JPH0824747B2 - パチンコ機およびパチンコ機の制御方法 - Google Patents

パチンコ機およびパチンコ機の制御方法

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JPH0824747B2
JPH0824747B2 JP3135398A JP13539891A JPH0824747B2 JP H0824747 B2 JPH0824747 B2 JP H0824747B2 JP 3135398 A JP3135398 A JP 3135398A JP 13539891 A JP13539891 A JP 13539891A JP H0824747 B2 JPH0824747 B2 JP H0824747B2
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winning
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ball
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健吉 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技盤面に配された特
定入賞口にパチンコ球が入賞するとき、所定時間遅らせ
て入賞させることによって、入賞確率を増大させる権利
を確保し、権利確保状態中に作動入賞口に入賞すること
によって、さらに入賞確率の増大が可能となるパチンコ
機およびパチンコ機の制御方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の遊技盤面に配された
権利確保口にパチンコ球が入ると入賞増大となる権利が
確保され、この権利確保中に権利確保口とは別の権利行
使口にパチンコ球が入ることによって、大入賞装置を作
動させ、大入賞口を形成することによって入賞球獲得の
増大を図っている。
【0003】この種のパチンコ機としては、特開昭58
−146376号公報に開示されている。さらに、複数
の識別情報を切換表示し、特定の識別情報が表示されて
いる最中に権利確保口にパチンコ球が入賞すると入賞確
率を増大させることができる権利が確保され、この権利
確保中に権利確保口とは異なる権利行使口への入賞によ
ってその権利を行使するようにしたパチンコ機は、特開
昭61−228887号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記構成
によるパチンコ機では、識別情報を可変表示するために
使用する図柄や発光ダイオードの場合、その表示の停止
時間を極端に短くすることによって、表示が停止してい
る間に権利確保口へ連続した入賞球が通過していく確率
を少なくしている。
【0005】すなわち、権利を得るために識別情報の可
変表示を停止させ、その表示内容に応じて権利確保の条
件としているが、この一定の停止時間中に新たに権利確
保口に入賞すると、停止時間中に表示していた識別情報
と同じ表示になり、その識別情報が特定の識別情報であ
った場合には、権利を行使しないうちに直ちに消滅して
しまうことを防止する対策である。
【0006】しかし、このことを確実に防止することは
不可能であり、さらに、識別情報の表示時間が短いこと
は、遊技者に不快感を与えているのが現状である。この
防止策として制御装置によって権利確保口への連続入賞
の時間的間隔を制御しようとしても非常に複雑な回路構
成となってしまう。
【0007】また停止した図柄を記憶するとともに、表
示するようにすれば、これに伴って表示装置も増設しな
ければならず、回路構成が益々複雑になるとともに、遊
技内容の複雑化を招くことになる。
【0008】そこで、本発明は複数のパチンコ球が入賞
した入賞状態を明確にし、公正な遊技性を与えるパチン
コ機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、入賞制御装置に、特定入賞口から入賞した
入賞球を停留させる停留手段と、該停留手段に停留済の
入賞球を回収するための回収口と、前記停留手段に停留
済の入賞球を前記停留手段から前記回収口に予め定めら
れた停留時間をおいて1球づつ排出するための排出手段
とを設け、前記判定手段による識別情報の判定に要する
時間を前記停留時間よりも短くした構成を備えている。
【0010】またパチンコ球が入賞制御装置に入賞した
