JP3135596U - 継手 - Google Patents

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謹司 菊地
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Abstract

【課題】通しパイプに止まりパイプを当接できるようにすると共に、均一に締め付けて連結できるようにする。
【解決手段】通し嵌合筒5の外周に第1の軸線7を中心として設けられる表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した第1の突条15と、二つの板状の内側セグメント10と外側セグメント11に前記仮想一平面9を境としてそれぞれ設けられる内側フランジ16と外側フランジ17と、これら内側フランジ16と外側フランジ17に設けられたボルト13の貫通部を備える。貫通部の周囲に設けられた表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した縁突条22とを備える。ボルト13にナットを螺着して締め付けたときに、通し嵌合筒5や貫通部まわりに局部応力が発生しても、第1の突条15や縁突条22の弾性変形がこれを解消でき、均一な締め付けを可能にする。
【選択図】図1

Description

本考案は、1本の通し嵌合筒に止まり嵌合筒が交差接合した継手に関するものである。
従来、この種のものとして第1の継手とパイプの結合構造は、1本の通し嵌合筒及び1〜4本の止まり嵌合筒が止まり嵌合筒の一端に連設した接合筒により交差接合されると共に、隣接する通し嵌合筒及び止まり嵌合筒が両者の軸線を一平面内に位置させるように分断されて複数のセグメントに分割され、かつ、隣接するセグメントが接合筒を貫通するボルト及びそれに螺合するナットで連結される継手と、継手の通し嵌合筒に挿通された通しパイプ及び止まり嵌合筒に挿入された止まりパイプとが、前記ボルト及びナットによる隣接するセグメント同士の締め付けによって結合されている継手とパイプの結合構造が公知である(例えば、特許文献1)。
特開2004-169775公報
従来技術においては、接合筒の中央を貫通するボルト及びナットの締め付け力で、通しパイプと止まりパイプを連結できるものの、例えば通しパイプに止まりパイプが直接当接するようなことができなかったので、通しパイプや止まりパイプの位置決めがやや煩雑であった。
このような問題を解決するものとして、例えば分断した二つの板状のセグメントにフランジを設けると共に、これらフランジ間をボルト・ナットにより締め付けて固定することが考えられるが、締め付けに伴い局部応力が発生して、均一に締め付けできなくなるおそれが懸念される。
解決しようとする問題点は、パイプや軸を交差状態で連結する継手において、通しパイプに止まりパイプを当接できるようにすると共に、均一に締め付けて連結できるようにする点である。
請求項1の考案は、1本の通し嵌合筒に止まり嵌合筒が交差接合されると共に、隣接する前記通し嵌合筒及び前記止まり嵌合筒が、前記通し嵌合筒の第1の軸線と前記止まり嵌合筒の第2の軸線を仮想の一つの平面内に位置させるように分断されて二つの板状のセグメントに分割され、かつ、隣接する前記セグメントが頭部を備えた雄螺子部材及びそれに螺合する雌螺子部材を介して連結され、前記通し嵌合筒に挿通された通しパイプや通し軸及び前記止まり嵌合筒に挿入された止まりパイプや止まり軸とが、前記雄螺子部材及び前記雌螺子部材による隣接する前記セグメント同士の締め付けによって結合されている継手において、前記通し嵌合筒の外周に前記第1の軸線を中心として設けられる表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した第1の突条と、前記セグメントに前記平面を境としてそれぞれ設けられるフランジと、これらフランジに設けられた前記雄螺子部材の貫通部と、前記貫通部の周囲に設けられた表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した縁突条とを備えることを特徴とする継手である。
請求項2の考案は、前記縁突条と前記第1の突条とを接続する第1の接続用突条を前記フランジに備えることを特徴とする請求項1記載の継手である。
