JPH08250449A - 半導体装置の接続孔の形成方法 - Google Patents

半導体装置の接続孔の形成方法

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JPH08250449A
JPH08250449A JP4935595A JP4935595A JPH08250449A JP H08250449 A JPH08250449 A JP H08250449A JP 4935595 A JP4935595 A JP 4935595A JP 4935595 A JP4935595 A JP 4935595A JP H08250449 A JPH08250449 A JP H08250449A
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JP
Japan
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insulating film
region
connection hole
forming
substrate
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Application number
JP4935595A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Gocho
哲雄 牛膓
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Formation Of Insulating Films (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、膜厚の異なる絶縁膜に接続孔を形
成する際に下地のオーバエッチングの防止を図る。 【構成】 第1工程で、少なくとも上面側にシリサイド
層14(または高融点金属層)を設けた第1領域12と少な
くとも上面側にシリサイド層15(または高融点金属層)
を設けた第2領域13とを備えた基板11上に、各第1,第
2領域12,13とに対してエッチング選択性を有する第1
絶縁膜16を形成し、次いで第2工程で、第1絶縁膜16上
に第1,第2領域12,13上で膜厚が異なる第2絶縁膜17
を形成する。続いて第3工程で、第1,第2領域12,13
上の第2絶縁膜17に第1,第2上部接続孔18,19を形成
し、さらに第4工程で、第1絶縁膜16に第1上部接続孔
18に連続する第1下部接続孔20を形成し、第2上部接続
孔19に連続する第2下部接続孔21を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の絶縁膜、
例えば層間絶縁膜に設けられる接続孔の形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】高速デバイスに必要な項目の一つとして
配線抵抗の低抵抗化があげられる。その一つには、ゲー
ト電極に用いる多結晶シリコンおよびソース・ドレイン
拡散層をシリサイド化することにより低抵抗化する技術
がある。特にゲート電極上部とソース・ドレイン拡散層
上部を自己整合的にシリサイド化する技術は、サリサイ
ド(SALICIDE)技術と呼ばれている。
【0003】一方、トランジスタ形成後に高温熱処理を
必要としない工程では配線材料として主としてアルミニ
ウム系金属が用いられている。近年は集積度の観点から
配線が多層化しているが、アルミニウム系配線は段差被
覆性が十分に得られないため、配線の断線を防止するた
めに層間絶縁膜の平坦化が必要となっている。また、段
差が大きいリソグラフィー工程での焦点深度余裕が十分
に取れないので、この点からも層間絶縁膜の平坦化が必
要になっている。
【0004】上記サリサイド技術と層間絶縁膜の平坦化
とを組み合わせた場合で、ゲート電極上の層間絶縁膜と
拡散層上の層間絶縁膜とに接続孔を形成する例を、図4
の形成工程図によって説明する。
【0005】図4の(1)に示すように、基板111上
にはゲート絶縁膜112を介してゲート電極113が形