ことに基いて識別情報を所定時間変動表示させたのち停
止表示し、前記入賞球を前記入賞から予め定められた停
留時間をおいて1球づつ排出したのち、前記停止表示さ
れた識別情報を前記停留時間より短い時間で前記入賞球
毎に判定する構成を備えている。
【0011】
【作用】本発明は上記のように構成したので、入賞制御
装置内の入賞球は排出手段によって停留時間をおいて1
球づつ停留手段から回収口に排出され、入賞検知手段に
よって検知されるので、先の入賞球が検知されてから停
留時間の経過以前に、後の入賞球が検知されることはな
い。また判定手段による識別情報の判定に要する時間を
停留時間よりも短くしているので、識別情報の判定が停
留手段による回収口への排出しの周期よりも遅れること
はない。
【0012】また入賞制御装置に入賞した入賞球を停留
時間をおいて1球づつ排出したのち、排出された入賞球
を検知し、この検知に基いて識別情報を前記停留時間よ
り短い時間で判定した場合、先の入賞球が検知されてか
ら停留時間の経過以前に、後の入賞球が検知されること
はなく、識別情報の判定が停留手段による回収口への排
出しの周期よりも遅れることはない。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、本発明のパチンコ機1であって、遊技盤2
と、打球槌(図示省略)を駆動してパチンコ球を遊技盤
2内へ打ち込むためのハンドル3と、打球槌までパチン
コ球を導く打球待機樋4と、この打球待機樋4に賞品球
を払い出す賞品球払出口5と、打球待機樋4内が満杯の
場合、その余剰賞品球を払い出す余剰賞品球払出口6
と、その受け皿7とが配設されている。
【0014】遊技盤2面には、中央役物装置8と、その
両側に配された入賞口9,9と、その下部には、入賞制
御装置10と、その両側には作動入賞口11,11と、そして
一番下にはアウト孔12とが配設されている。
【0015】中央役物装置8は、図2に示すようにその
前面の上部には、周知のLEDからなる10カウント表示
器13と、この10カウント表示器13の下部には同じくLE
Dからなり、3桁の識別情報として数字が表示される可
変表示器14とが配設されている。可変表示器14は数値を
表示するようになっており、可変表示器14の下部には、
継続兼作動記憶表示器15が水平に位置している。継続兼
作動記憶表示器15の下部は大入賞口16になっており、こ
の大入賞口16を開閉するように開閉板17が取り付けられ
ている。開閉板17の奥には、開閉板17が開いた時、遊技
者側から見えるように開閉ランプ18が取り付けられてい
る。
【0016】つぎに、遊技盤2に配されている入賞制御
装置10について説明する。図3には入賞制御装置10の第
1実施例を示しており、その本体19は、遊技盤2に取り
付けられるようにフランジ部20を有し、さらに、その内
部は箱状になって、正面は透明板21で、内部が見えるよ
うに形成されている。本体19の上部は特定入賞口33とし
ての開口22になっており、遊技盤2に打ち込まれた障害
釘23の間を通ってパチンコ球24が入るようになってい
る。
【0017】開口22は、本体19の内部に連通してパチン
コ球24が複数個重ねて並ぶようになっている。開口22が
連通している本体19の内部は、偏平状の円筒形空間25に
なっており、その中には図4にも示すように、停留手段
としての回転体26が位置している。回転体26に一体に形
成された軸部27は、本体19から外側に突き出て、排出手
段としてのモータ28に取り付けられている。
【0018】モータ28は、予め定められた停留時間に基
いて回転数が制御される。本実施例にあっては、モータ
28が回転体26を1回転させる時間を停留時間に定めてい
る。
【0019】回転体26は、パチンコ球24の直径に近似し
た厚味があり、その外周面には、パチンコ球24が嵌まり
込む程度の凹部29が形成されて、しかも点線で示す裏開
口30に凹部29内のパチンコ球24が転がり出るように傾斜
面31になっている。
【0020】このためパチンコ球24が開口22に複数個重
ねて並んでいる場合、先のパチンコ球24が回転体26の凹
部29に落下したときには、つぎのパチンコ球24は回転体
26のの外周部によって摺接しながら、凹部29がふたたび
開口22位置に回転するまで開口22で保持される。そして
先のパチンコ球24が凹部29によって保持されながら裏開
口30に向って搬送されてから、つぎのパチンコ球24が凹
