JPH0824437B2 - 位置決め装置 - Google Patents
位置決め装置Info
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- JPH0824437B2 JPH0824437B2 JP2039294A JP3929490A JPH0824437B2 JP H0824437 B2 JPH0824437 B2 JP H0824437B2 JP 2039294 A JP2039294 A JP 2039294A JP 3929490 A JP3929490 A JP 3929490A JP H0824437 B2 JPH0824437 B2 JP H0824437B2
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- mover
- linear
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- Linear Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、計測、制御機器、事務機器、産業機器など
の分野に用いられるXYプロッタやXYテーブルなどの位置
決め装置に関する。
の分野に用いられるXYプロッタやXYテーブルなどの位置
決め装置に関する。
(従来の技術) 従来、この種の2次平面上の任意の位置に制御対象を
位置決め、あるいは自由に移動させる一般的な装置とし
ては、第6図に示すように、平面台(以下、フラットベ
ッドという)20の一方側にX軸リニアモータの案内固定
部材21を設け、この案内固定部材21に摺動自在なX軸可
動子22を設け、このX軸可動子22には前記案内固定部材
21に対して直角方向に延設されたY軸リニアモータの案
内固定子部材23を設け、この案内固定子部材23に摺動自
在なY軸可動子24を設けておき、X軸可動子22とY軸可
動子24とをX軸リニアモータとY軸リニアモータとによ
って移動させ、フラットベッド20上に所定位置にY軸可
動子24を移動させ、Y軸可動子24に取付けられた例えば
ペンプロッタ25によって印字するようにしたものがあ
る。なお、図中、26は記録紙で、また、27は案内固定部
材21およびフラットベッド20を支持するフレームであ
る。
位置決め、あるいは自由に移動させる一般的な装置とし
ては、第6図に示すように、平面台(以下、フラットベ
ッドという)20の一方側にX軸リニアモータの案内固定
部材21を設け、この案内固定部材21に摺動自在なX軸可
動子22を設け、このX軸可動子22には前記案内固定部材
21に対して直角方向に延設されたY軸リニアモータの案
内固定子部材23を設け、この案内固定子部材23に摺動自
在なY軸可動子24を設けておき、X軸可動子22とY軸可
動子24とをX軸リニアモータとY軸リニアモータとによ
って移動させ、フラットベッド20上に所定位置にY軸可
動子24を移動させ、Y軸可動子24に取付けられた例えば
ペンプロッタ25によって印字するようにしたものがあ
る。なお、図中、26は記録紙で、また、27は案内固定部
材21およびフラットベッド20を支持するフレームであ
る。
上述した従来の位置決め装置では、Y軸可動子24を案
内する案内固定子部材23が片持ち梁であるため、剛性が
低く、かつ推力の作用点の片寄りから高加減速駆動によ
り捩れを生じやすく、ガタを発生したり撓みによる誤差
を招くなどの欠点があり、リニアモータの特長を生かし
きれないおそれがある。
内する案内固定子部材23が片持ち梁であるため、剛性が
低く、かつ推力の作用点の片寄りから高加減速駆動によ
り捩れを生じやすく、ガタを発生したり撓みによる誤差
を招くなどの欠点があり、リニアモータの特長を生かし
きれないおそれがある。
このため、第7図に示すように、前記案内固定部材21
に平行で、フラットベッド20を挟む位置に第2の案内固
定部材21Aを設け、この第2の案内固定部材21Aに第2の
X軸可動子22Aを摺動自在に設け、前記案内固定部材21
に設けたX軸可動子22と、この第2のX軸可動子22Aと
をブリッジ状に案内固定子部材23Aを設け、この案内固
定子部材23AにY軸可動子24を摺動自在に設けておき、
X軸可動子22と第2のX軸可動子22Aとをポテンシォメ
ータにより同期して駆動させるとともにY軸可動子24を
所定位置に移動させ、Y軸可動子24に取付けたペンプロ
ッタ25によって記録紙26に印するような位置決め装置が
提案されている(特開昭58−186364号公報)。なお、図
