JPH06228452A - ホルマザン染料及びアミノフェノール - Google Patents

ホルマザン染料及びアミノフェノール

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JPH06228452A
JPH06228452A JP5255825A JP25582593A JPH06228452A JP H06228452 A JPH06228452 A JP H06228452A JP 5255825 A JP5255825 A JP 5255825A JP 25582593 A JP25582593 A JP 25582593A JP H06228452 A JPH06228452 A JP H06228452A
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JP5255825A
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Claus Marschner
マルシュナー クラウス
Manfred Dr Patsch
パッチュ マンフレート
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BASF SE
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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    • C07C317/26Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton
    • C07C317/28Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton with sulfone or sulfoxide groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09B62/5036Formazane dyes

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 良好な定着力と堅牢度を有する染色物が得ら
れるホルマザン染料及びそれを製造するための新規アミ
ノフェノール。 【構成】 一般式I

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式I:
【0002】
【化3】
【0003】[式中、m及びnは、互いに独立して、そ
れぞれ1又は2を表わし、Kat+は、カチオンの当量
を表わし、Meは、銅又はニッケルを表わし、Xは、酸
素又は式:CO−O又はSO2−Oの基を表わし、Y
は、ビニル又は式:C24−Q(ここで、Qはアルカリ
性反応条件下で分離可能な基を表わす)の基を表わし、
かつEは、ヘテロ環式アンカー基(Ankerrest)又は式:
L−W(ここで、Lは架橋員を表わし、Wは脂肪族類か
らのヘテロ環式アンカー基を表わす)のアンカー基を表
わし、かつ環A及びBは、場合により、置換されていて
よく、かつベンゾ縮合されていてよく、かつ環Cは、場
合により、置換されていてよい]の新規ホルマザン染
料、ヒドロキシ基又は窒素原子を有する有機基材の染色
又は印刷のためのその使用、新規アミノフェノール並び
にその製法に関する。
【0004】
【従来の技術】反応性基を有する金属錯体−ホルマザン
染料は自体公知であり、かつ例えば欧州特許(EP−
A)第28788号明細書中に記載されている。しかし
ながら、従来技術の染料は、使用技術的特徴において、
しばしば欠点を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従っ
て、有利な使用技術的特徴面により優れている、ホルマ
ザンを基礎とする新規の反応染料を提供することであっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】これにより、冒頭で詳述
した式Iのホルマザン染料が見つけられた。
【0007】式Ia:
【0008】
【化4】
【0009】[式中、Z1は、水素又はヒドロキシスル
ホニルを表わし、Z2は、水素、C1〜C4−アルカノイ
ルアミノ、ハロゲン又はニトロを表わし、Z3及びZ
4は、互いに独立して、それぞれ、水素、ハロゲン、C1
〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4
アルキルスルホニル、ニトロ又はヒドロキシスルホニル
を表わし、かつZ5及びZ6は、互いに独立して、それぞ
れ水素、ヒドロキシスルホニル、ハロゲン、ニトロ、カ
ルボキシル、ウレイド、場合により置換されたC1〜C4
−モノ−又はジアルキルウレイド、場合により置換され
たフェニルウレイド、場合により置換されたフェニル、