部29に落下するまで、いいかえればパチンコ球24が回転
体26の凹部29によって搬送が開始されるまでに要する時
間(周期)は、停留時間に相当する。裏開口30は遊技盤
2の裏側へ連通しており、裏開口30の直ぐ下には入賞検
出手段としての第1入賞検出スイッチ32が配されて開口
22から裏開口30へと通じる特定入賞口33へのパチンコ球
24の通過を検出するようになっている。
【0021】なお、回転体26に形成されている凹部29
は、図3に示すように一箇所だけであるが、複数箇所に
形成してもよい。このような場合、停留時間は複数の凹
部29間における各速度に基いて設定される。
【0022】図5には入賞制御装置10の、第2実施例を
示しており、特定入賞口33の開口22側に進行・後退自在
になっている球案内部材34を使用している。球案内部材
34は図6にも示すように、停留手段としての上板部35お
よび下板部36からなり、それぞれが、開口22を形成する
開口枠37を横切るように取り付けられた案内溝38内に摺
動するようになっており、さらに案内溝38から遊技盤2
に取り付けられた支持板39を貫通して摺動自在となって
いる。
【0023】上板部35と下板部36との各基端部は支持ピ
ン40が挿入されるように筒状に成形されている。上板部
35と下板部36との基端部はクランク板41に挟持され、ク
ランク板41に明けられた各長孔42から、上記の支持ピン
40が挿入されている。
【0024】各クランク板41の中心には中心ピン43がわ
たされてクランク板41が回動するように固定位置に軸支
されている。各クランク板41の間には、中心ピン43によ
って排出手段としてのソレノイド44のプランジャ45が取
り付けられている。
【0025】上板部35の基端部は、二又になって支持ピ
ン40が出ているので、その箇所にはスプリング46の一端
が掛けられており、その他端は、遊技盤2の裏の枠47に
掛けられている。
【0026】このようにして、スプリング46の保持力に
よって上板部35は、ソレノイド44側に引き寄せられて開
口22から後退している。すなわち、パチンコ球24が通る
ようになっており、下板部36は開口22内に進んでいるの
でパチンコ球24を支持するようになっている。
【0027】そしてソレノイド44が励磁した時は、下板
部36は後退するのでパチンコ球24は落下し、上板部35は
開口22の方向に進行するので、上部のパチンコ球24を落
下しないように支え、停留させるようになっている。
【0028】開口22の内部で上板部35と下板部36との間
には、入賞検出手段としての第2入賞検出スイッチ48が
取り付けられ、第2入賞検出スイッチ48は上述したよう
に下板部36が後退することによって落下するパチンコ球
24の通過を検出するようになっている。
【0029】一方、開口枠37の下部で特定入賞口33の一
部である裏開口30は遊技盤2の裏側に通じており、その
箇所には、他の入賞検出手段としての第1入賞検出スイ
ッチ32が取り付けられパチンコ球24の通過を検出するよ
うになっている。なお、停留時間については後述する。
【0030】図7に示す入賞制御装置10は、図5に示す
ものの変形例であって、停留手段としての上板部35と下
板部36とは、それぞれの排出手段すなわちソレノイド44
のプランジャ45に取り付けられ、通常、上板部35が開口
22から後退し、下板部36は進行するように、上板部35の
ソレノイド44のプランジャ45には、その後部へ突き出る
側にスプリング46が装着され、下板部36のソレノイド44
のプランジャ45には、その前部へ突き出る側にスプリン
グ46が装着されている。
【0031】図8は、入賞制御装置10の第3実施例を示
している。この入賞制御装置10は、図3および図4に基
いて説明した第1実施例のものに入賞検出手段として、
開口22内部に第2入賞検出スイッチ48をつけ加えた構成
になっている。
【0032】以上述べた第1〜第3実施例の入賞制御装
置10を備えたパチンコ機1を制御するための回路構成に
ついて説明する。なお、各回路は、それぞれ周知のもの
であるから回路構成の詳細な説明は省略し、作用を中心
にして説明する。まず、図9は、第1実施例を示す回路
構成図である。 (イ) 電源をオンにする。
【0033】電源をオンにするとパワーリセット回路60
からリセット信号がオア回路61,62とに出力され、オア
回路61からの出力は、判定手段としてのTフリップフロ
