JPH08245557A - アニリン誘導体 - Google Patents
アニリン誘導体Info
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- JPH08245557A JPH08245557A JP8048761A JP4876196A JPH08245557A JP H08245557 A JPH08245557 A JP H08245557A JP 8048761 A JP8048761 A JP 8048761A JP 4876196 A JP4876196 A JP 4876196A JP H08245557 A JPH08245557 A JP H08245557A
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C317/00—Sulfones; Sulfoxides
- C07C317/26—Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton
- C07C317/32—Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton with sulfone or sulfoxide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton
- C07C317/34—Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton with sulfone or sulfoxide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton having sulfone or sulfoxide groups and amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings being part of the same non-condensed ring or of a condensed ring system containing that ring
- C07C317/36—Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton with sulfone or sulfoxide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton having sulfone or sulfoxide groups and amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings being part of the same non-condensed ring or of a condensed ring system containing that ring with the nitrogen atoms of the amino groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms
-
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- C07C317/34—Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton with sulfone or sulfoxide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton having sulfone or sulfoxide groups and amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings being part of the same non-condensed ring or of a condensed ring system containing that ring
- C07C317/38—Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton with sulfone or sulfoxide groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings of the carbon skeleton having sulfone or sulfoxide groups and amino groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings being part of the same non-condensed ring or of a condensed ring system containing that ring with the nitrogen atom of at least one amino group being part of any of the groups, X being a hetero atom, Y being any atom, e.g. N-acylaminosulfones
- C07C317/40—Y being a hydrogen or a carbon atom
