JPH08246664A - パイプ固定具、雌ねじ付きパイプ、連結パイプ並びにパイプ固定具及び雌ねじ付きパイプを組み合わせてなるパイプ構造 - Google Patents

パイプ固定具、雌ねじ付きパイプ、連結パイプ並びにパイプ固定具及び雌ねじ付きパイプを組み合わせてなるパイプ構造

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JPH08246664A
JPH08246664A JP5221295A JP5221295A JPH08246664A JP H08246664 A JPH08246664 A JP H08246664A JP 5221295 A JP5221295 A JP 5221295A JP 5221295 A JP5221295 A JP 5221295A JP H08246664 A JPH08246664 A JP H08246664A
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JP
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pipe
hole
female
head
recess
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JP5221295A
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English (en)
Inventor
Kenzaburo Fukukawa
賢三郎 福川
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Individual
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】突起部のない美しい外観を呈し、通行人の顔な
どに引っ掛って傷つけるおそれがなく安全なパイプ固定
具の提供。 【構成】受け部材1、押え部材2、六角穴付きボルト3
及び4並びに六角穴付きボルト5からなる。六角穴付き
ボルト5は、受け部材1の底部の貫通穴を通してホール
インアンカー8にねじ込まれている。六角穴付きボルト
3及び4の頭部は窪み2c及び2dの内部に収納されて
いる。パイプ20は平面1i,1j,2i,2jで押圧
され歪み、この歪みに基づく弾力で受け部材1及び押え
部材2に強固に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、クランプなる名称で
建築現場などにおいて足場用パイプを互いに固定するの
に用いられているものに類似した用途に用いられるパイ
プ固定具、雌ねじ付きパイプ、連結パイプ並びにパイプ
固定具及び雌ねじ付きパイプを組み合わせてなるパイプ
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図20は、従来の建築現場の足組におい
てパイプを組み合わせる道具として用いられてたクラン
プと称されるものの図面である。同図(a)は平面図、
(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は左側面図、
(e)は右側面図である。また、図21は図20(b)
のA−A矢視断面図である。図20のクランプは第1の
パイプ固定具201及び第2のパイプ固定具202から
なる。パイプ固定具201は受け部材181、押え部材
182、軸部183,184、ボルト185、六角ナッ
ト186からなる。パイプ固定具202は受け部材18
7、押え部材188、軸部189,196、ボルト19
7及び六角ナット198からなる。受け部材181及び
187はカシメ部材180で回転自在に連結されてい
る。横断面が円形であるパイプは受け部材181及び押
え部材182の間の円形空間で挟まれ押さえつけられ
る。同様に別の横断面円形のパイプは受け部材187及
び押え部材188の間の円形空間に挟みこまれる。押え
部材182は軸部183を中心に回転し、ボルト185
及び六角ナット186の締付け力により、受け部材18
1側に締付けられる。パイプ固定具202についても同
様にパイプを受け部材187と押え部材188の間に挟
持する。2つのパイプは互いに任意の角度をなして、パ
イプ固定部201及び202により固定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図20及び図21に示
した従来のクランプでは2本のパイプを互いに任意の角
度をなして固定することができる。しかしながら、図か
ら明らかなようにこれらクランプにはボルト185,1
97及び軸部183,189近傍の受け部材181,1
87、押え部182,188におけるナット186,1
98で押えられる部分等には突起部がある。そこで、こ
の従来のクランプは通行人の顔に接触し通行人に損傷を
与えたり作業者の衣服に突起部を引っ掛けて作業の進行
の邪魔になったりする。さらに多数の突起部は美観を損
