JP3754395B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチファンクション機能を有する画像形成装置において、特に、スキャナ機能とプリンタ機能の同時発生したイベント処理を効率よく実行する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の画像形成装置は、プリンタ機能とスキャナ機能のそれぞれのインタフェース(以下、I/Fという)手段として、共通の回路構成としたI/F手段が用いられており、これに関しては、特開平9−046464号公報,特開平9−272244号公報に記載されているように、汎用高速バスであるPCIバスを利用するものが考案されている。
【0003】
しかしながら、一般にカラー画像を取り扱う画像形成装置は、画像データのファイルサイズが非常に大きなものとなり、画像データが入出力される記憶手段とのI/F手段においても大きな画像データが転送処理されることになる。例えば、マルチファンクション機能を有する画像形成装置において、スキャナ部からの入力の画像読取イベントと、プリンタ部への出力の画像印刷イベントが同時に発生した場合、ここで取り扱われる画像データのファイルサイズが小さければ、双方の転送を同時に行っても問題はないが、画像データのファイルサイズによっては、I/F手段の転送可能な容量を超えてしまう可能性がある。
【0004】
特に、カラー画像の場合には、非可逆の圧縮/伸張の処理を行うと画質が劣化するおそれがあることから前記処理を行わずに、大きい複数色分の画像データをそのままI/F手段において転送させるような場合、スキャナ部からの転送とプリンタ部への転送を同時にできない可能性があり、先に発生したイベントの片方向への画像データの転送を早い者勝ちの処理として行う、または、それぞれの転送処理を時分割処理して転送が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成の画像形成処理におけるI/F手段の転送処理は、スキャナ機能とプリンタ機能においては同時に動作していないので、処理効率の低下する可能性があり、例えば、印刷出力が溜まっている場合には、この出力待ちの状態において、スキャナ機能を優先させたときにスキャナによる読み取りの動作が発生すると、その全ての動作が終了するまで印刷出力されない状態となり、その間の印刷出力されるまでの待ち時間が発生するという問題があった。
【0006】
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、前述のような場合に、I/F手段によるスキャナの読み取りと同時処理により出力可能な印刷待ちファイルの検出を行って、順序を入れ替えて出力し、少しでも早く印刷出力を得られるように、印刷待ち時間を少なくすることを目的とする。
【0007】
さらに、I/F手段において転送可能な印刷待ちの印刷ファイルだからといって何でも出力を行うと、途中から印刷出力の混在が生じたりして使用者が混乱する可能性があることから、混乱を避けるために、印刷出力の可能な印刷ファイルの各設定に基づく制約事項を加味した処理を行い、かつ前述の印刷待ち時間を少なくする画像形成装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の画像形成装置は、原稿の画像データを読み取るスキャナイベントを実行するスキャナ手段、および転写紙に画像データを印刷するプリンタイベントを実行するプリンタ手段を有する画像形成装置において、画像データを蓄積する記憶手段と、画像データを、スキャナイベントとしてスキャナ手段から記憶手段へ転送入力する回路、およびプリンタイベントとして記憶手段からプリンタ手段へ転送出力する回路が共通回路で構成されたインタフェース手段と、記憶手段に入出力する画像データの束をファイル単位として、インタフェース手段を介し転送されるデータ転送容量を求めて、データ転送容量の転送可否を判断する判断手段と、スキャナイベントとプリンタイベントが同時に発生したときに、判断手段の結果から片方のみが実行可能で、かつスキャナイベントの選択優先のとき、プリンタイベントと異なる他のプリンタイベントを検索する検索手段とを備え、検索手段により検索された他のプリンタイベントにおける判断手段の結果からスキャナイベントとの同時実行が可能なとき、他のプリンタイベントを実行する構成によって、印刷処理の待ち時間を短縮することができる。
