JPH0824954A - 板部材の折り曲げ方法及び、前記方法により加工した板部材、並びに、前記方法により加工した事務機部品 - Google Patents
板部材の折り曲げ方法及び、前記方法により加工した板部材、並びに、前記方法により加工した事務機部品Info
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- JPH0824954A JPH0824954A JP16110894A JP16110894A JPH0824954A JP H0824954 A JPH0824954 A JP H0824954A JP 16110894 A JP16110894 A JP 16110894A JP 16110894 A JP16110894 A JP 16110894A JP H0824954 A JPH0824954 A JP H0824954A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 板部材の長手方向に沿って側面部を折り曲げ
る際に生じる反り返りを起こさない折り曲げ方法を提案
する。 【構成】 板部材の端の折り曲げない本体部分に、端方
向に向かって傾斜する傾斜部を形成してから側面部分の
折り曲げ動作を行う。
る際に生じる反り返りを起こさない折り曲げ方法を提案
する。 【構成】 板部材の端の折り曲げない本体部分に、端方
向に向かって傾斜する傾斜部を形成してから側面部分の
折り曲げ動作を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は板部材などに曲げ加工を
行う技術に関する。
行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図1に示す幅寸法w、長手方向寸法lの
板部材1を長手方向の折り曲げ線P1,P2に沿って折り
曲げる場合、図2に示す装置にて、受け型部材2、押さ
え型部材4とで板部材1を保持し、パンチ部材6,8を
下降させて、板部材1の前記折り曲げ線P1,P2に沿っ
て側面1A,1Bを折り曲げる。
板部材1を長手方向の折り曲げ線P1,P2に沿って折り
曲げる場合、図2に示す装置にて、受け型部材2、押さ
え型部材4とで板部材1を保持し、パンチ部材6,8を
下降させて、板部材1の前記折り曲げ線P1,P2に沿っ
て側面1A,1Bを折り曲げる。
【0003】前記方法、及び、装置による折り曲げの場
合、折り曲げられる板部材1は折り曲げによる、板部材
の外側部分は伸び、内側部分は縮む作用を受ける。
合、折り曲げられる板部材1は折り曲げによる、板部材
の外側部分は伸び、内側部分は縮む作用を受ける。
【0004】そのため、折り曲げられた板部材は図3に
示すように長手方向に反り返るようになり、板部材の端
面部分1a,1bが反り返り、板部材の直線性が確保で
きない問題がある。
示すように長手方向に反り返るようになり、板部材の端
面部分1a,1bが反り返り、板部材の直線性が確保で
きない問題がある。
【0005】上述した板部材の反り返り現象を避ける加
工方法として、図4に示す装置が知られている上記装置
は折り曲げ用のパンチ部材10,12の板部材を折り曲
げる位置にR形状の段差部10a,12aを設けて、こ
の段差部により板部材の折り曲げ部分を押え込むように
折り曲げる方法である。
工方法として、図4に示す装置が知られている上記装置
は折り曲げ用のパンチ部材10,12の板部材を折り曲
げる位置にR形状の段差部10a,12aを設けて、こ
の段差部により板部材の折り曲げ部分を押え込むように
折り曲げる方法である。
【0006】また、図5に示すように、受け部材2の板
部材の折り曲げ位置に突起部2a,2aを設けて、前記
反り返り現象を避ける工夫をしている。
部材の折り曲げ位置に突起部2a,2aを設けて、前記
反り返り現象を避ける工夫をしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図4、図5に示し
た従来方法、装置による加工の場合、板部材に段差部分
や、折り曲げ部分に凹部形状が残る問題や、装置、特
に、型部材にR形状段差や、突起部などの特別の形状加
工を必要とする問題がある。
た従来方法、装置による加工の場合、板部材に段差部分
や、折り曲げ部分に凹部形状が残る問題や、装置、特
に、型部材にR形状段差や、突起部などの特別の形状加