ね屋内で使用されることはほとんどない。また従来のク
ランプは2本のパイプを連結することには有用である
が、1本のパイプを壁や天井などの構造物に固定するた
めには用いることができない。また従来のクランプは防
止掛け用フックなどのつり下げ補助具または、標識など
の物体をパイプに固定するのには用いることができな
い。
【0004】そこで本発明の目的は、壁、梁、天井など
の構造材にパイプを固定し、もしくは帽子掛用フックな
どの吊り下げ補助具もしくは標識などの物体をパイプに
固定し、または2つのパイプを締結するのに用いられる
パイプ固定具であって、突起部がなく滑らかな外観を呈
し、通行人などに損傷を与えるおそれがなく、作業者の
被服が引っ掛るおそれもなく、美的に優れた外観を呈
し、屋内やベランダなどで用いるのに好適なパイプ固定
具の提供にある。
【0005】さらに本発明の別の目的は、このパイプ固
定具を組み合わせて用いられて複雑なパイプ構造を美し
く構成するのに適した雌ねじ付きパイプ及びそのパイプ
固定具及び雌ねじ付きパイプを組み合せてなるパイプ構
造の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は次の手段を提供する。
【0007】壁、梁、天井などの構造材にパイプを固
定し、若しくは帽子掛用フック等の吊り下げ補助具若し
くは標識等の物体をパイプに固定し、又は2つのパイプ
を締結するのに用いられるパイプ固定具において、前記
パイプの外周に少なくとも2か所の壁面で接する第1の
凹部と、軸を互いに平行にする第1及び第2の雌ねじ
と、該第1及び第2の雌ねじの軸に平行な軸を有する第
3の貫通穴とが形成されている受け部材と、前記パイプ
の外周に少なくとも2か所の壁面で接する第2の凹部
と、軸を互いに平行にする第1及び第2の貫通穴とが形
成されている押え部材と、前記第1の貫通穴を貫通し前
記第1の雌ねじに螺合される第1の頭部付きボルトと、
前記第2の貫通穴を貫通し前記第2の雌ねじに螺合され
る第2の頭部付きボルトとを備えてなり、前記第1及び
第2の雌ねじはそれぞれ前記第1の凹部の両脇に設けて
あり、前記第1及び第2の貫通穴はそれぞれ前記第2の
凹部の両脇に設けてあり、前記第1及び第2の雌ねじの
軸間隔は前記第1及び第2の貫通穴の軸間隔に等しく、
前記押え部材の前記第1の貫通穴の開口周縁であって前
記第1の頭部付きボルトの座面が当接する面は、前記第
1の貫通穴の軸に直交するとともに、該座面を該当接面
に当接しているときには該第1の頭部付きボルトの頭部
を前記押え部材の仮想包絡面より内側に位置させる程度
に該仮想包絡面から窪んだ第1の窪みの底に位置し、前
記押え部材の前記第2の貫通穴の開口周縁であって前記
第2の頭部付きボルトの座面が当接する面は、前記第2
の貫通穴の軸に直交するとともに、該座面を該当接面に
当接しているときには該第2の頭部付きボルトの頭部を
前記押え部材の仮想包絡面より内側に位置させる程度に
該仮想包絡面から窪んだ第2の窪みの底に位置し、前記
第1及び第2の頭部付きボルトの頭部には、六角穴、十
字穴その他の締め付け用の穴が設けてあり、前記第3の
貫通穴の軸は、前記第1及び第2の雌ねじの軸に平行で
あり、該第1及び第2の雌ねじの軸からほぼ等距離にあ
り、前記第3の貫通穴の両端をなす開口を第1及び第2
の開口とし、前記第1の凹部側の開口を第1の開口とす
るとき、該第1の開口の周縁は該第3の貫通穴の軸に直
交する座面をなし、前記第3の貫通穴の周縁の前記座面
は、前記第1の凹部における前記パイプの外周に接する
壁面より窪んだ第3の窪みの底部に位置することを特徴
とするパイプ固定具。
【0008】前記第1及び第2の雌ねじの軸に直交す
る第1の端面が前記受け部材に形成してあり、前記第1
及び第2の貫通穴の軸に直交する第2の端面が前記押え
部材に形成してあり、前記受け部材及び前記押え部材で
前記パイプを挾持するとき前記第1及び第2の端面は互
いに接触するか又は間隙を置いて対面することを特徴と
する前記に記載のパイプ固定具。
【0009】前記第1の凹部と前記第2の凹部とを向
かい合わせてそれら両凹部に囲まれた間隙に前記パイプ
を置き、前記受け部材と前記押え部材とを前記第1及び
第2の頭部付きボルトで結合し、前記第1及び第2の頭
部付きボルトの緊締力で前記受け部材と前記押え部材と
で前記パイプを押圧し挾持するとき、前記第1及び第2
の頭部付きボルトのねじ先が前記受け部材の仮想包絡面
より内側に位置するだけの長さを前記第1及び第2の頭
部付きボルトは有することを特徴とする前記又はに
記載のパイプ固定具。
【0010】前記第1の凹部の前記壁面は互いに角度
をなす第1及び第2の平面を有し、該第1及び第2の平
面はそれぞれ前記第1及び第2の雌ねじの軸に直交する
平面に対し15度から60度の範囲の角度をなし、前記
第2の凹部の前記壁面は互いに角度をなす第3及び第4
の平面を有し、該第3及び第4の平面はそれぞれ前記第
1及び第2の貫通穴の軸に直交する平面に対し15度か
ら60度の範囲の角度をなすことを特徴とする前記,
