402)。そして、サ
イズが同じであった場合には、さらに前ジョブの最終出
力の用紙方向を参照し(S403)、この用紙方向が
「縦送り」か「横送り」かを判断する(S404)。こ
の判断結果が「縦送り」であった場合には、次ジョブの
最初に印字出力する用紙方向を「横送り」に決定し(S
405)、一方、判断結果が「横送り」であった場合に
は次ジョブの最初に印字出力する用紙方向を「縦送り」
に決定する(S406)。つまり、前ジョブの最終出力
の用紙サイズが次ジョブの最初の出力の用紙サイズと同
じである場合に限り、前ジョブの最終出力の用紙方向
と、次ジョブの最初の出力の用紙方向が異なるように制
御する。
【0044】但し、前述の用紙サイズ判断結果が同じで
ない場合には(S402)、前ジョブの最終出力の用紙
方向とは無関係に次ジョブの最初に印字出力する用紙方
向を「横送り」に決定する(S407)。これは、前ジ
ョブの最終出力の用紙サイズと次ジョブの最初の出力の
用紙サイズが異なる場合には、出力トレイにおいて2つ
のジョブの出力用紙の境目を発見することが容易である
ため、「縦送り」に比べて出力処理時間が短い、即ち生
産性の高い「横送り」を選択するようになっている。ま
た、使用する用紙サイズにおいて「横送り」が不可能な
場合には、当然「縦送り」しか選択できない。そして、
以下第1の実施の形態と同様の手順で次ジョブの印字出
力を行う。
【0045】尚、上述した第1〜第4の実施の形態の制
御動作においては、ジョブの終了時点で次ジョブの最終
出力の用紙方向や用紙サイズをメモリに書き込んでいる
が、書き込みのタイミングはジョブの終了時点に限定す
るものではない。通常ではジョブの開始時点までには複
写部数などのジョブパラメータが確定しているため、こ
の情報により次ジョブの最終出力の用紙方向や用紙サイ
ズが推定できた時点でメモリに書き込んでもよい。例え
ば、あるジョブを画像蓄積手段13から読み出して画像
記録手段15により印字出力している期間に、同時に次
のジョブを画像読み取り手段11により読み取って画像
蓄積手段13に入力することが可能なシステムにおいて
は、画像蓄積手段13に蓄積されて印字出力待ちになっ
ている複数のジョブに対して各ジョブの最終出力の用紙
方向や用紙サイズを次々と推定していき、各ジョブの実
行に備えることができる。
【0046】〔第5の実施の形態〕次に、本発明をデジ
タル複写機に適用した第5の実施の形態について説明す
る。図12のブロック図に示すように、本実施の形態の
デジタル複写機は、第1の実施の形態のデジタル複写機
(図2参照)の出力トレイ15a部分にCCDカメラ1
8が設けられるとともに、画像認識手段19が設けられ
たものである。このCCDカメラ18と画像認識手段1
9以外は第1の実施の形態と同様であるため説明を省略
し(符号も図2と同一とする)、ここではCCDカメラ
18と画像認識手段19について、以下に説明する。C
CDカメラ18は、複数の光源18aとともに設置さ
れ、出力トレイ15aを撮影するものである。このCC
Dカメラ18による撮影のタイミングは、あるジョブの
出力を開始する直前が最も有効である。
【0047】画像認識手段19は、CCDカメラ18に
より撮影された情報を処理し、出力トレイ15a表面の
色と記録用紙の色の差や反射光量の大きさによって、出
力トレイ15a上に記録用紙が有るか否かを認識するも
のである。尚、出力トレイ15a上の記録用紙の有無は
マイクロスイッチ等のセンサを出力トレイ15aに設け
ることでも検出可能である。また、画像認識手段19
は、出力トレイ15a上に記録用紙が有る場合に、その
内で最も上に堆積している記録用紙(以下、最上部用紙
と称す)のサイズ及び出力方向、そして紙質を、光の当
て方によって発生する記録用紙端部の陰影によって認識
するものであり、複数の光源18aをそれぞれオンまた
はオフすることで光の当て方を変えて認識精度を高める
ように制御されている。これにより、記録用紙が例えば
通常の複写用紙であるか、色紙であるか、OHPシート
であるかといった認識が可能となる。尚、CCDカメラ
18と画像認識手段19は、最上部用紙のサイズ及び出
力方向、紙質を認識するために設けられているものであ
り、同様の機能を有するものであれば他の手段を用いて
も構わない。
【0048】以上のように構成されたデジタル複写機に
おいて、ジョブを実行する場合の制御手段16による制
御動作例を図13及び図14のフローチャートに従い説
明する。先ず最初に、制御手段16は、CCDカメラ1
8で撮影された情報が画像認識手段19で認識された認
識結果を参照して(S501)、この認識結果より、出
力トレイ15a上に出力済ジョブによる記録用紙が残存
するか否かを判断する(S502)。記録用紙が残存す
る場合には、次に最上部用紙のサイズが次ジョブの最初
に印字出力する記録用紙の用紙サイズと同じか否かを判
断する(S503)。用紙サイズが同じである場合に
は、さらに最上部用紙の紙質が次ジョブの最初に印字出
力する記録用紙の紙質と同じか否かを判断する(S50
4)。用紙の紙質が同じである場合には、またさらに最
