JPH078641Y2 - パネルの連結部構造 - Google Patents

パネルの連結部構造

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JPH078641Y2
JPH078641Y2 JP1988162189U JP16218988U JPH078641Y2 JP H078641 Y2 JPH078641 Y2 JP H078641Y2 JP 1988162189 U JP1988162189 U JP 1988162189U JP 16218988 U JP16218988 U JP 16218988U JP H078641 Y2 JPH078641 Y2 JP H078641Y2
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JP
Japan
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panel
corner
sleeve
liner
corner panel
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JP1988162189U
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JPH0281803U (ja
Inventor
潤一 近藤
Original Assignee
ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の外壁から突出してベランダ等を形成
する際に、ベランダの袖パネルと建物のコーナパネルと
を連結するに用いるパネルの連結部構造に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、建物の外面から突出してベランダ等を形成する場
合、第4図に示すように、建物の梁21に片持梁22を延設
し、この片持梁22の先端を連結梁(図示せず)で連結
し、片持梁22および連結梁の外面に袖パネル23,前面パ
ネル(図示せず)を固定するとともに、片持梁22の上面
に床を形成したものがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この構造では、袖パネル23を片持梁22に固定し
た際に、袖パネル23の外面と建物の角部に配設されたコ
ーナパネル24の外面との間に段差が生じることがあり、
外観を損なうという問題があった。また、袖パネル23は
下部を片持梁22に固定されているだけなので、上部が不
安定な状態にあり、揺れやすくなっていた。
したがって、この考案の目的は、パネル間に段差が生じ
るのを防止でき、外観の向上が図れるパネルの連結部構
造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案のパネルの連結部構造は、建物の角部に配設さ
れ表面材を枠材に固定した水平断面L形のコーナパネル
と、このコーナパネルの一方の外側面に外面を揃えて外
方に延設された袖パネルとを連結するパネルの連結部構
造において、前記袖パネルおよびコーナパネルの対向面
に位置する前記枠材にそれぞれ固着具挿通孔を連通可能
に設けるとともに、前記コーナパネルの前記固着具挿通
孔が位置する前記枠材の内面にナットを固定し、外面に
固着具を挿通可能で長さ寸法が前記表面材の厚さ寸法よ
りも大きくしたライナを前記表面材を穿設して固定し、
このライナを前記袖パネルの枠材に当接させて、前記袖
パネルの固着具挿通孔から挿通した固着具を前記ライナ
に挿通し前記ナットに螺合することにより前記袖パネル
を前記コーナパネルに連結したことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
この考案の構成によれば、袖パネルおよびコーナパネル
の互いの対向面に位置する枠材に固着具挿通孔を連通可
能に形成し、この固着具挿通孔を利用してこれらパネル
を固着具で連結したので、袖パネルとコーナパネルの外
面を揃えることができ、パネル間に段差が生じるのを防
止することができる。したがって、外観を向上させこと
ができる。また、袖パネルの上部をコーナパネルと連結
したことにより、袖パネルの保持が確実に行え、揺れを
防止することができる。また、袖パネルとコーナパネル
の枠材間にライナが介在した状態で固着具により固定さ
れるため、袖パネルは揺動することなく高い固定強度で
コーナパネルに固定される。また、ライナにより枠材は
ライナの長さ寸法だけ離れた状態で位置決めされるた
め、その枠材間に形成されたスペースにコーナパネルの
表面材を圧力をかけることなく介在させることができ
る。このため、表面材が破損せず、また表面材の材質の
強度が低くても袖パネルの固定強度に影響を与えること
がない。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説
明する。
コーナパネル1は、溝形鋼からなる枠材1aの表裏面に表
面材1bを固着して形成したもので、水平断面L形に形成
してある。枠材1aは、表面材1bの各辺に対して一対ずつ
向かい合わせの状態で配置されている。コーナパネル1
の袖パネル4が連結される側の枠材1aおよび表面材1aに
は固着具挿通孔(図示せず)が連通した状態で設けてあ
る。この固着具挿通孔を挟んで枠材1aの外面側には、表
面材1bを穿設して丸鋼からなるライナ6が溶接で固定し
てある。ライナ6は、その長さ寸法は表面材1bの厚さ寸
法よりも大きく、部材長手方向に挿通孔が形成してあ
り、固着具5が挿通可能である。また、枠材1aの内面側
には固着具挿通孔に合わせてナット7(第2図)が溶接
で固定してある。ライナ6は表面材1bから突出してお
り、ライナ6周縁と表面材1bの固着具挿通孔との間には
雨水の浸入を防止するためのシーリング材8が塗着して
ある。このコーナパネル1は、第3図に示すように、隣
接する一対の外壁パネル2,3にボルト等の固着具で連結
されており、各外壁パネル2,3はそれぞれ建物の梁11,12
に連結具10を介して連結されている。
袖パネル4は、溝形鋼からなる枠材4aの表裏面に表面材
(図示せず)を固着して形成したものである。コーナパ
ネル1側に配置された枠材4aの上部には、第1図に示す
ように、固着具挿通孔4bが形成してあり、この固着具挿
通孔4bはコーナパネル1の枠材1aに形成した固着具挿通
孔と連通する。そして、これらの固着具挿通孔を挿通し
た固着具5はコーナパネル1の枠材1aに設けたナット7
に螺合することにより、袖パネル4とコーナパネル1と
を互いに連結する。袖パネル4の下部は、第3図に示す