又はに記載のパイプ固定具。
【0011】前記第3の窪みの底部近傍であって該底
部の前記座面の周縁に少なくとも1つのスプリングピン
用の貫通穴が形成してあり、該スプリングピン用貫通穴
の軸は前記第3の貫通穴の軸に平行であり、前記第3の
貫通穴に直交しする第3の端面が前記受け部材に形成し
てあり、前記第2の開口は該第3の端面にあることを特
徴とする前記,,又はに記載のパイプ固定具。
【0012】2本のパイプを互いに固定する固定用具
において、前記に記載の2つのパイプ固定具と、該2
つのパイプ固定具を連結するための連結用頭部付きボル
トと、該連結用頭部付きボルトに螺合されるナットとか
らなり、前記2つのパイプ固定具の前記第3の端面を互
いに当接させ、前記2つのパイプ固定具の前記第3の軸
を一致させ、該2つのパイプ固定具の前記第3の貫通穴
に前記連結用頭部付きボルトを挿通し、該連結用頭部付
きボルトのねじ先に前記ナットを螺合し、該連結用頭部
付きボルト及び該ナットで前記2つのパイプ固定具を連
結してなることを特徴とする固定用具。
【0013】横断面が円形であり、少なくとも片方の
端面が軸に直交している金属製のパイプにおいて、軸に
直交する前記端面から僅かに内側に寄った位置で内壁に
溶接され、前記軸と同軸の雌ねじが形成された雌ねじ部
材が筒内に設けてあることを特徴とする雌ねじ付きパイ
プ。
【0014】径が同じである前記に記載の2つの雌
ねじ付きパイプと、六角頭部、並びに該六角頭部の両端
面から該六角頭部と同軸にそれぞれ外方に伸びる第1及
び第2の雄ねじを一体に形成してなる連結ねじと、円環
形をなし、外径が前記パイプの外径に等しく、内径が前
記六角頭部の外径に等しいか又は該外径より僅かに小さ
く、厚みが前記六角頭部の厚みよりやや大きいスペーサ
とを備えてなり、前記第1の雄ねじは、前記2つの雌ね
じ付きパイプの内の一方の雌ねじ付きパイプの前記雌ね
じに螺合され、前記スペーサは前記連結ねじの六角頭部
に嵌められ、前記第2の雄ねじは、前記2つの雌ねじ付
きパイプの内の他方の雌ねじ付きパイプの前記雌ねじに
螺合され、前記第1及び第2の前記雄ねじは、2つの前
記雌ねじ付きパイプの端面で前記スペーサを圧する程度
に前記2つの雌ねじ付きパイプの前記雌ねじにそれぞれ
に螺合されていることを特徴とする連結パイプ。
【0015】前記に記載のパイプ固定具と、前記
に記載の雌ねじ付きパイプと、前記に記載のパイプ固
定具を前記に記載の雌ねじ付きパイプに締結する締結
用頭部付きボルトとからなり、前記に記載のパイプ固
定具における前記第3の貫通穴の軸を前記に記載の雌
ねじ付きパイプの前記雌ねじの軸に一致させ、前記に
記載のパイプ固定具における前記第3の端面を前記に
記載の雌ねじ付きパイプの前記雌ねじ側の端面に当接
し、前記締結用頭部付きボルトを前記第3の貫通穴の前
記座面側から差し込み、該締結用頭部付きボルトのねじ
先を前記に記載の雌ねじ付きパイプの前記雌ねじ螺合
させてなることを特徴とするパイプ構造。
【0016】
【作用】上に述べた如く本発明になるパイプ固定具は、
受け部材と、押え部材と、受け部材及び押え部材を連結
するための頭部付きボルトとを備えてなる。受け部材は
第1の凹部を有し押え部材は第2の凹部を有する。受け
部材の第1の凹部の両脇には第1及び第2の雌ねじが設
けてある。これら雌ねじの軸は互いに平行である。また
受け部材には第3の貫通穴が設けてあり、この貫通穴の
軸は、第1及び第2の雌ねじの軸から当距離にあって、
第1及び第2の雌ねじの軸に平行である。そこで第3の
貫通穴にボルトなどの締付け具を通して壁や天井などに
受け部材を固定することができる。その受け部材の凹部
の底には窪みがあり、その窪みの中に、第3の貫通穴に
挿通するボルトなどの頭部を収めることができる。した
がって、受け部材を天井などに固定するために用いるボ
ルトなどの部材は外部には現れない。
【0017】押え部材の第1及び第2の貫通穴の周縁に
は第1及び第2の頭部付きボルトの座面が当接する当接
面が形成されている。その当接面に頭部付きボルトの座
面が当接せれているとき、その頭部付きボルトの頭部が
押え部材の仮想包絡面から外部にでない程度に前記当接
面は窪みの中に深く設けられている。したがって、押え
部材においても突起は格別存在しない。
【0018】この本発明のパイプ固定具を用いることに
より安全で美しい外観のパイプ構造を構成することがで
きる。
【0019】本発明の雌ねじ付きパイプでは、パイプの
端面から僅かに内側によった位置で溶接された雌ねじ部
材が筒内に設けてある。その雌ねじ部材にはパイプの軸
と同軸の雌ねじが形成してある。このような構成の雌ね
じ付きパイプを互いに連結するには、雄ねじの形成され
た六角ボルトを用いる。その六角ボルトにはヘッドの両
端面から外方にそれぞれ伸びる雄ねじが形成されてい
る。その雄ねじを各雌ねじ付きパイプの雌ねじ部材にね
じ込む。また、この雌ねじ付きパイプには前記パイプ固
定具を容易に結合することができる。パイプ固定具の第
3の貫通口の軸と、雌ねじ付きパイプの雌ねじ部材にお