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Cephalosporin Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単に製造されかつ染料中間体として使用さ
れる新規のアニリン誘導体の製造 【解決手段】 式I: 【化1】 [式中、環A及びBはそれぞれベンゾ縮合されていても
よく、Xは式:CO、SO2、CONZ又はSO2NZの
基を表し、その際、Zはそれぞれ水素又はC1〜C4アル
キルを表し、R1及びR2は相互に無関係に、それぞれ、
水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲ
ン、ヒドロキシスルホニル、カルボキシル、C1〜C4ア
ルコキシカルボニル又はC1〜C4アルキルスルホニルを
表し、R3は水素、アミノ、C1〜C4アルカノイルアミ
ノまたはニトロを表し、Yはビニル又は式:C2H4−Q
の基を表し、その際、Qはアルカリ性の反応条件下で分
解可能な基を表す]で示されるアニリン
れる新規のアニリン誘導体の製造 【解決手段】 式I: 【化1】 [式中、環A及びBはそれぞれベンゾ縮合されていても
よく、Xは式:CO、SO2、CONZ又はSO2NZの
基を表し、その際、Zはそれぞれ水素又はC1〜C4アル
キルを表し、R1及びR2は相互に無関係に、それぞれ、
水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲ
ン、ヒドロキシスルホニル、カルボキシル、C1〜C4ア
ルコキシカルボニル又はC1〜C4アルキルスルホニルを
表し、R3は水素、アミノ、C1〜C4アルカノイルアミ
ノまたはニトロを表し、Yはビニル又は式:C2H4−Q
の基を表し、その際、Qはアルカリ性の反応条件下で分
解可能な基を表す]で示されるアニリン
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、式I:
【0002】
【化2】
【0003】[式中、環A及びBはそれぞれベンゾ縮合
(benzofused)されていてもよく、Xは式:CO、SO
2、CONZ又はSO2NZの基を表し、その際、Zはそ
れぞれ水素又はC1〜C4アルキルを表し、R1及びR2は
相互に無関係に、それぞれ、水素、C1〜C4アルキル、
C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシスルホニ
ル、カルボキシル、C1〜C4アルコキシカルボニル又は
C1〜C4アルキルスルホニルを表し、R3は水素、アミ
ノ、C1〜C4アルカノイルアミノまたはニトロを表し、
Yはビニル又は式:C2H4−Qの基を表し、その際、Q
はアルカリ性の反応条件下で脱離可能な基を表す]で示
される新規のアニリンに関する。
(benzofused)されていてもよく、Xは式:CO、SO
2、CONZ又はSO2NZの基を表し、その際、Zはそ
れぞれ水素又はC1〜C4アルキルを表し、R1及びR2は
相互に無関係に、それぞれ、水素、C1〜C4アルキル、
C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシスルホニ
ル、カルボキシル、C1〜C4アルコキシカルボニル又は
C1〜C4アルキルスルホニルを表し、R3は水素、アミ
ノ、C1〜C4アルカノイルアミノまたはニトロを表し、
Yはビニル又は式:C2H4−Qの基を表し、その際、Q
はアルカリ性の反応条件下で脱離可能な基を表す]で示
される新規のアニリンに関する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
に製造されかつ染料中間体として使用される新規のアニ
リン誘導体を提供することにある。
に製造されかつ染料中間体として使用される新規のアニ
リン誘導体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題は、式Iの前記
のアニリンにより達成されることが見出された。
のアニリンにより達成されることが見出された。
【0006】
【発明の実施の形態】前記の式I中に表れる全てのアル
キルは、直鎖又は分枝鎖であることができる。
キルは、直鎖又は分枝鎖であることができる。
【0007】Z、R1及びR2はそれぞれ、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、s−ブチル又はt−ブチルである。
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、s−ブチル又はt−ブチルである。
【0008】R1及びR2はそれぞれ、例えばメトキシ、
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イ
ソブトキシ、s−ブトキシ、フッ素、塩素、臭素、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニ
ル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル、イソプロピルスルホニル又はブチルスルホニ
ルであることもできる。
エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イ
ソブトキシ、s−ブトキシ、フッ素、塩素、臭素、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニ
ル、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル、イソプロピルスルホニル又はブチルスルホニ
ルであることもできる。
