JPH08246756A - 枠部材の接合構造体及びそれを備えた枠体 - Google Patents
枠部材の接合構造体及びそれを備えた枠体Info
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- JPH08246756A JPH08246756A JP7733895A JP7733895A JPH08246756A JP H08246756 A JPH08246756 A JP H08246756A JP 7733895 A JP7733895 A JP 7733895A JP 7733895 A JP7733895 A JP 7733895A JP H08246756 A JPH08246756 A JP H08246756A
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Abstract
(57)【要約】
[目的]窓枠や扉枠など枠の角部の接合が熟練していな
い一般の作業者でも簡単かつ正確にできる、枠部材の接
合構造体及びそれを備えた枠体を提供することを目的と
する。 [構成]扉枠はそれぞれ二本の横枠部材1と縦枠部材2
で形成された枠体である。横枠部材1の端部には外面1
2から内面13にかけて接合面11が形成されている。
接合面11には二箇所に係合部材3が取り付けてある。
係合部材3は円錐台状の係合体31とネジ部32を備え
ている。係合体31の先端面には十字溝が設けてある。
係合部材3は接合面11に埋設してあるナット管34に
ネジ部32を螺合して固定されている。縦枠部材2の端
部には接合面21が形成されている。接合面21には係
合凹部4が外面22から内面23側へ向けて互いに平行
に設けてある。係合凹部4の底面41は接合面21と平
行に設けてある。奥端部42が形成してある位置は係合
体31を係合凹部4に係合して係合体31を当接させた
ときに接合面11、21が合致するように設定されてい
る。
い一般の作業者でも簡単かつ正確にできる、枠部材の接
合構造体及びそれを備えた枠体を提供することを目的と
する。 [構成]扉枠はそれぞれ二本の横枠部材1と縦枠部材2
で形成された枠体である。横枠部材1の端部には外面1
2から内面13にかけて接合面11が形成されている。
接合面11には二箇所に係合部材3が取り付けてある。
係合部材3は円錐台状の係合体31とネジ部32を備え
ている。係合体31の先端面には十字溝が設けてある。
係合部材3は接合面11に埋設してあるナット管34に
ネジ部32を螺合して固定されている。縦枠部材2の端
部には接合面21が形成されている。接合面21には係
合凹部4が外面22から内面23側へ向けて互いに平行
に設けてある。係合凹部4の底面41は接合面21と平
行に設けてある。奥端部42が形成してある位置は係合
体31を係合凹部4に係合して係合体31を当接させた
ときに接合面11、21が合致するように設定されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は枠部材の接合構造体及び
それを備えた枠に係り、詳しくは、窓の枠や扉の枠など
のような枠の組み立てを容易にした枠部材の接合構造体
及びそれを備えた枠体に関するものである。
それを備えた枠に係り、詳しくは、窓の枠や扉の枠など
のような枠の組み立てを容易にした枠部材の接合構造体
及びそれを備えた枠体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】窓枠や扉枠など枠体の角部の納まりに
は、留め形相欠き継ぎ、留め形あり三枚継ぎ等各種の方
法がある。いずれも接合部の構造を正確に形成し、接合
部を合わせて釘打ちにより固定している。
は、留め形相欠き継ぎ、留め形あり三枚継ぎ等各種の方
法がある。いずれも接合部の構造を正確に形成し、接合
部を合わせて釘打ちにより固定している。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】近年、木工機械の進
歩により接合部の構造を正確に形成することは十分に可
能となった。しかし、組み立てに際しては、ほとんどが
現場で組み立てられるために人手に頼っている。この組
み立て作業は、上記したように正確さが要求されるが、
熟練した作業者が不足してきている現在、接合部の仕上
がりの精度が不十分で、枠組みが歪み、窓や扉の開閉に
支障をきたすトラブルが多くなっている。
歩により接合部の構造を正確に形成することは十分に可
能となった。しかし、組み立てに際しては、ほとんどが
現場で組み立てられるために人手に頼っている。この組
み立て作業は、上記したように正確さが要求されるが、
熟練した作業者が不足してきている現在、接合部の仕上
がりの精度が不十分で、枠組みが歪み、窓や扉の開閉に
支障をきたすトラブルが多くなっている。
【0004】
【発明の目的】本発明は、上記課題を解決するもので、
窓枠や扉枠など枠の角部の接合が熟練していない一般の
作業者でも簡単かつ正確にできる、枠部材の接合構造体
