JPH082430A - 電動パワーステアリング装置の駆動回路 - Google Patents

電動パワーステアリング装置の駆動回路

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JPH082430A
JPH082430A JP15916994A JP15916994A JPH082430A JP H082430 A JPH082430 A JP H082430A JP 15916994 A JP15916994 A JP 15916994A JP 15916994 A JP15916994 A JP 15916994A JP H082430 A JPH082430 A JP H082430A
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Yoshinori Ogiso
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ駆動素子の加熱防止装置を備えた電動
パワーステアリング装置の駆動回路において、その温度
検出手段として、専用の温度センサを必要としない回路
を提供することである。 【構成】 電動パワーステアリング装置の駆動回路にお
いて、モータ駆動素子を放熱器に設置するとともに、こ
の放熱器上に、上記モータ駆動素子と近接した位置にト
ランジスタを設置する。トランジスタの特性を利用し、
ベース−エミッタ間電圧を検出することで、モータ駆動
素子の温度を検知する。上記ベース−エミッタ間電圧が
設定値より低くなった場合には、制御装置により、リレ
ーを開くか、あるいはモータ駆動素子への通電量を制御
することで、モータ駆動素子の破壊、焼損などを防止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、モータ駆動素子の過
熱防止装置を備えた電動パワーステアリング装置の駆動
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図4、5に、従来の電動パワーステアリ
ング装置の駆動回路を示す。かかる電動パワーステアリ
ング装置においては、車両の走行状態に応じて、電動モ
ータ1により、操舵力をアシストする。図4は、従来例
の電動パワーステアリング装置の駆動回路図である。電
動モータ1は、モータ駆動素子2〜5と接続している。
このモータ駆動素子2〜5は、電動モータ1に流れる電
流値を制御する。また、モータ駆動素子2、5を開くと
ともにモータ駆動素子3、4を閉じるか、あるいは逆
に、モータ駆動素子3、4を開くとともにモータ駆動素
子2、5を閉じることで、電動モータ1に流れる電流の
向きを変えて、正転または逆転させて、電動モータ1へ
の通電を制御している。さらに、モータ駆動素子2〜5
はリレー7を介して、本駆動回路の電源であるバッテリ
ー6と接続している。このリレー7はトランジスタ8に
よって駆動するとともに、バッテリー6とモータ駆動素
子2〜5間の回路を開閉する。また、上記モータ駆動素
子2〜5は、パワーMOSFET駆動回路10と接続す
る一方、このパワーMOSFET駆動回路10は、制御
装置9の出力端子12〜15と接続している。パワーM
OSFET駆動回路10は、制御装置9の出力端子12
〜15からの信号により作動するとともに、モータ駆動
素子2〜5へのゲート電圧を変化させ、電動モータ1へ
の通電を制御している。制御装置9は車両の走行状態に
応じて、操舵力をアシストするように信号を出力する。
温度センサ18はモータ駆動素子2〜5の温度を検出す
るとともに、制御装置9にフィードバックし、モータ駆
動素子2〜5の過熱による機能の低下、あるいは破壊や
焼損を防止する。また、制御装置9の出力端子11は、
上記トランジスタ8と接続している。抵抗16はトラン
ジスタ8のベース電流調節用である。
【0003】図5に、上記した駆動回路における一般的
部品配置を示す。モータ駆動素子2〜5が発熱すると、
その機能が低下し、ときには破壊や焼損してしまうおそ
れがある。よって、その熱を逃すため、モータ駆動素子
2〜5を放熱器17に取り付けている。この放熱器17
は、アルミなどの熱伝導率の高い材質で構成すること
で、放熱効果が得られるとともに、放熱器17の温度は
モータ駆動素子2〜5の温度とほぼ同一となる。この放
熱器17には、温度センサ18を、モータ駆動素子2〜
5の中央に取り付ける。この温度センサ18をモータ駆
動素子2〜5に近接した部分に取り付けることで、温度
センサ18が放熱器17の温度、つまりほぼモータ駆動
素子2〜5と同一の温度を、検知することが可能にな
る。また、トランジスタ8は他の部品と同様に基板19
に設置している。
【0004】次に本駆動回路の作用について説明する。
制御装置9の出力端子11からの信号によって、トラン