中27は案内固定部材21、第2の案内固定部材21Aおよび
フラットベッド20を支持するフレームである。
に平行で、フラットベッド20を挟む位置に第2の案内固
定部材21Aを設け、この第2の案内固定部材21Aに第2の
X軸可動子22Aを摺動自在に設け、前記案内固定部材21
に設けたX軸可動子22と、この第2のX軸可動子22Aと
をブリッジ状に案内固定子部材23Aを設け、この案内固
定子部材23AにY軸可動子24を摺動自在に設けておき、
X軸可動子22と第2のX軸可動子22Aとをポテンシォメ
ータにより同期して駆動させるとともにY軸可動子24を
所定位置に移動させ、Y軸可動子24に取付けたペンプロ
ッタ25によって記録紙26に印するような位置決め装置が
提案されている(特開昭58−186364号公報)。なお、図
中27は案内固定部材21、第2の案内固定部材21Aおよび
フラットベッド20を支持するフレームである。
このように提案された位置決め装置ではX軸方向を2
つの案内固定部材で保持するため剛性は高くなり、前述
した案内固定子部材23の撓みや推力の片寄りから生ずる
高加減速駆動により捩れは解決されたが、案内固定部材
21と21Aの平行度および湾曲度とによっては、X軸可動
子22と第2のX軸可動子22Aとに圧力もしくは張力が発
生し、X軸方向への移動がスムースに行なわれず、この
ため部品の加工および組立には高精度を要求される。ま
た、温度変化等による部材の伸びについての影響を考慮
していない等の欠点があった。このため、第8図に示す
ように、Y軸可動子24を取付ける案内固定子部材23Aの
一方の端部に開放端を有する長穴28を設け、X軸可動子
22の上部に円柱状の突起29を設け、案内固定子部材23A
の前記長穴28に突起29を係合させ、案内固定子部材23A
とX軸可動子22とをY軸方向に摺動可能に取付けること
によって、案内固定部材21と21Aとの平行度や湾曲度に
よって発生するX軸可動子22への圧力もしくは張力を、
前記長穴によって解消しようとする提案がなされている
(特開昭61−55707号公報)。そして、これにより、2
つの案内固定部材の平行度、湾曲度および温度変化等に
よる部材の変化については一応の解決を図ることがなさ
れてきた。
つの案内固定部材で保持するため剛性は高くなり、前述
した案内固定子部材23の撓みや推力の片寄りから生ずる
高加減速駆動により捩れは解決されたが、案内固定部材
21と21Aの平行度および湾曲度とによっては、X軸可動
子22と第2のX軸可動子22Aとに圧力もしくは張力が発
生し、X軸方向への移動がスムースに行なわれず、この
ため部品の加工および組立には高精度を要求される。ま
た、温度変化等による部材の伸びについての影響を考慮
していない等の欠点があった。このため、第8図に示す
ように、Y軸可動子24を取付ける案内固定子部材23Aの
一方の端部に開放端を有する長穴28を設け、X軸可動子
22の上部に円柱状の突起29を設け、案内固定子部材23A
の前記長穴28に突起29を係合させ、案内固定子部材23A
とX軸可動子22とをY軸方向に摺動可能に取付けること
によって、案内固定部材21と21Aとの平行度や湾曲度に
よって発生するX軸可動子22への圧力もしくは張力を、
前記長穴によって解消しようとする提案がなされている
(特開昭61−55707号公報)。そして、これにより、2
つの案内固定部材の平行度、湾曲度および温度変化等に
よる部材の変化については一応の解決を図ることがなさ
れてきた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上述した各種位置決め装置では機構上
の不備を補うためのものであって、各々のリニアモータ
の推力におけるアンバランスに対する考慮はなされてお
らず、リニアモータの推力アンバランスによる振動につ
いてはないものとして扱われている。しかし、現実には
リニアモータの推力アンバランスによって振動を生じ、
このため、固定支持部に過度の力が加わって走行に悪影
響を及ぼすことが多いという課題があった。
の不備を補うためのものであって、各々のリニアモータ
の推力におけるアンバランスに対する考慮はなされてお
らず、リニアモータの推力アンバランスによる振動につ
いてはないものとして扱われている。しかし、現実には
リニアモータの推力アンバランスによって振動を生じ、
このため、固定支持部に過度の力が加わって走行に悪影
響を及ぼすことが多いという課題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、リニアモータの特徴を生かすことので
