JP2935609B2 - 反応性染料、および該化合物を製造するための中間生成物としてのフェニレンジアミン - Google Patents

反応性染料、および該化合物を製造するための中間生成物としてのフェニレンジアミン

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JP2935609B2 JP4048712A JP4871292A JP2935609B2 JP 2935609 B2 JP2935609 B2 JP 2935609B2 JP 4048712 A JP4048712 A JP 4048712A JP 4871292 A JP4871292 A JP 4871292A JP 2935609 B2 JP2935609 B2 JP 2935609B2
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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    • C07C317/26Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton
    • C07C317/28Sulfones; Sulfoxides having sulfone or sulfoxide groups and nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups, bound to the same carbon skeleton with sulfone or sulfoxide groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、式I:
【0002】
【化4】
【0003】[式中、nは0または1を表わし、R1
2およびR3は同一であるか、または異なっており、か
つ互いに無関係にそれぞれ水素、C1〜C4−アルキルま
たはフェニルを表わし、R4はフッ素、塩素、臭素、C1
〜C4−アルキルスルホニル、フェニルスルホニルを表
わすか、または式:
【0004】
【化5】
【0005】の基を表わし、Lは1つの架橋員を表わ
し、Aはエーテル官能基中の1〜3個の酸素原子、イミ
ノ基またはC〜C−アルキルイミノ基によって中断
されているか、または中断されていないC〜C−ア
ルキレンを表わし、Yはビニルを表わすか、または式:
−CH−CH−Qの基を表わし、但しQはアルカリ
性反応条件下で分解可能な基を表わし、Dはフェニルま
たはナフチルを表わし、この場合にこれらの基は、ヒド
ロキシスルホニル、カルボキシル、C−C−アルコ
キシカルボニル、シアノ、C〜C−アルキル、C
〜C−アルコキシ、ハロゲン、ニトロまたはビニルス
ルホニルによって1回または2回以上置換されていてよ
い]の新規反応性染料、該化合物の中間生成物としての
新規フェニレンジアミン、ならびにヒドロキシ基または
窒素原子を有する繊維を染色するか、または捺染するた
めの新規染料の使用に関する。
【0006】
【従来の技術】欧州特許出願公開第174909号明細
書の記載から、反応性基としてビニルスルホニル基を有
する反応性染料は、公知であり、この場合このビニルス
ルホニル基はウレイド基を介して染料基に結合されてい
る。
【0007】更に、古い特許出願、欧州特許出願公開第
437699号明細書には、首記したものと類似の染料
が記載されているが、しかしこの染料は倍数化されてい
ない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、倍数
化され、かつウレイド基を介して発色団に結合されてい
るビニルスルホニル基を有する新規反応性染料を提供す
ることであり、この場合にこの新規染料は有効な使用技
術的性質を示すはずである。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って首記した式Iの反
応性染料が見い出された。
【0010】式Iの新規反応性染料は、本発明の場合に
は通常遊離酸の形で記載されている。しかし、当然のこ
とながらこれらの塩も包含される。
【0011】この場合、塩としては、金属塩またはアン
モニウム塩が該当する。金属塩は特にリチウム塩、ナト
リウム塩またはカリウム塩である。本発明の範囲内でア
ンモニウム塩とは、非置換または置換アンモニウムカチ
オンの何れかを有するような塩を表わす。置換アンモニ
ウムカチオンは、例えばモノアルキル−、ジアルキル
−、トリアルキル−、テトラアルキル−またはベンジル
トリアルキルアンモニウムカチオンであるか、または窒
素含有の5員または6員の飽和複素環から誘導されるよ
うなカチオン、例えばピロリジニウム−、ピペリジニウ
ム−、モルホリニウム−、ピペラジニウム−またはN−
アルキルピペラジニウムカチオンであるか、またはこれ
らのN−モノアルキル−またはN,N−ジアルキル置換