場合により置換されたC1〜C4−アルカノイルアミノ、
場合により置換されたベンゾイルアミノ、C1〜C4−ア
ルコキシカルボニルアミノ、場合により置換されたモノ
−又はジアルキルカルバモイル又は場合により置換され
たモノ−又はジアルキルスルファモイルを表わし、環D
及びGは、ベンゾ縮合されていてよく、かつm、n、K
at+、Me、E、X及びYは、それぞれ、前記のもの
を表わす]のホルマザン染料は優れている。
【0010】前記式中に存在する全てのアルキル基は、
直鎖状であっても、分枝鎖状であってもよい。
【0011】前記式中に置換されたアルキル基が存在す
る場合、特に記載しないかぎり、置換基として、例えば
ヒドロキシスルホニル、カルボキシル、ヒドロキシ又は
スルフェートがこれに該当しうる。その際、アルキル基
は、一般的に、置換基を1個又は2個有する。
【0012】前記式中に置換されたフェニル基が存在す
る場合、特に記載しないかぎり、置換基として、例えば
1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、ハロゲ
ン、ニトロ、C1〜C4−アルカノイル、C1〜C4−アル
カノイルアミノ、ベンゾイルアミノ又はヒドロキシスル
ホニルがこれに該当しうる。その際、フェニル基は、一
般的に、置換基1〜3個を有する。
【0013】Kat+は、カチオンの当量を示す。これ
は、プロトンを示すか、又は金属イオン又はアンモニウ
ムイオンから誘導される。金属イオンは、殊に、リチウ
ム−、ナトリウム−又はカリウムイオンである。本発明
の意味におけるアンモニウムイオンとは、非置換又は置
換されたアンモニウムカチオンを表わす。置換されたア
ンモニウムカチオンは、例えばモノアルキル−、ジアル
キル−、トリアルキル−、テトラアルキル−又はベンジ
ルトリアルキルアンモニウムカチオン、又は窒素含有5
−又は6員の飽和ヘテロ環から誘導されるようなカチオ
ン、例えばピロリジニウム−、ピペリジニウム−、モル
ホリニウム−、ピペラジニウム−又はN−アルキルピペ
ラジニウムカチオン、又はそれらのN−モノアルキル−
又はN,N−ジアルキル置換された生成物である。その
際、アルキルとは、一般的に、直鎖状又は分枝鎖状のC
1〜C20−アルキルを表わし、これは、ヒドロキシル基
により置換されていて、かつ/又はエーテル官能基中の
酸素原子により中断されていてよい。
【0014】プロトン又はリチウム−、ナトリウム−又
はカリウムイオンは、殊にカチオンとして優れている。
【0015】基Qは、アルカリ性反応条件下で分離可能
な基を表わす。このような基は、例えば、塩素、臭素、
1〜C4−アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、
OSO3H、SSO3H、OP(O)(OH)2、C1〜C
4−アルキルスルホニルオキシ、場合により置換された
フェニルスルホニルオキシ、C1〜C4−アルカノイルオ
キシ、C1〜C4−ジアルキルアミノ又は式:
【0016】
【化5】
【0017】[式中、R1、R2及びR3は、同じか又は
異なっていて、かつ互いに独立して、それぞれ、C1
4−アルキル又はベンジルを表わし、かつAn~は、そ
れぞれアニオンの当量を表わす]の基である。その際、
アニオンとしては、例えばフルオリド、クロリド、ブロ
ミド、ヨージド、モノ−、ジ−又はトリクロロアセテー
ト、メタンスルホネート、ベンゾールスルホネート又は
2−又は4−メチルベンゼンスルホネートがこれに該当
する。
【0018】基Z2、Z3、Z4、Z5及びZ6は、例えば
フッ素、塩素又は臭素である。
【0019】基Z5及びZ6は、更に、例えば次のもので
ある;N−メチルウレイド、N−エチルウレイド、N−
プロピルウレイド、N−イソプロピルウレイド、N−ブ
チルウレイド、N−(2−ヒドロキシスルホニルエチ
ル)ウレイド、N−(2−スルフェートエチル)ウレイ
ド、N,N−ジメチルウレイド、N−メチル−N−(2
−スルフェートエチル)ウレイド、フェニルウレイド、
フェニル、2−、3−又は4−メチルフェニル、2−、
3−又は4−メトキシフェニル、2−、3−又は4−ク
ロロフェニル、2−、3−又は4−ヒドロキシスルホニ
ルフェニル、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プロピ
オニルアミノ、ブチリルアミノ、イソブチリルアミノ、
3−ヒドロキシスルホニルプロピオニルアミノ、3−カ
ルボキシプロピオニルアミノ、ベンゾイルアミノ、2
−、3−又は4−ヒドロキシスルホニルベンゾイルアミ
ノ、2−、3−又は4−クロロベンゾイルアミノ、2
−、3−又は4−メチルベンゾイルアミノ、2−、3−
又は4−カルボキシベンゾイルアミノ、メトキシカルボ
ニルアミノ、エトキシカルボニルアミノ、プロポキシカ
ルボニルアミノ、イソプロポキシカルボニルアミノ、ブ
トキシカルボニルアミノ、カルバモイル、モノ−又はジ
メチルカルバモイル、モノ−又はジエチルカルバモイ
