JPH08244706A - 包装機におけるリフト装置 - Google Patents

包装機におけるリフト装置

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JPH08244706A
JPH08244706A JP8177195A JP8177195A JPH08244706A JP H08244706 A JPH08244706 A JP H08244706A JP 8177195 A JP8177195 A JP 8177195A JP 8177195 A JP8177195 A JP 8177195A JP H08244706 A JPH08244706 A JP H08244706A
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lift
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Minoru Oshita
実 大下
Shinya Hashizume
慎哉 橋爪
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被包装品にフィルムを見栄えよく包装するこ
とできると共に、フィルムを節約することができ、その
上、後処理で行う熱シール時のシール性も良好にできる
包装機におけるリフト装置の提供を目的とする。 【構成】 被包装品Bを下方から支持して包装位置に押
し上げる複数のポスト部材120を、ポスト本体121
と頂面125aが矩形状に形成されたリフトヘッド12
5とから形成する。リフトヘッド125とポスト本体1
21との間には、リフトヘッド125を起立位置から後
折込板63の前進方向に平行状態で倒伏移動自在とする
四連リンク機構130を設ける。四連リンク機構130
には、該リンク機構130を起立位置に付勢するリター
ンスプリング131を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は包装機におけるリフト
装置、詳しくは包装部に緊張保持されたフィルムの下方
から生鮮食料品等の被包装品を押し上げる包装機におけ
るリフト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トレーに収納された生鮮食料品等の被包
装品を上記トレーごとフィルムにより包装する包装機が
広く使用されている。この包装機においては、所定寸法
に切断されたフィルムの両側縁を搬送ベルトにより挟持
して包装部へ搬送して、その状態で該フィルムを緊張状
態に保持すると共に、このフィルムの下方からリフト装
置により被包装品をトレーに収納した状態で押し上げ、
その状態でフィルムの左右側縁部及び後縁部を左右及び
後折込板によって被包装品の底面側に折り込み、さら
に、該被包装品を前進移動させることによりフィルムの
前縁部が被包装品の底面側で先の折込部分に重合するよ
うに折り込んで包装するように構成される。その場合
に、この種の包装機に用いられるリフト装置において
は、例えば特開平3−162214号公報に開示されて
いるように、フィルムの被包装品の底面側への折り込み
をスムーズに行わせるため、左右及び後折込板がフィル
ムを被包装品の底面側に折り込んで行く動作に連動して
リフト部材におけるリフトヘッドが左右及び後折込板の
進入方向に対し逃げる方向に回倒できるようになされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のリフ
ト装置のリフト部材は、図13に示したように頂面が円
形の筒状リフトヘッドHをポスト本体Pの上部に支持軸
Sを介して起立位置から左右及び後折込板Tの進入方向
に対し逃げる方向に回倒自在に支持し、リターンスプリ
ング(図示せず)でリフトヘッドHを起立位置に付勢す
る構成となっている。そのため、後折込板Tがフィルム
Fを被包装品Bの底面側に折り込んで行く動作に連動し
てリフトヘッドHが回倒すると、図13に示したように
リフトヘッドHは後折込板Tとの間においてフィルムF
に対し点接触することになり、フィルムFに十分な抵抗
を与えることができなくなる。その結果、後折込板Tの
押し込みによりフィルムFの後縁部が上下搬送ベルトV
から離れて解放されたとき、緊張されていたフィルムF
がその張力の反動で縮むことになるのであるが、その縮
みに対して上記リフトヘッドHの点接触によるフィルム
Fの保持ではフィルムFを十分に保持しきれず、縮んだ
フィルムFの後縁部がリフトヘッドHと後折込板T間を
通り抜けて被包装品Bの底面側に引き込まれることにな
る。つまり後折込板Tがこれの前進最終端まで進出する
前にフィルムFの後縁部が縮んだ状態で被包装品Bの底
面側に引き込まれることになる。これにより、フィルム
Fの後縁部側はリフトヘッドHから外れて張力がなく縮
れた状態となっているので、後折込板Tがさらに前進最
終端まで進出しても、フィルムFを被包装品Bの前部近
くまで折り込むことができなくなる。このように後折込
板Tによる折り込みが不完全で終わってしまうと、その
後、被包装品Bを前進移動させてフィルムFの前縁部を