ける雌ねじの軸とを一致させ、前記第3の貫通口から頭
部付きボルトを前記雌ねじにねじ込むことにより、両者
を容易に結合できる。このように雌ねじ付きパイプにパ
イプ固定具を結合したパイプ構造は、広い範囲に応用す
ることができ、物干しざお支持構造などを容易に美しく
しかも安全に構成することができる。
【0020】
【実施例】次に、実施例を挙げ本発明を一層詳しく説明
する。
【0021】図1は、本発明の一実施例のパイプ固定具
における受け部材1を示す図。図2は、その受け部材の
AーA断面図。図3は、その受け部材のBーB断面図で
ある。この受け部材1はアルミダイキャストで形成され
ている。受け部材1の中央部には凹部1hが形成され、
凹部1hの両脇には雌ねじ1a,1bが形成されてい
る。凹部1hの底には窪み1kが形成されている。窪み
1kの底から前記雌ねじ1a,1bの軸と平行な軸を有
する貫通穴1gが形成され、さらにスプリングピン穴1
c,1d,1e,1fが形成されている。これらスプリ
ングピン穴の軸は貫通穴1gの軸に平行である。スプリ
ングピン穴1d及び1fは、底まで貫通しており窪み1
kの底に溜る水の排水口の役も果しえている。貫通穴1
gの窪み1k側の開口の縁は座面1Sをなしている。凹
部1hの両脇には端面1P,1qが形成されている。ま
た貫通穴1gの下方の開口のある面は、端面1Rをなし
ている。端面1P,1q及び1Rは互いに平行である。
平面1iは窪み1kの両側にあり、1i1及び1i2か
らなる。同様に平面1jは窪み1kの両側にあり、1j
1及び1j2からなる。平面1iが雌ねじ1aの軸に直
交する面に対してなす角θは30度である。同様に、面
1jが雌ねじ1bの軸に直交する面に対してなす角θも
30度である。このθは15度から60度の範囲にある
ことが好ましい。
【0022】なお、雌ねじ1a,1bにはヘリサートが
設けられ、雌ねじ1a,1bはいわゆるヘリサート雌ね
じをなしている。ヘリサート雌ねじを採用することによ
り、雌ねじ1a,1bに累合される頭部付きボルトと該
雌ねじ1a,1bとの間の張力が相当に大きくても、雌
ねじ1a,1b周辺が破壊され、頭部付きボルトが受け
部材から抜けてしまうおそれがなくなる。
【0023】図4は押え部材2を示す図、図5は押え部
材2のA−A断面図。図6は押え部材2のB−B断面図
である。図4において、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)は底面図、(d)は左側面図、(e)は右側
面図をそれぞれ示す。この押え部材もアルミダイキャス
トでなる。押え部材2の中央には凹部2hが形成され、
凹部2hの両脇には貫通穴2a及び2bがそれぞれ形成
されている。貫通穴2aの上側の開口周縁は当接面2e
をなしている。貫通穴2eの上側の開口の周縁は当接面
2fをなしている。貫通穴2aには、第1の頭部付きボ
ルト3が挿通され、貫通穴2bには第2の頭部付きボル
ト4が挿通される。第1の頭部付きボルト3の座面は当
接面2eに当接し、第2の頭部付きボルト4の座面は当
接面2fに当接する。当接面2eは窪み2cの底にあ
り、当接面2fは窪み2dの底にある。窪み2cは、当
接面2eに第1の頭部付きボルト3の座面が当接してい
るとき、その頭部付きボルト3の頭部が仮想包絡面の外
にはみださない程度に深い。窪み2dも、同様な深さを
有している。平面2iは貫通穴2aの軸に直交する平面
に対し、角度θをなしている。平面2jは貫通穴2bの
軸に直交する平面に対し、角度θをなしている。この角
度θが実施例では30度である。角度θは15度から6
0度の範囲の値を取ることが好ましい。平面2iは窪み
2kの両側にあり、それぞれ2i1及び2i2の符号を
付してある。平面2jは窪み2kの両側にあり、それぞ
れ2j1及び2j2の符号を付してある。凹部2hの両
脇には端面2p,2qが形成されている。端面2p,2
qはそれぞれ貫通穴2aの軸及び貫通穴2bの軸の直交
する。図7は、図1の受け部材1及び図4の押え部材2
を六角穴付きボルト3及び4で結合してなる本発明のパ
イプ固定具の一実施例を示す図である。図8は、図7の
A−A矢視断面図である。壁58には予め穴をあけその
穴の中にホールインアンカー8及びホールインアンカー
底部円錐台7aが埋め込まれている。図3に示した座面
1S上にスプリングワッシャー6を置き、そのスプリン
グワッシャー6を通して六角穴付きボルト5がホールイ
ンアンカー8にねじ込まれている。六角穴付きボルト5
及びスプリングワシャー6の高さは、図3の窪み1k内
に収まる。六角穴付きボルト3の頭部は窪み2cの内部
にあり、六角穴付きボルト4の頭部は窪み2dの内部に
ある。したがって、六角穴付きボルト3,4の頭部は押
え部材2の仮想包絡面の内側にあり、突出していない。
パイプ20は、平面1i,1j及び平面2i,2jで押
圧され僅かに歪み、その歪みに基づく弾力により、受け
部材1及び押え部材2に堅固に固定されている。
【0024】図9は、図7のパイプ固定具を2つ組み合
わせてなるパイプ固定用具を示す図であり、図10は、
