JPH1150553A - 木材連結方法と構造並びに木材連結部材 - Google Patents

木材連結方法と構造並びに木材連結部材

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JPH1150553A
JPH1150553A JP22002497A JP22002497A JPH1150553A JP H1150553 A JPH1150553 A JP H1150553A JP 22002497 A JP22002497 A JP 22002497A JP 22002497 A JP22002497 A JP 22002497A JP H1150553 A JPH1150553 A JP H1150553A
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connecting member
wood
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fitted
cylindrical
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JP22002497A
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Masayuki Kihara
正進 木原
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  • Joining Of Corner Units Of Frames Or Wings (AREA)
  • Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
  • Furniture Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、連結作業も簡単で外観も良好
な木材連結方法と構造ならびに木材連結部材を提供す
る。 【解決手段】 連結される二つの木製の構造部材20,
22を互いに当接させ、この構造部材20,22の一側
面で二つの構造部材20,22の境界線上に一つの円筒
状の嵌合部24を形成する。次に、嵌合部24にほとん
ど隙間なくはめ込まれる木製の円筒状の木材連結部材1
0を接着剤を介して嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、木製サッシの枠
部材や、木製家具の各構造部材の連結を行なう木材連結
方法と構造ならびに木材連結部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、木製サッシの枠や、木製家具の各
構造部材を連結する方法として仕口加工があり、これは
一方の構造部材の連結部分に所定の形状の溝部を形成
し、他の構造部材の連結部分にこの溝部に嵌合する形状
の突起を形成する。そしてこの溝部とこの突起を嵌合さ
せて各構造部材を連結するものであった。また、ボルト
や釘等の金属製の連結部材を使用して連結する方法もあ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の前者
の場合、仕口加工は溝部と突起を隙間なく嵌合させるた
めに溝部と突起が高い精度で形成されることが必要で、
熟練した専門技術が必要であり、作業効率も良くなかっ
た。また、上記従来の技術の後者の場合、木製の構造部
材に金属製の連結部材が取り付けられるため、外観が良
くなく、部品コストがかかり、また連結作業に時間がか
かり作業効率は良くなかった。
【0004】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、簡単な構造で連結作業も簡単で外
観も良好な木材連結方法と構造ならびに木材連結部材を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、連結される
二つの木製の構造部材を互いに当接させ、この構造部材
の一側面で上記二つの構造部材の境界線上に一つの円筒
状の空間部を有する嵌合部をキリにより形成し、上記嵌
合部に、この嵌合部にほとんど隙間なくはめ込まれる木
製の円筒状の木材連結部材を接着剤を介して嵌合させる
木材連結方法である。上記嵌合部は、底部の端縁部に全
周にわたって溝部が形成され、上記木材連結部材には上
記溝部に嵌合される同心円状の係合突部が形成されてい
る。
【0006】またこの発明は、連結される面を互いに当
接させた二つの木製の構造部材と、上記構造部材の一側
面で上記二つの構造部材の境界線を横切るように形成さ
れた一つの円筒状の空間部を有する嵌合部と、上記嵌合
部に接着剤を介して嵌合された木製の円筒状の木材連結
部材が設けられている木材連結構造である。またこの発
明は、有底円筒状の木製部材であって、上端面は平面
で、下端面は中央に円筒状の凹部空間が同心円状に形成
され、上記凹部の周囲が他部材に形成された凹部に嵌合
される係合突部として同心円状に設けられている木材連
結部材である。
【0007】この発明の木材連結方法と構造ならびに木
材連結部材は、木材連結部材の係合突部が、構造部材の
連結部分で、各構造部材に連続して形成された一つの嵌
合部の溝部に嵌合し、溝部の内側に位置する構造部材が
係合突部により確実に固定される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図5はこの発明
の一実施形態を示すもので、この実施形態の木材連結部
材10は、図1、図2に示すように所定の厚みを有する
木材を円筒状に加工して形成され、上端面12は平面で
あり、下端面14の外径は上端面12の外径よりわずか
に小さい径の同心円状に形成されている。そして下端面
14の中央には円柱状の凹部16が形成され、凹部16
の周縁部が係合突部18として全周に形成されている。
係合突部18の内側面18aは、下端面14側に向かっ
てわずかに外側に広がるように傾斜がつけられている。
また係合突部18の外周面18bは、下端面14に向か
って僅かに内側に傾斜し、さらに、その外周面に浅い凹
部19が全周に形成されている。従って、係合突部18
の外側面18bは、木材連結部材10の上端面12側の
側面13よりわずかに断面形状が小さく形成され、側面
13との境界で凹部19による段部が形成されている。
木材連結部材10は製造工場で大量に製造され、円柱状
であるため容易に高精度で形成可能であり、また木材か
ら作るため部品コストが安価である。
【0009】次にこの実施形態の木材連結部材10によ
る木材連結方法について説明する。この実施形態の木材
連結方法は、図2、図4、図5に示すように木製サッシ