工を必要とする問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、板部
材の長手方向に沿ってその一側面側または両側面側を折
り曲げるに際し、前記板部材の少なくとも一端側の非折
り曲げ部分に、端面方向に沿って傾斜した傾斜部を形成
して折り曲げ加工をするようにしたことにより反り返り
の生じない板部材の折り曲げ方法を提案する。
材の長手方向に沿ってその一側面側または両側面側を折
り曲げるに際し、前記板部材の少なくとも一端側の非折
り曲げ部分に、端面方向に沿って傾斜した傾斜部を形成
して折り曲げ加工をするようにしたことにより反り返り
の生じない板部材の折り曲げ方法を提案する。
【0009】更に、本発明は板部材の長手方向に沿って
その一側面側または両側面側を折り曲げるに際し、前記
板部材を受け型部材で受けて、前記板部材の一側面側ま
たは両側面側の非折り曲げ部分に端面方向に沿った傾斜
面を傾斜面形成型部材で傾斜した後に、側面折り曲げ部
材により折り曲げて形成する装置の提案により前記課題
を解決することを提案する。
その一側面側または両側面側を折り曲げるに際し、前記
板部材を受け型部材で受けて、前記板部材の一側面側ま
たは両側面側の非折り曲げ部分に端面方向に沿った傾斜
面を傾斜面形成型部材で傾斜した後に、側面折り曲げ部
材により折り曲げて形成する装置の提案により前記課題
を解決することを提案する。
【0010】更に本発明は、画像形成装置の定着ユニッ
トの板部材の加工に本発明を実施することにより定着ユ
ニットの性能向上を図ることができた板部材を提案す
る。
トの板部材の加工に本発明を実施することにより定着ユ
ニットの性能向上を図ることができた板部材を提案す
る。
【0011】上記課題による事務機、特に、画像形成装
置の部品の加工に本発明を実施する。
置の部品の加工に本発明を実施する。
【0012】
第一の実施例 本発明の第一の実施例は前記図1に示した板部材1の長
手方向の端面部分1C,1Dに傾斜部1a,1bを形成
した板部材を用いる(図6)。
手方向の端面部分1C,1Dに傾斜部1a,1bを形成
した板部材を用いる(図6)。
【0013】図7は前記板部材1に前記傾斜部1a,1
bを形成する型装置を示し、板部材受け部材14の上に
板部材1を置き、押さえ部材16にて板部材1を保持す
る。
bを形成する型装置を示し、板部材受け部材14の上に
板部材1を置き、押さえ部材16にて板部材1を保持す
る。
【0014】押さえ部材16の一部の、板部材の先端位
置に対応する場所には傾斜部形成パンチ部材18が挿通
する貫通穴16Aを開け、前記受け部材14と押さえ部
材16とにて板部材を保持した状態を保って、傾斜部形
成パンチ部材18により、板部材1の折り曲げ線P1,
P2の内側の板部材先端部に、先端方向に傾斜角度を持
った傾斜部1a,1bを形成する。
置に対応する場所には傾斜部形成パンチ部材18が挿通
する貫通穴16Aを開け、前記受け部材14と押さえ部
材16とにて板部材を保持した状態を保って、傾斜部形
成パンチ部材18により、板部材1の折り曲げ線P1,
P2の内側の板部材先端部に、先端方向に傾斜角度を持
った傾斜部1a,1bを形成する。
【0015】前記傾斜角度αは1〜3度、好ましくは、
1〜1.5度である。
1〜1.5度である。
【0016】前記図7は板部材1の一端部のみの加工部
を示している。
を示している。
【0017】次に、前記傾斜部形成工程にて、板部材に
傾斜部1a,1bを形成した板部材を折り曲げる工程に
移送する。
傾斜部1a,1bを形成した板部材を折り曲げる工程に
移送する。
【0018】図8は折り曲げ装置の概略の説明図を示
し、符号20は板部材1を受ける部材であり、該受部材
20は、板部材1を載せる載置部20Aと、折り曲げパ
ンチと板部材の折り曲げ部を受け入れる空隙部20B,
20Bを有している。
し、符号20は板部材1を受ける部材であり、該受部材
20は、板部材1を載せる載置部20Aと、折り曲げパ
ンチと板部材の折り曲げ部を受け入れる空隙部20B,
20Bを有している。
【0019】22は板部材の押さえ部材であり、折り曲
げパンチ24A,24Bを貫通する貫通穴22a,22
bを形成する。
げパンチ24A,24Bを貫通する貫通穴22a,22
bを形成する。
【0020】折り曲げパンチ24A,24Bは不図示の
油圧シリンダにより上下駆動される。