及びそれを備えた枠体を提供することを目的とする。
窓枠や扉枠など枠の角部の接合が熟練していない一般の
作業者でも簡単かつ正確にできる、枠部材の接合構造体
及びそれを備えた枠体を提供することを目的とする。
【0005】
【発明の構成】上記目的を達成する為に講じた発明の構
成は次の通りである。第1の発明にあっては、横枠部材
と縦枠部材を組み合わせて構成される接合構造体であっ
て、この構造体は、留め形構造により実質的に直角に接
合される横枠部材及び縦枠部材と、これら横枠部材と縦
枠部材のうち一方の接合面に設けられている係合体と、
他方の接合面に外面から内面側に向けて設けてある、上
記係合体と係合する係合凹部と、を備えており、上記係
合体と係合凹部は、係合させることにより横部材と縦部
材各部材が接合面に対し交差する方向へは外れないよう
にしてあり、係合凹部の奥端部に係合体を当接させるこ
とにより、横部材と縦部材の接合のための位置決めがで
きるようにしてある、枠部材の接合構造体である。
成は次の通りである。第1の発明にあっては、横枠部材
と縦枠部材を組み合わせて構成される接合構造体であっ
て、この構造体は、留め形構造により実質的に直角に接
合される横枠部材及び縦枠部材と、これら横枠部材と縦
枠部材のうち一方の接合面に設けられている係合体と、
他方の接合面に外面から内面側に向けて設けてある、上
記係合体と係合する係合凹部と、を備えており、上記係
合体と係合凹部は、係合させることにより横部材と縦部
材各部材が接合面に対し交差する方向へは外れないよう
にしてあり、係合凹部の奥端部に係合体を当接させるこ
とにより、横部材と縦部材の接合のための位置決めがで
きるようにしてある、枠部材の接合構造体である。
【0006】第2の発明にあっては、係合体は実質的に
円錐台状で、接合面に径小側を固定し軸方向が接合面と
実質的に垂直になるように取り付けてあり、係合凹部は
部材の外面から内面側に向けて接合面を切り欠いて設け
られ、係合凹部の内側面は係合体の側面に対応し、係合
体が係合状態で摺動できるようにしてある、第1の発明
に係る枠部材の接合構造体である。
円錐台状で、接合面に径小側を固定し軸方向が接合面と
実質的に垂直になるように取り付けてあり、係合凹部は
部材の外面から内面側に向けて接合面を切り欠いて設け
られ、係合凹部の内側面は係合体の側面に対応し、係合
体が係合状態で摺動できるようにしてある、第1の発明
に係る枠部材の接合構造体である。
【0007】第3の発明にあっては、第1または第2の
発明にかかる枠部材の接合構造体を備えた枠体である。
発明にかかる枠部材の接合構造体を備えた枠体である。
【0008】留め形構造とは、横枠部材と縦枠部材の接
合部を長さ方向に対し45度の角度で切断して接合面を
形成し、それら接合面を合わせて横枠部材と縦枠部材を
90度の角度で接合する構造である。
合部を長さ方向に対し45度の角度で切断して接合面を
形成し、それら接合面を合わせて横枠部材と縦枠部材を
90度の角度で接合する構造である。
【0009】
【作用】横枠部材と縦枠部材は、一方の接合面に設けて
ある係合体を他方の接合面に設けてある係合凹部に外面
側から係合させると、接合面に対し交差する方向へは外
れない。また、係合体を係合凹部の奥端部の停止する位
置まで移動させることにより、横枠部材と縦枠部材が留
め形構造における接合に最も適した位置に位置決めされ
る。
ある係合体を他方の接合面に設けてある係合凹部に外面
側から係合させると、接合面に対し交差する方向へは外
れない。また、係合体を係合凹部の奥端部の停止する位
置まで移動させることにより、横枠部材と縦枠部材が留
め形構造における接合に最も適した位置に位置決めされ
る。
【0010】第1または第2の発明にかかる枠部材の接
合構造体を備えた枠体にあっては、窓枠や扉枠など枠体
の現場での組み立てが容易かつ迅速にできる。また、枠
体の組み立てが容易にできるため、特に熟練した技術は
不要である。従って、一般の作業者でも作業が可能であ
り、この作業に関する熟練した職人の確保も不要とな
る。
合構造体を備えた枠体にあっては、窓枠や扉枠など枠体
の現場での組み立てが容易かつ迅速にできる。また、枠
体の組み立てが容易にできるため、特に熟練した技術は
不要である。従って、一般の作業者でも作業が可能であ
り、この作業に関する熟練した職人の確保も不要とな
る。
【0011】
【実施例】本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳
細に説明する。図1は本発明に係る枠体の斜視図、図2
は枠部材の接合部の構造を示す要部分解斜視図、図3は
枠部材の接合部の構造を示す要部断面図、図4は枠部材
の係合凹部の構造を示す説明図である。
細に説明する。図1は本発明に係る枠体の斜視図、図2
は枠部材の接合部の構造を示す要部分解斜視図、図3は
枠部材の接合部の構造を示す要部断面図、図4は枠部材
の係合凹部の構造を示す説明図である。
【0012】符号Wは扉枠で、それぞれ二本の横枠部材
