JPH082507A - 折帳束集積装置 - Google Patents

折帳束集積装置

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JPH082507A
JPH082507A JP15826194A JP15826194A JPH082507A JP H082507 A JPH082507 A JP H082507A JP 15826194 A JP15826194 A JP 15826194A JP 15826194 A JP15826194 A JP 15826194A JP H082507 A JPH082507 A JP H082507A
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Ko Nakamura
滉 中村
Masami Owada
正美 大和田
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大判・小判両用の折帳束集積装置におけるリ
フター及びその上方の折帳束集積手段との改良 【構成】 折帳束集積装置におけるリフターLは、縦軸
線回りに回転自在な中央部の第1折帳束支持部20と、そ
の外側域で第1折帳束支持部と共に回転自在な第2折帳
束支持部21,21と、第1折帳束支持部及び第2折帳束支
持部を縦軸線回りに所定角度を正逆転する駆動装置6
と、第1折帳束支持部と第2折帳束支持部とを少なくと
も上下方向の移動に対し係合離脱する係合手段24〜31
と、第1折帳束支持部を昇降させる昇降手段7とから構
成され、リフターの上方の折帳束集積手段は、折帳束を
集積収納する集積空間部の下部に進退作動する折帳束支
持部材を備え、折帳束支持部材の前進位置での突出輪郭
形状と回動角度位置における第1折帳束支持部及び第2
折帳束支持部の凹欠輪郭形状とは、互に齟齬状態で、前
進位置の折帳束支持部材に対して第1折帳束支持部及び
第2折帳束支持部の昇降通過を許すように形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷機で印刷された
上、搬出されてくる折帳の積集により作成された小束を
更に複数積み重ねて大束を作成する折帳集積装置、例え
ば、大サイズの折帳と長辺の寸法が大サイズの折帳の短
辺寸法である小サイズの折帳とを処理することができる
スタッカーバントラー(集積結束装置)における大束作
成部のような折帳集積装置に関する。
【0002】
【従来の技術】うろこ状に順次排出される折帳をコンベ
ヤなどの搬送装置により搬入し、搬入されてくる折帳を
積み重ねて集積し、所定数折帳の束に結束して搬出する
スタッカーバンドラーの機構は、例えば図7に示すよう
なものがある。図7において、スタッカーバンドラーS
は、輪転機Pの排出側にコンベヤなどの搬送装置Qで接
続されて設置され、スタッカーバンドラーSの排出側に
は、コンベヤなどの折帳スタック搬出用搬送装置が更に
設けられている。
【0003】スタッカーバンドラーSは、輪転機Pの排
出側からのコンベヤなどの搬送装置Qに順次続く小束作
成部X、大束作成部Y及び結束部Zから構成され、結束
部Zの排出側には、折帳スタック搬出用搬送装置が続い
ている。小束作成部Xは、搬送装置Qの放出端で、搬送
装置Qの搬送面より適宜下方の位置で、進退作動する受
け板2、前進位置の受け板2の直下の受取り位置とその
下方の横送り位置の間を昇降する昇降テーブル3及び下
降位置の昇降テーブル3上を進退作動する直立姿勢のプ
ッシャー4から構成されている。
【0004】大束作成部Yは、小束作成部Xの昇降テー
ブル3の側方位置にあり、中央部分が昇降自在の昇降プ
レート5aとなっている回転自在のターンテーブル5、
昇降プレート5aを昇降作動する流体圧シリンダー7及
びターンテーブル5を回転作動する回転部材6から成る
リフターLと、ターンテーブル5の上方に位置し、複数
の小束1、即ち大束12を収納する上下方向に抜けた中
空体及び中空体の下端部で中空体に対し進退作動のフォ
ーク爪部11からなる大束集積手段10とから構成され
ている。
【0005】輪転機Pから排出される折帳Rは、コンベ
ヤなどの搬送装置Qによって搬送され、スタッカーバン
ドラーSの小束作成部Xの受け板2上に順次放出され、
積み重ねられる。一定数の折帳Rが積み重ねられると、
受け板2が後退する。すると、その積み重ね分が受取り
位置の昇降テーブル3上に落下し、更に昇降テーブル3
上で折帳Rが積み重ねられて小束1を形成する数量に達
すると、図示しないストッパーによって折帳Rの放出が
一時停止されると共に、受け板2が前進して次の折帳R
の放出に備える一方、昇降テーブル3は横送り位置に下
降する。
【0006】続いて、プッシャー4が前進し、昇降テー
ブル3上の小束1を横送り位置の昇降テーブル3と同高
の受取り位置にあるターンテーブル5上に押出す。この
間に、前記図示しないストッパーによる折帳Rの停止が
解かれ、折帳Rは受け板2上に順次放出され、積み重ね
られる。そして、ターンテーブル5の中央部分を形成し
ている昇降プレート5aが流体圧シリンダー7の作動に
よって上昇し、ターンテーブル5上に移されている小束
1を大束集積手段10の閉鎖状態のフォーク爪部11に
向けて、押し上げる。
【0007】この小束1の押上げに先立って、押上げら
れる小束1の折帳の折目が大束集積手段10の最下側に
ある先行の小束1の折帳の折目と反対側になるようにタ
ーンテーブル5は、回転部材6に伴って回転する。その
結果、大束集積手段10において、先行の小束1の折帳
の折り目と後行の小束1の折帳の折り目とが逆側にな
り、大束に集積された小束の折り目が交互になり、大束
は厚さ方向の均衡が保たれ、大束荷姿が安定する。
【0008】小束1の上面が所定高さに達すると、フォ
ーク爪部11が左右方向に開いて、フォーク爪部11上
に既に載置されていた大束12を僅かに落下させて直下
の小束1の上に積み重ねる。昇降プレート5は、この