油圧シリンダにより上下駆動される。
【0021】前記図6に示した傾斜部を形成した板部材
1を、図8の受け部材20上に載置し、押さえ部材22
にて押さえ、折り曲げパンチ24A,24Bを下降させ
て、板部材1の長手方向を前記折り曲げ線P1,P2に沿
って折り曲げ動作を行わせる。
1を、図8の受け部材20上に載置し、押さえ部材22
にて押さえ、折り曲げパンチ24A,24Bを下降させ
て、板部材1の長手方向を前記折り曲げ線P1,P2に沿
って折り曲げ動作を行わせる。
【0022】この折り曲げパンチ24A,24Bの初期
の下降開始位置は押さえ部材の貫通穴の途中位置、また
は、この貫通穴22a,22bの上の位置に待機してお
り、不図示の駆動シリンダの駆動制御により折り曲げパ
ンチ24A,24Bは下降を始め、板部材1の側面部1
A.1Bに序序に荷重を加え、側面部を折り曲げる。
の下降開始位置は押さえ部材の貫通穴の途中位置、また
は、この貫通穴22a,22bの上の位置に待機してお
り、不図示の駆動シリンダの駆動制御により折り曲げパ
ンチ24A,24Bは下降を始め、板部材1の側面部1
A.1Bに序序に荷重を加え、側面部を折り曲げる。
【0023】この側面部の折り曲げの際に、板部材1の
端面部の受け部材20と押さえ部材22により押さえら
れている部分の折り曲げ方向内側部分には圧縮作用が係
り、折り曲げ方向外側部分には伸びる作用が係るが、こ
の圧縮作用と伸び作用は、板部材の端部に形成した傾斜
部1a,1bにより吸収されて、板部材の側面部分は折
り曲げパンチの下降ししたがって折れ曲がり、これによ
り、板部材の端部の反り返りを防ぐことができた。
端面部の受け部材20と押さえ部材22により押さえら
れている部分の折り曲げ方向内側部分には圧縮作用が係
り、折り曲げ方向外側部分には伸びる作用が係るが、こ
の圧縮作用と伸び作用は、板部材の端部に形成した傾斜
部1a,1bにより吸収されて、板部材の側面部分は折
り曲げパンチの下降ししたがって折れ曲がり、これによ
り、板部材の端部の反り返りを防ぐことができた。
【0024】第二の実施例 次に本発明の第二の実施例の説明をする。
【0025】本発明は長手方向に折り曲げる必要のある
部品の折り曲げの精度、特に、図3に示したように、折
り曲げた板部材の非折り曲げの本体部の反り返りが生じ
ると、製品、または、製品のユニットの精度に大きな影
響を及ぼす部品の折り曲げ加工に効果が期待できる発明
であり、このような場合の例を示す。
部品の折り曲げの精度、特に、図3に示したように、折
り曲げた板部材の非折り曲げの本体部の反り返りが生じ
ると、製品、または、製品のユニットの精度に大きな影
響を及ぼす部品の折り曲げ加工に効果が期待できる発明
であり、このような場合の例を示す。
【0026】第三の実施例として、事務機、画像形成装
置の定着ユニットの部品に適用した例を示す。
置の定着ユニットの部品に適用した例を示す。
【0027】図9は画像形成装置の定着ユニットの主要
部品の展開図、図10はA方向の断面図を示す。
部品の展開図、図10はA方向の断面図を示す。
【0028】定着ユニットは現像装置により画像を形成
された未定着のトナーを担持した転写紙を加熱と加圧処
理により転写紙上に定着するものであり、転写紙が加熱
と加圧を受ける定着ユニットの転写紙の通過部(ニップ
部)の長手方向の圧力分布精度は定着精度、ひいては、
画像精度に大きな影響を及ぼす。
された未定着のトナーを担持した転写紙を加熱と加圧処
理により転写紙上に定着するものであり、転写紙が加熱
と加圧を受ける定着ユニットの転写紙の通過部(ニップ
部)の長手方向の圧力分布精度は定着精度、ひいては、
画像精度に大きな影響を及ぼす。
【0029】定着ユニット32はヒータ34により加熱
された定着フイルム36と加圧ローラ38との間に、画
像を形成するトナーを載置した紙40を通過させて熱と
圧力を付与することにより紙40上にトナを定着させる
ものであり、この定着フイルムと加圧ローラ間の隙間寸
法精度は画像形成装置において非常に重要である。
された定着フイルム36と加圧ローラ38との間に、画
像を形成するトナーを載置した紙40を通過させて熱と
圧力を付与することにより紙40上にトナを定着させる
ものであり、この定着フイルムと加圧ローラ間の隙間寸
法精度は画像形成装置において非常に重要である。
【0030】特に、加圧ローラに向けて定着フイルムを
