JP6106512B2 - 連結具 - Google Patents

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Description

本発明は、木造建築を始めとする各種木構造で用い、部材同士を強固に一体化する連結具に関する。
木造建築では、柱や梁などの構造材から各種内装材まで、様々な木材を使用しており、これらは金具や釘などで所定の位置に固定する。一般的な金具は、二部材を跨ぐように配置した後、金具から木材に向けてボルトや釘類を差し込むが、この釘類は、部材の表面に対して直角方向に差し込む。ただし、釘類の引き抜け防止などを目的として、下記特許文献のように、あえて部材に対して斜方向に差し込むこともある。
特許文献1では、構造体の結合接続方法が開示されている。この発明は、金具類を木材などに取り付けるために開発され、専用の連結器具を用いて、アングルなどの金具類を固定している。この連結器具には、木材などの表面に対して交角を有する斜孔を複数形成してあり、斜孔から木材などに向けて釘を打ち込む。打ち込まれた釘は、X字状またはハの字状の配置になり、金具類を引き離すような荷重に対して、強力に対抗できる。
特許文献2は、特許文献1の発明者によって創作された考案で、木材などの表面に固定するアンカー金具が開示されている。このアンカー金具には、左右一対の斜面部を設けてあり、そこに釘などの結合具を打ち込むため、傾斜貫孔を形成してある。傾斜貫孔に打ち込まれた結合具は、X字状またはハの字状の配置になり、アンカー金具を引き離すような荷重に対して、強力に対抗できる。なお文献中には、T字状やL字状など様々な形状のアンカー金具が開示されており、あらゆる場所での使用が想定されている。
特開昭48−7148号公報 実開昭49−65013号公報
木材に差し込まれた釘類にせん断荷重が作用すると、その頭部付近などが湾曲して木材にめり込み、釘類に緩みが生じて、部材同士の連結箇所の剛性低下など、様々な不具合を引き起こす。そのため、木造建築で使用する釘類には、過大なせん断荷重が作用しないよう注意すべきである。しかし現実には、木材の配置などの制約から、せん断荷重の軽減が難しいことも多い。例えば、柱などの構造材に筋交いを固定する場合、そこで使用する釘類は、作業性の観点から、構造材の表面に対して直角に差し込むことが多い。その結果、釘類には過大なせん断荷重が作用して、その一部が木材にめり込み、以降の剛性が低下することがある。
前記特許文献2のように、一個のアンカー金具を取り付けるため、角度の異なる複数の結合具(釘類)を打ち込む場合、アンカー金具に作用する荷重の方向によっては、特定の結合具だけに荷重が集中して、その結合具にめり込みや抜けが生じて、アンカー金具の取り付けが緩むことも予想される。このように、木材に対して斜方向に釘類を打ち込む場合、特定の釘類だけに荷重が集中しないよう、何らかの対策を講じることが好ましい。
本発明はこうした実情を基に開発されたもので、木造建築を始めとする各種木構造で用い、差し込まれたネジ釘に作用するせん断荷重を軽減でき、また特定のネジ釘に荷重が集中することを抑制可能な連結具の提供を目的としている。
前記の課題を解決するための請求項1記載の発明は、一方材と他方材を連結するための連結具であって、前記一方材の表面に固定されるベース体と、前記ベース体と前記他方材との間をつなぐ中間体と、前記ベース体を前記一方材に固定するためのネジ釘と、前記ベース体と前記中間体を一体化する固定具と、を用い、前記ベース体には、前記一方材の表面に対して交角を有する傾斜面と、該傾斜面から直角方向に伸び且つ前記ネジ釘を差し込むことのできる軸孔と、を設け、前記中間体は、前記ベース体の外側に覆い被さる冠部と、前記他方材を取り付けるための接続手段と、を有し、前記冠部には、前記軸孔に差し込まれた前記ネジ釘の頭部と接触する密着面を設けたことを特徴とする連結具である。
本発明は、木造建築を始めとする各種木構造において、二部材を連結するためのもので、様々な箇所での使用を想定している。そのため、連結される二部材のうち一方を一方材と称し、他方を他方材と称するものとする。一方材は、柱を始めとする棒材のほか、板材でも構わないが、他方材は、棒材とする。また一方材と他方材との配置についても、自在に決めることができる。