【0009】R3は、例えばホルミルアミノ、アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ又はイソ
ブチリルアミノである。
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ又はイソ
ブチリルアミノである。
【0010】Qは、アルカリ性の反応条件下で脱離可能
な基である。このような基の例は、塩素、臭素、C1〜
C4アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、OSO3
H、SSO3H、OP(O)(OH)2、C1〜C4アルキルス
ルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、C1〜C4
アルカノイルオキシ、C1〜C4ジアルキルアミノまたは
式:
な基である。このような基の例は、塩素、臭素、C1〜
C4アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、OSO3
H、SSO3H、OP(O)(OH)2、C1〜C4アルキルス
ルホニルオキシ、フェニルスルホニルオキシ、C1〜C4
アルカノイルオキシ、C1〜C4ジアルキルアミノまたは
式:
【0011】
【化3】
【0012】[式中、L1、L2及びL3はそれぞれ無関
係にC1〜C4アルキル又はベンジルを表し、An-はそ
れぞれの場合に、アニオンの等価物を表す]で示される
基を表す。適当なアニオンの例は、フルオリド、クロリ
ド、ブロミド、ヨージド、モノ−、ジ−又はトリクロロ
アセテート、メタンスルホネート、ベンゼンスルホネー
ト及び2−又は4−メチルベンゼンスルホネートであ
る。
係にC1〜C4アルキル又はベンジルを表し、An-はそ
れぞれの場合に、アニオンの等価物を表す]で示される
基を表す。適当なアニオンの例は、フルオリド、クロリ
ド、ブロミド、ヨージド、モノ−、ジ−又はトリクロロ
アセテート、メタンスルホネート、ベンゼンスルホネー
ト及び2−又は4−メチルベンゼンスルホネートであ
る。
【0013】式Iのアニリンがヒドロキシスルホニル及
び/又はカルボニル基を有する場合、本発明の特許請求
の範囲は、遊離酸だけでなくその塩も包含するものと解
釈される。
び/又はカルボニル基を有する場合、本発明の特許請求
の範囲は、遊離酸だけでなくその塩も包含するものと解
釈される。
【0014】適当なカチオンは、金属又はアンモニウム
イオンから誘導される。金属イオンは、有利に、リチウ
ム、ナトリウム又はカリウムイオンである。本発明の目
的のためのアンモニウムイオンは置換されているか又は
置換されていないアンモニウムカチオンである。置換さ
れたアンモニウムカチオンの例は、モノアルキル−、ジ
アルキル−、トリアルキル−、テトラアルキル−又はベ
ンジルトリアルキル−アンモニウムカチオン又は5−又
は6員の窒素の飽和複素環から誘導されるカチオン、例
えばピロリジニウム、ピペリジニウム、モルホリニウ
ム、ピペラジニウム又はN−アルキルピペラジニウムカ
チオン又はこれらのN−モノアルキル−又はN,N−ジ
アルキル−置換生成物である。アルキルとは、一般に、
ヒドロキシ基により置換されているか及び/又は1〜4
個の酸素原子によりエーテル官能基の形に中断されてい
ることができる直鎖又は分枝鎖のC1〜C20アルキルで
あると解釈される。
イオンから誘導される。金属イオンは、有利に、リチウ
ム、ナトリウム又はカリウムイオンである。本発明の目
的のためのアンモニウムイオンは置換されているか又は
置換されていないアンモニウムカチオンである。置換さ
れたアンモニウムカチオンの例は、モノアルキル−、ジ
アルキル−、トリアルキル−、テトラアルキル−又はベ
ンジルトリアルキル−アンモニウムカチオン又は5−又
は6員の窒素の飽和複素環から誘導されるカチオン、例
えばピロリジニウム、ピペリジニウム、モルホリニウ
ム、ピペラジニウム又はN−アルキルピペラジニウムカ
チオン又はこれらのN−モノアルキル−又はN,N−ジ
アルキル−置換生成物である。アルキルとは、一般に、
ヒドロキシ基により置換されているか及び/又は1〜4
個の酸素原子によりエーテル官能基の形に中断されてい
ることができる直鎖又は分枝鎖のC1〜C20アルキルで
あると解釈される。
【0015】前記の環A及びBはそれぞれベンゾ縮合さ
れていない式Iのアニリンが有利である。
れていない式Iのアニリンが有利である。
【0016】更に、Lが式:CO、SO2、CONH又
はSO2NHの基である式Iのアニリンが有利である。
はSO2NHの基である式Iのアニリンが有利である。
【0017】更に、R1及びR2がそれぞれ水素を表す式
Iのアニリンが有利である。
Iのアニリンが有利である。
【0018】更に、R3が水素、アミノ又はアセチルア
ミノを表す式Iのアニリンが有利である。
ミノを表す式Iのアニリンが有利である。
【0019】更に、環A中で、アミノ基及びSO2−Y
基が相互にオルト位置にある式Iのアニリンが有利であ
る。
基が相互にオルト位置にある式Iのアニリンが有利であ
る。
【0020】式Ia:
【0021】
【化4】
【0022】[式中、Xは式:CO、SO2又はSO2N
Hの基を表し、R3は、水素又はアミノを表し、及びY
は前記したものを表す]で示されるアニリンが特に有利
である。
Hの基を表し、R3は、水素又はアミノを表し、及びY
は前記したものを表す]で示されるアニリンが特に有利
である。
【0023】本発明による式Iのアニリンは、通常の方
法で製造できる。
法で製造できる。
【0024】例えば、式II:
【0025】
【化5】
【0026】[式中、Halはそれぞれハロゲン、有利
に塩素を表し、Wは式:CO又はSO2を表し、R1及び
R2並びに環A及びBは前記したものを表す]で示され
るハロゲン化合物を通常の方法でニトロ化し、得られた
式III:
に塩素を表し、Wは式:CO又はSO2を表し、R1及び
R2並びに環A及びBは前記したものを表す]で示され
るハロゲン化合物を通常の方法でニトロ化し、得られた
式III:
【0027】
【化6】
【0028】[式中、Hal、R1、R2、W及び環A及
びBは前記したものを表す]で示されるニトロ化合物
を、2−チオエタノールと反応させて、式IV:
びBは前記したものを表す]で示されるニトロ化合物
を、2−チオエタノールと反応させて、式IV:
【0029】
【化7】
【0030】[式中、R1、R2、W及び環A及びBはそ
れぞれ前記したものを表す]で示される化合物を形成さ
せる。
れぞれ前記したものを表す]で示される化合物を形成さ
せる。
【0031】前記の式IVの化合物は、ニトロ基をアミ
ノ基に還元し、硫黄原子をスルホニル基に酸化させ、か
つラジカルのC2H4OHを前記の基Yに変換することに
より(その際、これらの工程はどのような順序でも実施
することができる)、式I(その際、Xは式CO又はS
O2のラジカルを表す)の新規のアニリンに変換され
る。
ノ基に還元し、硫黄原子をスルホニル基に酸化させ、か
つラジカルのC2H4OHを前記の基Yに変換することに
より(その際、これらの工程はどのような順序でも実施
することができる)、式I(その際、Xは式CO又はS
O2のラジカルを表す)の新規のアニリンに変換され
る。
【0032】式I(式中、Xは式:CONZ又はSO2
NZのラジカルを表す)のアニリンは、例えば式V:
NZのラジカルを表す)のアニリンは、例えば式V:
【0033】
【化8】
【0034】[式中、Hal、R1、W及び環Aはそれ
ぞれ前記したものを表す]で示される酸ハロゲン化物
を、式VI:
ぞれ前記したものを表す]で示される酸ハロゲン化物
を、式VI:
【0035】
【化9】
【0036】[R2、R3及び環Bは前記したものを表
し、Tは2−ヒドロキシエチルチオ又は前記のラジカル
SO2−Yを表す]で示されるアミンと反応させ、引き
続きニトロ基をアミノ基に還元し、硫黄原子をスルホニ
ル基に酸化させ、基:C2H4OHを前記の基Yへ変換す
ることにより得ることができる(この場合、最後の3つ
の工程はどのような順序で行うこともできる)。
し、Tは2−ヒドロキシエチルチオ又は前記のラジカル
SO2−Yを表す]で示されるアミンと反応させ、引き
続きニトロ基をアミノ基に還元し、硫黄原子をスルホニ
ル基に酸化させ、基:C2H4OHを前記の基Yへ変換す
ることにより得ることができる(この場合、最後の3つ
の工程はどのような順序で行うこともできる)。
【0037】式Iの新規のアニリンは、染料、特に反応
性染料の中間体として有用である。
性染料の中間体として有用である。
【0038】
【実施例】本発明を次に実施例につき詳説する。
【0039】例1 2−メルカプトエタノール546g及び炭酸水素ナトリ
ウム336gを、ブタノール3000ml中の4,4′
−ジクロロ−3,3′−ジニトロベンゾフェノン997
gに添加し、この混合物を110℃で12時間加熱し
た。冷却後に生じた沈殿物を吸引により濾別した。イソ
プロパノール及び引き続き熱水で洗浄し、真空乾燥棚中
で乾燥し、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエチルメル
カプト)−3,3′−ジニトロベンゾフェノン798g
が生じた。融点:193〜197℃。
ウム336gを、ブタノール3000ml中の4,4′
−ジクロロ−3,3′−ジニトロベンゾフェノン997
gに添加し、この混合物を110℃で12時間加熱し
た。冷却後に生じた沈殿物を吸引により濾別した。イソ
プロパノール及び引き続き熱水で洗浄し、真空乾燥棚中
で乾燥し、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエチルメル
カプト)−3,3′−ジニトロベンゾフェノン798g
が生じた。融点:193〜197℃。
【0040】例2 a) 例1の化合物212gを、イソプロパノール25
00ml及び水1000ml中に溶かした。氷酢酸50
ml及び炭素上のパラジウム5gを添加し、水素ガスを
40〜50℃で導入した。水素の吸収が完了した後、触
媒を濾別し、母液を回転蒸発器中で濃縮し、褐色の油状
物180gが単離された。
00ml及び水1000ml中に溶かした。氷酢酸50
ml及び炭素上のパラジウム5gを添加し、水素ガスを
40〜50℃で導入した。水素の吸収が完了した後、触
媒を濾別し、母液を回転蒸発器中で濃縮し、褐色の油状
物180gが単離された。
【0041】b) a)で得られた油状物36.4g
を、アセトン50ml及び水50ml中の無水酢酸25
gと、45〜50℃で反応させた。タングステン酸1g
を添加した後、30重量%の濃度の過酸化水素水48g
を3時間にわたり滴加した。濃縮し、ブタノールから再
結晶させると、4,4′−ビス−(2−ヒドロキシエチ
ルスルホニル)−3,3′−ビスアセチルアミノベンゾ
フェノン25gが得られた。融点:189〜192℃。
を、アセトン50ml及び水50ml中の無水酢酸25
gと、45〜50℃で反応させた。タングステン酸1g
を添加した後、30重量%の濃度の過酸化水素水48g
を3時間にわたり滴加した。濃縮し、ブタノールから再
結晶させると、4,4′−ビス−(2−ヒドロキシエチ
