JPH08243500A - 郵便物処理装置、紙葉類区分装置及び書留郵便物処理装置 - Google Patents

郵便物処理装置、紙葉類区分装置及び書留郵便物処理装置

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JPH08243500A
JPH08243500A JP5021995A JP5021995A JPH08243500A JP H08243500 A JPH08243500 A JP H08243500A JP 5021995 A JP5021995 A JP 5021995A JP 5021995 A JP5021995 A JP 5021995A JP H08243500 A JPH08243500 A JP H08243500A
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JP
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metal
conveying
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mail
paper sheet
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JP5021995A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Sato
昭義 佐藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属物を包含する郵便物を確実に振り分け処
理し稼働率の向上を図る。 【構成】 搬送系6により搬送される紙葉類は振り分け
ゲート部5によりその区分情報に応じて分岐され収納系
3に区分集積されるが、金属物検知手段7は、搬送系6
により搬送される紙葉類に包含されるその金属物Cの量
に応じて第1、第2の郵便物と判断する。制御部は、金
属物検知手段7の検知結果を基に第1の郵便物、第2の
郵便物を分けて処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、郵便物処理装置、紙葉
類区分装置及び書留郵便物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類区分装置の一種である郵便
物処理装置においては、次々と搬送される通常郵便物及
び書留郵便物の郵便番号を読み取り、郵便番号により各
郵便物を分岐して収納手段に区分集積するようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
郵便物処理装置においては、例えば書留郵便物内に多量
の金属物であるコインが入っているようなときには、搬
送系の分岐用ゲート部において正常に分岐できずジャム
が発生してしまうという問題があった。また、書留郵便
物内のコインが少量である場合でも、そのコインの書留
郵便物内の位置によっては、この書留郵便物に位置ずれ
が生じ、搬送路から脱落してしまうという問題があっ
た。
【0004】上述したように、従来の郵便物処理装置の
場合、コインが含まれる書留郵便物の存在により、ジャ
ムが発生したり搬送路からの脱落が生じたりして、装置
の円滑な稼働を妨げるという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、金属物を包含する郵便
物の区分け処理を確実に行い、装置の稼働率を向上し得
る郵便物処理装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】また、本発明は、金属物を包含する紙葉類
を確実に除去して装置の稼働率を向上し得る紙葉類区分
装置を提供することを目的とするものである。
【0007】さらに、本発明は、金属物を包含する書留
郵便物を確実に除去して装置の稼働率を向上し得るとと
もに書留郵便物の管理も万全な書留郵便物処理装置を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る郵便物処理装置は、区分情報が付された郵便物を供給