ベース体は、一方材の表面に取り付けられる金属片で、ネジ釘で一方材に固定され、その底面は、一方材の表面に接触できるよう、平面状に仕上げてある。またネジ釘は、側周面に螺旋状のオネジを形成してあり、且つ一端にドライバーなどの工具を掛けるための頭部を有するものであれば、長さや断面径は自在である。そしてネジ釘は、一方材の表面に対して直角方向にねじ込む訳ではなく、ある程度の交角を有するものとする。
軸孔は、ネジ釘を差し込むためのもので、ベース体の表裏面を貫通する。この軸孔は、一方材の表面から垂直に突出する軸線に対して、15度から60度程度の交角を与えるほか、その内径は、ネジ釘の頭部以外が無理なく通過できる程度とする。次に傾斜面は、軸孔の入り口に設ける平滑面で、軸孔の方向に対して直交するように形成してあり、ネジ釘の頭部と接触する。当然ながら傾斜面は、ベース体と一方材との接触面に対して、反対側に位置する。また一箇所の傾斜面には、複数の軸孔を設けることもできる。
傾斜面は、一個のベース体に一面だけとしても構わないが、左右対称に二面を形成することが多い。なお、傾斜面を左右に配置した場合、ベース体を横方向から眺めると、傾斜面はハの字状、または逆ハの字状になり、その軸孔に差し込んだネジ釘は、一方材の内部でX字状、またはハの字状の配置となる。仮に、ネジ釘がX字状の配置となる場合、一方材の内部でのネジ釘同士の接触を防ぐため、軸孔を千鳥配置にするなどの対策を講じる。
中間体は、ベース体と他方材を連結する役割を担い、その一端には、ベース体と接触する冠部を備え、他端には、他方材と一体化する接続手段を備える。この接続手段とは、中間体と他方材を一体化する各種構造を指し、具体例としては、他方材の端部に差し込むプレートや、他方材の端部に固定するブラケットなどが挙げられる。なお接続手段自体は、従来技術をそのまま流用したものである。
冠部は、ベース体の外側に覆い被さり、ベース体と一体化するもので、ベース体と隙間なく密着できるよう、傾斜面などに応じた形状とする。なおベース体の外側とは、ベース体の全表面のうち、一方材に対向する側を指す。また冠部には、ベース体に差し込まれたネジ釘の頭部を押圧する密着面を設ける。この密着面は、頭部と接触できるならば単純な平面でも構わない。ただし、ネジ釘の頭部が傾斜面から突出する場合、冠部にはこの頭部を収容する凹部を形成する必要があり、この凹部の底が密着面になる。
固定具は、ベース体と中間体を一体化するもので、通常はボルトを使用する。このボルトを差し込むため、冠部には丸孔を設け、ベース体にはボルトと螺合するメネジを設ける。ネジ釘でベース体を一方材に固定した後、冠部をベース体に覆い被せ、冠部からベース体に向けて固定具を差し込むと、ベース体と中間体が一体化するほか、密着面でネジ釘の頭部が押圧される。
このように、一方材の表面に対して交角を有するようにネジ釘を差し込むことで、荷重の作用する方向と、ネジ釘の方向を近づけることができ、ネジ釘には、せん断荷重に代わって引張荷重の作用する割合が増大する。ネジ釘は、引張荷重に対する強度に優れ、しかもその荷重を一方材の広範囲に分散できるため、一方材と他方材との連結がより強固なものとなる。また、密着面でネジ釘の頭部を押圧することで、ネジ釘は、押圧方向の荷重も受け止めることができる。そのため、ネジ釘を複数の方向に差し込んだ場合でも、特定のネジ釘に荷重が集中することを防止でき、ネジ釘の変形などの不具合を生じない。
請求項2記載の発明は、ベース体と冠部との関係を限定するもので、冠部は、複数のベース体を跨ぐように覆い被さることを特徴とする。実際に部材同士を連結する場合、一方材の幅が狭いなど様々な制約があり、一個のベース体だけで負担できる荷重には限度がある。そこで本発明のように、ベース体を複数配置した上、冠部は、複数のベース体を跨ぐような形状とすることで、一個の中間体は、複数のベース体で支持され、連結具として、より過大な荷重に耐えることができる。
