JPH08249555A - 防犯制御装置 - Google Patents
防犯制御装置Info
- Publication number
- JPH08249555A JPH08249555A JP7055693A JP5569395A JPH08249555A JP H08249555 A JPH08249555 A JP H08249555A JP 7055693 A JP7055693 A JP 7055693A JP 5569395 A JP5569395 A JP 5569395A JP H08249555 A JPH08249555 A JP H08249555A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abnormality monitoring
- control device
- crime prevention
- abnormality
- vibration
- Prior art date
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- Granted
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- Alarm Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】防犯制御装置において、安全性に関する機能を
充実して信頼性を高めること。 【構成】振動または温度の検出手段2,3からの出力に
基づいて異常の有無を判別するとともに判別結果に応じ
て警報動作の要否を決定する異常監視手段24と、人的
操作手段17,20からの出力に応答する人的操作応答
手段24とを有する防犯制御装置1であって、人的操作
応答手段24の動作が開始されたとき異常監視手段24
の動作を停止させる対処手段24と、対処手段24によ
り異常監視手段24の動作が停止された場合に時間管理
により異常監視手段24の動作を再開させる管理手段2
4とを含む。これにより、人的操作手段17,20の設
定操作をユーザーのうっかりミスで長時間にわたって放
置されても人的操作なしに異常監視手段24の動作を再
開できるようになる。
充実して信頼性を高めること。 【構成】振動または温度の検出手段2,3からの出力に
基づいて異常の有無を判別するとともに判別結果に応じ
て警報動作の要否を決定する異常監視手段24と、人的
操作手段17,20からの出力に応答する人的操作応答
手段24とを有する防犯制御装置1であって、人的操作
応答手段24の動作が開始されたとき異常監視手段24
の動作を停止させる対処手段24と、対処手段24によ
り異常監視手段24の動作が停止された場合に時間管理
により異常監視手段24の動作を再開させる管理手段2
4とを含む。これにより、人的操作手段17,20の設
定操作をユーザーのうっかりミスで長時間にわたって放
置されても人的操作なしに異常監視手段24の動作を再
開できるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばATMやCDの
保護チェストなどに内蔵される防犯制御装置に関する。
保護チェストなどに内蔵される防犯制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の防犯制御装置には、ド
リルやハンマー等による破壊工作が行われた場合などの
異常振動を検出する振動センサや、バーナ等による焼き
切りの破壊工作が行われた場合などの異常温度を検出す
る温度スイッチが接続されていて、これらのセンサやス
イッチによって異常を検知したときには、電話回線や警
報器に警報出力を与えるようになっている。なお、防犯
制御装置には、振動による感度をユーザーが任意のレベ
ルに調整するための振動レベル設定スイッチも接続され
ている。
リルやハンマー等による破壊工作が行われた場合などの
異常振動を検出する振動センサや、バーナ等による焼き
切りの破壊工作が行われた場合などの異常温度を検出す
る温度スイッチが接続されていて、これらのセンサやス
イッチによって異常を検知したときには、電話回線や警
報器に警報出力を与えるようになっている。なお、防犯
制御装置には、振動による感度をユーザーが任意のレベ
ルに調整するための振動レベル設定スイッチも接続され
ている。
【0003】また、この防犯制御装置には、それが内蔵
される保護チェストの雰囲気温度を検出する温度センサ
なども接続されていて、この温度センサの検出出力とユ
ーザーにより設定される設定値との対比結果に基づいて
保護チェストの雰囲気温度を調整する冷却ファンを制御
するようになっている。なお、冷却ファン制御は、24
時間継続して行わせるようにしてもよいし、また、AT
MやCDの営業時間帯(例えば1日のうちの9時から2
0時など)の間だけ行わせるようにしてもよい。このよ
うなことから、防犯制御装置には、前記時間帯をユーザ
ーが任意に設定するための時刻設定スイッチが接続され
ているとともに、冷却ファンによる制御温度もユーザー
が任意に設定するための冷却ファン温度設定スイッチが
接続されている。
される保護チェストの雰囲気温度を検出する温度センサ
なども接続されていて、この温度センサの検出出力とユ
ーザーにより設定される設定値との対比結果に基づいて
保護チェストの雰囲気温度を調整する冷却ファンを制御
するようになっている。なお、冷却ファン制御は、24
時間継続して行わせるようにしてもよいし、また、AT
MやCDの営業時間帯(例えば1日のうちの9時から2
0時など)の間だけ行わせるようにしてもよい。このよ
うなことから、防犯制御装置には、前記時間帯をユーザ
ーが任意に設定するための時刻設定スイッチが接続され
ているとともに、冷却ファンによる制御温度もユーザー
が任意に設定するための冷却ファン温度設定スイッチが
接続されている。
【0004】そして、従来の防犯制御装置は、ユーザー
が前述の時刻設定を行うとき、前述の異常監視動作を自
動的に停止するようになっているが、ユーザーによる時
刻設定が終了して、ユーザーからの完了操作を受け付け
ると、異常監視動作を再開するようになっている。
が前述の時刻設定を行うとき、前述の異常監視動作を自
動的に停止するようになっているが、ユーザーによる時
刻設定が終了して、ユーザーからの完了操作を受け付け
ると、異常監視動作を再開するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来例で