【0009】
また、請求項2に記載される請求項1の画像形成装置において、前記記憶手段に入出力する画像データの束をファイル単位として、画像データの各設定を示す制御情報における設定を判別する設定判別手段を備え、検索手段による他のプリンタイベントの検索において、設定判別手段の判別条件に基づき検索手段で検索した他のプリンタイベントを選択する構成によって、他のプリンタイベントの印刷処理後に出力される転写紙の区別を容易とし、かつ印刷処理の待ち時間を短縮することができる。
【0010】
また、請求項3〜5に記載される請求項1,2の画像形成装置において、前記設定判別手段の判別条件として、プリンタイベントと検索手段で検索した他のプリンタイベントにおける画像データの制御情報が、印刷された転写紙の排紙先指定、転写紙の後処理指定の異なるとき、または転写紙の出力枚数により、他のプリンタイベントを選択する構成によって、他のプリンタイベントの印刷処理後に出力される転写紙を、例えば、排紙トレイ,ソートの出力先の位置が異なる場合、また出力枚数が1枚の場合等を判別条件として、印刷された転写紙の区別を容易とし、かつ印刷処理の待ち時間を短縮することができる。
【0011】
また、請求項6に記載される請求項1,2の画像形成装置において、前記設定判別手段の判別条件として、プリンタイベントと検索手段で検索した他のプリンタイベントとの画像データの制御情報における印刷された転写紙の排紙先指定を変更する設定変更手段を備え、判別条件がプリンタイベントと検索手段で検索した他のプリンタイベントとの排紙先指定が同じとき、他のプリンタイベントの排紙先指定を変更し、他のプリンタイベントを選択する構成によって、他のプリンタイベントの印刷処理後に出力される転写紙の区別を容易とし、かつ印刷処理の待ち時間を短縮することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の実施の形態1における画像形成装置の概略構成を示す図であり、画像形成装置には、4ドラム構成のカラーのプリンタ部1とスキャナ部2を備えている。プリンタ部1において、書込ユニット3からのビーム光によって感光体4上に形成された潜像に、各現像器5によりBk,C,M,Yの順序にそれぞれの色成分の現像剤で顕像化し画像形成を行って、搬送ベルト6上を搬送される転写紙7に画像を転写し、順次色重ねを行い、4色重畳後に定着ユニット8で定着してカラーの出力画像を得る。
【0014】
また、画像読み取りを行うスキャナ部2には、画像読み取りを行う原稿を給紙するためのDF(ドキュメントフィーダ)9、また、印刷出力の転写紙7を原稿束毎に分配可能とするソータ10が接続されている。
【0015】
また、図2は本実施の形態1における画像形成装置の回路構成を示すブロック図である。図2に示すように、画像形成装置は、コントローラ11により制御されており、コントローラ11には、図1に示すプリンタ部1、スキャナ部2、操作部の各制御手段であるプリンタ制御手段21、スキャナ制御手段22、操作制御手段23が接続されている。また、スキャナ制御手段22にはDF制御手段、プリンタ制御手段21にはDF制御手段が接続されている。図示していないが、スキャナ制御手段22には、画像処理制御手段も内蔵されている。
【0016】
コントローラ11は、制御プログラムが記憶されているROM12、制御プログラムにより実際に処理を行うCPU13、様々な処理を実施可能とするASIC(Application Specific Integrated Circuit)14、制御プログラムの実行用および画像データのフレームメモリ15’にも使用されるメモリ15、および大量の画像データを蓄積するためのHDD(ハードディスクドライブ)16で構成されている。
【0017】
先のASIC14には、操作部と接続するためのI/F部、LAN等のネットワークと接続するためのI/F部(図示せず)、およびファクシミリ装置等の電話回線と接続するためのI/F部(図示せず)との接続が可能になっており、さらに、プリンタ制御手段21およびスキャナ制御手段22に対してもメモリ15を介してコマンド等の制御データおよび画像データの授受を実施する。
【0018】