請求項1記載の発明のように、二部材をつなぐ連結具をベース体と中間体で構成して、ベース体には、ネジ釘を斜方向に差し込むための軸孔を設けることで、ネジ釘には、せん断荷重に代わって引張荷重の作用する割合が増大する。またネジ釘は、引張荷重に対する強度に優れ、しかもその荷重を一方材の広範囲に分散できる。そのため、過大な荷重によってネジ釘が湾曲して木材にめり込み、部材同士の連結箇所の剛性が低下するといった事態を回避できる。
さらに、差し込まれたネジ釘の頭部を中間体の密着面で押圧することで、ネジ釘は、押圧方向の荷重も受け止めることができる。そのため、ネジ釘を複数の方向に差し込んだ場合でも、特定のネジ釘に荷重が集中することを防止でき、ネジ釘の変形による緩みなどの不具合を生じない。
請求項2記載の発明のように、ベース体を複数配置した上、冠部は、複数のベース体を跨ぐような形状とすることで、一個の中間体は、複数のベース体で支持される。そのため連結具は、より過大な荷重に耐えることができる。
本発明による連結具の形状例と、その使用状態を示す斜視図である。 図1の一方材と他方材を連結する過程を示す斜視図である。 図1の一方材と他方材を連結した状態の縦断面図と側面図である。 図1とは異なる連結具の形状を示す斜視図である。 図4の一方材と他方材を連結した状態を示す斜視図である。 図1や図4とは異なる形状の連結具を示す斜視図である。
図1は、本発明による連結具の形状例と、その使用状態を示している。この図では、木造建築の骨格を構成する一方材41と他方材51を連結するため、ベース体11と中間体21で構成される連結具を用いている。なお、一方材41は垂直に伸びる柱で、他方材51は柱を補強する筋交いで、いずれも集成材を含む木製とする。また連結具は全て金属製である。
ベース体11は厚みのある板状で、ネジ釘19によって一方材41の側面に固定される。ネジ釘19は、一方材41の側面に対して斜方向に差し込むため、ベース体11の上下には、角部を削り込んだ傾斜面13を設けてあり、この傾斜面13を基点として、ネジ釘19を差し込むための軸孔14を設けてある。なお、差し込まれたネジ釘19が一方材41の内部で接触しないよう、軸孔14は上下で千鳥配置となっており、上側は三箇所だが、下側は二箇所となっている。
ここで使用するネジ釘19は、汎用の木ネジを大形化したもので、引張荷重に対する強度に優れているほか、頭部は平面状になっている。またベース体11の軸孔14の入り口部分は、ネジ釘19の頭部を埋め込むザグリ15を形成してある。そのためネジ釘19の差し込みを終えると、その頭部は傾斜面13と段差なく並ぶ。
中間体21は、ベース体11と他方材51をつなぐもので、この図では、冠部23と接続手段31の二要素からなる。冠部23は、ベース体11に覆い被さるもので、ベース体11の傾斜面13のほか、差し込まれたネジ釘19の頭部にも接触する密着面25を設けてある。また冠部23とベース体11は、左右の固定具27で一体化する。固定具27は汎用のボルトで、冠部23に設けた丸孔24から差し込み、ベース体11のメネジ17に螺合させる。なお施工時は、まずネジ釘19でベース体11を一方材41に固定して、次に、ベース体11を覆い隠すように冠部23を載せ、さらに固定具27を丸孔24に差し込み、メネジ17に螺合させる。
中間体21の接続手段31は、他方材51の端部に加工したスリット52に差し込む単純な金属板で、接続手段31をスリット52に差し込み、他方材51の側面からドリフトピン37を打ち込むと、双方が一体化する。なお、ドリフトピン37を打ち込むため、接続手段31の表面には計四個の横孔36を設けてある。また他方材51の側面には、横孔36と対になる下孔53を加工してある。下孔53は、スリット52を貫通して反対面に到達している。
冠部23と接続手段31を一体化するため、冠部23の背面からは二列のクレビス26が突出している。その間に接続手段31を差し込み、これらを貫通するように支点ピン34を差し込むと、クレビス26と接続手段31は、支点ピン34を介して揺動自在に一体化する。そのため、一方材41と他方材51の交角は、自在に調整できる。なお支点ピン34を差し込むため、クレビス26の先端付近にはピン孔28を設け、接続手段31の先端付近には支点孔35を設けてある。