は、ユーザーが時刻設定を中断して放置すると、そのま
まの状態が維持されるため、前記設定のために停止させ
た異常監視動作が以降も停止されたままになってしま
い、異常が発生しても警報動作を行えなくなる。
は、ユーザーが時刻設定を中断して放置すると、そのま
まの状態が維持されるため、前記設定のために停止させ
た異常監視動作が以降も停止されたままになってしま
い、異常が発生しても警報動作を行えなくなる。
【0006】また、前述の各種のセンサやスイッチのメ
ンテナンスのために、それらを収納する保護チェストの
ドアを開閉するとき、振動や衝撃が発生すると、それに
よって振動センサが動作する可能性を秘めている。この
ような本来の振動とは別の振動によって警報を発した場
合、それが間違いであることを確認して説明する必要が
あるなど、後々の対処が面倒となる。そのため、前述の
ドアの開閉動作は慎重に行う必要があるなど、メンテナ
ンス作業の効率低下にもつながる。また、このような開
閉注意だけでは万一の警報発令を確実に回避することは
できない。
ンテナンスのために、それらを収納する保護チェストの
ドアを開閉するとき、振動や衝撃が発生すると、それに
よって振動センサが動作する可能性を秘めている。この
ような本来の振動とは別の振動によって警報を発した場
合、それが間違いであることを確認して説明する必要が
あるなど、後々の対処が面倒となる。そのため、前述の
ドアの開閉動作は慎重に行う必要があるなど、メンテナ
ンス作業の効率低下にもつながる。また、このような開
閉注意だけでは万一の警報発令を確実に回避することは
できない。
【0007】さらに、防犯制御装置への作動電源の供給
が万一でも遮断されると、異常監視動作が行えなくなっ
てしまう。従来では、このような電源遮断に対する対策
が何ら施されていないので、装置の信頼性が低いと言え
る。
が万一でも遮断されると、異常監視動作が行えなくなっ
てしまう。従来では、このような電源遮断に対する対策
が何ら施されていないので、装置の信頼性が低いと言え
る。
【0008】以上のように、従来の防犯制御装置は、安
全性に関する機能が不十分であって信頼性が低いと言
え、ここに改良の余地がある。
全性に関する機能が不十分であって信頼性が低いと言
え、ここに改良の余地がある。
【0009】したがって、本発明の目的は、防犯制御装
置において、安全性に関する機能を充実して信頼性を高
めることである。
置において、安全性に関する機能を充実して信頼性を高
めることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の防犯制御
装置は、振動または温度の検出手段からの出力に基づい
て異常の有無を判別するとともに判別結果に応じて警報
動作の要否を決定する異常監視手段と、人的操作手段か
らの出力に応答する人的操作応答手段とを有するもの
で、人的操作応答手段の動作が開始されたとき異常監視
手段の動作を停止させる対処手段と、対処手段により異
常監視手段の動作が停止された場合に時間管理により異
常監視手段の動作を再開させる管理手段とを含む。
装置は、振動または温度の検出手段からの出力に基づい
て異常の有無を判別するとともに判別結果に応じて警報
動作の要否を決定する異常監視手段と、人的操作手段か
らの出力に応答する人的操作応答手段とを有するもの
で、人的操作応答手段の動作が開始されたとき異常監視
手段の動作を停止させる対処手段と、対処手段により異
常監視手段の動作が停止された場合に時間管理により異
常監視手段の動作を再開させる管理手段とを含む。
【0011】なお、前述の管理手段は、人的操作応答手
段の動作が中断されたときにこの中断時点からの経過時
間に基づいて異常監視手段の動作を再開させる構成とす
ることができる。また、前述の管理手段は、対処手段に
より異常監視手段の動作が停止されたときにこの停止時
点からの経過時間に基づいて異常監視手段の動作を再開
させる構成とすることができる。
段の動作が中断されたときにこの中断時点からの経過時
間に基づいて異常監視手段の動作を再開させる構成とす
ることができる。また、前述の管理手段は、対処手段に
より異常監視手段の動作が停止されたときにこの停止時
点からの経過時間に基づいて異常監視手段の動作を再開
させる構成とすることができる。
【0012】本発明の第2の防犯制御装置は、ドア付き
のケースに内蔵され、かつ、振動検出手段からの出力に
基づいて異常の有無を判別するとともに判別結果に応じ
て警報動作の要否を決定する異常監視手段を有するもの
で、ケースのドアが開放されると異常監視手段の動作を
停止させる一方で、ドアが閉止されると異常監視手段の
動作を再開させる管理手段を含む。
のケースに内蔵され、かつ、振動検出手段からの出力に
基づいて異常の有無を判別するとともに判別結果に応じ
て警報動作の要否を決定する異常監視手段を有するもの
で、ケースのドアが開放されると異常監視手段の動作を
停止させる一方で、ドアが閉止されると異常監視手段の
動作を再開させる管理手段を含む。
【0013】本発明の第3の防犯制御装置は、振動また
は温度の検出手段からの出力に基づいて異常の有無を判
別するとともに判別結果に応じて警報動作の要否を決定
する異常監視手段を有するもので、作動電源の供給が遮
断されたとき、警報動作を行う管理手段を含む。
は温度の検出手段からの出力に基づいて異常の有無を判
別するとともに判別結果に応じて警報動作の要否を決定
する異常監視手段を有するもので、作動電源の供給が遮
断されたとき、警報動作を行う管理手段を含む。
【0014】
【作用】第1の防犯制御装置では、人的操作応答手段の
動作開始に伴い異常監視手段の動作を停止させることは
従来と同様であるけれども、この異常監視手段の動作を
停止させた状態において、人的操作応答手段の動作が中
断されて放置されたときには、時間管理によって異常監
視手段の動作を自動再開させるようにしている。これに
より、ユーザーのうっかりミスが発生しても異常監視手
段の動作を継続できるようになる。
動作開始に伴い異常監視手段の動作を停止させることは
従来と同様であるけれども、この異常監視手段の動作を
停止させた状態において、人的操作応答手段の動作が中
断されて放置されたときには、時間管理によって異常監
視手段の動作を自動再開させるようにしている。これに
より、ユーザーのうっかりミスが発生しても異常監視手
段の動作を継続できるようになる。