ップ63をL状態にさせ、オア回路62からの出力はラッチ
回路64をリセット状態にする。ラッチ回路64のL出力に
よって、ノット回路65のH出力は4ビットバイナリカウ
ンタ66,109 をリセットして、そのクロック信号の出力
は禁止される。
【0034】また、電源をオンにすると、クロック回路
68は、クロック信号を出力し、このクロック信号はそれ
ぞれ異なった周期でH出力する分周回路69,70,71に入
力し、このときノット回路72,73,74の入力は、Lであ
るから、アンド回路75,76,77の出力はHとなって、そ
の出力は4ビットバイナリカウンタ78,79,80に入力さ
れ、さらに4ビットバイナリカウンタ78,79,80の各出
力はLEDドライブ81,82,83に入力されるので可変表
示器14は、それぞれ0〜9の数字が高速に、かつ順次に
暗く切換表示する。そして、図9には図示省略されてい
るが、入賞制御装置10のモータ28は、起動して一定速度
で回転する。 (ロ) 特定入賞口33にパチンコ球24が入賞した時は、
回転体26は停留時間に基いて、モータ28により一定速度
で回転されているので、凹部29が開口22に対向していな
い時、パチンコ球24は停留手段すなわち回転体26の外周
面によって開口22内に貯留される状態になる。
【0035】そして、回転体26の凹部29が開口22の下部
に対向することによって1個のパチンコ球24が凹部29に
入り、回転体26がパチンコ球24を開口22に保持したまま
モータ28により回転される。
【0036】やがて、凹部29が裏開口30に対向する位置
にくると凹部29には傾斜面31が形成されているので、パ
チンコ球24は裏開口30から遊技盤2の裏側に落下する。
落下したパチンコ球24は、第1入賞検出スイッチ32によ
って、その通過が検出される。
【0037】そして、もしもつぎのパチンコ球24が図3
に示すように連続して特定入賞口33に入賞した場合は、
回転体26の凹部29が開口22にくるまで、いいかえれば特
定入賞口33にパチンコ球24が入賞してから、少なくとも
停留時間が経過するまで開口22にパチンコ球24が保留さ
れることになる。
【0038】これにより判定手段としてのTフリップフ
ロップ63は、少なくとも停留時間が経過するまでの間
に、特定入賞口33への入賞に起因して出力を変化させる
ことはなく、同様の理由から可変表示器14が少なくとも
停留時間が経過するまでの間に識別情報を変動表示させ
ることはない。
【0039】このとき、第1入賞検出スイッチ32の入賞
検出信号により可変表示器14で特定の権利確保条件であ
る、例えば「7,7,7」以外の数字が表示される場合
の制御は、まず、シュミット波形整形回路84からH出力
されて、ラッチ回路85がH状態になり、このH出力がア
ンド回路86の一方の入力に、他の入力には分周回路87か
ら 0.5秒間隔でH信号が入力されるのでアンド回路86か
ら 0.5秒毎のH出力がシフトレジスタ88の入力側に出力
される。
【0040】このシフトレジスタ88の3出力Q1 ,Q2
,Q3 からは順次に 0.5秒間隔でH出力され、端子Q1
がH出力のときオア回路88aを介して可変表示器14を
明るくし、端子Q3 がHのとき、このH信号はアンド回
路89の一方の入力となる。このとき、4ビットバイナリ
カウンタ78,79,80の 0.5秒毎に表示した数字は「7,
7,7」ではないので、アンド回路90,91,92の出力は
少なくともL出力を含み、アンド回路115 により判定さ
れ、アンド回路の他方の入力は、Lである。このことか
らTフリップフロップ63はL状態であり、アンド回路93
からは、H出力されずランプドライブ98は作動しない。
【0041】また、ラッチ回路64はリセット状態である
から開閉板17を駆動するためのソレノイドドライブ94
は、駆動されず、開閉板17は閉成状態にあり、同じよう
にラッチ回路64はリセット状態である。このように第1
入賞検出スイッチ32が入賞を検出して、可変表示器14を
0.5秒毎に停止させていくが、 この停止時間中に特定入
賞口33へ入賞しても、開口22内で一時保留されるので、
従来のように連続入賞することによって、停止時間中の
可変表示器14の内容を再度表示することを避けることが
できる。 (ハ) 特定入賞口33にパチンコ球24が入って、開口22
内で一時保留となった後、回転体26の凹部29によって裏
開口30に誘導され、第1入賞検出スイッチ32がパチンコ
球24の通過を検出し、可変表示器14の可変表示を停止さ