して、この郵便物を処理する郵便物処理装置において、
供給された前記郵便物を搬送する搬送手段と、この搬送
手段によって搬送される前記郵便物が所定量以上の以上
の金属を包含する第1の郵便物であるか若しくは前記所
定量以上の以上の金属を包含しない第2の郵便物である
かを判断する金属物検知手段と、前記第1の郵便物と第
2の郵便物とを区分けして処理せしめる制御手段とを具
備することを特徴とするものである。
【0009】請求項2記載の発明に係る紙葉類区分装置
は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段により
搬送される紙葉類をその区分情報に応じて分岐する分岐
手段と、この分岐手段により分岐される各紙葉類を区分
集積する収納手段と、前記搬送手段により搬送される紙
葉類に包含される金属物を検出する金属物検知手段と、
前記搬送手段により搬送される紙葉類を前記金属物検知
手段側に接近させる押圧力を付与する紙葉類押圧手段
と、前記金属物検知手段により金属物が検出された紙葉
類を前記分岐手段の手前で搬送路から排除する排除手段
とを設けたことを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の発明に係る紙葉類区分装置
は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段により
搬送される紙葉類をその区分情報に応じて分岐する分岐
手段と、この分岐手段により分岐される各紙葉類を区分
集積する収納手段と、前記搬送手段により搬送される紙
葉類に包含される金属物を検出する複数個の金属センサ
と、前記搬送手段により搬送される紙葉類を前記複数個
の金属センサの検出面の両側において各金属センサ側に
押圧する押圧ローラと、前記各金属センサにより金属物
が検出された紙葉類を前記分岐手段の手前で搬送路から
排除する排除ゲート部と、この排除ゲート部により排除
される紙葉類を収納する排除箱とを設けたことを特徴と
するものである。
【0011】請求項4記載の発明に係る紙葉類区分装置
は、紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送手段により
搬送される紙葉類をその区分情報に応じて分岐する分岐
手段と、この分岐手段により分岐される各紙葉類を区分
集積する収納手段と、前記搬送手段により搬送される紙
葉類に包含される金属物を検出する複数個の金属センサ
と、前記搬送手段により搬送される紙葉類を前記複数個
の金属センサの検出面に押圧する押圧ベルト機構と、前
記各金属センサにより金属物が検出された紙葉類を前記
分岐手段の手前で搬送路から排除する排除ゲート部と、
この排除ゲート部により排除される紙葉類を収納する排
除箱とを設けたことを特徴とするものである。
【0012】請求項5記載の発明に係る書留郵便物処理
装置は、コード情報が付された書留郵便物を搬送する搬
送手段と、この搬送手段により搬送される書留郵便物に
包含される金属物を検出する金属物検知手段と、前記搬
送手段により搬送される書留郵便物を前記金属物検知手
段側に接近させる押圧力を付与する押圧手段と、前記金
属物検知手段により金属物が検出された書留郵便物を搬
送路から排除する排除手段と、この排除手段により排除
された書留郵便物以外の書留郵便物に付されたコード情
報を読み取るコード読取手段と、このコード読取手段に
より読み取られたコード情報の内容に応じて各書留郵便
物を分岐する分岐手段と、この分岐手段により分岐され
る各書留郵便物を区分集積する収納手段とを設けたこと
を特徴とするものである。
【0013】
【作用】上述した構成の各発明の作用を以下に説明す
る。
【0014】請求項1記載の発明に係る郵便物処理装置
によれば、搬送手段によって搬送される前記郵便物が所
定量以上の以上の金属を包含する第1の郵便物であるか
若しくは前記所定量以上の以上の金属を包含しない第2
の郵便物であるかを金属物検知手段により判断し、制御
手段が金属物検知手段の検知結果を基に前記第1の郵便
物と第2の郵便物とを区分けして処理せしめるので、金
属の包含量に応じて第1の郵便物と第2の郵便物とを明
確に区分けして処理できる。