生成物である。この場合、アルキルとは、一般にヒドロ
キシ基によって置換されていてもよくおよび/または酸
素原子によって中断されていてもよい直鎖状または分枝
鎖状C1〜C20−アルキルを表わす。
【0012】前記の式Iの中に置換されフェニル基が現
れる場合には、その際に他に記載がない限り、例えばC
1〜C4−アルキル、C1〜C4−ハロゲンアルキル、C1
〜C4−ハロゲナルコキシ、アミノ、C1〜C4−モノ−
またはジアルキルアミノ、ニトロ、ホルミル、シアノ、
カルボキシルまたはヒドロキシスルホニルが置換基とし
て該当する。これらは通常1〜3個の置換基を有する。
【0013】基R1、R2およびR3は例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルま
たはs−ブチルである。
【0014】基R4は例えばメチルスルホニル、エチル
スルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホ
ニルまたはブチルスルホニルである。
【0015】基Aは例えば、−(CH22−、−(CH
23−、−(CH24−、−(CH25−、−(C
26−、−(CH27−、−(CH28−、−CH
(CH3)−CH2−、−CH(CH3)−CH(CH3
−、−(CH22−O−(CH2 2−、−(CH22
NH−(CH22−、−(CH22−N(CH3)−
(CH22−、−(CH22−O−(CH22−O−
(CH22−または−(CH22−O−(CH22−O
−(CH22−O−(CH22−である。
【0016】式I中のYは、特にアルカリ性反応条件下
で脱離可能な基を表わす。このような基は、例えば塩
素、OSO3H、SSO3H、OP(O)(OH)2、C1
〜C4−アルキルスルホニルオキシ、場合により置換さ
れたフェニルスルホニルオキシ、C1〜C4−アルカノイ
ルオキシ、C1〜C4−ジアルキルアミノ、
【0017】
【化6】
【0018】であり、この場合、Q1、Q2およびQ3
同一であるか、または異なっており、かつ互いに無関係
にそれぞれC1〜C4−アルキルまたはベンジルを表わ
し、An-はそれぞれひとつのアニオンを表わす。(適
当なアニオンは、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、
モノ−、ジ−またはトリクロルアセテート、メチルスル
ホネート、フェニルスルホネートまたは2−または4−
メチルフェニルスルホネートである。) 適当な架橋員Lには、例えば式:
【0019】
【化7】
【0020】が該当し、この場合L1はC2〜C8−アル
キルを表わし、Q4は水素またはヒドロキシスルホニル
を表わし、およびQ5は水素またはC1〜C4−アルキル
を表わす。
【0021】個々の架橋員は、例えば式:
【0022】
【化8】
【0023】の基を表わす。
【0024】基Dは、例えば2,4−ジヒドロキシスル
ホニルフェニル、2,5−ジヒドロキシスルホニルフェ
ニル、2,5−ジヒドロキシスルホニル−4−メチルフ
ェニル、2,5−ジヒドロキシスルホニル−6−クロル
フェニル、3,6,8−トリヒドロキシスルホニルナフ
チ−2−イル、4,6,8−トリヒドロキシスルホニル
ナフチ−2−イル、1,5−ジヒドロキシスルホニルナ
フチ−2−イルまたは1,6−ジヒドロキシスルホニル
ナフチ−2−イルである。
【0025】有利なのは、R1、R2およびR3がそれぞ
れ水素を表わし、R4がフッ素または塩素を表わし、A
が場合により1個の酸素原子によって、エーテル官能基
中で中断されているC2〜C4−アルキレンを表わし、か
つDがフェニルまたはナフチルを表わし、この場合にこ
れらの基は、ヒドロキシスルホニルによって1〜3回置
換されているような式Iの反応性染料である。
【0026】特に有利なのは、Dがジヒドロキシスルホ
ニルフェニルまたはトリヒドロキシスルホニルナフチル
を表わすような式Iの反応性染料である。
【0027】更に、殊に有利なのは、nが1を表わす場
合に、Lが式:
【0028】
【化9】
【0029】[式中、Q1およびQ5はそれぞれ前記の意
味を表わす]で示される基を表わすような式Iの反応性
染料である。
【0030】式Iの新規の反応性染料は有利に、自体公
知方法で、例えば式III: D−NH2 (III) [式中、Dは前記の意味を有する]のアミンをジアゾ化
し、かつ式II:
【0031】
【化10】
【0032】[式中、R1、R2、R3、AおよびYはそ
れぞれ前記の意味を有する]のフェニレンジアミンとカ
ップルすることにより得られる。
【0033】次に、生じる式IV:
【0034】
【化11】
【0035】[式中、D、R1、R2、R3、AおよびY
はそれぞれ前記の意味を表わす]のアゾ染料は、公知方
法でトリハロゲントリアジンと反応させることができ
る。この場合この反応は、ワンポット法(Eintopfverfa
hren)で実施されるか、または中間生成物の単離により