図9のA−A矢視断面図である。図9において(a)は
平面図、(b)は正面図、(c)は底面図、(d)は左
側面図、(e)は右側面図である。受け部材1及び11
は六角ボルト15及びナット18で締結されている。六
角ボルト15は受け部材1及び11の貫通穴1gに挿通
されている。スプリングピン21は受け部材1のスプリ
ングピン穴1d及び受け部材11のスプリングピン穴1
eに挿入されている。スプリングピン23は、受け部材
1のスプリングピン穴1f及び受け部材11のスプリン
グピン用穴1cに挿通されている。スプリングピン21
及び23により受け部材1及び11は六角ボルト15の
軸の周りに回転するのを妨げている。したがってパイプ
20及び30は互いに直交するように連結されている。
【0025】図11は、パイプ20及び30を互いに平
行に結合する本発明の一実施例のパイプ固定用具を示す
図である。図12は、図11のA−A矢視断面図であ
る。図11において(a)は平面図、(b)は正面図、
(c)は底面図、(d)は左側面図、(e)は右側面図
である。スプリングピン21は受け部材1のスプリング
ピン用穴1d及び受け部材11のスプリングピン用穴1
fに挿通されている。スプリングピン23は受け部材1
のスプリングピン用穴1f及び受け部材11のスプリン
グピン用穴1dに挿通されている。スプリングピン21
及び23の内の一方だけでも差し支えない。例えばスプ
リングピン23を除いたときは、開放されたスプリング
ピン用穴は水抜き穴として作用する。
【0026】図13は、本発明になる雌ねじ付きパイプ
の一実施例である20及び30を連結してなる連結パイ
プを示す図である。図13において(a)は正面図、
(b)は左側面図、(c)右側面図である。図14
(a)は図13のA−A矢視断面図、図14(b)は同
図(a)のB−B矢視断面図である。図15は図14に
おける連結ねじ41を示す正面図、図16(a)は図1
4(a)のB−B断面において矢印とは反対方向に見た
ときにおける雌ねじ付きパイプ30の正面図、図16
(b)はその雌ねじ付きパイプ30の片端部を示す縦断
面図である。雌ねじ付きパイプ30の横断面は円形であ
り、端面が軸に直交している金属性のパイプである。こ
のパイプ30では、端面から僅かに内側に寄った位置
で、溶接されている雌ねじ部材31が設けられている。
雌ねじ部材31にはパイプ30と同軸に雌ねじ31aが
形成されている。雌ねじ部材31とパイプ30とは溶接
部32で4箇所において溶接されている。連結ねじ41
は六角ボルトヘッド41cと、右ねじ41a及び41b
からなる。右ねじ41aはパイプ20の雌ねじ31aに
ねじ込まれ、右ねじ41bはパイプ30の雌ねじ31a
にねじ込まれている。スペーサ40は円環状体でなり、
パイプ20及び30で圧縮されている。
【0027】図13の構造の連結パイプは、連結ねじ4
1及びスペーサ40を間に介してパイプ20及び30が
強固に連結されている。パイプ20,30の長さとして
各種のものを予め用意しておくことにより、図13の連
結パイプは様々な長さに構成することができる。
【0028】図17は、天井60から吊り下げた物干し
ざお支持構造を示す図である。同図(a)は斜視図、同
図(b)雌ねじ付きパイプ26と天井60との結合構造
を示す断面図である。天井60はコンクリートからな
り、天井60にあけられた穴にホールインアンカー8及
びホールインアンカー底部円錐台7aが予め嵌め込まれ
ている。雌ねじ付きパイプ26の雌ねじ部材31はホー
ルインアンカー8にねじ込まれている。補強台座91
は、円錐台の中央にパイプ26及びホールインアンカー
8が挿入される穴が設けられたものであり、プラスティ
ックからなる。パイプ26の雌ねじをホールインアンカ
ー8にきつくねじ込むことにより、補強台座91は圧縮
されパイプ26はホールインアンカー8に強固に結合さ
れる。雌ねじ付きパイプ26と同様に、雌ねじ付きパイ
プ27,28及び29はそれぞれホールインアンカー8
により天井60に強固に固定されている。パイプ20は
雌ねじ付きパイプ26及び27と、図7のパイプ固定具
81及び82よりそれぞれ結合されている。パイプ30
は雌ねじ付きパイプ28及び29に図7のパイプ固定具
83及び84によりそれぞれ結合されている。パイプ2
0及び30には物干しざお受け54,55,64,65
が挿通されている。物干しざお71は、物干しざお受け
54及び64により固定され、物干しざお72は物干し
ざお受け55及び65により固定されている。
【0029】図18は、本発明になるパイプ固定具及び
雌ねじ付きパイプを用いて構成した別の物干しざお支持
構造を示す斜視図である。雌ねじ付きパイプ34,3
5,36,37の上端部には、図7のパイプ固定具8
1,82,83,84がそれぞれ結合されている。雌ね
じ付きパイプ38の両端には図7のパイプ固定具85及
び86が結合されている。雌ねじ付きパイプ39の両端
にも図7のパイプ固定具87及び88が結合されてい
る。図18の構造では、パイプ20と平行にパイプ38
が結合され、パイプ30と平行にパイプ39が結合され