【0015】請求項2記載の発明に係る紙葉類区分装置
において、搬送手段により搬送される紙葉類は分岐手段
によりその区分情報に応じて分岐され収納手段に区分集
積されるが、金属物検知手段は、搬送手段により搬送さ
れる紙葉類に包含される金属物を検出する。このとき、
前記紙葉類押圧手段は、搬送手段により搬送される紙葉
類を前記金属物検知手段側に接近させる押圧力を付与す
る。
【0016】これにより、紙葉類に包含される金属物が
金属物検知手段に近づくことになり、金属物検知手段に
よる金属物の検出能が上って確実に金属物を検出でき
る。このようにして、金属物が検出された紙葉類は、排
除手段により前記分岐手段の手前で搬送路から排除され
る。このような作用により、金属物を包含した紙葉類が
前記分岐手段に至ることを確実に防止でき、ジャム等の
発生が無くなってこの紙葉類区分装置の稼働率を向上で
きる。
【0017】請求項3記載の発明に係る紙葉類区分装置
において、搬送手段により搬送される紙葉類は分岐手段
によりその区分情報に応じて分岐され収納手段に区分集
積されるが、複数個の金属センサは、前記搬送手段によ
り搬送される紙葉類に包含される金属物を検出する。こ
のとき、押圧ローラは、搬送手段により搬送される紙葉
類を前記複数個の金属センサの検出面の両側において各
金属センサ側に押圧する。
【0018】これにより、紙葉類に包含される金属物は
その位置の如何を問わず複数個の金属センサ側に接近
し、この複数個の金属センサにより紙葉類に包含される
金属物をその位置の如何を問わず確実に検出できる。こ
のようにして、金属物が検出された紙葉類は、排除ゲー
ト部により前記分岐手段の手前で搬送路から排除され排
除箱に収納される。このような作用により、金属物を包
含した紙葉類が前記分岐手段に至ることを確実に防止で
き、ジャム等の発生が無くなってこの紙葉類区分装置の
稼働率を向上できる。
【0019】請求項4記載の発明に係る紙葉類区分装置
において、搬送手段により搬送される紙葉類は分岐手段
によりその区分情報に応じて分岐され収納手段に区分集
積されるが、複数個の金属センサは、前記搬送手段によ
り搬送される紙葉類に包含される金属物を検出する。こ
のとき、押圧ベルト機構は、前記搬送手段により搬送さ
れる紙葉類を前記複数個の金属センサの検出面に押圧す
る。
【0020】これにより、紙葉類に包含される金属物は
請求項3の場合と同様その位置の如何を問わず複数個の
金属センサ側に接近し、この複数個の金属センサにより
紙葉類に包含される金属物をその位置の如何を問わず確
実に検出できる。このようにして、金属物が検出された
紙葉類は、排除ゲート部により前記分岐手段の手前で搬
送路から排除され排除箱に収納される。このような作用
により、金属物を包含した紙葉類が前記分岐手段に至る
ことを確実に防止でき、ジャム等の発生が無くなってこ
の紙葉類区分装置の稼働率を向上できる。
【0021】請求項5記載の発明に係る書留郵便物処理
装置における金属物検出手段は、搬送手段により搬送さ
れるコード情報が付された書留郵便物に包含される金属
物を検出するが、このとき、押圧手段は、前記搬送手段
により搬送される書留郵便物を前記金属物検出手段側に
接近させる押圧力を付与する。
【0022】これにより、書留郵便物に包含される金属
物は金属物検出手段に接近し金属物検出手段の検出能が
向上して金属物を包含した書留郵便物を確実に検出でき
る。排除手段は、前記金属物検出手段により金属物が検
出された書留郵便物を搬送路から排除する。
【0023】コード読取手段は、排除手段により排除さ
れた書留郵便物以外の書留郵便物に付されたコード情報
を読み取る。分岐手段はコード読取手段により読み取ら
れたコード情報の内容に応じて各書留郵便物を分岐し収
納手段に区分集積する。
【0024】このような作用により、金属物を包含した
書留郵便物が前記分岐手段に至ることはなく、ジャム等
の発生が無くなってこの書留郵便物処理装置の稼働率を
向上できるとともに、コード情報による各書留郵便物の
管理も万全となる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明の実施例を詳細に説明する。