成され、さらにゲート電極113の両側における基板1
11にはソース・ドレイン拡散層114,115が形成
されている。そしてゲート電極113,ソース・ドレイ
ン領域114,115の各上層にはシリサイド層11
6,117,118が形成されている。このような基板
111に層間絶縁膜121を形成する。なお、図では、
素子分離領域およびゲート電極の側壁に形成したサイド
ウォールも示した。
【0006】その後図4の(2)に示すように、リソグ
ラフィー技術とエッチングとによって、ゲート電極11
3上およびソース・ドレイン拡散層114,115上の
層間絶縁膜121に、ゲート電極113およびソース・
ドレイン拡散層114,115に通じる接続孔122,
123,124を形成する。なお、レジストマスクの図
示は省略した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記接
続孔の製造方法では、図5に示すように、層間絶縁膜1
21は、ソース・ドレイン拡散層114,115上の方
がゲート電極113上よりも厚くなっている。そのた
め、ゲート電極113上およびソース・ドレイン拡散層
114,115上の層間絶縁膜121に、同時に接続孔
122,123,124を形成した場合には、先にゲー
ト電極113上に接続孔122が形成される。そして、
接続孔122を形成した後もソース・ドレイン領域11
4,115上に接続孔123,124の形成は続くの
で、このエッチングによって接続孔122の底部が過剰
にエッチングされる。そのため、ゲート電極113の上
部に形成されているシリサイド層116がエッチングさ
れるので、シリサイド層116によるゲート電極113
の低抵抗化の効果が減少する。
【0008】本発明は、下地をエッチングするとなく膜
厚の異なる絶縁膜に接続孔を形成するのに優れた半導体
装置の接続孔の形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた半導体装置の接続孔の形成方法で
ある。すなわち、第1工程で、少なくとも上面側に高融
点金属層またはシリサイド層を設けた第1領域と少なく
とも上面側に高融点金属層またはシリサイド層を設けた
第2領域とを有する基板上に、各第1,第2領域とに対
してエッチング選択性を有する第1絶縁膜を形成する。
次いで第2工程で、第1絶縁膜上に第1,第2領域上で
膜厚が異なるもので第1絶縁膜に対してエッチング選択
性を有する第2絶縁膜を形成する。続いて第3工程で、
第1領域上の第2絶縁膜に第1上部接続孔を形成し、第
2領域上の第2絶縁膜に第2上部接続孔を形成する。さ
らに第4工程で、第1絶縁膜に第1上部接続孔に連続す
る第1下部接続孔を形成するとともに第2上部接続孔に
連続する第2下部接続孔を形成する。
【0010】
【作用】上記半導体装置の接続孔の形成方法では、第1
絶縁膜を設けたことから、第2絶縁膜に接続孔を形成す
る際には第1絶縁膜に対してエッチング選択性を有する
第2絶縁膜のエッチングは第1絶縁膜上で停止される。
そのため、第1,第2領域上に第2絶縁膜の膜厚が異な
っている場合でも第1絶縁膜上でエッチングは停止され
る。続いて第1絶縁膜をエッチングして、第1上部接続
孔に連続する第1下部接続孔を形成するとともに第2上
部接続孔に連続する第2下部接続孔を形成する。このと
き、第1,第2領域に対して第1絶縁膜がエッチング選
択性を有するため、第1,第2領域がほとんどエッチン
グされることなく第1絶縁膜はエッチングされる。その
ため、第1,第2領域がほとんどエッチングされること
なく第1,第2下部接続孔が形成される。
【0011】
【実施例】本発明の第1実施例を図1の形成工程図によ
って説明する。
【0012】図1の(1)に示すように、基板11に
は、第1領域12と第2領域13とが設けられている。
この第1領域12は、例えば基板11上に形成された配
線であり、その上面側にはシリサイド層14が形成され
てる。このシリサイド層14は高融点金属層であっても
よい。また第2領域13は、例えば基板11上に形成さ
れた拡散層であり、その上面側にはシリサイド層15が
形成されている。このシリサイド層15は高融点金属層