実施されることができる。
【0036】nが0を表わすような式Iの染料を達成す
るため、反応性生成物は他のアゾ染料IVと反応させる
ことができる。
【0037】nが1を表わすような式Iの染料を達成す
るため、トリハロゲン化トリアジンとの反応の際に生ず
る生成物は、式V: H2N−L−NH2 (V) [式中、Lは前記の意味を表わす]のジアミンと反応さ
せることができる。
【0038】式Iの新規の反応性染料は、有利に、ヒド
ロキシ基または窒素素子を有する有機支持体の染色また
は捺染に適当である。このような支持体は、例えば皮
革、または主に天然もしくは合成ポリアミド、または天
然もしくは再生したセルロースを包含する繊維材料であ
る。有利に新規染料は、木綿を基礎とする紡織材料の染
色または捺染に適当である。本発明による反応性染料
は、部分的に抜染に使用されることもできる。
【0039】更に、本発明の対象は、式II:
【0040】
【化12】
【0041】[式中、R、RおよびRは同一であ
るか、または異なっており、かつ互いに無関係にそれぞ
れ水素、C〜C−アルキルまたはフェニルを表わ
し、Aはエーテル官能基中の1〜3個の酸素原子、イミ
ノ基またはC〜C−アルキルイミノ基によって中断
されているか、または中断されていないC〜C−ア
ルキレンを表わし、Xはビニル、2−アセトキシエチル
または2−スルフェートエチルを表わす]のフェニルジ
アミンである。
【0042】記載された基の例示的な詳細に関しては、
前記した記載が指摘される。
【0043】式IIの新規フェニルジアミンは、自体公
知の方法により得ることができる。例えば、この場合、
式VI:
【0044】
【化13】
【0045】の3−ニトロフェニルイソシアネートは、
式VII:
【0046】
【化14】
【0047】[式中、R3およびAはそれぞれ前記の意
味を表わす]の硫黄含有アミンと反応され、生じる式V
III:
【0048】
【化15】
【0049】[式中、R3およびAはそれぞれ前記の意
味を表わす]のチオ化合物中で、自体公知の方法で、ま
ずチオ基を酸化してスルホン基ヘ変えられ、引続きニト
ロ基を還元してアミノ基へ変えられる。
【0050】次に、自体公知の方法(例えば無水酢酸、
塩化アセチルまたは硫酸を用いたエステル化)により、
ヒドロキシ化合物は、2−アセトキシエチル−または2
−スルフェートエチル化合物へと変換することができ、
更に該化合物から常法によりビニル化合物は得ることが
できる。
【0051】式IIの本発明によるフェンレンジアミン
誘導体は、式Iの新規の反応性染料を製造するための重
要な中間生成物である。
【0052】次に例につき、本発明を詳説する。
【0053】
【実施例】
中間生成物の製出 次の例中で、カップリング成分として使用されるフェニ
レンジアミンは、古い特許出願、欧州特許出願公開第4
37699号明細書の実施例1に記載された化合物か
ら、次のように製造されることができる。
【0054】例 Z1 式:
【0055】
【化16】
【0056】の化合物285g(1モル)を無水酢酸4
08g(4モル)と一緒に95℃に加熱した。反応終了
後(DC−対照(DC−Kontorolle))、過剰のアシル
化剤を水を用いて破壊し、形成される沈殿物を室温で吸
引濾過した。式:
【0057】
【化17】
【0058】の化合物323gが得られた。融点:16
1〜163℃ 同様の方式で次の誘導体を製造することができる: 例No.Z2
【0059】
【化18】
【0060】例No.Z3
【0061】
【化19】
【0062】例 Z4 例Z1に記載の化合物359g(1モル)をメタノール
1000ml中に懸濁させ、かつラニー・ニッケルの存
在下に60℃で水素添加した。水素吸収の終了後、熱時
に触媒から濾別し、生じる沈殿物を室温で吸引濾過し
た。
【0063】式:
【0064】
【化20】
【0065】の化合物245gが得られた。融点:11
5〜117℃ 同様の方法で次の誘導体を得ることができる: 例No.Z5
【0066】
【化21】
【0067】例No.Z6
【0068】
【化22】
【0069】例 Z7 例Z1中で使用した出発化合物285g(1モル)をク
ロルスルホン酸1000g中に導入し、かつ30〜40
℃で約2時間加熱した。エステル化の終了後、式:
【0070】
【化23】
【0071】の硫酸エステルを含有する反応混合物を、
氷水を用いて分解した。生じる溶液を20重量%の苛性
ソーダ液を用いてpH値10に調節し、かつ除去が完了
するまでこのpH値を維持した。生じた沈殿物を吸引濾
過し、水で洗浄し、かつ乾燥した。化合物:
【0072】
【化24】
【0073】190gが残留した。融点141〜142
℃ 同様の方法で次の誘導体を得ることができる: 例No.Z8
【0074】
【化25】
【0075】例No.Z9
【0076】
【化26】
【0077】染料の製出 例1 a) アニリン−2,4−ジスルホン酸101g(0.