きる位置決め装置を提供しようとするものである。
とするところは、リニアモータの特徴を生かすことので
きる位置決め装置を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本発明の位置決め装置は、 第1の軸方向に沿って配設された第1のリニアモータ1
と、この第1のリニアモータ1と所定間隔をあけて前記
第1の軸方向に平行に配設された第2のリニアモータ2
と、前記第1,第2の軸方向に対し直交して設けられ、か
つ前記第1のリニアモータ1の可動子1bに一方の端部は
回転方向にのみ移動可能に回動支持手段によって支持さ
れ、第2のリニアモータ側に連結される他方の端部は前
記第1,第2の軸方向のみ移動を拘束される支持とした第
3の部材もしくはリニアモータ4とよりなり、かつ各々
のリニアモータを制御する制御装置を有し、前記第1お
よび第2のリニアモータ1,2にはそれぞれの位置を検出
する位置検出器13を設け、これらの位置検出器13の信号
に基づき第1および第2のリニアモータ1,2は同期駆動
され、かつ前記回動支持手段を、前記第3の部材もしく
はリニアモータ4を構成する案内固定子部材4の一端部
に貫通孔8を設け、その中心に固設した軸6に回動自在
にローラ7を配し、このローラ7にて回動支持する構成
としている。
と、この第1のリニアモータ1と所定間隔をあけて前記
第1の軸方向に平行に配設された第2のリニアモータ2
と、前記第1,第2の軸方向に対し直交して設けられ、か
つ前記第1のリニアモータ1の可動子1bに一方の端部は
回転方向にのみ移動可能に回動支持手段によって支持さ
れ、第2のリニアモータ側に連結される他方の端部は前
記第1,第2の軸方向のみ移動を拘束される支持とした第
3の部材もしくはリニアモータ4とよりなり、かつ各々
のリニアモータを制御する制御装置を有し、前記第1お
よび第2のリニアモータ1,2にはそれぞれの位置を検出
する位置検出器13を設け、これらの位置検出器13の信号
に基づき第1および第2のリニアモータ1,2は同期駆動
され、かつ前記回動支持手段を、前記第3の部材もしく
はリニアモータ4を構成する案内固定子部材4の一端部
に貫通孔8を設け、その中心に固設した軸6に回動自在
にローラ7を配し、このローラ7にて回動支持する構成
としている。
また、上記構成のものであって、第1および第2のリ
ニアモータ1,2と第3の部材もしくはリニアモータ4と
の間に角度検出器10の如き、第1および第2のリニアモ
ータ1,2の可動子間の相対的位置を検出する検出器を設
け、この検出器の信号に基づき第1および第2のリニア
モータ1,2を同期駆動させるようにしている。
ニアモータ1,2と第3の部材もしくはリニアモータ4と
の間に角度検出器10の如き、第1および第2のリニアモ
ータ1,2の可動子間の相対的位置を検出する検出器を設
け、この検出器の信号に基づき第1および第2のリニア
モータ1,2を同期駆動させるようにしている。
また,第1もしくは第2のリニアモータ1,2への負
荷,摩擦等によるアンバランスを検出して、第1もしく
は第2のリニアモータ1,2の推力を調整するようにして
いる。
荷,摩擦等によるアンバランスを検出して、第1もしく
は第2のリニアモータ1,2の推力を調整するようにして
いる。
(作用) 上記のように構成された位置決め装置において、第1
の構成においては平行に配設された2つのリニアモータ
の各々に位置検出器を設け、また、2つのリニアモータ
に直交する第3の部材もしくはリニアモータとのジョイ
ント部は、一方が回転方向のみ移動可能とし、他方は2
つのリニアモータの方向にのみ拘束する構造としたの
で、部材の温度変化による伸縮や、2つのリニアモータ
の平行度、湾曲度を吸収可能とし、位置検出器の信号に
よって位置の差を無くすようにコントロールできるの
で、誤差なく位置決めができる特徴がある。
の構成においては平行に配設された2つのリニアモータ
の各々に位置検出器を設け、また、2つのリニアモータ
に直交する第3の部材もしくはリニアモータとのジョイ
ント部は、一方が回転方向のみ移動可能とし、他方は2
つのリニアモータの方向にのみ拘束する構造としたの
で、部材の温度変化による伸縮や、2つのリニアモータ
の平行度、湾曲度を吸収可能とし、位置検出器の信号に
よって位置の差を無くすようにコントロールできるの
で、誤差なく位置決めができる特徴がある。
この場合、本発明ではリニアモータの推力アンバラン
スによって生じる振動を防止すべく、第1の軸方向に沿
う第1,第2のリニアモータに対し直交して設けられる第
2の軸方向に沿って配された走行自在な部材の連結部に