固定具27を用いて冠部23をベース体11に取り付けると、密着面25はネジ釘19の頭部に接触する。そのため、経年によるネジ釘19の緩みを防止できるほか、中間体21に作用した垂直荷重は、ネジ釘19の頭部でも受け止めることができる。仮に中間体21に下向きの荷重が作用した場合、密着面25がないならば、その荷重は、下側の傾斜面13に差し込まれた二個のネジ釘19だけで受け止められる。しかし密着面25が機能することで、その荷重は、上下五個のネジ釘19で受け止められる。
図2は、図1の一方材41と他方材51を連結する過程を示している。他方材51のスリット52に接続手段31を差し込み、他方材51の側面からドリフトピン37を打ち込み、さらにクレビス26と接続手段31を貫通するように支点ピン34を差し込み、冠部23から他方材51までを一体化する。また、ベース体11の傾斜面13に計五個のネジ釘19を差し込み、ベース体11を一方材41の側面に固定する。その後、ベース体11の外側に冠部23を覆い被せて、次に丸孔24に固定具27を差し込む。そして固定具27を締め付けると、ベース体11と中間体21が一体化して、一方材41と他方材51が連結される。
図3は、図1の一方材41と他方材51を連結した状態の縦断面と側面を示している。ネジ釘19は、ベース体11の上下の傾斜面13から差し込まれており、二方向に差し込まれたネジ釘19は、一方材41の内部でX字状の配置となる。またネジ釘19の頭部は、冠部23の密着面25に押圧される。そのためネジ釘19の緩みを防止できるほか、密着面25を介して、ネジ釘19を押圧する方向に荷重を加えることができる。
図3の下方に描くように、ベース体11の下方から差し込まれたネジ釘19は、他方材51とほぼ同じ方向に伸びている。そのため、他方材51を図の左下に引き寄せる引張荷重は、ベース体11の下方に差し込まれたネジ釘19にそのまま伝達する。このネジ釘19は、引張荷重を一方材41の広い範囲に分散させるため、ベース体11周辺に過大な応力が作用することを回避できる。
このように、ネジ釘19の方向と荷重の方向をできるだけ一致させることで、ネジ釘19に作用するせん断荷重が軽減され、引張荷重が増大する。ネジ釘19は、引張荷重に対する強度に優れるため、必然的に連結箇所の強度が向上する。
次に、他方材51を図の右上に突き上げる圧縮荷重は、冠部23の密着面により、ベース体11の下方に差し込まれたネジ釘19を押圧する。この圧縮荷重は、ネジ釘19により一方材41の広い範囲に分散して、ベース体11と一方材41との接触面の圧力が緩和される。そのため、経年によってベース体11が一方材41に陥没するといった事態を防止できる。
図4は、図1とは異なる連結具を示している。この図では、垂直に伸びる一方材41と、水平に伸びる他方材51を連結しており、一方材41の側面には、上下に二個のベース体11を取り付け、さらに中間体22は、上下二個のベース体11を跨ぐような形状としている。個々のベース体11は、上下に傾斜面13を設け、その一方には三個の軸孔14を形成して、他方には二個の軸孔14を形成してあるほか、中央の左右二箇所にはメネジ17を形成してある。そして二個のベース体11は、一方材41の側面を部分的に削り取った段部44の中に配置した上、ネジ釘19で固定する。
中間体22は、二個のベース体11と接触できるよう上下方向に伸びた形状で、ハの字状の密着面25を上下二組形成してあり、全てのネジ釘19の頭部と接触する。また、固定具27を差し込むための丸孔24は、ベース体11のメネジ17に対応して、計四箇所に設けてある。そのほか接続手段32は、他方材51のスリット52に差し込む板状だが、図1のものとは異なり、冠部23の背面と直結している。なお接続手段32の表面には、横孔36のほか横溝38も設けてある。横溝38は、他方材51を仮置きする際に用いる。