【0026】図1は本実施例の郵便物処理装置1を示す
ものであり、この郵便物処理装置1は、大型の箱型状の
装置本体1aを具備し、この装置本体1aの図1におい
て左側には通常郵便物や書留郵便物P等の紙葉類を積載
し、送り出す供給系2を設け、この装置本体1aの図1
において中央部には長尺の収納系3を、右側にはコード
情報処理系4を設けている。
【0027】前記供給系2から収納系3の下部を経てコ
ード情報処理系4に至り、さらにコード情報処理系4か
ら収納系3の振り分けゲート部5に至る領域には、書留
郵便物Pを搬送する搬送手段としてベルト及びローラを
多数用いた搬送系6を設けている。
【0028】前記供給系2は、大量の通常郵便物や書留
郵便物Pを積載する積載台50と、この積載台50から
通常郵便物や書留郵便物Pを一部ずつ取り出し搬送系6
に送り出す取り出し部55と、この取り出し部55によ
り取り出される各通常郵便物や書留郵便物Pに包含され
るコインのような金属物Cを検知する金属物検知手段7
と、この取り出し部55により取り出される各通常郵便
物や書留郵便物Pに包含される例えば印鑑等の異物を検
出する異物検知部8と、前記取り出し部55により取り
出される各通常郵便物書等に包含される例えば鉄板等所
定の剛性を有する鉱物を検知する固さ検知部80と、前
記取り出し部55により取り出される各通常郵便物書等
のスキューを検出するスキュー検知部9と、前記異物検
知部8、金属物検出手段7、固さ検知部80及びスキュ
ー検知部9により異物、金属物C、所定以上の硬さ若し
くはスキューが検知された通常郵便物や書留郵便物Pを
前記搬送系6から排除する排除手段を構成する第1の排
除ゲート部10と、この第1の排除ゲート部10により
前記搬送系6から排除された通常郵便物や書留郵便物P
を収納する排除手段を構成する第1の排除箱11と、前
記搬送系6により搬送される通常郵便物や書留郵便物P
の整位を行う整位部12と、前記搬送系6により搬送さ
れる各通常郵便物や書留郵便物Pの長さが所定長以上か
否かを検知する長さ検知部81と、前記整位部12、長
さ検知部81によって整位された姿勢が不十分であった
り、長さが所定長以上である各通常郵便物や書留郵便物
Pを前記搬送系6から排除する排除手段を構成する第2
の排除ゲート部13と、この第2の排除ゲート部13に
より前記搬送系6から排除された通常郵便物や書留郵便
物Pを収納する排除手段を構成する第2の排除箱14
と、通常郵便物や書留郵便物Pに付された郵便番号を読
取る郵便番号読取部15とを具備している。
【0029】前記長尺の収納系3は、コード情報処理系
4を経て送られてくる書留郵便物Pをコード情報の内容
及び郵便番号読取部15で読み取った郵便番号に応じて
振り分け、また通常郵便物を郵便番号に応じて振り分け
る振り分けゲート部5と、この振り分けゲート部5によ
り振り分けられる通常郵便物や書留郵便物Pを各々収納
する収納手段としての多数の収納ポケット16とを具備
している。また、収納系3の筐体の上部には各種の稼働
情報等を表示するドットマトリックスディスプレイ等か
らなる表示部17を設けている。
【0030】前記コード情報処理系4は、前記搬送系6
により搬送される書留郵便物Pに付されたコード情報で
あるバーコードを読み取るコード読取手段としてのバー
コードリーダ18を搬送系6に臨ませて配置している。
【0031】次に、前記金属物検知手段7について図
2、図3を参照して説明する。
【0032】この金属物検知手段7は、高周波の電波を
発射し、その反射率により金属物Cの有無を検出する3
個の金属センサ21a、21b、21cを検出箱22に
組み込み、搬送系6を構成する2重の搬送ベルト23、
24の移動方向に対して3個の金属センサ21a、21
b、21cが直交配置に並ぶ構成としている。そして、
図2に示す検出範囲x内に存在する金属物Cを検出する
ようになっている。
【0033】また、検出箱22の両側には、一方の搬送
ベルト23に接触する一対のアイドルローラ26a、2
6bを配置している。
【0034】さらに、前期搬送ベルト23、24を挟ん
で、紙葉類押圧手段を構成する一対の押圧ローラ27
a、27bと、この一対の押圧ローラ27a、27bを
支持軸29a、29bを支点として各々支持する一対の