間、上昇を続け、フォーク爪部11より僅か上方で停止
する。そして、フォーク爪部11が閉じて昇降プレート
5の下に入り込む。
【0009】このとき、フォーク爪部11の爪は、昇降
プレート5の切欠き位置に整合して位置する。続いて、
昇降プレート5aが下降すると、昇降プレート5a上に
積み重ねられた小束1及び大束12は、フォーク爪部1
1上に引き渡される。更に、昇降プレート5aは、ター
ンテーブル5と略同一レベルまで下降しターンテーブル
5と共に回動して待機位置に戻り待機する。
【0010】上記のような作動が繰り返されることによ
り、大束集積手段10内には、一定数の小束が集積さ
れ、大束12が作成される。すると、大束集積手段10
は、大束12を結束部Zへ送る。大束12は、結束部Z
によってバンド結束され、折帳スタック13となって、
折帳スタック搬出用搬送装置により機外へ搬出される。
以上記載したスタッカーバンドラーの構成において、大
束作成部のターンテーブル装置の昇降自在な昇降プレー
トは、従来に技術おいて、例えば、特開平4−2536
16号公報及び特開平5−92553号公報に示されて
いるようなものがある。
【0011】特開平4−253616号公報に記載され
ているものは、ターンテーブルにおいて、小束を載置し
て上昇するプレートが複数種のサイズ、例えばA4サイ
ズとA5サイズの折帳処理が可能である大きさ及び切欠
き形状を有するもので、輪転機より搬出される折帳のサ
イズが変更されても、プレートを替えることのない複数
サイズ兼用型となっている。
【0012】又、特開平5−92553号公報に記載さ
れているものは、小さなサイズの折帳に相応する大きさ
及び切欠き形状を有するプレートが常時取り付けられて
おり、大きなサイズの折帳を処理するときは、大きなサ
イズに相応する大きさ及び切欠き形状を形成するための
補助プレートを手作業によってその都度、小さなサイズ
プレートに係止して使用するようになっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術の特
開平4−253616号公報に記載されているものにお
いては、昇降プレートは、大小折帳サイズに対応する一
体型であり、ターンテーブルに載置した束を大束集積手
段へ引き渡すときには、大サイズ折帳の束の場合は昇降
プレートの狭幅方向に、小サイズ折帳の束の場合は昇降
プレートの広幅方向に、夫々大束集積手段のフォーク爪
部が入り込むように予めターンテーブルで回動される。
【0014】この為、昇降プレートはその狭幅方向及び
広幅方向の2方向よりフォーク爪部が入り込めるよう
に、共通の切欠きを設けなければならず、その結果、切
欠き部分をかなり大きくとる必要がある。従って、大サ
イズの折帳束を昇降プレートで上昇させると、折帳束の
下側の折帳が昇降プレートの切欠き部分で垂れ、束全体
の荷姿が悪くなり、安定性が損われる。そして、大束集
積手段への引き渡しで、折帳の垂れた部分、特に四隅が
フォーク爪部で折り曲げられるなどの不具合が生じる。
【0015】更に、フォーク爪部は、昇降プレートの広
幅方向から入り込んで小サイズ折帳の束を引き取る都合
上、爪の長さを長くする必要があり、大束を支持する強
度を確保するために厚く、大きなものとなり、又、爪の
長さが長くなる分だけ装置が大きくならざるを得ない。
【0016】上記の従来の技術の特開平5−92553
号公報に記載されているものにおいては、折帳サイズ変
更の度にターンテーブルの昇降プレートを折帳に対応す
るプレートに手作業で変更しなければならないので、作
業者の負担が大きい。又、小サイズの折帳を処理すると
きには、ターンテーブル面の補助プレートを外した部分
が欠落したままであり、ターンテーブルを極めて不安定
に状態で使用しなければならない。この発明は、上記の
従来の技術における諸問題を解消することを目的として
いる。
【0017】
【課題を解決するための手段】リフターとリフターの上
方に設けられた折帳束集積手段とを備えたこの発明の折
帳束集積装置においては、リフターは、縦軸線回りに回
転自在な中央部の第1折帳束支持部と、その外側域に位
置し、第1折帳束支持部と共に回転自在な第2折帳束支
持部と、第1折帳束支持部及び第2折帳束支持部を縦軸
線回りに所定回動角度を正逆転する駆動装置と、第1折
帳束支持部と第2折帳束支持部とを少なくとも上下方向
の移動に対し係合離脱自在に係合する係合手段と、第1
折帳束支持部を昇降させる昇降手段とから構成され、
【0018】折帳束集積手段は、複数の折帳束を収納す
る下方向に抜けた集積空間部と、集積空間部の下端部で
集積空間部に対し進退作動する折帳束支持部材とから構
成され、 前記所定回動角度は、先行折帳束の折帳折目
と後続折帳束の折帳折目とが反対側になる角度であり、
折帳束支持部材の後退引込み位置は、折帳束支持部材が
折帳束の上昇通過を許す位置であり、折帳束支持部材の
前進突出位置は、折帳束支持部材が集積空間部内の折帳
束を支持する位置であり、所定回動角度位置の第1折帳
束支持部及び第2折帳束支持部の凹欠輪郭形状と前進突
出位置の折帳束支持部材の突出輪郭形状とは互に齟齬状
態なり、前進突出位置の折帳束支持部材に対して第1折
帳束支持部及び第2折帳束支持部の昇降通過を許すよう
に形成されている。
【0019】
【作用】上記のリフターと折帳束集積手段とを備えた折
帳束集積装置の作用は次の通りである。大判折帳の小束
の処理の場合には、先ず、輪転機から排出される折帳
は、折帳小束となって第1折帳束支持部・第2折帳束支
持部上に搬入される。
【0020】そこで、第1折帳束支持部及び第2折帳束
支持部は、駆動手段により必要に応じて所定角度回転さ
れる。それにより第1折帳束支持部・第2折帳束支持部
上に載置された折帳小束の折帳折目は、先に集積空間部
に押上げられて収納された先行の折帳小束の折帳折目と
反対方向になる。係合手段により第1折帳束支持部と第
2折帳束支持部とは少なくとも上下方向の移動に対し係
合されているので、昇降手段により第1折帳束支持部が