ように、外壁から延出された片持梁9の外側面に連結具
10を介して固定されている。
この実施例による袖パネル4とコーナパネル1の連結手
順を説明する。コーナパネル1は、あらかじめ枠材1aに
ライナ6およびナット7を固着し、枠材1aの表裏面に表
面材1bを固着して形成しておく。コーナパネル1を隣接
する外壁パネル2,3に連結する。建物本体の梁11に延設
された片持梁9の連結具10に袖パネル4を仮止めする。
袖パネル4のコーナパネル1側の枠材4aに形成した固着
具挿通孔4bをコーナパネル1のライナ6の位置に合わせ
る。袖パネル4の枠材4aの内側から固着具5を挿通し、
コーナパネル1の枠材1aに設けたナット7に螺合して連
結する。袖パネル4を片持梁9の連結具10に本固定する
ことにより袖パネル4の設置が完了する。
この実施例の構成によれば、コーナパネル1と袖パネル
4の互いに対向する面の枠材1a,4aに固着具挿通孔を連
通させた状態に設けるとともに、コーナパネル1の枠材
1aの内面側にナット7を設けたので、枠材4aの固着具挿
通孔4bから挿通した固着具5をこのナット7に螺合する
ことにより、袖パネル4をコーナパネル1に連結するこ
とができる。したがって、袖パネル4の外面をコーナパ
ネル1の外面に揃えることができ、袖パネル4とコーナ
パネル1との接合部に段差が生じるのを防止することが
できる。そのため、外観を向上させことができる。ま
た、袖パネル4とコーナパネル1の枠材4a,1a間にライ
ナ6が介在した状態で固着具5により固定されるため、
袖パネル4の上部が確実に保持され、外力が加わった際
にも袖パネル4が揺れることがない。また、ライナ6に
より枠材4a,1aはライナ6の長さ寸法だけ離れた状態で
位置決めされるため、その枠材4a,1a間に形成されたス
ペースにコーナパネル1の表面材を圧力をかけることな
く介在させることができる。このため、表面材1bが破損
せず、また表面材1bの材質の強度が低くても袖パネル4
の固定強度に影響を与えることがない。
〔考案の効果〕
この考案のパネルの連結部構造によれば、袖パネルおよ
びコーナパネルの互いの対向面に位置する枠材に固着具
挿通孔を連通可能に形成し、この固着具挿通孔を利用し
てこれらパネルを固着具で連結したので、袖パネルとコ
ーナパネルの外面を揃えることができ、パネル間に段差
が生じるのを防止することができる。したがって、外観
を向上させことができる。また、袖パネルの上部をコー
ナパネルと連結したことにより、袖パネルの保持が確実
に行え、揺れを防止することができる。また、袖パネル
とコーナパネルの枠材間にライナが介在した状態で固着
具により固定されるため、袖パネルは揺動することなく
高い固定強度でコーナパネルに固定される。また、ライ
ナにより枠材はライナの長さ寸法だけ離れた状態で位置
決めされるため、その枠材間に形成されたスペースにコ
ーナパネルの表面材を圧力をかけることなく介在させる
ことができる。このため、表面材が破損せず、また表面
材の材質の強度が低くても袖パネルの固定強度に影響を
与えることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の部分分解斜視図第2図は
コーナパネルの水平断面図、第3図は袖パネルとコーナ
パネルの配置を示す部分平面図、第4図は従来例の部分
平面図である。 1……コーナパネル、4……袖パネル、5……固着具、
7……ナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】建物の角部に配設され表面材を枠材に固定
    した水平断面L形のコーナパネルと、このコーナパネル
    の一方の外側面に外面を揃えて外方に延設された袖パネ
    ルとを連結するパネルの連結部構造において、前記袖パ
    ネルおよびコーナパネルの対向面に位置する前記枠材に
    それぞれ固着具挿通孔を連通可能に設けるとともに、前
    記コーナパネルの前記固着具挿通孔が位置する前記枠材
    の内面にナットを固定し、外面に固着具を挿通可能で長
    さ寸法が前記表面材の厚さ寸法よりも大きくしたライナ
    を前記表面材を穿設して固定し、このライナを前記袖パ
    ネルの枠材に当接させて、前記袖パネルの固着具挿通孔
    から挿通した固着具を前記ライナに挿通し前記ナットに
    螺合することにより前記袖パネルを前記コーナパネルに
    連結したことを特徴とするパネルの連結部構造。
JP1988162189U 1988-12-14 1988-12-14 パネルの連結部構造 Expired - Lifetime JPH078641Y2 (ja)

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JP1988162189U JPH078641Y2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 パネルの連結部構造

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JP1988162189U JPH078641Y2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 パネルの連結部構造

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Publication Number Publication Date
JPH0281803U JPH0281803U (ja) 1990-06-25
JPH078641Y2 true JPH078641Y2 (ja) 1995-03-06

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JP1988162189U Expired - Lifetime JPH078641Y2 (ja) 1988-12-14 1988-12-14 パネルの連結部構造

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5838081Y2 (ja) * 1979-02-27 1983-08-29 ナショナル住宅産業株式会社 バルコニ−の袖壁取付装置
JPH069121Y2 (ja) * 1987-05-14 1994-03-09 ナショナル住宅産業株式会社 ベランダ袖壁取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0281803U (ja) 1990-06-25

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