被包装品Bの底面側に折り込んだときに、その折込部を
先の折込部分に重合させて包装することができなくな
り、隙間が発生するといった問題を有していた。
【0004】そのため、従来では、縮み量が多くなって
もフィルムFが被包装品Bの前部近くの所定位置まで届
くように、やむなく予め長めのフィルムを用いて対処し
ているのが現状である。
【0005】したがって、このように長めのフィルムF
を用いた場合には、フィルムFのロスが多くてそれだけ
不経済となる問題を有するし、また、縮み部分が多くで
きてだんご状に重なるため、見栄えが悪い問題があり、
その上、だんご状に重なって縮れると、包装後、フィル
ムFの折り込んだ重合部分を熱シールする場合に、その
重合部分を均等に加熱することができずシール性も悪い
問題があった。
【0006】この発明は、包装機のリフト装置における
上記の問題に対処するもので、被包装品にフィルムを見
栄えよく包装することできると共に、フィルムを節約す
ることができ、その上、後処理で行う熱シール時のシー
ル性も良好にできるリフト装置を提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本願の請求項
1に係る発明(以下「第1発明」という。)は、包装部
に緊張保持されたフィルムの下方から被包装品を押し上
げ、その状態でフィルムの前後左右側縁部を被包装品の
底面側に折り込むようにした包装機における上記被包装
品を押し上げるリフト装置であって、被包装品を受支す
る複数のポスト部材と、このポスト部材を昇降させる昇
降手段とが備えられ、上記ポスト部材がポスト本体と該
ポスト本体の上部に支持されるリフトヘッドとを有する
と共に、これらリフトヘッドとポスト本体との間に、リ
フトヘッドを起立位置から倒伏移動自在とする四節リン
ク機構が設けられ、このリンク機構に、上記リフトヘッ
ドを起立位置に付勢する弾性部材が設けられていること
を特徴とする。
【0008】また、請求項2に係る発明(以下「第2発
明」という。)は、上記第1発明の構成において、ポス
ト部材が、前後及び左右方向に複数配列されていると共
に、左右のポスト部材の各リフトヘッドが、ポスト本体
側に対して左右方向中央に向かって傾倒自在に支持さ
れ、かつ、上記左右のポスト部材の各リフトヘッドを起
立位置に付勢する弾性部材が設けられていることを特徴
とする。
【0009】
【作用】上記の構成によれば次のような作用が得られ
る。
【0010】すなわち、第1発明によれば、ポスト部材
のリフトヘッドとポスト本体との間に、リフトヘッドを
起立位置から四節リンク機構が設けられ、このリンク機
構に、上記リフトヘッドを起立位置に付勢する弾性部材
が設けられているから、後折込板がフィルムを被包装品
の底面側に折り込んで行く動作に連動して、リフトヘッ
ドを後折込板の前進方向に平行状態のまま倒伏移動させ
ることが可能となり、これにより、リフトヘッドは後折
込板との間においてフィルムに面接触或は少なくとも後
折込板の進退方向に線接触して押付け保持することにな
って、フィルムに対し十分な保持力を与えることが可能
となる。その結果、後折込板の押し込みによりフィルム
の後縁部側が解放されたとき、緊張されていたフィルム
が、その反動で縮んでリフトヘッドと後折込板間を通り
抜けて被包装品の底面側に引き込まれるといったことが
防止される。そして、後折込板をさらに前進させてフィ
ルムを被包装品の前部側に折り込むときに、上記リフト
ヘッドの少なくとも後折込板の進退方向に沿う線接触に
よるフィルムFの保持により、フィルムに適度な張力を
与えつつ上記後折込板の前進最終端、つまり被包装品の
前端近くまで折り込んでいくことが可能となる。したが
って、フィルムの縮みを抑えて見栄えよく包装できると
共に、フィルムを節約することができる。その上、縮み
部分が少なく、まただんご状に重なるの防止することが
できるので、後処理として行う熱シール時にフィルムの
重合部分を均一状に熱溶着することが可能となって、シ
ール性を向上することが可能となる。
【0011】また、第2発明によれば、後折込板がフィ
ルムを被包装品の底面側に折り込んで行く動作に連動し
て各ポスト部材の各リフトヘッドを後折込板の前進方向
に平行状に倒伏移動させながら、左右折込板がフィルム
を被包装品の底面側に折り込んで行く動作に連動して左
右のポスト部材の各リフトヘッドをそれぞれベース部材
の左右方向中央に向かって傾倒させることが可能にな
る。その結果、上記第1発明の作用を維持しながら、左
右のポスト部材の各リフトヘッドをベース部材の左右方
向中央に向かって傾倒させることができて、全体として
のフィルムの被包装品における底面側への折り込みをよ
り一層スムーズに行うことが可能となる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1〜図3に示すように、この実施例に係
る包装機1は、その本体2の正面中央部に設けられた計
量搬入装置10と、同じく本体2の両側部にそれぞれ設
けられたフィルム収容部20a,20bと、これらのフ
ィルム収容部20a,20bにそれぞれ収容されたフィ
ルムロールA,A’のいずれか一方から繰り出されたフ