【0015】第2の防犯制御装置では、異常監視手段の
動作をケースのドアの開閉動作に応じて停止させたり再
開させたりできるようにしている。これにより、ドアの
開閉動作時に振動や衝撃が発生したときでも、振動検出
手段が動作して異常監視手段が警報動作することを未然
に回避できる。
動作をケースのドアの開閉動作に応じて停止させたり再
開させたりできるようにしている。これにより、ドアの
開閉動作時に振動や衝撃が発生したときでも、振動検出
手段が動作して異常監視手段が警報動作することを未然
に回避できる。
【0016】第3の防犯制御装置では、作動電源の供給
が遮断されたときに異常監視手段の動作を停止させるこ
とは従来と同様であるけれども、作動電源の供給が遮断
されたときには異常監視手段の動作とは別個に前記電源
遮断異常に関する警報動作を行えるようにしている。こ
れにより、作動電源の供給が遮断されて異常監視手段の
動作が停止するにもかかわらず、警報動作を行うことが
できる。
が遮断されたときに異常監視手段の動作を停止させるこ
とは従来と同様であるけれども、作動電源の供給が遮断
されたときには異常監視手段の動作とは別個に前記電源
遮断異常に関する警報動作を行えるようにしている。こ
れにより、作動電源の供給が遮断されて異常監視手段の
動作が停止するにもかかわらず、警報動作を行うことが
できる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の詳細を図1ないし図7に示す
実施例に基づいて説明する。ここでは、ATMやCDの
盗難を防止するための防犯システムを例に挙げている。
実施例に基づいて説明する。ここでは、ATMやCDの
盗難を防止するための防犯システムを例に挙げている。
【0018】図1ないし図7は本発明の一実施例にかか
り、図1は、防犯システムのブロック図、図2は、防犯
制御装置の外観を示す正面図、図3は、防犯制御装置の
外観を示す一部切欠きの正面図、図4は、防犯制御装置
の端子の接続配置を示す図、図5は、保護チェストの外
観を示す斜視図、図6は、ドアスイッチを示す正面図、
図7は、警報リレーや冷却ファンリレーの駆動回路を示
す図である。
り、図1は、防犯システムのブロック図、図2は、防犯
制御装置の外観を示す正面図、図3は、防犯制御装置の
外観を示す一部切欠きの正面図、図4は、防犯制御装置
の端子の接続配置を示す図、図5は、保護チェストの外
観を示す斜視図、図6は、ドアスイッチを示す正面図、
図7は、警報リレーや冷却ファンリレーの駆動回路を示
す図である。
【0019】図中、1は防犯制御装置であり、この防犯
制御装置1は、それに接続される振動センサ2、温度ス
イッチ3および温度センサ4とともに、ATMやCDの
保護チェスト5に内装される。
制御装置1は、それに接続される振動センサ2、温度ス
イッチ3および温度センサ4とともに、ATMやCDの
保護チェスト5に内装される。
【0020】振動センサ2は、ドリルやハンマー等によ
る破壊工作が行われた場合の異常な振動を検出する。温
度スイッチ3は、バーナ等による焼き切りの破壊工作が
行われた場合の異常温度を検知する。温度センサ4は、
保護チェスト5の内部温度を検出する。保護チェスト5
は、図5に示すように、錠52付きの開閉ドア51が設
けられているとともに、他の壁面には外部の冷却ファン
6に接続される一対の通風口(図示省略)が設けられて
いる。この保護チェスト5の内部の雰囲気温度つまり内
部に装着される防犯制御装置1、振動センサ2および温
度スイッチ3の周辺の雰囲気温度は、前記通気口および
冷却ファン6を介して調整されるようになっている。ま
た、防犯制御装置1には、保護チェスト5のドア51の
開閉を検出するドアスイッチ7が接続されている。この
ドアスイッチ7は、図6に示すように、ドア51の錠5
2のロック、アンロック動作に連動する揺動バー8を介
してオン・オフするようになっている。
る破壊工作が行われた場合の異常な振動を検出する。温
度スイッチ3は、バーナ等による焼き切りの破壊工作が
行われた場合の異常温度を検知する。温度センサ4は、
保護チェスト5の内部温度を検出する。保護チェスト5
は、図5に示すように、錠52付きの開閉ドア51が設
けられているとともに、他の壁面には外部の冷却ファン
6に接続される一対の通風口(図示省略)が設けられて
いる。この保護チェスト5の内部の雰囲気温度つまり内
部に装着される防犯制御装置1、振動センサ2および温
度スイッチ3の周辺の雰囲気温度は、前記通気口および
冷却ファン6を介して調整されるようになっている。ま
た、防犯制御装置1には、保護チェスト5のドア51の
開閉を検出するドアスイッチ7が接続されている。この
ドアスイッチ7は、図6に示すように、ドア51の錠5
2のロック、アンロック動作に連動する揺動バー8を介
してオン・オフするようになっている。
【0021】防犯制御装置1は、上述の各センサ2,4
および各スイッチ3,7の出力が与えられる検出回路1
1〜14と、DC電源25に接続される電源回路15
と、時刻表示や動作状態表示用の液晶表示部16と、時
刻設定モードの実行・解除や時刻修正などを指示する時
刻設定スイッチ17と、振動センサ2の感度レベルを指
示する振動レベル設定スイッチ18と、冷却ファン6で
の制御温度を「10〜50℃」の間で指示する冷却ファ
ン温度設定スイッチ19と、テストモードの実行を指示
するテストスイッチ20と、電話回線26等の報知連絡
手段に警報出力する第1警報出力リレー21と、ブザー
27等の警報手段に警報出力する第2警報出力リレー2
2と、冷却ファン6の動作を制御するファン制御リレー
23と、下記する警戒モード、時刻設定モードおよびテ
ストモードなどに応じて各部の制御を行うMPU24と
を備えている。
および各スイッチ3,7の出力が与えられる検出回路1
1〜14と、DC電源25に接続される電源回路15
と、時刻表示や動作状態表示用の液晶表示部16と、時
刻設定モードの実行・解除や時刻修正などを指示する時
刻設定スイッチ17と、振動センサ2の感度レベルを指
示する振動レベル設定スイッチ18と、冷却ファン6で
の制御温度を「10〜50℃」の間で指示する冷却ファ
ン温度設定スイッチ19と、テストモードの実行を指示
するテストスイッチ20と、電話回線26等の報知連絡
手段に警報出力する第1警報出力リレー21と、ブザー
27等の警報手段に警報出力する第2警報出力リレー2
2と、冷却ファン6の動作を制御するファン制御リレー