他方材51と接続手段32は、ドリフトピン37で一体化する。そのため図1と同様、他方材51の側面には下孔53を加工してある。なお計五列の下孔53のうち、一番上のものには、あらかじめドリフトピン37を打ち込んでおく。そして施工時は、このドリフトピン37を横溝38に載せて他方材51を仮置きして、その後、残りの下孔53にドリフトピン37を打ち込み、他方材51を完全に固定する。
施工後、他方材51には自重などの垂直荷重が作用する。この荷重は、ネジ釘19を介して一方材41に伝達されるが、ネジ釘19は斜方向に差し込まれている。そのためネジ釘19には、せん断荷重のほか、交角に応じて引張荷重や圧縮荷重も作用する。ネジ釘19は、引張方向や圧縮方向の荷重に対する強度に優れるため、一方材41と他方材51を強固に連結することができる。
図5は、図4の一方材41と他方材51を連結した状態を示している。他方材51は、一方材41の側面から水平方向に突出しており、T字状の連結箇所が構成される。また一方材41の側面に加工された段部44には、上下に二個のベース体11が固定されており、その外側を冠部23が覆い隠している。冠部23は、段部44を塞ぐように配置され、さらに他方材51は、接続手段32やドリフトピン37で中間体22に固定されている。
図6は、図1や図4とは異なる形状の連結具を示している。この図のベース体12は、傾斜面13がこれまでの各図とは反対の構成になっており、側端部に向かうに連れて厚さが増大している。また、一方材41に差し込まれたネジ釘19は、内部で他のネジ釘19と接触することがないため、上下の傾斜面13のいずれにも三個の軸孔14を形成してある。対する中間体29は、ベース体12と面接触できる形状としてあり、冠部23は、中央の厚さが増大している。なお、ベース体12と冠部23を固定具27で一体化する点は、これまでの各図と変わらない。
接続手段39は、他方材51の端面に接触するT字状で、係止釘55で他方材51に固定する。また接続手段39は、支点ピン34を介してクレビス26に固定される。そのほかこのベース体12は、図1のようなザグリ15を形成していないため、傾斜面13からネジ釘19の頭部が突出する。この頭部を収容するため、冠部23には円断面の凹部を設けてあり、その底がネジ釘19の頭部と接触する密着面25となる。
11 ベース体
12 ベース体
13 傾斜面
14 軸孔
15 ザグリ
17 メネジ
19 ネジ釘
21 中間体
22 中間体
23 冠部
24 丸孔
25 密着面
26 クレビス
27 固定具
28 ピン孔
29 中間体
31 接続手段
32 接続手段
34 支点ピン
35 支点孔
36 横孔
37 ドリフトピン
38 横溝
39 接続手段
41 一方材
44 段部
51 他方材
52 スリット
53 下孔
55 係止釘

Claims (2)

  1. 一方材(41)と他方材(51)を連結するための連結具であって、
    前記一方材(41)の表面に固定されるベース体(11又は12)と、
    前記ベース体(11又は12)と前記他方材(51)との間をつなぐ中間体(21又は22又は29)と、
    前記ベース体(11又は12)を前記一方材(41)に固定するためのネジ釘(19)と、
    前記ベース体(11又は12)と前記中間体(21又は22又は29)を一体化する固定具(27)と、
    を用い、
    前記ベース体(11又は12)には、前記一方材(41)の表面に対して交角を有する傾斜面(13)と、該傾斜面(13)から直角方向に伸び且つ前記ネジ釘(19)を差し込むことのできる軸孔(14)と、を設け、
    前記中間体(21又は22又は29)は、前記ベース体(11又は12)の外側に覆い被さる冠部(23)と、前記他方材(51)を取り付けるための接続手段(31又は32又は39)と、を有し、
    前記冠部(23)には、前記軸孔(14)に差し込まれた前記ネジ釘(19)の頭部と接触する密着面(25)を設けたことを特徴とする連結具。
  2. 前記冠部(23)は、複数の前記ベース体(11又は12)を跨ぐように覆い被さることを特徴とする請求項1記載の連結具。
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