JPH08246835A - 内燃機関のオイルポンプへの気泡混入オイル吸入防止構造 - Google Patents

内燃機関のオイルポンプへの気泡混入オイル吸入防止構造

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JPH08246835A
JPH08246835A JP7837195A JP7837195A JPH08246835A JP H08246835 A JPH08246835 A JP H08246835A JP 7837195 A JP7837195 A JP 7837195A JP 7837195 A JP7837195 A JP 7837195A JP H08246835 A JPH08246835 A JP H08246835A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内燃機関の潤滑部に供給されるオイルの圧力
を所定圧力以上に上昇させないためのリリーフバルブか
ら排出されたオイルによりオイルパン内にて発泡された
気泡を含んだオイルをオイルポンプに吸入させないよう
にした内燃機関のオイルポンプへの気泡混入オイル吸入
防止構造を提供することにある。 【構成】 オイルポンプ15の吸入通路25の吸入端にオイ
ルストレーナ28の吸入管29が嵌合され、該吸入管29と一
体の取付け鍔部片30の切欠き31に係合された図示されな
いボルトがポンプカバー17に螺着され、オイルストレー
ナ28の吸入管29の下端にストレーナ本体32が嵌装され、
ストレーナ本体32の下端開口縁部33に吸入カバー38がか
しめ付けされ、オイルストレーナ28では車体前方(右
方)の部分に下方へ膨らんだ膨出部40が形成されるとと
もに、その車体後方部分には上方へ引込んだ底上げ部41
が形成され、該底上げ部41に略半円状の吸入口42が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関の潤滑部に供
給されるオイルの圧力を所定圧力以上に上昇させないた
めのリリーフバルブから排出されたオイルによりオイル
パン内にて発泡された気泡を含んだオイルをオイルポン
プに吸入させないようにした内燃機関のオイルポンプへ
の気泡混入オイル吸入防止構造に関するものである。
【0002】
【従来技術】内燃機関、特に4サイクル内燃機関におい
ては、機関底部のオイルパンに溜ったオイルをオイルポ
ンプにより各潤滑部に圧送し、潤滑を終えたオイルを重
力によりオイルパンに返戻させることにより、オイルを
各潤滑部に循環させるようになっていた。
【0003】このような内燃機関では、機関の低速回転
時に、必要なオイル供給量を確保するために、或る程度
大型のオイルポンプを用いている。そして通常のオイル
ポンプは回転数に対応してオイル供給量が増大する特性
を有しているので、高速回転時に、必要以上のオイルが
高圧状態で供給されるのを防止するため、オイルポンプ
から潤滑部に通ずるオイル通路にリリーフバルブが介装
されており、該オイル通路中の圧力が所要の設定圧力以
上になった場合に、該リリーフバルブが開放され、該オ
イル通路中のオイルがオイルパンに返戻されるようにな
っていた。
【0004】また前記リリーフバルブは、通常、オイル
ポンプのオイル中に浸漬されており、リリーフバルブ開
放時に、リリーフバルブの吐出ポートからオイルが勢良
く噴射されるため、この噴射オイルによりオイルパン中
のオイルが泡立ち、しかも該噴射オイルとともに周囲の
空気がオイル中に巻込まれ、該オイルパン中のオイルに
気泡が多数形成される。
【0005】この気泡を含んだオイルがオイルポンプに
吸入されると、オイルポンプ内で圧力上昇時に一部の気
泡が潰されて騒音が発生し、また潤滑部でのオイル切れ
で、該潤滑部が損傷し易い。
【0006】このような不具合を解消するために、実公
昭61−17204号公報記載のものでは、オイルポン
プの吸入端に接続されたオイルストレーナの吸入口とリ
リーフバルブの吐出口とをオイルパン内にて隔壁でもっ
て仕切り、リリーフバルブからの吐出オイルによる気泡
含有オイルを、オイルポンプ中に吸入させないようにな
っていた。
【0007】
【解決しようとする課題】実公昭61−17204号公
報に記載のものでは、前記隔壁を、機関本体から下方へ
垂設された隔壁部分と、オイルパン底部から上方へ立設
された隔壁部分とを突合せて構成していたため、機関本
体を鋳造するための鋳型の形状が複雑化し、またオイル
パンも隔壁部分を形成するための加工工数が増加し、し
かも両隔壁部分を正確に位置合せをする必要があり、そ
の結果、コストアップが避けられず、軽量化が困難であ
った。
【0008】特に、オイルパンを一体化したクランクケ
ースが鉛直面で2分割された内燃機関では、この隔壁を