であってもよい。
【0013】まず第1工程では、例えば低圧化学的気相
成長(以下、LPCVDという)法によって、上記基板
11上に、第1,第2領域12,13を覆う状態にし
て、第1,第2領域12,13とに対してエッチング選
択性(例えば選択比が3〜5程度以上)を有する第1絶
縁膜16を形成する。この第1絶縁膜16は、例えば窒
化シリコン膜で形成することが可能である。なお窒化シ
リコンに対する高融点金属またはシリサイドのエッチン
グ選択比は10程度となる。
【0014】また上記LPCVD法では、装置として例
えば、一般のLPCVD装置を用いた。反応気体には、
一例として流量が50sccmのジクロルシラン(Si
2Cl2 ),流量が200sccmのアンモニア(N
3 )および流量が2000sccmの窒素(N2 )を
用いた。また反応雰囲気の圧力を例えば70Pa、基板
温度を例えば760℃に設定した。または、LPCVD
の代わりにプラズマ化学的気相成長(以下プラズマCV
Dという)法を用いてもよい。プラズマCVD法による
成膜では、成膜装置として例えば、一般の平行平板型の
枚葉式プラズマCVD装置を用い、反応気体には、一例
として流量が50sccmのモノシラン(SiH4 ),
流量が200sccmのアンモニア(NH3 )および流
量が2000sccmの窒素(N2 )を用いる。また反
応雰囲気の圧力を例えば600Pa、基板温度を例えば
360℃に設定する。
【0015】次いで図1の(2)に示す第2工程を行
う。この工程では、常圧化学的気相成長(以下、常圧C
VDという)法によって、上記第1絶縁膜16上にこの
第1絶縁膜16に対してエッチング選択性(例えば選択
比が3〜5程度以上)を有する第2絶縁膜17を形成す
る。この第2絶縁膜17は、例えばリンシリケートガラ
ス(以下、PSGという)からなりその表面が平坦化さ
れるように形成される。また、第1領域12の方が第2
領域13よりも高く形成されている。したがって、第1
領域12上の第2絶縁膜17の膜厚より第2領域13上
の第2絶縁膜17の膜厚の方が厚くなる。
【0016】続いて図1の(3)に示す第3工程を行
う。この工程では、リソグラフィー技術(レジスト塗
布、露光、現像、ベーキング等)により、第2絶縁膜1
7上にレジストマスク31を形成し、第1,第2領域1
2,13の上方に開口部32,33を形成する。その
後、例えば反応性イオンエッチング(以下、RIEとい
う)によって、上記第2絶縁膜16が露出するまで第2
絶縁膜17をエッチングする。そして、第1領域12上
の第2絶縁膜17に第1上部接続孔18を形成するとと
もに第2領域13上の第2絶縁膜17に第2上部接続孔
19を形成する。
【0017】上記RIEでは、エッチング装置として例
えば、一般の枚葉式マグネトロンRIE装置を用いた。
エッチング気体には、例えば流量が8sccmのオクタ
フルオロシクロブタン(C4 8 )および流量が60s
ccmの一酸化炭素(CO)を用いた。また搬送気体に
は、例えば流量が200sccmのアルゴン(Ar)を
用いた。さらにエッチング雰囲気の圧力を例えば5.3
Pa、高周波電力を例えば1.6kW、基板温度として
サセプタの温度を例えば30℃に設定した。
【0018】その後図1の(4)に示す第4工程を行
う。この工程では、例えばRIEによって、第1絶縁膜
16に、第1上部接続孔18に連続して第1下部接続孔
20を形成するとともに第2上部接続孔19に連続して
第2下部接続孔21を形成する。このようにして、第1
上部接続孔18と第1下部接続孔20とで第1接続孔2
2を形成し、第2上部接続孔19と第2下部接続孔21
とで第2接続孔23を形成する。
【0019】このRIEでは、上記シリサイド層14お
よびシリサイド層15が例えばチタンシリサイドで形成
されている場合には、エッチング装置として例えば、一
般の枚葉式マグネトロンRIE装置を用いた。エッチン
グ気体には、例えば流量が30sccmのオクタフルオ
ロシクロブタン(C4 8 )および流量が170scc
mの一酸化炭素(CO)を用いた。またエッチング雰囲
気の圧力を例えば5.3Pa、高周波電力を例えば1.