上昇されると、第2折帳束支持部も一体的に集積空間部
に向って上昇する。
【0021】従って、先行の折帳小束と折帳折目が逆方
向の折帳小束は、第1折帳束支持部及び第2折帳束支持
部に支持されて上昇するが、先行の折帳小束を下から支
持している折帳束支持部材の直ぐ下に達すると、折帳束
支持部材は、その先端が後退引込み位置にまで後退し、
折帳小束の通過を許すので、先行の折帳小束と共に集積
されている折帳小束は、僅かに落下して第1折帳束支持
部・第2折帳束支持部上の折帳小束の上に載置される。
そして、第1折帳束支持部・第2折帳束支持部は、折帳
小束の上に先行の折帳小束及び集積されている折帳小束
を載せたまま、集積空間部中を折帳束支持部材より上に
なるまで更に上昇する。
【0022】そして、折帳束支持部材が前進突出し、第
1折帳束支持部・第2折帳束支持部の下側に入り込み前
進突出位置になり、次いで昇降手段が作動して上昇時と
同様に第1折帳束支持部と第2折帳束支持部とは一体と
なって下降する。その際、前進突出位置の折帳束支持部
材を通過し得る輪郭形状の第1折帳束支持部と第2折帳
束支持部とは、前進突出位置の折帳束支持部材を通過す
るので、折帳小束は、前進突出位置の折帳束支持部材上
に残され、先行の折帳小束の下側において、集積折帳小
束共々折帳束支持部材で支持される。
【0023】そして、折帳小束が搬入される所定位置ま
で下降した後、先に回転されている場合は、第1折帳束
支持部と第2折帳束支持部とは、駆動手段により逆に所
定角度回転して原位置に復位する。このような作動が所
定回数繰り返されることにより集積空間部中には、折帳
折目を交互にした所定数の折帳小束が集積され、大判折
帳大束が形成される。
【0024】次に、小判折帳の折帳小束の場合には、折
帳小束は、第1折帳束支持部上に搬入され、大判折帳の
場合と同様にして、先に集積空間部に押上げられて収納
された先行の折帳小束の折帳折目と反対方向になる。係
合手段による第1折帳束支持部と第2折帳束支持部との
係合は、離脱される。従って、昇降手段により第1折帳
束支持部が集積空間部に向って上昇されても、第2折帳
束支持部は上昇しないで残される。
【0025】従って、先行の折帳小束と折帳折目が逆方
向の折帳小束は、第1折帳束支持部に支持されて上昇す
るが、先行の折帳小束を下から支持している折帳束支持
部材の直ぐ下に達すると、折帳束支持部材は、その先端
が後退引込み位置にまで後退し、折帳小束の通過を許す
ので、先行の折帳小束と共に集積されている折帳小束
は、僅かに落下して第1折帳支持部上の折帳小束の上に
載置される。
【0026】そして、第1折帳支持部は、折帳小束の上
に先行の折帳小束及び集積されている折帳小束を載せた
まま、集積空間部中を折帳支持部材より上になるまで更
に上昇する。次いで、折帳支持部材が前進突出し、第1
折帳支持部の下側に入り込み前進突出位置になるのに続
いて、昇降手段が作動して上昇時と同様に第1折帳支持
部は下降する。
【0027】その際、前進突出位置の折帳支持部材を通
過し得る輪郭形状の第1折帳支持部は、前進突出位置の
折帳支持部材を通過するので、折帳小束は、前進突出位
置の折帳支持部材上に残され、先行の折帳小束の下側に
おいて、集積折帳小束共々折帳支持部材で支持される。
そして、折帳小束が搬入される所定位置まで下降した
後、先に回転されている場合は、第1折帳支持部と第2
折帳支持部とは、駆動手段により逆に所定角度回転して
待機位置に復位する。かくして、大判折帳束の場合と同
様にして小判折帳大束が形成される。
【0028】
【実施例】この発明の実施例における印刷機に併設され
た集積装置、即ちスタッカーバンドラーにおいて、印刷
された上搬出されてくる折帳の積集により作成された小
束を更に複数積み重ねて大束を作成するべく、リフター
Lと大束集積手段10とから構成されている大束作成部
Yを、図面に従って説明する。
【0029】先ず、図1に示す第1実施例における大束
作成部Y(図7参照)のリフターLについて説明する。
リフターLにおいて、下降位置にある小束作成部Xの昇
降テーブル3と同一高さに位置するターンテーブル5
は、図4に示すように中間の接続テーブルTと共に昇降
テーブル3と同一平面を形成し、回転自在に配置されて
いるターンテーブル5の円弧外周縁は、接続テーブルT
の円弧内周縁に対向している。
【0030】ターンテーブル5の下方に同心的に回転自
在に配置された偏平円筒体の回転部材6は、図6に示す
ように機枠に回転自在に軸受を介して設けられ、歯車機
構を介してモーターで90度及び180度正逆転される
ようになっており、ターンテーブル5は、図示しない部
材により回転部材6に結合されて支持されている。
【0031】図4に示すようにターンテーブル5の中央
部には、1組の補助プレート21,21及び小サイズプ
レート20が嵌め込まれる形状の開口が形成され、開口
には間隔をあけて対向した1組の補助プレート21,2
1が納まり、更に補助プレート21,21間の中央間隔
域には、小サイズプレート20が貫通して納まるような
っており、ターンテーブル5の開口縁又は回転部材6に
は、下降位置にある補助プレート21,21及び小サイ
ズプレート20がターンテーブル5と同一平面を形成す
るように支持する支持部(図示しない)が設けられてい
る。
【0032】図1、図2及び図3において、小サイズプ
レート20の中心位置、即ちターンテーブル5の中心位
置の下方において、基台(図示しない)に立設された流
体圧シリンダ7のピストン棒の上端は、小サイズプレー
ト20の下端面に固着されたブロック22に適宜の回転
自在の結合手段を介して結合されている。ブロック22
は、図2に示すように上下方向から見て不等辺八角形を
なしており、そのうちの平行な二側面には、溝22aが
形成されている。
【0033】回転部材6の上面には、補助プレート2
1,21に対応してブラケット32,32が立設され、
ブラケット32,32の上端には、回転部材6の直径方