スキャナ制御手段22からフレームメモリ15’への画像データの転送用と、フレームメモリ15’からプリンタ制御手段21への画像データの転送用のI/F手段20は、回路構成として同じ信号線を利用している。また、このI/F手段20は画像データだけでなく、制御データも転送可能としている。
【0019】
また、図3に大量の画像データを蓄積するHDDへ蓄積データの拡張フォーマットの一例を示す。HDD内は大きく3つの領域に分けられており、蓄積画像におけるファイル情報のデータ領域、蓄積画像におけるページ情報のデータ領域、および通常の処理でメモリの代替えとして一時的な待避処理等を行うためのテンポラリデータ領域が存在する。
【0020】
図3に示すようにファイル情報は、ファイルデータをJ個まで格納することが可能であり、それぞれのファイルデータとして、読み取り,印刷時の条件,ファイル内の全ページの情報からなる。ファイル情報を形成するファイルデータは、
1)ファイルID:ファイル固有のID
2)画像種類:処理を行うアプリケーション種類(コピー/プリンタ/ファクシミリ/スキャナ)
3)カラープレーン:ファイル内全ページのカラープレーンをビットフィールドによりORをとって格納
4)解像度:ファイル内全ページの解像度情報をビットフィールドによりORをとって格納
5)ページ数:ファイル内に存在するページ数
6)給紙トレイ:ファイル内全ページの給紙トレイ情報によりORをとって格納
7)排紙トレイ:ファイル内全ページの排紙トレイ情報によりORをとって格納
8)両面有/無:ファイル内の出力が両面モードか否かを示す
9)ソート有/無:ファイル内の出力がソートモードか否かを示す
10)処理モード:各アプリケーションで固有に記憶の処理モードを示す
11)先頭ページID:ファイルの先頭ページID(本IDからのページをたどる)
12)最終ページID:ファイルの最終ページID(逆順でページをたどる場合に、本IDからたどる)
から構成される。
【0021】
また、図3に示すページ情報はページデータをKページ分まで格納でき、このページ情報を形成するページデータは、
1)ページID:ページ固有のID(本IDにより検索を行う)
2)画像種類:処理を行うアプリケーション種類(コピー/プリンタ/ファクシミリ/スキャナ)
3)カラープレーン:本ページの使用プレーン(ビットフィールド)
4)解像度:本ページの解像度情報(ビットフィールド)
5)給紙トレイ:本ページの給紙トレイ(ビットフィールド)
6)排紙トレイ:本ページの排紙トレイ(ビットフィールド)
7)圧縮方式:本ページで保存している画像データの圧縮方式
8)処理モード:各アプリケーションで固有の処理モードを記憶
9)前ページID:本ページの直前のID(逆順に検索する場合に使用)
10)次ページID:本ページの直後のページID(本IDより次ページをたどる)
11)画像データ:実データ
から構成される。
【0022】
本実施の形態1の動作を図1〜3を参照しながら説明する。まず、本実施の形態1においては、前述のファイル情報およびページ情報はアプリケーションが画像データを処理する際に、必ず設定を行うものである。また、(表1)に画像データの1プレーンあたりのI/F手段20におけるデータ転送量であり、データ転送に占有される占有率を示す。
【0023】
【表1】
Figure 0003754395
【0024】
(表1)に示すように、例えば、プリンタによる600dpiのフルカラー画像の印刷データは、1プレーンあたり3%のデータ占有率なので、Bk/C/M/Yの4つのプレーンにおいてのI/F手段20の占有率は3×4=12%となる。また、スキャナによるRGBの画像データ読み取りのデータ占有率は、24×3=72%となる。
【0025】
本実施の形態1では、前述のファイル情報と(表1)に示すデータからI/F手段20において転送される画像データの転送量を計算し、I/F手段20の占有率に基づき出力順を変更して、プリンタ処理の印刷出力とスキャナ処理の読み取りを同時に行えるように、待機印刷ファイルの選択をする。
【0026】
図4は本実施の形態1における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートの印刷出力の判断は、画像の読み取りのスキャナイベントまたは印刷出力のプリンタイベント等の要求イベントが発生した際と、印刷キュー出力判断が起動されて行われる。
【0027】