上部用紙の出力方向が「縦送り」か「横送り」かを判断
する(S505)。そして、判断結果が「縦送り」であ
った場合には、次ジョブの最初に印字出力する用紙方を
「横送り」に決定し(S506)、一方、判断結果が
「横送り」であった場合には、次ジョブの最初に印字出
力する用紙方向を「縦送り」に決定する(S507)。
【0049】つまり、最上部用紙と次ジョブの最初に印
字出力する記録用紙を比較して、用紙サイズ及び紙質が
一致する場合に限り、最上部用紙の出力方向と次ジョブ
の最初に印字出力する用紙方向が異なるように制御す
る。尚、前述の用紙サイズ判断結果と紙質判断結果の少
なくともどちらか一方が一致しない場合は、最上部用紙
の出力方向とは無関係に次ジョブの最初に印字出力する
用紙方向を「横送り」に決定する(S508)。これ
は、最上部用紙と次ジョブの最初に印字出力する記録用
紙との間で、その用紙サイズや紙質が異なる場合には、
出力トレイ15aにおいて2つのジョブの記録用紙の境
目を発見することが容易であり、この場合には通常「縦
送り」に比べて生産性の高い「横送り」を選択するよう
になっている。そして、以下第1の実施の形態と同様の
手順で次ジョブの印字出力を行う。
【0050】以上のように本実施の形態のデジタル複写
機によれば、例えば既に出力された複数のジョブの複写
済用紙が出力トレイ15aに堆積している場合に、前ジ
ョブの記録用紙が出力トレイ15aから取り除かれて
も、出力トレイ15aの最上部に堆積している前々ジョ
ブの記録用紙の用紙方向を考慮するので、次ジョブの記
録用紙を出力した際の用紙方向の混在を防止することが
可能となる。
【0051】〔第6の実施の形態〕次に、本発明をデジ
タル複写機に適用した第6の実施の形態について説明す
る。本実施の形態のデジタル複写機は、第1の実施の形
態と同様に、図2のブロック図に示すように構成されて
いる。尚、本実施の形態において第1の実施の形態と異
なるのは、本実施の形態のデジタル複写機が複数のジョ
ブを同時並列的に実行できる機能を有する点である。そ
して、ジョブの競合が発生した場合には、制御手段16
によって、予め定められたジョブ優先順位に従って処理
優先度の高いものから順に処理されるようになってい
る。つまり、制御手段16は、あるジョブ1を出力中に
そのジョブ1よりも処理優先度の高い別のジョブ2が発
生すると、ジョブ1による出力を中断してジョブ2によ
る出力を実行し、このジョブ2による出力の終了後にジ
ョブ1による出力を再開するように制御を行う。また、
制御手段16は、ジョブ1の中断時にはジョブ1の既に
出力された記録用紙の最終出力における用紙方向と用紙
サイズを記憶し、ジョブ1の再開時にはジョブ2の中の
最終出力における記録用紙の用紙方向と用紙サイズを記
憶しておく機能を有する。
【0052】以上のように構成されたデジタル複写機に
おいて、ジョブを実行する場合の動作例を説明する。例
えば「5枚のA4サイズの原稿からなる原稿束を複写倍
率100%(等倍)で3部複写するジョブ1」を先ず実
行するとする。1部目の複写は、第1の実施の形態で説
明した手順で実行される。つまり、画像読み取り手段1
1による原稿の読み取り及び画像データ21の画像蓄積
手段13への蓄積と、画像蓄積手段13からの画像デー
タ22の読み出し及び画像記録手段15における出力が
同時に行われることで1部目の複写が行われる。2部目
と3部目の複写は、画像蓄積手段13に蓄積されている
画像データを順次読み出して画像記録手段15で出力す
ることによって行われる。つまり、2部目と3部目の複
写の実行中は、自動原稿搬送手段12a及び画像読み取
り手段11は使用されない。
【0053】ここで、この2部目と3部目の複写実行中
に、図示しない操作パネル上の割り込みボタンが押下さ
れ、「5枚のA4サイズの原稿からなる原稿束を複写倍
率100%(等倍)で1部複写するジョブ2」が割り込
みジョブとして指示され、続いてオペレータによりジョ
ブ2の原稿束が自動原稿搬送手段12aに載置されて、
ジョブ2の実行のために図示しないスタートボタンが押
下されたとする。この場合、ジョブの競合が発生したこ
とになるため、制御手段16は、予め定められたジョブ
優先順位に従って処理優先度の高いものから順に処理を
行う。具体的には、通常の複写ジョブであるジョブ1よ
りも割り込み複写ジョブであるジョブ2のほうが処理優
先度が高いので、ジョブ1の出力を一時中断してジョブ
2の出力を先に実行し、そのジョブ2の出力の終了後に
ジョブ1の出力を再開するように制御する。
【0054】ジョブ2の複写は、前述したジョブ1の1
部目の複写と同様に、画像読み取り手段11による原稿
の読み取り及び画像データ21の画像蓄積手段13への
蓄積と、画像蓄積手段13からの画像データ22の読み
出し及び画像記録手段15における出力が同時実行され
ることで行われる。この場合の制御手段16による制御
動作例を図15及び図16のフローチャートに従い説明
する。制御手段16は、ジョブ1の出力を一時中断し、
ジョブ2の原稿の読み取りと印字出力を実行しようとす
る。このとき、制御手段16は、出力が中断されたジョ