工夫をこらし、スムースに走行できるようにしている。
スによって生じる振動を防止すべく、第1の軸方向に沿
う第1,第2のリニアモータに対し直交して設けられる第
2の軸方向に沿って配された走行自在な部材の連結部に
工夫をこらし、スムースに走行できるようにしている。
第2の構成においては、前記ジョイント部は第1の構
成のものと同じで、位置検出器の代りに角度検出器を用
いたものである。この角度検出器によって平行に配設さ
れた2つのリニアモータの可動子の相対変位を検出し、
この相対変位をなくすように2つのリニアモータを制御
するので、誤差なく位置決めができる特徴がある。
成のものと同じで、位置検出器の代りに角度検出器を用
いたものである。この角度検出器によって平行に配設さ
れた2つのリニアモータの可動子の相対変位を検出し、
この相対変位をなくすように2つのリニアモータを制御
するので、誤差なく位置決めができる特徴がある。
第3の構成のものは、前記第1および第2の構成のも
のに直交する第3の部材もしくはリニアモータが前記2
つのリニアモータの可動子の一方に近付き負荷が大きく
なると、この負荷のアンバランスに対して推力を調整す
ることができるので、高精度の同期駆動が可能となり、
誤差なく位置決めが行なえる特徴がある。
のに直交する第3の部材もしくはリニアモータが前記2
つのリニアモータの可動子の一方に近付き負荷が大きく
なると、この負荷のアンバランスに対して推力を調整す
ることができるので、高精度の同期駆動が可能となり、
誤差なく位置決めが行なえる特徴がある。
(実施例1) 以下、本発明の実施例を説明する。
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示すもの
で、位置決め装置の主要部を示したものである。図にお
いて1はYの1軸モータで、このYの1軸モータ1はフ
レーム(図示せず)上に固定されステータをなす案内固
定部材1aと、この案内固定部材1a上を走行するアーマチ
ァとなる可動子1bとよ構成されたリニアモータである。
このリニアモータの案内固定部材1aの外側には、例えば
磁気パルスを用いてなる位置検出器3が設けてある。こ
の位置検出器3は案内固定部材1a上の可動子1bの位置を
検出するものであって、可動子1bの現在位置が案内固定
部材1aの何処にあるかを明確に検出できるようになって
いる。このようなYの1軸モータ1のy軸方向と平行に
所定間隔を設けてYの2軸モータ2が並設してある。こ
の並設されたYの2軸モータ2もその構成はYの1軸モ
ータ1と同様であって、位置検出器3を案内固定部材2a
の外側に設けてあって、案内固定部材2a上を走行する可
動子2bの位置を検出できるように構成されてある。そし
て、可動子1aと可動子2aとにはy軸方向に対して直交す
るx軸方向に架設された案内固定子部材4が設けてあ
り、この案内固定子部材4はステータとして構成され、
この上を走行するアーマチァとなるX軸可動子5が設け
てある。
で、位置決め装置の主要部を示したものである。図にお
いて1はYの1軸モータで、このYの1軸モータ1はフ
レーム(図示せず)上に固定されステータをなす案内固
定部材1aと、この案内固定部材1a上を走行するアーマチ
ァとなる可動子1bとよ構成されたリニアモータである。
このリニアモータの案内固定部材1aの外側には、例えば
磁気パルスを用いてなる位置検出器3が設けてある。こ
の位置検出器3は案内固定部材1a上の可動子1bの位置を
検出するものであって、可動子1bの現在位置が案内固定
部材1aの何処にあるかを明確に検出できるようになって
いる。このようなYの1軸モータ1のy軸方向と平行に
所定間隔を設けてYの2軸モータ2が並設してある。こ
の並設されたYの2軸モータ2もその構成はYの1軸モ
ータ1と同様であって、位置検出器3を案内固定部材2a
の外側に設けてあって、案内固定部材2a上を走行する可
動子2bの位置を検出できるように構成されてある。そし
て、可動子1aと可動子2aとにはy軸方向に対して直交す
るx軸方向に架設された案内固定子部材4が設けてあ
り、この案内固定子部材4はステータとして構成され、
この上を走行するアーマチァとなるX軸可動子5が設け
てある。
前記案内固定子部材4の可動子1bへの取付けは、第2
図に示すように構成されている。すなわち、可動子1bの
所定位置には支点となる軸6が固定されており、この軸
6上には回動自在なローラ7が設けてあって、このロー
ラ7は案内固定子部材4に設けられた貫通孔8内に隙間
なく嵌合され、案内固定子部材4は軸6を中心として回
動支持されるように構成されている。この回動支持に際