23と、下記する警戒モード、時刻設定モードおよびテ
ストモードなどに応じて各部の制御を行うMPU24と
を備えている。
【0022】前述のMPU24は、下記の動作説明から
分かるように、機能的には、振動センサ2または温度
スイッチ3からの出力に基づいて第1,第2警報出力リ
レー21,22を制御して警報出力を与える異常監視手
段と、時刻設定スイッチ17からの出力に基づいて雰
囲気温度調整の開始時刻および終了時刻を設定する時刻
設定手段と、振動レベル設定スイッチ18からの出力
に基づいて振動センサ2の振動レベルの検出感度を設定
する振動レベル設定手段と、冷却ファン温度設定スイ
ッチ19からの出力に基づいて冷却ファン6による制御
温度を設定する冷却ファン温度設定手段と、テストス
イッチ20からの出力に基づいて振動センサ2が正常に
動作するか否かを確認するテスト手段と、時刻設定ス
イッチ17、テストスイッチ20およびドアスイッチ7
からの出力に基づいて前記異常監視手段の動作の停止
を管理する第1管理手段と、前記時刻設定手段の動
作が中断されたとき中断時点からの経過時間に基づいて
前記異常監視手段の動作再開の要否を管理する第2管
理手段と、前記テスト手段の動作が開始されたとき
に開始時点からの経過時間に基づいて前記異常監視手
段の動作再開の要否を管理する第3管理手段とを備えて
いる。なお、前記時刻設定スイッチ17やテストスイッ
チ20が請求項の人的操作手段に相当し、前記〜が
請求項の人的操作応答手段に相当し、前記が請求項1
の対処手段に相当する。また、前記、が請求項1な
いし4の管理手段に相当する。
分かるように、機能的には、振動センサ2または温度
スイッチ3からの出力に基づいて第1,第2警報出力リ
レー21,22を制御して警報出力を与える異常監視手
段と、時刻設定スイッチ17からの出力に基づいて雰
囲気温度調整の開始時刻および終了時刻を設定する時刻
設定手段と、振動レベル設定スイッチ18からの出力
に基づいて振動センサ2の振動レベルの検出感度を設定
する振動レベル設定手段と、冷却ファン温度設定スイ
ッチ19からの出力に基づいて冷却ファン6による制御
温度を設定する冷却ファン温度設定手段と、テストス
イッチ20からの出力に基づいて振動センサ2が正常に
動作するか否かを確認するテスト手段と、時刻設定ス
イッチ17、テストスイッチ20およびドアスイッチ7
からの出力に基づいて前記異常監視手段の動作の停止
を管理する第1管理手段と、前記時刻設定手段の動
作が中断されたとき中断時点からの経過時間に基づいて
前記異常監視手段の動作再開の要否を管理する第2管
理手段と、前記テスト手段の動作が開始されたとき
に開始時点からの経過時間に基づいて前記異常監視手
段の動作再開の要否を管理する第3管理手段とを備えて
いる。なお、前記時刻設定スイッチ17やテストスイッ
チ20が請求項の人的操作手段に相当し、前記〜が
請求項の人的操作応答手段に相当し、前記が請求項1
の対処手段に相当する。また、前記、が請求項1な
いし4の管理手段に相当する。
【0023】前述の第1、第2警報出力リレー21,2
2およびファン制御リレー23の動作を図7を参照して
説明する。図中、21Aは第1警報出力リレー21のリ
レーコイル、22Aは第2警報出力リレー22のリレー
コイル、23Aはファン制御リレー23のセット用キー
プリレーコイル、23Bはファン制御リレー23のリセ
ット用キープリレーコイル、51,61,71は第1警
報出力リレ21のリレーコイル21Aの駆動用スイッチ
ング素子、52,62,72は第2警報出力リレ22の
リレーコイル22Aの駆動用スイッチング素子、53,
63,73はファン制御リレー23のセット用キープリ
レーコイル23Aの駆動用スイッチング素子、54,6
4,74はファン制御リレー23のリセット用キープリ
レーコイル23Bの駆動用スイッチング素子である。
2およびファン制御リレー23の動作を図7を参照して
説明する。図中、21Aは第1警報出力リレー21のリ
レーコイル、22Aは第2警報出力リレー22のリレー
コイル、23Aはファン制御リレー23のセット用キー
プリレーコイル、23Bはファン制御リレー23のリセ
ット用キープリレーコイル、51,61,71は第1警
報出力リレ21のリレーコイル21Aの駆動用スイッチ
ング素子、52,62,72は第2警報出力リレ22の
リレーコイル22Aの駆動用スイッチング素子、53,
63,73はファン制御リレー23のセット用キープリ
レーコイル23Aの駆動用スイッチング素子、54,6
4,74はファン制御リレー23のリセット用キープリ
レーコイル23Bの駆動用スイッチング素子である。
【0024】まず、MPU24からスイッチング素子5
1,52に対して「H」レベルの信号を出力している期
間は、スイッチング素子61,62,71,72がそれ
ぞれ導通してリレーコイル21A,22Aを導通するよ
うになり、第1、第2警報出力リレー21,22が警報
出力を出さなくなるが、該スイッチング素子51,52
に対して「L」レベルの信号が出力されている期間は、
スイッチング素子61,62,71,72がそれぞれ非
導通となってリレーコイル21A,22Aが非導通する
ようになり、第1、第2警報出力リレー21,22が警
報出力を出すようになる。
1,52に対して「H」レベルの信号を出力している期
間は、スイッチング素子61,62,71,72がそれ
ぞれ導通してリレーコイル21A,22Aを導通するよ
うになり、第1、第2警報出力リレー21,22が警報
出力を出さなくなるが、該スイッチング素子51,52
に対して「L」レベルの信号が出力されている期間は、
スイッチング素子61,62,71,72がそれぞれ非
導通となってリレーコイル21A,22Aが非導通する
ようになり、第1、第2警報出力リレー21,22が警
報出力を出すようになる。
【0025】また、MPU24からスイッチング素子5
3に対して「H」レベルの信号が出力されると、スイッ
チング素子63,73がそれぞれ導通してファン制御リ
レー23のセット用キープリレーコイル23Aがセット
状態になり、ファン制御リレー23がファン駆動出力を
出すが、MPU24からスイッチング素子54に対して
「H」レベルの信号が出力されると、スイッチング素子
64,74がそれぞれ導通となってファン制御リレー2
3のリセット用キープリレーコイル23Bがリセット状
態になり、ファン制御リレー23がファン駆動出力を出
さなくなる。
3に対して「H」レベルの信号が出力されると、スイッ