1、1と縦枠部材2、2で形成された木製で長方形の枠
体である。扉枠Wの各角部の留め形構造は次に説明する
とおりである。図2、図3を参照する。横枠部材1の端
部には、長さ方向に対して外面12から内面13にかけ
て45度の角度で切断されて、接合面11が形成されて
いる。接合面11のやや内面13寄りには、二箇所に係
合部材3、3が取り付けてある。
1、1と縦枠部材2、2で形成された木製で長方形の枠
体である。扉枠Wの各角部の留め形構造は次に説明する
とおりである。図2、図3を参照する。横枠部材1の端
部には、長さ方向に対して外面12から内面13にかけ
て45度の角度で切断されて、接合面11が形成されて
いる。接合面11のやや内面13寄りには、二箇所に係
合部材3、3が取り付けてある。
【0013】係合部材3、3は、図3に示すように、円
錐台状の係合体31と、ネジ部32を備えている。ネジ
部32は係合体31の径小側に設けてある。係合体31
の先端面には、プラス、マイナスどちらのドライバーで
も回すことができる十字溝33が設けてある。また、係
合部材3、3は接合面11に埋設してあるナット管3
4、34にネジ部32を螺合して、軸方向が接合面11
と垂直になるように固定されている。
錐台状の係合体31と、ネジ部32を備えている。ネジ
部32は係合体31の径小側に設けてある。係合体31
の先端面には、プラス、マイナスどちらのドライバーで
も回すことができる十字溝33が設けてある。また、係
合部材3、3は接合面11に埋設してあるナット管3
4、34にネジ部32を螺合して、軸方向が接合面11
と垂直になるように固定されている。
【0014】縦枠部材2の端部には、横枠部材1と同様
に長さ方向に対して45度の角度で切断されて接合面2
1が形成されている。なお、横枠部材1と縦枠部材2の
断面形状は同一であるので、接合面11、21は接合し
たときに図3に示すように形状が合致するようになって
いる。
に長さ方向に対して45度の角度で切断されて接合面2
1が形成されている。なお、横枠部材1と縦枠部材2の
断面形状は同一であるので、接合面11、21は接合し
たときに図3に示すように形状が合致するようになって
いる。
【0015】縦枠部材2の接合面21には係合部材3、
3に対応して二箇所に係合凹部4、4が設けてある。図
4を参照する。なお、図4のうち中央図は縦枠部材2の
要部正面図、右図はA矢視図、左図はB矢視図である。
係合凹部4、4は外面22から内面23側へ向けて互い
に平行に設けてある。各係合凹部4の形状は、右図にお
いては係合部材3の係合体31の側面視形状とほぼ同じ
であり、係合体31が係合しているときにはその外周部
の一部が常に内側面43、43に接面するようになって
いる。
3に対応して二箇所に係合凹部4、4が設けてある。図
4を参照する。なお、図4のうち中央図は縦枠部材2の
要部正面図、右図はA矢視図、左図はB矢視図である。
係合凹部4、4は外面22から内面23側へ向けて互い
に平行に設けてある。各係合凹部4の形状は、右図にお
いては係合部材3の係合体31の側面視形状とほぼ同じ
であり、係合体31が係合しているときにはその外周部
の一部が常に内側面43、43に接面するようになって
いる。
【0016】また、各係合凹部4の底面41は接合面2
1と平行に設けてあり、奥端部42の内面形状は、係合
体31の外周面の一部とほぼ合致するように形成してあ
る。なお、奥端部42が形成してある位置は、係合体3
1、31を係合凹部4、4に係合して係合体31、31
を当接させたときには、図3に示すように接合面11、
21が合致し、横枠部材1と縦枠部材2が接合に最も適
した位置に位置決めされるように設定されている。
1と平行に設けてあり、奥端部42の内面形状は、係合
体31の外周面の一部とほぼ合致するように形成してあ
る。なお、奥端部42が形成してある位置は、係合体3
1、31を係合凹部4、4に係合して係合体31、31
を当接させたときには、図3に示すように接合面11、
21が合致し、横枠部材1と縦枠部材2が接合に最も適
した位置に位置決めされるように設定されている。
【0017】(作 用)図1ないし図4を参照して本実
施例の作用を説明する。横枠部材1と縦枠部材2は、一
方の接合面11に設けてある係合体31を他方の接合面
21に設けてある係合凹部4に外面側から係合させる
と、接合面11、21に対し交差する方向へは外れな
い。すなわち、横枠部材1と縦枠部材2は係合体31を
接合面11、21と平行に戻して係合を解除しないと外
れないので、接合後、簡単に外れることはなく、施工が
しやすい。
施例の作用を説明する。横枠部材1と縦枠部材2は、一
方の接合面11に設けてある係合体31を他方の接合面
21に設けてある係合凹部4に外面側から係合させる
と、接合面11、21に対し交差する方向へは外れな
い。すなわち、横枠部材1と縦枠部材2は係合体31を
接合面11、21と平行に戻して係合を解除しないと外
れないので、接合後、簡単に外れることはなく、施工が