ジスタ8に通電しているとき、リレ−7は閉じている。
このとき、制御装置9からの信号に応じて、パワーMO
SFET駆動回路10が作動し、モータ駆動素子2〜5
が電動モータ1への通電を制御する。システム異常時に
は、トランジスタ8への通電を止め、リレー7を開き、
回路およびモータを保護する。さらにリレー7を開くこ
とで、異常時の電動モータ1の勝手な動きを停止するこ
とができるとともに、マニュアルステアリングにより安
全な運転を続けることができる。上記のような電動パワ
ーステアリング装置の駆動回路において、例えば長時間
の通電などにより、モータ駆動素子2〜5が発熱した場
合を考える。このとき、温度センサ18によりその温度
を検出し、制御装置9にフィードバックするとともに、
その温度が設定値を超えた場合、リレー7を開き通電を
止めるか、あるいはモータ駆動素子2〜5への通電を制
御することで、モータ駆動素子2〜5の発熱を押えて、
破壊や焼損を防止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、モータ
駆動素子2〜5の温度検出手段として、専用の温度セン
サ18を必要とする構成にしていたため、部品点数が多
くなるとともに、製造工程も多くなってしまい、コスト
がかかってしまう。また、部品数が多い分、故障する確
率も高くなり、信頼性が低くなるという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、電動モータ
と、電源供給源と、制御装置と、上記電動モータと電源
供給源の間に設け、かつ、制御装置からの信号によって
電動モータへの通電を制御するモータ駆動素子と、この
モータ駆動素子と電源供給源の間に設け、かつ、モータ
駆動素子への電流の供給通路を開閉するリレーと、この
リレーを駆動させるためのトランジスタとを備えた電動
パワーステアリング装置の駆動回路において、モータ駆
動素子とトランジスタを放熱器に取り付ける一方、制御
装置がトランジスタのベース−エミッタ間電圧を検出す
ることによって、モータ駆動素子の発熱を検知し、かつ
ベース−エミッタ間電圧が設定電圧より低くなったとき
に、モータ駆動素子への通電を制御するか、あるいは、
上記トランジスタへの通電を止め、リレーが開く構成に
したことを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明は、上記のような構成にしたので、ト
ランジスタ8のベース−エミッタ間電圧を検出すること
によって、モータ駆動素子2〜5の温度を検知すること
ができる。その電圧が、設定値よりも低くなった場合、
つまりモータ駆動素子2〜5に異常が発生した場合に
は、リレー7を開き回路全体への通電を止めるか、ある
いはモータ駆動素子2〜5への通電を制御して、モータ
駆動素子2〜5の破壊や焼損を防止する。
【0008】
【実施例】図1〜3に示した実施例の電動パワーステア
リング装置の駆動回路は、トランジスタ8のベース−エ
ミッタ間電圧が、温度により変化する特性を利用し、ト
ランジスタ8を温度センサとして利用するものである。
図1に示した駆動回路において、トランジスタ8のベー
ス−エミッタ間電圧を、制御装置9の入力端子20にフ
ィードバックさせる。そして、このトランジスタ8は、
図3に示すように放熱器17に設置するとともに、この
トランジスタ8の両端には、モータ駆動素子2〜5を放
熱器17上に設置し、また、それぞれを基板19に接続
する。この放熱器17を、アルミなどの熱伝導率の高い
材質で構成することにより、放熱器17とモータ駆動素
子2〜5との温度は、ほぼ同一になる。よってモータ駆
動素子2〜5に近接した部分に、トランジスタ8を取り
付けているので、放熱器17を介して両者の温度は、ほ
ぼ同一になる。なお、図1の回路図において、図4に示
した従来例と同一の構成要素については、同符号を記す
とともに、その詳細な説明は省略する。トランジスタ8
の、ベース−エミッタ間電圧と温度の間には、図2に示
す関係がある。つまり、トランジスタ8の温度が高くな
ると、それにほぼ比例してベース−エミッタ間電圧は低
下する。よって、トランジスタ8の温度は、モータ駆動
素子2〜5の温度とほぼ同一であるから、モータ駆動素
子2〜5の許容範囲を超える温度に対応するベース−エ
ミッタ間電圧を設定値としてあらかじめ設ける。
【0009】次に本実施例の作用を説明する。例えば長
時間の通電などにより、モータ駆動素子2〜5が発熱す
ると、放熱器17を介して、トランジスタ8もほぼ同じ
温度になる。このとき、図2に示すように、トランジス
タ8のべース−エミッタ間電圧は変化する。このベース
−エミッタ間電圧を制御装置9の入力端子20にフィー
ドバックするとともに、この電圧が設定値よりも低くな
った場合、制御装置9は、モータ駆動素子2〜5のいず
れかが異常であると判断し、トランジスタ8への通電を