ブ1の既に出力された記録用紙の最終出力の用紙サイズ
と用紙方向を記憶しておく。
【0055】そして、ジョブ2の出力を開始する際に、
図15に示すように、先ず最初に制御手段16は、ジョ
ブ1の既に出力された記録用紙の最終出力の用紙サイズ
を参照し(S601)、ジョブ2の最初に印字出力する
記録用紙の用紙サイズと同じか否かを判断する(S60
2)。サイズが同じであった場合には、さらにジョブ1
の既に出力された記録用紙の最終出力の用紙方向を参照
し(S603)、この用紙方向が「縦送り」か「横送
り」かを判断する(S604)。この判断結果が「縦送
り」であった場合には、ジョブ2の最初に印字出力する
用紙方向を「横送り」に決定し(S605)、一方、判
断結果が「横送り」であった場合には、ジョブ2の最初
に印字出力する用紙方向を「縦送り」に決定する(S6
06)。つまり、ジョブ1の既に出力された記録用紙の
最終出力の用紙サイズがジョブ2の最初の出力の用紙サ
イズと同じである場合に限り、ジョブ1の既に出力され
た記録用紙の最終出力の用紙方向とジョブ2の最初の出
力の用紙方向が異なるように制御する。
【0056】但し、前述の用紙サイズ判断結果が同じで
ない場合には(S602)、ジョブ1の既に出力された
記録用紙の最終出力の用紙方向とは無関係にジョブ2の
最初に印字出力する用紙方向を「横送り」に決定する
(S607)。これは、ジョブ1の既に出力された記録
用紙の最終出力の用紙サイズと、ジョブ2の最初の出力
の用紙サイズが異なる場合には、出力トレイにおいて2
つのジョブの出力用紙の境目を発見することが容易であ
るため、「縦送り」に比べて出力処理時間が短い、即ち
生産性の高い「横送り」を選択するようになっている。
そして、以下第1の実施の形態と同様の手順でジョブ2
の印字出力を行う。このような制御を行うことで、ジョ
ブ1の出力を中断してジョブ2の出力を行う際のジョブ
1とジョブ2との記録用紙の混在を防止することが可能
となる。
【0057】さらに、詳細な説明は省略するが、図15
及び図16に示すような制御動作例の主旨を適用してジ
ョブ1の出力再開を制御すれば、ジョブ2の出力の後に
ジョブ1の出力を再開する際のジョブ2とジョブ1との
記録用紙の混在を防止することが可能となる。以上に説
明したような制御の基に、出力トレイ15a上に出力さ
れるジョブ1及びジョブ2の記録用紙の状態を図17に
示す。
【0058】尚、本発明の内容を第1〜第6の実施の形
態を用いて説明してきたが、本発明の主旨はこれに限定
されるものではない。例えば、前述の説明ではデジタル
複写機を例に挙げているが、通常のプリンタやファクシ
ミリ装置、印刷機、またはこれらの複合機にも適用する
ことができる。このように、本発明の主旨はさまざまな
形で変形、応用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の画像出力
装置は、記憶手段で前ジョブの最終出力の用紙方向を記
憶し、この用紙方向とは異なるように次ジョブの最初に
出力する用紙方向を切替え手段で切り替えるようになっ
ている。よって、複数のジョブを連続して処理する場合
であっても、記録用紙の混在を防止することができるの
で、オペレータが出力後に各ジョブ毎に記録用紙の仕分
けを行う必要がなく、従来に比べて便利となるという効
果を奏する。また、本発明の画像出力装置は、検知手段
で出力トレイ上の最も上に堆積された記録用紙の用紙方
向を検知し、この用紙方向とは異なるように次ジョブの
最初に出力する用紙方向を切替え手段で切り替えるよう
になっている。よって、既に出力された複数のジョブの
複写済用紙が出力トレイに堆積している場合に、例えば
前ジョブの記録用紙が出力トレイから取り除かれても、
出力トレイの最上部に堆積している前々ジョブの記録用
紙の用紙方向を考慮し、次ジョブの記録用紙を出力した
場合の用紙方向の混在を防止することができるので、オ
ペレータが出力後に各ジョブ毎に記録用紙の仕分けを行
う必要がなく、従来に比べて便利となるという効果を奏
する。
【0060】またさらに、本発明の画像出力装置は、あ
るジョブ1を出力中にそのジョブ1よりも処理優先度の
高い別のジョブ2が発生したときに、ジョブ1による出
力を中断してジョブ2による出力を実行するとともに、
このジョブ2による出力の終了後にジョブ1による出力
を再開する場合であっても、ジョブ1の中断時にはジョ
ブ1の既に出力された記録用紙の最終出力の用紙方向を
記憶手段で記憶し、この用紙方向とは異なるようにジョ
ブ2の中で少なくとも最初に出力する用紙方向を切り替
え手段で切り替えるようになっている。また、ジョブ1
の再開時にはジョブ2の最終出力における記録用紙の用
紙方向を記憶手段で記憶し、この用紙方向とは異なるよ
うに再開されるジョブ1の中で少なくとも最初に出力す
る用紙方向を切り替え手段で切り替えるようになってい
る。よって、ジョブの競合が発生した場合に、予め定め
られたジョブ優先順位に従って処理優先度の高いものか
ら順に処理する場合であっても、記録用紙の混在を防止
することができるので、オペレータが出力後に各ジョブ