ているので、強い構造をなしている。
【0030】図19は、壁58に曲げパイプ51及び6
1を図7のパイプ固定具52,53,62,63で固定
した構造の物干しざお支持構造を示す斜視図である。パ
イプ51は2箇所で壁58に固定され、パイプ61も同
様に2箇所で壁58に固定されている。したがってパイ
プ51及び61は強力に壁58に固定されていることに
なる。パイプ固定具52,53,62,63は図7及び
図8に示した構造により壁58に固定されている。
【0031】図17、図18及び図19に示した本発明
のパイプ固定具及び雌ねじ付きパイプを利用したパイプ
構造で明らかなように、これらのパイプ構造は分解及び
組立が極めて容易である。したがって、本発明のパイプ
固定具及び雌ねじ付きパイプを用いたパイプ構造は、再
利用性及び可搬性に富んでいる。さらに、そのパイプ構
造は形及び大きさの変更が容易であり、この面からも再
利用性及び可搬性に富んでいるといえる。また、これら
のパイプ構造においては、パイプを壁、天井などに固定
する構造において、またパイプ相互を連結する構造にお
いて、突起物がないので美しい外観を呈し、また通行人
の顔に引っ掛ったりするというおそれもなく安全であ
る。したがって、こやのパイプ構造物は屋内やベランダ
などでも用いて好適である。
【0032】
【発明の効果】以上に実施例を挙げて詳しく説明したよ
うに、本発明によれば、パイプの加工を要せず、壁、
梁、天井などの構造材に堅固に容易にパイプを固定で
き、また2つのパイプを任意の角度に堅固に容易に締結
でき、突起部のない美しい外観を呈し、通行人の顔など
に引っかかって傷つける虞がなく安全であり、そのうえ
再利用性および可搬性に富むパイプ構造物の構築を可能
にするパイプ固定具を提供できる。
【0033】また、本発明によれば、連結が容易な雌ね
じ付きパイプ、及び複数の該雌ねじ付きパイプを連結し
てなり、長さ変更が容易で、再利用性および可搬性に富
むパイプ連結構造を提供できる。
【0034】さらに、本発明によれば、前記パイプ固定
具及び前記雌ねじ付きパイプを組み合わせてなり、組み
立て、分解並びに形及び大きさの変更が容易で、再利用
性および可搬性に富み、しかも美しく安全なパイプ構造
物を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパイプ固定具における
受け部材を示す図。
【図2】図1の受け部材のA−A矢視断面図。
【図3】図1の受け部材のB−B矢視断面図。
【図4】本発明の一実施例であるパイプ固定具における
押え部材を示す図。
【図5】図4の押え部材のA−A矢視断面図。
【図6】図4の押え部材のB−B矢視断面図。
【図7】本発明の一実施例であるパイプ固定具を示す
図。
【図8】図7のパイプ固定具のA−A矢視断面図。
【図9】図7のパイプ固定具を2つ組み合わせてなり、
2本のパイプを直角に結合するパイプ結合用具示す図。
【図10】図9のパイプ結合用具のA−A矢視断面図。
【図11】図7のパイプ固定具を2つ組み合わせてな
り、2本のパイプを平行に結合するパイプ結合用具示す
図。
【図12】図11のパイプ結合用具のA−A矢視断面
図。
【図13】本発明の一実施例である雌ねじ付きパイプを
2つ連結してなる連結パイプを示す図。
【図14】図13の連結パイプにおける連結部を示す縦
断面図(a)及びそのB−B矢視断面図(b)。
【図15】図14における連結ねじを示す正面図。
【図16】図14における雌ねじ付きパイプを端面側か
ら見たその雌ねじ付きパイプの正面図(a)及びその雌
ねじ付きパイプの端面部の縦断面図(b)。
【図17】図7のパイプ固定具及び図13の雌ねじ付き
パイプを組み合わせて構成した物干しざお支持構造の第
1の具体例を示す斜視図(a)及びその雌ねじ付きパイ
プを天井に固定する構造を示す断面図(b)。
【図18】図7のパイプ固定具及び図13の雌ねじ付き
パイプを組み合わせて構成した物干しざお支持構造の第
2の具体例を示す斜視図。
【図19】図7のパイプ固定具及び曲がりパイプを組み
合わせて構成した物干しざお支持構造の一具体例を示す
斜視図。
【図20】建築工事における足場用パイプを結合するの
に用いられ、クランプと通称されるパイプ固定用具を示
す図。
【図21】図20のパイプ固定用具のA−A矢視断面
図。
【符号の説明】
1,11・・・・・受け部材 1a,1b,31・・・・・雌ネジ 1c,1d,1e,1f・・・・・スプリングピン用穴 1g・・・・・貫通穴 1h・・・・・凹部 1i,1i1,1i2,1j,1j1,1j2・・・・
・パイプに接触しパイプを押圧する平面 1k・・・・・窪み 1p,1q・・・・・凹部1hの両脇にある端面 1r・・・・・貫通穴1gの片方の開口がある端面 1s・・・・・座面 2,12・・・・・押え部材 2a,2b・・・・・貫通穴 2c,2d・・・・・窪み 2h・・・・・凹部 2i,2i1,2i2,2j,2j1,2j2・・・・
・パイプに接触しパイプを押圧する平面 2p,2q・・・・・凹部2hの両脇にあり、端面1