して案内固定子部材4の下面は可動子1bの上面より僅か
に浮き上がった状態で取付けられ(第2図(b)参
照)、案内固定子部材4の回動については何の妨げもな
いように考慮されている。
図に示すように構成されている。すなわち、可動子1bの
所定位置には支点となる軸6が固定されており、この軸
6上には回動自在なローラ7が設けてあって、このロー
ラ7は案内固定子部材4に設けられた貫通孔8内に隙間
なく嵌合され、案内固定子部材4は軸6を中心として回
動支持されるように構成されている。この回動支持に際
して案内固定子部材4の下面は可動子1bの上面より僅か
に浮き上がった状態で取付けられ(第2図(b)参
照)、案内固定子部材4の回動については何の妨げもな
いように考慮されている。
また、案内固定子部材4の他端側で可動子2bへのジョ
イント部は第3図に示すように構成されている。第3図
において6は可動子2bの所定位置に設けられた支点とな
る軸で、この軸6上には回動自在なローラ7が設けてあ
り、このローラ7は案内固定子部材4に設けられた長穴
貫通孔9内に隙間なく嵌合され、案内固定子部材4は可
動子1aの支点を中心として回動し、それに伴って可動子
2bのローラ7は長穴貫通孔9内をx軸方向と軸6を中心
として回動される構成になっている。
イント部は第3図に示すように構成されている。第3図
において6は可動子2bの所定位置に設けられた支点とな
る軸で、この軸6上には回動自在なローラ7が設けてあ
り、このローラ7は案内固定子部材4に設けられた長穴
貫通孔9内に隙間なく嵌合され、案内固定子部材4は可
動子1aの支点を中心として回動し、それに伴って可動子
2bのローラ7は長穴貫通孔9内をx軸方向と軸6を中心
として回動される構成になっている。
上記したジョイント構成および可動子1bおよび2bの位
置を検出する位置検出器3の作用によって位置決め装置
の案内固定子部材4は、y軸方向と直交状態を保ってス
ムースに走行することが可能となる。そして、この走行
はy軸方向の案内固定部材1aと2aとの平行度、湾曲度ま
たは温度変化による伸縮にも関係なく移動させることが
できる。
置を検出する位置検出器3の作用によって位置決め装置
の案内固定子部材4は、y軸方向と直交状態を保ってス
ムースに走行することが可能となる。そして、この走行
はy軸方向の案内固定部材1aと2aとの平行度、湾曲度ま
たは温度変化による伸縮にも関係なく移動させることが
できる。
(実施例2) 第2の構成となる位置決め装置は第4図に示すよう
に、案内固定部材1a上に設けられた可動子1b上で、前記
ジョイント部を形成している第2図の軸6を中心とした
回動状態に支持された案内固定子部材4上には、角度検
出器10が設けてある。この角度検出器10は例えば磁気円
板を内蔵した構成からなり、可動子1bと案内固定子部材
4との回転方向および角度を検出するもので、この検出
信号は別に設けられたYの1軸モータへの制御装置へ送
られ、Yの1軸モータもしくはYの2軸モータのいずれ
かをコントロールし同期することによって、位置決め装
置の案内固定子部材4は、y軸方向と直交状態を保って
スムースに走行することが可能となる。そして、この走
行はy軸方向の案内固定部材1aと2aとの平行度、湾曲度
または温度変化による伸縮にも関係なく移動させること
ができる。
に、案内固定部材1a上に設けられた可動子1b上で、前記
ジョイント部を形成している第2図の軸6を中心とした
回動状態に支持された案内固定子部材4上には、角度検
出器10が設けてある。この角度検出器10は例えば磁気円
板を内蔵した構成からなり、可動子1bと案内固定子部材
4との回転方向および角度を検出するもので、この検出
信号は別に設けられたYの1軸モータへの制御装置へ送
られ、Yの1軸モータもしくはYの2軸モータのいずれ
かをコントロールし同期することによって、位置決め装
置の案内固定子部材4は、y軸方向と直交状態を保って
スムースに走行することが可能となる。そして、この走
行はy軸方向の案内固定部材1aと2aとの平行度、湾曲度
または温度変化による伸縮にも関係なく移動させること
ができる。
(実施例3) 第3の構成のものは第5図に示すように、基本的には
前記第1および第2の構成と同様で、Yの1軸モータ1
と同じ構造で所定間隔をおいて平行に設けられたYの2
軸モータ2と、この2つのモータに直交して架設された
案内固定子部材4とX軸の可動子5よりなり、Yの1軸
モータ1の可動子1bと、Yの2軸モータ2の可動子2bと
のジョイント部はそれぞれ前記した第2図の貫通孔8お
