JPH0824902A - 片面のみに凹部を有する圧延金属板の製造方法 - Google Patents

片面のみに凹部を有する圧延金属板の製造方法

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JPH0824902A
JPH0824902A JP16218894A JP16218894A JPH0824902A JP H0824902 A JPH0824902 A JP H0824902A JP 16218894 A JP16218894 A JP 16218894A JP 16218894 A JP16218894 A JP 16218894A JP H0824902 A JPH0824902 A JP H0824902A
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JP
Japan
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metal plate
roll
thickness
rolled metal
rolling
Prior art date
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Pending
Application number
JP16218894A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Fukuda
弘 福田
Hideki Azuma
英樹 東
Sanetaka Nakazawa
実登 中沢
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延により板厚に対して比較的深い凹部を反
りなく金属材の片面に形成する方法を提供すること 【構成】 圧延金属板を製造する上下一対の圧延ロール
の一方に平ロール2を使用し、他方のロール4にその回
転方向の複数の列5上に配列され且つその回転軸方向に
は交互となるように多数の突起3を形成しておき、該圧
延ロールを通過する圧延金属板1に張力を掛けながら約
10%以上の板厚減少を得られるように圧下する 【効果】 反りのない規則正しく配列された比較的深い
凹部を片面に有する金属板を製造することができ、これ
を使用したときの寸法精度が向上し、連続的に製造でき
るので生産性もよい

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスの放熱
板や電極の接触子等に使用する片面のみに多数の凹部を
有する比較的薄い銅その他の圧延金属板を製造する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような片面にのみ多数の凹部
を有する例えば厚さ0.20mm程度の比較的薄い金属板
は、プレスにより製造するを一般としており、表面にレ
ーザーエッチングなどにより適当な突起を形成したプレ
ス金型を金属板面にプレスして製造している。また、圧
延ロールにより金属板を圧延することは一般的に行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば半導体デバイス
の放熱板は、その厚さが0.20mm程度であり、上記の
ようなプレスにより金属平板の片面にその板厚の50%
の凹部を多数設けて放熱面積を増やすと、金属板に反り
が発生し、この金属板で製造した放熱板の形状や精度が
凹部のない金属板で製作した放熱板よりも極めて悪くな
る欠点があった。このような多数の凹部を有する薄い金
属板をその回転方向の縦横に規則的に突起を設けた圧延
ロールにより圧延で製造することを試みたが、金属板の
平坦性が悪くなるという理由で適切な製品が得られなか
った。
【0004】本発明は、圧延により板厚に対して比較的
深い凹部を反りなく金属材の片面に形成する方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、圧延金属板
を製造する上下一対の圧延ロールの一方に平ロールを使
用し、他方のロールにその回転方向の複数の列上に配列
され且つその回転軸方向には交互となるように多数の突
起を形成しておき、該圧延ロールを通過する圧延金属板
に張力を掛けながら約10%以上の板厚減少を得られる
ように圧下することにより、上記の目的を達成するよう
にした。該突起を圧延金属板の板厚の1/2乃至1/3
とし、該突起の面積を圧延金属板の単位面積の60%以
下とすることが好ましい。
【0006】
【作用】金属板は圧延ロールにより所定の板厚に圧延さ
れるが、その圧延の際に該金属板に張力を掛けながらそ
の板厚が約10%減少するように圧下する。該圧延ロー
ルは、平ロールとロールの回転方向の複数の列上に配列
され且つその回転軸方向には交互となる千鳥状に形成し
た多数の突起を有するロールとで構成されているので、
突起の進入による該金属板の材料の移動は板面方向に交
互になり、長尺の金属板に部分的に発生する歪みが打ち
消され、歪みによる反りの発生が抑制されて、片面にの
み多数の凹部を有する薄く平坦な金属板が得られる。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明すると、
図1は銅、銅合金、アルミ合金等の金属板1を圧延する
一対の圧延ロールを備えた圧延装置の要部を示し、該圧
延ロールの一方は平ロール2にて構成し、もう一方の圧
延ロールは多数の突起3を備えたロール4で構成する。
該突起3は、図2に示すように、ロール4の回転方向の
複数の列、例えば6列の列5上で且つ該ロール4の回転
軸方向の軸線6に対しては交互に配置し、図示の例では
該突起3として頂面が平坦な四角形の突起を形成した。
該突起3の高さは、圧延された金属板1の厚さの例えば
50%の高さに形成され、その平面積を例えば該金属板
1を幅40mm、厚さ0.2mmに圧延する場合、0.1mm
角の1.0mm2 に形成し、金属板1の単位面積の60%
以下を突起3の面積が占めるように設定される。
【0008】該平ロール2とロール4で圧延される金属
板1に約10%の板厚減少が生じるように、圧延される
金属板1に張力を与えると共に両ロール2、4の間隔を
調整しておき、金属板1を圧延するが、その圧延の際、
金属板1に突起3の形状が転写され、該突起3の圧入に
伴う金属板1の歪みは該突起3が前記のように交互に設
けられているから交互に発生して金属板1の幅方向には
互いに打ち消し合い、回転方向すなわち金属板1の長さ
方向に発生する歪みは加えられた張力により消去され、
片面にのみ多数の比較的深い凹部7を備えた反りのない
図3に示すような金属板1を製造できる。
【0009】該突起3の平面形状は、四角形、三角形、
円形、多角形等任意であり、また、該突起3の先端部頂
面の形状は、平坦面、尖鋭頂部、円形頂部等に形成でき
る。図4及び図5は平面形状が円形で先端部頂面を円形
に形成した突起3を持つロールで製造した圧延金属板1
の平面図および断面図であり、先端部頂面が尖鋭頂部の
突起3を持つロールで製造した圧延金属板1の断面図を
図6に示した。該金属板1に約10%以下の板厚減少を
生じさせるように圧下すると、圧延された金属板に反り
が発生するので好ましくない。また、突起3の高さが圧
延金属板の厚さの50%を越えると、突起が破損しやす
くなるので好ましくない。
【0010】本発明の具体的実施例は次の通りである。
【0011】直径100mmのロール4の周面の1.0mm
の間隔を存したロール回転方向の列上に、平面形状が
1.0mm角の四角形で、高さが0.1mmの突起3を6列
に形成し、隣り合う突起3を交互の位置に配列した。1
0%以上の板厚減少が得られるように、このロール4と
同径の平ロール2の互いの周面の間隔を0.2mmに設定
し、この間を厚さ0.3mm、幅40mmの長尺の銅の金属
板1を25kgf/mm2 の張力を与えながら分速20mで圧
延した。その結果、厚さ0.2mm、幅40mmで、片面に
平面積1.0mm2 、深さ0.1mmの凹部を有する圧延金
属板が得られた。この金属板は反りがなく、半導体デバ
イスの放熱板に使用するために必要寸法に切断したが、
寸法精度が良く取り付けを正確に行えた。
【0012】尚、実施例では2段圧延ロールの構成を示
したが、4段圧延ロールに構成することも可能である。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、圧延
ロールにその回転方向の複数の列上に配列され且つその
回転軸方向には交互となるように多数の突起を形成し、
該圧延ロールを通過する圧延金属板に張力を掛けながら
約10%以上の板厚減少を得られるように圧下すること
により、反りのない規則正しく配列された比較的深い凹
部を片面に有する金属板を製造することができ、これを
使用したときの寸法精度が向上し、連続的に製造できる
ので生産性もよい等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の要部の斜視図
【図2】 突起の配列を示すロール周面の展開図
【図3】 製造された金属板の平面図
【図4】 本発明の他の実施例による金属板の平面図
【図5】 図4の断面図
【図6】 本発明の更に他の実施例による金属板の断面
【符号の説明】
1 金属板 2 平ロール 3
突起 4 ロール 5 列