請求項3の考案は、1本の通し嵌合筒に止まり嵌合筒が交差接合されると共に、隣接する前記通し嵌合筒及び前記止まり嵌合筒が、前記通し嵌合筒の第1の軸線と前記止まり嵌合筒の第2の軸線を仮想の一つの平面内に位置させるように分断されて二つの板状のセグメントに分割され、かつ、隣接する前記セグメントが頭部を備えた雄螺子部材及びそれに螺合する雌螺子部材を介して連結され、前記通し嵌合筒に挿通された通しパイプや通し軸及び前記止まり嵌合筒に挿入された止まりパイプや止まり軸とが、前記雄螺子部材及び前記雌螺子部材による隣接する前記セグメント同士の締め付けによって結合されている継手において、前記止まり嵌合筒の外周に前記第2の軸線を中心として設けられる表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した第2の突条と、前記セグメントに前記平面を境としてそれぞれ設けられるフランジと、これらフランジに設けられた前記雄螺子部材の貫通部と、前記貫通部の周囲に設けられた表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した縁突条とを備えることを特徴とする継手である。
請求項4の考案は、前記縁突条と前記第2の突条とを接続する第2の接続用突条を前記フランジに備えることを特徴とする請求項3記載の継手である。
請求項5の考案は、前記フランジの前記通し嵌合筒側の第1の縁は前記第2の軸線とほぼ平行に設けられ、前記フランジの前記止まり嵌合筒側の第2の縁は前記第1の軸線とほぼ平行に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の継手である。
請求項1の考案によれば、通しパイプに止まりパイプを当接でき、雄螺子部材に雌螺子部材を螺着して締め付けたときに、通し嵌合筒や貫通部まわりに局部応力が発生しても、第1の突条や縁突条の弾性変形がこれを解消でき、均一な締め付けを可能にする。
請求項2の考案によれば、締め付け時に強力な局部応力が発生したとしても、これを縁突条から第1の接続用突条を介して第1の突条へと伝達したり、また第1の突条から第1の接続用突条を介して縁突条へと伝達して解消できる。
請求項3の考案によれば、通しパイプに止まりパイプを当接でき、雄螺子部材に雌螺子部材を螺着して締め付けたときに、止まり嵌合筒や貫通部まわりに局部応力が発生しても、第2の突条や縁突条の弾性変形がこれを解消でき、均一な締め付けを可能にする。
請求項4の考案によれば、締め付け時に強力な局部応力が発生したとしても、これを縁突条から第2の接続用突条を介して第2の突条へと伝達したり、また第2の突条から第2の接続用突条を介して縁突条へと伝達して解消できる。
請求項5の考案によれば、正面が角型で面積の広いフランジにより雄螺子部材、雌螺子部材の径を大きくすることなどが可能となる。
本考案における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本考案の必須要件であるとは限らない。
図1〜図6は実施例1を示しており、この実施例は例えば図5に示すようにパイプにより足場を組み立てた場合を示しており、四隅に立設した縦向きの通しパイプ1の中段、上段、下段にそれぞれ横向きの止まりパイプ2が四方に配置されている。そして、通しパイプ1に中段の止まりパイプ2が継手3を介して連結している。また通しパイプ1の上段、下段に止まりパイプ2が別の継手4を介して連結している。
前記中段の継手3について説明する。継手3はステンレス鋼等鋼やアルミニウム等の金属、セラミックス又は合成樹脂からなる分割形であって、この継手3は、通しパイプ1が貫通する1本の通し嵌合筒5と、それぞれ止まりパイプ2が挿入する2本の止まり嵌合筒6が、通し嵌合筒5の中心軸をなす第1の軸線7と止まり嵌合筒6の中心軸をなす第2の軸線8がT字状をなし、かつ、両止まり嵌合筒6の軸線8が直角をなすように交差接合されると共に、隣接する通し嵌合筒5と止まり嵌合筒6が両者の軸線7,8を仮想の一平面9内に位置させるように分断されて平面視ほぼL字状の内角を有する内側分割片等とも称せられる内側セグメント10と外角を有する外側分割片等とも称せられる外側セグメント11に2分割されている。これら内側セグメント10と外側セグメント11は、頭部を有する雄螺子部材たる頭部12を有するボルト13と雌螺子部材たるナット14により分解可能に連結されている。
さらに、内側セグメント10と外側セグメント11における通し嵌合筒5の外周に第1の軸線7を中心として設けられる第1の突条15がほぼ半環状にそれぞれ設けられ、また止まり嵌合筒6の外周に第2の軸線8を中心として第2の突条15Aがほぼ半環状にそれぞれ設けられる。内側セグメント10と外側セグメント11には、前記仮想一平面9を境としてそれぞれ対向して設けられる内側フランジ16と外側フランジ17とが設けられている。この内側フランジ16と外側フランジ17は、通し嵌合筒5や止まり嵌合筒6と同じ厚みの板状に形成されている。そして内側フランジ16と外側フランジ17の通し嵌合筒5側の第1の縁18は第2の軸線8とほぼ平行に設けられている。また、内側フランジ16と外側フランジ17の止まり嵌合筒6側の第2の縁19は第1の軸線7とほぼ平行に設けられている。そして、内側フランジ16と外側フランジ17には貫通孔によってボルト13の第1の貫通部20、第2の貫通部21が同軸状にそれぞれ設けられており、第1の貫通部20、第2の貫通部21の周囲には表面側に突出して縁突条22がそれぞれ設けられている。