向に対向して流体圧シリンダ30,30が取り付けられ
ており、互に対向して水平方向に進退する各流体圧シリ
ンダ30のピストン棒30aの先端には、後記の補助プ
レート21の係合・把持手段に係合する係合ブロック3
1が取り付けられている。
【0034】補助プレート21,21の各下面には、係
合・把持手段が設けられ、係合・把持手段においては、
各補助プレート21の下面には、回転部材6の直径方向
に対向して四角形のブロック23が固着され、ブロック
23,23の下面には、回転部材6の直径方向に対向し
て上下方向から見てコ字状のブロック24,24が固着
され、一対のコ字状ブロック24,24の下面には、長
方形の基板29が固着されている。基板29には、略長
方形の開口29aが形成されており、開口29aの中心
には、流体圧シリンダ7のピストン棒が貫通している。
【0035】各コ字状ブロック24の内面には、水平方
向に平行に案内棒25,25が植設され、各ブロック2
3と基板29との間に滑動自在に嵌装されると共に案内
棒25,25に挿通された把持爪ブロック27は、案内
棒25,25に案内されて、互に回転部材6の直径方向
に対向して滑動するようになっており、把持爪ブロック
27とコ字状ブロック24との間に嵌装され、案内棒2
5,25に巻装された圧縮コイルばね26は、把持爪ブ
ロック27を前進させ、ブロック22の溝22aに係合
する形状の爪部をブロック22の溝22aに押圧係合さ
せている。
【0036】従って、常時は、ブロック22は、対向し
た把持爪ブロック27により圧縮コイルばね26のばね
力をもって把持されているので、ブロック22とブロッ
ク23とは一体化されている。把持爪ブロック27の下
面から開口29aを通して下方に突出形成され、下方に
開口したフォーク状部28は、上方から流体圧シリンダ
30のピストン棒30aの両側を挟み、係合ブロック3
1に係合され得る。
【0037】ターンテーブル5の上面には、第1側板
8、一対の第2側板9a,9a及び一対のゲート板9
b,9bが設けられ、第1側板8は、接続テーブルTに
向って進退調節可能に接続テーブルTと中心を挟んで反
対側に位置し、第2側板9a,9aは、間隔が変更され
得るように対向進退調節可能に接続テーブルT・昇降テ
ーブル3との配置方向(搬入方向)と垂直方向に中心を
挟んで対向して位置している。
【0038】ゲート板9b,9bは、接続テーブルT・
昇降テーブル3側において第2側板9a,9aと同間隔
に対向し、間隔が第2側板9a,9aと共に対向進退調
節可能に、且つ搬入方向にも位置調節可能に設けられ、
且つ図示しない駆動手段で搬入方向と平行な開放位置と
垂直な閉鎖位置とに回動され得るようになっている。
【0039】図7に示す大束作成部Yの大束集積手段1
0において折帳束が収納され得る周囲を囲い上下方向の
空間を形成した集積空間部60は、結束部Zの台上とタ
ーンテーブル5上との間に架設された支梁部61に吊設
されている。集積空間部60は、結束部Zの台上の位置
とターンテーブル5上の位置との間を支梁部61に沿っ
て往復動され得るようになっている。集積空間部60の
下端には、搬入方向と垂直方向に中心を挟んで対向し、
且つ図示しない駆動手段で対向接離するフォーク爪部1
1,11が設けられている。
【0040】図5に示すように、フォーク爪部11,1
1の輪郭形状は、離隔開放状態にあっては、爪の先端が
折帳の狭幅の通過を許す間隔を保ち、且つ接近閉鎖状態
にあっては、爪が折帳を支持するようになっており、他
方、小サイズプレート20は小判の折帳が載置される大
きさで、その輪郭形状は、0度、正負90度及び180
度回動姿勢において、接近閉鎖状態にあるフォーク爪部
11,11の爪が入る凹欠部及び爪間の谷部に入る突出
部が形成されている。補助プレート21,21は、小サ
イズプレート20の長辺両側に嵌まると共に正負90度
回動姿勢において接近閉鎖状態にあるフォーク爪部1
1,11の爪が入る凹欠部及び爪間の谷部に入る突出部
が形成されている輪郭形状をもち、小サイズプレート2
0と合体して大判の折帳が載置される大きさとなる。
【0041】即ち、接近閉鎖状態にあるフォーク爪部1
1,11の輪郭形状は、0度、正負90度及び180度
回動姿勢の小サイズプレート20の輪郭形状及び正負9
0度回動姿勢の補助プレート21,21の輪郭形状と互
に齟齬状態となり、接近閉鎖状態にあるフォーク爪部1
1,11を補助プレート21,21及び小サイズプレー
ト20が上下方向に通過し得るようになっている。
【0042】上記のリフターLと大束集積手段10とか
ら構成されている大束作成部の作用を説明する。先ず、
輪転機Pから排出される折帳Rは、コンベヤなどの搬送
装置Qによって搬送され、スタッカーバンドラーSの小
束作成部Xの受け板2上に順次放出され、積み重ねられ
る。一定数の折帳Rが積み重ねられると、受け板2が後
退する。すると、その積み重ね分が受取り位置の昇降テ
ーブル3の上に落下し、更に昇降テーブル3上で折帳R
が積み重ねられて小束1を形成する数量に達すると、図
示しないストッパーによって折帳Rの放出が一時停止さ
れると共に、受け板2が前進して次の折帳Rの放出に備
える一方、昇降テーブル3は横送り位置に下降する。
【0043】第2側板9a,9aは、小束1(大判折帳
の小束1a、小判折帳の小束1b)の幅寸法に合わせた
間隔に左右均等にセットされ、ゲート板9b,9bは、
小束1の寸法に合わせた第2側板9a,9aと同様の間
隔位置及び搬入方向位置にセットされており、且つ開放
位置にされている。
【0044】そこで、プッシャー4が前進し、昇降テー
ブル3上の小束1は、接続テーブルT上に押出され、更
に第2側板9a,9a及びゲート板9b,9bに案内さ
れて、同一平面である下降位置、即ち受取り位置にある
ターンテーブル5上に押出され、小束1の先端縁は、第
1側板8に当接する。第1側板8は、先端縁が第1側板
8に当接した場合の小束1がターンテーブル5の中央位
置に位置するようにセットされている。そして、ゲート