押圧する部材が所定の精度を保てないと一定の圧力分布
を保てず紙の上のトナーに所定圧力を付与できず定着精
度、画質に悪影響を及ぼす。
押圧する部材が所定の精度を保てないと一定の圧力分布
を保てず紙の上のトナーに所定圧力を付与できず定着精
度、画質に悪影響を及ぼす。
【0031】本発明は、この定着ユニットの前記平行度
の精度を保証し得る板部材を提供する。
の精度を保証し得る板部材を提供する。
【0032】図9,10において、符号34はヒータで
あり、該ヒータ34は半円筒状のヒータ保持部材42の
外周部に形成したヒータ収納用の凹部42A内に収納さ
れる。
あり、該ヒータ34は半円筒状のヒータ保持部材42の
外周部に形成したヒータ収納用の凹部42A内に収納さ
れる。
【0033】前記ヒータ収納部材42は上面が切り開か
れた半円筒状を成し、内部に電圧線43を収納するため
と、及び後述するステー部材44を収納するための壁部
42B,42Cを有する。
れた半円筒状を成し、内部に電圧線43を収納するため
と、及び後述するステー部材44を収納するための壁部
42B,42Cを有する。
【0034】前記壁部42B,42Cで仕切られた空間
部42aは前記電圧線43を収納し、空間部42b,4
2bは前記ステー部材44の折り曲げ部44a,44b
を収納する。
部42aは前記電圧線43を収納し、空間部42b,4
2bは前記ステー部材44の折り曲げ部44a,44b
を収納する。
【0035】前記ステー部材44は後述するように板部
材から加工され、略U字状の本体部44c、本体部44
cから折り曲げた折り曲げ部44a,44b、及び、バ
ネ受け部44d,44dなどを形成している。
材から加工され、略U字状の本体部44c、本体部44
cから折り曲げた折り曲げ部44a,44b、及び、バ
ネ受け部44d,44dなどを形成している。
【0036】該定着ユニット32はヒータ保持部材42
の前記空間42a,42a内にステー部材の折り曲げ部
44a,44bを緩く嵌め込み、前記ヒータ34を取り
つけて、定着フイルム内に収納する構成である。
の前記空間42a,42a内にステー部材の折り曲げ部
44a,44bを緩く嵌め込み、前記ヒータ34を取り
つけて、定着フイルム内に収納する構成である。
【0037】50はヒューズである。
【0038】前記ステー部材44はその長手方向の両端
が前記ヒータ保持部材42から突き出ていて前記バネ受
け部44d,44dがバネ受け部材46を介してバネ4
8によって加圧され、折り曲げ部4a,44bを通して
バネ荷重がヒータ保持部材42の長手方向に均一に負荷
されるようになる。
が前記ヒータ保持部材42から突き出ていて前記バネ受
け部44d,44dがバネ受け部材46を介してバネ4
8によって加圧され、折り曲げ部4a,44bを通して
バネ荷重がヒータ保持部材42の長手方向に均一に負荷
されるようになる。
【0039】上記の構成において、前記ステー部材44
は長手方向に長く、肉厚寸法は比較的薄い、そのため、
前記図1のような、平板部材からプレス成形加工する
と、長手方向の両端部に前述したような反り返りを生
じ、この反り返りが前記加圧ローラとヒータ保持部材と
の間のニップ部の精度に影響を与えることになる。
は長手方向に長く、肉厚寸法は比較的薄い、そのため、
前記図1のような、平板部材からプレス成形加工する
と、長手方向の両端部に前述したような反り返りを生
じ、この反り返りが前記加圧ローラとヒータ保持部材と
の間のニップ部の精度に影響を与えることになる。
【0040】本発明の第三の実施例は、このステー部材
44を折り曲げる際に両端部の反り返りを最小限に押さ
えることのできる方法を示す。
44を折り曲げる際に両端部の反り返りを最小限に押さ
えることのできる方法を示す。
【0041】まず、板部材の両端の中央部の本体部に端
面方向に向かって傾斜する傾斜部をプレス形成し、次
に、折り曲げと内向きプレス加工により、折り曲げ部4
4a,44b,バネ受け部44d,44d,打ち抜き部
44e,44eを加工する。
面方向に向かって傾斜する傾斜部をプレス形成し、次
に、折り曲げと内向きプレス加工により、折り曲げ部4
4a,44b,バネ受け部44d,44d,打ち抜き部
44e,44eを加工する。
【0042】打ち抜き部44e,44eは前記バネ4
8、48の表出部である。
8、48の表出部である。
【0043】上記の方法によるステー部材44はその長