まず、プリンタイベントの最優先の印刷ファイルが選択される(S1)、スキャナイベントによりスキャナ部の読み取りにI/F手段を使用しているか否かを判断する(S2)。処理S2において、スキャナ部の読み取りでI/F手段を使用中でなけでば(S2のYes)、選択の印刷ファイルの印刷処理を行う(S3)。
【0028】
また、スキャナ部の読み取りにI/F手段を使用していた場合に(S2のNo)、前述の(表1)を用いてスキャナ部の読み取りにおけるI/F手段の占有率Xを求め(S4)。プリンタイベントの選択の印刷ファイルを印刷出力する際のI/F手段の占有率Yを求める(S5)。求めた占有率X,Yを加算して、90%未満か否かの判定を行う(S6)、処理S6において、90%未満であれば(S6のYes)、そのまま印刷出力を行うため処理S3へ移る。なお、100%でないのは、画像データ以外の制御データの転送分の余裕をみているためである。
【0029】
処理S6において、90%以上の占有率となる場合には(S6のNo)、選択の印刷ファイルを印刷出力するプリントイベントはあきらめ、他のプリンタイベントである待機中の印刷ファイル(以下、待機印刷ファイルという)の有無を判断する(S7)。処理S7において、待機印刷ファイルがなければ(S7のNo)、最優先の印刷ファイルの処理実行を待機状態として(S8)、そのままスキャナイベントの読み取り処理が終了してI/F手段の処理が終了することを待つ(S9)。処理S9において、I/F手段が空くと(S9のYes)、処理S3に移り待機状態とした最優先の印刷ファイルの処理を行う。
【0030】
また、処理S7において、他のプリンタイベントとして待機印刷ファイルがある場合には(S7のYes)、待機印刷ファイルの検索処理を行う(S10)。
【0031】
次に、図5は他のプリンタイベントの待機印刷ファイルの検索処理の動作を示すフローチャートであり、図6は待機印刷ファイルキュー情報の概略を示す図である。
【0032】
この待機印刷ファイルの検索処理は、前述した図4における処理S10の処理であり、図5のフローチャートに示すように、待機印刷ファイルキュー情報に登録されている中から待機印刷ファイルの選択を行う(S11)。待機印刷ファイルキュー情報に登録の中から選択の待機印刷ファイルにおいて、I/F手段の占有率Yをファイル情報から導き出し(S12)、求めた占有率Xと、先に求めたスキャナ部の読み取り処理における占有率Yとを加算して、90%未満か否かの判定を行う(S13)、90%未満であれば(S13のYes)、選択した待機印刷ファイルの印刷出力を行い(S14)、処理を終了する。または、処理S14に代えて、図4に示すフローチャートの処理S3へ戻り処理を行う。
【0033】
処理S13において、90%以上の占有率となるとき(S13のNo)、待機印刷ファイルキュー情報において次に待機中の待機印刷ファイルの有無を判断し(S15)、待機印刷ファイルがあるとき(S15のYes)、この待機印刷ファイルのI/F手段の占有率Yを求める処理S12へ移る。また、処理S15において、次の待機印刷ファイルがないとき(S15のNo)、図4に示すフローチャートの処理S8へ戻る。
【0034】
また、図6に示す待機印刷ファイルキュー情報は、G個のファイルIDの待機待ちを可能としており、情報の中には印刷ファイルの個数と先頭キュー番号と最後キュー番号が格納されている。待機ファイル個数は、印刷要求のプリンタイベントが来る度にインクリメントされ、G個のデータ領域のキューの中から空きを検索して、このキューへ待機する印刷ファイルを登録する。その際に、最後キュー番号は更新しておく。そして、印刷処理が終了したり、または、キャンセルが生じた場合には、先頭キュー番号の更新、および終了したファイルIDを抹消(例:ゼロクリア)、または、キャンセルしたファイルIDを抹消し、該当ファイルIDの前キュー番号,次キュー番号から、直前のファイルIDの次キュー番号と直後のファイルIDの前キュー番号を更新する。
【0035】
以上のように、本実施の形態1によれば、I/F手段の占有率から最優先の印刷ファイルが処理不可状態となっても、次に選択された待機印刷ファイルに順序を入れ替えて出力し、少しでも早く印刷出力を得られるように、印刷待ち時間を少なくすることができる。
【0036】