p,1qに対向する端面 3,4,5,13,14,15・・・・・六角穴付きボ
ルト 6,16・・・・・スプリングワッシャー 7a・・・・・ホールインアンカー底部円錐台 8・・・・・ホールインアンカー 18・・・・・ナット 21,23・・・・・スプリングピン 20,26,27,28,29,30,34,35,3
6,37,38,39・・・・・パイプ 31・・・・・雌ネジ部材 31a・・・・・雌ネジ 32・・・・・溶接部 40・・・・・スペーサ 41・・・・・連結ネジ 41a,41b・・・・・右ネジ 41c・・・・・ネジヘッド 51,61・・・・・曲がりパイプ 52,53,62,63,81,82,83,84,8
5,86,87,88・・・・・パイプ固定具 54,55,64,65・・・・・物干し竿受け 58・・・・・壁 59・・・・・床 60・・・・・天井 71,72・・・・・物干し竿 91,92,93,94・・・・・補強台座 95,96,97,98・・・・・コンクリートブロッ
ク 180・・・・・カシメ軸部材 181,187・・・・・受け部材 182,188・・・・・押え部材 185,197・・・・・ボルト 186,198・・・・・六角ナット 183,184,189,196・・・・・軸部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁、梁、天井などの構造材にパイプを固定
    し、若しくは帽子掛用フック等の吊り下げ補助具若しく
    は標識等の物体をパイプに固定し、又は2つのパイプを
    締結するのに用いられるパイプ固定具において、 前記パイプの外周に少なくとも2か所の壁面で接する第
    1の凹部と、軸を互いに平行にする第1及び第2の雌ね
    じと、該第1及び第2の雌ねじの軸に平行な軸を有する
    第3の貫通穴とが形成されている受け部材と、 前記パイプの外周に少なくとも2か所の壁面で接する第
    2の凹部と、軸を互いに平行にする第1及び第2の貫通
    穴とが形成されている押え部材と、 前記第1の貫通穴を貫通し前記第1の雌ねじに螺合され
    る第1の頭部付きボルトと、 前記第2の貫通穴を貫通し前記第2の雌ねじに螺合され
    る第2の頭部付きボルトとを備えてなり、 前記第1及び第2の雌ねじはそれぞれ前記第1の凹部の
    両脇に設けてあり、 前記第1及び第2の貫通穴はそれぞれ前記第2の凹部の
    両脇に設けてあり、 前記第1及び第2の雌ねじの軸間隔は前記第1及び第2
    の貫通穴の軸間隔に等しく、 前記押え部材の前記第1の貫通穴の開口周縁であって前
    記第1の頭部付きボルトの座面が当接する面は、前記第
    1の貫通穴の軸に直交するとともに、該座面を該当接面
    に当接しているときには該第1の頭部付きボルトの頭部
    を前記押え部材の仮想包絡面より内側に位置させる程度
    に該仮想包絡面から窪んだ第1の窪みの底に位置し、 前記押え部材の前記第2の貫通穴の開口周縁であって前
    記第2の頭部付きボルトの座面が当接する面は、前記第
    2の貫通穴の軸に直交するとともに、該座面を該当接面
    に当接しているときには該第2の頭部付きボルトの頭部
    を前記押え部材の仮想包絡面より内側に位置させる程度
    に該仮想包絡面から窪んだ第2の窪みの底に位置し、 前記第1及び第2の頭部付きボルトの頭部には、六角
    穴、十字穴その他の締め付け用の穴が設けてあり、 前記第3の貫通穴の軸は、前記第1及び第2の雌ねじの
    軸に平行であり、該第1及び第2の雌ねじの軸からほぼ
    等距離にあり、 前記第3の貫通穴の両端をなす開口を第1及び第2の開
    口とし、前記第1の凹部側の開口を第1の開口とすると
    き、該第1の開口の周縁は該第3の貫通穴の軸に直交す
    る座面をなし、 前記第3の貫通穴の周縁の前記座面は、前記第1の凹部
    における前記パイプの外周に接する壁面より窪んだ第3
    の窪みの底部に位置することを特徴とするパイプ固定
    具。
  2. 【請求項2】前記第1及び第2の雌ねじの軸に直交する
    第1の端面が前記受け部材に形成してあり、前記第1及
    び第2の貫通穴の軸に直交する第2の端面が前記押え部
    材に形成してあり、前記受け部材及び前記押え部材で前
    記パイプを挾持するとき前記第1及び第2の端面は互い
    に接触するか又は間隙を置いて対面することを特徴とす
    る請求項1に記載のパイプ固定具。
  3. 【請求項3】前記第1の凹部と前記第2の凹部とを向か
    い合わせてそれら両凹部に囲まれた間隙に前記パイプを
    置き、前記受け部材と前記押え部材とを前記第1及び第
    2の頭部付きボルトで結合し、前記第1及び第2の頭部
    付きボルトの緊締力で前記受け部材と前記押え部材とで
    前記パイプを押圧し挾持するとき、前記第1及び第2の
    頭部付きボルトのねじ先が前記受け部材の仮想包絡面よ
    り内側に位置するだけの長さを前記第1及び第2の頭部