チング素子63,73がそれぞれ導通してファン制御リ
レー23のセット用キープリレーコイル23Aがセット
状態になり、ファン制御リレー23がファン駆動出力を
出すが、MPU24からスイッチング素子54に対して
「H」レベルの信号が出力されると、スイッチング素子
64,74がそれぞれ導通となってファン制御リレー2
3のリセット用キープリレーコイル23Bがリセット状
態になり、ファン制御リレー23がファン駆動出力を出
さなくなる。
【0026】なお、DC電源25からMPU24への作
動電源の供給が遮断されたときには、MPU24の出力
は「L」レベルとなるので、前述したと同様に、第1、
第2警報出力リレー21,22が警報出力を出すように
なっている。この第1、第2警報出力リレー21,22
と、それの駆動用スイッチング素子51,52,61,
62,71,72からなる駆動回路が、請求項5の管理
手段に相当する。
動電源の供給が遮断されたときには、MPU24の出力
は「L」レベルとなるので、前述したと同様に、第1、
第2警報出力リレー21,22が警報出力を出すように
なっている。この第1、第2警報出力リレー21,22
と、それの駆動用スイッチング素子51,52,61,
62,71,72からなる駆動回路が、請求項5の管理
手段に相当する。
【0027】前述の防犯制御装置1の構造を図2ないし
図4に示す。防犯制御装置1は、電子部品等が実装され
た基板30を内蔵するケース31を備え、このケース3
1の正面下方の矩形の開口部33には、端子カバーとし
ての蓋体32が着脱自在に取り付けられる。ケース31
の上下の縁には、この防犯制御装置1を保護チェスト5
へ取り付けるための取付孔(符号省略)が二つずつ形成
されている。
図4に示す。防犯制御装置1は、電子部品等が実装され
た基板30を内蔵するケース31を備え、このケース3
1の正面下方の矩形の開口部33には、端子カバーとし
ての蓋体32が着脱自在に取り付けられる。ケース31
の上下の縁には、この防犯制御装置1を保護チェスト5
へ取り付けるための取付孔(符号省略)が二つずつ形成
されている。
【0028】ケース31の正面上方の左側の領域には、
電源供給時に点灯する電源表示LED35と、時刻表示
および動作状態表示用の液晶表示部16と、時刻設定用
のLED36〜38とが配置されている。液晶表示部1
6は、時刻設定モード時に時刻を表示し、警戒モードで
の異常振動検知時および異常温度検知時さらにテストモ
ード時にそれぞれ所要の表示を行う。時刻設定用のLE
Dは、現在時刻設定時に点灯するLED36と、開始時
刻の設定時に点灯するLED37と、終了時刻の設定時
に点灯するLED38とからなる。
電源供給時に点灯する電源表示LED35と、時刻表示
および動作状態表示用の液晶表示部16と、時刻設定用
のLED36〜38とが配置されている。液晶表示部1
6は、時刻設定モード時に時刻を表示し、警戒モードで
の異常振動検知時および異常温度検知時さらにテストモ
ード時にそれぞれ所要の表示を行う。時刻設定用のLE
Dは、現在時刻設定時に点灯するLED36と、開始時
刻の設定時に点灯するLED37と、終了時刻の設定時
に点灯するLED38とからなる。
【0029】ケース31の正面上方の右側の領域には、
サムロータリースイッチからなる振動レベル設定スイッ
チ18と、同じく2つのサムロータリースイッチ19
a,19bからなる冷却ファン温度設定スイッチ19が
配置されている。なお、振動レベル設定スイッチ18
は、「0〜9」と複数段階の中から選択するもので、レ
ベル数値が大きくなるにつれて感度が良くなる。このう
ち振動レベル「0」は、振動を検知せず、メンテナンス
時のみに使用される。
サムロータリースイッチからなる振動レベル設定スイッ
チ18と、同じく2つのサムロータリースイッチ19
a,19bからなる冷却ファン温度設定スイッチ19が
配置されている。なお、振動レベル設定スイッチ18
は、「0〜9」と複数段階の中から選択するもので、レ
ベル数値が大きくなるにつれて感度が良くなる。このう
ち振動レベル「0」は、振動を検知せず、メンテナンス
時のみに使用される。
【0030】ケース31の開口部33から露呈する内部
の基板30には、時刻設定スイッチ17、テストスイッ
チ20と、温度センサ接続用のコネクタ39、4つの振
動センサ接続用コネクタ40〜43と、上下2列の端子
台44等が配置されている。時刻設定スイッチ17は、
時刻制御設定モードにするためのモードスイッチ17a
と、時刻を修正するアップスイッチ17bと、修正した
時刻を確定するセットスイッチ17cとからなる。テス
トスイッチ20は、テストモードの実行・解除を設定す
るものである。上下2列の端子台44には、図4に示す
ように、14個の接続用端子441〜4414が列設され
ており、上の列の第1,第2端子441,442はドアス
イッチ7の入力端子、第3〜第5端子443〜445は冷
却ファン6のファン制御出力端子、第6〜第8端子44
6〜448は異常振動や異常温度の検知時の第2警報出力
端子となっており、下の列の第9,第10端子449,
4410は温度スイッチ3の入力端子、第11,第12端
子4411,4412は異常振動や異常温度の検知時の第1
警報出力端子、第13,第14端子4413,4414はD
C12Vの電源端子となっている。
の基板30には、時刻設定スイッチ17、テストスイッ
チ20と、温度センサ接続用のコネクタ39、4つの振
動センサ接続用コネクタ40〜43と、上下2列の端子
台44等が配置されている。時刻設定スイッチ17は、
時刻制御設定モードにするためのモードスイッチ17a
と、時刻を修正するアップスイッチ17bと、修正した
時刻を確定するセットスイッチ17cとからなる。テス
トスイッチ20は、テストモードの実行・解除を設定す
るものである。上下2列の端子台44には、図4に示す
ように、14個の接続用端子441〜4414が列設され
ており、上の列の第1,第2端子441,442はドアス
イッチ7の入力端子、第3〜第5端子443〜445は冷
却ファン6のファン制御出力端子、第6〜第8端子44
6〜448は異常振動や異常温度の検知時の第2警報出力
端子となっており、下の列の第9,第10端子449,
4410は温度スイッチ3の入力端子、第11,第12端
子4411,4412は異常振動や異常温度の検知時の第1
警報出力端子、第13,第14端子4413,4414はD
C12Vの電源端子となっている。