なお、突条はプレス加工などの塑性加工により金属板材の一部を、板厚を大幅に変えずに表面側を凸状に膨出して形成すると共に裏面側を凹状に形成したものであって、曲線状、直線状のように長手方向に連続して形成されるものである。そして、縁突条22は第1の貫通部20、第2の貫通部21の縁に沿って環状に設けられるものである。また、第1の貫通部20、第2の貫通部21における実施例では第1の貫通部20の内径となる縁突条22の内径Aは頭部12の最小幅Bより小さく形成されており(A<B)、頭部12が常時縁突条22に当接するようになっている。そして第1の貫通部20、第2の貫通部21を貫通したボルト13にナット14を螺着することで縁突条22を介して内側セグメント10と外側セグメント11を締め付けできるようになっている。
また、縁突条22と第1の突条15とを接続する第1の接続用突条23を備える。第1の接続用突条23の長手方向は、第1の軸線7の長手方向と直交すると共に、第1の突条15と第1の接続用突条23との接続箇所は、止まり嵌合筒6から第1の貫通部20、第2の貫通部21より遠い箇所であって、縁突条22に対して接線方向に設けられている。同様に、縁突条22と第2の突条15Aとを接続する第2の接続用突条24を備える。第2の接続用突条24は、第2の軸線8の長手方向と直交すると共に、第2の突条15Aと第2の接続用突条24との第2の接続箇所は、止まり嵌合筒6から第1の貫通部20、第2の貫通部21より近いに設けられている。
尚、図中25は上段のパイプに装着したタル木止め具であって、リング状の金属バンド26を中心軸を通る平面で2分割し、これらはボルト27・ナット28により締め付けられるものである。そして分割した一方のバンド26に中心軸と離れるようにタル木留め板部29を突設したものである。
次に前記構成についてその作用を説明する。継手3を介して通しパイプ1に中段の止まりパイプ2を連結する場合、通しパイプ1の左右両側を通し嵌合筒5で挟むと同時に止まりパイプ2の左右を両止まり嵌合筒6で挟むようにして内側セグメント10と外側セグメント11を配置する。この際、通しパイプ1に止まりパイプ2を当接する。次に第1の貫通部20、第2の貫通部21にボルト13を貫挿すると共に、反対側からナット14をボルト13の先端に螺着して締め付けする。この際、この締め付け力により縁突条22が内側に押圧されて弾性変形し、ボルト13の頭部12とナット14は縁突条22の表面にそれぞれ圧着する。この縁突条22における弾性変形が伴う前記圧着作用によってボルト13の頭部12とナット14にはそれぞれ緩み止め作用がなされる。同時に、ボルト13、ナット14の締め付けにより第1の貫通部20、第2の貫通部21まわりに局部応力が生じても、縁突条22のさらなる弾性変形によって局部応力が吸収できる。
さらに、ボルト13とナット14との締め付け力により内側セグメント10と外側セグメント11とを締め付けることとなる。この際、通し嵌合筒5の外周に第1の軸線7を中心としてそれぞれ設けられている第1の突条15が、通しパイプ1に対して環状に配置されることにより、仮に通し嵌合筒5に局部応力が加わったとしても該第1の突条15が弾性変形することで、その局部応力を吸収することができる。同様に、環状の第2の突条15Aが、止まりパイプ2に対して環状に配置されることにより、仮に止まり嵌合筒6に局部応力が加わったとしても該第2の突条15Aが弾性変形することで、その局部応力を吸収することができる。
また、縁突条22と第1の突条15とを接続する第1の接続用突条23が設けられているので、ボルト13とナット14との締め付けに伴い内側フランジ16、外側フランジ17に局部応力が生じたとしても、この局部応力は第1の接続用突条23を介して縁突条22、第1の突条15が弾性変形することで吸収することができる。同様に、縁突条22と第2の突条15Aとを接続する第2の接続用突条24が設けられているので、ボルト13とナット14との締め付けに伴い内側フランジ16、外側フランジ17に局部応力が生じたとしても、この局部応力は第2の接続用突条24を介して縁突条22、第2の突条15Aが弾性変形することで局部応力を吸収することができる。