手方向の両端部分の反り返りを従来の方法の略半分の精
度に押さえることができた。
手方向の両端部分の反り返りを従来の方法の略半分の精
度に押さえることができた。
【0044】上記方法により加工したステー部材44の
採用により定着ユニットのニップ部の寸法精度を高精度
に維持することが可能となり、定着精度の向上、画像精
度の向上ができた。
採用により定着ユニットのニップ部の寸法精度を高精度
に維持することが可能となり、定着精度の向上、画像精
度の向上ができた。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明は、板部材の長手方
向に沿ってその一側面側または両側面側を折り曲げるに
際し、前記板部材の少なくとも一端側の非折り曲げ部分
に、端面方向に沿って傾斜した傾斜部を形成して折り曲
げ加工をするようにしたことにより、板部材の本体部の
両端部分に生じる反り返り現象を解消するか、まったく
生じないようにすることができた。
向に沿ってその一側面側または両側面側を折り曲げるに
際し、前記板部材の少なくとも一端側の非折り曲げ部分
に、端面方向に沿って傾斜した傾斜部を形成して折り曲
げ加工をするようにしたことにより、板部材の本体部の
両端部分に生じる反り返り現象を解消するか、まったく
生じないようにすることができた。
【0046】更に本発明は、板部材の長手方向に沿って
その一側面側または両側面側を折り曲げるに際し前記板
部材を受け型部材で受けて、前記板部材の一側面側また
は両側面側の非折り曲げ部分に端面方向に沿った傾斜面
を傾斜面形成型部材で傾斜した後に、側面折り曲げ部材
により折り曲げて形成する装置の提案により、板部材の
折り曲げによる反り返りを生じない加工装置を提案でき
た。
その一側面側または両側面側を折り曲げるに際し前記板
部材を受け型部材で受けて、前記板部材の一側面側また
は両側面側の非折り曲げ部分に端面方向に沿った傾斜面
を傾斜面形成型部材で傾斜した後に、側面折り曲げ部材
により折り曲げて形成する装置の提案により、板部材の
折り曲げによる反り返りを生じない加工装置を提案でき
た。
【0047】更に本発明は、画像形成装置の定着ユニッ
トを構成する板部材のステー部材の加工に発明を適用し
たことにより反り返りのないステー部材が得られ、これ
により画像精度の向上を図ることができた。
トを構成する板部材のステー部材の加工に発明を適用し
たことにより反り返りのないステー部材が得られ、これ
により画像精度の向上を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する板部材を示す図。
【図2】従来方法、装置による例の説明図を示す。
【図3】従来方法により生じる反り返り現象を説明する
図を示す。
図を示す。
【図4】従来方法により生じる反り返りを防ぐ装置を示
す図。
す図。
【図5】従来方法により生じる反り返りを防ぐ他の装置
を示す図。
を示す図。
【図6】本発明の方法の説明図を示す。
【図7】図6に示した、本発明の具体的実施形の説明図
を示す。
を示す。
【図8】本発明の装置説明図を示す。
【図9】本発明の第二の例としての、定着ユニットの説
明図を示す。
明図を示す。
【図10】本発明の第二の例としての、定着ユニットの
説明図を示す。
説明図を示す。
1 板部材 P1,P2 折り曲げ線 1a,1b 前記板部材1の両端1A,1Bに形成した
傾斜部 20 板部材1の受け型部材 22 板部材の押さえ部材 24A,24B パンチ部材 32 定着ユニット 36 定着フイルム 38 加圧ローラ 42 ヒータ保持部材 44 ステー部材
傾斜部 20 板部材1の受け型部材 22 板部材の押さえ部材 24A,24B パンチ部材 32 定着ユニット 36 定着フイルム 38 加圧ローラ 42 ヒータ保持部材 44 ステー部材
Claims (5)
- 【請求項1】 板部材の長手方向に沿ってその一側面側
または両側面側を折り曲げるに際し、 前記板部材の少なくとも一端側の非折り曲げ部分に、端
面方向に沿って傾斜した傾斜部を形成して折り曲げ加工
をするようにしたことを特徴とした板部材の折り曲げ方
法。 - 【請求項2】 前記傾斜部の傾斜角度は1°〜3°の範
囲であることを特徴とした請求項1記載の板部材の折り
曲げ方法。 - 【請求項3】 板部材の長手方向に沿ってその一側面側
または両側面側を折り曲げるに際し、 前記板部材を受け型部材で受けて、前記板部材の一側面