形成する凹部をクランクケース金型に形成することが困
難であった。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用効果】本発明
は、このような難点を克服した内燃機関のオイルポンプ
への気泡混入オイル吸入防止構造の改良に係り、オイル
ポンプの吸入口に接続されたオイルストレーナと、オイ
ルポンプおよび内燃機関の潤滑部を相互に接続するオイ
ル通路中に介装されたリリーフバルブとが、それぞれ同
一のオイルパン内のオイルに浸漬された内燃機関におい
て、前記オイルストレーナの吸入端に吸入カバーが一体
に装着され、該吸入カバーには、前記リリーフバルブの
吐出口から離れた個所に吸入口が形成されるとともに、
該リリーフバルブと吸入口との中間に該リリーフバルブ
付近のオイルが該吸入口へ流れるのを阻止する膨出部
が、前記オイルパン底部に接近するように形成されたこ
とを特徴とするものである。
【0010】本発明は前記したように構成されているの
で、オイルポンプおよび内燃機関の潤滑部を相互に接続
するオイル通路中の油圧がリリーフバルブのリリーフ圧
を越えて、該オイル通路中の圧油が該リリーフバルブか
らオイルパン中に吐出され、該オイルパン中のオイルに
気泡が発生しても、前記リリーフバルブの吐出口付近に
て気泡を多く含んだオイルが、前記吸入カバーのリリー
フバルブ寄り部分においてオイルパン底部に向って突出
した膨出部によりオイルストレーナの吸入口に向って流
れることが阻止され、気泡を多く混入したオイルがオイ
ルポンプに吸入されることが未然に防止される。
【0011】また本発明では、気泡混入オイルをオイル
ポンプに吸入されることを防止する部分をオイルストレ
ーナに形成しているため、機関本体やオイルパンに特別
な隔壁を設ける必要がなくなり、部品点数が削減されて
構造が簡略化され、コストダウンと軽量化とを図ること
ができる。
【0012】また本発明を請求項2記載のように構成す
ることにより、オイルポンプ、オイルストレーナおよび
リリーフバルブを内燃機関本体から容易に取外し、頗る
簡単に保守、点検、整備を行うことができ、しかもオイ
ルストレーナおよびリリーフバルブ間でオイルポンプボ
ディより突設された隔壁により、さらに一段と確実にオ
イルポンプへの気泡混入を防止することができる。
【0013】さらに本発明を請求項3記載のように構成
することにより、前記オイルパンを前記クランクケース
と一体に形成することができるとともに、このクランク
ケース割面に影響されることなく、前記ポンプボディに
一体的に隔壁を突設することができ、さらに構造を簡略
化して一段のコストダウンを図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面に図示された本発明の一実施例に
ついて説明する。
【0015】図1は、図示されない大型二輪車に搭載さ
れる内燃機関1を車巾方向鉛直面に沿い一部截断して車
体後方から車体前方に向い見た縦断背面図であって、該
内燃機関1は左右方向に指向したシリンダ2を前後方向
に亘り3気筒づつ配置した水平対向6気筒内燃機関であ
る。
【0016】また前記内燃機関1は車巾中心を通り前後
鉛直面に沿って左右に2分割された機関本体3L,3R
と、該2分割された機関本体3L,3Rに着脱自在に装
着されるシリンダヘッド4と、該シリンダヘッド4に着
脱自在に装着されるシリンダヘッドカバー5とよりな
り、前記機関本体3L,3Rの上部にシリンダブロック
が形成されるとともに、その下部にオイルパンが該シリ
ンダブロックと一体的に形成されている。
【0017】さらに図1に図示されるように、前記左右
の機関本体3L,3Rの割り面とシリンダ2の中心線と
が交叉する位置にクランクシャフト6が回転自在に枢支
され、前記シリンダ2に摺動自在に嵌装されたピストン
7とクランクシャフト6のクランクピンはコネクティン
グロッド8でもって連結されており、シリンダ2内のピ
ストン7の往復動でもってクランクシャフト6は回転駆
動されるようになっている。
【0018】さらにまたシリンダヘッド4およびシリン
ダヘッドカバー5の割り面とシリンダ2の中心線とが交
叉する位置にカムシャフト9が回転自在に枢支され、該
カムシャフト9は図示されない伝動機構を介してクラン
クシャフト6に連結されており、該カムシャフト9はク
ランクシャフト6の半分の回転速度で回転駆動されるよ
うになっている。
【0019】しかも機関本体3の下方に位置したクラン
ク室10内には、図1に図示されるように、クランクシャ
フト6と平行にメインシャフト11とカウンタシャフト12
とが回転自在に枢支され、メインシャフト11は図示され
ないクラッチを介してクランクシャフト6に連結され、
カウンタシャフト12はメインシャフト11およびカウンタ