ィルムFを捕捉して本体内の包装部3に搬送するフィル
ム供給装置30と、上記計量搬入装置10から搬入され
た生鮮食料品等の被包装品Bを上記包装部3に保持され
たフィルムFの下方から押し上げるリフト装置50と、
該リフト装置50で押し上げられた被包装品Bを上記フ
ィルムFにより包装する折込装置60と、上記包装部3
の前方における計量搬入装置10の上部に配設されて被
包装品Bの底面側に折り込まれたフィルムを熱シールす
るシール装置70とを有する。
【0014】また、上記本体2の上方には、表示部80
aと操作部80bとを有するコンソール80が設置され
ており、内蔵されたメイン制御ユニット(図示せず)に
より上記各装置10,30,50,60の作動を制御す
ると共に、上記計量搬入装置10により計量された被包
装品Bの重量を示す信号に基づいて該被包装品Bの価格
等の算出を行うようになされている。さらに、上記折込
装置60の上方にはオートラベラー81が設置されてお
り、上記コンソール80からの出力信号に基づいて被包
装品Bの重量や価格等をラベルに印字して発行すると共
に、発行したラベルを折込装置60上に位置する包装済
の被包装品Bに自動的に貼付するようになされている。
【0015】ここで、上記フィルム供給装置30の構成
を説明すると、この供給装置30は、上記フィルム収容
部20a,20bに収容されたフィルムロールA,A’
からフィルムF,Fを捕捉しながら繰り出す左右一対の
フィルム繰出機構31,32と、フィルムFを中央部に
位置する包装部3へ搬送するフィルム搬送機構33と、
上記各繰出機構31,32から繰り出されたフィルムF
をフィルム搬送機構33に選択的に導入する一対のフィ
ルム導入機構34,35とを備えている。
【0016】上記フィルム搬送機構33は、図2に示す
ように、フィルム繰出機構31,32から繰り出された
フィルムFの一方の側縁(図2において向かって右側の
側縁)を挟持しながら搬送する可動側搬送ユニット36
と、同じく上記フィルムFの他方の側縁(図2において
向かって左側の側縁)を挟持しながら搬送する固定側搬
送ユニット37とを有する。
【0017】そして、これらの搬送ユニット36,37
の下方には、図3にも示すように、両端が本体2に支持
された2本のガイドロッド38,38が配設されている
と共に、このうち可動側搬送ユニット36のフレーム3
6aの下面に固設された支持ブロック39,39が上記
ガイドロッド38,38に摺動自在に外嵌されている。
また、上記可動側搬送ユニット36の下方には、上記ガ
イドロッド38,38に沿って一対のタイミングプーリ
40a,40b間に張設されたタイミングベルト40c
がそれぞれ配設されていると共に、一方のタイミングプ
ーリ40aと一体回転するスプロケット41aと、本体
2に固定された駆動モータ42の回転軸に固設されたス
プロケット41bとがチェーン41cを介して連動連結
されている。そして、上記タイミングベルト40cの上
面に可動側搬送ユニット36のフレーム36aの下面に
固設された上記支持ブロック39,39が固設されてい
る。したがって、上記駆動モータ42を所定方向に回転
させることにより、上記一対の支持ブロック39,39
が各ガイドロッド38,38に沿ってスライドし、これ
により、可動側搬送ユニット36の全体がガイドロッド
38,38の軸心方向に移動されることとなって、該可
動側搬送ユニット36と上記固定側搬送ユニット37と
の間の間隔を適宜に調整し得るようになされている。一
方、固定側搬送ユニット37は、上記各ガイドロッド3
8,38の端部に支持された状態で本体2側に固定され
ている。
【0018】ここで、上記可動側搬送ユニット36と固
定側搬送ユニット37とはそれぞれ同様の構成とされて
おり、したがって、可動側搬送ユニット36の構成につ
いて説明し、固定側搬送ユニット37の構成については
その説明を省略する。
【0019】すなわち、図3に示すように、上記可動側
搬送ユニット36には、そのフレーム36aの上部の両
端部に回転自在に支持された一対のプーリ43a,43
b間にフィルムFの搬送方向に沿って平ベルトでなる上
部搬送ベルト43cが張設されていると共に、同じくフ
レーム36aの両端部に回転自在に支持された一対のタ
イミングプーリ44a,44b間に上記上部搬送ベルト
43cの下方に位置して該ベルト43cに平行してタイ
ミングベルトでなる下部搬送ベルト44cが張設されて
いる。図3において向かって左側に位置するタイミング
プーリ44aは、パルスモータ等のベルト駆動モータ4
5aによって駆動されるようになされており、このベル
ト駆動モータ45aを例えば反時計回りに作動させるこ
とにより、下部搬送ベルト44cと上部搬送ベルト43
cとの間に挟在するフィルムFが包装部3へ向けて搬送
される。その場合に、下部搬送ベルト44cと上部搬送
ベルト43cとが互いに密着した状態で配置されてお
り、これにより両搬送ベルト44c,43c間で上記フ
ィルムFの一方の側縁が確実に挟持されることとなる。
【0020】なお、この可動側搬送ユニット36と同様
な構成とされた上記固定側搬送ユニット37における下
部搬送ベルト44cも、もう一つのベルト駆動モータ4