アーム28a、28bと、この一対のアーム28a、2
8bを図2に示す矢印a,b方向に付勢する一対のばね
30a、30bを配置している。
【0035】図4は、前記スキュー検知部9を示すもの
であり、このスキュー検知部9は搬送系6を構成する搬
送ベルト23、24の側方において最大幅を有する封書
等の郵便物P1が正常に搬送される時には動作せず、図
4に示すようにスキューした郵便物P1が通過したとき
に動作する発光部及び受光部を有する光学系により構成
している。
【0036】図5は、書留郵便物Pの一例を示すもので
あり、封書本体の表面に郵便番号部31が設けられ、宛
先住所32、宛名33が書かれ、さらに、例えば郵便局
の局内管理用のコード情報(バーコード)34が付され
るようになっている。
【0037】次に、前記郵便物処理装置1の制御系の主
要部を図6を参照して説明する。
【0038】この郵便物処理装置1は、全体の制御を行
う制御部40を備え、この制御部40に、前記振り分け
ゲート部5、搬送系6、第1の排除ゲート部10、第2
の排除ゲート部13、郵便番号読取部15、表示部1
7、バーコードリーダ18を各々接続し、これらの動作
を制御するようになっている。
【0039】また、前記金属物検知手段7の3個の金属
センサ21a、21b、21c、異物検知部8、硬さ検
知部80及びスキュー検知部9の各検知信号はOR回路
として機能する第1の排除信号送出部41に入力され、
整位部12及び長さ検知部81の各検知信号はOR回路
として機能する第2の排除信号送出部42に入力され、
制御部40は前記第1の排除信号送出部41から排除信
号が出力されたとき、第1の排除ゲート部10を動作さ
せ、前記第2の排除信号送出部42から排除信号が出力
されたとき、第2の排除ゲート部13を動作させるよう
になっている。
【0040】次に、前記郵便物処理装置1の作用を紙葉
類として金属物Cを包含する書留郵便物Pを搬送する場
合を例にとり、金属物検知手段7及び紙葉類押圧手段を
構成する一対の押圧ローラ27a、27bの押圧動作を
主体とし、図7乃至図10をも参照して説明する。
【0041】前記積載台50上に積載した書留郵便物P
は、取り出し部55により取り出され、搬送系6の搬送
ベルト23、24に挟まれつつ図7に示すように金属物
検知手段7の近傍を搬送されていく。このとき、紙葉類
押圧手段を構成する一対の押圧ローラ27a、27b
は、ばね30a、30bの付勢力により搬送ベルト24
に圧接して書留郵便物Pの両側を金属物検知手段7の各
金属センサ21a、21b、21c側に変位させる。こ
れにより、書留郵便物P内の金属物Cと各金属センサ2
1a、21b、21cの検出面との距離W1が、図8に
示すような一対の押圧ローラ27a、27bの無い場合
の距離W2よりも小さく(W1<W2)なり、これによ
り、各金属センサ21a、21b、21cの検出能が向
上し、金属物Cを包含する書留郵便物Pを確実に検出で
きる。この場合、金属物検知手段7の各金属センサ21
a、21b、21cを書留郵便物Pの搬送方向と直交す
る方向に配置しているので、書留郵便物P内の金属物C
の位置の偏りがあったとしてもいずれかの金属センサ2
1a、21b、21cによりこの金属物Cを確実に検出
できる。
【0042】このようにして、金属物検知手段7のいず
れかの金属センサ21a、21b、21cが金属物Cを
検出すると、この金属センサ21a、21b、21cに
よる検出信号は第1の排除信号送出部41に送られ、第
1の排除信号送出部41から排除信号が出力される。こ
れにより、制御部40は前記排除信号に基づき第1の排
除ゲート部10を動作させ搬送系6を搬送される当該書
留郵便物Pを第1の排除箱11内に排除する。
【0043】このような動作により、金属物Cを包含す
る書留郵便物Pが搬送系6を搬送されて振り分けゲート
部5に至りこの振り分けゲート部5に詰まるようなジャ
ムの発生を無くすことができ、この装置の稼働率を向上
できる。
【0044】ここで、図9を参照して前記金属物検知手
段7の検出能に関する実験結果について説明する。
【0045】図9に示す実験aは、前記金属物検知手段
7の検出箱22の検出面と金属物Cとの間に何等の障害