0kW、基板温度としてサセプタの温度を例えば30℃
に設定した。
【0020】その後、酸素プラズマアッシングまたは剥
離液を用いたウェット処理によって、上記RIEで用い
たエッチングマスク31を除去する。
【0021】上記半導体装置の接続孔の形成方法では、
第1絶縁膜16を形成し、その上面にこの第1絶縁膜1
6に対してエッチング選択性を有する第2絶縁膜17を
形成した。そのことから、第1,第2領域12,13上
の第2絶縁膜17の膜厚が異なっている場合でも、第2
絶縁膜17をエッチングして第1,第2上部接続孔1
8,19を形成した際には第1絶縁膜16上でそのエッ
チングは停止される。続いて第1,第2領域12,13
に対してエッチング選択性を有する第1絶縁膜16をエ
ッチングしたことから、第1,第2領域12,13はほ
とんどエッチングされることなく第1,第2下部接続孔
20,21が形成される。したがって、第1,第2領域
12,13をほとんどエッチングすることなく第1,第
2接続孔22,23は形成される。
【0022】また上記第1実施例では、上記第1領域1
2は配線でなくてもよい。例えば電極であってもよく、
または基板11に形成された拡散層であってもよい。ま
た上記第2領域13は拡散層でなくてもよい。例えば配
線または電極であってもよい。さらに上記第1実施例で
は、第1絶縁膜16を窒化シリコン、第2絶縁膜17を
PSGで形成した一例で説明したが、これらの材料に限
定されることはなく、下地に対してエッチング選択性を
有する材料であればよい。また第2絶縁膜17を平坦化
膜として説明したが、第1,第2領域12,13上の第
2絶縁膜17の膜厚が異なるものであれば、上記第2絶
縁膜17は平坦化膜でなくてもよい。また第2絶縁膜1
7は複数の絶縁膜を積層した構造であっても差し支えは
ない。なお、第1,第2領域12,13上の第2絶縁膜
17の膜厚がほぼ同等であっても、本発明の形成方法は
適用できる。
【0023】上記接続孔の形成方法に係わる半導体装置
への具体的な適用例を、図2の形成工程図によって以下
に説明する。図では、一例として、金属−絶縁膜−半導
体(以下、MISという)トランジスタを示す。
【0024】図2の(1)に示すように、シリコン基板
51(上記図1の基板11に相当)上はゲート絶縁膜5
2を介してゲート電極53(上記図1の第1領域12に
相当)が形成されている。このゲート電極53は、いわ
ゆるポリサイド構造を成していて、下層が多結晶シリコ
ン層54からなり、上層が例えばチタンシリサイド層5
5からなる。またゲート電極53の両側におけるシリコ
ン基板51の上層にはソース・ドレイン領域56,57
(図1の第2領域13に相当)が設けられている。この
ソース・ドレイン領域56,57の上層にもチタンシリ
サイド層58,59が形成されている。すなわち、上記
構成のMISトランジスタ50はサリサイド構造を成し
ている。なお、図では、素子分離領域およびゲート電極
53の側壁に設けたサイドウォールも図示した。
【0025】まず第1工程では、例えばLPCVD法ま
たはプラズマCVD法によって、上記ゲート電極53を
覆う状態にしてシリコン基板51上に、上記チタンシリ
サイド層55,58,59に対してエッチング選択性
(例えば選択比が3〜5程度以上)を有する第1絶縁膜
16を形成する。この第1絶縁膜16は、例えば窒化シ
リコン膜で形成する。上記LPCVD法またはプラズマ
CVD法では、上記図1によって説明したのと同様の条
件にて窒化シリコン膜の成膜を行う。
【0026】次いで図2の(2)に示す第2工程を行
う。この工程では、常圧CVD法によって、上記第1絶
縁膜16上にこの第1絶縁膜16に対してエッチング選
択性(例えば選択比が3〜5程度以上)を有する第2絶
縁膜17を形成する。この第2絶縁膜17は、例えばリ
ンシリケートガラス(以下PSGという)からなり、そ
の表面が平坦化されるように形成される。そのため、ゲ
ート電極53上とソース・ドレイン領域56,57上と
では第2絶縁膜17の膜厚が異なる。ここでは、ゲート
電極53上の第2絶縁膜17よりソース・ドレイン領域
56,57上の第2絶縁膜17の方が膜厚は厚くなる。
【0027】続いて図2の(3)に示す第3工程で、リ
ソグラフィー技術(レジスト塗布、露光、現像、ベーキ
ング等)によって、エッチングマスク60を形成し、続
いてRIEによって、上記第2絶縁膜16が露出するま
で第2絶縁膜17をエッチングする。そして、ゲート電
極53上の第2絶縁膜17に第1上部接続孔61を形成
するとともにソース・ドレイン領域56,57上の第2
絶縁膜17に第2上部接続孔62,63を形成する。こ
のRIEでは、上記図1によって説明したのと同様の条
件にてエッチングを行う。
【0028】その後図2の(4)に示す第4工程で、R
IEによって、第1絶縁膜16に第1上部接続孔61に
連続して第1下部接続孔64を形成するとともに第2上
部接続孔62,63に連続して第2下部接続孔65,6