5bによって駆動されると共に、該搬送ベルト44cと
上部搬送ベルト43cとにより上記フィルムFの他方の
側縁が挾持されるようになっている。
【0021】そして、このフィルム搬送機構33の両端
側に、前述のフィルム繰出機構31,32とフィルム導
入機構34,35とがそれぞれ配置されている。なお、
これらのフィルム繰出機構31,32とフィルム導入機
構34,35とはそれぞれ同様な構成となっているの
で、一方のみ説明して他方の説明は省略する。
【0022】つまり、例えば図3においてフィルム搬送
機構33の右側に位置する一方のフィルム繰出機構31
は、駆動モータ46により駆動されてフィルムFを捕捉
しながら上記フィルムロールAより繰り出す繰出ローラ
47と、該繰出ローラ47との間でフィルムFを挟持す
る押圧ローラ48とを有すると共に、この繰出機構31
の上方位置に、上記フィルム導入機構34が上下揺動可
能に配設されている。その場合に、該フィルム導入機構
34には、上記フィルム搬送機構33における各搬送ユ
ニット36,37を構成する下部搬送ベルト44c,4
4cとの間でフィルムFの両側縁を挟持する一対の導入
ベルト49,49が備えられる。
【0023】そして、上記フィルム導入機構34を、図
3に示すように、上記導入ベルト49,49を下部搬送
ベルト44c,44cに対接させた導入位置にセット
し、この状態で繰出ローラ47を作動させれば、該繰出
ローラ47から繰り出されたフィルムFの端部が、上記
両搬送ユニット36,37に受け渡されて、幅方向の両
側縁が挟持された状態で包装部3へと搬送される。
【0024】なお、これらのフィルム繰出機構31及び
フィルム導入機構34の近傍には、フィルムFの幅方向
のミシン目を形成するミシン目形成装置90が備えられ
ている。このミシン目形成装置90には、上記繰出ロー
ラ47と上記フィルム導入機構34における導入ベルト
49との間に配備されて、該繰出ローラ47によるフィ
ルムFの繰出動作に連係して昇降することにより該フィ
ルムFの幅方向にミシン目を形成するカッター91が備
えられている。
【0025】上記可動側搬送ユニット36と固定側搬送
ユニット37とによってフィルムが搬送供給される包装
部3の下方には、図2に示すように、トレーCに収納さ
れた生鮮食料品等の被包装品Bを計量搬入装置10より
受け取って包装部3に押し上げる前述のリフト装置50
が配設されていると共に、上記フィルムFの直上部に
は、該フィルムFの前後左右の側縁部をトレーCの底面
側に折り込んで上記被包装品BをトレーCごと包装する
上記折込装置60が配設されている。
【0026】上記計量搬入装置10は、トレーCに収納
された被包装品Bの重量を計量する計量器11と、該計
量器11の両側部に配置された一対の搬入ベルト12,
12とを有し、上記計量器11上にトレーCに収納され
た被包装品Bを載荷することにより、該被包装品Bの重
量が計量器によりトレーCごと計量されると共に、該ト
レーCが搬入ベルト12,12の駆動に伴って被包装品
Bを収納した状態で上記リフト装置50に搬入されるよ
うになされている。
【0027】リフト装置50に搬入されたトレーCは、
図2の鎖線で示すように、フィルムFの下方より押し上
げられるようになっており、これによって上記フィルム
Fが被包装品Bの上面に密着すると共に、該フィルムF
の幅方向の両側縁が可動側搬送ユニット36及び固定側
搬送ユニット37における各搬送ベルト43c,44c
間で保持されて該フィルムFが幅方向に張設状態で保持
される。
【0028】そして、このように張設状態とされたフィ
ルムFにより被包装品BがトレーCごと折込装置60に
より包装されるようになされている。つまり、折込装置
60は、図2に示すように、フィルムFの横断方向に対
向配置された一対の折込板61,62と、これら折込板
61,62の上方において上記フィルムFの配向方向に
配置された後折込板63と、この後折込板63の上方に
配置された排出用プッシャ64とを有する。そして、上
記一対の折込板61,62が、駆動モータ65で駆動さ
れることにより、フィルムFの長手方向に沿って互いに
離接する方向に移動すると共に、後折込板63は、駆動
モータ67で駆動されることにより、上記フィルムFの
横断方向に進退するようになされている。また、排出用
プッシャ64も駆動モータ66で駆動されることによ
り、上記フィルムFの横断方向に進退する。そして、上
記各折込板61〜63により、図2の鎖線のように張設
状態とされたフィルムFの前後左右の側縁部がトレーC
の底面側に折り込まれた後、上記後折込板63より遅れ
たタイミングで前進する排出用プッシャ64により、ト
レーCごと包装された被包装品Bが、包装部3の前方に
配置されたシール装置70に向けて押し出され、次いで
シール装置70上に押し出されたトレーCの底面側に折
り込まれたフィルムFが熱シールされる。
【0029】前述したように、計量搬入装置10からリ
フト装置50に移載されたトレーCは、上方の包装部3
へ押し上げられることとなるのであるが、この実施例に
おいては、上記リフト装置50が次のような構成とされ
ている。
【0030】すなわち、図4、図5に示すように、包装