側または両側面側の非折り曲げ部分に端面方向に沿った
傾斜面を傾斜面形成型部材で傾斜した後に、 側面折り曲げ部材により折り曲げて形成したことを特徴
とした板部材。 - 【請求項4】 前記板部材は事務機の板部材であること
を特徴とした請求項3記載の板部材。 - 【請求項5】 前記事務機は画像形成装置であって、前
記板部材は前記画像形成装置の定着ユニットのヒータホ
ルダを保持する保持部材であることを特徴とした請求項
4記載の板部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16110894A JPH0824954A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 板部材の折り曲げ方法及び、前記方法により加工した板部材、並びに、前記方法により加工した事務機部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16110894A JPH0824954A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 板部材の折り曲げ方法及び、前記方法により加工した板部材、並びに、前記方法により加工した事務機部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0824954A true JPH0824954A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15728764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16110894A Withdrawn JPH0824954A (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 板部材の折り曲げ方法及び、前記方法により加工した板部材、並びに、前記方法により加工した事務機部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0824954A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012096362A1 (ja) * | 2011-01-14 | 2012-07-19 | 株式会社 アマダ | 板材の折り曲げ加工方法及び残留応力を調整する装置 |
JP2017124447A (ja) * | 2011-11-04 | 2017-07-20 | 株式会社アマダホールディングス | 板材の加工装置および押圧金型 |
-
1994
- 1994-07-13 JP JP16110894A patent/JPH0824954A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012096362A1 (ja) * | 2011-01-14 | 2012-07-19 | 株式会社 アマダ | 板材の折り曲げ加工方法及び残留応力を調整する装置 |
JP2012157902A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-23 | Amada Co Ltd | 板材の折曲げ加工方法及び残留応力増減装置 |
CN103313805A (zh) * | 2011-01-14 | 2013-09-18 | 株式会社天田 | 板材的折弯加工方法以及调整残留应力的装置 |
CN103313805B (zh) * | 2011-01-14 | 2015-04-15 | 株式会社天田 | 板材的折弯加工方法以及调整残留应力的装置 |
US9610624B2 (en) | 2011-01-14 | 2017-04-04 | Amada Company, Limited | Method for bending metal sheet and device for regulating residual stress |
JP2017124447A (ja) * | 2011-11-04 | 2017-07-20 | 株式会社アマダホールディングス | 板材の加工装置および押圧金型 |
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