JPH0824456A

JPH0824456A - アイロンがけしたパッチポケットを縫い付けるための方法および装置

Info

Publication number: JPH0824456A
Application number: JP6157112A
Authority: JP
Inventors: Campolucchi Carlo; カルロ、カンポルッチ
Original assignee: IRUNGO A M SARL; JAM Srl
Current assignee: IRUNGO A M SARL; JAM Srl
Priority date: 1993-06-04
Filing date: 1994-07-08
Publication date: 1996-01-30
Also published as: IT1267045B1; ES2144504T3; DE69422853T2; EP0627518A1; PT627518E; ITMC930041A0; EP0627518B1; US5555835A; GR3033289T3; ITMC930041A1; DE69422853D1

Abstract

(57)【要約】【目的】予めアイロンがけしてあるパッチポケットを
縫い付けるための自動手順及びこの自動手順を実施する
ための機械の提供。【構成】本発明の手順は、前に置いた別のポケットを
縫い付けたとき、ポケットを衣料品上に手で置く工程を
必要とし、縫い付けの完了時に衣料品を横方向に自動的
に取り出す工程を含む。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、予めアイロンがけして
あるパッチポケットを縫い付けるための方法および装置
に関する。

【０００２】

【従来の技術】予めアイロンがけしてあるパッチポケッ
トは、従来は、パンツ、シャツ、又はジャケットの関連
した区分のような衣料品にポケットを自動的に縫い付け
る特別のミシンで取り付けられた。

【０００３】これらのミシンは、二つの直交した軸線に
沿って移動するトロリーに取り付けられたダブルクリッ
プを縫い付けヘッドの下に備えていることを特徴とす
る。

【０００４】前記ダブルクリップは、布地ホルダプレー
ト及びポケット保持プレートからなり、これらのプレー
トは、第１の、更に詳細には、布地上に取り付けられる
べきポケットと形状が完全に一致する広幅の中央開口部
を持つ大型の布地保持プレート内で作動する。

【０００５】ポケット保持プレートの形状は、前記開口
部と同じであるが、縫い付け中に針が移動する空間を周
囲に沿って形成するように、大型の布地保持プレート内
に収容されるように小さい。

【０００６】前記ダブルクリップは、第１にポケット及
び衣料品の布地を別々に縫い付け表面の上方に保持し、
第２に、ポケット及び衣料品を縫い付け線と一致した閉
じた曲線に沿って互いに引っ張るように設計されてい
る。

【０００７】この種のミシンでは、衣料品及びポケット
は、オペレータが手で装入する。

【０００８】詳細には、作動サイクルには以下の工程が
含まれる。即ち、Ａ）縫い付けヘッドの下で且つ持ち上げられたダブルク
リップの下に衣料品を手で装入する工程と、Ｂ）オペレータが布地ホルダプレートを下ろす工程と、Ｃ）布地ホルダプレートの中央開口部にポケットを手で
位置決めする工程と、Ｄ）オペレータがポケットホルダプレートを下ろす工程
と、Ｅ）オペレータによる縫い付け工程の開始に続き、縫い
付けの完了した衣料品の自動取り出しを行う工程とが含
まれる。縫い付けの完了した衣料品は、縫い付けステー
ションの直ぐ前でミシンの前方に持ち上げられ且つ積み
重ねられる。

【０００９】ミシンの形式によっては、衣料品を自動的
に装入するための装置を備え、この装置は、本質的に
は、衣料品を貯蔵ステーションから持ち上げてこれを布
地ホルダプレートの下に移送する特別のクリップからな
り、布地ホルダプレートが、次いで、布地上に自動的に
下ろされる。

【００１０】こうした場合でも、ポケットはオペレータ
によって手で装入され、このオペレータは、先ず最初
に、ポケットを布地ホルダプレートに設けられた中央開
口部内に置き、次いで、布地ホルダプレートを下ろし、
縫い付けを開始する。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、各作
動サイクルの所要時間を短くするように、前に置かれた
別のポケットの縫い付け工程中にポケットを衣料品上へ
手で置く、産業的な作動手順及びこの手順を実施するた
めの機械を設計することである。

【００１２】

【課題を解決するための手段】この目的は、衣料品が上
述のダブルクリップの下にある前に衣料品上にポケット
を置くことによって達成される。

【００１３】換言すると、本発明による方法は、衣料品
の上で正しい位置に予め位置決めされたポケットととも
に衣料品が縫い付けステーションの下に到着することを
特徴とする。

【００１４】作動サイクルの所要時間を更に短くするた
め、本発明による手順は、縫い付けの完了した衣料品を
自動的に横方向に取り出す工程を有し、衣料品は、従来
の機械の場合におけるように機械の前でなく、衣料品上
にポケットを置いた側とは反対側に、機械によって機械
の隣に取り出される。