機1の本体2のフレーム2a,2aに水平状態で固定さ
れた支持フレーム100の前部上面には、左右適宜間隔
をおいて2本の案内筒101,101が立設されている
と共に、各案内筒に本実施例における昇降手段を構成す
る2本の昇降ロッド102,102がそれぞれ上下動自
在に挿通されている。また、上記支持フレーム100の
後部上面には、サーボモータからなる駆動モータ103
が据え付けられており、その回転がギヤボックス104
を介して左右の出力軸105,105に伝達されるよう
になされている。そして、これらの出力軸105,10
5にそれぞれ固設されたピニオン106,106が、上
記各昇降ロッド102,102の側面に形成されたラッ
ク部102a,102aに噛合されている。
【0031】また、図4から図8に示すように、上記昇
降ロッド102,102は案内筒101,101を貫通
して上方に突出していると共に、その上端には昇降フレ
ーム108が水平状態に配置される。この昇降フレーム
108の上面には、断面略逆L形を呈するベース取付台
連結用ブラケット109が固定されていると共に、この
連結用ブラケット109の両端部内には、夫々後方に突
出するピン部材110が組み付けられた左右一対の連結
用ブロック111,111がそれぞれ取り付けられてい
る。
【0032】そして、昇降ロッド102,102の上端
が夫々上記昇降フレーム108を貫通して連結用ブロッ
ク111,111内部にまで延び、かつその上端が各ブ
ロック111にボルト112により固定されている。
【0033】斯して、上記昇降フレーム108、ベース
取付台連結用ブラケット109及び連結用ブロック11
1,111が昇降ロッド102,102と一体に昇降す
るようになされている。
【0034】一方、図6に示すように、ベース取付台連
結用ブラケット109には、上記ピン部材110,11
0が挿通されるベース取付台113が取付けられ、該ベ
ース取付台113には、複数本(図例では5本)の断面
四角形状ベースロッド115〜115が適宜間隔をおい
て固設されていると共に、各ベースロッド115には夫
々前後方向に二基のリフトポスト120,120が立設
されている。これらのうち、ベースロッド115〜11
5の先端部に配置された五基のリフトポスト120〜1
20、及び左右二本目のベースロッド117,117の
取付台113寄りに配置された二基のリフトポスト12
0,120は夫々固定されているのに対し、図6におい
て仮想線で示したように左右両端と中央のベースロッド
115〜115の取付台113寄りに配置された三基の
リフトポスト120〜120は夫々該ロッド115〜1
15に沿って移動可能とされている。
【0035】次に、図5における右側2本のベースロッ
ド115,115に装着されているリフトポスト120
を例にとり、上記リフトポスト120…120の構成を
説明する。
【0036】すなわち、リフトポスト120は、図9、
図10に示すように、ベースロッド115の断面形状に
対応して断面四角形状の係合孔121aをもったポスト
本体121としての基部ブロック(以下、基部ブロック
121と称す)と、該基部ブロック121の上部に連結
された中間ブロック122とを有すると共に、この中間
ブロック122における上方へ突出する直方体状の突出
部122aに、断面コ字形状に形成された連結部材12
3がビス123a,123aを介して連結されている。
そして、この連結部材123の上端部に、支持軸124
を介して被包装品Bを受支する頂面125aが矩形状の
リフトヘッド125が回動自在に装着されている。その
場合に、リフトヘッド125は、支持軸124に外嵌さ
れた弦巻状のリターンスプリング126により、その頂
面125aが常時上方を向くように付勢されていると共
に、図9に示すようにW方向に外力が作用したときに、
上記支持軸126を支点としてX方向に傾動するように
なされている。
【0037】一方、上記基部ブロック121と中間ブロ
ック122には、それぞれ夫々二つの側面壁121b,
121b;122b,122bが形成され、これら二つ
の側面壁121b,121b;122b,122bには
それぞれ前後一対の連結ピン127,127;128,
128が左右の側面壁を貫通して設けられていると共
に、基部ブロック121から突出する連結ピン127,
127の突出端と、中間ブロック122から突出する連
結ピン127,127の突出端との間に、互いに平行に
配置された一対の連結片129…129がそれぞれ連結
されて平行四節リンク機構130が構成されている。そ
して、基部ブロック121における各側面壁121bの
一端部には、上方にのみ突出し、傾斜面121cを有す
る当接部121dが夫々形成され、これら当接部121
d,121dが形成された部位に設けられた連結ピン1
27と、該ピン127に対して対角線上に設けられた連
結ピン128との間に、側面壁121b,121b;1
22b,122bで囲まれた両ブロック121,122
による空間内部においてリターンスプリング131が介
設されている。
【0038】さらに、中間ブロック122における各側
面壁122bの下角部は夫々傾斜面122cとされて、
上記リターンスプリング131の付勢力を受けて該ブロ