毎に記録用紙の仕分けを行う必要がなく、従来に比べて
便利になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる画像出力装置の第1の実施の
形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図2】 本発明に係わる画像出力装置の第1の実施の
形態の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 記録用紙を搬送する際の用紙方向を示す説明
図である。
【図4】 出力トレイ上の用紙方向を示す説明図であ
る。
【図5】 複数部数の記録用紙を出力する際の出力トレ
イ上の用紙方向を示す説明図である。
【図6】 本発明に係わる画像出力装置の第2の実施の
形態の概略構成を示すブロック図である。
【図7】 本発明に係わる画像出力装置の第2の実施の
形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明に係わる画像出力装置の第3の実施の
形態の概略構成を示すブロック図である。
【図9】 本発明に係わる画像出力装置の第3の実施の
形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図10】 本発明に係わる画像出力装置の第4の実施
の形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図11】 本発明に係わる画像出力装置の第4の実施
の形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明に係わる画像出力装置の第5の実施
の形態の概略構成を示すブロック図である。
【図13】 本発明に係わる画像出力装置の第5の実施
の形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図14】 本発明に係わる画像出力装置の第5の実施
の形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図15】 本発明に係わる画像出力装置の第6の実施
の形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図16】 本発明に係わる画像出力装置の第6の実施
の形態の制御動作を示すフローチャートである。
【図17】 第6の実施の形態における出力トレイ上の
用紙方向を示す説明図である。
【符号の説明】
12b 原稿回転機構付き循環式自動原稿搬送手段 14a 画像蓄積制御手段 15 画像記録手段 15a 出力トレイ 16 制御手段 17 画像回転手段 18 CCDカメラ 19 画像認識手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/00 108 H04N 1/00 108L

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視
    画像を生成し、該記録用紙を少なくとも2つの用紙方向
    で出力する画像出力装置であって、 前の処理要求ジョブの中の最終出力における記録用紙の
    用紙方向を記憶しておく記憶手段と、 該記憶手段に記憶された用紙方向とは異なるように、次
    に処理する処理要求ジョブの中で最初に出力する記録用
    紙の用紙方向を切り替える切替え手段とを備えてなるこ
    とを特徴とする画像出力装置。
  2. 【請求項2】 処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視
    画像を生成し、該記録用紙を少なくとも2つの用紙方向
    で出力する画像出力装置であって、 前の処理要求ジョブの中の最終出力における記録用紙の
    用紙サイズと用紙方向を記憶しておく記憶手段と、 該記憶手段に記憶された用紙サイズが次に処理する処理
    要求ジョブの中で最初に出力する記録用紙の用紙サイズ
    と同一である場合に、前記記憶手段に記憶された用紙方
    向とは異なるように、前記最初に出力する記録用紙の用
    紙方向を切り替える切替え手段とを備えてなることを特
    徴とする画像出力装置。
  3. 【請求項3】 処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視
    画像を生成し、該記録用紙を少なくとも2つの用紙方向
    で出力トレイ上に出力する画像出力装置であって、 前記出力トレイ上に前記記録用紙が有るか否かを判断
    し、かつ前記記録用紙が有る場合に最も上に堆積されて
    いる記録用紙の用紙サイズと用紙方向を検知する検知手
    段と、 該検知手段で検知された記録用紙の用紙サイズが次に処
    理する処理要求ジョブの中で最初に出力する記録用紙の
    用紙サイズと同一である場合に、前記検知手段で検知さ
    れた用紙方向とは異なるように、前記最初に出力する記
    録用紙の用紙方向を切り替える切替え手段とを備えてな