6を形成する。このようにして、第1上部接続孔61と
第1下部接続孔64とでゲート電極53に通じる第1接
続孔67を形成し、第2上部接続孔62,63と第2下
部接続孔65,66とでソース・ドレイン領域56,5
7に通じる第2接続孔68,69を形成する。このRI
Eでは、上記図1によって説明したのと同様の条件にて
エッチングを行う。
【0029】その後、酸素プラズマアッシングまたは剥
離液を用いたウェット処理によって、上記RIEで用い
たエッチングマスク60を除去する。
【0030】このように、ゲート電極53のチタンシリ
サイド層55およびソース・ドレイン領域56,57の
チタンシリサイド層58,59をほとんどエッチングす
ることなく接続孔67,68,69を形成することがで
きるので、チタンシリサイド層55,58,59による
低抵抗化の効果が減少することはない。したがって、サ
リサイド構造のMISトランジスタを搭載したスタティ
ックRAM〔SRAM(Static Random Access Memory
)〕やASIC(Application Specific Integrated C
ircuit )等の半導体装置では、動作速度が低下するこ
となく高速動作が確保される。
【0031】次に第2実施例を図3の形成工程図によっ
て説明する。また、上記図1で説明したのと同様の構成
部品には同一の符号を付す。
【0032】図3の(1)に示すように、段差を有する
基板71の段差上部71Uに第1領域12が形成され、
段差下部71Bに第2領域13が形成されている。この
第1領域12は、基板71上に形成された例えば配線で
あり、その上面側にはシリサイド層14が形成されて
る。このシリサイド層14は高融点金属層であってもよ
い。また第2領域13は、基板71に形成された例えば
拡散層であり、その上面側にはシリサイド層15が形成
されてる。このシリサイド層15は高融点金属層であっ
てもよい。
【0033】上記図1で説明したのと同様にして、第1
工程で、上記基板71上に、第1,第2領域12,13
を覆う状態にして、第1,第2領域12,13とに対し
てエッチング選択性(例えば選択比が3〜5程度以上)
を有する第1絶縁膜16を形成する。
【0034】次いで第2工程で、第1絶縁膜16上にこ
の第1絶縁膜16に対してエッチング選択性(例えば選
択比が3〜5程度以上)を有する第2絶縁膜17を形成
する。ここでは、例えばリンシリケートガラス(以下P
SGという)を用い、表面をほぼ平坦に形成する。ま
た、第1領域12の方が第2領域13よりも高くなって
いる。したがって、第1領域12上に第2絶縁膜17の
膜厚より第2領域13上に第2絶縁膜17の膜厚の方が
厚くなる。
【0035】続いて図3の(2)に示す第3工程で、リ
ソグラフィー技術と例えばRIEとによって、上記第1
絶縁膜16が露出するまで第2絶縁膜17をエッチング
する。そして、第1領域12上の第2絶縁膜17に第1
上部接続孔18を形成するとともに第2領域13上の第
2絶縁膜17に第2上部接続孔19を形成する。このと
き、第2絶縁膜17は第1絶縁膜16に対してエッチン
グ選択性を有しているので、第1絶縁膜16上でこのエ
ッチングは停止される。なお、図面ではレジストマスク
の図示は省略した。
【0036】その後図3の(3)に示す第4工程で、R
IEによって、第1絶縁膜16に第1上部接続孔18に
連続して第1下部接続孔20を形成するとともに第2上
部接続孔19に連続して第2下部接続孔21を形成す
る。このようにして、第1上部接続孔18と第1下部接
続孔20とで第1接続孔22を形成し、第2上部接続孔
19と第2下部接続孔21とで第2接続孔23を形成す
る。このとき、第1絶縁膜16は第1,第2領域12,
13に対してエッチング選択性を有しているので、第
1,第2領域12,13上でこのエッチングは停止され
る。
【0037】上記図3によって説明した接続孔の形成方
法では、上記図1によって説明した接続孔の形成方法と
同様に、第1,第2領域12,13をほとんどエッチン
グすることなく第1,第2接続孔22,23が形成され
る。
【0038】また上記第2実施例では、上記第1領域1
2は配線でなくてもよい。例えば電極であってもよく、
または基板71に形成された拡散層であってもよい。ま
た上記第2領域13は拡散層でなくてもよい。例えば配
線または電極であってもよい。さらに上記第2実施例で
は、第1絶縁膜16を窒化シリコン、第2絶縁膜17を
PSGで形成した一例で説明したが、これらの材料に限
定されることはなく、下地に対してエッチング選択性を
有する材料であればよい。また第2絶縁膜17を平坦化
膜として説明したが、第1,第2領域12,13上の第
2絶縁膜17の膜厚が異なるものであれば、上記第2絶
縁膜17は平坦化膜でなくてもよい。また第2絶縁膜1
7は複数の絶縁膜を積層した構造であっても差し支えは
ない。なお、第1,第2領域12,13上の第2絶縁膜
17の膜厚がほぼ同等であっても、本発明の形成方法は