ック122が起立し、上記連結片129〜129が直立
した状態のときに、これら中間ブロック122の傾斜面
122c,122cと基部ブロック121における上記
当接部121dの傾斜面121c,121cとが当接す
るようになされている。
【0039】したがって、中間ブロック122ないしリ
フトヘッド125は、リターンスプリング131の付勢
力を受けて垂直方向に起立すると共に、図10に示すよ
うにリフトヘッド125に対してY方向に外力が作用し
たときに、連結ピン127,127を支点として鎖線で
示すようにZ方向に平行移動することとなる。
【0040】一方、上記ベースロッド115…115に
は、図4、図6に示すように、それぞれ複数個の固定用
穴部115aとデテント穴115b…115bとが所定
の間隔をおいて設けられている。そして、図4に示すよ
うに、固定側のリフトポスト120における基部ブロッ
ク121には、該基部ブロック121を貫通して上記係
合孔121aに開口する螺子孔121eが設けられ、該
螺子孔121eに締付ボルト133が螺合されている。
斯して、このボルト133の端部がベースロッド115
の下面で端部に設けられた穴部115aに嵌り込むこと
により、この固定側リフトポスト120がベースロッド
115の端部に固定されている。
【0041】また、可動側のリフトポスト120におけ
る基部ブロック121の下面には、図9、図10に示す
ように下方に延びる突出体134がボルト135,13
5によって取り付けられていると共に、該突出体134
から基部ブロック121を貫通して上記係合孔121a
に開口する螺子孔136が形成され、この螺子孔136
に、デテントボール137と、該ボール137を外方に
付勢するスプリング138とを外周面に螺子部が設けら
れたケーシング139内部に収納したデテントユニット
140が、上記デテントボール137が係合孔121a
内に所定量突出するように螺合嵌入されている。
【0042】そして、上記突出体134が後述する間隔
調整機構によってベースロッド115の長さ方向に押圧
されることにより、この可動側のリフトポスト120が
ベースロッド115に沿って移動し、その場合に、上記
デテントボール137が、ベースロッド115の下面で
途中二箇所に設けられたデテント穴115b,115b
のいずれかに嵌り込むことにより、可動側のリフトポス
ト120がベースロッド115における取付台113側
位置又は中間位置のいずれかの位置で保持されることに
なる。
【0043】また、上記リフトポスト120〜120が
立設された5本のベースロッド115〜115を有する
ベース取付台113の両側面には、図8に示すように、
連結リング142と、該リング142の操作レバー部1
43とを備えた連結錠144が取り付けられ、また前述
の連結用ブラケット109の左右両側面には、上記連結
錠144の連結リング142が係合するフック体145
が夫々取り付けられている。そして、図6、図7に示す
ようにベース取付台113を連結用ブロック111,1
11に対接させると共に、その場合に該取付台113に
形成した二つの係合孔113a,113aに連結用ブロ
ック111,111のピン部材110,110を夫々係
合させ、この状態で上記連結錠144を係止することに
よりベース取付台113が昇降フレーム108に着脱自
在に連結されている。
【0044】このようなリフト装置50の構成におい
て、上記駆動モータ103を正逆転させれば、その回転
がピニオン106,106を介して上下運動に変換され
て昇降ロッド102,102に伝達されることとなり、
この上下運動によって上記昇降ロッド102,102と
一体の昇降フレーム108が上下に昇降し、それに伴っ
て該昇降フレーム108で支持されたベースロッド11
5…115ないしリフトポスト120…120も上下に
昇降することとなる。その場合に、昇降フレーム108
ないしリフトポスト120…120は、通常時において
は、図2に示す状態、つまり、後述する間隔調整機構1
50が作用しない該調整機構150の少し上方位置をホ
ームポジションとして上下に往復運動される。
【0045】また、このリフト装置50には、図4、図
5に示すように、リフトポスト120…120の間隔を
調整するための間隔調整機構150が備えられている。
以下、この機構150の構成を概説すると、 上記支持
フレーム100の後部上面の左右の両側部に立設された
一対のサイドフレーム151,151の上部に、上方が
開口する断面コ字形の支持プレート151aが上記ベー
スロッド115の直交方向に架設されていると共に、こ
の支持プレート151aの前後フランジ部には、左右の
両側部にする一対のガイドロッド152,152と、中
央に位置する螺子軸153とがベースロッド115と平
行にそれぞれ架設されている。これらガイドロッド15
2,152と螺子軸153には、上記ガイドロッド15
2,152に摺動可能に外嵌され、かつ螺子軸153に
螺合される押圧片154aをもつ移動体154が設けら
れる。そして、上記サイドフレーム151側に螺子軸駆
動用モータ155が設けられると共に、上記螺子軸15
3の突出端に従動プーリ157が固設されて、該従動プ