【００１５】この特徴により、縫い付け後に縫い付けス
テーションを非常に迅速に通過でき、縫い付けの完了し
た衣料品を別の衣料品と交換するのに要する不作動時間
をなくす。

【００１６】本発明による作動手順を実施する機械は、
上述の従来の機械に関し、二つの新たな装置、即ち衣料
品を縫い付けステーションに自動的に供給するための装
置及び縫い付けステーションでの縫い付けの完了した衣
料品を横方向に取り出すための装置を新たに使用するこ
とを必要とする。

【００１７】換言すると、第１の装置、即ち縫い付けス
テーションに供給するための装置は、衣料品を縫い付け
表面の上に保持し、この衣料品を縫い付けステーション
の下に来るまで前記表面に沿って移動させる可動の布地
ホルダクリップを有する。

【００１８】前記クリップは、ポケットの外形と形状が
完全に一致した中央開口部を持つプレートを有し、ポケ
ットは、布地が前記クリップの下でプレスされるときに
オペレータによって前記中央開口部内に配置される。

【００１９】換言すると、第２の装置、即ち縫い付けの
完了した衣料品を機械の側部に取り出すための装置は、
縫い付けステーションの、ポケット取り付けステーショ
ンとは反対側に配置された一対の水平な支持−案内バー
に沿って摺動するクランプ機構及び引っ張り機構を持つ
トロリーからなる。

【００２０】主に本発明の説明を明瞭にするため、単な
る例示であって限定の意味を持たない添付図面を参照す
る。

【００２１】

【実施例】添付図面を参照すると、問題の機械は、従来
と同様に、縫い付けヘッド（１）と、ポケットホルダプ
レート（２ａ）及び布地ホルダプレート（２ｂ）を含む
モータ駆動式ダブルクリップ（２）とを有する。

【００２２】本発明による機械は、衣料品を縫い付けス
テーションに自動的に供給するための装置（４）及び縫
い付けステーションでの縫い付けの完了した衣料品を自
動的に横方向に取り出すための装置（５）を有すること
を特徴とする。

【００２３】装置（４）は、水平方向軸線を持つ一対の
空気圧ジャッキのロッド（４ｄ）に取り付けられたブラ
ケット（４ｃ）に関して垂直方向に摺動する食い違った
支持摺動部材（４ｂ）によって支持された布地ホルダプ
レート（４ａ）を有する。

【００２４】前記布地ホルダプレート（４ａ）は、取付
けられるべきポケットの外形と形状が一致した中央開口
部（４Ａ）を持つことを特徴とする。

【００２５】装置（５）は、縫い付けステーションの両
側で長手方向に延びる縫い付け面（６）の上方にベアリ
ングフレーム（５ｃ）によって支持された一対の水平な
支持−案内バー（５ｂ）に沿って空気圧アクチュエータ
によって移動されるトロリー（５ａ）を有する。

【００２６】トロリー（５ａ）には、垂直方向軸線を持
つ二つの隣接した空気圧ジャッキが取り付けられてお
り、衣料品（Ｍ）を保持し、縫い付けの後、この衣料品
をダブルクリップ（２）の下から引っ張る二つのプレー
ト（５ｄ）が空気圧ジャッキのロッドの下に取り付けら
れている。

【００２７】本発明による手順は、以下の作動工程から
なる。即ち、ａ）衣料品を、加工面（６）の上に、持ち上げられた布
地ホルダプレート（４ａ）の下に手で装入する工程と、ｂ）オペレータが布地ホルダプレート（４ａ）を衣料品
上に下ろす工程と、ｃ）ポケット（Ｔ）をプレート（４ａ）の中央開口部
（４Ａ）内に手で置く工程と、１）衣料品を縫い付けステーションに自動的に供給し、２）第１のポケット及び衣料品を迅速に且つ連続的に自
動的にクランプし、次いで、縫い付けステーションで作
動するダブルクリップ（２）のプレート（２ａ及び２
ｂ）でクランプし、３）衣料品を縫い付けステーションから機械の隣に取り
出し、４）衣料品を、標準的な自動取り出し−積み重ね装置で
加工面（６）の前方に取り出す、迅速な作動順序を含
む、ｄ）自動作動サイクルを開始する工程とからなる。

【００２８】機械がひとたび作動すると、縫い付けステ
ーションへの衣料品の自動供給工程が、縫い付けステー
ションから衣料品が機械の隣に取り出されるのと同時に
行われるように、加工面（６）上への衣料品（Ｍ）の手
挿入及びポケット（Ｔ）の取り付けが前に置いたポケッ
トの縫い付け工程中に行われるということに着目された
い。