図7は本発明の実施の形態2における画像形成装置の動作を示すフローチャートである。本実施の形態2は、実施の形態1における図5のフローチャートにおいて、スキャナ部の読み取りおよび選択した印刷ファイルの出力によるI/F手段の各占有率の加算値が90%未満であっても、さらに、選択した印刷ファイルにおける制御情報から選定判別手段によって設定を判別し(S16)、設定条件を満足するか判断を行う(S17)処理を付加したものである。この条件を満足し印刷可能であれば、選択した待機印刷ファイルの印刷処理を実行し(S14)、満足しなければ、次の待機印刷ファイルの検索に移行する(S15)。
【0037】
また、前述の処理S16における設定条件として、例えば、先に選択された最優先の印刷ファイルと、待機中の後から選択された待機印刷ファイルのそれぞれの制御情報の転写紙排出先の情報を判別する。
【0038】
これにより、最優先の印刷ファイルの排紙トレイと、選択された待機印刷ファイルの排紙トレイが同じ場合、例えば、最優先の印刷ファイルが印刷途中の場合に、スキャナイベントが発生してI/F手段の占有率判断から、選択された待機印刷ファイルの印刷処理により、同一の排紙トレイ上に異なる印刷ファイルの転写紙が混在することになる。これを防ぐため、最優先の印刷ファイルの排紙トレイの排出先情報と、選択された待機印刷ファイルの排紙トレイの排出先情報とを比較し、選択された待機印刷ファイルを印刷出力する場合には、最優先の印刷ファイルとは異なる排紙トレイのときのみ選択し待機印刷ファイルの印刷実行をする。
【0039】
また、最優先の印刷ファイルと選択された待機印刷ファイルの制御情報は、印刷出力の後処理の一例として、ソート設定が同じ場合においても、印刷出力が混在する可能性があることから、双方の制御情報におけるソート設定を比較し、ソート設定が異なるときのみ、選択された待機印刷ファイルの印刷実行をする。
【0040】
さらに、選択された待機印刷ファイルの印刷枚数が複数枚の場合、例えば、その待機印刷ファイルが印刷途中で待機状態になる可能性もあり、さらに、その制御処理も複雑化し、また、使用者も印刷ファイルが印刷途中なのかどうかわからなくなる可能性があり、制御情報のページ数データとキューにある部数データから、1枚の印刷出力の待機印刷ファイルを実行し、他の印刷出力と区別し易くする。
【0041】
以上の本実施の形態2によれば、待機印刷ファイルの選択をI/F手段の占有率の判断に加え、印刷ファイルの制御情報の設定条件による制限を加え、選択された待機印刷ファイルの印刷出力の転写紙を区別し易くして、かつ前述したように印刷待ち時間を少なくすることができる。
【0042】
次に、本発明の実施の形態3は、選択した待機印刷ファイルの排紙先情報を変更する設定変更手段を設け、実施の形態2における図7のフローチャートの説明では、選択した待機印刷ファイルの制御情報から判別した排紙先情報と、最優先の印刷ファイルから判別の排紙先情報が同じとき、印刷出力を行わなかったが、本実施の形態3では、強制的に排紙先設定を変更し印刷を実行する。
【0043】
これにより、同じ排紙先設定の印刷ファイルであっても印刷出力でき、かつ印刷出力された転写紙を区別し易くして、かつ前述したように印刷待ち時間を少なくすることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スキャナ機能,プリンタ機能を有する画像形成装置にて、画像データを入出力するスキャナ,プリンタイベントが同時発生によりI/F手段において、同時に転送できない場合、他の待機印刷ファイルのI/F手段の占有率を判断し、同時転送可能な待機印刷ファイルがあるとき転写紙出力することで、全ファイルの出力時間を短くでき、使用者の待ち時間も短縮して待ち時間のストレスを軽減することが可能となる。
【0045】
また、待機印刷ファイルをやみくもに出力するのではなく、印刷ファイルの設定条件に基づき転写紙出力を実施して、転写紙出力を得る際に、出力が混在して混乱することなく転写紙出力を得ること、さらに、設定条件の排紙先を変更して、先に印刷出力途中の転写紙に混在することなく区別された転写紙出力を得ることができ、かつ印刷出力の待ち時間を短くすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像形成装置の概略構成を示す図
【図2】本実施の形態1における画像形成装置の回路構成を示すブロック図