【0031】蓋体32の表面には、図2に示すように、
上述の設定用スイッチ17〜19、センサ接続用コネク
タ39〜43および端子台44の各機能や配線を示す表
示シート45が貼着されている。
上述の設定用スイッチ17〜19、センサ接続用コネク
タ39〜43および端子台44の各機能や配線を示す表
示シート45が貼着されている。
【0032】次に、動作を説明する。まず、防犯制御装
置1の電源が投入されると、MPU24は、約3秒で自
動的に24時間のファン制御の警戒モードを起動する。
しかし、電源投入後、3秒が経過した後に、時刻設定ス
イッチ17が操作されると、MPU24は、前述の警戒
モードを起動せずに、時刻設定モードを起動する。これ
とは別に、警戒モードの起動中においてテストスイッチ
20が操作されると、MPU24は、起動中の警戒モー
ドを解除し、テストモードを起動する。これらの各モー
ドの動作を以下で説明する。
置1の電源が投入されると、MPU24は、約3秒で自
動的に24時間のファン制御の警戒モードを起動する。
しかし、電源投入後、3秒が経過した後に、時刻設定ス
イッチ17が操作されると、MPU24は、前述の警戒
モードを起動せずに、時刻設定モードを起動する。これ
とは別に、警戒モードの起動中においてテストスイッチ
20が操作されると、MPU24は、起動中の警戒モー
ドを解除し、テストモードを起動する。これらの各モー
ドの動作を以下で説明する。
【0033】〔警戒モード〕警戒モードは、要するに、
振動または温度の異常の有無を判別するとともにその判
別結果に応じて警報動作の要否を決定するものである。
この警戒モードが起動されると、振動センサ2による検
出出力と予め振動レベル設定スイッチ18で設定される
しきい値とを比較し異常振動の発生の有無を監視すると
ともに、温度スイッチ3からのオン・オフ出力により異
常温度の発生の有無を監視し、これらの監視結果に応じ
て第1,第2警報出力リレー21,22に出力を与え
る。一方、温度センサ4による検出温度と予め設定され
るしきい値(冷却ファン温度設定スイッチ19で設定さ
れる設定温度)とを比較し、この比較結果に応じてファ
ン制御リレー23に出力を与える。具体的に、温度セン
サ4の検出温度が、前記しきい値を越えると冷却ファン
6を駆動し、設定温度より約5°下がると冷却ファン6
の駆動を停止する。
振動または温度の異常の有無を判別するとともにその判
別結果に応じて警報動作の要否を決定するものである。
この警戒モードが起動されると、振動センサ2による検
出出力と予め振動レベル設定スイッチ18で設定される
しきい値とを比較し異常振動の発生の有無を監視すると
ともに、温度スイッチ3からのオン・オフ出力により異
常温度の発生の有無を監視し、これらの監視結果に応じ
て第1,第2警報出力リレー21,22に出力を与え
る。一方、温度センサ4による検出温度と予め設定され
るしきい値(冷却ファン温度設定スイッチ19で設定さ
れる設定温度)とを比較し、この比較結果に応じてファ
ン制御リレー23に出力を与える。具体的に、温度セン
サ4の検出温度が、前記しきい値を越えると冷却ファン
6を駆動し、設定温度より約5°下がると冷却ファン6
の駆動を停止する。
【0034】〔時刻設定モード〕時刻設定モードは、要
するに、現在時刻、冷却ファン温度制御の開始時刻およ
び雰囲気温度調整の終了時刻を設定するためのものであ
る。この時刻設定モードが起動されると、現在時刻設定
処理、開始時刻設定処理、終了時刻設定処理を順に行う
が、それぞれの処理においては、各種必要なスイッチ
(時刻設定スイッチ17の各スイッチ17a〜17cな
ど)が操作されるが、スイッチ操作がある毎にこの操作
時点からの経過時間を計測する。この計測時間が予め設
定されるしきい値を越えるまでに次のスイッチ操作がな
されると、操作に対応する所要の処理を行うが、操作が
ないまま前記しきい値を越えると、現在起動中の時刻設
定モードを解除して警戒モードへ復帰するようにしてい
る。
するに、現在時刻、冷却ファン温度制御の開始時刻およ
び雰囲気温度調整の終了時刻を設定するためのものであ
る。この時刻設定モードが起動されると、現在時刻設定
処理、開始時刻設定処理、終了時刻設定処理を順に行う
が、それぞれの処理においては、各種必要なスイッチ
(時刻設定スイッチ17の各スイッチ17a〜17cな
ど)が操作されるが、スイッチ操作がある毎にこの操作
時点からの経過時間を計測する。この計測時間が予め設
定されるしきい値を越えるまでに次のスイッチ操作がな
されると、操作に対応する所要の処理を行うが、操作が
ないまま前記しきい値を越えると、現在起動中の時刻設
定モードを解除して警戒モードへ復帰するようにしてい
る。
【0035】〔テストモード〕テストモードは、防犯制
御装置1と振動センサ2とが正しく配線されて正常に動
作するか否かを警報出力を出すことなく確認するもので
ある。このテストモードが起動されると、まず、その開
始した時点からの経過時間を計測する。そして、振動セ
ンサ2は振動が印加されるのを待つ。この印加により振
動を検出すると、液晶表示部16に正しく振動が検知さ
れていることを表示するが、振動が印加されているにも
かかわらず振動を検出しなければ、液晶表示部16に正
しく振動が検知されていないことを表示し、テストをし
直すよう指示し、テストスイッチ20が操作されるのを
待つ。このテストのし直しの有無判断は、テストスイッ
チ20の操作の有無によりなされる。ここで、前記計測
時間が予め設定されるしきい値を越えるまでにスイッチ
操作がなされると、前述の処理を繰り返すが、操作がな
いまま前記しきい値を越えると、現在起動中のテストモ
ードを解除して警戒モードへ復帰するようにしている。
御装置1と振動センサ2とが正しく配線されて正常に動
作するか否かを警報出力を出すことなく確認するもので
ある。このテストモードが起動されると、まず、その開
始した時点からの経過時間を計測する。そして、振動セ
ンサ2は振動が印加されるのを待つ。この印加により振
動を検出すると、液晶表示部16に正しく振動が検知さ
れていることを表示するが、振動が印加されているにも
かかわらず振動を検出しなければ、液晶表示部16に正
しく振動が検知されていないことを表示し、テストをし
直すよう指示し、テストスイッチ20が操作されるのを
待つ。このテストのし直しの有無判断は、テストスイッ
チ20の操作の有無によりなされる。ここで、前記計測
時間が予め設定されるしきい値を越えるまでにスイッチ