止め、リレー7を開き通電を止めるか、あるいはパワー
MOSFET駆動回路10へ通電制御信号を送り、この
信号によってモータ駆動素子2〜5による通電を制御す
る。よって、モータ駆動素子2〜5の発熱を押え、破壊
や焼損を防止することができるとともに、破壊や焼損が
原因となり、モータへの通電制御が不能となって、不必
要な操舵アシストをするといったことも回避でき、安全
に運転を続けることができる。なお、本実施例では、放
熱器17と基板19とが別体のものを示したが、基板1
9自体がアルミなどの放熱性の高い材料で形成され、放
熱器を兼ねている場合には、基板19上にトランジスタ
8を設けてもよい。この場合には、上記実施例よりもさ
らに部品点数を減らすことができる。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、電動パワーステアリ
ング装置の駆動回路に必要不可欠なリレ−駆動用トラン
ジスタを、モータ駆動素子の温度検出手段として利用し
ているので、専用の温度センサを設ける必要がない。よ
って、部品数を少なくできるとともに、製造工程も少な
くできるとともに、コストを低減することが可能であ
る。さらに、部品数が少なくなることで、故障の確率も
小さくなり、信頼性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例における電動パワーステアリ
ング装置の駆動回路図である。
【図2】トランジスタ温度とベース−エミッタ間電圧の
特性を示した図である。
【図3】この発明の実施例における部品配置を示した図
である。
【図4】従来例の電動パワーステアリング装置の駆動回
路を示した図である。
【図5】従来例の部品配置を示した図である。
【符号の説明】
1 電動モータ 2〜5モータ駆動素子 6 バッテリー 7 リレー 8 トランジスタ 9 制御装置 10 パワーMOSFET駆動回路 16 抵抗 17 放熱器 18 温度センサ 19 基板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電動モータと、電源供給源と、制御装置と、上記電動モ
    ータと電源供給源の間に設け、かつ、制御装置からの信
    号によって電動モータへの通電を制御するモータ駆動素
    子と、このモータ駆動素子と電源供給源の間に設け、か
    つ、モータ駆動素子への電流の供給通路を開閉するリレ
    ーと、このリレーを駆動させるためのトランジスタとを
    備えた電動パワーステアリング装置の駆動回路におい
    て、モータ駆動素子とトランジスタを放熱器に取り付け
    る一方、制御装置がトランジスタのベース−エミッタ間
    電圧を検出することによって、モータ駆動素子の発熱を
    検知し、かつベース−エミッタ間電圧が設定電圧より低
    くなったときに、モータ駆動素子への通電を制御する
    か、あるいは、トランジスタへの通電を止め、リレーが
    開く構成にしたことを特徴とする電動パワーステアリン
    グ装置の駆動回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997033359A1 (fr) * 1996-03-07 1997-09-12 Seiko Epson Corporation Moteur et son procede de fabrication
US7119430B2 (en) 2001-09-10 2006-10-10 Hitachi, Ltd. Spacer for mounting a chip package to a substrate
US7600913B2 (en) * 2003-04-15 2009-10-13 Tedrive Holding B.V. Saturated transistor based temperature sensor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997033359A1 (fr) * 1996-03-07 1997-09-12 Seiko Epson Corporation Moteur et son procede de fabrication
US7119430B2 (en) 2001-09-10 2006-10-10 Hitachi, Ltd. Spacer for mounting a chip package to a substrate
US7600913B2 (en) * 2003-04-15 2009-10-13 Tedrive Holding B.V. Saturated transistor based temperature sensor

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