【図3】本実施の形態1におけるHDDに蓄積する蓄積データのファイル情報、ページ情報の拡張フォーマットの一例を示す図
【図4】本実施の形態1における画像形成装置の動作を示すフローチャート
【図5】本実施の形態1における待機印刷ファイルの検索処理の動作を示すフローチャート
【図6】本実施の形態1における待機印刷ファイルキュー情報を示す図
【図7】本発明の実施の形態2における画像形成装置の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1 プリンタ部
2 スキャナ部
3 書込ユニット
4 感光体
5 現像器
6 搬送ベルト
7 転写紙
8 定着ユニット
11 コントローラ
12 ROM
13 CPU
14 ASIC
15 メモリ
15’ フレームメモリ
16 HDD
20 I/F手段
21 プリンタ制御手段
22 スキャナ制御手段
23 操作制御手段

Claims (6)

  1. 原稿の画像データを読み取るスキャナイベントを実行するスキャナ手段、および転写紙に画像データを印刷するプリンタイベントを実行するプリンタ手段を有する画像形成装置において、
    画像データを蓄積する記憶手段と、前記画像データを、前記スキャナイベントとしてスキャナ手段から記憶手段へ転送入力する回路、および前記プリンタイベントとして記憶手段からプリンタ手段へ転送出力する回路が共通回路で構成されたインタフェース手段と、前記記憶手段に入出力する画像データの束をファイル単位として、前記インタフェース手段を介し転送されるデータ転送容量を求めて、前記データ転送容量の転送可否を判断する判断手段と、前記スキャナイベントと前記プリンタイベントが同時に発生したときに、前記判断手段の結果から片方のみが実行可能で、かつ前記スキャナイベントの選択優先のとき、前記プリンタイベントと異なる他のプリンタイベントを検索する検索手段とを備え、
    前記検索手段により検索された前記他のプリンタイベントにおける前記判断手段の結果から前記スキャナイベントとの同時実行が可能なとき、前記他のプリンタイベントを実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記記憶手段に入出力する画像データの束をファイル単位として、前記画像データの各設定を示す制御情報における前記設定を判別する設定判別手段を備え、前記検索手段による他のプリンタイベントの検索において、前記設定判別手段の判別条件に基づき前記検索手段で検索した前記他のプリンタイベントを選択することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記設定判別手段の判別条件として、プリンタイベントと検索手段で検索した他のプリンタイベントにおける画像データの制御情報が、印刷された転写紙の排紙先指定の異なるとき前記他のプリンタイベントを選択することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記設定判別手段の判別条件として、プリンタイベントと検索手段が検索した他のプリンタイベントにおける画像データの制御情報が、印刷された転写紙の後処理指定の異なるとき前記他のプリンタイベントを選択することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記設定判別手段の判別条件として、検索手段が検索した他のプリンタイベントの画像データの制御情報における印刷された転写紙の出力枚数により、前記他のプリンタイベントを選択することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  6. 前記設定判別手段の判別条件として、プリンタイベントと検索手段で検索した他のプリンタイベントの画像データの制御情報における印刷された転写紙の排紙先指定を変更する設定変更手段を備え、前記判別条件のプリンタイベントと検索手段で検索した他のプリンタイベントにおける前記排紙先指定が同じとき、前記他のプリンタイベントの排紙先指定を変更し、前記他のプリンタイベントを選択することを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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