    ることを特徴とする画像出力装置。
  4. 【請求項4】 処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視
    画像を生成し、該記録用紙を少なくとも2つの用紙方向
    で出力トレイ上に出力する画像出力装置であって、 前記出力トレイ上に前記記録用紙が有るか否かを判断
    し、かつ前記記録用紙が有る場合に最も上に堆積されて
    いる記録用紙の用紙サイズと紙質と用紙方向を検知する
    検知手段と、 該検知手段で検知された記録用紙の用紙サイズ及び紙質
    が次に処理する処理要求ジョブの中で最初に出力する記
    録用紙の用紙サイズ及び紙質と同一である場合に、前記
    検知手段で検知された用紙方向とは異なるように、前記
    最初に出力する記録用紙の用紙方向を切り替える切替え
    手段とを備えてなることを特徴とする画像出力装置。
  5. 【請求項5】 処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視
    画像を生成し、該記録用紙を少なくとも2つの用紙方向
    で出力する画像出力装置であって、 出力中である第1の処理要求ジョブよりも処理優先度の
    高い第2の処理要求ジョブが発生した場合に、前記第1
    の処理要求ジョブの出力を中断し前記第2の処理要求ジ
    ョブの出力を開始する出力中断手段と、 該出力中断手段により出力が中断された前記第1の処理
    要求ジョブの既に出力された記録用紙の最終出力におけ
    る用紙方向を記憶しておく記憶手段と、 該記憶手段に記憶された用紙方向とは異なるように、前
    記第2の処理要求ジョブの中で少なくとも最初に出力す
    る記録用紙の用紙方向を切り替える切替え手段とを備え
    てなることを特徴とする画像出力装置。
  6. 【請求項6】 処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視
    画像を生成し、該記録用紙を少なくとも2つの用紙方向
    で出力する画像出力装置であって、 出力中である第1の処理要求ジョブよりも処理優先度の
    高い第2の処理要求ジョブが発生した場合に、前記第1
    の処理要求ジョブの出力を中断し前記第2の処理要求ジ
    ョブの出力を開始する出力中断手段と、 該出力中断手段により出力が中断された前記第1の処理
    要求ジョブの既に出力された記録用紙の最終出力におけ
    る記録用紙の用紙サイズと用紙方向を記憶しておく記憶
    手段と、 該記憶手段に記憶された用紙サイズが前記第2の処理要
    求ジョブの中で最初に出力する記録用紙の用紙サイズと
    同一である場合に、前記記憶手段に記憶された用紙方向
    とは異なるように、前記第2の処理要求ジョブの中で少
    なくとも最初に出力する記録用紙の用紙方向を切り替え
    る切替え手段とを備えてなることを特徴とする画像出力
    装置。
  7. 【請求項7】 処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視
    画像を生成し、該記録用紙を少なくとも2つの用紙方向
    で出力する画像出力装置であって、 出力中である第1の処理要求ジョブよりも処理優先度の
    高い第2の処理要求ジョブが発生した場合に、前記第1
    の処理要求ジョブの出力を中断し前記第2の処理要求ジ
    ョブの出力を開始する出力中断手段と、 前記第2の処理要求ジョブの出力終了後に、前記出力中
    断手段により中断された前記第1の処理要求ジョブの出
    力を再開する出力再開手段と、 前記第2の処理要求ジョブの中の最終出力における記録
    用紙の用紙方向を記憶しておく記憶手段と、 該記憶手段に記憶された用紙方向とは異なるように、前
    記出力再開手段により出力が再開される前記第1の処理
    要求ジョブの中で少なくとも最初に出力する記録用紙の
    用紙方向を切り替える切替え手段とを備えてなることを
    特徴とする画像出力装置。
  8. 【請求項8】 処理要求ジョブに応じて記録用紙に可視
    画像を生成し、該記録用紙を少なくとも2つの用紙方向
    で出力する画像出力装置であって、 出力中である第1の処理要求ジョブよりも処理優先度の
    高い第2の処理要求ジョブが発生した場合に、前記第1
    の処理要求ジョブの出力を中断し前記第2の処理要求ジ
    ョブの出力を開始する出力中断手段と、 前記第2の処理要求ジョブの出力終了後に、前記出力中
    断手段により中断された前記第1の処理要求ジョブの出
    力を再開する出力再開手段と、 前記第2の処理要求ジョブの中の最終出力における記録
    用紙の用紙サイズと用紙方向を記憶しておく記憶手段
    と、 該記憶手段に記憶された用紙サイズが前記出力再開手段
    により出力が再開される前記第1の処理要求ジョブの中
    で最初に出力する記録用紙の用紙サイズと同一である場