せて、その時、権利確保条件である、例えば「7,7,
7」の数字が表示される場合、シュミット波形整形回路
84からH出力されて、ラッチ回路85がH状態になり、こ
のH出力がアンド回路86の一方の入力に、他の入力には
分周回路87から 0.5秒間隔でH信号が入力されているの
で、アンド回路86から 0.5秒毎のH出力がシフトレジス
タ88の入力側に出力される。このシフトレジスタ88の3
出力Q1 ,Q2 ,Q3 からは順次に 0.5秒間隔でH出力
され、端子Q3 がHのとき、このH信号はアンド回路89
の一方の入力となる。
【0042】このとき、4ビットバイナリカウンタ78,
79,80の 0.5秒毎に表示した数字は「7,7,7」であ
るからアンド回路90,91,92は、それぞれH出力とな
り、アンド回路115 により判定され、アンド回路89の他
方の入力がHとなって、Tフリップフロップ63をH状態
にする。したがって、権利が確保されたことになり、T
フリップフロップ63のH出力はアンド回路93に入力し、
また、4ビットバイナリカウンタ95の入力側にはクロッ
クパルスが順次入力されているので、端子Q3 のH出力
は、アンド回路93に入力し、さらに、4ビットバイナリ
カウンタ96からの出力は、このときLであるからノット
回路97からのH出力がアンド回路93に入力することによ
ってランプドライブ98が作動し権利確保の表示がなされ
る。
【0043】このようにして、権利確保中であっても、
回転体26は停留時間に基いて一定速度で回転しているの
で、開口22に一時保留されているパチンコ球24が凹部29
に入ったならば、裏開口30に誘導されることになり、連
続した入賞を防止できるので、権利が確保されたにもか
かわらず、権利を行使しないうちに同権利が消滅してし
まうようなことはない。 (ニ) 権利が確保されているときに作動入賞口11に入
賞して、作動入賞口11に対応している作動入賞検出スイ
ッチ99aによってパチンコ球24の通過が検出された場
合。
【0044】シュミット波形整形回路99を通してH信号
がアンド回路100 に入力し、Tフリップフロップ63から
のH信号の入力とによって、ラッチ回路64がH状態とな
り、そのH出力がノット回路65に入力されるために、4
ビットバイナリカウンタ66は初期状態に一旦戻されて新
たにカウント動作を開始する。
【0045】一方、ラッチ回路64のH出力は、アンド回
路101 に入力され、4ビットバイナリカウンタ95の端子
Q3 から順次に出力されるH出力によってランプドライ
ブ102 が作動して、入賞確率が増大したことの表示がな
される。
【0046】また、同時にソレノイドドライブ94が作動
して、図示省略されているソレノイドを作動させること
によって開閉板17を開成し、この時、回路構成には示し
ていないが開閉ランプ18が点灯する。
【0047】この開閉板17の開成は4ビットバイナリカ
ウンタ66の時間計測によって10秒間続き、10秒経つとア
ンド回路103 のH出力によってオア回路62のH出力がラ
ッチ回路64をL状態にして開閉板17は閉成する。一方、
アンド回路103 のH出力は遅延回路104 を介して記憶回
路105 にリセット信号として入力し、このとき、開閉板
17が閉成している最中に作動入賞口11にパチンコ球が入
った時は、記憶回路105 がそれを記憶し、回路構成には
省略されているが継続兼作動記憶表示器15が順次点灯し
ているので記憶回路105 からのH出力で改めてラッチ回
路64はオア回路106 を通してH状態になり、開閉板17は
開成することになる。
【0048】そして、記憶回路105 が作動入賞検出スイ
ッチ99aの閉成回数を記憶するのと同じように、4ビッ
トバイナリカウンタ67は、その回数を加算して「8」に
なると、H出力して記憶回路105 の記憶内容をクリアす
る。すなわち権利確保中に作動入賞口11に入賞する回数
は8回までである。
【0049】同じく4ビットバイナリカウンタ96にも作
動入賞検出スイッチ99aの閉成回数を加算して「8」に
なるとH出力されノット回路97を通してランプドライブ
98を不作動とし、オア回路61を通してTフリップフロッ
プ63をL状態にする。このことによって、これ以降、作
動入賞口11に入賞しても入賞確率を増大させることに対
して無効とする。
【0050】開閉板17が開成すると同時に4ビットバイ
ナリカウンタ107 には、ラッチ回路64からH出力される