板9b,9bは、閉鎖位置に90度回転する。従って、
小束1は、第1側板8、第2側板9a,9a及びゲート
板9b,9bによりターンテーブル5の中央位置で崩れ
ないように四方から保持される。
【0045】そこで、先ず、大判折帳の小束1aの処理
の場合について述べる。搬送装置Qによって搬送され、
ターンテーブル5の中央部、即ち小サイズプレート20
・補助プレート21,21上に搬入された大判折帳の小
束1aは、折目が前方に向き、幅方向の寸法の方が大き
い状態になっている。(図4参照) そこで、回転部材6が、図6に示すような駆動手段で9
0度回転する。その回転方向は、先行の小束1aの折帳
折目とターンテーブル5上の小束1aの折帳折目が反対
方向となるような方向、即ち先行の小束1aを扱った場
合の回転方向と逆の方向である。すると、回転部材6に
結合されているターンテーブル5も一体的に同方向に9
0度回転する。
【0046】そして、補助プレート21も、ブラケット
32、流体圧シリンダ30、ピストン棒30a、フォー
ク状部28、把持爪ブロック27、ブロック24及びブ
ロック23を介して一体的に同方向に90度回転すると
共に、小サイズプレート20も前進位置にある流体圧シ
リンダ30で解放されている把持爪ブロック27が圧縮
コイルばね26のばね力をもってブロック22を把持し
ているので、結合手段を介して流体圧シリンダ7のピス
トン棒には回転自在のブロック22、即ち小サイズプレ
ート20も補助プレート21と一体的に同方向に90度
回転する。
【0047】従って、小サイズプレート20・補助プレ
ート21,21上の小束1aは、折帳折目の向きが先行
の小束1aの折帳折目の向きと逆になるように90度回
転し、折帳折目が横になる狭幅状態になる。(図5
(A)参照) それから、流体圧シリンダ7が作動してピストン棒が上
方に突出し、ブロック22、即ち小サイズプレート20
が上昇する。その際、係合・把持手段でブロック22と
結合したブロック23、即ち補助プレート21も小サイ
ズプレート20と一体的に上昇する。その際、フォーク
状部28は、流体圧シリンダ30のピストン棒30から
上方に離脱する。
【0048】従って、先行の小束1aと折帳折目が逆方
向の小束1aは、小サイズプレート20・補助プレート
21,21に支持されて上昇するが、先行の小束1aを
下から支持しているフォーク爪部11,11の直ぐ下に
達すると、フォーク爪部11,11は、その先端が小束
1aの狭幅以上に離隔するような解放位置にまで後退
し、小束1aの通過を許すので、先行の小束1a,・・
・は、僅かに落下して小サイズプレート20・補助プレ
ート21,21上の小束1aの上に載置される。そし
て、小サイズプレート20・補助プレート21,21
は、小束1aの上に先行の小束1a,・・・を載せたま
ま、集積空間部60中をフォーク爪部11,11より上
になるまで更に上昇する。
【0049】そして、フォーク爪部11,11が対向前
進し、小サイズプレート20・補助プレート21,21
の下側に入り込み閉鎖位置になり、次いで流体圧シリン
ダ7が作動してピストン棒が下方に退縮し、上昇時と同
様に補助プレート21と小サイズプレート20とは一体
となってターンテーブル5と同一平面になるまで下降
し、フォーク状部28は、流体圧シリンダ30のピスト
ン棒30aに上方から係合する。
【0050】その際、閉鎖位置のフォーク爪部11,1
1間を通過し得る輪郭の小サイズプレート20と補助プ
レート21,21とは、閉鎖位置のフォーク爪部11,
11を通過するので、小束1aは、閉鎖位置のフォーク
爪部11,11上に残され、先行の小束1a,・・・の
下側において、先行の小束1a,・・・共々フォーク爪
部11,11で支持される。
【0051】そして、回転部材6が図6に示すような駆
動手段で逆に90度回転して待機位置(図4)に復位す
る。回転部材6に結合されているターンテーブル5及び
補助プレート21,21並びに補助プレート21,21
に結合された小サイズプレート20は、一体的に同方向
に90度回転し、待機位置(図4)に復位する。このよ
うな作動が所定回数繰り返されることにより集積空間部
60中には、折帳折目を交互にした所定数の小束1aが
集積され、大束12が形成される。
【0052】次に、小判折帳の小束1bの処理の場合に
ついて述べる。搬送装置Qによって搬送され、ターンテ
ーブ5の中央部、即ち小サイズプレート20上に搬入さ
れた小判折帳の小束1bは、大判折帳の小束1aが更に
折られ、折目が横方向に向き、幅方向の寸法の方が小さ
い状態になっている。(図5(B)参照)
【0053】そこで、既に大束集積手段10の最下側に
収納されている先行の小束1bの折帳折目と小サイズプ
レート20上の小束1bの折帳折目が逆方向の場合は、
ターンテーブル5の回転は行われないが、先行の小束1
bの折帳折目と小サイズプレート20上の小束1bの折
帳折目が同方向の場合は、ターンテーブル5の180度
回転が行われる。つまり、小束搬入の1回置きにターン
テーブル5の180度回転が行われる。即ち、回転が行
われる場合、回転部材6が図6に示すような駆動手段で
180度回転すると、回転部材6に結合されているター
ンテーブル5も一体的に180度回転する。
【0054】そして、補助プレート21も、ブラケット
32、流体圧シリンダ30、ピストン棒30a、フォー
ク状部28、把持爪ブロック27、ブロック24及びブ
ロック23を介して一体的に180度回転すると共に、
小サイズプレート20も前進位置にある流体圧シリンダ
30で解放されている把持爪ブロック27,27が圧縮
コイルばね26,26のばね力をもってブロック22を
把持しているので、結合手段を介して流体圧シリンダ7
のピストン棒には回転自在のブロック22、即ち小サイ
ズプレート20も補助プレート21と一体的に180度
回転する。従って、小サイズプレート20上の小束1b
は、180度回転して、折帳折目の向きが先行の小束1
bの折帳折目の向きと逆になる。
【0055】ターンテーブル5・補助プレート21・小