ル、モノ−又はジプロピルカルバモイル、モノ−又はジ
イソプロピルカルバモイル、モノ−又はジブチルカルバ
モイル、N−メチル−N−エチルカルバモイル、N−メ
チル−N−(2−ヒドロキシスルホニルエチル)カルバ
モイル、スルファモイル、モノ−又はジメチルスルファ
モイル、モノ−又はジエチルスルファモイル、モノ−又
はジプロピルスルファモイル、モノ−又はジイソプロピ
ルスルファモイル、モノ−又はジブチルスルファモイ
ル、N−メチル−N−エチルスルファモイル又はN−メ
チル−N−(2−ヒドロキシスルホニルエチル)スルフ
ァモイル。
【0020】基Z2は、更に、例えば、ホルミルアミ
ノ、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルア
ミノ又はイソブチリルアミノである。
【0021】基Z3及びZ4は、更に、例えば次のもので
ある;メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、s−ブチル、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、
s−ブトキシ、メチルスルホニル、エチルスルホニル、
プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル又はブチ
ルスルホニル。
【0022】アンカー基Eは、ヒドロキシ基又は窒素原
子を含有する処理すべき基材の基と、置換的又は付加的
に反応するようなものである。
【0023】アンカー基が、基材中の相当する基、例え
ばセルロースのヒドロキシ基と置換的に反応すること
は、アンカー基E中の離脱基又は−原子(例えばフッ素
又は塩素)がセルロースのヒドロキシ基によって、次式
のように置換されることを意味する:
【0024】
【化6】
【0025】アンカー基が、基材中の相当する基、例え
ばセルロースのヒドロキシ基と付加的に反応すること
は、セルロースのヒドロキシ基が次式のようにしてアン
カー基に加えられることを意味する。
【0026】
【化7】
【0027】ヘテロ環式アンカー基Eは、例えば、1,
3,5−トリアジン、キノキサリン、フタラジン、ピリ
ミジン又はピリダゾンのハロゲン置換された基又は2−
アルキルスルホニルベンズチアゾール基である。
【0028】例えば、次のヘテロ環式基が挙げられる:
【0029】
【化8】
【0030】[式中、Halは、フッ素又は塩素を表わ
し、U1は水素又はニトロを表わし、かつU2及びU
3は、互いに独立して、それぞれ、水素、場合によりヒ
ドロキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシスルホニル又
は式:−SO2−Y(ここで、Yは前記のものを表わ
す)の基により置換されていてよく、かつエーテル官能
基中の酸素原子、イミノ基又はC1〜C4−アルキルイミ
ノ基1又は2個により置換されていてよいC1〜C6−ア
ルキルを表わすか、又はU2及びU3は、それらを結合す
る窒素原子と一緒になって、ピロリジニル、ピペリジニ
ル、モルホリニル、ピペラジニル又はN−(C1〜C4
アルキル)ピペラジニルを表わすか、又はU2は式:
【0031】
【化9】
【0032】の基も表わし、その際、環F及びKは、そ
れぞれ、ヒドロキシスルホニルにより1−又は2回置換
されていて、かつベンゾ縮合されていてよく、かつ環K
はそれとは無関係に、塩素、ニトロ、C1〜C4−アルキ
ル、C1〜C4−アルコキシ、シアノ、カルボキシル、ア
セチルアミノ、ヒドロキシスルホニルメチル又は式:C
2−SO2−Y、SO2−Y、NH−CO−Y又はNU2
−CO−NU2−L1−SO2−Yの基(ここで、Y及び
2は、それぞれ前記のものを表わし、かつL1は、場合
によりヒドロキシ、塩素、シアノ、カルボキシル、C1
〜C4−アルコキシカルボニル、C1〜C4−アルカノイ
ルオキシ又はスルフェートにより置換されていてよく、
かつエーテル官能基中の酸素原子又はイミノ−又はC1
〜C4−アルキルイミノ基それぞれ1個又は2個により
中断されていてよいC2〜C6−アルキレンを表わす)に
より、1−又は2回、置換されていてよい]。
【0033】脂肪族類から選択されるアンカー基Wは、
例えば、次のものである:アクリロイル−、モノ−、ジ
−又はトリクロロアクリロイル、−CO−CCl=CH
−COOH、−CO−CH=CCl−COOH、2−ク
ロロプロピオニル、3−フェニルスルホニルプロピオニ
ル、3−メチルスルホニルプロピオニル、2−スルフェ
ートエチルアミノスルホニル、2−フルオロ−2−クロ
ロ−3,3−ジフルオロシクロブチ−1−イルカルボニ
ル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロブチ−1−
イルカルボニル、2,2,3,3−テトラフルオロシク
ロブチ−1−イルスルホニル、2−(2,2,3,3−
テトラフルオロシクロブチ−1−イル)アクリロイル、