ために4ビットバイナリカウンタ107 はセットされて効
果音が発生される。
【0051】開閉板17が開成して大入賞口16にパチンコ
球が入り、その個数を大入賞口16の下部に配設されてい
る10カウントスイッチ108aによって検出し、回路構成で
は省略されている10カウント表示器13が数を表示すると
ともにそのH出力がシュミット波形整形回路108 を通し
て4ビットバイナリカウンタ109 に入力することによっ
て加算され、その数が「10」になると、4ビットバイナ
リカウンタ109 からH出力されて、アンド回路110 がH
出力すると、オア回路62を通して、ラッチ回路64をL状
態にする。このことによって、権利確保中に開閉板17が
10秒間開成するか、または開成中に10個のパチンコ球が
大入賞口16へ入るか、どちらかによって開閉板17が閉じ
る。
【0052】なお、権利確保中において特定入賞口33に
入賞し、各4ビットバイナリカウンタ78,79,80の出力
が、特定の表示になったときもアンド回路90,91,92の
H出力によって、アンド回路115 により判定され権利は
消滅する。
【0053】つぎに、図10に基いて第2実施例の作用を
説明する。図10の回路構成は、図5に示すように、排出
手段としてソレノイド44を使用し、さらに、他の入賞検
出手段として、第2入賞検出スイッチ48を使用している
ので、この回路構成を図9の回路構成に追加したように
なっている。したがって、その構成を作用とともに説明
すると、まず、特定入賞口33に最初に入賞すると、その
パチンコ球24は、停留手段すなわち下板部36によって停
止するとともに第2入賞検出スイッチ48を横切る位置に
なる。このとき、第2入賞検出スイッチ48からは検出信
号を発してシュミット波形整形回路100aを介してラッチ
回路100bを作動させる。
【0054】ラッチ回路100bのQ端子はL出力となっ
て、予め停留時間が設定されたタイマ回路100cをリセッ
トして停留時間の計測を開始する。この停留時間の計測
の間、パチンコ球24は停留状態になり、停留時間が経過
するとタイマ回路100cから出力を発し、ラッチ回路100d
を作動させるとともにRC回路による時間遅れによって
ラッチ回路100bをリセットする。
【0055】ラッチ回路100dのQ端子はH出力されるの
で、ソレノイドドライブ44aを作動させてソレノイド44
を励磁する。一方、RC回路による時間遅れによってラ
ッチ回路100dをリセットするのでソレノイド44は励磁さ
れた後、時間遅れで解磁される。したがって、図5に示
すように下板部36が開口22から後退すると同時に上板部
35は前進して、一個のパチンコ球24を落下させた後、直
ぐ下板部36は前進して上板部35は後退する。
【0056】そして上にパチンコ球24があればそのパチ
ンコ球24が下板部36に移る。落下したパチンコ球24は裏
開口30を通って第1入賞検出スイッチ32によって検出さ
れ、その後は、第1実施例で述べたように制御が進めら
れる。下板部36にパチンコ球24があれば、上記したと同
じようにタイマ回路100cによる停留時間の計測によって
停留状態になり、その後、ソレノイド44の励磁と解磁を
行ない一個のパチンコ球を落下させる。これにより判定
手段としてのTフリップフロップ63は、少なくとも停留
時間が経過するまでの間に、特定入賞口33への入賞に起
因して出力を変化させることはなく、同様の理由から可
変表示器14が少なくとも停留時間が経過するまでの間に
識別情報を変動表示させることはないので、従来の特定
入賞口33への連続入賞による問題点を解消している。
【0057】つぎに図11に基いて第3実施例の作用を説
明する。図11に示す回路構成は、図8に示すように、第
1実施例の入賞制御装置10に第2入賞検出スイッチ48を
追加したものである。
【0058】この作用を説明すると、まず、停留手段と
しての回転体26は、図11には図示省略されているが、パ
チンコ機1の電源投入と同時モータ28によって、停留時
間に基いて一定速度で回転している。特定入賞口33に入
賞したパチンコ球24は開口22内に一時保留されるととも
に、第2入賞検出スイッチ48を横切るので、その検出信
号は、シュミット波形整形回路100aを介してラッチ回路
100bを作動させる。
【0059】ラッチ回路100bのQ端子はH出力となって
オア回路88aを通して可変表示器14を明るくさせ、シフ
トレジスタ88の端子Q1 ,Q2 ,Q3 の 0.5秒毎のH出