物がない場合の金属センサ21a、21b、21cの最
大検出距離x1 を示し、実験bは、前記金属物検知手段
7の検出箱22の検出面と金属物Cとの間にベルトを1
枚挟んだ場合の最大検出距離x2 を示し、実験cは、前
記金属物検知手段7の検出箱22の検出面と金属物Cと
の間にベルトを2枚挟んだ場合の最大検出距離x3 を示
す。実験の結果、x1 >x2 >x3 であることが判明し
た。即ち、検出箱22の検出面と金属物Cとの間に障害
物が多いほど金属センサ21a、21b、21cの検出
能が低下することが解る。
【0046】図10は、前記金属物検知手段7の近傍に
設ける紙葉類押圧手段の他例を示すものであり、この紙
葉類押圧手段は、図2に示す場合と同様な配置の前記押
圧ローラ27a、27bにさらに押圧ベルト60を掛け
渡し、この押圧ベルト60により搬送系6の搬送ベルト
24を面接触状態で検出箱22側に押圧するとともに、
一方の押圧ローラ27aを図示しないモータ等で駆動す
る構成の押圧ベルト機構としたものである。このような
図10に示す押圧ベルト機構を用いると、押圧ベルト6
0により書留郵便物Pを面接触状態で検出箱22側に押
圧し金属物Cを検出箱22の検出面に確実に接近させる
ことができ、書留郵便物P内の金属物Cの位置の偏りが
あったとしてもいずれかの金属センサ21a、21b、
21cにより金属物Cを確実に検出でき、金属物検知手
段7の検出能を向上できる。
【0047】図11は、前記金属物検知手段7の近傍に
設ける紙葉類押圧手段の他例を示すものであり、この紙
葉類押圧手段は、検出箱22の検出面に対して搬送ベル
ト23、24を挟んで支持軸を含む全ての構成を合成樹
脂製とした押圧ローラ60を圧接状態に対向配置し、搬
送系6の搬送ベルト24を検出箱22側に押圧するよう
にしたものである。この紙葉類押圧手段によっても金属
物Cを検出箱22の検出面に確実に接近させることがで
き、金属物検知手段7の検出能を向上できる。
【0048】次に、前記郵便物処理装置1を書留郵便物
処理装置として動作させる場合について説明する。
【0049】前記積載台50上に積載した書留郵便物P
は、取り出し部55により取り出され、搬送系6の搬送
ベルト23、24に挟まれつつ図7に示すように金属物
検知手段7の近傍を搬送されていく。このとき、紙葉類
押圧手段を構成する一対の押圧ローラ27a、27b
は、ばね30a、30bの付勢力により搬送ベルト24
に圧接して書留郵便物Pの両側を金属物検知手段7の各
金属センサ21a、21b、21c側に変位させる。こ
れにより、書留郵便物P内の金属物Cと各金属センサ2
1a、21b、21cの検出面との距離W1が、図8に
示すような一対の押圧ローラ27a、27bの無い場合
の距離W2よりも小さく(W1<W2)なり、これによ
り、各金属センサ21a、21b、21cの検出能が向
上し、金属物Cを包含する書留郵便物Pを確実に検出で
きる。この場合、金属物検知手段7の各金属センサ21
a、21b、21cを書留郵便物Pの搬送方向と直交す
る方向に配置しているので、書留郵便物P内の金属物C
の位置の偏りがあったとしてもいずれかの金属センサ2
1a、21b、21cによりこの金属物Cを確実に検出
できる。
【0050】このようにして、金属物検知手段7のいず
れかの金属センサ21a、21b、21cが金属物Cを
検出すると、この金属センサ21a、21b、21cに
よる検出信号は第1の排除信号送出部41に送られ、第
1の排除信号送出部41から排除信号が出力される。こ
れにより、制御部40は前記排除信号に基づき第1の排
除ゲート部10を動作させ搬送系6を搬送される当該書
留郵便物Pを第1の排除箱11内に排除する。
【0051】この様にして、金属物Cを包含する書留郵
便物Pが排除された後、これ以外の金属物Cを包含しな
い書留郵便物Pは前記郵便番号読取部15に搬送され、
郵便番号が読み取られた後、搬送系6により前記コード
情報処理系4に至り、バーコードリーダ18によりコー
ド情報34が読み取られ、これにより、前記制御部40
に郵便番号の情報及びコード情報34が送られて、制御
部40の制御で前記振り分けゲート部5が郵便番号の情
報及びコード情報34に応じて書留郵便物Pを分岐し収