よび第3図の長穴貫通孔9によって支持されてある。そ
して、案内固定子部材4上にはX軸の可動子5がx軸方
向へ移動することによって、可動子5の重さが移動方向
の可動子1bもしくは2bに加わり負荷となる。この負荷の
ためアンバランスの状態が発生するので、Yの1軸モー
タ1もしくはYの2軸モータ2の電流値を増すことによ
って推力を強くして調整するものである。この調整によ
り可動子5の位置如何にかかわらず負荷によるアンバラ
ンスは解消され高精度の同期駆動が可能となる。なお、
可動子5の位置検出手段としては、例えば案内固定子部
材4に沿って第1図に示した位置検出器を用いれば容易
に検出可能である。
前記第1および第2の構成と同様で、Yの1軸モータ1
と同じ構造で所定間隔をおいて平行に設けられたYの2
軸モータ2と、この2つのモータに直交して架設された
案内固定子部材4とX軸の可動子5よりなり、Yの1軸
モータ1の可動子1bと、Yの2軸モータ2の可動子2bと
のジョイント部はそれぞれ前記した第2図の貫通孔8お
よび第3図の長穴貫通孔9によって支持されてある。そ
して、案内固定子部材4上にはX軸の可動子5がx軸方
向へ移動することによって、可動子5の重さが移動方向
の可動子1bもしくは2bに加わり負荷となる。この負荷の
ためアンバランスの状態が発生するので、Yの1軸モー
タ1もしくはYの2軸モータ2の電流値を増すことによ
って推力を強くして調整するものである。この調整によ
り可動子5の位置如何にかかわらず負荷によるアンバラ
ンスは解消され高精度の同期駆動が可能となる。なお、
可動子5の位置検出手段としては、例えば案内固定子部
材4に沿って第1図に示した位置検出器を用いれば容易
に検出可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように本発明の位置決め装置は、 (1) 第1の軸方向に沿って配設された第1のリニア
モータと、この第1のリニアモータと所定間隔をあけて
前記第1の軸方向に平行に配設された第2のリニアモー
タと、前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿
い、かつ前記第1および第2のリニアモータがそれぞれ
構成する可動子に、一方の端部は回転方向にのみ移動可
能に支持され、他方の端部は前記第1の軸方向のみ移動
を拘束される支持とした第3の部材もしくはリニアモー
タとよりなり、各々のリニアモータを制御する制御装置
を有し、前記第1および第2のリニアモータにはそれぞ
れその位置を検出する位置検出器を設け、これらの位置
検出器の信号に基づき第1および第2のリニアモータを
同期駆動させたことを特徴とし、 (2) 第1の軸方向に沿って配設された第1のリニア
モータと、この第1のリニアモータと所定間隔をあけて
前記第1の軸方向に平行に配設された第2のリニアモー
タと、前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿
い、かつ前記第1および第2のリニアモータがそれぞれ
構成する可動子に、一方の端部は回転方向にのみ移動可
能に支持され、他方の端部は前記第1の軸方向のみ移動
を拘束される支持とした第3の部材もしくはリニアモー
タとよりなり、各々のリニアモータを制御する制御装置
を有し、前記第1および第2のリニアモータと第3の部
材もしくはリニアモータとの間に角度検出器の如き、第
1と第2のリニアモータ可動子間の相対的位置を検出す
る検出器を設け、この検出器の信号に基づき第1および
第2のリニアモータを同期駆動させたことを特徴とし (3) 前記第1項および第2項の位置決め装置におい
て、第1もしくは第2のリニアモータへの負荷、摩擦等
によるアンバランスを検出して、第1もしくは第2のリ
ニアモータの推力を調整するようにしたので、リニアモ
ータの特徴を行かすことのできる位置決め装置となり、
位置決めにおける誤差を完全になくすことが可能となる
利点がある。
モータと、この第1のリニアモータと所定間隔をあけて
前記第1の軸方向に平行に配設された第2のリニアモー
タと、前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿
い、かつ前記第1および第2のリニアモータがそれぞれ
構成する可動子に、一方の端部は回転方向にのみ移動可
能に支持され、他方の端部は前記第1の軸方向のみ移動
を拘束される支持とした第3の部材もしくはリニアモー
タとよりなり、各々のリニアモータを制御する制御装置
を有し、前記第1および第2のリニアモータにはそれぞ
れその位置を検出する位置検出器を設け、これらの位置