    付きボルトは有することを特徴とする請求項1又は2に
    記載のパイプ固定具。
  4. 【請求項4】前記第1の凹部の前記壁面は互いに角度を
    なす第1及び第2の平面を有し、該第1及び第2の平面
    はそれぞれ前記第1及び第2の雌ねじの軸に直交する平
    面に対し15度から60度の範囲の角度をなし、 前記第2の凹部の前記壁面は互いに角度をなす第3及び
    第4の平面を有し、該第3及び第4の平面はそれぞれ前
    記第1及び第2の貫通穴の軸に直交する平面に対し15
    度から60度の範囲の角度をなすことを特徴とする請求
    項1,2又は3に記載のパイプ固定具。
  5. 【請求項5】前記第3の窪みの底部近傍であって該底部
    の前記座面の周縁に少なくとも1つのスプリングピン用
    の貫通穴が形成してあり、該スプリングピン用貫通穴の
    軸は前記第3の貫通穴の軸に平行であり、 前記第3の貫通穴に直交しする第3の端面が前記受け部
    材に形成してあり、前記第2の開口は該第3の端面にあ
    ることを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のパ
    イプ固定具。
  6. 【請求項6】2本のパイプを互いに固定する固定用具に
    おいて、 請求項5に記載の2つのパイプ固定具と、該2つのパイ
    プ固定具を連結するための連結用頭部付きボルトと、該
    連結用頭部付きボルトに螺合されるナットとからなり、 前記2つのパイプ固定具の前記第3の端面を互いに当接
    させ、前記2つのパイプ固定具の前記第3の軸を一致さ
    せ、該2つのパイプ固定具の前記第3の貫通穴に前記連
    結用頭部付きボルトを挿通し、該連結用頭部付きボルト
    のねじ先に前記ナットを螺合し、該連結用頭部付きボル
    ト及び該ナットで前記2つのパイプ固定具を連結してな
    ることを特徴とする固定用具。
  7. 【請求項7】横断面が円形であり、少なくとも片方の端
    面が軸に直交している金属製のパイプにおいて、 軸に直交する前記端面から僅かに内側に寄った位置で内
    壁に溶接され、前記軸と同軸の雌ねじが形成された雌ね
    じ部材が筒内に設けてあることを特徴とする雌ねじ付き
    パイプ。
  8. 【請求項8】径が同じである請求項7に記載の2つの雌
    ねじ付きパイプと、 六角頭部、並びに該六角頭部の両端面から該六角頭部と
    同軸にそれぞれ外方に伸びる第1及び第2の雄ねじを一
    体に形成してなる連結ねじと、 円環形をなし、外径が前記パイプの外径に等しく、内径
    が前記六角頭部の外径に等しいか又は該外径より僅かに
    小さく、厚みが前記六角頭部の厚みよりやや大きいスペ
    ーサとを備えてなり、 前記第1の雄ねじは、前記2つの雌ねじ付きパイプの内
    の一方の雌ねじ付きパイプの前記雌ねじに螺合され、 前記スペーサは前記連結ねじの六角頭部に嵌められ、 前記第2の雄ねじは、前記2つの雌ねじ付きパイプの内
    の他方の雌ねじ付きパイプの前記雌ねじに螺合され、 前記第1及び第2の前記雄ねじは、2つの前記雌ねじ付
    きパイプの端面で前記スペーサを圧する程度に前記2つ
    の雌ねじ付きパイプの前記雌ねじにそれぞれに螺合され
    ていることを特徴とする連結パイプ。
  9. 【請求項9】請求項5に記載のパイプ固定具と、請求項
    7に記載の雌ねじ付きパイプと、請求項5に記載のパイ
    プ固定具を請求項7に記載の雌ねじ付きパイプに締結す
    る締結用頭部付きボルトとからなり、 請求項5に記載のパイプ固定具における前記第3の貫通
    穴の軸を請求項7に記載の雌ねじ付きパイプの前記雌ね
    じの軸に一致させ、請求項5に記載のパイプ固定具にお
    ける前記第3の端面を請求項7に記載の雌ねじ付きパイ
    プの前記雌ねじ側の端面に当接し、前記締結用頭部付き
    ボルトを前記第3の貫通穴の前記座面側から差し込み、
    該締結用頭部付きボルトのねじ先を請求項7に記載の雌
    ねじ付きパイプの前記雌ねじ螺合させてなることを特徴
    とするパイプ構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016114216A (ja) * 2014-12-17 2016-06-23 三和テッキ株式会社 配管固定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6330539B2 (ja) * 1983-05-11 1988-06-20 Aishin Waanaa Kk
JP4110851B2 (ja) * 2002-06-18 2008-07-02 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

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