サイズプレート20の1回置きの回転の後、前進位置に
ある流体圧シリンダ30を作動して、ピストン棒30a
を退縮させると、係合ブロック31がフォーク状部28
に係合して後退するので、把持爪ブロック27は、圧縮
コイルばね26のばね力に抗して案内棒25,25に案
内されて後退し、ブロック22を解放する。
【0056】次いで、流体圧シリンダ7が作動してピス
トン棒が上方に突出し、ブロック22が上昇する。その
際、把持爪ブロック27はブロック22を解放している
ので、補助プレート21を残して小サイズプレート20
のみが上昇する。従って、先行の小束1bと折帳折目が
逆方向の小束1bは、小サイズプレート20に支持され
て上昇するが、先行の小束1bを下から支持しているフ
ォーク爪部11,11の直ぐ下に達すると、フォーク爪
部11,11は、その先端が小束1bの狭幅以上に離隔
するような解放位置にまで後退し、小束1bの通過を許
すので、先行の小束1b,・・・は、僅かに落下して小
サイズプレート20上の小束1bの上に載置される。そ
して、小サイズプレート20は、小束1bの上に先行の
小束1b,・・・を載せたまま、集積空間部60中をフ
ォーク爪部11,11より上になるまで更に上昇する。
【0057】それから、フォーク爪部11,11が対向
前進し、小サイズプレート20の下側に入り込み閉鎖位
置になり、次いで流体圧シリンダ7が作動してピストン
棒が下方に退縮し、上昇時と同様に小サイズプレート2
0は、補助プレート21・ターンテーブル5と同一平面
になるまで下降する。その際、閉鎖位置のフォーク爪部
11,11間を通過し得る輪郭形状の小サイズプレート
20は、閉鎖位置のフォーク爪部11,11を通過する
ので、小束1bは、閉鎖位置のフォーク爪部11,11
上に残され、先行の小束1b,・・・の下側において、
先行の小束1b,・・・共々フォーク爪部11,11で
支持される。
【0058】そして、後退位置にある流体圧シリンダ3
0を作動して、ピストン棒30aを伸長させると、係合
ブロック31が前進しフォーク状部28が離脱するの
で、把持爪ブロック27は、圧縮コイルばね26のばね
力により案内棒25,25に案内されて前進し、ブロッ
ク22を把持し、小サイズプレート20は、補助プレー
ト21に結合される。
【0059】回転部材6が先に180度回転している場
合には、図6に示すような駆動手段で逆に180度回転
して待機位置(図4)に復位する。回転部材6に結合さ
れているターンテーブル5及び補助プレート21並びに
補助プレート21に結合された小サイズプレート20
は、一体的に同方向に180度回転し、待機位置(図
4)に復位する。このような作動が所定回数繰り返され
ることにより集積空間部60中には、折帳折目を交互に
した所定数の小束1bが集積され、大束12が形成され
る。
【0060】かくして、所定数の大判折帳の小束1a又
は小判折帳の小束1bが集積された大束12を収納した
大束集積手段10の集積空間部60は、支梁部61に沿
って結束部Zの台上に移動し、閉鎖位置のフォーク爪部
11,11が解放位置に後退して大束12は、結束部Z
の台上に載置されてバンド結束され、折帳スタック13
となる。他方、集積空間部60は、元のターンテーブル
5上の位置に戻る。折帳スタック13は、折帳スタック
搬出用搬送装置により機外へ搬出される。
【0061】次に図6に示す第2実施例における大束作
成部Y(図7参照)のリフターLについて述べる。な
お、リフターL以外に関しては、第1実施例と同様であ
る。リフターLにおいて、ターンテーブル5、回転部材
6、補助プレート43,43、小サイズプレート42の
形状及び相対関係は、第1実施例におけるターンテーブ
ル5、回転部材6、補助プレート21,21及び小サイ
ズプレート20の場合と同様である。
【0062】ターンテーブル5の下方に同心的に回転自
在に配置された偏平円筒体の回転部材40は、機枠Fに
回転自在に軸受Jを介して取り付けられ、回転部材40
の外周面に形成された歯車G1は、中間歯車G2を介し
てモーターMに取り付けられた歯車G3に噛み合い、モ
ーターMの制御駆動により90度及び180度正逆転さ
れるようになっており、ターンテーブル5は、図示しな
い部材により回転部材40に結合され支持されている。
【0063】図6において、小サイズプレート42の中
心位置、即ちターンテーブル5の中心位置の下方におい
て、基台Bに流体圧シリンダ41が立設されており、流
体圧シリンダ41のピストン棒は、回転部材6をの中心
を軸線方向に貫通し、その突出上端は、適宜の回転自在
の結合手段を介して小サイズプレート42に結合されて
いる。小サイズプレート42の下面には、流体圧シリン
ダ41のピストン棒を中心にして平行な2本1対の案内
棒44,44が取り付けられており、各案内棒44は、
回転部材6を軸線方向に滑動自在に貫通して下方に伸
び、下端部の周面に係合溝44aが形成されている。
【0064】補助プレート43,43の夫々の下面に
は、平行な2本1対の案内棒45,45が取り付けられ
ており、互に対向する一方の補助プレート43の案内棒
45と他方の補助プレート43の案内棒45とが小サイ
ズプレート42の案内棒44を中心にして平行になって
おり、計4本の案内棒45の夫々は、回転部材6を軸線
方向に滑動自在に貫通して下方に伸び、下端にブラケッ
ト51が取り付けられている。
【0065】各ブラケット51の下端には、案内棒44
に向って流体圧シリンダ50が取り付けられており、互
に対向する一方の補助プレート43の案内棒45と他方
の補助プレート43の案内棒45とにおける1対の流体
圧シリンダ50,50の互に対向して水平方向に進退す
るピストン棒50a,50aの各先端には、後記のフォ
ーク状部材48に係合する係合ブロック49が取り付け
られている。(図6には1対の案内棒44,44及び流
体圧シリンダ50,50のみが示され、他の1対はその
背後にある。)
【0066】各ブラケット51には、更に案内棒44の