しやすい。
【0018】また、係合体31を係合凹部4の奥端部4
2まで移動させて当接させることにより、横枠部材1と
縦枠部材2が留め形構造における接合に最も適した位置
に位置決めされる。これによって、扉枠Wあるいは窓枠
など、枠体の現場での組み立てが容易かつ迅速にでき
る。また、枠体の組み立てが容易で、特に熟練した技術
は不要であるので、一般の作業者でも作業が可能であ
り、この作業に関する熟練した職人の確保も不要とな
る。
2まで移動させて当接させることにより、横枠部材1と
縦枠部材2が留め形構造における接合に最も適した位置
に位置決めされる。これによって、扉枠Wあるいは窓枠
など、枠体の現場での組み立てが容易かつ迅速にでき
る。また、枠体の組み立てが容易で、特に熟練した技術
は不要であるので、一般の作業者でも作業が可能であ
り、この作業に関する熟練した職人の確保も不要とな
る。
【0019】図5、図6は係合部材の他の実施例を示す
斜視図である。各図において、上記係合部材3と同一ま
たは同等箇所には同一の符号を付して示している。図5
に示す係合部材3aは、上記した係合部材3とほぼ同様
の構造を備え、係合体31aの外周面に条部35を形成
したものである。この係合部材3aは、条部35が滑り
止め作用を有するので、ナット管34に螺着する際にド
ライバー等の道具を使用しないで締付けることができ
る。また、係合体31に接着剤を塗布して使用する場合
に、条部35の凹部に接着剤が溜るので接着面積を広く
なり、より強固な接合が可能になる。
斜視図である。各図において、上記係合部材3と同一ま
たは同等箇所には同一の符号を付して示している。図5
に示す係合部材3aは、上記した係合部材3とほぼ同様
の構造を備え、係合体31aの外周面に条部35を形成
したものである。この係合部材3aは、条部35が滑り
止め作用を有するので、ナット管34に螺着する際にド
ライバー等の道具を使用しないで締付けることができ
る。また、係合体31に接着剤を塗布して使用する場合
に、条部35の凹部に接着剤が溜るので接着面積を広く
なり、より強固な接合が可能になる。
【0020】図6に示す係合部材3bは、断面が半長円
形状で、先端に行くほど末広がりとなる係合体31bを
備えている。係合体31bの中央部分には先端面36か
ら基端面37にかけて貫通している貫通孔38が設けて
ある。貫通孔38の孔径は中間部分を境として基端面3
7側が小さくなって段部380が形成してある。貫通孔
38には、木ネジ39が挿通してある。
形状で、先端に行くほど末広がりとなる係合体31bを
備えている。係合体31bの中央部分には先端面36か
ら基端面37にかけて貫通している貫通孔38が設けて
ある。貫通孔38の孔径は中間部分を境として基端面3
7側が小さくなって段部380が形成してある。貫通孔
38には、木ネジ39が挿通してある。
【0021】木ネジ39のネジ部392は基端面37か
ら突出しており、ネジ頭391は段部380に当接させ
てある。この係合部材3bは、適当な箇所に木ねじ固定
することができるので、組立て現場で接合位置を決める
ような場合に有用である。なお、本発明は図示の実施例
に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内に
おいて種々の変形が可能である。
ら突出しており、ネジ頭391は段部380に当接させ
てある。この係合部材3bは、適当な箇所に木ねじ固定
することができるので、組立て現場で接合位置を決める
ような場合に有用である。なお、本発明は図示の実施例
に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載内に
おいて種々の変形が可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は上記構成を有し、次の効果を備
えている。すなわち、横枠部材と縦枠を留め形構造で接
合する場合において、一方の接合面に設けてある係合体
を他方の接合面に設けてある係合凹部に外面側から係合
させることにより、横枠部材と縦枠部材は、接合面に対
し交差する方向へは外れない。また、係合体を係合凹部
の奥端部に当接させることにより、横枠部材と縦枠部材
が接合に最も適した位置に位置決めされる。このよう
に、窓枠や扉枠など枠体の現場での組立てが容易かつ迅
速にできる。また、特に熟練した技術は不要であるの
で、一般の作業者でも接合作業が可能である。これによ
り、部材を接合して枠体をつくる作業に関する熟練した
職人の確保も不要となり、作業者の手配などの管理がし
やすい。
えている。すなわち、横枠部材と縦枠を留め形構造で接
合する場合において、一方の接合面に設けてある係合体
を他方の接合面に設けてある係合凹部に外面側から係合
させることにより、横枠部材と縦枠部材は、接合面に対
し交差する方向へは外れない。また、係合体を係合凹部
の奥端部に当接させることにより、横枠部材と縦枠部材
が接合に最も適した位置に位置決めされる。このよう