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延金属板を製造する上下一対の圧延ロ
    ールの一方に平ロールを使用し、他方のロールにその回
    転方向の複数の列上に配列され且つその回転軸方向には
    交互となるように多数の突起を形成しておき、該圧延ロ
    ールを通過する圧延金属板に張力を掛けながら約10%
    以上の板厚減少を得られるように圧下することを特徴と
    する片面のみに凹部を有する圧延金属板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記突起は圧延金属板の板厚の1/2乃
    至1/3であることを特徴とする請求項1に記載の片面
    のみに凹部を有する圧延金属板の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記突起の面積は圧延金属板の単位面積
    の60%以下であり、該突起は円形、角形、楕円形等任
    意の平面形状と平坦、尖鋭、球形等任意の先端形状を有
    することを特徴とする請求項1に記載の片面のみに凹部
    を有する圧延金属板の製造方法。
JP16218894A 1994-07-14 1994-07-14 片面のみに凹部を有する圧延金属板の製造方法 Pending JPH0824902A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0892288A1 (de) * 1997-07-17 1999-01-20 Alusuisse Technology & Management AG Walzprodukt aus Metall mit lichtaufweitender Oberflächenstruktur
JP2002525488A (ja) * 1998-09-22 2002-08-13 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 内燃機関用の燃料噴射弁
CN103212657A (zh) * 2013-04-18 2013-07-24 内蒙古包钢钢联股份有限公司 使用连续可变凸度辊型花纹辊轧制花纹板的方法

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