シャフト12にそれぞれ嵌装された減速歯車群を介してメ
インシャフト11に連結され、図示されない後輪駆動軸は
カウンタシャフト12に連結されており、内燃機関1の運
転中にシフトドラム13に係合されているシフタ14が該シ
フトドラム13の旋回により前後に移動されると、前記減
速歯車群の噛合い関係が変更され、前記後輪駆動軸が所
要の減速比で回転駆動されるようになっている。
【0020】またオイルポンプ15は、ポンプボディ16
と、ポンプカバー17と、該ポンプボディ16およびポンプ
カバー17に回転自在に枢支されたポンプシャフト18と、
該ポンプシャフト18に一体に嵌着されたインナロータ19
と、ポンプボディ16に嵌合されたアウター20と、インナ
ロータ19の放射方向溝に摺動自在に嵌装されてその外端
縁がアウター20の内周面に沿って摺接しながら該インナ
ロータ19と共に回転する図示されないベーンとよりなっ
ている。
【0021】さらにオイルポンプ15は、図3に図示され
るように、ポンプカバー17を貫通した取付けボルト21に
より機関本体3Lに装着されるとともに、該オイルポン
プ15のポンプシャフト18は機関本体3Lの後壁を貫通し
ており、該ポンプシャフト18の後端に嵌着されたスプロ
ケット22は図示されないチェンを介してクランクシャフ
ト6のスプロケットに連結されており、クランクシャフ
ト6の回転に伴ないクランクシャフト6の回転速度に対
し一定の比率でもってポンプシャフト18は回転駆動され
るようになっている。
【0022】さらにまたオイルポンプ15のポンプカバー
17には、図3に図示されるオイルポンプ15の吸入ポート
23に連通する吸入通路25が形成され、該吸入通路25の吸
入端は下方に向って開口され、該吸入端にオイルストレ
ーナ28の吸入管29が嵌合され、該吸入管29と一体の取付
け鍔部片30の切欠き31(図7参照)に係合された図示さ
れないボルトがポンプカバー17に螺着されており、オイ
ルストレーナ28はオイルポンプ15に一体に装着されるよ
うになっている。
【0023】しかも図7に図示されるように、オイルス
トレーナ28の吸入管29の下端に、ストレーナ本体32が嵌
装され、該ストレーナ本体32の下端開口縁部33には、図
6に図示されるように、中心から120 °の間隔を存して
放射方向に指向した金網ストッパー34の支持部片35の先
端に一体に接合されたリング状部片36と、金網37の外周
縁部と、吸入カバー38の上端開口縁部39とが順次重ね合
されており、ストレーナ本体32の下端開口縁部33を断面
U状に彎曲してかしめ付けることにより、ストレーナ本
体32の下端開口縁部33に金網ストッパー34のリング状部
片36と金網37の外周縁部と吸入カバー38の上端開口縁部
39が一体に結合されるようになっている。
【0024】また吸入カバー38では、図2および図3に
図示されるように、車体前方(図面右方)の部分に下方
へ膨らんだ膨出部40が形成されるとともに、その車体後
方部分には上方へ引込んだ底上げ部41が形成され、図6
に図示されるように、該底上げ部41に略半円状の吸入口
42が設けられている。
【0025】さらにオイルポンプ15のポンプボディ16に
は、車体前方(図3では右方,図5では左方)に指向し
た吐出通路26が形成されるとともに、該吐出通路26と直
交した車体右方(図1では右方,図4では左方)に指向
して該吐出通路26と連通した吐出通路27が形成され、該
吐出通路27の端部にリリーフバルブ44のバルブケーシン
グ45が嵌合されており、図4に図示されるように、バル
ブケーシング45と一体の鍔片51を貫通した取付けボルト
52をポンプボディ16に螺合緊締することにより、リリー
フバルブ44はポンプボディ16に一体に装着されるように
なっている。
【0026】さらにまた、図4に図示されるように、リ
リーフバルブ44のバルブケーシング45には、ピストン46
が摺動自在に嵌装され、バルブケーシング45の先端開口
縁に嵌合されたサークリップ47に係止されているスプリ
ング受け48とピストン46とに圧縮コイルスプリング49が
介装されており、吐出通路26,27内の吐出圧力が所定の
設定圧力を上回ると、圧縮コイルスプリング49のスプリ
ング力に打勝ってピストン46がスプリング受け48寄りに
移動し、バルブケーシング45の吐出口50が開放されて、
圧力オイルが吐出されるようになっている。
【0027】しかも図3に図示されるように、吐出通路
26の車体前方開口端と、その前方でこれに対向して開口
されたオイル通路53の下方開口端とに、連通管54の両端
が嵌合され、該オイル通路53の上端はオイルフィルタ55
の吸入部56に連通されており、オイルポンプ15の吐出通
路26から連通管54およびオイル通路53を介してオイルフ
ィルタ55の吸入部56に供給されたオイルは、フィルタエ