力に基いてQ3 のH出力を遅延させ後の信号をR端子に
入力してリセットされるので可変表示器14を暗くする。
【0060】そして、回転体26の凹部29によって裏開口
30に誘導され、落下すると第1入賞検出スイッチ32がパ
チンコ球24の通過を検出し、可変表示器14の可変表示を
停留時間だけ停止させる。この後は、第1実施例で述べ
た作用と同様であり、同じように特定入賞口33へ連続入
賞しても、パチンコ球24は少なくとも停留時間、一時保
留されることになる。
【0061】なお、中央役物装置8は図2に示すように
三個でなる可変表示器14を使用しているが、この個数
は、三個に限定されることなく三個より少くても多くて
もよい。さらに、可変表示器14はLEDのものを使用し
て数字を表示しているが、他の図柄でもよく、また、リ
ーフ式およびドラム式等であってもよい。
【0062】また、図9ないし図11において、111,111,
111 は電流増幅回路、112 はオア回路、113 は遅延回
路、114 はノット回路、115,116 はアンド回路、117 は
波形合成回路、118 は電圧可変発振回路、そして119 は
音声増幅回路を示している。
【0063】
【発明の効果】以上述べたことから本発明のパチンコ機
は権利を確保するための特定入賞口に入賞すると、その
入賞球は一時的に停留手段によって予め定められた停留
時間をおいて排出され、入賞検出手段の入賞球検知に基
いて識別情報が停留時間より短い時間で判定されるの
で、このことから権利を確保した入賞状態が明確にな
り、公正な遊技内容を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパチンコ機を示す全体図である。
【図2】図1の中央役物装置を示す拡大図である。
【図3】図1の入賞制御装置を示す拡大図である。
【図4】図3に矢印A−Aによって示す断面図である。
【図5】図3と異る実施例の入賞制御装置を示す縦断面
図である。
【図6】図5の球案内部材を示す分解図である。
【図7】図5と異る実施例の入賞制御装置を示す縦断面
図である。
【図8】図7と異る実施例の入賞制御装置を示す拡大図
である。
【図9】図3の入賞制御装置を使用したパチンコ機の回
路構成図である。
【図10】図5の入賞制御装置を使用したパチンコ機の
回路構成図である。
【図11】図7の入賞制御装置を使用したパチンコ機の
回路構成図である。
【符号の説明】
1…パチンコ機 2…遊技盤 10…入賞制御装置 14…可変表示器 26,35,36…停留手段(回転体、上板部、下板部) 28,44…排出手段(モータ、ソレノイド) 30…回収口 32,48…入賞検出手段(第1入賞検出スイッチ、第2入
賞検出スイッチ) 33…特定入賞口 63…判定手段(Tフリップフロップ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定入賞口と該特定入賞口に入賞した入
    賞球を検出する入賞検知手段と該入賞検知手段による入
    賞球の検出に基いて遊技盤に設けられた可変表示器に表
    示されている識別情報を判定する判定手段とを有する入
    賞制御装置を設け、前記判定手段によって判定された識
    別情報が予め定められた特定識別情報であるときに通常
    遊技とは異る特別遊技を開始するパチンコ機において、 前記入賞制御装置に、 前記特定入賞口から入賞した入賞球を停留させる停留手
    段と、 該停留手段に停留済の入賞球を回収するための回収口
    と、 前記停留手段に停留済の入賞球を前記停留手段から前記
    回収口に予め定められた停留時間をおいて1球づつ排出
    するための排出手段とを設け、 前記判定手段による識別情報の判定に要する時間を前記
    停留時間よりも短くしたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 【請求項2】 パチンコ球が入賞制御装置に入賞したこ
    とに基いて識別情報を所定時間変動表示させたのち停止
    表示し、前記入賞球を前記入賞から予め定められた停留
    時間をおいて1球づつ排出したのち、前記停止表示され
    た識別情報を前記停留時間より短い時間で前記入賞球毎
    に判定することを特徴とするパチンコ機の制御方法。
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