1−又は2−ブロモアクリロイル、1−又は2−アルキ
ル−又は−アリールスルホニルアクリロイル、例えば1
−又は2−メチルスルホニルアクリロイル、1,2−ジ
クロロプロピオニル、1,2−ジブロモプロピオニル又
は式:SO2−Yの基(ここで、Yは、前記ものを表わ
す)。
【0034】脂肪族アンカー基Wをホルマザンのアミノ
基と結びつける適当な架橋員Lは、例えば、式:
【0035】
【化10】
【0036】[式中、U4は、水素、C1〜C4−アルキ
ル、カルボキシル、C1〜C4−アルコキシ、ハロゲン、
ニトロ又はヒドロキシスルホニルを表わし、かつU5
水素、場合により、ヒドロキシ、C1〜C4−アルコキ
シ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシスルホニル又は式:
−SO2−Y(ここで、Yは前記のものを表わす)の基
により置換されているC1〜C6−アルキル、又は場合に
より置換されたフェニルを表わし、かつL1は前記のも
のを表わす]による。
【0037】アンカー基は、既に存在しているホルマザ
ン基と同じか又は異なっている、他のホルマザン基1個
を有していてもよい。
【0038】この場合に、殊に挙げられるのは、式V:
【0039】
【化11】
【0040】[式中、pは0又は1を表わし、Tは式:
【0041】
【化12】
【0042】(ここで、U6は水素又はC1〜C4−アル
キルを表わし、かつV2及びV3は互いに独立して、それ
ぞれ、水素又はヒドロキシスルホニルを表わし、かつL
1はそれぞれ前記のものを表わす)の基を表わし、かつ
1は水素又は基:SO2−Yを表わし、かつHal、
X、Y、Z3及びKat+は、それぞれ前記のものを合わ
す]の銅ホルマザン染料である。
【0043】Meが銅を表わす、式Iのホルマザン染料
は有利である。
【0044】更に、m及びnがそれぞれ1を表わす、式
Iのホルマザン染料は有利である。
【0045】更に、Yがビニル又は式:C24−Q(こ
こで、Qは塩素、スルフェート又はチオスルフェートを
表わし、その際、塩素が殊に優れている)の基を表わ
す、式Iのホルマザン染料は有利である。
【0046】更に、Xが式:CO−Oの基を表わす、式
Iのホルマザン染料は有利である。
【0047】殊に、式Ib:
【0048】
【化13】
【0049】[式中、Z7は水素、C1〜C4−アルキ
ル、ヒドロキシスルホニル又はハロゲンを表わし、かつ
1は式:CO−O又はSO2−Oを表わし、かつMe、
Y、E、Kat+及び環D及びGは、それぞれ、前記の
ものを表わす]に相当するホルマザン染料は有利であ
る。
【0050】式Ic:
【0051】
【化14】
【0052】[式中、U2、U3、Hal、X1、Y、Z7
及びKat+は、それぞれ前記のものを表わす]のホル
マザン染料は優れている。
【0053】更に、式Id:
【0054】
【化15】
【0055】[式中、L1、X1、Y、Z7及びKat
+は、それぞれ前記のものを表わす]のホルマザン染料
は優れている。
【0056】式Ie:
【0057】
【化16】
【0058】[式中、W1は、式:alk1−SO2−Y
又は
【0059】
【化17】
【0060】(ここで、alk1はC3〜C5−アルキレ
ンを表わす)の基を表わし、かつX1、Y、Z7及びKa
+は、それぞれ前記のものを表わす]のホルマザン染
料は、殊に重要である。
【0061】更に、式If:
【0062】
【化18】
【0063】[式中、U7は水素、又は場合により、
式:SO2−Yの基により置換されていて、かつエーテ
ル官能基中の酸素により中断されていてよいC1〜C4
アルキルを表わし、かつL2は、式:
【0064】
【化19】
【0065】又は−alk2−(ここで、U4及びU
6は、ぞれぞれ前記のものを表わし、かつalk2は、そ
れぞれ、場合により、エーテル官能基中の酸素原子1個
により中断されているC2〜C4−アルキレンを表わす)
を表わし、かつX1、Y、Z7及びKat+はそれぞれ前
記のものを表わす]のホルマザン染料は殊に重要であ
る。
【0066】本発明は、更に、式II:
【0067】
【化20】
【0068】[式中、qは0又は2を表わし、Y1はビ
ニル又は式:C24−Q1(ここで、Q1はアルカリ性反
応条件下で離脱可能な基又はヒドロキシを表わす)の基
を表わし、L1は、場合によりヒドロキシ、塩素、シア
ノ、カルボキシル、C1〜C4−アルコキシカルボニル、
1〜C4−アルカノイルオキシ又はスルフェートにより
置換されていてよく、かつエーテル官能基中の酸素原子
又はイミノ−又はC1〜C4−アルキルイミノ基それぞれ
1〜2個により中断されていてよいC2〜C6−アルキレ
ンを表わし、U5は水素、場合によりヒドロキシ、C1
4−アルコキシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシスル
ホニル又は式:−SO2−Y1(ここで、Y1は前記のも