係合溝44aに向って進退し得る把持爪部材47が取り
付けられており、把持爪部材47は、圧縮コイルばね4
6により案内棒44の係合溝44aに押圧係合されてい
る。従って、常時は、案内棒44は、対向した把持爪部
材47,47により圧縮コイルばね46,46のばね力
をもって把持されているので、ブラケット51、即ち案
内棒45,45と上下方向に一体化されている。又、ブ
ラケット51には、下方に開口したフォーク状部材48
が取り付けられ、フォーク状部材48は、上方から流体
圧シリンダ50のピストン棒50aの両側を挟み、係合
ブロック49に係合され得る。
【0067】そこで、先ず、大判折帳の小束1aの処理
の場合のリフターLの作用について述べる。第1実施例
と同様にターンテーブル5の中央部、即ち小サイズプレ
ート42・補助プレート43,43上に搬入された大判
折帳の小束1aは、折目が前方に向き、幅方向の寸法の
方が大きい状態になっている。(図4参照)
【0068】そこで、回転部材40がモーターMの駆動
により歯車G3,G2,G1を介して第1実施例と同様
の関係方向に90度回転する。回転部材40に結合され
ているターンテーブル5も一体的に同方向に90度回転
すると共に、小サイズプレート42は、案内棒44,4
4を介して、各補助プレート43は案内棒45,45を
介して回転部材40と一体的に同方向に90度回転す
る。従って、小サイズプレート42・補助プレート4
3,43上の小束1aは、折帳折目の向きが先行の小束
1aの折帳折目の向きと逆になるように90度回転し、
折帳折目が横になる狭幅状態になる。(図5(A)参
照)
【0069】それから、流体圧シリンダ41が作動して
ピストン棒が上方に突出し、小サイズプレート42が上
昇する。その際、回転部材40を滑動する案内棒44、
係合溝44a、把持爪47、ブラケット51及び回転部
材40を滑動する案内棒45を介して補助プレート43
も小サイズプレート42と一体的に上昇する。従って、
先行の小束1aと折帳折目が逆方向の小束1aは、小サ
イズプレート42・補助プレート43,43に支持され
て上昇する。
【0070】そして第1実施例におけるのと同様に集積
空間部60への小束1aの受渡しが行われる。次いで流
体圧シリンダ41が作動してピストン棒が下方に退縮
し、上昇時と同様に小サイズプレート42と補助プレー
ト43,43とは一体となってターンテーブル5と同一
平面になるまで下降する。
【0071】そして、回転部材6が回転部材40がモー
ターMの駆動により歯車G3,G2,G1を介して逆に
90度回転して待機位置(図4)に復位する。回転部材
6に結合されているターンテーブル5は一体的に同方向
に90度回転し、待機位置(図4)に復位すると共に、
小サイズプレート42及び補助プレート43も夫々の案
内棒44,45を介して回転部材6と一体的に同方向に
90度回転し、待機位置(図4)に復位する。このよう
な作動が所定回数繰り返されることにより集積空間部6
0中には、折帳折目を交互にした所定数の小束1aが集
積され、大束12が形成される。
【0072】次に、小判折帳の小束1bの処理の場合に
ついて述べる。ターンテーブル5の中央部、即ち小サイ
ズプレート42上に搬入された小判折帳の小束1bは、
折目が横方向に向き、幅方向の寸法の方が小さい状態に
なっている。(図5(B)参照) 前進位置にある流体圧シリンダ50は作動して、ピスト
ン棒50aを退縮させる。すると係合ブロック49がフ
ォーク状部材48に係合して後退するので、把持爪部材
47は、圧縮コイルばね46のばね力に抗して後退し、
係合溝44aから外れ、案内棒44は解放された状態に
なる。この流体圧シリンダー50の作動は、次に説明す
るターンテーブル5の回転後に行われてもよい。
【0073】そこで、第1実施例と同様に、小束搬入の
1回置きにターンテーブル5の回転が行われる。即ち、
回転部材40がモーターMの駆動により歯車G3,G
2,G1を介して180度回転する。すると、回転部材
40に結合されているターンテーブル5も一体的に18
0度回転する。そして、小サイズプレート42及び補助
プレート43も、大判折帳の小束1bの処理の場合と同
様に回転部材40と一体的に180度回転する。従っ
て、小サイズプレート42上の小束1bは、180度回
転して、折帳折目の向きが先行の小束1bの折帳折目の
向きと逆になる。
【0074】次いで、流体圧シリンダ41が作動してピ
ストン棒が上方に突出し、小サイズプレート42が上昇
する。その際、把持爪部材47は案内棒44を解放して
いるので、案内棒45、即ち補助プレート43を残して
案内棒44、即ち小サイズプレート42のみが上昇す
る。従って、先行の小束1bと折帳折目が逆方向の小束
1bは、小サイズプレート42に支持されて上昇する。
【0075】そして、第1実施例におけるのと同様に集
積空間部60への小束1bの受渡しが行われる。次いで
流体圧シリンダ41が作動してピストン棒が下方に退縮
し、上昇時と同様に小サイズプレート42は、補助プレ
ート43・ターンテーブル5と同一平面になるまで下降
する。
【0076】そして、回転部材6が先に180度回転し
ている場合には、回転部材6がモーターMの駆動により
歯車G3,G2,G1を介して逆に180度回転して待
機位置(図4)に復位する。回転部材6に結合されてい
るターンテーブル5は一体的に同方向に180度回転
し、待機位置(図4)に復位すると共に、小サイズプレ
ート42及び補助プレート43も夫々の案内棒44,4
5を介して回転部材6と一体的に同方向に180度回転
し、待機位置(図4)に復位する。このような作動が所
定回数繰り返されることにより集積空間部60中には、
折帳折目を交互にした所定数の小束1bが集積され、大
束12が形成される。その後の作用は第1実施例と同様
である。
【0077】
【発明の効果】リフターとリフターの上方に設けられた
折帳束集積手段とを備えたこの発明の折帳束集積装置に
おいては、輪転機により搬送されてくる折帳のサイズに