ルスルホニル)−3,3′−ビスアセチルアミノベンゾ
フェノン25gが得られた。融点:189〜192℃。
【0042】例3 例2a)の化合物180gを20重量%の濃度の塩酸2
00ml中で100℃で2時間加熱した。このバッチを
水1000mlに注ぎ込み、希い水酸化ナトリウム溶液
を添加してpH6にした。褐色の油状物が分離された。
乾燥により、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエチルス
ルホニル)−3,3′−ジアミノベンゾフェノン120
gが得られた。
00ml中で100℃で2時間加熱した。このバッチを
水1000mlに注ぎ込み、希い水酸化ナトリウム溶液
を添加してpH6にした。褐色の油状物が分離された。
乾燥により、4,4′−ビス(2−ヒドロキシエチルス
ルホニル)−3,3′−ジアミノベンゾフェノン120
gが得られた。
【0043】例4 例3の化合物75gを5重量%の発煙硫酸500gに1
5〜20℃で添加し、この混合物を更に24時間撹拌し
た。次いで、これを水で希釈し、1200gにした。沈
殿物が形成され、吸引により濾別し、式:
5〜20℃で添加し、この混合物を更に24時間撹拌し
た。次いで、これを水で希釈し、1200gにした。沈
殿物が形成され、吸引により濾別し、式:
【0044】
【化10】
【0045】の化合物91gが単離された。融点:20
3〜105℃。
3〜105℃。
【0046】例5 例1〜4の方法を繰り返すが、出発物質として、同量の
4,4′−ジクロロ−3,3′−ジニトロ−ジフェニル
スルホンを使用し、次の式:
4,4′−ジクロロ−3,3′−ジニトロ−ジフェニル
スルホンを使用し、次の式:
【0047】
【化11】
【0048】で示される中間段階を経て、E1=SO2C
2H4OSO3H及びE2=NH2を表す生成物(mp>2
30℃分解)が生じた。
2H4OSO3H及びE2=NH2を表す生成物(mp>2
30℃分解)が生じた。
【0049】例6 3−ニトロ−4−シクロベンゼンスルホニルクロリド2
85g及び4−(2−ヒドロキシエチルスルホニル)ア
ニリン242gを水750ml中でpH6.5で40℃
で6時間撹拌した。沈殿物を吸引により濾別した。乾燥
により、次の式:
85g及び4−(2−ヒドロキシエチルスルホニル)ア
ニリン242gを水750ml中でpH6.5で40℃
で6時間撹拌した。沈殿物を吸引により濾別した。乾燥
により、次の式:
【0050】
【化12】
【0051】で示される化合物480gが得られた。
【0052】融点:147〜152℃。
【0053】例7 例6からの化合物430gをイソブタノール750ml
中で、2−メルカプトエタノール77g及び炭酸水素ナ
トリウム84gと一緒に還流させた。次の式:
中で、2−メルカプトエタノール77g及び炭酸水素ナ
トリウム84gと一緒に還流させた。次の式:
【0054】
【化13】
【0055】で示される化合物が370g単離された。
【0056】例8 a) 水1000ml、イソプロパノール1000ml
及び氷酢酸500mlの混合物中の例7の化合物370
gに、鉄粉113gと60〜65℃で混合した。この温
度は、この添加のために80℃に上昇した。清澄化の後
に、溶剤を減圧下で留去し、褐色の油状物205gが生
じた。
及び氷酢酸500mlの混合物中の例7の化合物370
gに、鉄粉113gと60〜65℃で混合した。この温
度は、この添加のために80℃に上昇した。清澄化の後
に、溶剤を減圧下で留去し、褐色の油状物205gが生
じた。
【0057】b) 水200ml中のa)に記載された
化合物172gを無水酢酸100mlと40〜50℃で
混合した。60〜65℃で3時間撹拌した後、このバッ
チを水200mlに注ぎ込み、タングステン酸0.5g
を添加し、30重量%の濃度の過酸化水素91gを60
〜65℃で滴加した。得られた沈殿物を吸引により濾別
し、式:
化合物172gを無水酢酸100mlと40〜50℃で
混合した。60〜65℃で3時間撹拌した後、このバッ
チを水200mlに注ぎ込み、タングステン酸0.5g
を添加し、30重量%の濃度の過酸化水素91gを60
〜65℃で滴加した。得られた沈殿物を吸引により濾別
し、式:
【0058】
【化14】
【0059】の化合物116gが得られた。
【0060】融点:134〜136℃。
【0061】c) 脱アセチル及びビスヒドロゲンスル
フェートの形成は、35〜40℃で濃硫酸中で実施され
た。氷での希釈で、式:
フェートの形成は、35〜40℃で濃硫酸中で実施され
た。氷での希釈で、式:
【0062】
【化15】
【0063】で示される化合物の溶液が生じ、これは直
接染料合成のために使用することができる。
接染料合成のために使用することができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中、環A及びBはそれぞれベンゾ縮合されていても
よく、Xは式:CO、SO2、CONZ又はSO2NZの
基を表し、その際、Zはそれぞれ水素又はC1〜C4アル
キルを表し、R1及びR2は相互に無関係に、それぞれ、
水素、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲ
ン、ヒドロキシスルホニル、カルボキシル、C1〜C4ア
ルコキシカルボニル又はC1〜C4アルキルスルホニルを
表し、R3は水素、アミノ、C1〜C4アルカノイルアミ
ノまたはニトロを表し、Yはビニル又は式:C2H4−Q
の基を表し、その際、Qはアルカリ性の反応条件下で分