のを表わす)の基により置換されていてよいC1〜C6
アルキル、又は場合により置換されたフェニルを表わ
し、かつPはニトロ又はアミノを表わす]のアミノフェ
ノールに関する。
【0069】式IIa:
【0070】
【化21】
【0071】[式中、q、Y1、L1、U5及びPは、そ
れぞれ、前記のものを表わす]のアミノフェノールは有
利である。
【0072】殊に、L1が、場合によりエーテル官能基
中の酸素原子1個により中断されているC2〜C4−アル
キレンを表わす、式IIのアミノフェノールが挙げられ
る。
【0073】更に、U5が水素、又は場合により式:S
2−Y1の基により置換されていて、かつエーテル官能
基中の酸素原子により中断されていてよい、式IIのア
ミノフェノールが殊に挙げられる。
【0074】式IIの新規アミノフェノールは、式Iの
ホルマザン染料の製造のために価値ある中間体である。
【0075】更に、式IIのアミノフェノールは、式I
II:
【0076】
【化22】
【0077】のベンゾオキサゾロンを、式IV:
【0078】
【化23】
【0079】[式中、q、U5、L1及びY1は、ぞれぞ
れ、前記のものを表わす]のアミンと反応させる際に、
有利に得られることが分かった。
【0080】有利には、本発明方法を、水又は極性有機
溶剤中で、例えばC1〜C4−アルカノール又はN,N−
ジメチルホルムアミド中で、50〜95℃の温度及びp
H値5〜9、有利には6〜7.5で行なう。
【0081】引き続き、自体公知の方法により、場合に
より、チオエーテル基をスルホン基に酸化し、ニトロ基
をアミノ基に還元し、かつアルカリ性条件下で離脱可能
な基Qを導入することができる。
【0082】式IIIのベンゾオキサゾロンは、公知の
方法により、例えば相当するo−アミノフェノールと、
例中で詳述するホスゲンとの反応により得られる。
【0083】有利な1変法において、このo−アミノフ
ェノールとホスゲンとの反応において生じるベンゾオキ
サゾロンを、直接、すなわち中間単離なしに、本発明に
よる製法で使用する。
【0084】式Iの新規ホルマザン染料は、自体公知の
方法により得ることができる。例えば、式VI:
【0085】
【化24】
【0086】[式中、n、X、Y及び環A及びCは、そ
れぞれ、前記のものを表わす]のヒドラゾンと、式VI
I:
【0087】
【化25】
【0088】[式中、環Bは前記のものを表わす]のホ
ルミルアミノフェノールから誘導されるジアゾニウム塩
とを、銅−又はニッケル塩、例えば硫酸銅又は硫酸ニッ
ケルの存在下で反応させ、かつ引き続き、欧州特許93
109 173.0号明細書中に記載の方法により加
水分解する。式VIのヒドラゾンは、ドイツ国特許第4
2 30 095.9号明細書から公知である。ホルミ
ルアミノフェノールVIIは、欧州特許93 109
173.0号明細書中に記載されている。
【0089】加水分解により得られる式VIII:
【0090】
【化26】
【0091】[式中、n、Me、X、Y、Kat+及び
環A、B及びCは、それぞれ前記のものを表わす]の染
料を、次いで、式IX: E−Lg (IX) [式中、Lgは離脱基であり、例えば塩素又は臭素を表
わし、Eは前記のものを表わす]のアンカー成分と、更
に反応させてもよい。
【0092】トリアジン環を有する、このような式Iの
反応染料の製造において、アンカー成分IXは、例えば
塩化シアヌルである。式VIIIの染料との反応後に、
この場合に、式X:
【0093】
【化27】
【0094】[式中、U2及びU3は、ぞれぞれ、前記の
ものを表わす]のアミンとの反応を行なう。塩化シアヌ
ルを、先ずアミンXと縮合し、かつ引き続き、得られた
トリアジン誘導体を染料VIIIと反応させることもで
きる。
【0095】しかしながら、殊に式Idのホルマザン染
料の製造において、米国特許(US−A)第50232
74号明細書又は米国特許(US−A)第484102
8号明細書(この双方に明らかに関連している)中に詳
述した方法を使用することもできる。
【0096】更に、式Ifのホルマザン染料の有利な製
法は、式VIのヒドラゾンと、式XI:
【0097】
【化28】
【0098】[式中、U7、L2及びYは、ぞれぞれ、前
記のものを表わす]のアミノフェノールから誘導される
ジアゾニウム塩を、銅−又はニッケル塩、例えば硫酸銅
又は硫酸ニッケルの存在下で、反応させることよりな
る。
【0099】式Iの新規ホルマザン染料は、有利な方法
で、ヒドロキシ基又は窒素原子を有する有機基材の染色
又は印刷に適当である。このような基材は、革、又は例
えば、主に、天然又は合成のポリアミド、又は天然又は
再生セルロースを含有する繊維材料である。特に、新規
染料は、羊毛又は殊に木綿を基礎とする繊維材料の染色
及び印刷のために適当である。帯赤青色色調の染色物が
得られる。
【0100】殊に、セルロースを基礎とする基材上で、
非常に高い定着収率を有する着色力のよい染色が得ら
れ、これは、非常に高い耐光性並びに優れた耐湿潤性、