対応して第1折帳束支持部・第2折帳束支持部の合体の
大判用折帳束支持部と第1折帳束支持部のみの小判用折
帳束支持部とが備えられており、大判用折帳支持部と小
判用折帳支持部とを自動選択できるので、折帳のサイズ
が変わる毎に、リフトの折帳束支持部を折帳束の折帳サ
イズに対応して作業者が交換して装着する必要がなくな
り、省人化が図れる。
【0078】又、リフトの折帳束支持部は、内側の第1
折帳束支持部と外側の第2折帳束支持部とから構成さ
れ、小判折帳の場合は第1折帳束支持部が単独で昇降
し、大判折帳の場合は第1折帳束支持部と第2折帳束支
持部とが合体して昇降するようになっているので、第1
折帳束支持部及び第2折帳束支持部には、折帳束集積手
段の折帳束支持部材の突出輪郭形状に対応する夫々独自
の凹欠輪郭形状が形成されておればよい。
【0079】即ち、それらの輪郭形状の凹欠部は、大小
折帳サイズに対して単一の昇降プレートで兼用して回動
して用いる形式における狭幅方向及び広幅方向の2方向
に共通させた凹欠部のように大きくする必要がないの
で、大判の折帳束を第1折帳束支持部・第2折帳束支持
部で支持した場合にも、折帳束の下側の折帳が凹欠部で
垂れ、束全体の荷姿が悪くなり、安定性が損われるよう
なことはない。
【0080】更に、折帳束集積手段の折帳束支持部材の
突出輪郭形状の突出部は、大判の折帳束の場合にも、小
判の折帳束の場合にも、第1折帳束支持部又は第2折帳
束支持部に狭幅方向から入り込んで折帳束を引き取るの
で、突出長さが大きくならない。従って、装置がコンパ
クトになると共に、突出部の厚さを増さなくとも折帳束
に対する支持強度が維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例の折帳束集積装置におけ
るリフター要部の部分断面側面図である。
【図2】図1のII−II線における断面図である。
【図3】図1のIII −III 線における断面図である。
【図4】この発明の第1実施例の折帳束集積装置におけ
るリフターの平面図である。
【図5】この発明の第1実施例の折帳束集積装置におけ
る大束集積手段のフォークとリフターの補助プレート及
び小サイズプレートとの関係図である。
【図6】この発明の第2実施例の折帳束集積装置におけ
るリフター要部の部分断面図である。
【図7】折帳束集積装置を備えたスタッカーバンドラー
の正面図である。
【符号の説明】
L リフター Y 大束作成部 1a,1b 折帳小束 5 ターンテーブ
ル 6 回転部材 7,30,41,
50 流体圧シリンダ 8 第1側板 9a 第2側板 9b ゲート板 10 大束集積手
段 11 フォーク爪部 20,42 小サ
イズプレート 21,43 補助プレート 22,23 ブロ
ック 22a 溝 24 コ字状ブロ
ック 25,44,45 案内棒 26,46 圧縮
コイルばね 27 把持爪ブロック 28 フォーク状
部 29 基板 29a 開口 30a,50a ピストン棒 31,49 係合
ブロック 32,51 ブラケット 44a 係合溝 47 把持爪部材 48 フォーク状
部材 60 集積空間部 61 支梁部 G1,G2,G3 歯車 M モーター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リフターとリフターの上方に設けられた
    折帳束集積手段とを備えた折帳束集積装置において、 リフターは、縦軸線回りに回転自在な中央部の第1折帳
    束支持部と、その外側域に位置し、第1折帳束支持部と
    共に回転自在な第2折帳束支持部と、第1折帳束支持部
    及び第2折帳束支持部を縦軸線回りに所定回動角度を正
    逆転する駆動装置と、第1折帳束支持部と第2折帳束支
    持部とを少なくとも上下方向の移動に対し係合離脱自在
    に係合する係合手段と、第1折帳束支持部を昇降させる
    昇降手段とから構成され、 折帳束集積手段は、複数の折帳束を収納する下方向に抜
    けた集積空間部と、集積空間部の下端部で集積空間部に
    対し進退作動する折帳束支持部材とから構成され、 前記所定回動角度は、先行折帳束の折帳折目と後続折帳
    束の折帳折目とが反対側になる角度であり、折帳束支持
    部材の後退引込み位置は、折帳束支持部材が折帳束の上
    昇通過を許す位置であり、折帳束支持部材の前進突出位
    置は、折帳束支持部材が集積空間部内の折帳束を支持す
    る位置であり、所定回動角度位置の第1折帳束支持部及
    び第2折帳束支持部の凹欠輪郭形状と前進突出位置の折
    帳束支持部材の突出輪郭形状とは互に齟齬状態なり、前
    進突出位置の折帳束支持部材に対して第1折帳束支持部
    及び第2折帳束支持部の昇降通過を許すように形成され
    ていることを特徴とする折帳束集積装置
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JP15826194A Expired - Fee Related JP2596520B2 (ja) 1994-06-17 1994-06-17 折帳束集積装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2311737A1 (en) * 2009-10-13 2011-04-20 Schur Packaging Systems AB Transfer of bundles into a transport unit

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EP2311737A1 (en) * 2009-10-13 2011-04-20 Schur Packaging Systems AB Transfer of bundles into a transport unit

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