操作がなされると、前述の処理を繰り返すが、操作がな
いまま前記しきい値を越えると、現在起動中のテストモ
ードを解除して警戒モードへ復帰するようにしている。
【0036】このように、時刻設定モードやテストモー
ドのように各種スイッチの人的操作が必要な状況におい
て、各モードの設定操作中に作業者が中断したまま長時
間にわたって放置されるなどしたとき、警戒モードへ自
動復帰できるようになっている。したがって、従来のよ
うに、各種のモードの設定操作中に作業者が中断したま
ま長時間にわたって放置するなどして警戒モードが半永
久的に停止されたままになってしまうことを確実に回避
できるようになる。
ドのように各種スイッチの人的操作が必要な状況におい
て、各モードの設定操作中に作業者が中断したまま長時
間にわたって放置されるなどしたとき、警戒モードへ自
動復帰できるようになっている。したがって、従来のよ
うに、各種のモードの設定操作中に作業者が中断したま
ま長時間にわたって放置するなどして警戒モードが半永
久的に停止されたままになってしまうことを確実に回避
できるようになる。
【0037】ところで、防犯制御装置1が警戒モードを
起動している状態において、防犯制御装置1のメンテナ
ンスを行うために保護チェスト5のドア51が開閉され
たときに、ドア51の開閉に応じて、警戒モードの解
除、復帰を制御するようになっている。つまり、ドア5
1の錠52が開けられることにより揺動バー8を介して
ドアスイッチ7の入力端子間が閉路となると、警戒モー
ドを解除する。このようにして警戒モードが解除された
状態において、ドア51の錠52が閉められることによ
り揺動バー8を介してドアスイッチ7の入力端子間が開
路になると、この開路になった時点から所要時間が経過
するのを待ち、この経過後に警戒モードを復帰する。こ
のため、ドア51の開閉時に振動が発生しても、この振
動を振動センサ2が検出して警報出力を出すという事態
が起こらずに済む。
起動している状態において、防犯制御装置1のメンテナ
ンスを行うために保護チェスト5のドア51が開閉され
たときに、ドア51の開閉に応じて、警戒モードの解
除、復帰を制御するようになっている。つまり、ドア5
1の錠52が開けられることにより揺動バー8を介して
ドアスイッチ7の入力端子間が閉路となると、警戒モー
ドを解除する。このようにして警戒モードが解除された
状態において、ドア51の錠52が閉められることによ
り揺動バー8を介してドアスイッチ7の入力端子間が開
路になると、この開路になった時点から所要時間が経過
するのを待ち、この経過後に警戒モードを復帰する。こ
のため、ドア51の開閉時に振動が発生しても、この振
動を振動センサ2が検出して警報出力を出すという事態
が起こらずに済む。
【0038】また、防犯制御装置1が警戒モードを起動
している状態において、DC電源25から防犯制御装置
1への作動電源の供給が遮断されたとき、警戒モードが
解除されるけれども、図7のスイッチング素子51,5
2,61,62,71,72がそれぞれ非導通となるこ
とによりリレーコイル21A,22Aを非導通として第
1、第2警報出力リレー21,22から警報出力を出さ
せるようにしている。これにより、作動電源の供給が遮
断されて警戒モードが解除されるにもかかわらず、警報
動作を行うことができるようになる。
している状態において、DC電源25から防犯制御装置
1への作動電源の供給が遮断されたとき、警戒モードが
解除されるけれども、図7のスイッチング素子51,5
2,61,62,71,72がそれぞれ非導通となるこ
とによりリレーコイル21A,22Aを非導通として第
1、第2警報出力リレー21,22から警報出力を出さ
せるようにしている。これにより、作動電源の供給が遮
断されて警戒モードが解除されるにもかかわらず、警報
動作を行うことができるようになる。
【0039】
【発明の効果】請求項1ないし3の発明では、人的操作
が必要な時刻設定、テストなどを行うときに、従来と同
様に異常監視動作を停止させるけれども、前記設定を中
断したまま放置したときに、時間管理によって人的操作
なしに異常監視動作を自動再開できるようにしているか
ら、いいかげんな人的操作ミスである前記放置があって
も異常発生時の警報動作を行えるなど、万全の保障がで
きるようになる。
が必要な時刻設定、テストなどを行うときに、従来と同
様に異常監視動作を停止させるけれども、前記設定を中
断したまま放置したときに、時間管理によって人的操作
なしに異常監視動作を自動再開できるようにしているか
ら、いいかげんな人的操作ミスである前記放置があって
も異常発生時の警報動作を行えるなど、万全の保障がで
きるようになる。
【0040】請求項4の発明では、振動センサのメンテ
ナンスを行うために、それらを収納する保護チェストの
ドアを開閉するとき、このドアの開閉に応じて異常監視
動作を停止、再開させるようにしているから、前記ドア
の開閉により振動や衝撃が発生しても、間違った警報発
令を無くすことができ、間違った警報発令に伴う面倒な
対処から開放されるようになる。これにより、メンテナ
ンス時のドア開閉を慎重に行う必要がなくなり、メンテ
ナンスの効率向上に貢献できるようになる。
ナンスを行うために、それらを収納する保護チェストの
ドアを開閉するとき、このドアの開閉に応じて異常監視
動作を停止、再開させるようにしているから、前記ドア
の開閉により振動や衝撃が発生しても、間違った警報発
令を無くすことができ、間違った警報発令に伴う面倒な
対処から開放されるようになる。これにより、メンテナ
ンス時のドア開閉を慎重に行う必要がなくなり、メンテ
ナンスの効率向上に貢献できるようになる。
【0041】請求項5の発明では、電源供給が遮断され
たとき、従来と同様に異常監視動作を行えなくなるけれ
ども、前記電源遮断が発生したときは前記異常監視動作
とは別個にその異常に関する警報動作を行えるようにし
ているから、電源遮断に対する対策が万全となり、装置
の信頼性向上に貢献できるようになる。
たとき、従来と同様に異常監視動作を行えなくなるけれ
ども、前記電源遮断が発生したときは前記異常監視動作
とは別個にその異常に関する警報動作を行えるようにし
ているから、電源遮断に対する対策が万全となり、装置
の信頼性向上に貢献できるようになる。
【0042】このように、本発明では、安全性に関する
機能を充実した信頼性の高い防犯制御装置を提供するこ
とができる。