例えば耐洗浄性、耐塩素漂白性、耐ペルオキシド漂白
性、耐アルカリ性、耐海水性又は耐汗性を有する。
【0101】
【実施例】次の例で、本発明を詳述する。
【0102】例1 2−ホルミルアミノ−6−アミノフェノール−4−スル
ホン酸34.8gを、水300ml中に溶かし、0〜5
℃まで冷却し、かつpH値を、濃塩酸50mlを用いて
2に調節した。引き続き、0〜5℃の温度で、23重量
%亜硝酸ナトリウム水溶液40gの添加によりジアゾ化
した。
【0103】得られたジアゾ懸濁液を、水300ml中
の式:
【0104】
【化29】
【0105】のヒドラゾン53.6g及び硫酸銅−五水
和物34.9gの、pH値6.5〜7.0に調節した混
合物に流入し、その際、pH値を炭酸水素ナトリウムの
散布により、6.5〜7.0の間に保った。流入の終了
後に、15〜20℃で更に12時間後撹拌した。
【0106】引き続き、60℃まで加温し、pH値を濃
塩酸を用いて1に調節し、かつ60℃で3時間後撹拌し
た。
【0107】完全なけん化(DC−検査)後に、pH値を
炭酸水素ナトリウムを用いて、6.5に調節した。沈殿
した生成物を濾別し、かつ50℃で、減圧下に乾燥させ
た。
【0108】式:
【0109】
【化30】
【0110】の電解質含有銅ホルマザン95gが得られ
た。
【0111】同様の方法で、次の第1表中に記載のホル
マザンが得られる。
【0112】
【表1】
【0113】
【表2】
【0114】例7 a)式:
【0115】
【化31】
【0116】の銅ホルマザン化合物19gを、水200
ml中に溶かした。硫酸水素二ナトリウム0.6gを加
え、0〜5℃まで冷却し、かつ5分かかってアセトン2
5ml中の塩化シアヌル3.69gの溶液を流入した。
pH値を5重量%炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて、
6.0〜6.5に保ち、かつ前記の条件下で縮合を最後
まで行なったが、これには約1時間かかった。
【0117】b)引き続き、水200ml中のアニリン
−3−スルホン酸5gの、pH値6に調節した溶液を加
えた。温度を60℃まで高め、次いでこの温度で、後撹
拌し、その際、pH値を5重量%炭酸水素ナトリウム水
溶液を用いて、6.0〜6.5に保った。
【0118】生じる反応染料を、食塩150gの添加に
より塩析した。式:
【0119】
【化32】
【0120】の染料が得られ、これは、木綿を、非常に
良好な堅牢度を有する帯赤青色色調に染める。
【0121】例8 例7と同様に行なうが、アニリン−3−スルホン酸の代
わりにタウリン5.13gを使用し、かつ塩析後に、
式:
【0122】
【化33】
【0123】の染料が得られ、これは、木綿を、非常に
良好な堅牢度を有する帯赤青色色調に染める。
【0124】例9 4−(2−スルフェートエチル)スルホニルアニリン
9.33gを、水200ml中に、pH値6.5及び0
〜5℃で溶かした。氷水50g中の塩化シアヌル5.5
3gの懸濁液を加え、かつ0〜5℃及びpH値6.5で
2時間後撹拌した。
【0125】こうして得られた式:
【0126】
【化34】
【0127】のジクロロトリアジンの懸濁液に、水15
0ml中の例1中に記載の銅ホルマザン15.7gの溶
液を加えた。
【0128】10〜15℃で6時間後撹拌し、その際、
pH値を5重量%炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて
6.0〜6.5に保った。
【0129】生じた反応染料を、食塩300gの添加に
より塩析した。
【0130】式:
【0131】
【化35】
【0132】の染料が得られ、これは、木綿を、非常に
良好な堅牢度を有する帯赤青色色調に染める。
【0133】同様にして、次の第2表及び第3表に記載
したホルマザン染料が得られる。
【0134】
【表3】
【0135】
【表4】
【0136】
【表5】
【0137】
【表6】
【0138】
【表7】
【0139】
【表8】
【0140】例64 例7bと同様にして行なったが、アニリン−3−スルホ
ン酸の代わりに例7aに記載したジクロロトリアジニル
銅ホルマザン15.9gを使用し、かつ塩析後に、式:
【0141】
【化36】
【0142】の反応染料が得られ、これは、木綿を、非
常に良好な堅牢度を有する帯赤の濃い青色色調に染め
る。
【0143】例65 その製造が米国特許(US−A)第5004807号明
細書の例1に記載されている、式:
【0144】
【化37】
【0145】のジクロロトリアジン38gを、水500
ml中にpH値6.5及び20〜25℃で溶かした。例
1に記載した銅ホルマザン20.9gの添加後に、60
℃まで加温し、かつこの温度で3時間後撹拌し、その
際、pH値を、5重量%炭酸水素ナトリウム水溶液を用
いて6.0〜6.5に保った。室温まで冷却後に、式:
【0146】
【化38】
【0147】の反応染料が得られ、これは、木綿を、非