ーリ157と上記モータ155の駆動軸に固設された駆
動プーリ156との間に動力伝達用のベルト158が巻
き掛けられている。
【0046】したがって、上記駆動モータ155の作動
により二つのプーリ156,157を介して螺子軸15
3を回転させ、この螺子軸153の回転により支持ブロ
ック1154をガイドロッド152,152ひいてはベ
ースロッド115に沿って移動させることになり、間隔
調整時にホームポジションよりさらに下降した図4、図
5に示す間隔調整位置において可動側のリフトポスト1
20の突出体134を押圧して該ポスト120をベース
ロッド115に沿って移動させるようになされている。
【0047】次に、上記構成の包装機におけるリフト装
置の作用について説明する。
【0048】まず、計量搬入装置10で計量され、リフ
ト装置50の各リフトポスト120…120上に搬入さ
れたトレーCは、該リフトポスト120の上昇により図
2の仮想線で示すように、包装部3に緊張保持されたフ
ィルムFの下方より押し上げられる。これによって上記
フィルムFが被包装品Bの上面に密着すると共に、該フ
ィルムFの幅方向の両側縁が可動側搬送ユニット36及
び固定側搬送ユニット37における各搬送ベルト43
c,44c間で保持されて該フィルムFが幅方向に張設
状態で保持される。
【0049】次いで、折込装置60の後折込板63と左
右折込板61,62が駆動されて、後折込板63が上記
フィルムFの横断方向に前進すると共に、左右折込板6
1,62がフィルムFの長手方向に沿って互いに近接す
る方向に移動して、これら各折込板61〜63により、
図2の鎖線のように張設状態とされたフィルムFの後縁
部及び左右側縁部がトレーCの底面側に折り込まれる。
【0050】この場合、後折込板63がフィルムFをト
レーCの底面側に折り込んで行く動作に連動して、図8
の仮想線で示すようにリフトヘッド125は四節リンク
機構130を介して後折込板63の前進方向に平行状態
のまま倒伏移動されることになる。また、左右のリフト
ポスト120の各リフトヘッド125については、上記
平行移動と共に左右折込板61,62がフィルムFをト
レーCの底面側に折り込んで行く動作に連動してそれぞ
れ中央のリフトポスト120側に向かって傾倒されるこ
とになる。これにより、図11に示すように上記後折込
板63及び左右折込板61,62のトレーCとリフトヘ
ッド125間への進入をスムーズに行わせながら、中央
のリフトポスト120のリフトヘッド125では、その
頂面125aを後折込板63との間においてフィルムF
を面接触により押付け保持し、また、左右のリフトポス
ト120のリフトヘッド125では、折込板63との間
においてフィルムFを後折込板63の進退方向において
線接触により押付け保持することとなる。
【0051】斯して、上記リフトヘッド125は、前進
方向に平行状態のまま倒伏移動されて後折込板63の前
進を容易にしながら、フィルムFに対し十分な保持力を
確保することが可能となる。その結果、後折込板63の
押し込みによりフィルムFの後縁部側が可動搬送ユニッ
ト36における各搬送ベルト43c,44cから離れた
ときに、緊張されていたフィルムFがその反動により縮
んでリフトヘッド125と後折込板63間を通り抜けて
トレーCの底面に引き込まれるといったことなくリフト
ヘッド125の後方に垂れ下がることになる。
【0052】そして、後折込板63をさらに前進させて
フィルムFをトレーCの前部側に折り込むときに、上記
中央のリフトヘッド125のフィルムFとの面接触と、
左右のリフトヘッド125の後折込板63の進退方向に
おけるフィルムFとの線接触とにより、リフトヘッド1
25から後方に垂れ下がったフィルムFに適度な張力を
与えることが可能となる。これにより、フィルムFの縮
みをなくすように引っ張りを与えながら上記後折込板6
3の前進最終端、つまりトレーCの前端近くまで確実に
折り込んでいくことが可能となる。
【0053】また、上記後折込板63の前進移動より遅
れたタイミングで前進する排出用プッシャ64により、
トレーCごと包装された被包装品Bが、包装部3の前方
に配置されたシール装置70に向けて押し出される。こ
のとき、フィルムFの前縁部がトレーCの底面側に折り
込まれて、この前縁部が先の折込部分上に重合されて被
包装品Bは密封状に包装され、その後フィルムFの前端
側が固定搬送ユニット36における各搬送ベルト43
c,44cから離れることになる。これにより、図12
に示したようにフィルムFの縮みを抑えて見栄えよく包
装できると共に、フィルムFを節約することが可能とな
る。
【0054】然る後、シール装置70上に押し出された
トレーCの底面側に折り込まれたフィルムFの重合部分
が熱シールされる。この場合、重合部分におけるフィル
ムの縮みが少なく、だんご状に重なることもないことか
ら、シール装置70で行う熱シール時に均一状に熱溶着
することが可能となって、シール性を向上することが可
能となる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明によれ
ば、ポスト部材におけるリフトヘッドとポスト本体との
間に、リフトヘッドを起立位置から倒伏移動自在とした