に、窓枠や扉枠など枠体の現場での組立てが容易かつ迅
速にできる。また、特に熟練した技術は不要であるの
で、一般の作業者でも接合作業が可能である。これによ
り、部材を接合して枠体をつくる作業に関する熟練した
職人の確保も不要となり、作業者の手配などの管理がし
やすい。
【図1】本発明に係る枠体の斜視図。
【図2】枠部材の接合部の構造を示す要部分解斜視図。
【図3】枠部材の接合部の構造を示す要部断面図。
【図4】枠部材の係合凹部の構造を示す説明図。
【図5】係合部材の他の実施例を示す斜視図。
【図6】係合部材の他の実施例を示す斜視図。
W 扉枠 1 横枠部材 11 接合面 12 外面 13 内面 2 縦枠部材 21 接合面 22 外面 23 内面 3 係合部材 31 係合体 32 ネジ部 33 十字溝 34 ナット管 4 係合凹部 41 底面 42 奥端部 43 内側面 3a 係合部材 31a 係合体 35 条部 3b 係合部材 31b 係合体 36 先端面 37 基端面 38 貫通孔 380 段部 39 木ネジ 391 ネジ頭 392 ネジ部
Claims (3)
- 【請求項1】 横枠部材と縦枠部材を組み合わせて構成
される接合構造体であって、この構造体は、 留め形構造により実質的に直角に接合される横枠部材及
び縦枠部材と、 これら横枠部材と縦枠部材のうち一方の接合面に設けら
れている係合体と、 他方の接合面に外面から内面側に向けて設けてある、上
記係合体と係合する係合凹部と、を備えており、 上記係合体と係合凹部は、係合させることにより横部材
と縦部材各部材が接合面に対し交差する方向へは外れな
いようにしてあり、係合凹部の奥端部に係合体を当接さ
せることにより、横部材と縦部材の接合のための位置決
めができるようにしてあることを特徴とする、 枠部材の接合構造体。 - 【請求項2】 係合体は実質的に円錐台状で、接合面に
径小側を固定し、軸方向が接合面と実質的に垂直になる
ように取り付けてあり、係合凹部は部材の外面から内面
側に向けて接合面を切り欠いて設けられ、係合凹部の内
側面は係合体の側面に対応し、係合体が係合状態で摺動
できるようにしてあることを特徴とする、 請求項1記載の枠部材の接合構造体。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の枠部材の接合構
造体を備えたことを特徴とする、 枠体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7077338A JP3020047B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 枠部材の接合構造体及びそれを備えた枠体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7077338A JP3020047B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 枠部材の接合構造体及びそれを備えた枠体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08246756A true JPH08246756A (ja) | 1996-09-24 |
JP3020047B2 JP3020047B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=13631141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7077338A Expired - Fee Related JP3020047B2 (ja) | 1995-03-07 | 1995-03-07 | 枠部材の接合構造体及びそれを備えた枠体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3020047B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220092027A (ko) * | 2020-12-24 | 2022-07-01 | 피디아이 주식회사 | 여닫음 방향이 정해지는 행거형 스윙 도어 프레임 |
-
1995
- 1995-03-07 JP JP7077338A patent/JP3020047B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20220092027A (ko) * | 2020-12-24 | 2022-07-01 | 피디아이 주식회사 | 여닫음 방향이 정해지는 행거형 스윙 도어 프레임 |
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JP3020047B2 (ja) | 2000-03-15 |
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