検出器の信号に基づき第1および第2のリニアモータを
同期駆動させたことを特徴とし、 (2) 第1の軸方向に沿って配設された第1のリニア
モータと、この第1のリニアモータと所定間隔をあけて
前記第1の軸方向に平行に配設された第2のリニアモー
タと、前記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に沿
い、かつ前記第1および第2のリニアモータがそれぞれ
構成する可動子に、一方の端部は回転方向にのみ移動可
能に支持され、他方の端部は前記第1の軸方向のみ移動
を拘束される支持とした第3の部材もしくはリニアモー
タとよりなり、各々のリニアモータを制御する制御装置
を有し、前記第1および第2のリニアモータと第3の部
材もしくはリニアモータとの間に角度検出器の如き、第
1と第2のリニアモータ可動子間の相対的位置を検出す
る検出器を設け、この検出器の信号に基づき第1および
第2のリニアモータを同期駆動させたことを特徴とし (3) 前記第1項および第2項の位置決め装置におい
て、第1もしくは第2のリニアモータへの負荷、摩擦等
によるアンバランスを検出して、第1もしくは第2のリ
ニアモータの推力を調整するようにしたので、リニアモ
ータの特徴を行かすことのできる位置決め装置となり、
位置決めにおける誤差を完全になくすことが可能となる
利点がある。
上記各構成において、本発明では第3の部材もしくは
リニアモータの一端部の回動支持手段を、その案内固定
子部材に貫通孔を設け、その中心に固設した軸を設け、
この軸に回動自在なローラを設け、このローラにて回動
支持するようにし、該案内固定子部材の走行時に、第1,
第2のリニアモータとの平行度,湾曲度または温度変化
による伸縮にも関係なくスムースに走行するようにして
いる。
リニアモータの一端部の回動支持手段を、その案内固定
子部材に貫通孔を設け、その中心に固設した軸を設け、
この軸に回動自在なローラを設け、このローラにて回動
支持するようにし、該案内固定子部材の走行時に、第1,
第2のリニアモータとの平行度,湾曲度または温度変化
による伸縮にも関係なくスムースに走行するようにして
いる。
第1図は本発明の第1実施例における位置決め装置の要
部の斜視図、第2図(a)は第1図のジョイント部の斜
視図、動(b)はジョイント部の断面図、第3図は第1
図の別のジョイント部の斜視図、第4図は第2実施例に
おける位置決め装置の要部の斜視図、第5図は第3実施
例における位置決め装置の要部の斜視図、第6図ないし
第8図はいずれも従来例の斜視図である。 1……Yの1軸モータ(第1のリニアモータ) 2……Yの2軸モータ(第2のリニアモータ) 1a、2a……案内固定部材 1b、2b……可動子 3……位置検出器 4……第3の部材もしくは第3のリニアモータ 5……可動子 6、7、8、9……ジョイント構成部品 10……角度検出器
部の斜視図、第2図(a)は第1図のジョイント部の斜
視図、動(b)はジョイント部の断面図、第3図は第1
図の別のジョイント部の斜視図、第4図は第2実施例に
おける位置決め装置の要部の斜視図、第5図は第3実施
例における位置決め装置の要部の斜視図、第6図ないし
第8図はいずれも従来例の斜視図である。 1……Yの1軸モータ(第1のリニアモータ) 2……Yの2軸モータ(第2のリニアモータ) 1a、2a……案内固定部材 1b、2b……可動子 3……位置検出器 4……第3の部材もしくは第3のリニアモータ 5……可動子 6、7、8、9……ジョイント構成部品 10……角度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西口 登 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−186364(JP,A) 特開 昭61−55707(JP,A) 実公 昭47−3856(JP,Y1)
Claims (3)
- 【請求項1】第1の軸方向に沿って配設された第1のリ
ニアモータ(1)と、この第1のリニアモータ(1)と
所定間隔をあけて前記第1の軸方向に平行に配設された
第2のリニアモータ(2)と、前記第1,第2の軸方向に
対し直交して設けられ、かつ前記第1のリニアモータ
(1)の可動子(1b)に一方の端部は回転方向にのみ移
動可能に回動支持手段によって支持され、第2のリニア
モータ側に連結される他方の端部は前記第1,第2の軸方
向のみ移動を拘束される支持とした第3の部材もしくは
リニアモータ(4)とよりなり、かつ各々のリニアモー
タを制御する制御装置を有し、前記第1および第2のリ