四節リンク機構が設けられ、かつ、このリンク機構に、
上記リフトヘッドを起立位置に付勢する弾性部材が設け
られているから、後折込板がフィルムを被包装品の底面
側に折り込んで行く動作に連動して、リフトヘッドを前
進方向に平行状態のまま倒伏移動させることが可能とな
り、これにより、リフトヘッドは後折込板との間におい
てフィルムに面接触或は少なくとも後折込板の進退方向
に線接触して押付け保持することになって、フィルムに
対し十分な保持力を与えることが可能となる。その結
果、後折込板の押し込みによりフィルムの後縁部が解放
されたとき、緊張されていたフィルムが、その反動によ
り縮んでリフトヘッドと後折込板間を通り抜けて被包装
品の底面に取り込まれるといったことを防止できる。
しかも、後折込板をさらに前進させて解放されて垂れ下
がったフィルムの後縁部を被包装品の前部側に折り込む
ときに、上記リフトヘッドの少なくとも後折込板の進退
方向におけるフィルムとの線接触により、フィルムに適
度な張力を与えてフィルムの縮みを抑えながら該フィル
ムの後縁部を上記後折込板の前進最終端、つまり被包装
品の前端近くまで確実に折り込んでいくことが可能とな
る。したがって、フィルムの縮みを抑えて見栄えよく包
装できると共に、フィルムを節約することができ。その
上、縮み部分が少ないことから、後処理として行う熱シ
ール時にフィルムの重合部分を均一状に熱溶着すること
が可能となって、シール性を向上することが可能とな
る。
【0056】また、第2発明によれば、ポスト部材が、
前後及び左右方向に複数配列されていると共に、左右の
ポスト部材の各リフトヘッドが、ポスト本体側に対して
起立位置からベース部材の左右方向中央に向かい弾性部
材を介して傾倒自在に支持されているから、後折込板が
フィルムを被包装品の底面側に折り込んで行く動作に連
動して各ポスト部材の各リフトヘッドを後折込板の前進
方向に平行状に倒伏移動させながら、左右折込板がフィ
ルムを被包装品の底面側に折り込んで行く動作に連動し
て左右のポスト部材の各リフトヘッドをそれぞれベース
部材の左右方向中央に向かって傾倒させることが可能と
なる。その結果、上記第1発明の効果に加えて、全体と
してのフィルムの被包装品における底面側への折り込み
をより一層スムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る包装機の正面図であ
る。
【図2】 包装部の周辺の構成を示す一部切欠断面図
である。
【図3】 フィルム供給装置の一部を示す拡大断面図
である。
【図4】 リフト装置の構成を示す側面図である。
【図5】 同じくリフト装置の正面図である。
【図6】 同じくリフト装置の駆動部分を省略した平
面図である。
【図7】 図6のア−ア線断面図である。
【図8】 ベース取付台の昇降フレームへの組み付け
状態を示す説明図である。
【図9】 リフトポストの正面図である。
【図10】 同じくリフトポストの側面図である。
【図11】 後折込板によるフィルムの折り込み状態を
示す説明図である。
【図12】 フィルムで包装されたトレーの底面図であ
る。
【図13】 従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 包装機 50 リフト装置 102 昇降ロッド 108 昇降フレーム 115 ベースロッド 120 リフトポスト 121 基部ブロック 125 リフトヘッド 125a 頂面 126 リターンスプリング 130 四節リンク機構 115 ベース取付台 131 リターンスプリング B 被包装品 F フィルム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装部に緊張保持されたフィルムの下方
    から被包装品を押し上げ、その状態でフィルムの前後左
    右側縁部を被包装品の底面側に折り込むようにした包装
    機における上記被包装品を押し上げるリフト装置であっ
    て、被包装品を受支する複数のポスト部材と、このポス
    ト部材を昇降させる昇降手段とが備えられ、上記ポスト
    部材がポスト本体と該ポスト本体の上部に支持されるリ
    フトヘッドとを有すると共に、これらリフトヘッドとポ
    スト本体との間に、リフトヘッドを起立位置から倒伏移
    動自在とする四節リンク機構が設けられ、このリンク機
    構に、上記リフトヘッドを起立位置に付勢する弾性部材
    が設けられていることを特徴とする包装機におけるリフ
    ト装置。
  2. 【請求項2】 ポスト部材が、前後及び左右方向に複数
    配列されていると共に、左右のポスト部材の各リフトヘ
    ッドが、ポスト本体側に対して左右方向中央に向かって
    傾倒自在に支持され、かつ、上記左右のポスト部材の各
    リフトヘッドを起立位置に付勢する弾性部材が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1に記載の包装機におけ
    るリフト装置。
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