レメント57を通過して濾過された後、吐出部58に達し、
吐出部58内のオイルは、図示されないオイル通路を介
し、内燃機関1のクランクシャフト6およびカムシャフ
ト9の枢支部分や、ピストン7の摺動部分等の潤滑部に
供給されるようになっている。
【0028】またオイルポンプ15のポンプシャフト18の
前端は、内燃機関1を冷却するためのウォータポンプ59
のポンプシャフト60に係合されており、オイルポンプ15
が回転駆動されると、ウォータポンプ59も同時に回転駆
動されるようになっている。
【0029】さらにオイルポンプ15のポンプボディ16に
は、図2に図示されるように、リリーフバルブ44のバル
ブケーシング45の上方と後方とを覆いポンプボディ16よ
り車体右方(図1参照)に指向した隔壁61(図2にてハ
ッチで示した部分)がポンプボディ16と一体に形成され
ている。
【0030】なお機関本体3内のオイルレベルは、図1
ないし図3に図示される上限オイルレベル62と下限オイ
ルレベル63との間に保持されるようになっている。
【0031】図示の実施例は前記したように構成されて
いるので、内燃機関1が運転状態となると、クランクシ
ャフト6の回転速度と比例した回転速度でオイルポンプ
15とウォータポンプ59は回転駆動され、図2ないし図3
に図示されるように、吸入通路25の吸入端に嵌合された
オイルストレーナ28の吸入管29より車体後方位置にて開
口された吸入口42から内燃機関1内のオイルがオイルポ
ンプ15内に吸入され、オイルポンプ15にて加圧された
後、吐出通路26,連通管54およびオイル通路53を介して
オイルフィルタ55に供給され、該オイルフィルタ55にて
濾過されたオイルは図示されないオイル通路を介して内
燃機関1の各潤滑部に供給される。
【0032】そして内燃機関1の底部に溜ったオイルが
オイルポンプ15に吸入される際に、該オイル中の大きな
ごみはオイルストレーナ28中の金網37にて除去されるた
め、オイルポンプ15は円滑に運転することができる。
【0033】またオイルポンプ15の吐出通路26に連通す
る吐出通路27内のオイル圧力が、リリーフバルブ44の設
定圧力を超えると、リリーフバルブ44が開放し、吐出通
路27内の圧力オイルが吐出口50より内燃機関1内に吐出
されるが、図2に図示されるように、リリーフバルブ44
より後方と上方に隔壁61が存在するために、リリーフバ
ルブ44の吐出口50より吐出されたオイルは、車体右方に
流れ、内燃機関1の底部右側前方部分にてオイル中の気
泡が上昇してオイルから分離される。
【0034】さらに気泡が充分に除去されたオイルは、
車体後方へ向って流れるとともに図1に図示されるよう
に車体左方へ流れ、オイルストレーナ28の吸入カバー38
における底上げ部41の吸入口42よりオイルポンプ15内に
吸入されるので、気泡が混入したオイルがオイルポンプ
15内に吸入されることが未然に防止される。
【0035】さらにまたオイルストレーナ28の吸入カバ
ー38における底上げ部41の吸入口42より車体前方には膨
出部40が、内燃機関1の底面近く迄、下方へ膨出してい
るため、オイルストレーナ28の車体前方から底上げ部41
の吸入口42へのオイルの流れが阻止されるので、気泡混
入オイルのオイルポンプ15への吸入がより確実に防止さ
れる。
【0036】またオイルポンプ15にオイルストレーナ28
とリリーフバルブ44とが一体に組付けられ、かつオイル
ポンプ15のポンプカバー17が取付けボルト21によって内
燃機関1に着脱自在に装着されるようになっているの
で、オイルポンプ15を内燃機関1より取外せば、オイル
ストレーナ28とリリーフバルブ44もオイルポンプ15とと
もに内燃機関1より取出して、オイルポンプ15、オイル
ストレーナ28およびリリーフバルブ44を頗る容易に保
守、点検、整備することができる。
【0037】また隔壁61はオイルポンプ15のポンプボデ
ィ16に一体的に形成されているため、内燃機関1の割り
面とは全く無関係に、しかもリリーフバルブ44に対して
最も適正な位置に配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るオイルポンプへの気泡混入オイル
吸入防止構造を備えた内燃機関の背面図でその要部を一
部欠截した図面である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】図1のII−II線に沿って截断した縦断側面図で
ある。
【図4】図2のIV−IV線に沿って截断したオイルポンプ
の一部横断面図である。
【図5】図4のV−V線に沿って截断した縦断面図であ
る。
【図6】オイルストレーナの底面部である。
【図7】図6のVII −VII 線に沿って截断した縦断面図
である。