以上のように、前記実施例では請求項1に対応して、1本の通し嵌合筒5に2本の止まり嵌合筒6が交差接合されると共に、隣接する通し嵌合筒5及び止まり嵌合筒6が、通し嵌合筒5の第1の軸線7と止まり嵌合筒6の第2の軸線8を一つの仮想一平面9内に位置させるように分断されて二つの板状の内側セグメント10と外側セグメント11に分割され、かつ、隣接する内側セグメント10と外側セグメント11が頭部12を備えたボルト13及びそれに螺合するナット14を介して連結され、継手3の通し嵌合筒5に挿通された通しパイプ1及び止まり嵌合筒6に挿入された止まりパイプ2とが、ボルト13及びナット14による隣接する内側セグメント10と外側セグメント11同士の締め付けによって結合されている継手3において、通し嵌合筒5の外周に第1の軸線7を中心として設けられる表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した第1の突条15と、二つの板状の内側セグメント10と外側セグメント11に前記仮想一平面9を境としてそれぞれ設けられる内側フランジ16と外側フランジ17と、これら内側フランジ16と外側フランジ17に設けられたボルト13の第1の貫通部20、第2の貫通部21と、第1の貫通部20、第2の貫通部21の周囲に設けられた表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した縁突条22とを備えたことにより、通しパイプ1に止まりパイプ2を当接でき、そしてボルト13にナット14を螺着して締め付けたときに、通し嵌合筒5や第1の貫通部20、第2の貫通部21まわりに局部応力が発生しても、第1の突条15や縁突条22の弾性変形がこれを解消でき、均一な締め付けを可能にする。
前記実施例では請求項2に対応して、縁突条22と第1の突条15とを接続する第1の接続用突条23を前記内側フランジ16と外側フランジ17に備えることにより、ボルト13、ナット14による締め付け時に強力な局部応力が発生したとしても、これを縁突条22から第1の接続用突条23を介して前記第1の突条15へと伝達して解消でき、また逆に前記第1の突条15から第1の接続用突条23を介して縁突条22へと伝達して解消できる。
前記実施例では請求項3に対応して、止まり嵌合筒6の外周に第2の軸線8を中心として設けられる表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した第2の突条15Aと、二つの板状の内側セグメント10と外側セグメント11に前記仮想一平面9を境としてそれぞれ設けられる内側フランジ16と外側フランジ17と、これら内側フランジ16と外側フランジ17に設けられたボルト13の第1の貫通部20、第2の貫通部21と、第1の貫通部20、第2の貫通部21の周囲に設けられた表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した縁突条22とを備えたことにより、通しパイプ1に止まりパイプ2を当接でき、ボルト13にナット14を螺着して締め付けたときに、止まり嵌合筒6や第1の貫通部20、第2の貫通部21まわりに局部応力が発生しても、第2の突条15Aや縁突条22の弾性変形がこれを解消でき、均一な締め付けを可能にする。
前記実施例では請求項4に対応して、縁突条22と第2の突条15Aとを接続する第2の接続用突条24を内側フランジ16と外側フランジ17に備えることにより、ボルト13、ナット14による締め付け時に強力な局部応力が発生したとしても、これを縁突条22から第2の接続用突条24を介して前記第2の突条15Aへと伝達して解消でき、また逆に前記第2の突条15Aから第2の接続用突条24を介して縁突条22へと伝達して解消できる。
前記実施例では請求項5に対応して、内側フランジ16と外側フランジ17の通し嵌合筒5側の第1の縁18は第2の軸線8とほぼ平行に設けられ、内側フランジ16と外側フランジ17の止まり嵌合筒6側の第2の縁19は第1の軸線7とほぼ平行に設けられることによって、正面が角型で面積の広い内側フランジ16と外側フランジ17によりボルト13、ナット14の径を大きくすることなどが可能となる。
以下に、他の実施例について説明する。尚、前記実施例1と同一部分については同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図7〜図8は実施例2を示しており、実施例2の継手3は、通しパイプ1が貫通する1本の通し嵌合筒5と、それぞれ止まりパイプ2が挿入する2本の止まり嵌合筒6が、通し嵌合筒5と止まり嵌合筒6の軸線がT字状をなし、かつ、両止まり嵌合筒6の軸線が直線をなすように交差接合されると共に、隣接する通し嵌合筒5と止まり嵌合筒6が両者の軸線を仮想一平面9内に位置させるように分断されて平面視ほぼI字状のセグメント10とセグメント11に分割されている。そして、これらセグメント10とセグメント11は、頭部を有する雄螺子部材たる六角頭部12を有するボルト13と雌螺子部材たるナット14により分解可能に連結されている。
このような継手3であっても、実施例1と同様に、通し嵌合筒5に局部応力が加わったとしても該第1の突条15が弾性変形することで、その局部応力を吸収することができるなどの作用効果を奏することができる。