機能を充実した信頼性の高い防犯制御装置を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例の防犯制御装置を用いた防犯
システムのブロック図
システムのブロック図
【図2】防犯制御装置の外観を示す正面図
【図3】防犯制御装置の外観を示す一部切欠きの正面図
【図4】防犯制御装置の端子の接続配置を示す図
【図5】保護チェストの外観を示す斜視図
【図6】ドアスイッチを示す正面図
【図7】警報リレーや冷却ファンリレーの駆動回路を示
す図
す図
1 防犯制御装置 2 振動センサ 3 温度スイッチ 4 温度センサ 5 保護チェスト 6 冷却ファン 7 ドアスイッチ 17 時刻設定スイッチ 20 テストスイッチ 21 第1警報出力リレー 22 第2警報出力リレー 23 ファン制御リレー 24 MPU
Claims (5)
- 【請求項1】 振動または温度の検出手段からの出力に
基づいて異常の有無を判別するとともに判別結果に応じ
て警報動作の要否を決定する異常監視手段と、人的操作
手段からの出力に応答する人的操作応答手段とを有する
防犯制御装置であって、 人的操作応答手段の動作が開始されたとき異常監視手段
の動作を停止させる対処手段と、 対処手段により異常監視手段の動作が停止された場合に
時間管理により異常監視手段の動作を再開させる管理手
段とを含む、ことを特徴とする防犯制御装置。 - 【請求項2】 前記管理手段は、人的操作応答手段の動
作が中断されたときにこの中断時点からの経過時間に基
づいて異常監視手段の動作を再開させるものである、請
求項1の防犯制御装置。 - 【請求項3】 前記管理手段は、対処手段により異常監
視手段の動作が停止されたときにこの停止時点からの経
過時間に基づいて異常監視手段の動作を再開させるもの
である、請求項1の防犯制御装置。 - 【請求項4】 ドア付きのケースに内蔵され、かつ、振
動検出手段からの出力に基づいて異常の有無を判別する
とともに判別結果に応じて警報動作の要否を決定する異
常監視手段を有する防犯制御装置であって、 ケースのドアが開放されると異常監視手段の動作を停止
させる一方で、ドアが閉止されると異常監視手段の動作
を再開させる管理手段を含む、ことを特徴とする防犯制
御装置。 - 【請求項5】 振動または温度の検出手段からの出力に
基づいて異常の有無を判別するとともに判別結果に応じ
て警報動作の要否を決定する異常監視手段を有する防犯
制御装置であって、 作動電源の供給が遮断されたとき、警報動作を行う管理
手段を含む、ことを特徴とする防犯制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05569395A JP3267092B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 防犯制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05569395A JP3267092B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 防犯制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08249555A true JPH08249555A (ja) | 1996-09-27 |
JP3267092B2 JP3267092B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=13005987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05569395A Expired - Fee Related JP3267092B2 (ja) | 1995-03-15 | 1995-03-15 | 防犯制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3267092B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528136A (en) * | 1978-08-15 | 1980-02-28 | Matsushita Electric Works Ltd | Crime preventive receiver |
JPS62264284A (ja) * | 1986-05-12 | 1987-11-17 | 株式会社イトーキクレビオ | 金庫防盗システム |
JPH0452897A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-20 | Nohmi Bosai Ltd | 火災受信機 |
JPH0443687U (ja) * | 1990-08-20 | 1992-04-14 | ||
JPH06208692A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-26 | Atsumi Denki Kk | 防犯警報システム |
-
1995
- 1995-03-15 JP JP05569395A patent/JP3267092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5528136A (en) * | 1978-08-15 | 1980-02-28 | Matsushita Electric Works Ltd | Crime preventive receiver |
JPS62264284A (ja) * | 1986-05-12 | 1987-11-17 | 株式会社イトーキクレビオ | 金庫防盗システム |
JPH0452897A (ja) * | 1990-06-15 | 1992-02-20 | Nohmi Bosai Ltd | 火災受信機 |
JPH0443687U (ja) * | 1990-08-20 | 1992-04-14 | ||
JPH06208692A (ja) * | 1993-01-08 | 1994-07-26 | Atsumi Denki Kk | 防犯警報システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3267092B2 (ja) | 2002-03-18 |
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