【００２９】詳細には、ポケットが縫い付けられると直
ぐにダブルクリップ（２）が持ち上げられ、これと同時
に装置（４及び５）が、トロリー（５ａ）及び布地ホル
ダプレート（４ａ）と同方向に同期ストロークを行うよ
うに作動する。

【００３０】これは、トロリー（５ａ）が、ポケットが
縫い付けられた衣料品を機械と隣接した場所から遠ざけ
るように引っ張るとき、ポケットが正確な縫い付け位置
に予め位置決めされた新たな衣料品をプレート（４ａ）
が縫い付けステーションに供給するということを意味す
る。

【００３１】明らかに、全作動手順は、全作動サイクル
の全ての作動工程の正しい順次同期に必要な全ての信号
を受入れ、処理し、伝達する電気的プログラム及び制御
盤で制御される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による作動手順を実施するための機械の
斜視図である。

【図２】縫い付けステーションの供給−取り出し装置の
拡大図である。

【符号の説明】

１縫い付けヘッド２モータ駆動式ダブルクリップ２ａポケットホルダプレート２ｂ布地ホルダプレート４衣料品を縫い付けステーションに自動的に供給する
ための装置４Ａ中央開口部４ａ布地ホルダプレート４ｂ支持摺動部材４ｃブラケット４ｄロッド５衣料品を縫い付けステーションから機械の隣に自動
的に取り出すための装置５ａトロリー５ｂ支持−案内バー５ｃベアリングフレーム５ｄプレート６加工面ＴポケットＭ衣料品

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】予めアイロンがけしてあるパッチポケット
を縫い付けるための方法において、ａ）衣料品を、持ち上げられた布地ホルダプレート（４
ａ）の下方の加工面（６）の上に装入する工程と、ｂ）布地ホルダプレート（４ａ）を衣料品上に下ろす工
程と、ｃ）ポケット（Ｔ）をプレート（４ａ）の中央開口部
（４Ａ）内に置く工程と、ｄ）を含む自動作動サイクルの開始工程とを有し、この自動作動サイクルは、１）衣料品を縫い付けステーションに自動的に供給し、２）第１のポケット及び衣料品を迅速に且つ連続的に自
動的にクランプし、次いで、縫い付けステーションで作
動するダブルクリップ（２）のプレート（２ａ及び２
ｂ）でクランプし、３）衣料品を縫い付けステーションから機械の隣に取り
出し、４）衣料品を、標準的な自動取り出し−積み重ね装置で
加工面（６）の前方に取り出す工程を有し、衣料品が縫
い付けステーションから機械の隣に取り出されたときに
衣料品の縫い付けステーションへの供給が行われるよう
に設計されていることを特徴とする自動縫い付け方法。
【請求項２】縫い付けヘッド（１）を有し、ポケットホ
ルダプレート（２ａ）及び布地ホルダプレート（２ｂ）
からなるモータ駆動式ダブルクリップ（２）が前記ヘッ
ドの下で作動する、請求項１に記載の自動縫い付け方法
を実施するための装置において、衣料品を縫い付けステ
ーションに自動的に供給するための装置（４）及び衣料
品を縫い付けステーションから機械の隣に自動的に取り
出すための装置とを有することを特徴とする縫い付け装
置。
【請求項３】衣料品を縫い付けステーションに自動的に
供給するための装置（４）は、水平方向軸線を持つ一対
の空気圧ジャッキのロッド（４ｄ）に取り付けられたブ
ラケット（４ｃ）に関して垂直方向に摺動する食い違っ
た支持摺動部材（４ｂ）によって支持された布地ホルダ
プレート（４ａ）を有し、該布地ホルダプレート（４
ａ）は、取り付けられるべきポケットの外形と形状が完
全に一致した中央開口部（４Ａ）を備えていることを特
徴とする、請求項２に記載の装置。
【請求項４】衣料品を縫い付けステーションから機械の
隣に取り出すための装置（５）は、縫い付けステーショ
ンの両側に長手方向に延びる縫い付け面（６）の上方に
ベアリングフレーム（５ｃ）によって支持された、一対
の水平な支持−案内バー（５ｂ）に沿って空気圧アクチ
ュエータによって移動されるトロリー（５ａ）を有し、
該トロリー（５ａ）には、垂直方向軸線を持つ二つの隣
接した空気圧ジャッキが取り付けられており、衣料品
（Ｍ）を支持し且つこの衣料品をポケット（Ｔ）の縫い
付けの後にダブルクリップ（２）の下から引っ張る二つ
のプレート（５ｄ）が空気圧ジャッキのロッドに取り付
けられている、ことを特徴とする、請求項２に記載の装
置。