図9〜図10は実施例3を示しており、実施例3の継手3は、通しパイプ1が貫通する1本の通し嵌合筒5と、それぞれ止まりパイプ2が挿入する1本の止まり嵌合筒6が、通し嵌合筒5と止まり嵌合筒6の軸線がT字状をなすように交差接合される。そして通し嵌合筒5と止まり嵌合筒6が両者の軸線を仮想一平面9内に位置させるように分断されて平面視ほぼI字状の内側セグメント10と外側セグメント11に分割されている。そして、これらセグメント10とセグメント11は、頭部を有する雄螺子部材たる六角頭部12を有するボルト13と雌螺子部材たるナット14により分解可能に連結されている。
このような継手3であっても、実施例1と同様に、通し嵌合筒5に局部応力が加わったとしても該第1の突条15が弾性変形することで、その局部応力を吸収することができるなどの作用効果を奏することができる。
以上のように本考案にかかる継手は、中空なパイプ以外に中実な軸にも利用でき、また用途としては仮設ハウスやテントの骨組みなどにも利用する等各種の用途に適用できる。
本考案の実施例1を示す組立て状態の外側の斜視図である。 同内側の斜視図である。 同平面図である。 同分解斜視図である。 同パイプを継手を介して組み立てた状態の斜視図である。 同タル木止め金具の斜視図である。 本考案の実施例2を示す斜視図である。 同側面図である 本考案の実施例3を示す斜視図である。 同側面図である。
符号の説明
3 継手
5 通し嵌合筒
6 止まり嵌合筒
7 第1の軸線
8 第2の軸線
9 仮想の一平面
10 セグメント
11 セグメント
12 頭部
13 ボルト(雄螺子部材)
14 ナット(雌螺子部材)
15 第1の突条
15A 第2の突条
16 フランジ
17 フランジ
20 第1の貫通部
21 第2の貫通部
22 縁突条
23 第1の接続用突条
24 第2の接続用突条

Claims (5)

  1. 1本の通し嵌合筒に止まり嵌合筒が交差接合されると共に、隣接する前記通し嵌合筒及び前記止まり嵌合筒が、前記通し嵌合筒の第1の軸線と前記止まり嵌合筒の第2の軸線を仮想の一つの平面内に位置させるように分断されて二つの板状のセグメントに分割され、かつ、隣接する前記セグメントが頭部を備えた雄螺子部材及びそれに螺合する雌螺子部材を介して連結され、前記通し嵌合筒に挿通された通しパイプや通し軸及び前記止まり嵌合筒に挿入された止まりパイプや止まり軸とが、前記雄螺子部材及び前記雌螺子部材による隣接する前記セグメント同士の締め付けによって結合されている継手において、前記通し嵌合筒の外周に前記第1の軸線を中心として設けられる表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した第1の突条と、前記セグメントに前記平面を境としてそれぞれ設けられるフランジと、これらフランジに設けられた前記雄螺子部材の貫通部と、前記貫通部の周囲に設けられた表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した縁突条とを備えることを特徴とする継手。
  2. 前記縁突条と前記第1の突条とを接続する第1の接続用突条を前記フランジに備えることを特徴とする請求項1記載の継手。
  3. 1本の通し嵌合筒に止まり嵌合筒が交差接合されると共に、隣接する前記通し嵌合筒及び前記止まり嵌合筒が、前記通し嵌合筒の第1の軸線と前記止まり嵌合筒の第2の軸線を仮想の一つの平面内に位置させるように分断されて二つの板状のセグメントに分割され、かつ、隣接する前記セグメントが頭部を備えた雄螺子部材及びそれに螺合する雌螺子部材を介して連結され、前記通し嵌合筒に挿通された通しパイプや通し軸及び前記止まり嵌合筒に挿入された止まりパイプや止まり軸とが、前記雄螺子部材及び前記雌螺子部材による隣接する前記セグメント同士の締め付けによって結合されている継手において、前記止まり嵌合筒の外周に前記第2の軸線を中心として設けられる表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した第2の突条と、前記セグメントに前記平面を境としてそれぞれ設けられるフランジと、これらフランジに設けられた前記雄螺子部材の貫通部と、前記貫通部の周囲に設けられた表面側を凸状に形成すると共に裏面側を凹状に形成した縁突条とを備えることを特徴とする継手。
  4. 前記縁突条と前記第2の突条とを接続する第2の接続用突条を前記フランジに備えることを特徴とする請求項3記載の継手。
  5. 前記フランジの前記通し嵌合筒側の第1の縁は前記第2の軸線とほぼ平行に設けられ、前記フランジの前記止まり嵌合筒側の第2の縁は前記第1の軸線とほぼ平行に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012066801A1 (ja) * 2010-11-15 2012-05-24 スペーシア株式会社 パイプジョイント

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