【符号の説明】
1…内燃機関、2…シリンダ、3…機関本体、4…シリ
ンダヘッド、5…シリンダヘッドカバー、6…クランク
シャフト、7…ピストン、8…コネクティングロッド、
9…カムシャフト、10…クランク室、11…メインシャフ
ト、12…カウンタシャフト、13…シフトドラム、14…シ
フタ、15…オイルポンプ、16…ポンプボディ、17…ポン
プカバー、18…ポンプシャフト、19…インナロータ、20
…アウター、21…取付けボルト、22…スプロケット、23
…吸入ポート、24…吐出ポート、25…吸入通路、26,27
…吐出通路、28…オイルストレーナ、29…吸入管、30…
取付け鍔部片、31…切り欠き、32…ストレーナ本体、33
…下端開口縁部、34…金網ストッパー、35…支持部片、
36…リング状部片、37…金網、38…吸入カバー、39…上
端開口縁部、40…膨出部、41…底上げ部、42…吸入口、
43…傾斜面部、44…リリーフバルブ、45…バルブケーシ
ング、46…ピストン、47…サークリップ、48…スプリン
グ受け、49…圧縮コイルスプリング、50…吐出口、51…
鍔片、52…取付けボルト、53…オイル通路、54…連通
管、55…オイルフィルタ、56…吸入部、57…フィルタエ
レメント、58…吐出部、59…ウォータポンプ、60…ポン
プシャフト、61…隔壁、62…上限オイルレベル、63…下
限オイルレベル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルポンプの吸入口に接続されたオイ
    ルストレーナと、オイルポンプおよび内燃機関の潤滑部
    を相互に接続するオイル通路中に介装されたリリーフバ
    ルブとが、それぞれ同一のオイルパン内のオイルに浸漬
    された内燃機関において、 前記オイルストレーナの吸入端に吸入カバーが一体に装
    着され、該吸入カバーには、前記リリーフバルブの吐出
    口から離れた個所に吸入口が形成されるとともに、該リ
    リーフバルブと吸入口との中間に該リリーフバルブ付近
    のオイルが該吸入口へ流れるのを阻止する膨出部が、前
    記オイルパン底部に接近するように形成されたことを特
    徴とする内燃機関のオイルポンプへの気泡混入オイル吸
    入防止構造。
  2. 【請求項2】 前記オイルポンプ、オイルストレーナお
    よびリリーフバルブは、前記オイルパン内で相互に一体
    化されて内燃機関本体に装着され、前記オイルストレー
    ナおよびリリーフバルブ間にオイルポンプボディより隔
    壁が一体的に突設されたことを特徴とする請求項1記載
    の内燃機関のオイルポンプへの気泡混入オイル吸入防止
    構造。
  3. 【請求項3】 鉛直面に沿って2分割されたクランクケ
    ースとそれぞれ一体的に形成されたオイルパンは、該オ
    イルパン底部においても該鉛直面に沿って2分割され、
    前記隔壁は前記クランクケースの割面と無関係に形成さ
    れたことを特徴とする前記請求項2記載の内燃機関のオ
    イルポンプへの気泡混入オイル吸入防止構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1065410A1 (en) 1999-06-28 2001-01-03 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Oil circulating apparatus for automatic transmission
CN110375187A (zh) * 2019-08-26 2019-10-25 湖南机油泵股份有限公司 一种免铆压的吸油滤网结构

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EP1065410A1 (en) 1999-06-28 2001-01-03 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Oil circulating apparatus for automatic transmission
US6520293B1 (en) 1999-06-28 2003-02-18 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha Oil circulating apparatus for automatic transmission
CN110375187A (zh) * 2019-08-26 2019-10-25 湖南机油泵股份有限公司 一种免铆压的吸油滤网结构

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