常に良好な堅牢度を有する帯赤青色色調に染める。
【0148】例66 式:
【0149】
【化39】
【0150】の銅ホルマザン化合物28.9gを、水4
00ml中に溶かした。硫酸水素二ナトリウム0.6g
を加え、0〜5℃まで冷却し、かつ5分かかって、アセ
トン75ml中の塩化シアヌル7.4gの溶液を流入し
た。pH値を、5重量%炭酸水素ナトリウム溶液を用い
て、6.0〜6.5に保持し、かつ縮合を、前記条件下
で最後まで行なったが(DC−検査)、これには1時間
かかった。引き続き、水100ml中の2−メチルアミ
ノ−4−アミノベンゼンスルホン酸5.46gの、pH
値6に調節した溶液を加えた。温度を60℃まで高め、
次いで、この温度で2時間後撹拌した。食塩150gを
用いる塩析による単離後に、式:
【0151】
【化40】
【0152】の染料が得られ、これは、木綿を、非常に
良好な堅牢度を有る帯赤青色色調に染める。
【0153】例67 式:
【0154】
【化41】
【0155】のアミノフェノール78.7gを、水60
0ml中に溶かし、0〜5℃まで冷却し、かつpH値を
濃塩酸を用いて2に調節した。引き続き、23重量%亜
硝酸ナトリウム水溶液51gの添加により、0〜5℃で
ジアゾ化した。
【0156】得られたジアゾ懸濁液を、10〜15℃
で、水750ml中の式:
【0157】
【化42】
【0158】のヒドラゾン75.8g及び硫酸銅−五水
和物44.9gの、6.5〜7.0のpH値に調節した
混合物に流入し、その際、pH値を炭酸水素ナトリウム
の散布により6.5〜7.0に保った。流入の終了後
に、15〜20℃で更に12時間後撹拌した。
【0159】沈殿した染料を吸引濾過し、かつ20重量
%食塩水を用いて後洗浄した。
【0160】水中に帯青緑色を有して溶け、かつUV−
スペクトルにおいて特徴的な吸収を400nm及び63
3nmで示す、得られた湿った吸引濾過物を、安定な錯
体形に変えるために水820ml中に撹拌導入した。p
H値を濃塩酸を用いて1に調節した。引き続き、室温で
12時間後撹拌した。
【0161】ソーダの添加により、6.5〜7.0のp
H値に調節した。生じる反応染料を、食塩150gの添
加により塩析した。式:
【0162】
【化43】
【0163】の染料が得られ、これは、木綿を、非常に
良好な堅牢度を有する、濃い帯赤青色色調に染める。
【0164】例68 例1中に記載した銅ホルマザン72.6gを、水400
ml中に、pH6で溶かし、かつ0〜5℃まで冷却し
た。30分かかって、式: OCN−C24−SO2−C24Cl (その製造は、例えば米国特許(US−A)第4841
028号明細書の例1に記載されている)のイソシアネ
ート26.5gを滴加し、その際、pH値を6.0〜
6.2に保った。約2時間かかった完全な変換(DC−
検査)後に、形成された反応染料を、食塩150gの添
加により沈殿させた。
【0165】得られた式:
【0166】
【化44】
【0167】の染料は、木綿を、非常に良好な堅牢度を
有する強い帯赤青色色調に染めた。
【0168】例69 例1中に記載した銅ホルマザン72.6gを、水400
ml中に、pH値6.5で溶かし、かつ5〜10℃まで
冷却した。1時間かかって、式: ClCO−C36−SO2−C24Cl の酸クロリド26.8gを、pH値6.0〜6.5及び
10℃の温度で滴加した。引き続き、4時間後撹拌し、
かつ次いで食塩100gを加えた。沈殿した染料を濾別
し、かつ減圧下に40℃で乾燥させた。
【0169】得られた式:
【0170】
【化45】
【0171】の反応染料は、木綿を、良好な堅牢度を有
する濃い帯赤青色色調に染める。
【0172】例67、68及び69と同様にして、次の
第4表に記載した反応染料が得られる。
【0173】
【表9】
【0174】
【表10】
【0175】例103 a)水1.5l中の水酸化ナトリウム160gに、20
〜40℃で冷却下に、3−アミノ−4−ヒドロキシ−5
−ニトロベンゼンスルホン酸232gを入れた。反応混
合物を0〜5℃まで冷却し、次いで8時間かかって、ホ
スゲン182gを導入し、その際、pH値を50重量%
苛性ソーダ溶液150gを用いて≧10に保った。1時
間後撹拌し、かつ引き続き、過剰のホスゲンを窒素で吹
き飛ばした。pH値を濃塩酸200gを用いて7に調節
した。生じた7−ニトロベンゾオキサゾール−2−オン
−5−スルホン酸(ナトリウム塩)に、2′−アミノエ
チル−2−ヒドロキシエチルスルフィド133gを加
え、かつpH値を濃塩酸164gを用いて7に調節し
た。60℃まで加温し、かつこの温度で6.5時間撹拌
した。完全な変換(DC−検査)後に、濃塩酸を用いて
pH値5に調節し、タングステン酸0.50gを添加
し、かつ引き続き、2時間かかって30重量%過酸化水
素340gを添加した。完全に変換するまで(DC−検
査)60℃で更に2時間、後撹拌した。0〜5℃まで撹
拌後に、濃塩酸150gを用いて、pH値0.5〜1.