4モル)を水400ml中で塩酸を用いてジアゾ化し、
かつ水500ml中の例Z4中に記載の生成物132g
(0.4モル)からの懸濁液に添加した。カップリング
反応を0〜5℃およびpH値3で、2Nの炭酸水素カリ
ウム溶液の添加によって実施した。
【0078】b) 前記反応溶液を2等分し、最初の半
分を塩化シアヌル40.6g(0.22モル)と0〜5
℃およびpH値5.5で縮合した。引続き溶液を清澄濾
過し、かつ40〜50℃およびpH値5.5で、カップ
リング溶液の残りの半分と反応させた。生じた反応性染
料は、式:
【0079】
【化27】
【0080】に相応し、塩析により単離することができ
た。この反応性染料は木綿を著しく良好な耐光堅牢性お
よび著しく良好な耐湿潤堅牢性をもって黄色の色調に染
色した。
【0081】同様の方法で式:
【0082】
【化28】
【0083】で示される第1表に記載の染料を得ること
ができる。
【0084】c) アニリン−2,4−ジスルホン酸2
54g(1モル)を氷/水混合物1000g、中で0〜
5℃で、23重量%の亜硝酸ナトリウム溶液320ml
を用いてジアゾ化した。引続き、例Z4中に記載の生成
物330g(1.0モル)を、水500g中に懸濁さ
せ、添加し、カップリング反応を1Nの炭酸水素ナトリ
ウム溶液を用いてpH値3で実施した。これに基づい
て、生じたカップリング溶液に、塩化シアヌル92g
(0.5モル)と氷水250gとからなる混合物を添加
した。次に、0〜5℃で、炭酸水素ナトリウム溶液の添
加によって調節されたpH値5.5で第1の縮合工程を
実施した。1時間後に、反応混合物を第2の縮合工程で
40〜45℃に加熱し、炭酸水素ナトリウム溶液を用い
てpH値を5.5に維持した。生じた染料は、遊離酸と
して例1b中に記載の化合物に相応し、かつ噴霧乾燥法
により単離された。
【0085】
【表1】
【0086】
【表2】
【0087】
【表3】
【0088】例 22 アニリン−2,4−ジスルホン酸101g(0.4モ
ル)を水400ml中で塩酸を用いてジアゾ化し、水5
00g中の例Z7中に記載の生成物107.6g(0.