納系3の各収納ポケット16に区分集積する。
【0052】このような作用により、金属物Cを包含し
た書留郵便物Pが前記振り分けゲート部5に至ることは
なく、ジャム等の発生が無くなってこの装置の稼働率を
向上できるとともに、郵便番号の情報及びコード情報に
よる各書留郵便物Pの管理も万全となる。
【0053】本発明は、上述した実施例に限定されるも
のではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能であ
る。
【0054】
【発明の効果】以上詳述した請求項1記載の発明によれ
ば、金属の包含量に応じて第1の郵便物と第2の郵便物
とを明確に区分けして処理できる郵便物処理装置を提供
することができる。
【0055】請求項2記載の発明によれば、紙葉類押圧
手段により金属物検知手段の検出能が向上し、金属物を
包含した紙葉類を確実に検出して排除できるので、金属
物を包含した紙葉類が前記分岐手段に至ることを確実に
防止でき、ジャム等の発生が無くなって稼働率を向上で
きる紙葉類区分装置を提供することができる。
【0056】請求項3記載の発明によれば、押圧ローラ
及び複数個の金属センサの動作で紙葉類に包含される金
属物はその位置の如何を問わず確実に検出され、分岐手
段の手前で搬送路から排除されて排除箱に収納されるの
で、ジャム等の発生が無くなって稼働率を向上できる紙
葉類区分装置を提供することができる。
【0057】請求項4記載の発明によれば、押圧ベルト
機構及び複数個の金属センサの動作で紙葉類に包含され
る金属物はその位置の如何を問わず確実に検出され、分
岐手段の手前で搬送路から排除されて排除箱に収納され
るので、請求項3記載の発明の場合と同様ジャム等の発
生が無くなって稼働率を向上できる紙葉類区分装置を提
供することができる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、金属物を包
含した書留郵便物が分岐手段に至ることはなく、ジャム
等の発生が無くなって稼働率を向上できるとともに、コ
ード情報による各書留郵便物の管理も万全な書留郵便物
処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の郵便物処理装置を示す概略構成図で
ある。
【図2】本実施例の郵便物処理装置の金属物検知手段及
び紙葉類押圧手段の構成を示す拡大側面図である。
【図3】本実施例の郵便物処理装置の金属物検知手段及
び紙葉類押圧手段の構成を示す拡大底面図である。
【図4】本実施例の郵便物処理装置の異物検出手段を示
す説明図である。
【図5】書留郵便物の一例を示す平面図である。
【図6】本実施例の郵便物処理装置の制御系を示すブロ
ック図である。
【図7】本実施例の紙葉類押圧手段による書留郵便物の
押圧動作を示す拡大側面図である。
【図8】紙葉類押圧手段を設けない場合の書留郵便物の
状態を示す拡大側面図である。
【図9】本実施例の郵便物処理装置の金属物検知手段の
検出能の実験結果を示す図である。
【図10】本実施例の紙葉類押圧手段の他例を示す拡大
側面図である。
【図11】本実施例の紙葉類押圧手段のさらに他例を示
す拡大側面図である。
【符号の説明】
1 郵便物処理装置 2 供給系 3 収納系 4 コード情報処理系 5 振り分けゲート部 6 搬送系 7 金属物検知手段 10 第1の排除ゲート部 11 第1の排除箱 15 郵便番号読取部 18 バーコードリーダ 22 検出箱 21a 金属センサ 21b 金属センサ 21c 金属センサ 27a 押圧ローラ 27b 押圧ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 区分情報が付された郵便物を供給して、
    この郵便物を処理する郵便物処理装置において、 供給された前記郵便物を搬送する搬送手段と、 この搬送手段によって搬送される前記郵便物が所定量以
    上の以上の金属を包含する第1の郵便物であるか若しく
    は前記所定量以上の以上の金属を包含しない第2の郵便
    物であるかを判断する金属物検知手段と、前記第1の郵
    便物と第2の郵便物とを区分けして処理せしめる制御手
    段と、 を具備することを特徴とする郵便物処理装置。