解可能な基を表す]で示されるアニリン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19508311.3 | 1995-03-09 | ||
DE19508311A DE19508311A1 (de) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | Anilinderivate |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08245557A true JPH08245557A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=7756092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8048761A Withdrawn JPH08245557A (ja) | 1995-03-09 | 1996-03-06 | アニリン誘導体 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5625089A (ja) |
EP (1) | EP0731089B1 (ja) |
JP (1) | JPH08245557A (ja) |
DE (2) | DE19508311A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19600765A1 (de) * | 1996-01-11 | 1997-07-17 | Basf Ag | Reaktive Azofarbstoffe mit einer Kupplungskomponente aus der Reihe der Aminonaphthalinsulfonsäuren sowie deren Zwischenprodukte |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE1246906B (de) * | 1964-06-30 | 1967-08-10 | Hoechst Ag | Verfahren zur Herstellung von wasserloeslichen Mono- oder Disazofarbstoffen |
DE2634857C2 (de) * | 1976-08-03 | 1984-12-06 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Verfahren zur Herstellung von β-Sulfatoäthylsulfonyl-amino-benzanilid-Verbindungen |
DE3129401A1 (de) * | 1981-07-25 | 1983-02-24 | Hoechst Ag, 6000 Frankfurt | Wasserloesliche disazoverbindungen und aromatische diamine als deren vorprodukte, verfahren zur herstellung dieser verbindungen und die verwendung der disazoverbindungen als farbstoffe |
DE3432891A1 (de) * | 1984-09-07 | 1986-03-20 | Hoechst Ag, 6230 Frankfurt | Verfahren zur herstellung von 3-(acyl)amino-4-alkoxyphenyl-ss-hydroxyethylsulfon(-schwefelsaeureestern) |
DE3530338A1 (de) * | 1985-08-24 | 1987-02-26 | Hoechst Ag | Verfahren zur herstellung von arylamino-nitro-phenyl-oxethylsulfonen |
-
1995
- 1995-03-09 DE DE19508311A patent/DE19508311A1/de not_active Withdrawn
-
1996
- 1996-02-28 US US08/608,198 patent/US5625089A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-02 DE DE59603388T patent/DE59603388D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-03-02 EP EP96103235A patent/EP0731089B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-03-06 JP JP8048761A patent/JPH08245557A/ja not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0731089A1 (de) | 1996-09-11 |
DE59603388D1 (de) | 1999-11-25 |
EP0731089B1 (de) | 1999-10-20 |
DE19508311A1 (de) | 1996-09-12 |
US5625089A (en) | 1997-04-29 |
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