ニアモータ(1),(2)にはそれぞれの位置を検出す
る位置検出器(13)を設け、これらの位置検出器(13)
の信号に基づき第1および第2のリニアモータ(1),
(2)は同期駆動され、かつ前記回動支持手段を、前記
第3の部材もしくはリニアモータ(4)を構成する案内
固定子部材(4)の一端部に貫通孔(8)を設け、その
中心に固設した軸(6)に回動自在にローラ(7)を配
し、このローラ(7)にて回動支持する構成としたこと
を特徴とする位置決め装置。 - 【請求項2】第1および第2のリニアモータ(1),
(2)と第3の部材もしくはリニアモータ(4)との間
に角度検出器(10)の如き、第1および第2のリニアモ
ータ(1),(2)の可動子間の相対的位置を検出する
検出器を設け、この検出器の信号に基づき第1および第
2のリニアモータ(1),(2)を同期駆動させる請求
項1記載の位置決め装置。 - 【請求項3】第1もしくは第2のリニアモータ(1),
(2)への負荷,摩擦等によるアンバランスを検出し
て、第1もしくは第2のリニアモータ(1),(2)の
推力を調整する請求項1記載の位置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2039294A JPH0824437B2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2039294A JPH0824437B2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 位置決め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03243199A JPH03243199A (ja) | 1991-10-30 |
JPH0824437B2 true JPH0824437B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=12549124
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2039294A Expired - Fee Related JPH0824437B2 (ja) | 1990-02-20 | 1990-02-20 | 位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0824437B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4581641B2 (ja) * | 2004-11-18 | 2010-11-17 | ウシオ電機株式会社 | 平面ステージ |
JP4756446B2 (ja) * | 2005-02-23 | 2011-08-24 | 日立金属株式会社 | ステージ装置 |
JP2010120123A (ja) * | 2008-11-20 | 2010-06-03 | Yamaha Motor Co Ltd | 直交ロボット、該直交ロボットを備えた部品実装装置および前記直交ロボットの制御方法 |
JP5076152B2 (ja) * | 2010-02-09 | 2012-11-21 | 株式会社クロイツ | ロボット |
JP5621552B2 (ja) * | 2010-11-29 | 2014-11-12 | 日本精工株式会社 | 二次元位置決め装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5113171Y2 (ja) * | 1971-02-01 | 1976-04-08 | ||
JPS58186364A (ja) * | 1982-04-21 | 1983-10-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Xyリニアモ−タ装置 |
JPS6155707A (ja) * | 1984-08-27 | 1986-03-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 2軸位置決め装置 |
-
1990
- 1990-02-20 JP JP2039294A patent/JPH0824437B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03243199A (ja) | 1991-10-30 |
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