  2. 【請求項2】 紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送
    手段により搬送される紙葉類をその区分情報に応じて分
    岐する分岐手段と、この分岐手段により分岐される各紙
    葉類を区分集積する収納手段と、前記搬送手段により搬
    送される紙葉類に包含される金属物を検出する金属物検
    知手段と、前記搬送手段により搬送される紙葉類を前記
    金属物検知手段側に接近させる押圧力を付与する紙葉類
    押圧手段と、前記金属物検知手段により金属物が検出さ
    れた紙葉類を前記分岐手段の手前で搬送路から排除する
    排除手段とを設けたことを特徴とする紙葉類区分装置。
  3. 【請求項3】 紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送
    手段により搬送される紙葉類をその区分情報に応じて分
    岐する分岐手段と、この分岐手段により分岐される各紙
    葉類を区分集積する収納手段と、前記搬送手段により搬
    送される紙葉類に包含される金属物を検出する複数個の
    金属センサと、前記搬送手段により搬送される紙葉類を
    前記複数個の金属センサの検出面の両側において各金属
    センサ側に押圧する押圧ローラと、前記各金属センサに
    より金属物が検出された紙葉類を前記分岐手段の手前で
    搬送路から排除する排除ゲート部と、この排除ゲート部
    により排除される紙葉類を収納する排除箱とを設けたこ
    とを特徴とする紙葉類区分装置。
  4. 【請求項4】 紙葉類を搬送する搬送手段と、この搬送
    手段により搬送される紙葉類をその区分情報に応じて分
    岐する分岐手段と、この分岐手段により分岐される各紙
    葉類を区分集積する収納手段と、前記搬送手段により搬
    送される紙葉類に包含される金属物を検出する複数個の
    金属センサと、前記搬送手段により搬送される紙葉類を
    前記複数個の金属センサの検出面に押圧する押圧ベルト
    機構と、前記各金属センサにより金属物が検出された紙
    葉類を前記分岐手段の手前で搬送路から排除する排除ゲ
    ート部と、この排除ゲート部により排除される紙葉類を
    収納する排除箱とを設けたことを特徴とする紙葉類区分
    装置。
  5. 【請求項5】 コード情報が付された書留郵便物を搬送
    する搬送手段と、この搬送手段により搬送される書留郵
    便物に包含される金属物を検出する金属物検知手段と、
    前記搬送手段により搬送される書留郵便物を前記金属物
    検知手段側に接近させる押圧力を付与する押圧手段と、
    前記金属物検知手段により金属物が検出された書留郵便
    物を搬送路から排除する排除手段と、この排除手段によ
    り排除された書留郵便物以外の書留郵便物に付されたコ
    ード情報を読み取るコード読取手段と、このコード読取
    手段により読み取られたコード情報の内容に応じて各書
    留郵便物を分岐する分岐手段と、この分岐手段により分
    岐される各書留郵便物を区分集積する収納手段とを設け
    たことを特徴とする書留郵便物処理装置。
JP5021995A 1995-03-09 1995-03-09 郵便物処理装置、紙葉類区分装置及び書留郵便物処理装置 Pending JPH08243500A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009154130A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Toshiba Corp 区分装置及び区分装置の制御方法
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CN109848076A (zh) * 2018-12-13 2019-06-07 西北机电工程研究所 一种外接式工件流水线检测方法

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