0に調節し、かつ沈殿した生成物を吸引濾過した。70
〜80℃で、減圧下で乾燥後に、式:
【0176】
【化46】
【0177】の化合物377gが得られた。
【0178】b) a)で得られたニトロ化合物306
gを、水3l中に溶かした。パラジウム触媒(炭上に1
0重量%)5gを加え、かつ35〜40℃で水素化し
た。水素摂取の終了後に、触媒を濾別し、かつ母液を蒸
発濃縮した。式:
【0179】
【化47】
【0180】の化合物280gが残った。
【0181】例104 例103b中で得られたアミノフェノール280gを、
氷冷下に、10〜15℃で、クロロスルホン酸1120
g中に入れ、かつ室温で約12時間撹拌した。完全な変
換(DC−検査)後に、氷4l上に入れ、沈殿した生成
物を吸引濾過し、かつ水を用いて中性になるまで洗浄し
た。減圧下に30〜40℃で乾燥後に、式:
【0182】
【化48】
【0183】の化合物302gが残り、これを、更に精
製せずに、染料合成に使用することができる。
【0184】例105 a)例103aと同様に行なったが、3−アミノ−4−
ヒドロキシ−5−ニトロベンゼンスルホン酸の代わり
に、異性体2−ヒドロキシ−3−アミノ−5−ニトロベ
ンゼンスルホン酸232gを使用した。減圧下で、70
〜80℃で乾燥後に、式:
【0185】
【化49】
【0186】の化合物365gが得られた。
【0187】b) a)で得られたニトロ化合物を、例
103bにより還元し、かつアミノ化合物280gをク
ロロスルホン酸を用いて、例104と同様にしてエステ
ル化した。30〜40℃で乾燥後に、式:
【0188】
【化50】
【0189】の化合物295gが得られた。
【0190】例103又は104と同様にして、次の第
5表に記載したアミノフェノールが得られる。
【0191】
【表11】
【0192】
【表12】
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 [式中、m及びnは、互いに独立して、それぞれ1又は
2を表わし、Katは、カチオンの当量を表わし、M
eは、銅又はニッケルを表わし、Xは、酸素又は式:C
O−O又はSO−Oの基を表わし、Yは、ビニル又は
式:C−Q(ここで、Qはアルカリ性反応条件下
で分離可能な基を表わす)の基を表わし、かつEは、ヘ
テロ環式アンカー基又は式:L−W(ここで、Lは架橋
員を表わし、かつWは脂肪族類からのアンカー基を表わ
す)のアンカー基を表わし、かつ環A及びBは、非置換
か又は置換されていてよく、かつベンゾ縮合されていて
よく、かつ環Cは、非置換か又は置換されていてよい]
のホルマザン染料。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】[式中、m及びnは、互いに独立して、そ
れぞれ1又は2を表わし、Katは、カチオンの当量
を表わし、Meは、銅又はニッケルを表わし、Xは、酸
素又は式:CO−O又はSO−Oの基を表わし、Y
は、ビニル又は式:C−Q(ここで、Qはアルカ
リ性反応条件下で分離可能な基を表わす)の基を表わ
し、かつEは、ヘテロ環式アンカー基(Ankerre
st)又は式:L−W(ここで、Lは架橋員を表わし、
Wは脂肪族類からのアンカー基を表わす)のアンカー基
を表わし、かつ環A及びBは、場合により、置換されて
いてよく、かつベンゾ縮合されていてよく、かつ環C
は、場合により、置換されていてよい]の新規ホルマザ
ン染料、ヒドロキシ基又は窒素原子を有する有機基材の
染色又は印刷のためのその使用、新規アミノフェノール
並びにその製法に関する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 [式中、m及びnは、互いに独立して、それぞれ1又は
    2を表わし、Kat+は、カチオンの当量を表わし、M
    eは、銅又はニッケルを表わし、Xは、酸素又は式:C
    O−O又はSO2−Oの基を表わし、Yは、ビニル又は
    式:C24−Q(ここで、Qはアルカリ性反応条件下で
    分離可能な基を表わす)の基を表わし、かつEは、ヘテ
    ロ環式アンカー基又は式:L−W(ここで、Lは架橋員
    を表わし、かつWは脂肪族類からのヘテロ環式アンカー
    基を表わす)のアンカー基を表わし、かつ環A及びB
    は、非置換か又は置換されていてよく、かつベンゾ縮合
    されていてよく、かつ環Cは、非置換か又は置換されて
    いてよい]のホルマザン染料。
  2. 【請求項2】 式II: 【化2】 [式中、qは0又は2を表わし、Y1はビニル又はC2
    4−Q1(ここで、Q1はアルカリ性反応条件下で分離可
    能な基又はヒドロキシを表わす)を表わし、L1は、非
    置換か又はヒドロキシ、塩素、シアノ、カルボキシル、
    1〜C4−アルコキシカルボニル、C1〜C4−アルカノ
    イルオキシ又はスルフェートにより置換されていてよ
    く、かつエーテル官能基中の酸素原子又はイミノ基又は
    1〜C4−アルキルイミノ基それぞれ1〜2個により中
    断されていてよいC2〜C6−アルキレンを表わし、U5
    は、水素、非置換か又はヒドロキシ、C1〜C4−アルコ
    キシ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシスルホニル又は式
    −SO2−Y1(ここでY1は前記のものを表わす)の基
    により置換されていてよいC1〜C6−アルキル、又は非
    置換又は置換されたフェニルを表わし、かつPは、ニト
    ロ又はアミノを表わす]のアミノフェノール。
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