    合に、前記記憶手段に記憶された用紙方向とは異なるよ
    うに、再開される前記第1の処理要求ジョブの中で少な
    くとも最初に出力する記録用紙の用紙方向を切り替える
    切替え手段とを備えてなることを特徴とする画像出力装
    置。
JP7232216A 1995-01-12 1995-09-11 画像出力装置 Pending JPH08251354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7232216A JPH08251354A (ja) 1995-01-12 1995-09-11 画像出力装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP302295 1995-01-12
JP7-3022 1995-01-12
JP7232216A JPH08251354A (ja) 1995-01-12 1995-09-11 画像出力装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08251354A true JPH08251354A (ja) 1996-09-27

Family

ID=26336520

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7232216A Pending JPH08251354A (ja) 1995-01-12 1995-09-11 画像出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08251354A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290761A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Brother Ind Ltd 多機能周辺装置および多機能周辺装置制御プログラム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290761A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Brother Ind Ltd 多機能周辺装置および多機能周辺装置制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0774710B1 (en) Image forming apparatus with network connection
JPH11327857A (ja) 故障管理システム
US20030035142A1 (en) Control of image transfer in image forming apparatus
JP3486478B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
KR100282132B1 (ko) 인쇄매체의 양면에 인쇄하는 화상형성장치
US7369256B2 (en) Interruption of job in information processing apparatus by means of acquisition and release of resources
US7167279B2 (en) Image forming apparatus
US8400662B2 (en) Printer control device for controlling concurrently input print data, and printer apparatus with a printer control device
US7212307B2 (en) Image data storage system
JPH08251354A (ja) 画像出力装置
JP3612802B2 (ja) 画像処理装置
JPH11133678A (ja) 画像形成装置
JP2002199152A (ja) 複数の画像形成装置を有するネットワークシステム
JP7031384B2 (ja) 情報処理装置、画像読取装置及びプログラム
JPH10112769A (ja) 画像形成システム
JPH11216913A (ja) 両面印刷制御方法
JP3707958B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP2001136328A (ja) 画像処理装置
JPH0865425A (ja) デジタル複写機ネットワークシステム
JP3842939B2 (ja) 画像処理装置
JP2001013827A (ja) 画像形成装置及び画像形成システム
JP2000069256A (ja) 画像形成装置
JP2000324317A (ja) 画像形成装置
JP3754395B2 (ja) 画像形成装置
JP2003303087A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記憶媒体