の枠や、木造家屋や木製家具の軸組等を作る木製の構造
部材20、22を所定の位置で当接させ、例えば互いに
直交するように当接させ、構造部材20、22の境界線
上に嵌合部24を、木材加工用のキリにより形成する。
嵌合部24は、木材連結部材10がはめ込まれる円筒状
の空間部を有した凹部で、構造部材20、22の境界線
が嵌合部24の中心付近に位置するように形成する。そ
して嵌合部24の底部の端縁部には、木材連結部材10
の係合突部18が嵌合される溝部26が一周して設けら
れ、その中心部が凸状の凸部27となっている。嵌合部
24の溝部26の内側の側壁下部の外径は、木材連結部
材10の凹部16の上底部近傍の内壁面の外径よりも僅
かに大きく形成され、木材連結部材10により締め付け
られるように形成されている。
【0010】なお、嵌合部24は、図3に示すキリ30
を使用して建設現場で形成されるもので、キリ30をド
リルモータ等で回転させ、構造部材20、22の合わせ
部分の所定位置に押しつけて、簡単な操作で精度良く短
時間で形成することができる。
【0011】そして木材連結部材10の上端面12以外
の部分に適量の木工用接着剤を塗布し、木材連結部材1
0を嵌合部24にはめ込む。このとき、図4、図5に示
すように、木材連結部材10の木目が引張力に対して略
平行に位置するように、構造部材20、22の境界線に
対して木目が略直角となるようにはめ込む。そして、木
材連結部材10の係合突部18の外側面18bは、上方
の側面13よりわずかに断面形状が小さく形成されてい
るため嵌合部24に嵌合させやすく、そして木材連結部
材10の側面13は嵌合部24の端縁部28に押圧され
確実に係止される。そして、構造部材20、22、木材
連結部材10の表面を、互いに連続させ平坦となるよう
に木材連結部材10の突出部分切削し、仕上げる。
【0012】この実施形態の木材連結方法は、木材連結
部材10の係合突部18が、溝部26の内側の凸部27
による構造部材20、22の連結部分を挟持し、構造部
材20、22を確実に連結するものである。
【0013】この実施形態の木材連結方法と構造ならび
に木材連結部材10によれば、木材連結部材10が構造
部材20、22を確実に連結し、また木材連結部材10
は木製で構造部材20、22と同じ素材であるため外観
状及び構造的に違和感がなく相性が良い。木材連結部材
10と嵌合部24の断面形状は各々円で形成されている
ため簡単に精度良く作ることができ、互いを嵌合するこ
とが容易で作業効率も良い。さらに、嵌合部24は作業
現場でもキリ30で簡単に形成され、特別な熟練を要さ
ず便利である。
【0014】なお、この発明の木材連結方法と構造なら
びに木材連結部材は上記実施形態に限定されるものでは
なく、木材連結部材の係合突部18の形状等適宜変更可
能で、また構造部材の一つの境界線上に複数の木材連結
部材を取り付けても良い。そして、木材連結部材や嵌合
部の直径は構造部材の大きさ等に合わせて自由に設定す
ることができる。また用途は、木製サッシや木製の家具
以外のあらゆる木製製品に使用可能である。
【0015】
【発明の効果】この発明の木材連結方法と構造ならびに
木材連結部材は、連結作業が簡単で作業効率が良く、外
観上も良好である。さらに、この木材連結部材は工場で
大量に高精度に生産され、部品コストも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の木材連結部材の正面図
である。
【図2】この実施形態の木材連結方法と構造を示す横断
面図である。
【図3】この実施形態の木材連結方法と構造の嵌合部を
形成するキリの正面図である。
【図4】この実施形態の木材連結方法と構造を示す正面
図である。
【図5】この実施形態の木材連結方法と構造を示す正面
図である。
【符号の説明】
10 木材連結部材 12 上端面 14 下端部 18 係合突部 20,22 構造部材 24 嵌合部 26 溝部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結される二つの木製の構造部材を互
    いに当接させ、この構造部材の一側面で上記二つの構造
    部材の境界線上に、空間部が一つの円筒状の嵌合部をキ
    リにより形成し、上記嵌合部に、この嵌合部に嵌め込ま
    れる木製の円筒状の木材連結部材を嵌合させることを特
    徴とする木材連結方法。
  2. 【請求項2】 上記嵌合部は底部の端縁部を一周して
    溝部が形成され、中央部が凸状に形成された円筒状の空
    間部を有し、上記木材連結部材には上記溝部に嵌合され
    る係合突部が円筒状に形成され、上記溝部に上記係合突
    部を接着剤を介して嵌め込んで接合することを特徴とす
    る請求項1記載の木材連結方法。
  3. 【請求項3】 連結される面を互いに当接された二つ
    の木製の構造部材と、上記構造部材の一側面で上記二つ
    の構造部材の境界線を横切るように形成された一つの円
    筒状空間部の嵌合部と、上記嵌合部に接着剤を介して嵌
    合された木製の円筒状の木材連結部材が設けられている
    ことを特徴とする木材連結構造。
  4. 【請求項4】 上記嵌合部は底部の端縁部を一周して
    溝部が設けられて中央部が凸状に形成され、上記木材連
    結部材には上記溝部に嵌合される係合突部が形成され、
    上記溝部に上記係合突部がはめ込まれていることを特徴
    とする請求項3記載の木材連結構造。
  5. 【請求項5】 有底円筒状の木製部材であって、上端
    面は平面で、下端面は中央に円筒状の凹部空間が同心円
    状に形成され、上記凹部の周囲が他部材に形成された凹
    部に嵌合される係合突部として同心円状に設けられてい
    ることを特徴とする木材連結部材。
JP22002497A 1997-07-30 1997-07-30 木材連結方法と構造並びに木材連結部材 Pending JPH1150553A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005146515A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Lic:Kk 木造建築用連結金具およびこれを用いた建築施工方法
JP2008133661A (ja) * 2006-10-27 2008-06-12 Hirobumi Miyajima 木造建築物用補強部材
CN104131621A (zh) * 2014-08-07 2014-11-05 铁道第三勘察设计院集团有限公司 一种用于箱型截面曲面网壳的x型节点板

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