適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
下地となる第1,第2領域に対してエッチング選択性を
有する第1絶縁膜を設けたので、第2絶縁膜に接続孔を
形成する際に、第2絶縁膜のエッチングを第1絶縁膜で
停止することができるとともに、第1,第2領域をほと
んどエッチングすることなく第1絶縁膜をエッチングし
て第1,第2接続孔を形成することができる。よって、
第1,第2領域の下地層の厚さが確保され、半導体装置
の性能の悪化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の形成工程図である。
【図2】第1実施例の具体的適用例の形成工程図であ
る。
【図3】第2実施例の形成工程図である。
【図4】従来例の形成工程図である。
【図5】課題の説明図である。
【符号の説明】
11 基板 12 第1領域 13 第2領域 14 シリサイ
ド層 15 シリサイド層 16 第1絶縁
膜 17 第2絶縁膜 18 第1上部
接続孔 19 第2上部接続孔 20 第1下部
接続孔 21 第2下部接続孔 22 第1接続
孔 23 第2接続孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/768 H01L 21/90 D 29/78 29/78 301P 21/336

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上面側に高融点金属層または
    シリサイド層を設けた第1領域と少なくとも上面側に高
    融点金属層またはシリサイド層を設けた第2領域とを設
    けた基板上に、該第1領域と該第2領域とに対してエッ
    チング選択性を有する第1絶縁膜を形成する第1工程
    と、 前記第1絶縁膜上に、前記第1領域上と前記第2領域上
    とで膜厚が異なるもので該第1絶縁膜に対してエッチン
    グ選択性を有する第2絶縁膜を形成する第2工程と、 前記第1領域上の前記第2絶縁膜に第1上部接続孔を形
    成するとともに前記第2領域上の前記第2絶縁膜に第2
    上部接続孔を形成する第3工程と、 前記第1絶縁膜に前記第1上部接続孔に連続して第1下
    部接続孔を形成するとともに該第1絶縁膜に前記第2上
    部接続孔に連続して第2下部接続孔を形成する第4工程
    とを備えたことを特徴とする半導体装置の接続孔の形成
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置の接続孔の形
    成方法において、 前記第1領域は前記基板に形成された配線,電極または
    拡散層であり、前記第2領域は前記基板に形成された配
    線,電極または拡散層であること特徴とする半導体装置
    の接続孔の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の半導体装置の接続孔の形
    成方法において、 前記第1領域は前記基板の段差上部に形成されたもので
    あり、前記第2領域は前記基板の段差下部に形成された
    ものであること特徴とする半導体装置の接続孔の形成方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置の接続孔の形
    成方法において、 前記第1領域は前記基板の段差上部に形成された配線,
    電極または拡散層であり、前記第2領域は前記基板の段
    差下部に形成された配線,電極または拡散層であること
    特徴とする半導体装置の接続孔の形成方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH11145474A (ja) * 1997-08-16 1999-05-28 Samsung Electron Co Ltd 半導体装置のゲート電極形成方法
US6967408B1 (en) 1997-04-30 2005-11-22 Micron Technology, Inc. Gate stack structure
US7052989B2 (en) 2000-02-23 2006-05-30 Sanyo Electric Co., Ltd. Semiconductor device having opening and method of fabricating the same
US7541288B2 (en) 2007-03-08 2009-06-02 Samsung Electronics Co., Ltd. Methods of forming integrated circuit structures using insulator deposition and insulator gap filling techniques

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