4モル)からの懸濁液に添加した。カップリング反応を
0〜5℃で2Nの炭酸水素カリウム溶液を添加すること
によって実施した。引続き、反応溶液を2等分し、最初
の半分に塩化シアヌル40.6g(0.22モル)を添
加し、0〜5℃で2Nの炭酸水素カリウム溶液を用い
て、縮合の完了までpH値を5.5に維持した。反応溶
液を清澄濾過し、かつカップリング溶液の残りの半分
と、40〜50℃およびpH値5.5で反応させた。生
じた染料は反応溶液を蒸発させることによって単離する
ことができた。この染料は、式:
【0089】
【化29】
【0090】に相応し、かつ木綿を黄色の色調で染色す
る。
【0091】同様の方法で、第2表に記載された、式:
【0092】
【化30】
【0093】の染料が得られる。
【0094】
【表4】
【0095】
【表5】
【0096】
【表6】
【0097】
【表7】
【0098】例43 アニリン−2,4−ジスルホン酸101g(0.4モ
ル)を水400ml中で塩酸を用いてジアゾ化し、かつ
水500ml中の例Z7中に記載の硫酸エステル14
6.8g(0.4モル)からの溶液に添加した。カップ
リング反応を0〜5℃およびpH値3で2Nの苛性ソー
ダ液を添加することによって実施した。引続き、カップ
リング溶液を2等分し、最初の半分に塩化シアヌル4
0.6g(0.22モル)を添加し、0〜5℃で2Nの
苛性ソーダ液を用いて、pH値を5.5に調節した。縮
合の完了後、反応溶液を清澄濾過し、40〜50℃およ
びpH値5.5でカップリング溶液の残りの半分と反応
させた。生じた染料は、塩分によって単離させることが
できた。この染料は、式:
【0099】
【化31】
【0100】に相応し、かつ木綿を黄色の色調で染色す
る。
【0101】同様の方法で、第3表に記載された、式:
【0102】
【化32】
【0103】の染料を得ることができる。
【0104】
【表8】
【0105】例50 例1中に記載のカップリング溶液0.4モルを、塩化シ
アヌル81.2g(0.44モル)と、0〜5℃および
pH5.5で縮合した。引続きこの反応溶液を清澄濾過
し、かつパラーフェニレンジアミン21.6g(0.2
モル)を添加した。変換が完了するまで、反応混合物を
40〜50℃に加熱し、2Nの苛性ソーダ液の添加によ
ってpH値を5.5に維持した。染料は、噴霧乾燥法に
よって単離することができ、かつ式:
【0106】
【化33】
【0107】に相応する。
【0108】この染料は、木綿を黄色の色調に染色す
る。
【0109】同様の方法で、第4表に記載の、式:
【0110】
【化34】
【0111】の染料が得られる。
【0112】
【表9】
【0113】例56 例1中に記載のカップリング溶液0.4モルを塩化シア
ヌル81.2g(0.44モル)と、0〜5℃およびp
H値5.5で反応させた。引続き、この反応溶液を清澄
濾過し、2,4−ジアミノベンゾールスルホン酸37.
6g(0.2モル)を添加した。変換が完了するまで、
反応混合物を40〜50℃に加熱し、かつ2Nの苛性ソ
ーダ液を用いてpH値を5.5に維持した。生じた染料
を反応溶液の蒸発によって単離した。この染料は、式:
【0114】
【化35】
【0115】に相応し、木綿を黄色の色調に染色する。
【0116】同様の方法で、第5表に記載された、式:
【0117】
【化36】
【0118】の染料が得られる。
【0119】
【表10】
【0120】
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−278571(JP,A) 特開 昭63−112661(JP,A) 特開 昭62−283159(JP,A) 特開 昭60−173062(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09B 62/513 CA(STN) CAOLD(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中、 nは0または1を表わし、 R、RおよびRは同一であるか、または異なって
    おり、かつ互いに無関係にそれぞれ水素、C〜C
    アルキルまたはフェニルを表わし、 Rはフッ素、塩素、臭素、C〜C−アルキルスル
    ホニル、フェニルスルホニルを表わすか、または式: 【化2】 の基を表わし、 Lはつの架橋員を表わし、 Aはエーテル官能基中の1〜3個の酸素原子、イミノ基
    またはC〜C−アルキルイミノ基によって中断され
    ているか、または中断されていないC〜C−アルキ
    レンを表わし、 Yはビニルを表わすか、または式:−CH−CH
    Qの基を表わし、但しQはアルカリ性反応条件下で分解
    可能な基を表わし、 Dはフェニルまたはナフチルを表わし、この場合にこれ
    らの基は、ヒドロキシスルホニル、カルボキシル、C
    〜C−アルコキシカルボニル、シアノ、C〜C
    アルキル、C〜C−アルコキシ、ハロゲン、ニトロ
    またはビニルスルホニルによって1回または2回以上置
    換されていてよい]の反応性染料。
  2. 【請求項2】 式II: 【化3】 [式中、 R、RおよびRは同一であるか、または異なって
    おり、かつ互いに無関係にそれぞれ水素、C〜C
    アルキルまたはフェニルを表わし、 Aはエーテル官能基中の1〜3個の酸素原子、イミノ基
    またはC〜C−アルキルイミノ基によって中断され
    ているか、または中断されていないC〜C−アルキ
    レンを表わし、 Xはビニル、2−アセトキシエチル、または2−スルフ
    ェートエチルを表わす]のフェニレンジアミン。
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